JP2001329709A - 地下2段及び地上2段で構成される4段式n列ピット型駐車装置 - Google Patents

地下2段及び地上2段で構成される4段式n列ピット型駐車装置

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JP2001329709A
JP2001329709A JP2001153489A JP2001153489A JP2001329709A JP 2001329709 A JP2001329709 A JP 2001329709A JP 2001153489 A JP2001153489 A JP 2001153489A JP 2001153489 A JP2001153489 A JP 2001153489A JP 2001329709 A JP2001329709 A JP 2001329709A
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pallet
sprocket
chain
vehicle storage
holding frame
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JP2001153489A
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English (en)
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Yoshimitsu Kaneko
義光 金子
英起 ▲高▼屋
Hideki Takaya
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NEW TACHIKAWA AIRCRAFT CO Ltd
Original Assignee
NEW TACHIKAWA AIRCRAFT CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のピット型駐車装置で、製造コストの増
加及び装置構成の複雑化等を伴うことなく、地下スペー
スを十分に活用したものは存在しなかった。 【解決手段】 地上2階位置Bにて横方向6に移動可能
な保持フレーム22と、この保持フレーム22で支持され、
前記位置B及び地上1階位置A間を昇降可能な第2パレ
ット23を有する第2車両収納部3を具える地下2段及び
地上2段で構成される4段式N列ピット型駐車装置にお
いて、前記保持フレーム22の前後枠22a,22b にそれぞれ
設けた各2個以上の第2転動体24を、この保持フレーム
22の両側前方及び後方の地上面11に固設した第1支柱25
の上端部にそれぞれ横設した第2レール26上に配置し、
第2転動体24を、保持フレーム22の一の側方枠22d に固
設した第2駆動手段27と連動させ、第2転動体24を第2
レール26上を転動させることによって、保持フレーム22
を横方向に移動させてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地下2段及び地
上2段で構成される4段式N列ピット型駐車装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多段式駐車装置としては、例えば
本出願人が先に出願した特公平 7−54063 号公報に記載
した装置がある。しかしながら、この駐車装置は、地上
4段で構成されているため、地上にある程度の設置スペ
ース(特に高さ寸法)が必要であり、地上高さ寸法等が
制限されたスペース内に設置するには不向きである。
【0003】省スペース化に対応した駐車装置として
は、いわゆるピット式にして地下にも駐車できるように
することが有用であり、例えば、本出願人が先に出願し
た特公昭63−6712号公報及び特公平 3−7784号公報に記
載の装置がある。これらのピット型駐車装置は、いずれ
も地下1階にも駐車できるように構成したものであり、
この構成を採用することによって、地上高さを低く設定
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のピット型駐車装置はいずれも、地下には地下1階位置
だけにしか駐車スペースを設けていなかったため、地下
のスペースを十分に活用しているとは言えなかった。
【0005】発明者は、地下スペースをより一層活用す
べく、地下の駐車スペースを地下1階位置と地下2階位
置の地下2段構成にするための検討を行った。まず、地
下2段の構成を採用するにあたり、地下1階位置のパレ
ットと、地下2階位置のパレットとを、それぞれ別個の
駆動手段によって独立して昇降させた場合には、別個の
駆動手段の配設により、作業性を悪化させるとともに製
造コストが増加し、加えて、装置構成が複雑になるとい
う問題点があった。
【0006】そのため、作業性の悪化、製造コストの増
加及び装置構成の複雑化を極力伴わないで、地下2段構
成の駐車装置を開発する必要であった。
【0007】発明者が地下スペースの有効活用するため
さらに検討を進めた結果、地下1階及び地下2階に位置
するパレットを一体構造にして、これらパレットを1個
の駆動手段のみによって一体的に昇降可能にし、かつ、
地下1階及び地下2階位置の車両収納部の各設置数をN
(N≧2、Nは整数)、地上1階及び地上2階位置の車
両収納部の各設置数をN−1とする地下2段及び地上2
段の構成を採用すれば、作業性の悪化、製造コストの増
加及び装置構成の複雑化をさほど伴うことなく、地下ス
ペースを有効に活用できることを見出した。
【0008】この発明の目的は、上記構成を採用するこ
とにより、作業性の悪化、製造コストの増加及び装置構
成の複雑化をさほど伴うことなく、地下スペースを有効
に活用できる、地下2段及び地上2段で構成される4段
式N列ピット型駐車装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の駐車装置は、地下2段及び地上2段で構
成される4段式N列ピット型駐車装置であり、基本位置
が地上1階位置であり、この位置にて横方向に移動可能
な第1パレットを有する第1車両収納部と、基本位置が
地上2階位置であり、この位置にて横方向に移動可能な
保持フレーム、並びにこの保持フレームで支持され、地
上2階位置及び地上1階位置間を昇降可能な第2パレッ
トを有する第2車両収納部と、基本位置が地下2階位置
であり、この位置及び地上1階位置間を昇降可能な第3
パレットを有する第3車両収納部と、基本位置が地下1
階位置であり、連結材を介して第3パレットに固定連結
され、第3パレットの昇降に伴って地下1階位置及び地
上2階位置間を昇降可能な第4パレットを有する第4車
両収納部とを具え、第3車両収納部及び第4車両収納部
の各設置数をN(N≧2、Nは整数)、第1車両収納部
及び第2車両収納部の各設置数をN−1としたものであ
り、最大で4N−2台の車両を収納することが可能であ
る。
【0010】そして、この発明の構成上の主な特徴は、
第2車両収納部の保持フレームの前後枠にそれぞれ設け
た各2個以上の第2転動体を、この保持フレームの両側
前方及び後方の地上面に固設した第1支柱の上端部にそ
れぞれ横設した第2レール上に配置し、第2転動体のう
ちの少なくとも1個を、保持フレームの一の側方枠に固
設した第2駆動手段と連動させ、第2転動体を第2レー
ル上を転動させることによって、保持フレームを横方向
に移動させることにある。
【0011】第1車両収納部の第1パレットの横方向へ
の移動は、第1パレットの前後端部にそれぞれ設けた各
2個以上の第1転動体を、第1パレットの前方及び後方
の地上面にそれぞれ横設した第1レール上に配置し、第
1転動体のうちの少なくとも1個を、第1パレットの後
方隅部に固設した第1駆動手段に連動させて、第1転動
体を第1レール上を転動させることによって行うことが
好ましい。
【0012】第2車両収納部の第2パレットの昇降は、
保持フレームの一の側方枠後部に固設した第3駆動手段
と連動させた第1駆動軸を保持フレームの後枠上方にこ
れに沿って横設し、この第1駆動軸の両端部に、同一回
転半径を有する各2個のスプロケットを固着し、第2パ
レットの両側前部及び後部にそれぞれ一端が固定連結さ
れた第1及び第2吊り上げチェーンは、各一端の上方に
位置する保持フレームの側方枠に配設した第1方向転換
手段を経てそれぞれ対応する前記スプロケットに回し掛
けられ、第1駆動軸を正逆2方向に回転させることによ
って行うことが好ましい。
【0013】また、第2パレットを上昇させた際の第1
及び第2吊り上げチェーンの巻き上げられた部分が長く
垂れ下がるのを防止する必要がある場合には、第1及び
第2吊り上げチェーンを、前記スプロケットの下から上
に向かって回し掛け、第1及び第2吊り上げチェーンの
他端を連結材の一端に連結し、連結材の他端から延びる
1本の延長チェーンを、保持フレームの側方枠に配設し
た第2方向転換手段を経て、第1吊り上げチェーンの所
定部分に連結することがより好ましい。
【0014】第3車両収納部の第3パレット及び第4車
両収納部の第4パレットの昇降は、第3パレット側方の
ピット底面位置に各2本の第2支柱を固設し、第3パレ
ットの片側側方に位置する前後支柱間に、これら支柱の
うちの一方に固設した第4駆動手段に連結され両端部に
スプロケットを固着した第2駆動軸を配設し、第3パレ
ット下方の両側前部及び後部にそれぞれ第1回転体を配
設し、前記スプロケットの周りに、それぞれこれらと連
動する第3及び第4吊り上げチェーンを回し掛けるとと
もに、これらのチェーンを第3パレット下方の両側前部
及び後部に位置する第1回転体にそれぞれ回し掛け、こ
れらのチェーンの一端を、第3パレットの他方側側方に
位置する前後支柱の上部又は地上位置近くにそれぞれ固
定連結し、第2駆動軸を正逆2方向に回転させることに
よって行うことが好ましい。
【0015】また、第3パレットを昇降させる際の前記
パレットの平行バランスをより一層確実に保持する必要
がある場合には、第3車両収納部の第3パレット下方の
前部及び後部のうちの少なくとも一方でかつ少なくとも
第2駆動軸側に配設した第1回転体が、第3パレットか
らその前後方向に延びる回転軸と、その両端側にそれぞ
れ固着した第1及び第2スプロケットとを具え、前記吊
り上げチェーンを、前記回転軸の一端側に固着した第1
スプロケットと第3パレットの他方側に位置する第1回
転体との周りに回し掛け、この第1回転体とともに第1
スプロケットを正回転又は逆回転させる前記吊り上げチ
ェーンの移動によって第3パレットを上昇又は下降さ
せ、前記回転軸の他端側に固着した第2スプロケットの
回転半径を第1スプロケットの回転半径と同じにし、垂
直方向に延びかつその両端が第3パレットの昇降範囲よ
りも上方及び下方にそれぞれ固定連結されたタイミング
チェーンを第2スプロケットと噛み合わせて、第1スプ
ロケットが正回転又は逆回転する場合には、第2スプロ
ケットが第1スプロケットと同じだけ回転して、その回
転量に応じた距離だけ第2スプロケットがタイミングチ
ェーンに沿って垂直上方又は垂直下方に移動する構成に
するのがより好ましい。
【0016】さらに、隣り合う2枚の第3パレットの双
方の昇降を1個の駆動手段のみで行う場合には、第4駆
動手段及び第2駆動軸を、隣り合う第3パレット間に位
置する前記支柱に配設し、第3及び第4吊り上げチェー
ンの両端を、それぞれこれら第3パレットの外側側方に
位置する前後支柱の上部又は地上位置近くに固定連結
し、第4駆動手段を正逆2方向への回転が可能な駆動モ
ータにすることがより好ましい。
【0017】加えて、上記構成において、前記スプロケ
ットによって第3及び第4吊り上げチェーンの巻き上げ
られた部分が長く垂れ下がって、周囲の部材に引っ掛か
ったりして装置故障を生じるおそれがある場合には、第
3及び第4吊り上げチェーンの中央部分に、その両側面
から外方に突出する少なくとも1個のチェーンハンガー
を設け、第2駆動軸に固着したスプロケットの下方の近
接位置に、前記スプロケットに巻き上げられて脱落した
チェーンの中央部分を、そのチェーンハンガーを介して
支持するチェーンハンガー支承金具を設けて、巻き上げ
られたチェーン部分を2つ折りに整列させることがより
好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1〜3は、この発明に従
う駐車装置であり、図1が正面図、図2が側面図、図3
が平面図であり、図中1は駐車装置、2〜5は第1〜第
4車両収納部である。
【0019】これらの図に示す駐車装置1は、地下2段
及び地上2段で構成される4段式N列ピット型駐車装置
であり、4つの車両収納部2〜5を有する。
【0020】第1車両収納部2は、基本位置が地上1階
位置Aであり、この位置Aにて横方向6に移動可能な第
1パレット7を有する。
【0021】第1パレット7は、例えばその前端部8及
び後端部9にそれぞれ設けた各2個以上(図1,2及び
4では各2個)の第1転動体である駆動ローラ10を、図
6に示すように、第1パレット7の前方及び後方の地上
面11にそれぞれ横設した第1レール12上に配置し、駆動
ローラ10のうちの少なくとも1個を、第1パレット7の
後方隅部に固設した第1駆動手段であるブレーキ付きギ
ヤードモータ13に連動させて、駆動ローラ10を第1レー
ル12上を転動させるように構成することが好ましく、こ
れによって、横方向6に移動させることができる。
【0022】尚、駆動ローラ10を前記モータ13に連動さ
せるための具体的構成としては、例えば図6に示すよう
に、第1パレット7の下方位置に前後方向14に延びる駆
動シャフト15を配設し、この駆動シャフト15にスプロケ
ット16を固着するとともに、駆動シャフト15の両端部に
2個の駆動ローラ10,10 を回転可能に設け、前記モータ
13の回転軸17に固着したスプロケット18を前記スプロケ
ット16の上方位置に設け、前記スプロケット16の上方に
位置する第1パレット7の部分に貫通孔20を設け、ルー
プ状のチェーン19を、貫通孔20を通じて前記スプロケッ
ト18と前記スプロケット16に回し掛ける構成にすること
によって、駆動ローラ10,10 を前記モータ13と連動させ
るのが好ましい。
【0023】第2車両収納部3は、基本位置が地上2階
位置Bであり、この位置Bにて横方向6に移動可能な保
持フレーム22と、この保持フレーム22で支持され、地上
2階位置B及び地上1階位置A間を矢印方向70に昇降可
能な第2パレット23とを有する。
【0024】保持フレーム22は、その前枠22a 及び後枠
22b にそれぞれ設けた各2個以上(図1〜3では各2
個)の第2転動体である駆動ローラ24を、この保持フレ
ーム22の両側前方及び両側後方の地上面に固設した第1
支柱25の上端部にそれぞれ横設した第2レール26上に配
置し、駆動ローラ24のうちの少なくとも1個を、保持フ
レーム22の一の側方枠22d の前部に固設した第2駆動手
段であるブレーキ付きギヤードモータ27に連動させるこ
とによって、横方向6に移動させることが好ましい(図
7参照)。
【0025】尚、駆動ローラ24を前記モータ27に連動さ
せるための具体的構成としては、例えば図7に示すよう
に、1個の駆動ローラ24にスプロケット28を一体化し、
前記モータ27の回転軸29に固着したスプロケット30を、
前記スプロケット28の上方位置に設け、このスプロケッ
ト28と前記スプロケット30の周りにループ状のチェーン
31を回し掛ける構成にすることによって、駆動ローラ24
を前記モータ27と連動させることができる。
【0026】また、第2パレット23を昇降させる手段と
しては、従来の装置では、図16(a),(b) に示すように、
駆動モータ101 を保持フレーム102 の後枠102bに固設す
るとともに、後枠102bの上方位置にこれに沿う駆動軸10
3 を横設し、駆動軸103 に、前記モータ101 のスプロケ
ット104 にループ状チェーン105 を介して連動するスプ
ロケット106 を固着するとともに、駆動軸103 の両端部
に、パレット107 にそれぞれ一端を連結したワイヤ108
を巻き上げて巻き付けるためのワイヤドラム109 を設け
た構成が一般的であった。
【0027】しかし、この構成を有する従来装置では、
前記モータ101 やワイヤドラム109を保持フレーム102
の後枠102bに配置していたため、車両収納部内にこれら
を配置するための奥行スペースを余分に取らなければな
らなかった。
【0028】この発明では、奥行スペースを十分に確保
できる場合には、上述した従来装置と同様な構成にする
ことができるが、奥行スペースを極力小さくする必要が
ある場合には、例えば図7に示すように、保持フレーム
22の一の側方枠22d の後部に、第3駆動手段であるブレ
ーキ付きギヤードモータ32を固設し、その回転軸41にス
プロケット42を固着し、保持フレーム22の後枠22b 上方
位置にこれに沿う第1駆動軸33を横設し、この第1駆動
軸33の一端に、前記モータ32のスプロケット42とループ
状チェーン43を介して連動するスプロケット44を固着す
るとともに、第1駆動軸33の両端部に、同一回転半径を
有する各2個のスプロケット34,35 を固着し、第2パレ
ット23の両側の前部及び後部に、第1及び第2吊り上げ
チェーン36及び37をボルト等の連結手段38(図8及び図
9参照)によってそれぞれ一端を固定連結し、これらチ
ェーン36及び37は、各一端の上方に位置する保持フレー
ム22の側方枠22c 又は22d に配設した例えばアイドラー
等の第1方向転換手段39,40 に回し掛け、それぞれ対応
する第1駆動軸33のスプロケット34,35 に回し掛け、第
1駆動軸33を正逆2方向に回転可能に構成することが好
ましい。
【0029】従って、この構成を採用すれば、前記モー
タ32を、邪魔にならないスペースである保持フレームの
側方枠に配設するとともに、ワイヤの代わりにチェーン
を用いてワイヤドラムの配設を不要とすることによっ
て、第2車両収納部内にワイヤドラム等を配設するため
の余分な奥行スペースを設ける必要がなくなり、より一
層の省スペース化が図れる。
【0030】また、ワイヤ108 の代わりに第1及び第2
吊り上げチェーン36,37 を用いた上記構成を採用した場
合には、第2パレット23を上昇させた際、第1及び第2
吊り上げチェーン36,37 の巻き上げられた部分は垂れ下
がることになり、この垂れ下がり長さが長くなると、周
囲の他の部材にチェーンが引っ掛かったりして装置故障
を生じる場合がある。
【0031】このため、上記チェーンの垂れ下がりを防
止するには、垂れ下がったチェーンを収納するチェーン
袋をスプロケットの下方に配設してもよいが、好ましく
は、図7に示すように、第1及び第2吊り上げチェーン
36及び37を、前記スプロケット34及び35の下から上に向
かって回し掛け、第1及び第2吊り上げチェーンの他端
を連結材45の一端に連結し、連結材45の他端から延びる
1本の延長チェーン46を、それぞれ保持フレーム22の側
方枠22c 及び22d に配設した第2方向転換手段81,81 に
回し掛けてから、第1吊り上げチェーン36の所定部分に
連結する構成にする。
【0032】この構成によって、第2パレット23を上昇
させた際の第1及び第2吊り上げチェーン36及び37の巻
き上げられた部分の垂れ下がりを防止することができ
る。
【0033】尚、第2方向転換手段81及び連結材45の配
設位置、並びに延長チェーン46を連結する第1吊り上げ
チェーン36の所定部分については、第2パレット23の昇
降範囲や、第2パレット23に第1及び第2吊り上げチェ
ーン36及び37を連結する位置等によって変化するため、
各装置の構成に応じて適宜決定することができる。
【0034】第3車両収納部4は、図1に示すように、
基本位置が地下2階位置Cであり、この位置C及び地上
1階位置A間を矢印方向70に昇降可能な第3パレット47
を有し、また、第4車両収納部5は、基本位置が地下1
階位置Dであり、連結材48を介して第3パレット47に固
定連結され、第3パレット47の昇降に伴って地下1階位
置D及び地上2階位置B間を昇降可能な第4パレット49
を有する。
【0035】第3及び第4パレット47,49 を昇降させる
手段としては、例えば図2及び図10に示すように、第3
パレット47の両側側方のピット底面位置50に各2本の第
2支柱51a,51b を固設し、第3パレット47の片側側方に
位置する前後支柱51a,51b 間に、これら支柱のうちの一
方の支柱51a に固設した第4駆動手段であるブレーキ付
きギヤードモータ52にループ状チェーン60を介して連結
されるスプロケット56と、両端部に設けた同一回転半径
を有するスプロケット54,55 とを固着した第2駆動軸53
を配設し、第3パレット47の下方の両側前部及び後部
に、例えばスプロケット等の第1回転体57a 〜57d を配
設し、前記スプロケット54,55 の周りに、これらと連動
する第3及び第4吊り上げチェーン58及び59をそれぞれ
回し掛けるとともに、これらのチェーン58及び59を、第
1回転体 57aと57b 及び 57cと57dにそれぞれ回し掛
け、これらのチェーン58及び59の一端を、第3パレット
47の他方側に位置する前後支柱の上部又は地上に近い位
置64にそれぞれ固定連結し、第2駆動軸53を正逆2方向
に回転可能に構成すればよい。
【0036】即ち、前記モータ52を駆動させて、第2駆
動軸53を回転させ、第3及び第4吊り上げチェーン58,5
9 を巻き上げることによって、第3パレット47を上昇さ
せることができ、これに伴って、第4パレット49も同時
に上昇させることができ、一方、第2駆動軸53を逆方向
に回転させれば、第3パレット47を下降させることがで
きる。
【0037】従って、この構成を採用することにより、
第3及び第4パレット47,49 を一の駆動手段53によって
昇降させることができ、パレット47又は49ごとに駆動手
段を設ける必要がないため、装置の製造コストや電気代
の低減が図られ、設置作業性も向上する。
【0038】尚、前記スプロケット54又は55、第1回転
体57a,57b 又は57c,57d 、吊り上げチェーン58又は59を
有し、チェーン58又は59の一端を固定し、他端を巻き上
げる上記構成にした場合には、図11に示すように、巻き
上げ側に位置する第1回転体57a 又は57c が点線位置に
移動したがり、一方、巻き上げ側とは反対側に位置する
第1回転体57b 又は57d は同じ位置に停まろうとする傾
向があり、その結果、第3パレット47を昇降させる際の
前記パレットの平行バランスを確実に保持できない場合
がある。
【0039】そのため、この場合には、図10に示すよう
に、第3パレット47の下方の前部及び後部のうちの少な
くとも一方( 図10では前部のみ) でかつ少なくとも第2
駆動軸53側( 図10では第2駆動軸53側のみ) に配設した
第1回転体57a が、第3パレット47からその前後方向14
に延びる回転軸61a と、その両端側にそれぞれ固着した
第1及び第2スプロケット62a 及び62b とを具え、前記
吊り上げチェーン58を、前記回転軸61a の一端側に固着
した第1スプロケット62a と第3パレット47の他方側に
位置する第1回転体( 例えばスプロケット)57bとの周り
に回し掛け、この第1回転体57b とともに第1スプロケ
ット62a を正回転又は逆回転させる前記吊り上げチェー
ン58の移動によって第3パレット47を上昇又は下降さ
せ、前記回転軸61a の他端側に固着した第2スプロケッ
ト62b の回転半径を第1スプロケット62a の回転半径と
同じにし、垂直方向に延びかつその両端63a,63b が第3
パレット47の昇降範囲よりも上方及び下方にそれぞれ固
定連結されたタイミングチェーン63を第2スプロケット
62b と噛み合わせて、第1スプロケット62a が正回転又
は逆回転する場合には、第2スプロケット62b が第1ス
プロケット62a と同じだけ回転して、その回転量に応じ
た距離だけ第2スプロケット62b がタイミングチェーン
63に沿って垂直上方又は垂直下方に移動する構成にする
のがより好ましい。
【0040】即ち、この構成にすれば、第2スプロケッ
ト62b が第1スプロケット62a と同じだけ回転し、第2
スプロケット62b はその回転量に応じた距離だけタイミ
ングチェーン63に沿って正確に垂直上方又は垂直下方に
移動することになり、これに伴って、図11に示すよう
に、第1スプロケット62a が第3パレット47の昇降距離
に対応した適正回転量よりも大きい又は小さい回転量で
回転する傾向があるのを、第2スプロケット62b の正確
な前記移動によって阻止して、第1スプロケット62a を
常に適正回転量で回転させるように制御することがで
き、これによって、第3パレット47を昇降させる際の前
記パレットの平行バランスを確実に保持することが可能
になる。
【0041】また、図17は、第3パレット47の下方に取
り付けられた第2スプロケット62bとタイミングチェー
ン63との配置状態を明らかにするため第3パレットの前
方から眺めた図である。尚、図10及び図17では、いずれ
も第3パレット47の幅方向の平行バランスを確実に保持
するため、タイミングチェーン63等で構成されるバラン
ス保持装置を各第3パレットごとに1つだけ配設した場
合を示してあるが、例えば、このバランス保持装置は、
他の第1回転体57b にも配設すれば、第3パレット47の
幅方向の平行バランスをより一層確実に保持することが
でき、さらに、残りの第1回転体57c,57d にも配設すれ
ば、第3パレット47の前後方向の平行バランスについて
も確実に保持することができることから、バランス保持
装置の配設数は、必要に応じて適宜増減することができ
る。
【0042】また、これらの図では、第2スプロケット
62b の上下位置に、タイミングチェーン63を第2スプロ
ケット62b に確実に噛み合うようにするため、タイミン
グチェーン63を第2スプロケット62b に対して押しつけ
てタイミングチェーン63に一定の張力が作用するように
一対のガイド手段79a,79b (例えばスプロケット)を配
設した場合を示してあるが、このガイド手段79a,79b は
必要に応じて適宜配設することができる。
【0043】また、装置の製造コストや電気代の低減や
設置作業性の向上をより一層図るには、図10に示すよう
に、隣り合う2枚の第3パレット47a,47b を一のモータ
52のみによって昇降させることが有用である。
【0044】隣り合う2枚のパレット113a,113b を一の
モータで昇降させる機構を有する従来の装置としては、
例えば本出願人が先に出願した特公平3 −7784号公報に
開示したものがある。この装置は、図15に示すように、
一の駆動モータと連動させた駆動軸110 に固着したスプ
ロケット111 にチェーン112 を回し掛け、スプロケット
111 の両側に垂れ下がったチェーン112 を、パレットの
端面に設けた回転体114a,114b に回しかけ、チェーン11
2 の両端を、パレット113a,113b 間に設けた歩道115 に
固定連結した構成を有しており、スプロケット111 を正
逆2方向へ回転させることによって、両パレット113a,1
13b を一のモータで昇降させることができる。
【0045】しかし、この構成を有する従来装置では、
歩道115 にチェーン112 の両端部を固定連結せざるを得
なかったため、歩道の設置幅Wをある程度広く設定する
必要があった。
【0046】この発明では、横方向6の間口スペースを
十分に確保できる場合には、上述した従来装置と同様な
構成にすることができるが、間口スペースを極力小さく
する必要がある場合には、例えば図10及び図14に示すよ
うに、前記モータ52及び第2駆動軸53を、隣り合う2枚
の第3パレット47a,47b 間に位置する前記支柱に配設
し、第3及び第4吊り上げチェーン58及び59の両端を、
これら第3パレット47a及び47b の外側側方に位置する
前後支柱の上部又は地上に近い位置64にそれぞれ固定連
結し、前記モータ52に、正逆両方向への回転が可能な駆
動モータを用いる構成にすることが好ましく、これによ
って、パレット47a,47b 間に位置する歩道69の設置幅W
を狭くすることが可能であり、これによって、省スペー
ス化がより一層図れる。
【0047】従って、この構成により、隣り合う2枚の
第3パレット47a 及び47b の双方の昇降を、一の駆動手
段53によって行うことができ、第3パレット47a 及び47
b ごとに駆動手段を設ける必要がないため、装置の製造
コストや電気代の低減がより一層図られ、設置作業性も
より一層向上する。また、駐車装置の横方向6の省スペ
ース化が図れる。
【0048】尚、隣り合う2枚の第3パレット47a 及び
47b の双方の昇降を一の駆動手段53によって行う構成の
場合には、第3及び第4吊り上げチェーン58,59 は巻き
上げられると巻き上げられたチェーン部分58a 及び59a
が垂れ下がることになり、これらのチェーン部分58a 及
び59a の垂れ下がりが長くなりすぎると、周りの部材等
に引っ掛かったりして装置故障の原因になる場合があ
る。
【0049】そこで、このような状況が想定される場合
には、図10及び図12に示すように、第3及び第4吊り上
げチェーン58,59 の中央部分65に、その両側面から外方
に突出する少なくとも1個のチェーンハンガー66を設
け、第2駆動軸53に固着したスプロケット54及び55の下
方の近接位置に、前記スプロケット54及び55に巻き上げ
られて脱落したチェーンの中央部分65をそのチェーンハ
ンガー66を介して支持するチェーンハンガー支承金具67
を設ける構成にすることが好ましい。
【0050】従って、この構成により、第3及び第4吊
り上げチェーン58,59 の巻き上げられた部分がチェーン
ハンガー支承金具67によって、2つ折りに整列させるこ
とができ、この結果、チェーン部分58a 及び59a が垂れ
下がり長さが短くなり、周りの部材等に引っ掛かったり
することによる装置故障が生じにくくなる。
【0051】以上説明してきたように、この発明では、
特に第3パレット47と第4パレット49が一体となって昇
降させるため、これに対応して、第3車両収納部及び第
4車両収納部の各設置数をN(N≧2、Nは整数)、第
1車両収納部及び第2車両収納部の各設置数をN−1と
した。
【0052】即ち、第1車両収納部2及び第2車両収納
部3の各設置数(図1では各1基)を、第3車両収納部
4及び第4車両収納部5の各設置数(図1では各2基)
よりも1基だけ少なくしなければ、一体構造の第3パレ
ット47及び第4パレット49を地上面位置に上昇させるこ
とができないからである。
【0053】次に、この発明の駐車装置の一連の動作の
一例を説明する。運転操作は、装置前面に設けた操作盤
80(図2)により行い、操作盤80内には、0から9まで
の番号を付した操作キーと非常停止ボタンが内蔵されて
おり、装置停止時には、第1〜第4車両収納部2〜5は
図1に示す基本位置にある。
【0054】各第1〜第4パレット7,23,47,49に車両を
入出庫させる場合には、目的とするパレット番号を操作
キーで入力し、目的とするパレットを地上1 階位置に移
動させ、安全柵68を開くことによって車両を入出庫させ
ることができる。
【0055】まず、図1に示す基本位置において、第1
車両収納部2の第1パレット7に車両を入出庫させる場
合には、装置の動きがなく前面の安全柵68が開くだけで
車両を入出庫させることができる。
【0056】次に、図1に示す基本位置において、第2
車両収納部3の第2パレット23に車両を入出庫させる場
合には、第2パレット23の下方に位置する第1パレット
7を横方向(図1では左方向)に移動させた後、第2パ
レット23を地上1 階位置に移動させ、安全柵68が開くこ
とによって車両を入出庫させることができる。
【0057】また、図1に示す基本位置において、第1
車両収納部2及び第2車両収納部3が上方に存在しない
第3車両収納部4の第3パレット47又は第4車両収納部
5の第4パレット49に車両を入出庫させる場合には、図
5の矢印方向71に示すように、第3及び第4パレット4
7,49 を上昇移動させ、第3パレット47又は第4パレッ
ト49が地上1 階位置に到達したときにリミットスイッチ
が作動して上昇移動を停止させ、安全柵68が開くことに
よって第3パレット47又は第4パレット49に車両を入出
庫させることができる。
【0058】さらに、図1に示す基本位置において、第
1車両収納部2及び第2車両収納部3が上方に存在する
第3車両収納部4の第3パレット47又は第4車両収納部
5の第4パレット49に車両を入出庫させる場合には、第
1車両収納部2及び第2車両収納部3を横方向( 図 1で
は左方向) に移動させた後、第3及び第4パレット47,4
9 を上昇移動させ、第3パレット47又は第4パレット49
が地上1 階位置に到達したときにリミットスイッチが作
動して上昇移動を停止させ、安全柵68が開くことによっ
て第3パレット47又は第4パレット49に車両を入出庫さ
せることができる。
【0059】以上述べてきたように、この発明の駐車装
置は、作業性の悪化、製造コストの増加及び装置構成の
複雑化をさほど伴うことなく、地下2段にすることがで
き、これによって地下スペースを有効に活用することが
できる。
【0060】尚、上述したところは、この発明の実施形
態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の
変更を加えることができる。
【0061】例えば、図2では、第3パレット47が地下
1階位置D及び地上1階位置Aに移動した場合に、第3
パレット47を下方から支持するための落下防止装置72を
第2支柱51a,51b に設けた場合を示しているが、この落
下防止装置72は必要に応じて適宜配設することができ
る。
【0062】この落下防止装置72の動作は、例えば図2
及び図13(a),(b),(c) に示すように、ワイヤ74を介しソ
レノイド73によって生じるようにすればよい。即ち、第
3パレット47を下方から支持する必要がない場合には、
図13(a),(b) に示すように、ワイヤ74を引っ張ることに
より、落下防止装置72の先端部を引っ込めておき、ま
た、第3パレット47を下方から支持する場合には、図13
(c) に示すように、引っ張っていたワイヤ74を緩めるこ
とにより、落下防止装置72の先端部を突出させればよ
い。
【0063】また、第2車両収納部3の第2パレット23
が地上2階位置Bにある場合には、第2パレット23を保
持フレーム22と一体化することが好ましい。このため、
図2,図8及び図9に示すように、保持フレーム22にフ
ック75を設けるとともに、このフック75と係合する第2
パレット23にフック係合部76を設け、これらを係合させ
ればよい。
【0064】一方、第2パレット23を地上1階位置Aに
移動させる場合には、図2に示すように、保持フレーム
22に設けたフック75を、ワイヤ78を介しソレノイド73と
連動させることによってフック75を動作させる構成にす
ればよい。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、作業性の悪化、製造
コストの増加及び装置構成の複雑化をさほど伴うことな
く、地下スペースを有効に活用できる、地下2段及び地
上2段で構成される4段式N列ピット型駐車装置を提供
することができる。
【0066】また、第3駆動手段等を保持フレームの後
枠ではなく側方枠に設けることによって、奥行スペース
を狭めることができ、省スペース化が図れる。
【0067】さらに、第1及び第2吊り上げチェーンの
配設形状の適正化を図ることによって、第2パレットを
上昇させた際の第1及び第2吊り上げチェーンの巻き上
げられた部分が垂れ下がるのを防止することができ、垂
れ下がったチェーン部分が周囲の他の部材に引っ掛かっ
たりすることによる装置故障が回避できる。
【0068】さらにまた、第3パレットを上昇させるた
めの駆動手段を、隣り合う2枚の第3パレット47a,47b
の間に配設し、吊り上げチェーンの両端を、これらの第
3パレット47a,47b 間に位置する歩道には固定連結せ
ず、第3パレット47a,47b の外側側方の支柱上部等に固
定連結することによって、歩道69の設置幅Wを狭めるこ
とができ、これによって、間口スペースが狭まることに
なり、省スペース化が図れる。
【0069】加えて、第3パレット下方の前部及び後部
のうちの少なくとも一方でかつ少なくとも第2駆動軸側
に配設した第1回転体が、第3パレットからその前後方
向に延びる回転軸と、その両端側にそれぞれ固着した第
1及び第2スプロケットとを具え、タイミングチェーン
を第2スプロケットの所定の側に噛み合うように配設す
ることによって、第3パレットを昇降させる際のパレッ
トの平行バランスをより一層確実に保持することができ
る。
【0070】また、第4駆動手段及び第2駆動軸を、隣
り合う第3パレット間に位置する前記支柱に配設するこ
とによって、隣り合う2枚の第3パレットの双方の昇降
を1個の駆動手段のみで行うことができ、作業性、装置
の製造コスト及び省電力化がより一層図られる。
【0071】さらに、第3及び第4吊り上げチェーンの
中央部分にチェーンハンガーを設け、第2駆動軸に固着
したスプロケットの下方の近接位置にチェーンハンガー
支承金具を設けて、巻き上げられたチェーン部分を2つ
折りに整列させることによって、前記スプロケットによ
って第3及び第4吊り上げチェーンの巻き上げられた部
分が長く垂れ下がって、周囲の部材に引っ掛かったりす
ることによる装置故障を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う駐車装置の正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1の平面図である。
【図4】 第1パレット7の平面図である。
【図5】 図1の駐車装置において、第3車両収容部を
地上1階位置に上昇させ、車両を入出庫するときの状態
を示す正面図である。
【図6】 第1パレット7の設置状態を示す図である。
【図7】 第2車両収容部の第2パレット23を昇降機構
を説明するための図である。
【図8】 第2パレット23が地上2階位置Bで保持フレ
ーム22と一体化したときの第2車両収容部の後部側の拡
大側面図である。
【図9】 第2パレット23が地上2階位置Bで保持フレ
ーム22と一体化したときの第2車両収容部の前部側の拡
大側面図である。
【図10】 第3パレット47a,47b の昇降機構を説明す
るための図である。
【図11】 第3パレット47a 又は47b を昇降する際に
生じる傾向を説明するための図である。
【図12】 チェーンハンガー66とチェーンハンガー支
承金具67とを中心に拡大して示した図である。
【図13】 第3パレット47が地下1階位置D及び地上
1階位置Aに移動した場合に、第3パレット47を下方か
ら支持するための落下防止装置72の動作を説明するため
の図である。
【図14】 この発明の駐車装置の隣り合う2 枚の第3
パレット47a,47b 間に位置する歩道69の設置幅Wを説明
するための図である。
【図15】 従来の駐車装置の隣り合う2 枚の第3パレ
ット113a,113b 間に位置する歩道115 の設置幅Wを説明
するための図である。
【図16】 従来の地上4段式駐車装置であり、(a) は
側面図、(b) は最上段に位置する車両収容部を抜き出
し、後方から眺めた図である。
【図17】 この発明の駐車装置を構成する第3パレッ
ト47に設けた第1及び第2スプロケット62a 及び62b と
タイミングチェーン63との配設状態を示す図である。
【符号の説明】
1 駐車装置 2 第1車両収納部 3 第2車両収納部 4 第3車両収納部 5 第4車両収納部 6 横方向 7 第1パレット 8 第1パレット7の前端部 9 第1パレット7の後端部 10 駆動ローラ 11 地上面 12 第1レール 13 ブレーキ付きギヤードモータ 14 前後方向 15 駆動シャフト 16 スプロケット 17 モータ13の回転軸 18 スプロケット 19 ループ状チェーン 20 貫通孔 22 保持フレーム 23 第2パレット 24 駆動ローラ 25 第1支柱 26 第2レール 27 ブレーキ付きギヤードモータ 28 スプロケット 29 モータ27の回転軸 30 スプロケット 31 ループ状チェーン 32 ブレーキ付きギヤードモータ 33 第1駆動軸 34 スプロケット 35 スプロケット 36 第1吊り上げチェーン 37 第2吊り上げチェーン 38 連結手段 39,40 第1方向転換手段 41 モータ32の回転軸 42 スプロケット 43 ループ状チェーン 44 スプロケット 45 連結材 46 延長チェーン 47 第3パレット 48 連結材 49 第4パレット 50 ピット底面 51 第2支柱 52 ブレーキ付きギヤードモータ 53 第2駆動軸 54,55,56 スプロケット57a,57b,57c,57
d 第1回転体 58 第3吊り上げチェーン 59 第4吊り上げチェーン 60 ループ状チェーン 61a 回転軸 62a 第1スプロケット 62b 第2スプロケット 63 タイミングチェーン 64 地上に近い位置 65 チェーンの中央部分 66 チェーンハンガー 67 チェーンハンガー支承金具 68 安全柵 69 歩道 70 矢印方向 71 矢印方向 72 落下防止装置 73 ソレノイド 74 ワイヤ 75 フック 76 フック係合部 77 ソレノイド 78 ワイヤ 79a,79b ガイド手段 80 操作盤 81 第2方向転換手段 101 ブレーキ付きギヤードモータ 102 保持フレーム 103 駆動軸 104 スプロケット 105 ループ状チェーン 106 スプロケット 107 パレット 108 ワイヤ 109 ワイヤドラム 110 駆動軸 111 スプロケット 112 チェーン 113a,113b パレット 114 回転体 115 歩道

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本位置が地上1階位置であり、この位
    置にて横方向に移動可能な第1パレットを有する第1車
    両収納部と、基本位置が地上2階位置であり、この位置
    にて横方向に移動可能な保持フレーム、並びにこの保持
    フレームで支持され、地上2階位置及び地上1階位置間
    を昇降可能な第2パレットを有する第2車両収納部と、
    基本位置が地下2階位置であり、この位置及び地上1階
    位置間を昇降可能な第3パレットを有する第3車両収納
    部と、基本位置が地下1階位置であり、連結材を介して
    第3パレットに固定連結され、第3パレットの昇降に伴
    って地下1階位置及び地上2階位置間を昇降可能な第4
    パレットを有する第4車両収納部とを具え、第3車両収
    納部及び第4車両収納部の各設置数をN(N≧2、Nは
    整数)、第1車両収納部及び第2車両収納部の各設置数
    をN−1とする4段式N列ピット型駐車装置において、 第2車両収納部の保持フレームの前後枠にそれぞれ設け
    た各2個以上の第2転動体を、この保持フレームの両側
    前方及び後方の地上面に固設した第1支柱の上端部にそ
    れぞれ横設した第2レール上に配置し、 第2転動体のうちの少なくとも1個を、保持フレームの
    一の側方枠に固設した第2駆動手段と連動させ、第2転
    動体を第2レール上を転動させることによって、保持フ
    レームを横方向に移動させてなることを特徴とする地下
    2段及び地上2段で構成される4段式N列ピット型駐車
    装置。
  2. 【請求項2】 第1車両収納部の第1パレットの前後端
    部にそれぞれ設けた各2個以上の第1転動体を、第1パ
    レットの前方及び後方の地上面にそれぞれ横設した第1
    レール上に配置し、 第1転動体のうちの少なくとも1個を、第1パレットの
    後方隅部に固設した第1駆動手段に連動させて、第1転
    動体を第1レール上を転動させることによって、第1パ
    レットを横方向に移動させてなる請求項1に記載した4
    段式N列ピット型駐車装置。
  3. 【請求項3】 第2車両収納部の保持フレームの一の側
    方枠後部に固設した第3駆動手段と連動させた第1駆動
    軸を保持フレームの後枠上方にこれに沿って横設し、 この第1駆動軸の両端部に、同一回転半径を有する各2
    個のスプロケットを固着し、 第2パレットの両側前部及び後部にそれぞれ一端が固定
    連結された第1及び第2吊り上げチェーンは、各一端の
    上方に位置する保持フレームの側方枠に配設した第1方
    向転換手段を経てそれぞれ対応する前記スプロケットに
    回し掛けられ、第1駆動軸を正逆2方向に回転させるこ
    とによって、第2パレットを昇降させてなる請求項1又
    は2に記載した4段式N列ピット型駐車装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2吊り上げチェーンを、前記
    スプロケットの下から上に向かって回し掛け、第1及び
    第2吊り上げチェーンの他端を連結材の一端に連結し、
    連結材の他端から延びる1本の延長チェーンを、保持フ
    レームの側方枠に配設した第2方向転換手段を経て、第
    1吊り上げチェーンの所定部分に連結することによっ
    て、前記スプロケットによる第1及び第2吊り上げチェ
    ーンの巻き上げられた部分が垂れ下がるのを防止してな
    る請求項3に記載した4段式N列ピット型駐車装置。
  5. 【請求項5】 第3車両収納部の第3パレット側方のピ
    ット底面位置に各2本の第2支柱を固設し、 第3パレットの片側側方に位置する前後支柱間に、これ
    ら支柱のうちの一方に固設した第4駆動手段に連結され
    両端部にスプロケットを固着した第2駆動軸を配設し、 第3パレット下方の両側前部及び後部にそれぞれ第1回
    転体を配設し、 前記スプロケットの周りに、それぞれこれらと連動する
    第3及び第4吊り上げチェーンを回し掛けるとともに、
    これらのチェーンを第3パレット下方の両側前部及び後
    部に位置する第1回転体にそれぞれ回し掛け、これらの
    チェーンの一端を、第3パレットの他方側側方に位置す
    る前後支柱の上部又は地上位置近くにそれぞれ固定連結
    し、第2駆動軸を正逆2方向に回転させることによっ
    て、第3パレットを昇降させてなる請求項1〜4のいず
    れか1項に記載した4段式N列ピット型駐車装置。
  6. 【請求項6】 第3車両収納部の第3パレット下方の前
    部及び後部のうちの少なくとも一方でかつ少なくとも第
    2駆動軸側に配設した第1回転体が、第3パレットから
    その前後方向に延びる回転軸と、その両端側にそれぞれ
    固着した第1及び第2スプロケットとを具え、 前記吊り上げチェーンを、前記回転軸の一端側に固着し
    た第1スプロケットと第3パレットの他方側に位置する
    第1回転体との周りに回し掛け、この第1回転体ととも
    に第1スプロケットを正回転又は逆回転させる前記吊り
    上げチェーンの移動によって第3パレットを上昇又は下
    降させ、 前記回転軸の他端側に固着した第2スプロケットの回転
    半径を第1スプロケットの回転半径と同じにし、 垂直方向に延びかつその両端が第3パレットの昇降範囲
    よりも上方及び下方にそれぞれ固定連結されたタイミン
    グチェーンを第2スプロケットと噛み合わせて、第1ス
    プロケットが正回転又は逆回転する場合には、第2スプ
    ロケットが第1スプロケットと同じだけ回転して、その
    回転量に応じた距離だけ第2スプロケットがタイミング
    チェーンに沿って垂直上方又は垂直下方に移動する構成
    にして、第3パレットを昇降させる際の前記パレットの
    平行バランスを保持してなる請求項5に記載した4段式
    N列ピット型駐車装置。
  7. 【請求項7】 第4駆動手段及び第2駆動軸を、隣り合
    う2枚の第3パレット間に位置する前記支柱に配設し、
    第3及び第4吊り上げチェーンの両端を、それぞれこれ
    ら第3パレットの外側側方に位置する前後支柱の上部又
    は地上位置近くにそれぞれ固定連結し、第4駆動手段を
    正逆2方向への回転が可能な駆動モータにすることによ
    って、隣り合う2枚の第3パレットの双方の昇降を一の
    駆動手段のみで可能にした請求項5又は6に記載した4
    段式N列ピット型駐車装置。
  8. 【請求項8】 第3及び第4吊り上げチェーンの中央部
    分に、その両側面から外方に突出する少なくとも1個の
    チェーンハンガーを設け、 第2駆動軸に固着したスプロケットの下方の近接位置
    に、前記スプロケットに巻き上げられて脱落したチェー
    ンの中央部分をそのチェーンハンガーを介して支持する
    チェーンハンガー支承金具を設けることによって、前記
    スプロケットによる第3及び第4吊り上げチェーンの巻
    き上げられた部分を2つ折りに整列させてなる請求項
    5、6又は7に記載した4段式N列ピット型駐車装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240562A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 日本発條株式会社 多段式立体駐車装置

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JP2014240562A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 日本発條株式会社 多段式立体駐車装置

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