JP2001329768A - 自動閉鎖装置 - Google Patents

自動閉鎖装置

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JP2001329768A
JP2001329768A JP2000153202A JP2000153202A JP2001329768A JP 2001329768 A JP2001329768 A JP 2001329768A JP 2000153202 A JP2000153202 A JP 2000153202A JP 2000153202 A JP2000153202 A JP 2000153202A JP 2001329768 A JP2001329768 A JP 2001329768A
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automatic closing
closing device
braking
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Kohei Ueno
耕平 上野
Norihiro Koshii
宣博 越井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災報知設備からの信号に基づいてブレーキ
を解除してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉
鎖装置において、シャッターカーテンの自重降下中にブ
レーキを解除状態に保持するにあたり、電力を必要せ
ず、かつ別途保持用部材も必要ないようにする。 【解決手段】 自動閉鎖装置15に、ブレーキが解除状
態になったことの検知に基づき、DCギヤ−ドモータ1
7を短絡させて発電制動を働かせるための短絡回路Cを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災報知設備から
の信号に基づいてシャッターカーテンを自重降下させる
べくブレーキの解除作動を行う自動閉鎖装置の技術分野
に属するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、建築用のシャッターのなかには、
常時は開閉機(電動式または手動式)の作動に基づいて
開閉作動を行う一方、火災が発生した場合には、火災報
知設備からの信号に基づいて自動的にブレーキを解除
し、これによりシャッターカーテンを自重降下せしめて
通路を閉鎖し火災の延焼をくい止めるようにした所謂防
火シャッターが知られている。このものにおいて、前記
自動的にブレーキ解除を行うための装置(自動閉鎖装
置)は、停電時でも作動できるようバッテリからの電源
供給を受けるように構成されている。ところで、前記自
動閉鎖装置のなかには、火災報知設備からの信号に基づ
いてブレーキ解除作動を行うだけでなく、障害物検知信
号等の外部信号に基づいてブレーキを復帰させて自重降
下中のシャッターカーテンを途中で停止させ、さらに該
停止したシャッターカーテンの自重降下を再開できるよ
うにしたものがある。そして、この様な自動閉鎖装置と
して、従来、ブレーキ装置を制動状態−制動解除状態に
切換えるためのブレーキ切換え手段を、電磁クラッチを
介して直流モータに接続したものがある。このものは、
ブレーキ装置の制動解除を行う場合には、電磁クラッチ
に通電してクラッチ続状態にし、この状態で直流モータ
を駆動させてブレーキ切換え手段を作動させる一方、ブ
レーキ装置を制動状態に復帰させる場合には、電磁クラ
ッチへの通電を断ってクラッチ断状態にしてブレーキ切
換え手段を直流モータから自由にするように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記従来のも
のは、シャッターカーテンが自重降下しているあいだ
中、ブレーキ装置を制動解除状態に保持するべく電磁ク
ラッチに通電してクラッチ続状態に保つ必要があり、こ
のためバッテリの消費量が大きくなって、容量の大きい
バッテリを採用しなければならないという問題がある。
そこで、特開平7−82974号公報に示されるごと
く、シャッターカーテンの自重降下中に、電磁クラッチ
への通電を断ってクラッチ断状態にしてもブレーキ切換
え手段を制動解除状態に保持することができる機構とし
て、ラチェットギアと該ラチェットギアに係合する係止
爪とを用いたものが提唱されている。しかしながらこの
ものは、上記電磁クラッチやラチェットギア、係止爪に
加え、ラチェットギアと係止爪との係合を解除するため
のソレノイドも必要であって、部材点数が多く構造も複
雑になるという問題があり、ここに本発明が解決しよう
とする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、火災報知設備からの信号に基づい
てシャッターカーテンを自重降下させるべくブレーキの
解除作動を行い、かつ、外部信号に基づいてブレーキの
復帰作動およびブレーキ解除への再作動を行うことがで
きる自動閉鎖装置であって、該自動閉鎖装置は、前記ブ
レーキの解除作動を直流モータの回転駆動に基づいて行
う一方、該直流モータを短絡させて発電制動を働かせる
ことでブレーキを解除状態に保持するように構成したも
のである。そして、この様にすることにより、ブレーキ
を解除状態に保持する場合に、電力を必要とせず、また
保持用部材を別途設ける必要もなくなって、バッテリの
消費電力を軽減できると共に、装置の小型化、構造の簡
略化が計れる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図1〜図5に基づいて説明する。図面において、1は
通路、出入り口等の開口部に建付けられる自重降下型の
シャッター装置であって、該シャッター装置1を構成す
るシャッターカーテン2は、シャッターケース3に内装
される巻取りドラム4に巻装されている。そして、シャ
ッターケース3内に収納された開閉機5の正逆駆動に基
づき巻取りドラム4が正逆回転し、これによりシャッタ
ーカーテン2は、両側縁部が開口部左右両側に立設され
たガイドレール6に案内される状態で巻取り、巻出され
て上下移動することで開口部を開閉するように構成され
ているが、これらの構成は何れも従来通りである。
【0006】前記開閉機5は、減速機7a付きの電動モ
ータ7、シャッターカーテン2が自重降下する場合の調
速をする調速機8、シャッターカーテン2の自重降下を
制動するブレーキ装置9を備えて構成されている。
【0007】また、10は前記開閉機5の駆動制御をす
るための開閉制御部(制御盤)であって、該開閉制御部
10を構成する制御回路には、図示しないが、開放、閉
鎖、停止用の各操作スイッチ11のスイッチ接点が配線
接続されている。そして開閉制御部10は、操作スイッ
チ11からの操作信号等に基づいて開閉機5に対して開
閉駆動制御指令を出力し、これによりシャッターカーテ
ン2の開閉機5による電動での開閉作動が行われる構成
となっている。因みに、前記開閉機5による開閉作動を
行う場合、開閉制御部10は、操作スイッチ11の開放
操作、あるいは閉鎖操作に基づき、開閉機5に対しブレ
ーキ装置9の制動解除指令を出力する共に電動モータ7
の開放駆動指令あるいは閉鎖駆動指令を出力し、また操
作スイッチ11の停止操作に基づき、開閉機5に対し電
動モータ7の駆動停止指令を出力すると共にブレーキ装
置9の制動指令を出力する等の制御がなされるが、これ
らの制御構成は通常知られたものであるからその詳細は
省略する。尚、この場合のブレーキ装置9は、非通電時
には制動状態、通電時には制動解除状態となるように構
成されている。
【0008】さらに、前記ブレーキ装置9は、該ブレー
キ装置9を機械的に制動状態−制動解除状態に切換える
ためのブレーキ解除レバー9aを備えているが、該ブレ
ーキ解除レバー9aの右方(図2における右方であっ
て、以下、図2で左右方向を説明するが、これに限定さ
れないことは勿論である)には、左右方向移動自在な作
動片12が対向配設されており、該作動片12には作動
ワイヤ13の先端部が連結されている。そしてこの作動
片12は、作動ワイヤ13により左方に引張られていな
い状態では、復帰弾機14の付勢力を受けて前記ブレー
キ解除レバー9aに僅かな間隙を存する復帰位置に保持
されるように設定されているが、作動ワイヤ13により
左方に引張られることにより、前記復帰弾機14の付勢
力に抗して左方に移動し、これによりブレーキ解除レバ
ー9aに係止して該ブレーキ解除レバー9aを強制的に
左方に移動せしめるように構成されている。ここで、前
記ブレーキ解除レバー9aは、作動片12が復帰位置に
位置していてブレーキ解除レバー9aに干渉していない
状態では、ブレーキ装置9を制動状態にする制動位置に
位置しているが、作動片12により左方に移動せしめら
れることで、ブレーキ装置9を制動解除状態にする制動
解除位置に変位するように設定されている。また、該制
動解除位置に変位したブレーキ解除レバー9aは、作動
片12が前記復帰位置に復帰することに伴い、図示しな
い復帰手段によって制動位置に復帰するように構成され
ている。
【0009】一方、15は自動閉鎖装置であって、該自
動閉鎖装置15は、後述する連動制御器16からの電源
供給により駆動するDC(直流)ギヤ−ドモータ17、
該DCギヤ−ドモータ17の駆動に基づいて前述の作動
ワイヤ13の基端側を巻取るべく回転するプーリ18、
該プーリ18と一体回転する円筒状のカム体19、該カ
ム体19の外周側に対向配設され、カム体19の回転位
置に基づいて切換るマイクロスイッチ20等の部材装置
を用いて構成されている。
【0010】上記カム体19の外周面部には、外径側に
突出するカム部19aが略半周に亘って形成されてい
る。そして、前記ブレーキ解除レバー9aが制動位置に
位置している、即ちプーリ18が作動ワイヤ13を巻取
っていないときのカム体19の回転位置では、カム部1
9aはマイクロスイッチ20のアクチュエータ20aに
干渉しておらず、この状態ではマイクロスイッチ20の
基側接点20bは第一接点20c側に接続されている
(図5の電気回路図参照)。一方、ブレーキ解除レバー
9aが前記制動解除位置に位置するまでプーリ18が作
動ワイヤ13を巻取ったときのカム体19の回転位置で
は、カム部19aがアクチュエータ20aに干渉し、こ
れによりマイクロスイッチ20は、基側接点20bが第
二接点20d側に接続されるように切換わる構成になっ
ている。
【0011】また、前記連動制御器16は、本発明の火
災報知設備の実施の形態の一つであるが、停電時でも作
動するようバッテリ(通常はDC24Vに設定されてい
る)21が内蔵されたものであって、該連動制御器16
には、例えば煙感知器や熱感知器等の火災を感知する火
災感知器22が接続されている。そして連動制御器16
は、火災感知器22から感知信号が入力されることに基
づき、前記DCギヤ−ドモータ17に電源を供給すべく
開閉スイッチ23を閉成するように構成されている。
【0012】一方、シャッターカーテン2の最下端の座
板2aには、シャッターカーテン2が床面や障害物に接
当したことでスイッチ接点が閉成する座板スイッチ24
が設けられている。そして該座板スイッチ24により、
障害物の検知と、シャッターカーテン2が下限位置に達
したことの検知とを行う構成になっている。
【0013】さらに、前記自動閉鎖装置15の接続回路
について、図5に示す電気回路図に基づいて説明する
と、前述したように、DCギヤ−ドモータ17は連動制
御器16から電源供給を受けるが、該連動制御器16と
DCギヤ−ドモータ17とを接続する電源回路Aには、
リレーRYのリレー接点RY(リレーRYの励磁に伴い
開成するb接点)および前記マイクロスイッチ20の基
側接点20b、第一接点20cが直列状に組み込まれて
いる。さらに電源回路Aには、検知回路Bが並列接続さ
れると共に、マイクロスイッチ20の第二接点20dを
介して短絡回路Cが並列状に接続されている。ここで、
前記検知回路Bには、座板スイッチ24のスイッチ接点
(下限位置検知、障害物検知に伴い閉成するa接点)が
組込まれると共に、該スイッチ接点に対してリレーRY
が直列状に組み込まれている。また、短絡回路Cには、
リレーRYのリレー接点RY(リレーRYの励磁に伴い
開成するb接点)が組み込まれている。
【0014】扨、平常時においてシャッターカーテン2
が開口部を開放している状態では、ブレーキ装置9は制
動状態に保持されているが、この状態では、前記ブレー
キ解除レバー9aは制動位置に位置しており、またカム
体19のカム部19aはマイクロスイッチ20のアクチ
ュエータ20aに干渉しておらず、マイクロスイッチ2
0の基側接点20bは第一接点20c側に接続されてい
る。このようなシャッターカーテン2の開放時におい
て、火災感知器22により火災が感知されると、自動閉
鎖装置15の作動に基づいてブレーキ装置9の制動が解
除され、これによりシャッターカーテン2は自重降下し
て開口部を自動閉鎖する。
【0015】つまり、前記火災感知器22からの感知信
号が入力されると、前述したように連動制御器16の開
閉スイッチ23が閉成するが、このとき、シャッターカ
ーテン2は開口部を開放している状態であるから、検知
回路Bに組込まれた座板スイッチ24のスイッチ接点は
開成している。このため検知回路Bに通電されず、リレ
ーRYは非励磁状態であって、電源回路Aおよび短絡回
路Cに組込まれたリレー接点RYは閉成している。ま
た、前述したようにマイクロスイッチ20の基側接点2
0bは第一接点20cに接続されており、而して電源回
路Aは通電状態になって、DCギヤ−ドモータ17が駆
動する。そして、該DCギヤ−ドモータ17の駆動に伴
いプーリ18が回転して作動ワイヤ13を巻取り、これ
により作動片12が復帰弾機14の付勢力に抗して左方
に移動してブレーキ解除レバー9aを制動解除位置に切
換えるようになっており、而してブレーキ装置9の制動
が解除されてシャッターカーテン2の自重降下が開始さ
れる。
【0016】この場合、前記DCギヤ−ドモータ17の
駆動は、ブレーキ解除レバー9aが制動解除位置に達す
ると停止される。即ち、ブレーキ解除レバー9aが制動
解除位置に達するまでプーリ18が作動ワイヤ13を巻
取ると、該プーリ18と一体回転するカム体19のカム
部19aがマイクロスイッチ20のアクチュエータ20
aに干渉し、これによりマイクロスイッチ20は基側接
点20bが第二接点20dに接続されるよう切換る。而
してDCギヤ−ドモータ17への電力供給が断たれて、
DCギヤ−ドモータ17は停止する。
【0017】さらに、前記マイクロスイッチ20が第二
接点20d側に切換ることにより、DCギヤ−ドモータ
17のプラス側とマイナス側が短絡回路Cを介して短絡
する。これにより、DCギヤ−ドモータ17に発電制動
(ダイナミックブレーキ)が働いて、DCギヤ−ドモー
タ17は逆転することなく前記停止した回転位置に保持
される。この場合、DCギヤ−ドモータ17のギヤ抵抗
も、停止位置の保持に有利に働く。そして、該DCギヤ
−ドモータ17が停止位置に保持されることにより、プ
ーリ18は作動ワイヤ13を巻き取ったままの状態で保
持されることになり、而してブレーキ解除レバー9aは
制動解除位置に保持されて、前記シャッターカーテン2
の自重降下が続行される。
【0018】一方、前記シャッターカーテン2の自重降
下中において座板スイッチ24による障害物検知がなさ
れると、検知回路Bに組込まれたスイッチ接点が閉成す
る。これに伴い検知回路Bが通電状態になってリレーR
Yが励磁し、電源回路Aおよび短絡回路Cに組込まれた
リレー接点RYが開成する。これにより前述したDCギ
ヤ−ドモータ17の短絡状態が解除されて、DCギヤ−
ドモータ17は回転が許容された状態になる。そして、
該DCギヤ−ドモータ17の回転が許容されることによ
り、前記作動杆12を復帰位置に付勢する復帰弾機14
の付勢力を受けて、プーリ18が作動ワイヤ13を巻出
す側に回転し、これによりブレーキ解除レバー9aが制
動位置に戻ってブレーキ装置9の制動状態が復帰して、
シャッターカーテン2の緊急停止がなされるようになっ
ている。
【0019】そして、前記緊急停止したシャッターカー
テン2は、座板スイッチ24による障害物検知がなくな
ると、前述した自重降下開始の場合と同様にしてDCギ
ヤ−ドモータ17が駆動してブレーキ装置9の制動を解
除し、これにより自重降下を再開するようになってい
る。
【0020】また、前記シャッターカーテン2が自重降
下して下限位置に達すると、これが座板スイッチ24に
より検知されて、検知回路Bに組込まれたスイッチ接点
が閉成する。これに伴い、前述したシャッターカーテン
2の緊急停止の場合と同様に、DCギヤ−ドモータ17
の短絡状態が解除されてモータ回転が許容された状態に
なり、ブレーキ装置9が制動状態に復帰するようになっ
ている。尚、シャッターカーテン2が下限位置に達して
全閉した後は、シャッターカーテン2側からの全閉検知
信号に基づいて連動制御器16から自動閉鎖装置15に
対する電源供給を断つように構成することが好ましい。
【0021】叙述の如く構成されたものにおいて、火災
感知器22が感知作動した火災時には、連動制御器16
から自動閉鎖装置15に電源供給がなされ、これにより
ブレーキ装置9の制動が解除されてシャッターカーテン
2の自重降下による開口部の閉鎖がなされることになる
が、このものにおいて、シャッターカーテン2の自重降
下中は、前述したように、DCギヤ−ドモータ17のプ
ラス側とマイナス側が短絡した状態になっていてDCギ
ヤ−ドモータ17に発電制動が働き、これによりDCギ
ヤ−ドモータ17の回転が阻止されてブレーキ解除レバ
ー9aは制動解除位置に保持されることになる。
【0022】このように、本発明が実施されたものは、
DCギヤ−ドモータ17に働く発電制動により、シャッ
ターカーテン2の自重降下中にブレーキ解除レバー9a
を制動解除位置に保持する構成であるから、制動解除位
置に保持するための電力が必要なくなって、連動制御器
16に内蔵されるバッテリ21の容量を小さくでき、さ
らに連動制御器16のトランス(図示せず)も小さくで
きて、連動制御器16の小型化、低コスト化を計れる。
しかもこのものは、ブレーキ解除レバー9aを制動解除
位置に保持するための保持用部材を別途設ける必要もな
いから、自動閉鎖装置15についても構造が簡単になっ
て部材点数の削減化が計れ、コストダウンに貢献でき
る。
【0023】次に、本発明の第二の実施の形態を図6に
基づいて説明するが、前記第一の実施の形態と共通のも
のについては、説明を省略すると共に、共通の符号を付
してある。また、図1〜図4については、第一の実施の
形態のものを共用する。
【0024】第二実施の形態における自動閉鎖装置15
の接続回路について、図6に示す電気回路図に基づいて
説明すると、連動制御器16とDCギヤ−ドモータ17
とを接続する電源回路Aに、リレーRYのリレー接点R
Y(リレーRYの励磁に伴い開成するb接点)およびマ
イクロスイッチ20の基側接点20b、第一接点20c
が直列状に組み込まれると共に、検知回路Bが並列接続
され、さらにマイクロスイッチ20の第二接点20dを
介して短絡回路Cが並列状に接続されていることは第一
の実施の形態と同様であるが、この第二の実施の形態の
ものにおいて、上記検知回路Bには、座板スイッチ24
のスイッチ接点(下限位置検知、障害物検知に伴い閉成
するa接点)に対し、ダイオード26、およびリレーR
Yが直列接続されていると共に、該ダイオード26およ
びリレーRYに対して、抵抗27およびコンデンサ28
が直列状に組込まれたオフディレータイマー回路Eが並
列状に接続されている。
【0025】このものにおいて、火災感知器22から感
知信号が入力されると、連動制御器16からDCギヤ−
ドモータ17に電源供給されてブレーキ装置9の制動が
解除され、これによりシャッターカーテン2の自重降下
が開始する一方、シャッターカーテン2の自重降下中
は、DCギヤ−ドモータ17のプラス側とマイナス側と
が短絡回路Cを介して短絡することでブレーキ装置9の
制動解除状態が保持され、また、シャッターカーテン2
の自重降下中に座板スイッチ24による障害物検知がな
されると、ブレーキ装置9が制動状態に復帰してシャッ
ターカーテン2は緊急停止するように構成されているこ
と等は前記第一の実施の形態と同様であるが、この第二
の実施の形態のものにおいて、前記緊急停止したシャッ
ターカーテン2は、座板スイッチ24による障害物検知
がなくなった後、直ちにではなく遅延した状態で自重降
下を再開することになる。即ち、障害物検知がなされる
と、前述したようにリレーRYは励磁するが、該リレー
RYが励磁しているあいだコンデンサ28に電気が蓄え
られる。これにより、障害物検知がなくなって座板スイ
ッチ24のスイッチ接点が開成しても、リレーRYはコ
ンデンサ28が放電するあいだ励磁状態に保持され、そ
してコンデンサ28の放電後に非励磁状態になって電源
回路Aのリレー接点RYを閉成する。而してシャッター
カーテン2の自重降下の再開は、座板スイッチ24によ
る障害物検知がなくなってから、コンデンサ28の放電
のあいだだけ遅延するように構成されている。
【0026】そして、この第二の実施の形態のものにお
いても、前記第一の実施の形態と同様に、DCギヤ−ド
モータ17に発電制動を働かせることで、シャッターカ
ーテン2の自重降下中にブレーキ解除レバー9aを制動
解除位置に保持する構成であるから、バッテリ21の容
量を小さくできると共に、自動閉鎖装置15の構造も簡
単であって、部材点数の削減化が計れ、コストダウンに
貢献できる。さらにこの第二の実施の形態のものは、自
重降下中のシャッターカーテン2に避難者が接当してシ
ャッターカーテン2が緊急停止した場合に、シャッター
カーテン2の自重降下の再開は、障害物検知がなくなっ
た後しばらくしてからなされるから、避難者がシャッタ
ーカーテン2の下方から余裕を持って逃れることができ
ることになって、より確実な挟み込み防止を行うことが
できる。
【0027】尚、本発明は、上記第一、第二の実施の形
態に限定されないことは勿論であって、例えば、上記実
施の形態においては、ブレーキ解除レバーと作動ワイヤ
とを、作動片、復帰弾機等の部材を介して間接的に連結
しているが、直接連結しても良いことは勿論である。ま
た、自動閉鎖装置に組込まれる短絡回路に、発電制動を
解除するための復旧用スイッチ等を、リレー接点RYに
直列状に設けても良い。さらに、本発明の自動閉鎖装置
は、例えば、チェーンやハンドル等を用いて手動でシャ
ッターカーテンの開閉を行う手動式のシャッター装置
等、種々の開閉装置に実施することができる。さらにま
た、シャッターカーテンを自重降下させる場合の制御と
しては、例えば、火災初期の段階では、シャッターカー
テンを途中の所定位置まで降下させてから一旦停止せし
め、該シャッターカーテンを防煙垂壁として煙の拡がり
を防止し、かつシャッターカーテン2の下方から避難者
が避難できるようにする一方、火災拡大や避難終了を確
認したこと等により、上記途中停止しているシャッター
カーテンを遠隔信号等の外部信号により全閉させるよう
にする等、種々の制御を任意に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッター装置の概略斜視図である。
【図2】自動閉鎖装置および該自動閉鎖装置により作動
するブレーキ解除レバーを示す図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれプーリの平面図、断
面正面図である。
【図4】(A)、(B)、(C)はそれぞれカム体の平
面図、正面図、正面断面図である。
【図5】第一の実施の形態を示す電気回路図である。
【図6】第二の実施の形態を示す電気回路図である。
【符号の説明】
2 シャッターカーテン 9 ブレーキ装置 15 自動閉鎖装置 16 連動制御器 17 DCギヤ−ドモータ C 短絡回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2E042 AA01 BA00 CA01 CA02 CA04 CA06 CA12 CB01 CB02 CB04 CB05 CB06 CB10 CB17 CC00 CC04 CC05 CC08 DA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災報知設備からの信号に基づいてシャ
    ッターカーテンを自重降下させるべくブレーキの解除作
    動を行い、かつ、外部信号に基づいてブレーキの復帰作
    動およびブレーキ解除への再作動を行うことができる自
    動閉鎖装置であって、該自動閉鎖装置は、前記ブレーキ
    の解除作動を直流モータの回転駆動に基づいて行う一
    方、該直流モータを短絡させて発電制動を働かせること
    でブレーキを解除状態に保持するように構成した自動閉
    鎖装置。
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JP2006299719A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Bunka Shutter Co Ltd ブレーキ装置付き開閉装置
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