JP2001331031A - 電子写真用円筒形状部材、マグネットローラ、現像ローラ、現像装置、画像形成装置 - Google Patents

電子写真用円筒形状部材、マグネットローラ、現像ローラ、現像装置、画像形成装置

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JP2001331031A
JP2001331031A JP2000150129A JP2000150129A JP2001331031A JP 2001331031 A JP2001331031 A JP 2001331031A JP 2000150129 A JP2000150129 A JP 2000150129A JP 2000150129 A JP2000150129 A JP 2000150129A JP 2001331031 A JP2001331031 A JP 2001331031A
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magnet roller
roller
developing
magnetic
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JP2000150129A
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Kenji Narita
研二 成田
Takahiro Yasunaga
隆弘 安永
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金に設けられた基準面と各磁極との角度を定
めるため、又は磁気特性分布のために押出成形品に設け
られた溝または平坦部によって生じる押出成形品のソリ
をなくし、スリーブ振れ悪化により生じる画像上の問題
を防止する。 【解決手段】 磁性材料を溶融し、磁場を印加しながら
押出成形で形成する、複数の固定磁極を有する円筒形状
マグネットMと、円筒形状マグネットMの回転中心に配
置した芯金12とを有するマグネットローラ11に関す
る。マグネットローラ11は、円筒形状マグネットMの
外周に軸方向の基準溝11a及びダミー溝11bを有
し、基準溝11a及びダミー溝11bのそれぞれの中心
が周方向に等間隔で配置されているとともに、基準溝1
1a及びダミー溝11bの軸方向に直交する断面内の面
積sは互いに等しいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを採用した画像形
成装置に備える現像ローラ等に用いられ、押出成形によ
り作製される電子写真用円筒形状部材、該電子写真用円
筒形状部材を用いたマグネットローラ、該マグネットロ
ーラを用いた現像ローラ、該現像ローラを用いた現像装
置、該現像装置を用いた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁性体のキャリアとトナーとを混合した
現像剤を使用する2成分現像ローラとして、図6に示す
ように、芯金12上に複数の磁極を有する円筒形状のマ
グネットを形成したマグネットローラ91と、マグネッ
トローラ91の外周に配置される非磁性スリーブ22
と、非磁性スリーブ22の一端に固着される従動側フラ
ンジ23と、非磁性スリーブ22の他端に固着される駆
動側フランジ24とを備えたものが知られている。この
2成分現像ローラは、従動側フランジ23と駆動側フラ
ンジ24とを介して、マグネットローラ91と非磁性ス
リーブ22とが相対的に回動自在に支持されている。そ
して、このようなマグネットローラ91では、機能上、
例えば図7に示すように、多数の現像磁極を有する非対
称な磁束密度波形Cが必要となる。
【0003】従来のマグネットローラの製造方法として
は、熱可塑性樹脂にハードフェライトを混合した材料
を、磁場中で押出成形を行い、その後、配向により磁化
された中空の円筒形状の押出成形品を一度脱磁し、押出
成形品に芯金を圧入した後、図7のような磁気特性を満
足するための着磁を行っていた。
【0004】上述した磁場中押出成形によるプラスチッ
クマグネットローラの製造方法を図8に示す。図8に示
すように、磁場中押出成形では、樹脂中のフェライト
を、磁場発生コイル82を有する配向ダイ(金型)81
により、配向させて製造する。この配向ダイ81内にお
いて、流動している樹脂に流動方向に対して垂直方向に
磁場を印加する。これにより、樹脂中のフェライトは、
流動しながら配向している。配向ダイ81においては、
非常に大きな磁場が印加されているために、樹脂中のフ
ェライトが配向される際に、樹脂は配向ダイ81に拘束
されながら、後方からのスクリュー85による圧力によ
り前進していく。その後、形状を整え、配向を保持する
ために、冷却ダイ(不図示)を通過させ冷却固化させ
る。なお、図8中、83は中空部を形成するニップルで
あり、84はシリンダである。このような押出成形で
は、生産効率を上げるために、ある程度樹脂が溶融した
状態で成形を行っていた。
【0005】押出成形のメリットとしては、例えば、射
出成形に比べて成形タクトが短いので、連続加工するこ
とができ、加工時間を短かくすることができる点、金型
構造が簡単かつ、小型なので、金型費用を安価にできる
点などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押出成
形では、生産効率を上げるために、ある程度樹脂が溶融
した状態で成形を行うので、図9(A),(B)に示す
ように、成形品形状に基準溝91a又は磁力分布制御用
の平坦部91bが設けられている場合、図10(A),
(B)に示すように、溝91a又は平坦部91bが設け
られた部分102と、中心12bを挟んでその反対側の
溝及び平坦部の何れもない部分(中心を対象の中心とし
たときの点対称の部分)101との間で流速差が生じ、
この流速差の影響で成形品は溝又は平坦部が設けられた
側が内側になるソリが発生する。
【0007】この流速差によるソリは、成形品の溝91
a又は平坦部91bではダイとの抵抗が大きくなること
と、溝91a又は平坦部91bが設けられたことにより
押出面積がその反対側よりも小さくなることによってい
る。
【0008】この成形品のソリが芯金を圧入した後に残
っていると、図11に示すように、ソリの影響により芯
金12が曲がって曲がり部12cを生じ、スリーブ振れ
が悪くなる。この悪化したスリーブ振れにより、現像ピ
ッチでの白抜けが発生してしまうという画像上の不具合
が発生していた。
【0009】また、この成形品のソリは、芯金12の剛
性を高くすることで解消できるが、芯金12の剛性を高
くするためには、材質の変更や径を大きくしなければな
らないという問題があった。即ち、いずれもコスト的に
不利となることや、後者ではマグネットの厚さが薄くな
るので、磁束密度が低下してしまう。
【0010】そこで、本発明の目的は、円筒形状の押出
成形品に設けられた溝または平坦部によって生じる押出
成形品のソリをなくすことができる電子写真用円筒形状
部材を提供することにある。
【0011】また、本発明の目的は、押出成形品に設け
られた溝または平坦部によって生じる押出成形品のソリ
をなくし、スリーブ振れ悪化により生じる画像上の問題
を防止することができるマグネットローラ、現像ロー
ラ、現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、押出成形で形成する電子写真用円
筒形状部材において、前記電子写真用円筒形状部材は、
その外周に軸方向の切欠部を複数有し、前記切欠部は、
その中心が周方向に等間隔で配置されているとともに、
前記複数の切欠部の軸方向に直交する断面内の面積は互
いに等しいことを特徴とする電子写真用円筒形状部材で
ある。
【0013】この構成では、押出成形中の樹脂の流速差
が原因で生じる電子写真用円筒形状部材のソリを防ぐこ
とが出来、ソリに起因する電子写真プロセスにおける画
像の悪化を防止することができる。
【0014】また、請求項2の発明は、磁性材料を溶融
し、磁場を印加しながら押出成形で形成する、複数の固
定磁極を有する円筒形状マグネットと、該円筒形状マグ
ネットの回転中心に配置した芯金とを有するマグネット
ローラにおいて、前記マグネットローラは、その外周に
軸方向の切欠部を複数有し、前記切欠部は、その中心が
周方向に等間隔で配置されているとともに、前記複数の
切欠部の軸方向に直交する断面内の面積は互いに等しい
ことを特徴とするマグネットローラである。
【0015】この構成では、押出成形中の樹脂の流速差
が原因で生じるマグネットローラのソリを防ぐことが出
来、マグネットローラの振れ精度が大幅に向上し、マグ
ネットローラを現像ローラに用いた場合には、現像ロー
ラの振れ精度が大幅に向上し、画像上に現像ピッチでの
白抜けが生じるのを防止することができる。また、ソリ
のない成形品を連続押出成形が可能で、高い生産効率で
製造可能なマグネットローラを提供することができる。
【0016】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
のマグネットローラにおいて、前記複数の切欠部は同一
直径上に配置されている切欠部は点対称であることを特
徴とするである。
【0017】この構成では、切欠部は点対称に配置され
ているので、切欠部の面積が等しいだけでなく、形状も
等しく、マグネットローラの同一直径上の中心から等距
離位置には流速差が生じることがない。
【0018】また、請求項4の発明は、磁性材料を溶融
し、磁場を印加しながら押出成形で形成する、複数の固
定磁極を有する円筒形状マグネットと、該円筒形状マグ
ネットの回転中心に配置した芯金と、該マグネットロー
ラの外周に配置される非磁性スリーブとを有する現像ロ
ーラにおいて、前記マグネットローラは、その外周に軸
方向の切欠部を複数有し、前記切欠部は、その中心が周
方向に等間隔で配置されているとともに、前記複数の切
欠部の軸方向に直交する断面内の面積は互いに等しいこ
とを特徴とする現像ローラである。
【0019】この構成では、押出成形中の樹脂の流速差
が原因で生じるマグネットローラのソリを防ぐことが出
来、マグネットローラの振れ精度が大幅に向上し、マグ
ネットローラを備える現像ローラの振れ精度が大幅に向
上し、画像上に現像ピッチでの白抜けが生じるのを防止
することができる現像ローラを提供することができる。
【0020】また、請求項5の発明は、前記請求項4に
記載の現像ローラを備えている現像装置である。
【0021】この構成では、押出成形中の樹脂の流速差
が原因で生じるマグネットローラのソリを防ぐことが出
来、マグネットローラの振れ精度が大幅に向上し、マグ
ネットローラを備える現像ローラの振れ精度が大幅に向
上し、画像上に現像ピッチでの白抜けが生じるのを防止
することができる現像装置を提供することができる。
【0022】また、請求項6の発明は、前記請求項5に
記載の現像装置を備えている画像形成装置である。
【0023】この構成では、押出成形中の樹脂の流速差
が原因で生じるマグネットローラのソリを防ぐことが出
来、マグネットローラの振れ精度が大幅に向上し、マグ
ネットローラを備える現像ローラの振れ精度が大幅に向
上し、画像上に現像ピッチでの白抜けが生じるのを防止
することができる画像形成装置を提供することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
わるマグネットローラの側面図である。図1に示すよう
に、このマグネットローラ11は、芯金12に設けられ
た基準面12aと各磁極との角度を定めるために外周面
に設けた切欠部である基準溝11aと、マグネットロー
ラ11の中心12bを基準にその反対側に同じ形状に形
成した(中心12bを対象の中心としたときの点対称に
形成した)切欠部であるダミー溝11bとを設けた円筒
形状マグネットMと、円筒形状マグネットMに圧入され
る芯金12とから構成されている。
【0025】即ち、マグネットローラ11は、その外周
に軸方向の溝を2つ有し、2つの溝は、その中心が周方
向に等間隔で配置されているとともに、溝の軸方向(押
出成形時の押し出し方向)に直交する断面内の面積sは
互いに等しい。
【0026】このように、2つの溝は、その中心が周方
向に等間隔で配置されているとともに、溝の軸方向に直
交する断面内の面積sは互いに等しいので、押出成形時
の溶融樹脂に流速差が生じることがなく、ソリを防止す
ることができる。
【0027】このマグネットローラ11の外周面に設け
た切欠部の形状は、例えばV溝等の他の形状の溝であっ
てもよく、また平坦であっても良い。更に図1に示すよ
うに、2つの溝は同形状である方が、後述する形状の異
なる溝の組み合わせと比べて成形中の流速差をより少な
くすることができソリに対して有利である。
【0028】図2は、他の実施形態のマグネットローラ
を示す側面図である。図2に示すように、この実施形態
のマグネットローラ21は、芯金12に設けられた基準
面12aと各磁極との角度を定めるために外周面に設け
た切欠部である基準溝21aと、マグネットローラ21
の中心12bを基準にその反対側に形成した(中心を対
象の中心としたときの点対称の位置に形成した)切欠部
である平坦部21bとを設けた円筒形状マグネットM
と、円筒形状マグネットMに圧入される芯金12とから
構成されている。
【0029】即ち、マグネットローラ21は、その外周
に軸方向の基準溝21aと基準溝21aの中心に対して
点対称位置にその中心を配置した平坦部21bとを有
し、2つの切欠部は、その中心が周方向に等間隔で配置
されているとともに、切欠部の軸方向(押出成形時の押
し出し方向)に直交する断面内の面積sは互いに等し
い。
【0030】このように、基準溝21aと平坦部21b
とは、その中心が周方向に等間隔で配置されているとと
もに、軸方向に直交する断面内の面積sは互いに等しい
ので、押出成形時の溶融樹脂に流速差がほとんど生じる
ことがなく、ソリを防止することができる。
【0031】このマグネットローラ21の外周面に設け
た基準溝21aの形状は、例えばV溝等の他の形状の溝
であってもよく、平坦であっても良い。また、平坦部2
1bも基準溝21aに対して軸方向に直交する断面内の
面積が等しければ任意の溝形状であっても良い。
【0032】図3は電子写真プロセスによる画像形成装
置の要部を示す概略図であり、図2のマグネットローラ
を用いた場合の現像装置周辺を示す図である。この画像
形成装置では、上述した図1の実施形態のマグネットロ
ーラや後述する図4、図5のマグネットローラを用いた
現像ローラを備えた現像装置を用いることもできる。
【0033】図3に示すように、この現像装置30は、
現像ローラ20と、現像ローラ20を収容するケーシン
グ部材31とを備えている。この現像ローラ20は、図
2のマグネットローラ21とこのマグネットローラ21
を内蔵する非磁性スリーブ22とを備えている。そし
て、非磁性スリーブ22がケーシング部材31内に回転
可能に固定され、マグネットローラ21が、ケーシング
部材31に対して相対移動しないように非磁性スリーブ
22内に固定されている。このケーシング部材31は、
像担持体としての感光体33に対向する移行用磁極(主
極)P1の位置に開口部を有し、ケーシング部材31の
内部に、マグネットローラ21の脱離用磁極(剤切れ
極)P4近傍の非磁性スリーブ22表面から現像剤32
の一部が脱離する脱離部Dと脱離部Dに連通した現像剤
32の貯蔵部Eとを有している。この貯蔵部Eには、現
像剤32を攪拌するための攪拌部材34が設けられてい
る。
【0034】上記マグネットローラ21の付着磁極(汲
み上げ極)P5は、非磁性スリーブ22の回転に伴っ
て、貯蔵部Eで攪拌部材34により攪拌された脱離部D
上方の現像剤32を非磁性スリーブ22表面上に汲み上
げて付着させる磁力を発生させるものである。また、マ
グネットローラ21の搬送用磁極P2、P3、P6はそ
れぞれ、非磁性スリーブ22の回転に伴って非磁性スリ
ーブ22表面上に担持されている現像剤32を搬送する
ものである。なお、図中の曲線Cは磁束密度分布を示し
ている。
【0035】このようなソリのないマグネットローラ2
1を備えた現像ローラ20を有する現像装置30によれ
ば、押出成形中の樹脂の流速差が原因で生じるマグネッ
トローラ21のソリを防ぐことが出来、したがって芯金
12の剛性を高めることなく芯金の曲がりを防止でき、
これによりマグネットローラ21の振れ精度が大幅に向
上し、マグネットローラ21を備える現像ローラ20の
振れ精度が大幅に向上して、画像上に現像ピッチでの白
抜けが生じるのを防止することができる。
【0036】また、芯金の剛性を高める必要がないの
で、芯金の肉厚を厚くしたり、剛性の高い高価な材料を
使用する必要がなく、コスト的に有利である。さらに、
芯金の肉厚を厚くする必要がないので、マグネットロー
ラの肉厚が薄くする必要がなく、磁束密度の低下を防止
することができる。
【0037】図4はその他の実施形態のマグネットロー
ラを示す側面図である。図4に示すように、この実施形
態のマグネットローラ41は、円筒形状マグネットMの
外周面に3つの溝(基準溝41a、ダミー溝41b、ダ
ミー溝41c)を形成したものであり、3つの溝は全て
同形状であり且つ周方向に等分布に配置されている。
【0038】このように3つの溝は全て同形状であり且
つ等分布に配置されているので、成形中の流速差を少な
くすることができる。即ち、流速差によるソリ力を釣り
合わせてキャンセルすることができる。
【0039】また、これらの溝は、全て同形状でなくと
も、図5のマグネットローラ51に示すように、全て等
しい面積sをしていれば、溝や平坦部が混在しても良
い。図5では、基準溝51a、平坦部51b及びV溝5
1cが周方向に等間隔に配置されている。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、現像ローラ
について説明したが、現像ローラ以外にも例えば、押出
成形で作製する転写ローラ等の他のローラについても適
用することができる。即ち、本発明の骨子を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、押出成形中の樹脂の流速差が原因で生じる電
子写真用円筒形状部材のソリを防ぐことが出来、ソリに
起因する電子写真プロセスにおける画像の悪化を防止す
ることができる。
【0042】また、請求項2の発明によれば、マグネッ
トローラの振れ精度が大幅に向上し、マグネットローラ
を現像ローラに用いた場合には、現像ローラの振れ精度
が大幅に向上し、画像上に現像ピッチでの白抜けが生じ
るのを防止することができる。また、ソリのない成形品
を連続押出成形が可能で、高い生産効率で製造可能なマ
グネットローラを提供することができる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、マグネッ
トローラの同一直径上の中心から等距離位置には流速差
が生じることがないので、流速差により生じるソリを完
全に防止することができ、ソリに起因する画像上の現像
ピッチでの白抜けを生じることがない。
【0044】また、請求項4の発明によれば、振れ精度
が大幅に向上し、画像上に現像ピッチでの白抜けが生じ
るのを防止することができる現像ローラを提供すること
ができる。
【0045】また、請求項5の発明によれば、画像上に
現像ピッチでの白抜けが生じるのを防止することができ
る現像装置を提供することができる。
【0046】また、請求項6の発明によれば、画像上に
現像ピッチでの白抜けが生じるのを防止することができ
る画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるマグネットローラ
の側面図である。
【図2】他の実施形態のマグネットローラを示す側面図
である。
【図3】電子写真プロセスによる画像形成装置の要部を
示す概略図である。
【図4】その他の実施形態のマグネットローラを示す側
面図である。
【図5】その他の実施形態のマグネットローラを示す側
面図である。
【図6】現像ローラの概略構成を示す断面図である。
【図7】マグネットローラの磁束密度波形を示す図であ
る。
【図8】磁場中押出成形によるマグネットローラの製造
方法を示す図である。
【図9】従来のマグネットローラの側面図であり、
(A)は基準溝を有する場合であり、(B)は磁力分布
制御用の平坦部を有する場合である。
【図10】マグネットローラのソリを示す図であり、
(A)は流速差を説明するための図であり、(B)流速
差により生じたソリを示す図である。
【図11】ソリのあるマグネットローラを用いた現像ロ
ーラを示す断面図である。
【符号の説明】
11 マグネットローラ(円筒形状部材) 11a 基準溝(切欠部) 11b ダミー溝(切欠部) 12 芯金 21 マグネットローラ(円筒形状部材) 21a 基準溝(切欠部) 21b 平坦部(切欠部) 22 非磁性スリーブ 30 現像装置 33 感光体 s 面積

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形で形成する電子写真用円筒形状
    部材において、 前記電子写真用円筒形状部材は、その外周に軸方向の切
    欠部を複数有し、前記切欠部は、その中心が周方向に等
    間隔で配置されているとともに、前記複数の切欠部の軸
    方向に直交する断面内の面積は互いに等しいことを特徴
    とする電子写真用円筒形状部材。
  2. 【請求項2】 磁性材料を溶融し、磁場を印加しながら
    押出成形で形成する、複数の固定磁極を有する円筒形状
    マグネットと、該円筒形状マグネットの回転中心に配置
    した芯金とを有するマグネットローラにおいて、 前記マグネットローラは、その外周に軸方向の切欠部を
    複数有し、前記切欠部は、その中心が周方向に等間隔で
    配置されているとともに、前記複数の切欠部の軸方向に
    直交する断面内の面積は互いに等しいことを特徴とする
    マグネットローラ。
  3. 【請求項3】 前記複数の切欠部は同一直径上に配置さ
    れている切欠部は点対称であることを特徴とする請求項
    2に記載のマグネットローラ。
  4. 【請求項4】 磁性材料を溶融し、磁場を印加しながら
    押出成形で形成する、複数の固定磁極を有する円筒形状
    マグネットと、該円筒形状マグネットの回転中心に配置
    した芯金と、該マグネットローラの外周に配置される非
    磁性スリーブとを有する現像ローラにおいて、 前記マグネットローラは、その外周に軸方向の切欠部を
    複数有し、前記切欠部は、その中心が周方向に等間隔で
    配置されているとともに、前記複数の切欠部の軸方向に
    直交する断面内の面積は互いに等しいことを特徴とする
    現像ローラ。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の現像ローラを備え
    ている現像装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の現像装置を備えて
    いる画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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