JP2001332173A - 画像表示装置の製造法及び製造装置 - Google Patents
画像表示装置の製造法及び製造装置Info
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- JP2001332173A JP2001332173A JP2001075430A JP2001075430A JP2001332173A JP 2001332173 A JP2001332173 A JP 2001332173A JP 2001075430 A JP2001075430 A JP 2001075430A JP 2001075430 A JP2001075430 A JP 2001075430A JP 2001332173 A JP2001332173 A JP 2001332173A
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Abstract
び高真空度化を容易に行えるようにし、もって画像表示
装置の製造効率を向上させる。 【解決手段】 通電処理により電子放出部を形成する導
電体と、この導電体に接続された配線とを電子源基板1
0に形成し、電子源基板10上の配線の一部分が外部に
はみ出した状態で電子源基板10上を真空容器12で覆
って内部を真空雰囲気とし、上記外部にはみ出した配線
を用いて前記導電体に通電して電子源基板10を形成
し、得られた電子源基板10と、蛍光体を設けた蛍光体
基板とを、真空雰囲気下で順次各処理室間に移動させつ
つ処理を施して画像表示装置を製造する。
Description
えた画像表示装置の製造方法及び製造装置に関する。
熱電子放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られ
ている。冷陰極電子放出素子には、電界放出型、金属/
絶縁層/金属型、表面伝導型電子放出素子などがある。
された小面積の薄膜に、膜面に並行に電流を流すことに
より、電子放出が生ずる現象を利用するものである。本
出願人は、新規な構成を有する表面伝導型電子放出素子
とその応用に関し、多数の提案を行っている。その基本
的な構成や製造方法などは、例えば特開平7−2352
55号公報、特開平8−171849号公報などに開示
されている。
向する一対の素子電極と、該一対の素子電極に接続さ
れ、その一部に電子放出部(亀裂)を有する導電性膜と
を有してなることを特徴とするものである。また、この
亀裂の端部には、炭素又は炭素化合物の少なくとも一方
を主成分とする堆積膜が形成されている。
配置し、各電子放出素子を配線で結ぶことにより、複数
個の表面伝導型電子放出素子を備える電子源を作成する
ことができる。また、この電子源と蛍光体とを組み合わ
せることにより、画像表示装置の表示パネルを形成する
ことができる。
造は以下のように行われている。
基板上に、導電性膜及び該導電性膜に接続された一対の
素子電極からなる素子を複数と、該複数の素子を接続し
た配線とが形成された電子源基板を作成する。次に、作
成した電子源基板全体を真空チャンバ内に設置し、真空
チャンバ内を排気した後、外部端子を通じて上記各素子
に電圧を印加して各素子の導電性膜に亀裂を形成する。
更に、該真空チャンバ内に有機物質を含む気体を導入
し、有機物質の存在する雰囲気下で前記各素子に再び外
部端子を通じて電圧を印加し、該亀裂近傍に炭素あるい
は炭素化合物を堆積させる。
板上に、導電性膜及び該導電性膜に接続された一対の素
子電極からなる素子を複数と、該複数の素子を接続した
配線とが形成された電子源基板を作成する。次に、作成
した電子源基板と蛍光体が配置された蛍光体基板とを支
持枠を挟んで接合して画像表示装置のパネルを作成す
る。その後、該パネル内をパネルの排気管を通じて排気
し、パネルの外部端子を通じて上記各素子に電圧を印加
し各素子の導電性膜に亀裂を形成する。更に、該パネル
内に該排気管を通じて有機物質を含む気体を導入し、有
機物質の存在する雰囲気下で前記各素子に再び外部端子
を通じて電圧を印加し、該亀裂近傍に炭素あるいは炭素
化合物を堆積させる。
置した電子源基板と蛍光体を設けた蛍光体基板とをそれ
ぞれの面を内側に設定し、内部を高真空状態にした表示
パネル用真空容器を作成するに当たって、これら電子源
基板(以下、「RP」ともいう)と蛍光体基板(以下、
「FP」ともいう)とを対向配置してから、フリットガ
ラスやインジウムなどの低融点物質を封着材として用い
て内部をシールし、予め設けておいた真空排気管から内
部を真空排気した後、真空排気管を射止して表示パネル
とする製造工程が用いられている。
表示パネルを製造するのに、非常に長時間を必要とし、
また、例えば、内部を真空度10-6Pa以上とするよう
な表示パネルの製造には適していないものであった。
11−135018号公報に記載された方法によって解
消された。
れていたが、上記第1の製造方法は、とりわけ、電子源
基板が大きくなるに従い、より大型の真空チャンバ及び
高真空対応の排気装置が必要になる。また、第2の製造
方法は、画像表示装置のパネル内空間からの排気及び該
パネル内空間への有機物質を含む気体の導入に長時間を
要する問題点があった。
報に記載された方法は、単一の真空室内で、FPとRP
とを位置合わせした後、この2枚の基板を封着する工程
のみが用いられているので、上記した表示パネルを作成
する上で必要な他の工程であるベーク処理、ゲッタ処理
や電子線クリーニング処理などの工程は、やはり各々単
一の真空室での処理を施すことが必要となり、FP及び
RPの各真空室間の移動は、大気を破って行われるた
め、FP及びRPの搬入毎に各真空室を真空排気するこ
とから、製造工程時間が長くなっていたため、製造工程
時間の大幅な短縮が求められていたのと同時に、短時間
で、最終製造工程での表示パネル内を真空度10-6Pa
以上のような高真空を達成することも求められていた。
れたもので、電子放出特性の優れた電子源を製造し、且
つ真空排気時間の短縮及び高真空度化を容易に行えるよ
うにし、もって製造効率を向上させることを目的とす
る。
が可能な電子源基板及び画像表示装置の製造方法及び装
置を提供することを目的とする。
表示装置の製造法において、 a:導電体と該導電体に接続された配線とが形成された
基板を支持体上に配置し、該配線の一部分を除き、基板
上の導電体を容器で覆い、該容器内を所望の雰囲気と
し、該一部分の配線を通じて該導電体に電圧を印加し、
これによって該導電体の一部に電子放出素子を形成し、
これによって電子源基板を作成する工程、 b:電子放出素子により発光する蛍光体を配置した蛍光
体基板を用意し、上記電子源基板と該蛍光体基板とを真
空雰囲気下に配置する工程、 c:上記電子源基板と蛍光体基板のうちの一方又は両方
の基板を、真空雰囲気のゲッタ処理室に真空雰囲気下で
搬入し、搬入した一方の基板又は搬入した両方の基板の
うちの一方又ゲッタ処理する工程、並びに、 d:上記電子源基板と蛍光体基板を真空雰囲気の封着処
理室に真空雰囲気下で搬入して対向状態で加熱封着する
工程 を有する画像表示装置の製造法に、第1特徴を有する。
置において、 a:導電体が形成された基板を支持する支持体と、気体
導入口及び気体排気口を有し、該基板面の一部の領域を
覆う容器と、該気体導入口に接続された、該容器内に気
体を導入する手段と、該気体排気口に接続された、該容
器内を排気する手段と、該導電体に電圧を印加し、該導
電体の一部に電子放出素子を形成し、これによって電子
源基板を製造する電子源基板製造装置、 b:上記電子源基板によって得た電子源基板及び蛍光体
を設けた蛍光体基板を搬送する搬送手段、 c:上記搬送手段によって、上記電子源基板と蛍光体基
板のうちの一方又は両方の基板を真空雰囲気下で搬入可
能な第1の真空室、 d:上記第1の真空室内に配置したゲッタ前駆体及び該
ゲッタ前駆体を活性化させるゲッタ活性化手段を有する
ゲッタ付与手段、 e:上記搬送手段によって、上記電子源基板と蛍光体基
板を真空雰囲気下で搬入可能な第2の真空室、 f:上記第2の真空室内に配置した、上記電子放出素子
と上記蛍光体とをそれぞれ内側に向けて、電子基板と蛍
光体基板とを互いに対向配置させる基板配置手段、並び
に g:上記第2の真空室内に配置した、上記基板配置手段
によって対向配置させた電子源基板と蛍光体基板とを所
定温度で加熱封着する封着手段を有する画像表示装置の
製造装置に、第2の特徴を有する。
望の雰囲気とする工程は、当該容器内を排気する工程を
含むことが好ましい。
望の雰囲気とする工程は、当該容器内に気体を導入する
工程を含むことが好ましい。
源基板に用いた基板を前記支持体上に固定する工程を有
することが好ましい。
に用いた基板を前記支持体上に固定する工程は、当該基
板と当該支持体とを真空吸着させる工程を含むものであ
ることが好ましい。
に用いた基板を前記支持体上に固定する工程は、当該基
板と当該支持体とを静電吸着させる工程を含むものであ
ることが好ましい。
に用いた基板を前記支持体上に配置する工程は、当該基
板と当該支持体との間に熱伝導部材を配置して行われる
ものであることが好ましい。
圧を印加する工程は、前記基板の温度調節を行う工程を
含むものであることが好ましい。
圧を印加する工程は、前記電子源基板に用いた基板を加
熱する工程を含むものであることが好ましい。
圧を印加する工程は、前記電子源基板に用いた基板を冷
却する工程を含むものであることが好ましい。
及びdは、インライン内に設定された工程であるのが好
ましい。
及びdは、インライン内に設定された工程であって、上
記ゲッタ処理室と封着処理室との間に熱遮蔽部材が配置
されていることが好ましい。
は、反射性金属によって形成されていることが好まし
い。
及びdは、インライン内に設定された工程であって、上
記ゲッタ処理室と封着処理室との間にゲートバルブが配
置されていることが好ましい。
及びdは、スター配置された工程であることが好まし
い。
及びdは、スター配置され、上記ゲッタ処理室と封着処
理室とは独立の部屋によって仕切られていることが好ま
しい。
手段は、電子線放出手段を有することが好ましい。
は、予め周囲に固定配置した外枠を有することが好まし
い。
は、予め内側に固定配置したスペーサを有することが好
ましい。
は、予め周囲に固定配置した外枠及び内側に固定配置し
たスペーサを有することが好ましい。
は、予め周囲に固定配置した外枠を有することが好まし
い。
は、予め内側に固定配置したスペーサを有することが好
ましい。
は、予め周囲に固定配置した外枠及び内側に固定配置し
たスペーサを有することが好ましい。
いたゲッタは、バリウムケッタなどの蒸発型ゲッタであ
るのが好ましい。
いた封着材は、インジウム若しくはその合金などの低融
点金属からなる低融点物質又はフリットガラスなど低融
点物質であるのが好ましい。
子をマトリクス状に配置し、該マトリクス配置された電
子放出素子をマトリクス状に接続させる配線を設ける工
程を有することが好ましい。
室と第2の真空室とは、インライン内に配置されてなる
ことが好ましい。
室と第2の真空室とは、インライン内に配置され、各部
屋は、熱遮蔽部材で仕切られていることが好ましい。
室と第2の真空室とは、一ライン上に配置され、各部屋
は、ゲートバルブで仕切られていることが好ましい。
室と第2の真空室とは、スター配置されてなり、各部屋
は、独立した部屋で仕切られていることが好ましい。
当該支持体上に上記基板を固定する手段を備えているこ
とが好ましい。
上記基板と当該支持体とを真空吸着させる手段を備えて
いることが好ましい。
上記基板と当該支持体とを静電吸着させる手段を備えて
いることが好ましい。
熱伝導部材を備えていることが好ましい。
上記基板の温度調節機構を備えていることが好ましい。
発熱手段を備えていることが好ましい。
冷却手段を備えていることが好ましい。
該容器内に、導入された気体を拡散させる手段を備えて
いることが好ましい。
される気体を加熱する手段を備えていることが好まし
い。
される気体中の水分を除去する手段を備えていることが
好ましい。
子は、マトリクス状に配置され、上記配線は該マトリク
ス配置された電子放出素子をマトリクス状に接続配置さ
れていることが好ましい。
形成された基板を支持するための支持体と、該支持体に
て支持された該基板上を覆う容器とを具備する。ここ
で、該容器は、該基板表面の一部の領域を覆うもので、
これにより該基板上の導電体に接続され該基板上に形成
されている配線の一部分が該容器外に露出された状態で
該基板上に気密な空間を形成し得る。また、該容器に
は、気体導入口と気体排気口が設けられており、これら
気体導入口及び気体排気口にはそれぞれ該容器内に気体
を導入するための手段及び該容器内の気体を排出するた
めの手段が接続されている。これにより該容器内を所望
の雰囲気に設足することができる。また、前記導電体が
予め形成された基板とは、電気的処理を施すことで該導
電体に電子放出素子部を形成し電子源となす電子源基板
である。よって、本発明の製造装置は、更に、電気的処
理を施すための手段、例えば、該導電体に電圧を印加す
る手段をも具備する。以上の製造装置にあっては、小型
化が達成され、上記電気的処理における電源との電気的
接続などの操作性の簡易化が達成される他、上記容器の
大きさや形状などの設計の自由度が増し容器内への気体
の導入、容器外への気体の排出を短時間で行うことが可
能となる。
と該導電体に接続された配線とが予め形成された基板を
支持体上に配置し、前記配線の一部分を除き前記基板上
の導電体を容器で覆う。これにより、該基板上に形成さ
れている配線の一部分が該容器外に露出された状態で、
前記導電体は、該基板上に形成された気密な空間内に配
置されることとなる。次に、前記容器内を所望の雰囲気
とし、前記容器外に露出された一部分の配線を通じて前
記導電体に電気的処理、例えば、前記導電体への電圧の
印加がなされる。ここで、前記所望の雰囲気とは、例え
ば、減圧された雰囲気、あるいは、特定の気体が存在す
る雰囲気である。また、前記電気的処理は、前記導電体
に電子放出部を形成し電子源となす処理である。また、
上記電気的処理は、異なる雰囲気下にて複数回なされる
場合もある。例えば、前記配線の一部分を除き前記基板
上の導電体を容器で覆い、まず、前記容器内を第1の雰
囲気として上記電気的処理を行う工程と、次に、前記容
器内を第2の雰囲気として上記電気的処理を行う工程と
がなされ、以上により前記導電体に良好な電子放出素子
部が形成され電子源基板が製造される。ここで、上記第
1及び第2の雰囲気は、好ましくは、後述する通り、第
1の雰囲気が減圧された雰囲気であり、第2の雰囲気が
炭素化合物などの特定の気体が存在する雰囲気である。
以上の製造方法にあっては、上記電気的処理における電
源との電気的接続などが容易におこなうことが可能とな
る。また、上記容器の大きさや形状などの設計の自由度
が増すので容器内への気体の導入、容器外への気体の排
出を短時間で行うことができ、製造スピードが向上する
他、製造される電子源の電子放出特性の再現性、とりわ
け複数の電子放出部を有する電子源における電子放出特
性の均一性が向上する。
導電体とは、通電処理によって電子放出素子を構成する
ものをいう。
施の形態を示す。
子源基板の製造装置を示しており、図1、図3は断面
図、図2は図1における電子源基板の周辺部分を示す斜
視図である。図1、図2、図3において、6は電子放出
素子となる導電体、7はX方向配線、8はY方向配線、
10は電子源基板、11は支持体、12は真空容器、1
5は気体導入路、16は気体排気路、18はシール部
材、19は拡散板、20はヒーター、21は水素又は有
機物質ガス、22はキャリアガス、23は水分除去フィ
ルター、24はガス流量制御装置、25a〜25fはバ
ルブ、26は真空ポンプ、27は真空計、28は配管、
30は取り出し配線、32は電源及び電流制御系からな
る駆動ドライバー、31は電子源基板の取り出し配線3
0と駆動ドライバーとを接続する接続配線、33は拡散
板19の開口部、41は熱伝導部材である。
固定するもので、真空チャッキング機構、静電チャッキ
ング機構若しくは固定治具などにより、機械的に電子源
基板10を固定する電子源基板固定保持機構を有する。
支持体11の内部には、ヒーター20が設けられ、必要
に応じて電子源基板10を熱伝導部材41を介して加熱
することができるようになっている。
ており、電子源基板固定保持機構の障害にならないよう
に、支持体11と電子源基板10の間で挟持されるもの
となっている。この熱伝導部材41は、支持体11に埋
め込むことで、電子源基板固定保持機構の障害にならな
いようにすることもできる。
構によって支持体11に圧接される電子源基板10の反
りやうねりを吸収する。これと同時に、電子源基板10
への電気的処理工程における発熱を支持体11あるいは
後述する副真空容器14(図4、図5参照)へ素早く確
実に伝えて放熱させ、クラックの発生などによる電子源
基板10の破損、損傷を防いで歩留まりの向上に寄与す
る。また、電気的処理工程における発熱を素早く確実に
支持体11に伝えて放熱させることにより、不均一な温
度分布による導入ガスの不均一な濃度分布の低減、電子
源基板10の不均一な温度分布による素子特性の不均一
化の低減に寄与でき、各素子の電子放出特性の均一性に
優れた電子源の製造が可能となる。
スや、シリコーンオイル、ジェル状物質などの粘性液状
物質を使用することができる。粘性液状物質である熱伝
導部材41が支持体11上を移動する弊害がある場合
は、支持体11に、粘性液状物質が所定の位置及び領
域、すなわち、少なくとも電子源基板10の導電体6形
成領域下で滞留するように、その領域に合わせて、支持
体11に滞留機構を設置しであってもよい。これは、例
えば、O−リングや、あるいは、耐熱性の袋に粘性液状
物質を入れ、密閉した熱伝導部材41とした構成とする
ことができる。
滞留させる場合において、電子源基板10との間に空気
層ができて正しく接しない場合は、空気抜けの通孔や、
電子源基板10の設置後に粘性液状物質を電子源基板1
0と支持体11の間に注入する方法も採ることができ
る。図3は、粘性液状物質が所定の領域で滞留するよう
に、O−リング13aと粘性液状物質導入管13bとを
設けた装置の概略断面図である。
の中に温調媒体が封入される。なお、図示しないが、こ
の粘性液状物質を支持体11及び電子源基板10間で扶
持し、かつ温度制御を行いながら循環させる機構が付与
されれば、ヒーター20に替わり、電子源基板10の加
熱手段、あるいは、冷却手段となる。また、目的温度に
対する温度調節が行える、例えば、循環型温度調節装置
と液状媒体などからなる機構を付与することができる。
い。弾性部材の材料としては、テフロン(登録商標)樹
脂などの合成樹脂材料、シリコンゴム等のゴム材料、ア
ルミナなどのセラミック材料、銅やアルミの金属材料等
を使用することができる。これらは、シート状、あるい
は、分割されたシート状で使用されていてもよい。ある
いは、図15及び図16に示すように、円柱状、角柱状
等の柱状、電子源基板の配線に合わせたX方向、あるい
は、Y方向に伸びた線状、円錐状などの突起状、球体
や、ラグビーボール状(楕円球状体)などの球状体、あ
るいは、球状体表面に突起が形成されている形状の球状
体などが支持体上に設置されていてもよい。
円球)を熱伝導部材41として用いる場合の概略構成図
である。ここでは、例えばゴム材料などで構成された変
形し易い軟質微小球状体41aと、この軟質微小球状体
41aの直径よりも直径が小さく、例えば硬質合成樹脂
材料、金属材料、セラミック材料などで構成された、軟
質微小球状体41aよりも変形し難い硬質微小球状体4
1bとを電子源基板10と支持体11との間に散布し、
挟持することで、熱伝導部材41を構成している。
導部材41として用いる場合の概略構成図である。図示
される微小球状体である熱伝導部材41は、例えば硬質
合成樹脂材料、金属材料、セラミック材料等の硬質材料
の硬質中心部41cの表面を、例えばゴム材料などの軟
質表面部41dで被覆したものとなっている。
を熱伝導部材41として使用する際には、粘性液状物質
を使用する場合について記述したような滞留機構を支持
体11上に設けることが好ましい。
合、電子源基板10に対向する面に凹凸の形状が形成さ
れていてもよい。凹凸形状は前述した柱状、線状、突起
状、球状(半球状)などが好ましい。具体的には、図1
5に示すように、電子源基板10のX方向配線7(図2
参照)あるいはY方向配線8(図2参照)の位置に略々
合わせた線状の凹凸形状や、図16に示すように、各素
子電極の位置に略々合わせた柱状の凹凸形状又は図示は
しないが半球状の凹凸形状が電子源基板10側の面に形
成されていることが好ましい。
ス製の容器であり、放出ガスの少ない材料からなるもの
が好ましい。真空容器12は、電子源基板10の取り出
し配線30部分を除き、導電体6が形成された領域を覆
い、かつ、少なくとも1.33×10-1Paから大気圧
の圧力範囲に耐えられる構造のものである。
容器12間の気密性を保持するためのものであり、例え
ばO−リングやゴム製シートなどを用いることができ
る。
放出素子の活性化に用いられる有機物質、又は、有機物
質を窒素、ヘリウム、アルゴンなどで希釈した混合気体
が用いられる。また、後述するフォーミングの通電処理
を行う際には、導電性膜への亀裂形成を促進するための
気体、例えば、還元性を有する水素ガスなどを真空容器
12内に導入することもできる。真空容器12への気体
の導入は、気体導入路15に、真空容器12に導入する
ガス源を接続することで行うことができる。
機物質としては、例えばアルカン、アルケン、アルキン
の脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、アルコール
類、アルデヒド類、ケトン類、アミン類、ニトリル類、
フェノール、カルボン、スルホン酸等の有機酸類などを
挙げることができる。より具体的には、例えばメタン、
エタン、プロパンなどのCnH2n+2で表される飽和炭化
水素、エチレン、プロピレンなどのCnH2n等の組成式
で表される不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メタ
ノール、エタノール、アセトアルデヒド、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルアミン、上チルアミン、フェ
ノール、ベンゾニトリル、アセトニトリルなどが使用で
きる。
ある場合にはそのまま使用でき、有機物質が常温で液体
又は固体の場合は、容器内で蒸発又は昇華させ、そのま
まあるいはこれを希釈ガスと混合して用いることができ
る。キャリアガス22としては、例えば窒素、アルゴ
ン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
用する場合は、両者は一定の割合で混合されて真空容器
12内に導入される。両者の流量及び混合比は、ガス流
量制御装置24によって制御される。ガス流量制御装置
24は、マスフローコントローラ及び電磁弁などから構
成される。これらの混合ガスは、必要に応じて配管28
の周囲に設けられたヒータ(図示されていない)によっ
て適当な温度に加熱された後、気体導入路15より真空
容器12内に導入される。混合ガスの加熱温度は電子源
基板10の温度と同等にすることが好ましい。
ー23を設けて、導入ガス中の水分を除去することが好
ましい。水分除去フィルター23としては、例えばシリ
カゲル、モレキュラーシーブ、水酸化マグネシウムなど
の吸湿材を用いることができる。
体排気路16を通じて真空ポンプ26により一定の排気
速度で排気され、真空容器12内の混合ガスの圧力が一
定に保持される。本発明で用いられる真空ポンプ26
は、ドライポンプ、ダイヤフラムポンプ、スクロールポ
ンプなどの低真空用ポンプであり、中でもオイルフリー
ポンプが好ましく用いられる。
が、上記混合気体の圧力は、混合気体を構成する気体分
子の平均自由行程λが真空容器12の内側のサイズに比
べて十分小さくなる程度の圧力以上であることが、活性
化工程の時間の短縮や均一性の向上の点で好ましい。こ
れは、いわゆる粘性流領域であり、数百Pa(数Tor
r)から大気圧の圧力である。
口部(気体導入口という)と電子源基板10との間に拡
散板19を設けると、混合気体の流れが制御され、電子
源基板10の全面に均一に有機物質が供給されるため、
電子放出素子の均一性が向上するので好ましい。拡散板
19としては、図1及び図3に示したように、開口部3
3を有する金属板などが用いられる。拡散板19の開口
部33は、図19及び図20に示すように、開口面積
が、気体導入口近傍が小さく、気体導入口から遠くなる
ほど大きくなるようにするか、又は図示されてはいない
が、数を、気体導入口近傍が少なく、気体導入口から遠
くなるほど多くなるように形成することが好ましい。こ
のようにすると、真空容器12内を流れる混合気体の流
速が略々一定となり、各素子の特性の均一性を向上させ
ることができる。ただし、拡散板19は、粘性流の特徴
を考慮した形状にすることが重要で、この明細書中で述
べる形状に限定されるものではない。
円状に等間隔でかつ円周方向に等角度間隔で形成し、か
つ、該開口部33の開口面積を下式の関係を満たすよう
に設定するとよい。ここでは、気体導入口からの距離に
比例して開口面積が大きくなるように設定している。こ
れにより、電子源基板10の表面により均一性よく導入
ガスを供給することができ、電子放出素子の活性化を均
一性よく行うことができる。
9との交点からの距離、Lは気体導入口の中心部から、
気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19との交点
までの距離、Sdは気体導入口の中心部からの延長線と
拡散板19との交点からの距離dにおける開口面積、S
0は気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19との
交点における開口面積である。
2内開口部(気体排気口という)の位置は、本例の形態
に限定されず、種々の態様を取ることができるが、真空
容器12内に有機物質を均一に供給するためには、気体
導入口と気体排気口の位置は、真空容器12において、
図1及び図3に示すように、上下に、もしくは、図6に
示すように、左右に異なる位置にあることが好ましく、
かつ、略々対称の位置にあることがより好ましい。
空容器12の外部にはみ出ており、TAB配線やプロー
ブなどを用いて駆動ドライバー32に接続される。
様であるが、真空容器12は、電子源基板10上の導電
体6の付設領域を覆えばよいため、装置の小型化が可能
である。また、電子源基板10の取り出し配線30が真
空容器12外にはみ出しているため、電子源基板10
と、電気的処理を行うための電源装置(駆動回路)との
電気的接続を容易に行うことができる。
質を含む混合ガスを流した状態で、駆動ドライバー32
を用い、接続配線31を通じて基板10上の各電子放出
素子にパルス電圧を印加することにより、電子放出素子
の活性化を行うことができる。
の述べる。本第2の例は、主として上記第1の例におけ
る電子源基板10の支持方法を変えたものであり、その
他の構成は第1の例と同様にすることができる。
例を示したものである。図4及び図5において、14は
副真空容器、17は副真空容器14の気体排気路であ
る。その他、図1から図3と同じ部材及び部位は同じ番
号で示されている。
大きい場合においては、電子源基板10の表面側と裏面
側とでの圧力差、すなわち、真空容器12内の圧力と大
気圧との圧力差による該電子源基板10の破損を防ぐた
めに、電子源基板10の厚みを圧力差に耐えられる厚み
にするか、電子源基板固定保持機構として真空チャッキ
ング機構を用いることで圧力差を緩和するなどの措置を
講じる必要がある。
力差を無くすか、問題にならないほど小さくすることを
念頭に置いた例である。この第2の例においては、電子
源基板10の厚みを薄くでき、この電子源基板10を画
像形成(表示)装置に適用した場合、該画像表示装置の
軽量化を図ることができる。この例は、真空容器12と
副真空容器14との間に電子源基板10を挟んで保持す
るものであり、第1の例における支持体11に代わる副
真空容器14内の圧力を真空容器12の圧力と略々等し
く保つことにより、電子源基板10を水平に保つもので
ある。
力は、それぞれ真空系27a,27bにより設定され、
副真空容器14の排気路17のバルブ25gの開閉度を
調節することにより、両真空容器12,14内の圧力を
略々等しくすることができるようになっている。
ール村18と同じ材質で作成されたシート状の第1の熱
伝導部材41と、電子源基板10からの発熱を熱伝導部
材41から副真空容器14を介してより効率よく外部へ
放熱できるように、熱伝導率の大きな金属製の第2の熱
伝導部材42とが設置されている。なお、図4及び図5
においては、装置の概略をより理解し易いように、副真
空容器14の厚みを実際よりも大きく記載している。
0を加熱できるように、内部にヒーター20が埋め込ま
れており、図示しない制御機構により、外部より温度制
御を行うことができるようになっている。また、第2の
熱伝導部材42の内部に、流体を保持又は循環できるよ
うな管状の密閉容器を内蔵させ、外部よりこの流体の温
度を制御することにより、電子源基板10を第1の熱伝
導部材41を介して冷却又は加熱できるようにすること
もできる。更には、副真空容器14の底部にヒーター2
0(図5参照)を設置もしくは底部の内部に埋め込み、
外部より温度制御する制御機構(図示されていない)を
設け、第2の熱伝導部材42と第1の熱伝導部材41を
介して電子源基板10を加熱できるようにすることもで
きる。これらの他に、第2の熱伝導部材42の内部と副
真空容器14の両方に上記のような加熱や冷却のための
手段を設けて、電子源基板10の加熱又は冷却などの温
度調節をすることも可能である。
を用いているが、1種類の熱伝導部材41又は42、あ
るいは、3種類以上の熱伝導部材41,42,…を有す
るものとしてもよく、本例に限定されるものではない。
気路16の気体排気口の位置は、本例に示したものに限
定されず、種々の態様を取ることができる。しかし、真
空容器12内に有機物質を均一に供給するためには、気
体導入口と気体排気口の位置は、真空容器12におい
て、図4及び図5に示すように、上下若しくは第1の例
で示した図6に示すような真空容器12であって、左右
異なる位置にあることが好ましく、略対称の位置にある
ことがより好ましい。
に、真空容器12内に気体を導入する工程を有する場
合、第1の例で述べた拡散板19を、第1の例と同様の
形態で用いることが好ましい。また、有機物質を含む混
合ガスを流した状態で、駆動ドライバー32を用い、接
続配線31を通じて電子源基板10上の各電子放出素子
にパルス電圧を印加することにより、電子放出素子の活
性化工程も前記第1の例と同様に行うことができる。
フォーミング処理工程や、真空容器12内に有機物質を
含む混合ガスを流した状態で、駆動回路32を用い、接
続配線31を通じて電子源基板10上の各電子放出素子
にパルス電圧を印加することにより、電子放出素子の活
性化を行うことができる。
て説明する。本例では、前述した、電子源基板10の表
裏の圧力差による電子源基板10の変形や破損を防ぐた
めに、基板ホルダー207に静電チャック208を具備
するものである。静電チャック208による電子源基板
10の固定は、該静電チャック208の中に置かれた電
極209と電子源基板10との間に電圧を印加して、静
電力により電子源基板10を基板ホルダー208に吸引
するものである。
ため、電子源基板10の裏面にはITO膜などの導電性
膜を形成する。なお、静電チャック方式による電子源基
板10の吸着のためには、電極209と電子源基板10
の距離が短くなっていることが好ましく、一旦別の方法
で電子源基板10を静電チャック208に押し付けるこ
とが望ましい。図14に示す装置では、静電チャック2
08の表面に形成された溝211の内部を排気して基板
10を大気圧により静電チャック208に押し付け、高
圧電源210により電極209に高電圧を印加すること
により、電子源基板10を十分に吸着する。この後、真
空チャンバー202の内部を排気しても、電子源基板1
0にかかる圧力差は静電チャック208による静電力に
よりキャンセルされて、電子源基板10が変形したり、
破損することを防止できる。
間の熱伝導を大きくするためには、上述のように旦排気
した溝211内に熱交換のための気体を導入することが
望ましい。気体としては、Heが好ましいが、他の気体
でも効果がある。熱交換用の気体を導入することで、溝
211のある部分での電子源基板10と静電チャック2
08の間の熱伝導が良好となるのみならず、溝211の
ない部分でも単に機械的接触により電子源基板10と静
電チャック208が熱的に接触している場合に比べ、熱
伝導が大きくなるため、全体としての熱伝導は大きく改
善される。これにより、フォーミングや活性化などの処
理の際、電子源基板10で発生した熱が容易に静電チャ
ック208を介して基板ホルダー207に移動して、電
子源基板10の温度上昇や局所的な熱の発生による温度
分布の発生が抑えられる他、基板ホルダー207にヒー
ター212や冷却ユニット213などの温度制御手段を
設けることにより、電子源基板10の温度をより精度良
く制御できる。
れた電子源基板は、以下に述べる方法により表示装置に
組み立てられる。図21(a)は本発明に係る製造装置
を模式的に示した図、図21(b)は横軸時間に対する
縦軸をプロセス温度とした、電子源基板10から成るR
P2111及び/又は蛍光体が形成されているFP21
12の温度プロファイル、図21(C)は横軸時間に対
する縦軸を真空度とした真空度プロファイルである。以
下、これらに基づいて本発明に係る製造方法と製造装置
の一例を説明する。
01、ベーク処理室2102、第1段目ゲッタ処理室2
103、電子線クリーニング処理室2104、第2段目
ゲッタ処理室2105、封着処理室2106及び冷却室
2107が順次搬送方向(図中の矢印2127)に従っ
て配列され、RP2111とFP2112は、搬送ロー
ラ2109の駆動によって、順次、矢印2127方向に
各部屋を通過し、この通過中に各種の処理が施される。
つまり、前室2101における真空雰囲気下での用意、
ベーク処理室2102におけるベーク処理、第1段目ゲ
ッタ処理室における第1のゲッタ処理、電子線クリーニ
ング処理室2104における電子線照射によるクリーニ
ング、第2段目ゲッタ処理室2105における第2のゲ
ッタ処理、封着処理室2106における加熱封着及び冷
却室2107における冷却処理の各工程が直列されたイ
ンライン上で行われるものとなっている。
クロム、ステンレスなどの反射性金属によって形成した
熱遮蔽部材2128(板形状、フィルム形状など)が配
置されているのが好ましい。この熱遮蔽部材2128
は、図21(b)に図示する温度プロファイルの温度が
相違する部屋間、例えば、ベーク処理室2102と第1
段目ゲッタ処理室2103との間と、第2段目ゲッタ処
理室2105と封着処理室2106との間のいずれか一
方、最適には両者に配置するのが好ましいが、各部屋間
毎に配置してもよい。また、上記熱遮蔽部材2128
は、搬送ローラ2109上に載置したFP2112と昇
降器2117に固定したRP211とが各室間の移動す
る際に、障害を与えないように設置される。
1とベーク処理室2102との間にはゲートバルブ21
29が配置されている。ゲートバルブ2129は前室2
101とべ一ク処理室2102間を開閉するものであ
る。また、前室2101には真空排気系2130が接続
されており、ベーク処理室2102には真空排気系21
31が接続されている。また、真空排気系は、前室21
01、ベーク処理室212以外の処理室に各々接続され
ても良い。
01に搬入した後、搬入口2110を遮蔽し、同時にゲ
ートバルブ2129を遮蔽し、この前室2101の内部
を真空排気系2130によって真空排気する。この間、
ベーク処理室2102、第1段目ゲッタ処理室210
3、電子線クリーニング処理室2104、第2段目ゲッ
タ処理室2105、封着処理室2106及び冷却室21
07の全内部を真空排気系2131によって真空排気し
て真空排気状態とする。
空排気状態に達したとき、ゲートバルブ2129を開放
し、RP2110とFP2112とを前室2101から
搬出してべーク処理室2102に搬入し、この搬入終了
後にゲートバルブ2129を遮断してから搬入口211
0を開けて、再度別のRP2110とFP2112とを
前室2101に搬入し、前室2101の内部を真空排気
系2130によって真空排気する工程を繰り返す。
2129と同じゲートバルブ(図示せず)を各部屋間に
配置しておくことが好ましい。このゲートバルブは、各
部屋間毎であってもよいが、このゲートバルブを図21
(c)に図示する真空度プロファイルの真空度が相違す
る部屋間毎、例えば、べーク処理室2102と第1段目
ゲッタ処理室2103との間と、電子線クリーニング室
2104と第2段目ゲッタ処理室2105との間のいず
れか一方、最適には両者に配置するのが好ましい。
おいては、電子線クリーニング室2104に比して第2
段目ゲッタ処理室2105の真空度が高くなっている
が、両部屋間の真空度はほぼ等しいものとすることもで
きる。また、やはり図21(c)において、第2段目ゲ
ッタ処理室2105と封着処理室2106の真空度はほ
ぼ等しくなっているが、両部屋間の真空度は異なるもの
とすることもできる。この第2段目ゲッタ処理室210
5と封着処理室2106の真空度を異なるものとする場
合、一般的には封着処理室2106の真空度を第2段目
ゲッタ処理室2105の真空度より高くすることが好ま
しいが、逆に第2段目ゲッタ処理室2105の真空度を
高くすることもできる。更には、図21(b)の温度プ
ロファイルにおいては第2段目ゲッタ処理室2105に
おける温度より封着処理室2106における温度が高く
なっているが、封着処理が可能な範囲で封着処理室21
06における温度プロファイルは低い温度であることが
好ましく、両者における温度をはほぼ等しくしたり、逆
転させることもできる。
RP2111に、予め、真空構造をシールする外枠21
13及び耐大気圧構造を形成するスペーサ2115を固
定設置しておくことが好ましい。FP2112の上記外
枠2113に対応した位置には、フリットガラスなどの
低融点物質やインジウムなどの低融点金属又はその合金
を用いた封着材2114を設けることができる。また、
図示するとおり、上記封着材2114を外枠2113に
設けることも可能である。
02に搬入されてきたRP2111とFP2112とに
は、このベーク処理室2102内で、加熱プレート21
16の加熱処理(ベーク処理)が施される。このベーク
処理によって、RP2111とFP2112に含有され
ている水素ガス、水蒸気、酸素などの不純物ガスを排出
させることができる。このときのベーク温度は、一般的
に、300℃〜400℃、好ましくは350℃〜380
℃である。このときの真空度は約10-4Paである。
2112とを第1段目ゲッタ処理室2103に搬入さ
せ、RP2111をホルダー2118に固定し、昇降器
2117によって部屋2103の上部へ移動させ、FP
2112に対してゲッタフラッシュ装置2119内に内
蔵させていた蒸発可能ゲッタ材(例えば、バリウムなど
のゲッタ材)のゲッタ材フラッシュ2120を生じさ
せ、FP2112表面にバリウム膜などからなるゲッタ
膜(図示せず)を付着せしめる。この際の第1段目ゲッ
タの膜厚は、一般的に5nm〜500nm、好ましくは
10nm〜100nm、より好ましくは、20nm〜5
0nmである。また、本発明では、上記ゲッタ材のほか
に、RP2111又はFP2112上に、予め、チタン
材やNEG材などからなるゲッタ膜又はゲッタ部材を設
けておいてもよい。
脱落することなく十分な力で固定することができる機
材、例えば、静電チャック方式やメカ二カルチャック方
式を利用した機材を用いることができる。
1は、昇降器2117によって、搬送ローラ2109上
のFP2112から十分に離れた位置まで上昇させる。
この際のRP2111とFP2112との間隔は、用い
た真空室のサイズにもよるが、両基板間のコンダクタン
スを十分大きくするに十分な間隔とするのがよい。この
際の両基板間の間隔は、一般的には、5cm以上とすれ
ば十分である。また、上記工程において、バリウムゲッ
タを用いた場合では、第1段目ゲッタ処理室2103の
プロセス温度は、約100℃に設定される。このときの
真空度は、10 -5Paである。
射しているのはFP2112のみとなっているが、本発
明では、RP2111のみもしくはRP2111とFP
2112の両者に対して上記同様のゲッタフラッシュ2
120を照射してゲッタを付与することも可能である。
また、第1のゲッタフラッシュは、前記ベーク処理室2
102におけるベーク処理又は処理後の真空雰囲気の真
空度を高めるために、前記ベーク処理室2102内で行
うこともできる。
を、電子線クリーニング処理室2104に大気に曝すこ
となく搬入し、この電子線クリーニング処理室2104
でRP2111及び/又はFP2112に対して電子線
照射装置2121より電子線2122を走査し、特にF
P2112の蛍光体(図示せず)中の不純物ガスを放出
させる。上記搬入の際、昇降器2117に保持したRP
2111と搬送ローラ2109に保持したFP2112
との間隔は、前の第1段目ゲッタ処理工程での間隔をそ
のまま維持するのがよい。
ているのはFP2112のみとなっているが、本発明で
は、RP2111のみもしくはRP2111とFP21
12の両者に対して上記同様の電子線クリーニング処理
を施すことも可能である。また、電子線クリーニング処
理は処理するRP2111及び/又はFP2112の温
度がある程度高い方が効果的であるので、前記第1段目
ゲッタ処理と入れ替えて、ベーク処理の直後に行うよう
にすることもできる。
111とFP2112を大気に曝すことなく第2段目ゲ
ッタ処理室2105に搬入し、そこで前記第1段目ゲッ
タ処理室2103と同様の方法で、ゲッタフラッシュ装
置2123からゲッタフラッシュ2124を生じさせ、
FP2112に対してゲッタを付与する。この際の第2
段目ゲッタの膜厚は、一般的に5nm〜500nm、好
ましくは10nm〜100nm、より好ましくは、20
nm〜50nmである。上記搬入の際、昇降器2117
に保持したRP2111と搬送ローラ2109に保持し
たFP2112との間隔は、前の第1段目ゲッタ処理工
程での間隔をそのまま維持するのがよい。また、第2段
目ゲッタは第1段目ゲッタと同様にRP2111にのみ
付与したり、FP2112とRP2111の両者に付与
することもができる。
112と昇降器2117によって第2段目ゲッタ室21
05の上部に位置していたRP2111を下降させ、大
気に曝すことなく次の封着処理室2106に搬入させ
る。この際、RP2111とFP2112とをそれぞれ
の基板上に設けているマトリクス配置した電子線放出素
子と蛍光体とを内側に向けた状態で、スペーサ2115
及び外枠2113が互いに接するまで対向配置するよ
う、昇降器2117を動作させる。
P2111とFP2112とに対して加熱プレート21
25を作用させ、予め設けておいた封着材2114がイ
ンジウムのような低融点金属の場合では、低融点金属が
溶融するまで加熱し、また封着材2114がフリットガ
ラスのような非金属の低融点物質の場合には、低融点物
質が軟化し接着性を帯びる温度まで加熱する。図21
(b)では、封着材2114としてインジウムを用いた
例として、180℃の温度に設定されている。
Pa以上の高真空度に設定することができる。このため
RP2111とFP2112と外枠2113とで密封さ
れた表示パネル内部の真空度についても、10-6Pa以
上の高真空度に設定することができる。また、低い温度
で封着処理が可能な場合(第2段目ゲッタ処理室210
5における温度での封着が可能な場合)、第2段目ゲッ
タ処理の後できるだけ時間をあけずに封着処理を行い、
得られる表示パネル内の真空度を高めることができるよ
う、前記第2段目ゲッタ処理室2105内で封着処理を
行うようにすることもできる。
パネルは、次の冷却室2107に搬出され、ゆっくり冷
却される。
却室2107との間に、上記ゲートバルブ2110と同
様のゲートバルブ(図示せず)を設け、該ゲートバルブ
開放時に封着処理室2106から表示パネルを搬出さ
せ、冷却室2107に搬入後、該ゲートバルブを遮蔽
し、ここで徐冷後、搬出口2126を開放し、表示パネ
ルを冷却室2107から搬出させ、最後に該搬出口21
26を遮蔽して、全工程を終了する。また、次の工程の
開始前に、冷却室2107の内部を独立配置した真空排
気系(図示せず)によって、真空状態に設定しておくの
がよい。
107をアルゴンガス、ネオンガスなどの不活性ガス又
は水素ガスを減圧下で含有させることができる。
変形例として、前室2101における真空雰囲気下での
用意、第1段目ゲッタ処理室における第1のゲッタ処
理、封着処理室2106における加熱封着、冷却室21
07における冷却処理の順に工程を進めるように各部屋
を直列させる例が挙げられる。
ける真空雰囲気下での用意、ベーク処理室2102にお
けるベーク処理、封着処理室2106における加熱封
着、冷却室2107における冷却処理の順に工程を進め
るように各部屋を直列させる例が挙げられる。
ける真空雰囲気下での用意、ベーク処理室2102にお
けるベーク処理、第1段目ゲッタ処理室における第1の
ゲッタ処理、封着処理室2106における加熱封着及び
冷却室2107における冷却処理の順に工程を進めるよ
うに各部屋を直列させる例が挙げられる。
P2112を別々の搬送手段で搬送できるようにするこ
とが挙げられる。
202、第1段目ゲッタ処理室2203、電子線クリー
ニング処理室2204、第2段目ゲッタ処理室220
5、封着処理室2206及び冷却室2207を中心真空
室2208の周りにスター配置した装置の横式平面図で
ある。各部屋2201〜2207は、各々独立の部屋で
仕切られている。尚、スター配置とは、別々の工程を受
け持つ複数の処理室に対して被処理物を出し入れする搬
送路となる真空室を中心にして、当該別々の工程を受け
持つ複数の処理室を放射方向に位置させた配置をいう。
心真空室2208との間に、ゲートバルブ2209が設
けられているが、他の部屋2202〜2207にも同様
のゲートバルブを用い、全室2201〜2207と中心
真空室2208との間をゲートバルブで仕切ることがで
きる。また、ベーク処理室2202と中心真空室220
8との間に設けたゲートバルブに変えて、熱遮蔽部材2
210を用いることもできる。また、同様に、他の部屋
2203〜2207と中心真空室2208との間に設け
たゲートバルブに変えて、熱遮蔽部材2210を用いる
こともできる。
11が設置され、その両端部に、RP2111とFP2
112とを静電チャック方式又はメカニカルチャック方
式によって固定可能とした搬送ハンド2213が設置さ
れている。この搬送ハンド2213は、回転軸2212
を中心に回転可能とした搬送棒2211に設置されてい
る。
2111とFP2112を各部屋2201〜2207毎
に搬入及び搬出を繰り返すことによって、各部屋ごと
で、各処理工程が施される。この際、RP2111とF
P2112の両基板ごとに全処理工程を施してもよい
が、好ましくは、RP2111とFP2112の両基板
のうち、一方の基板の基板のみを所定の工程のみを処理
するのがよい。例えば、RP2111とFP2112の
両基板を上記の如く全工程を処理するのに変えて、FP
2112のみを第1段目ゲッタ処理室2203及び第2
段目ゲッタ処理室2205に搬入せしめ、そこで、FP
2112についてのみゲッタ処理を施し、この間、RP
2111は、中心真空室2208内に待機させ、RP2
111に対するゲッタ処理を省略することも可能であ
る。
207及び中心真空室2208内をアルゴンガス、ネオ
ンガスなどの不活性ガス又は水素ガスを減圧下で含有さ
せることができる。
ることにより、図23に示すような画像表示装置を形成
することができる。図23は画像表示装置の概略図であ
る。図23において、69は電子放出素子、61は電子
源基板10を固定したRP、62は支持体、66はガラ
ス基板63、メタルバック65及び蛍光体64からなる
FP、67は高圧端子、68は画像表示装置である。
は、容器外端子Dx1乃至Dxm、Dy1乃至Dyn、を通じ、
走査信号及び変調信号を図示しない信号発生手段により
それぞれ印加することにより、電子を放出させ、高圧端
子67を通じ、メタルバック65、あるいは、図示しな
い透明電極に5kVの高圧を印加し、電子ビームを加速
し、蛍光体膜64に衝突させ励起、発光させることで画
像を表示する。
て、1枚基板で構成される場合もある。また、走査信号
配線は、例えば、Dx1の容器外端子に近い電子放出素子
と遠い電子放出素子との間で印加電圧降下の影響の無い
素子数であれば、図23で示すような、片側走査配線で
構わないが、素子数が多く、電圧降下の影響がある場合
には、配線幅を広くするか、配線写を厚くするか、ある
いは、両側から電圧を印加する手法等を採ることができ
る。
く説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
造装置を用いて図24、25に示される表面伝導型電子
放出素子を複数備える図26に示される電子源を製造す
るものである。尚、図24、25において10は電子源
基板、2,3は素子電極、4は導電性膜、29は炭素
膜、5は炭素膜29の間隙、Gは導電性膜4の間隙であ
る。SiO2層を形成したガラス基板(サイズ350×
300mm、厚さ5mm)上にオフセット印刷法により
Ptペーストを印刷し、加熱焼成して、図27に示され
る厚み50nmの素子電極2、3を形成した。また、ス
クリーン印刷法により、Agペーストを印刷し、加熱焼
成することにより、図27に示されるX方向配線7(2
40本)及びY方向配線8(720本)を形成し、X方
向配線7とY方向配線8の交差部には、スクリーン印刷
法により、絶縁性ペーストを印刷し、加熱焼成して絶縁
層9を形成した。
(登録商標)方式の噴射装置を用いて、パラジウム錯体
溶液を滴下し、350℃で30分間加熱して酸化パラジ
ウムの微粒子からなる図27に示される導電性膜4を形
成した。導電性膜4の膜厚は、20nmであった。以上
のようにして、一対の素子電極2,3及び導電性膜4か
らなる導電体の複数がX方向配線7及びY方向配線8に
てマトリクス配線された電子源基板10を作成した。
察したところ、電子源基板10そのものが持っていた反
り、うねり及び上記までの加熱工程によって生じたと思
われる電子源基板10の反り、うねりによって、電子源
基板10の中央部に対して、0.5mmほど周辺が反っ
た状態であった。
に示した製造装置の支持体11上に固定した。支持体1
1と電子源基板10との間には、厚さ1.5mmの熱伝
導性ゴムシート41が挟持される。
を介してステンレス製真空容器12を取り出し配線30
が該真空容器12の外に出るようにして、図2に示すよ
うに電子源基板10上に設置した。電子源基板10上に
は、図19及び図20に示すような開口部33を形成し
た金属板を拡散板19として設置した。
真空容器12内を真空ポンプ26(ここではスクロール
ポンプ)で1.33×10-1Pa(1×10-3Tor
r)程度に排気した後、排気装置の配管や、電子源基板
に付着していると考えられる水分を除去するため、図示
しない配管用のヒーターと電子源基板10用のヒーター
20を用いて、120℃まで昇温させ、2時間保持して
から、室温まで徐冷した。
図2に示す配線31を介して取り出し配線30に接続さ
れた駆動ドライバー32を用いて、X方向配線7及びY
方向配線8を通じて、各電子放出素子6の素子電極2、
3間に電圧を印加し、導電性膜をフォーミング処理し、
図25に示す間隙Gを導電性膜4に形成した。
た。図1に示す気体供給用のバルブ25a乃至25d及
び気体導入路15側のバルブ25eを開け、有機物質ガ
ス21とキャリヤガス22との混合気体を真空容器12
内に導入した。有機ガス21には、1%エチレン混合窒
素ガスを用い、キャリヤガス22には、窒素ガスを用い
た。両者の流量は、それぞれ40sccm及び400s
ccmとした。気体排気路16側の真空系27の圧力を
見ながら、バルブ25fの開閉度を調整し、真空容器1
2内の圧力が133×102Pa(100Torr)と
なるようにした。
動ドライバー32を用いて、X方向配線7及びY方向配
線8を通じて各電子放出素子6の電極2,3間に電圧を
印加して活性化処理を行った。電圧は10Vから17V
まで約25分で昇圧するように制御し、パルス幅は1m
sec、周波数は100Hzとし、活性化時間は30分
とした。なお、活性化は、Y方向配線8全部及び、X方
向配線7の非選択ラインを共通としてGnd(接地電
位)に接続し、X方向配線7の10ラインを選択し、1
ラインずつ1msecのパルス電圧を順次印加する方法
で行い、上記方法を繰り返すことにより、X方向の全ラ
インに付いて活性化を行った。上記方法で行ったため、
全ラインの活性化には12時間を要した。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定し、素子電流If値を比較したところ、その値は、
約1.35A乃至1.56A、平均で1.45A(1素
子当たり約2mAに相当)であり、その配線毎のバラツ
キは約8%であり、良好な活性化処理を行うことができ
た。
は、図24、25に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
動排気装置付きのマススペクドラム測定装置を用いて、
気体排気路16側のガス分析を行ったところ、上記混合
ガス導入と同時に、窒素及びエチレンのマスNo.28
とエチレンのフラグメントのマスNo.26が瞬間的に
増加して飽和し、両者の値は活性化処理中一定であっ
た。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
ると、図27に示す電子源基板10を、フォーミング工
程及び活性化工程を施す前に、画像表示装置の概略図で
ある図23に示すようなRP61上に固定した後、電子
源基板10の5mm上方に、FP66を、外枠62及び
内径10mm、外径14mmの図示しない排気管及びゲ
ッタ材料を介して配置し、フリットガラスを用いてアル
ゴン雰囲気中で420℃にて封着を行い、図23に示す
ような画像形成装置の形態を作成した後に上記のフォー
ミング処理工程、及び活性化処理工程を行う場合に比べ
て、製造工程に要する時間が短縮でき、電子源の各電子
放出素子の特性の均一性が向上した。
板の反りは、歩留まりの低下や、特性のバラツキを招き
易いが、実施例1による熱伝導部材の設置により、歩留
まりの向上と特性のバラツキ低減を実現することができ
た。
す電子源基板10を作成し、図1の製造装置に設置し
た。本実施例では、有機物質を含む混合気体を、配管2
8の周囲に設置したヒーターにより80℃に加熱した
後、真空容器12内に導入した。また、支持体11内の
ヒーター20を用い、熱伝導部材41を介して、電子源
基板10を加熱し、基板温度が80℃になるようにし
た。上記以外は実施例1と同様にして活性化処理を行
い、電子源を作成した。
は、図25、26に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
短時間で活性化処理を行うことができた。活性化処理終
了時の素子電流Ifを実施例1と同様に測定したとこ
ろ、実施例1に比べて約1.2倍に増加していた。ま
た、素子電流Ifのバラツキは約5%であり、均一性に
優れた活性化処理を行うことができた。これは、加熱す
ることにより、活性化処理工程における発熱による温度
分布を緩和し、更に、加熱することにより、活性化処理
工程における化学的反応を促進する効果が生じているも
のと、本発明者らは推測している。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
す電子源基板10を、図3に示す製造装置を用い、熱伝
導部材として、シリコンオイルを用いた以外は実施例1
と同様の方法で電子源を作成した。
導入管を用いて、基板下部にシリコンオイルを注入して
いく際に、基板下部と支持体間に空気が残らないよう
に、略々対角線状の位置で、素子電極領域の外側の位置
に、空気抜け用と粘性液状物質排出用を兼ねた図示しな
い通孔を設けている。活性化処理終了後の素子電流値は
実施例1と同様の結果であった。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
造例である。厚さ3mmのSiO2層を形成したガラス
基板を用い、実施例1と同様にして作成した図27に示
す電子源基板10を、図4に示した製造装置の真空容器
12と副真空容器14との間に、それぞれシリコーンゴ
ム製のシール部材18、電子源基板10と接する面に円
柱状の突起を持つシート状のシリコーンゴム製熱伝導部
材41、及び、内部に埋め込みヒータを有するアルミニ
ウムで作成した熱伝導部材42を介して設置した。
例においては、拡散板19は設置せずに活性化処理を行
った。
5f及び副真空容器14の気体排気路17側のバルブ2
5gを開け、真空容器12内及び副真空容器14内を真
空ポンプ26a,26b(ここではスクロールポンプ)
で1.33×10-1Pa(1×10-3Torr)程度に
排気した。
真空容器14内の圧力)の状態を保ちつつ行った。これ
により、電子源基板10が圧力差により変形し、歪みが
生じた場合、副真空容器14側に凸になって熱伝導部材
41,42に押し付けられて、熱伝導部材41,42
が、その変形を抑制し、電子源基板10を支持すること
になる。
電子源基板10の厚みが薄い場合、この状態が逆な場
合、すなわち、(真空容器12内の圧力)≦(副真空容
器14内の圧力)の状態を採り、真空容器12側へ凸状
態になると、真空容器12内には、圧力の差による電子
源基板10の変形を抑制し、支持する部材が無いため、
最悪の場合、電子源基板10が真空容器12内に向って
破損してしまう。すなわち、電子源基板10のサイズが
大きく、電子源基板10の厚みが薄いほど、本実施例の
電子源の製造装置においては、電子源基板10の支持部
材の役割をも持つ熱伝導部材41,42が重要になるわ
けである。
用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じて各電子放
出素子6の電極2,3間に電圧を印加し、導電性膜4を
フォーミング処理し、図25に示す間隙Gを導電性膜4
に形成した。本実施例では、電圧印加開始と同時に、導
電性膜への亀裂の形成を促進させるために酸化パラジウ
ムに対して還元性を有する水素ガスを図示しない別系統
の配管より、533×102Pa(約400Torr)
まで徐々に導入して、実施した。
った。気体供給用のバルブ25a乃至25d及び気体導
入路15側のバルブ25eを開け、有機物質ガス21と
キャリヤガス22との混合気体を真空容器12内に導入
した。有機ガス21には、1%プロピレン混合窒素ガス
を用い、キャリヤガス22には、窒素ガスを用いた。両
者の流量はそれぞれ、10sccm及び400sccm
とした。なお、混合気体はそれぞれ水分除去フィルター
23を通した後、真空容器12内に導入した。気体排気
路16側の真空計27aの圧力を見ながらバルブ25f
の開閉度を調整して、真空容器12内の圧力が266×
102Pa(200Torr)となるようにした。同時
に、副真空容器14の気体排気路17側のバルブ25g
の開閉度を調整して、副真空容器14内の圧力も266
×102Pa(200Torr)となるようにした。
用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じて各電子放
出素子6の電極2,3間に電圧を印加して活性化処理を
行った。活性化処理時の素子電流Ifを、実施例1と同
様の方法で測定したところ、素子電流Ifは、1.34
A乃至1.53Aで、そのバラツキは、約7%であり、
良好な活性化処理を行うことができた。
子には、図24、25に示すように、間隙5を隔てて炭
素膜29が形成された。
動排気装置付きのマススペクドラム測定装置を用いて、
排気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス
導入と同時に、窒素のマスNo.28とプロピレンのマ
スNo.42が瞬間的に増加して飽和し、両者の値は活
性化処理中一定であった。
た電子源基板10上に設置した真空容器12内に有機物
質を含む混合気体を圧力266×102Pa(200T
orr)と言う粘性流領域で導入したため、短期間で容
器内の有機物質を一定にすることができた。そのため、
活性化処理に要する時間を大幅に短縮することができ
た。
を用いて図23に示される画像表示置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
内に、図19及び図20に示すような拡散板19を設置
した以外は、実施例4と同様の図4に示す装置を用い、
実施例4と同様にして、フォーミング処理による図25
に示す導電性膜への間隙Gの形成、及び、活性化処理を
実施し、電子源を作成した。
短時間で活性化処理を行うことができた。尚、活性化処
理が終了した電子放出素子には、図24、25に示すよ
うに間隙5を隔てて炭素膜29が形成された。活性化処
理終了時の素子電流Ifを実施例4と同様の方法で測定
したところ、素子電流Ifの値は、1.36Aから1.
50Aで、バラツキは約5%であり、より均一性に優れ
た活性化処理を行うことができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
用した図4に示す装置で、熱伝導部材42の内部に埋め
込んだヒーター20を用い、外部制御装置によりこのヒ
ーター20を制御し、熱伝導部材42,41を介して、
電子源基板10を加熱し、基板温度が80℃になるよう
にし、また、配管28周囲に設置したヒーターにより8
0℃に加熱し、活性化処理を実施した以外は、実施例5
と同様にして活性化処理を行った。
24、25に示すように間隙5を隔てて炭素膜29が形
成された。
4と同様に測定したところ、1.37A乃至1.48A
で、そのバラツキは約4%であり、良好な活性化処理が
実施できた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
1として、分割されるとともに、電子源基板10と接す
る面に滑り止め効果も併せ持たせるための溝が数本形成
されて凹凸状に加工されたシリコンゴムシートを用い
た。更に、ステンレス製の熱伝導性ばね形状部材である
熱伝導部材43を用いた図5に示す装置を用い、副真空
容器14の下部に埋め込まれたヒーター20を図示しな
い外部制御装置により制御し、熱伝導ばね部材43と熱
伝導部材41を介して電子源基板10を加熱した以外は
実施例6と同様の方法により電子源を作成した。その結
果、実施例6と同様の良好な電子源が作成できた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111する。また、蛍光体
64及びメタルバック65を形成したFP66を図21
のFP2112とした。上記RP2111及びFP21
12を図21に示された製造装置に搬入し、前述した通
り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装置
を製造した。
際に、10ライン毎に行っていた処理を2本同時に行
い、20本気に行った以外は実施例7と同様の方法で電
子源を作成した。活性化終了時の素子電流Ifを実施例
7と同様の方法で測定したところ、素子電流Ifの値
は、1.36Aから1.50Aで、バラツキは若干大き
くなったものの、約5%であった。
り、熱がより多く発生し、熱分布が電子源の作成に影響
したためと本発明者らは推測している。
置においては、熱伝導部材41,43が設けられている
ことにより、電子源基板10の作成歩留まり、及び、特
性向上にきわめて効果があった。
製造装置を用いて、図24、25に示される電子源を製
造した。
に、オフセット印刷法によりPtぺーストを印刷し、加
熱焼成して、厚み50nmの図25に示される素子電極
2,3を形成した。次いで、スクリーン印刷法によりA
gペーストを印刷し、加熱焼成することにより、図27
に示されるX方向配線7及びY方向配線8を形成し、X
方向配線7とY方向配線8の交差部には、スクリーン印
刷法により絶縁性ペーストを印刷し、加熱焼成して絶縁
層9を形成した。
方式の噴射装置を用い、パラジウム錯体溶液を滴下し、
350℃で30分間加熱処理をして酸化パラジウムから
なる図27に示される導電性膜4を形成した。導電性膜
4の膜厚は20nmであった。以上のようにして一対の
素子電極2,3及び導電性膜4からなる導電体の複数が
X方向配線7及びY方向配線8にてマトリクス配線され
た電子源基板10を作成した。
を、図7及び図8に示す製造装置の支持体11上に固定
した。次に、シリコーンゴム製のシール部材18を介し
て、ステンレス製容器である真空容器12を、図8に示
すように、取り出し配線30が該真空容器12の外に出
るようにして電子源基板10上に設置した。電子源基板
10上には、開口部33を形成した金属板を拡散板19
として設置した。拡散板19の開口部33は、中心部
(気体導入口の中央部からの延長線と拡散板19との交
点)における開口部を直径1mmの円形とし、同心円方
向に5mm間隔に、また、円周方向にはポ間隔で、下式
を満たすように形成した。また、気体導入口の中心部か
ら、気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19との
交点までの距離Lは20mmとした。
交点からの距離、 L:気体導入口の中心部から、気体導入口の中心部から
の延長線と拡散板19との交点までの距離、 Sd:気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19と
の交点からの距離dにおける開口面積、 S0:気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19と
の交点における開口面積。
容器12内を真空ポンプ26(ここではスクロールポン
プ)により、1×10-1Pa程度に排気した後、駆動回
路32を用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じ
て、各電子放出素子6の素子電極2,3間に電圧を印加
し、導電性膜4をフォーミング処理し、図25に示され
る間隙Gを導電性膜4に形成した。
た。活性化処理工程では、図7に示す気体供給用のバル
ブ25ad及び気体導入路15側のバルブ25eを開
け、有機物質ガス21とキャリアガス22との混合気体
を真空容器12内に導入した。有機物質ガス21には、
1%エチレン混合窒素ガスを用い、キャリアガス22に
は窒素ガスを用いた。両者の流量は、それぞれ40sc
cm及び400sccmとした。排気口16側の真空計
27の圧力を見ながらバルブ25fの開度を調整して、
真空容器12内の圧力が1.3×104Paとなるよう
にした。
7及びY方向配線8を通じて、各電子放出素子6の素子
電極2,3間に電圧を印加して活性化処理を行った。電
圧は17V、パルス幅は1msec、周波数は100H
zとし、活性化時間は30分とした。なお活性化は、Y
方向配線8全部及びX方向配線7の非選択ラインを共通
としてGnd(接地電位)に接続し、X方向配線7の1
0ラインを選択し、1ラインずつ1msecのパルス電
圧を順次印加する方法で行い、上記方法を繰り返すこと
により、X方向の全ラインについて活性化処理を行っ
た。
は、図24、25に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定したところ、素子電流Ifのばらつきは約5%であ
り、良好な活性化処理を行うことができた。
きのマススペクドラム測定装置(不図示)を用いて、排
気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス導
入と同時に、窒素及びエチレンのマスNo.28とエチ
レンのフラグメントのマスNo.26が瞬間的に増加し
て飽和し、両者の値は活性化処理工程中一定であった。
設置した真空容器12内に有機物質を含む混合気体を圧
力1.3×104Paという粘性流領域で導入したため
に、短時間で容器12内の有機物質濃度を一定にするこ
とができた。そのため、活性化処理工程に要する時間を
大幅に短縮することができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
を行う前の工程まで実施例9と同様にして作製した電子
源基板10を用い、この電子源基板10を図7の製造装
置に設置した。
を、配管28の周囲に設置したヒーターにより120℃
に加熱した後、真空容器12内に導入した。また、支持
体11内のヒーター20を用いて電子源基板10を加熱
し、基板温度が120℃となるようにした。上記以外
は、実施例1と同様にして活性化処理を行った。
は、図24、25に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
間で活性化を行うことができた。活性化終了時の素子電
流If(電子放出素子の素子電極間に流れる電流)を各
X方向配線毎に測定したところ、素子電流Ifは、実施
例1に比べて約1.2倍に増加した。また素子電流If
のばらつきは約4%であり、均一性に優れた活性化を行
うことができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
同様にして導電性膜4を形成する工程まで作成した図2
7に示す電子源基板10を、図9に示した製造装置の真
空容器12と副真空容器14との間に、それぞれシリコ
ーンゴム製のシール部材18を介して設置した。本実施
例においては、拡散板19は設置せずに活性化処理を行
った。
5f及び副真空容器14の気体排気路17側のバルブ2
5gを開け、真空容器12内及び副真空容器14内を真
空ポンプ26a,26b(ここではスクロールポンプ)
で1×10― 1Pa程度に排気した。次に、実施例1と
同様、駆動回路32を用いてX方向配線7及びY方向配
線8を通して、各電子放出素子6の電極2,3間に電圧
を印加し、導電性膜4をフォーミング処理し、図25に
示される間隙Gを導電性膜4に形成した。
た。活性化処理工程では、図9に示す気体供給用のバル
ブ25ad及び気体導入路15側のバルブ25eを開
け、有機物質ガス21とキャリアガス22の混合気体を
真空容器12内に導入した。有機物質ガス21には1%
プロピレン混合窒素ガスを用い、キャリアガス22には
窒素ガスを用いた。両者の流量はそれぞれ10sccm
及び400sccmとした。なお混合気体は、それぞれ
水分除去フィルター23を通した後、真空容器12内に
導入した。排気口16側の真空計27aの圧力を見なが
らバルブ25fの開度を調整して、真空容器12内の圧
力が2.6×104Paとなるようにした。
バルブ25gの開度を調整して、副真空容器14内の圧
力を2.6×104Paとした。
用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じて、各電子
放出素子6の素子電極2,3間に電圧を印加して活性化
処理を行った。
は、図24、25に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定したところ、素子電流Ifのばらつきは約8%であ
った。
付きのマススペクドラム測定装置(不図示)を用いて、
排気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス
導入と同時に、窒素のマスNo.28とプロピレンのマ
スNo.42が瞬間的に増加して飽和し、両者の値は活
性化処理工程中一定であった。
た電子源基板10上に設置した真空容器12内に有機物
質を含む混合気体を圧力2.6×104Paという粘性
流領域で導入したために、短時間で真空容器12内の有
機物質濃度を一定にすることができた。そのため、活性
化に要する時間を大幅に短縮することができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
性化処理の前まで行った電子源基板10を用い、この電
子源基板10を図9の製造装置に設置した。本実施例で
は、真空容器12内に、図10のような拡散板19を設
置した以外は、実施例11と同様にして活性化処理を行
った。
た電子放出素子には、図24、25に示すように間隙5
を隔てて炭素膜29が形成された。
(気体導入口の中央部からの延長線と拡散板19との交
点)における開口部を直径1mmの円形とし、同心円方
向に5mm間隔に、また、円周方向には50間隔で、下
式を満たすように形成した。また、気体導入口の中心部
から、気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19と
の交点までの距離Lは20mmとした。
交点からの距離、 L:気体導入口の中心部から、気体導入口の中心部から
の延長線と拡散板19との交点までの距離、 Sd:気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19と
の交点からの距離dにおける開口面積、 S0:気体導入口の中心部からの延長線と拡散板19と
の交点における開口面積。
短時間で活性化を行うことができた。また、活性化終了
時の素子電流If(電子放出素子の素子電極間に流れる
電流)を各X方向配線毎に測定したところ、素子電流I
fのばらつきは約5%であり、より均一性に優れた活性
化処理を行うことができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
り作成される電子源を応用して、図に示される画像表示
装置を作製した。
理、活性化処理を行った電子源基板10を用いて図23
に示される画像表示装置を作製した。まず、RP61上
に上記電子源基板10及び外枠62を固定し、これを図
22のRP2111とした。また、蛍光体64及びメタ
ルバック65を形成したFP66を図22のFP211
2とした。上記RP2111及びFP2112を図22
に示された製造装置に搬入し、前述した通り、図22の
製造装置により図23に示す画像表示装置を製造した。
要な駆動手段を接続して画像表示装置を構成し、各電子
放出素子には、容器外端子Dx1Dxm、Dy1Dyn、を
通じ、走査信号及び変調信号を不図示の信号発生手段よ
りそれぞれ印加することにより電子放出させ、高圧端子
67を通じ、メタルバック65あるいは透明電極(不図
示)に5kVの高圧を印加し、電子ビームを加速し、蛍
光体64に衝突させ、励起・発光させることで画像を表
示した。
において輝度ばらつきや色ムラがなく、テレビジョンと
して十分満足できる良好な画像を表示することができ
た。
よれば、活性化工程における有機物質の導入時間を短縮
することができ、製造時間を短縮することができる。ま
た、高真空排気装置が不要となり、製造コストを低減す
ることができる。
板10上の電子放出素子部のみを覆う容器があればよい
ため、装置の小型化が可能である。また、電子源基板1
0の取り出し配線部が容器外にあるため、電子源基板1
0と駆動回路との電気的接続を容易に行うことができ
る。
り、均一性に優れた電子源及び画像表示装置を提供する
ことができる。
伝導型電子放出素子がマトリクス配線された電子源を備
える画像表示装置を作製した。作製した電子源基板10
はX方向に640画素、Y方向に480画素を単純マト
リクス配置したもので各画素に対応した位置に蛍光体を
配置してカラー表示可能な画像表示装置とした。また、
本実施例における表面伝導型電子放出素子は、上記実施
例と同様にPdO微粒子からなる導電性膜にフォーミン
グ処理及び活性化処理を施すことにより作製した。
法にて、マトリクス構成の電子源基板を図11及び図1
2に示す排気装置に接続し、1×10-5Paの圧力まで
排気した後に各ラインに電圧を印加しフォーミンク処理
を行って、図25に示す間隙Gを導電性膜4に形成し
た。図11及び図12において、132は気体排気路、
133は圧力計136と四重極質量分析器(Q−mas
s)137を備えた真空チャンバー、134はゲートバ
ルブ、135は排気のための真空ポンプ、138はガス
導入ライン、139は電磁弁やマスフローコントローラ
ーなどのガス導入制御装置、140はアンプル141a
とボンベ141bを備えた導入物質原、152は電子放
出素子、153は真空容器、154は副真空容器、20
3はO−リングである。
138からアセトンを導入し、フォーミング処理同様各
ラインに電圧を印加して活性化処理を行い図24、25
に示すように間隙5を隔てて炭素膜4を形成して電子源
基板10を作製した。その後、X方向電極、及びY方向
電極に適宜電圧を印加して640×480素子の各々1
素子に流れる電流値を測定したところ5個の素子が電流
の流れない状態であることが判明した。そこで、その不
良個所に再度PdO導電性膜を形成し、上記と同様のフ
ォーミング処理、活性化処理の工程を行ったところ不良
個所が再生され、640×480の電子放出素子が無欠
陥に電子源基板10上に形成することができた。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
装置の製造装置の概略図を図13に示す。同図におい
て、10は電子源基板、152は電子放出素子、153
は真空容器、154は副真空容器、132は気体排気
路、203はO−リング、166はべーキングヒータで
ある。実施例14同様、複数の表面伝導型電子放出素子
がマトリクス配線された電子源基板10を表面、裏面か
ら1×10-7Paの圧力まで真空排気した後、フォーミ
ング処理、活性化処理を行った。活性化処理は1×10
-4Paのベンゾニトリル雰囲気下で順次通電することで
行った。活性化処理終了後、そのまま真空容器153及
び副真空容器154に配置した加熱用のべ一キングヒー
タ166によって真空容器153、副真空容器154及
び電子源基板10を250℃でべーキングした。
0を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。
まず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を
固定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍
光体64及びメタルバック65を形成したFP66を図
21のFP2112とした。上記RP2111及びFP
2112を図21に示された製造装置に搬入し、前述し
た通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示
装置を製造した。
法及び製造装置によれば以下の効果が奏される。
器を組み立てる前に電子源基板10の欠陥を検出するこ
とが可能であり、欠陥部分を補修することで常に無欠陥
な電子源基板10を包囲する外囲器を製造することがで
きる。
ら真空排気を行うことで電子源基板10として薄いガラ
ス基板を用いることが可能となる。
4及び図25に示される表面伝導型電子放出素子の複数
が、図26に示されるようにマトリクス配線された電子
源を備える画像表示装置を作製した。
ッタ法により100nm形成した。前記ITO膜は、電
子源の製造時に静電チャックの電極として用いるもの
で、その抵抗率が109Ωcm以下であれば、その材質
には制限されず、半導体、金属等が使用できる。前記ガ
ラス基板表面に、前述した製造方法により、図26に示
されるような複数の行方向配線7、複数の列方向配線
8、及び、これら配線によりマトリクス配線された、素
子電極2,3及びPdOからなる導電性膜4を形成し、
電子源基板10を作製した。次に、図14に示す製造装
置を用いて以後の工程を行った。
3はO−リング、204は活性化ガスであるベンゾニト
リル、205は真空計である電離真空計、206は真空
排気系、207は支持体、208は支持体207に設置
された静電チャック、209は静電チャック208に埋
め込まれた電極、210は電極209に直流高電圧を印
加するための高圧電源、211は静電チャック208の
表面に刻まれた溝、212は電気ヒーター、213は冷
却ユニット、214は真空排気系、215は電子源基板
10上の配線の一部に電気的に接触可能なプローブユニ
ット、216はプローブユニット215に接続したパル
ス発生器、V1〜V3はバルブである。
せ、バルブV2を開け、溝211内を100Pa以下に
真空排気し、静電チャック208に真空吸着した。この
時、前記電子源基板10の裏面ITO膜は、接触ピン
(不図示)により、高圧電源210の負極側と同電位に
接地した。更に、電極209に2kVの直流電圧を高圧
電源210(負極側を接地)より供給し、電子源基板1
0を静電チャック208に静電吸着させた。次に、V2
を閉じ、V3を開け、Heガスを、溝211に導入し、
500Paに維持した。Heガスは、電子源基板201
と静電チャック208間の熱伝導を向上させる作用があ
る。尚、Heガスが最も好適であるが、N2、Ar等の
ガスも使うことができ、所望の熱伝導が得られればその
ガス種には制限されない。次に、真空容器202をO−
リング203を介して電子源基板10上に、上記配線端
部が真空容器202の外に出るようにして載せ、真空容
器202内に真空気密な空間を作り、同空間を真空排気
系206により圧力が1×10-5Pa以下になるまで、
真空排気した。水温15℃の冷却水を冷却ユニット21
3に流し、更に、温度制御機能を有する電源(不図示)
より、電気ヒーター212に電力を供給し、電子源基板
10を50℃の一定温度に維持した。
空容器202の外に露出した、電子源基板10上の配線
端部に電気的に接触させ、プローブユニット215に接
続したパルス発生器216より、底辺1msec、周期
10msec、波高値10Vの三角パルスを120se
c間印加し、フォーミング処理工程を実施した。フォー
ミング処理時に流れる電流によって発生する熱は、効率
よく静電チャック208に吸収され、電子源基板10は
一定温度50℃に保たれ、良好なフォーミング処理を実
施でき、また、熱応力による破損も防ぐことができた。
示す間隙Gが導電性膜4に形成された。
調整し、電子源基板10を60℃の一定温度に維持し
た。V1を開け、真空容器202内に電離真空計205
で圧力を測定しながら、圧力が2×10-4Paのベンゾ
ニトリルを導入した。パルス発生器216より、プロー
ブユニット215を通して、底辺1msec、周期10
msec、波高値15Vの三角パルスを60分間印加し
て活性化処理を行った。フォーミング処理工程と同様
に、活性化処理時に流れる電流によって発生する熱は、
効率よく静電チャック208に吸収され、電子源基板1
0は一定温度60℃に保たれ、良好に活性化を実施する
ことができ、また、熱応力による破損も防ぐことができ
た。
示すように、間隙5を隔てて炭素膜29が形成された。
を用いて図23に示される画像表示装置を作製した。ま
ず、RP61上に上記電子源基板10及び外枠62を固
定し、これを図21のRP2111とした。また、蛍光
体64及びメタルバック65を形成したFP66を図2
1のFP2112とした。上記RP2111及びFP2
112を図21に示された製造装置に搬入し、前述した
通り、図21の製造装置により図23に示す画像表示装
置を製造した。
ミング処理、活性化処理工程時に静電チャック208及
びHeガスを用いたため、特性の揃った良好な表面伝導
型電子放出素子を形成でき、均一性が向上した画像性能
を有する画像形成パネルを作製でき、また、熱応力によ
る破損を防ぎ、歩留まりを向上することができた。
化が可能な電子源の製造装置を提供することができる。
上し量産性に適した電子源の製造方法を提供することが
できる。
れた電子源を製造し得る電子源の製造装置及び製造方法
を提供することができる。
画像表示装置を提供することができる。
やプラズマ発生素子をXY方向に100万画素以上のよ
うに大容量で設け、且つこの大容量画素を対角サイズ3
0インチ以上の大画面に設けた画像表示装置を製造する
に当たって、製造工程時間を大幅に短縮することができ
たのと同時に、画像表示装置を構成する真空容器を10
-6Pa以上のような高真空に達成させることができた。
面図である。
一部を破断して示す斜視図である。
態を示す断面図である。
有する構成を示す断面図である。
有する構成の他の形態を示す断面図である。
を示す断面図である。
態を示す断面図である。
図である。
有する構成の他の例を示す断面図である。
す模式図である。
活性化工程を行うための真空排気装置の模式図である。
を有する構成の他の例を示す断面図である。
を有する構成の例を示す斜視図である。
である。
される熱伝導部材の形状を示す斜視図である。
される熱伝導部材の形状の他の形態を示す斜視図であ
る。
されるゴム材料の球状物質を用いた熱伝導部材の形態を
示す断面図である。
されるゴム材料の球状物質を用いた熱伝導部材の他の形
態を示す断面図である。
される拡散板の形状を示す断面図である。
される拡散板の形状を示す平面図である。
図である。
面図である。
視図である。
図である。
4のB劫B’断面図である。
めの平面図である。
Claims (46)
- 【請求項1】 画像表示装置の製造法において、 a:導電体と該導電体に接続された配線とが形成された
基板を支持体上に配置し、該配線の一部分を除き、基板
上の導電体を容器で覆い、該容器内を所望の雰囲気と
し、該一部分の配線を通じて該導電体に電圧を印加し、
これによって該導電体の一部に電子放出素子を形成し、
これによって電子源基板を作成する工程、 b:電子放出素子により発光する蛍光体を配置した蛍光
体基板を用意し、上記電子源基板と該蛍光体基板とを真
空雰囲気下に配置する工程、 c:上記電子源基板と蛍光体基板のうちの一方又は両方
の基板を、真空雰囲気のゲッタ処理室に真空雰囲気下で
搬入し、搬入した一方の基板又は搬入した両方の基板の
うちの一方又は両方の基板をゲッタ処理する工程、並び
に d:上記電子源基板と蛍光体基板を真空雰囲気の封着処
理室に真空雰囲気下で搬入して対向状態で加熱封着する
工程を有することを特徴とする画像表示装置の製造法。 - 【請求項2】 上記容器内を所望の雰囲気とする工程
は、当該容器内を排気する工程を含む請求項1に記載の
画像表示装置の製造法。 - 【請求項3】 上記容器内を所望の雰囲気とする工程
は、当該容器内に気体を導入する工程を含む請求項1に
記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項4】 更に、上記電子源基板に用いた基板を前
記支持体上に固定する工程を有する請求項1に記載の画
像表示装置の製造法。 - 【請求項5】 上記電子源基板に用いた基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを真空
吸着させる工程を含む請求項1に記載の画像表示装置の
製造法。 - 【請求項6】 上記電子源基板に用いた基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを静電
吸着させる工程を含む請求項1に記載の画像表示装置の
製造法。 - 【請求項7】 上記電子源基板に用いた基板を前記支持
体上に配置する工程は、当該基板と当該支持体との間に
熱伝導部材を配置して行われる請求項1に記載の画像表
示装置の製造法。 - 【請求項8】 上記導電体に電圧を印加する工程は、前
記基板の温度調節を行う工程を含む請求項1に記載の画
像表示装置の製造法。 - 【請求項9】 上記導電体に電圧を印加する工程は、前
記電子源基板に用いた基板を加熱する工程を含む請求項
1に記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項10】 上記導電体に電圧を印加する工程は、
前記電子源基板に用いた基板を冷却する工程を含む請求
項1に記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項11】 上記工程b、c及びdは、インライン
内に設定された工程であることを特徴とする請求項1記
載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項12】 上記工程b、c及びdは、インライン
内に設定された工程であって、上記ゲッタ処理室と封着
処理室との間に熱遮蔽部材が配置されていることを特徴
とする請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項13】 上記熱遮蔽部材は、反射性金属によっ
て形成されていることを特徴とする請求項12記載の画
像表示装置の製造法。 - 【請求項14】 上記工程b、c及びdは、インライン
内に設定された工程であって、上記ゲッタ処理室と封着
処理室との間にゲートバルブが配置されていることを特
徴とする請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項15】 上記工程b、c及びdは、スター配置
された工程であることを特徴とする請求項1記載の画像
表示装置の製造法。 - 【請求項16】 上記工程b、c及びdは、スター配置
され、上記ゲッタ処理室と封着処理室とは独立の部屋に
よって仕切られていることを特徴とする請求項1記載の
画像表示装置の製造法。 - 【請求項17】 上記蛍光体励起手段は、電子線放出手
段を有することを特徴とする請求項1記載の画像表示装
置の製造法。 - 【請求項18】 上記電子源基板は、予め周囲に固定配
置した外枠を有することを特徴とする請求項1記載の画
像表示装置の製造法。 - 【請求項19】 上記電子源基板は、予め内側に固定配
置したスペーサを有することを特徴とする請求項1記載
の画像表示装置の製造法。 - 【請求項20】 上記電子源基板は、予め周囲に固定配
置した外枠及び内側に固定配置したスペーサを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項21】 上記蛍光体基板は、予め周囲に固定配
置した外枠を有することを特徴とする請求項1記載の画
像表示装置の製造法。 - 【請求項22】 上記蛍光体基板は、予め内側に固定配
置したスペーサを有することを特徴とする請求項1記載
の画像表示装置の製造法。 - 【請求項23】 上記蛍光体基板は、予め周囲に固定配
置した外枠及び内側に固定配置したスペーサを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項24】 上記工程cで用いたゲッタは、蒸発型
ゲッタである請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項25】 上記蒸発型ゲッタは、バリウムゲッタ
である請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項26】 上記工程dで用いた封着材は、低融点
物質である請求項1記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項27】 上記低融点物質は、低融点金属又はそ
の合金である請求項26記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項28】 上記低融点金属は、インジウム又はそ
の合金である請求項27記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項29】 上記低融点物質は、フリットガラスで
ある請求項26記載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項30】 上記電子放出素子をマトリクス状に配
置し、該マトリクス配置された電子放出素子をマトリク
ス状に接続させる配線を設ける工程を有する請求項1記
載の画像表示装置の製造法。 - 【請求項31】 画像表示装置の製造装置において、 a:導電体が形成された基板を支持する支持体と、気体
導入口及び気体排気口を有し、該基板面の一部の領域を
覆う容器と、該気体導入口に接続された、該容器内に気
体を導入する手段と、該気体排気口に接続された、該容
器内を排気する手段と、該導電体に電圧を印加し、該導
電体の一部に電子放出素子を形成し、これによって電子
源基板を製造する電子源基板製造装置、 b:上記電子源基板によって得た電子源基板及び蛍光体
を設けた蛍光体基板を搬送する搬送手段、 c:上記搬送手段によって、上記電子源基板と蛍光体基
板のうちの一方又は両方の基板を真空雰囲気下で搬入可
能な第1の真空室、 d:上記第1の真空室内に配置したゲッタ前駆体及び該
ゲッタ前駆体を活性化させるゲッタ活性化手段を有する
ゲッタ付与手段、 e:上記搬送手段によって、上記電子源基板と蛍光体基
板を真空雰囲気下で搬入可能な第2の真空室、 f:上記第2の真空室内に配置した、上記電子放出素子
と上記蛍光体とをそれぞれ内側に向けて、電子源基板と
蛍光体基板とを互いに対向配置させる基板配置手段、並
びに g:上記第2の真空室内に配置した、上記基板配置手段
によって対向配置させた電子源基板と蛍光体基板とを所
定温度で加熱封着する封着手段を有する画像表示装置の
製造装置。 - 【請求項32】 上記第1の真空室と第2の真空室と
は、インライン内に配置されてなることを特徴とする請
求項31記載の製造装置。 - 【請求項33】 上記第1の真空室と第2の真空室と
は、インライン内に配置され、各部屋は、熱遮蔽部材で
仕切られていることを特徴とする請求項31記載の製造
装置。 - 【請求項34】 上記第1の真空室と第2の真空室と
は、一ライン上に配置され、各部屋は、ゲートバルブで
仕切られていることを特徴とする請求項31記載の製造
装置。 - 【請求項35】 上記第1の真空室と第2の真空室と
は、スター配置されてなり、各部屋は、独立した部屋で
仕切られていることを特徴とする請求項31記載の製造
装置。 - 【請求項36】 上記支持体は、当該支持体上に上記基
板を固定する手段を備えている請求項31に記載の製造
装置。 - 【請求項37】 上記支持体は、上記基板と当該支持体
とを真空吸着させる手段を備えている請求項31に記載
の製造装置。 - 【請求項38】 上記支持体は、上記基板と当該支持体
とを静電吸着させる手段を備えている請求項31に記載
の製造装置。 - 【請求項39】 上記支持体は、熱伝導部材を備えてい
る請求項31に記載の製造装置。 - 【請求項40】 上記支持体は、上記基板の温度調節機
構を備えている請求項31に記載の製造装置。 - 【請求項41】 上記支持体は、発熱手段を備えている
請求項31に記載の製造装置。 - 【請求項42】 上記支持体は、冷却手段を備えている
請求項31に記載の製造装置。 - 【請求項43】 上記容器は、当該容器内に、導入され
た気体を拡散させる手段を備えている請求項31に記載
の製造装置。 - 【請求項44】 更に、上記導入される気体を加熱する
手段を備えている請求項31に記載の製造装置。 - 【請求項45】 更に、前記導入される気体中の水分を
除去する手段を備えている請求項31に記載の製造装
置。 - 【請求項46】 上記電子放出素子は、マトリクス状に
配置され、上記配線は該マトリクス配置された電子放出
素子をマトリクス状に接続配置されていることを特徴と
する請求項31に記載の製造装置。
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JP4428723B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2010-03-10 | キヤノンアネルバ株式会社 | 電子放出素子の製造法及びそのための記憶媒体又は記録媒体 |
-
2001
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