JP6034989B1 - 機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6034989B1
JP6034989B1 JP2016168959A JP2016168959A JP6034989B1 JP 6034989 B1 JP6034989 B1 JP 6034989B1 JP 2016168959 A JP2016168959 A JP 2016168959A JP 2016168959 A JP2016168959 A JP 2016168959A JP 6034989 B1 JP6034989 B1 JP 6034989B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
pallet
sprocket
lifting
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016168959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018035559A (ja
Inventor
和通 三田
和通 三田
Original Assignee
株式会社アプラス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アプラス filed Critical 株式会社アプラス
Priority to JP2016168959A priority Critical patent/JP6034989B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6034989B1 publication Critical patent/JP6034989B1/ja
Publication of JP2018035559A publication Critical patent/JP2018035559A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】コマ飛びが発生する前に昇降チェーンの不具合を検出して装置を停止させることができる機械式駐車設備を提供すること。【解決手段】機械式駐車設備1は、車両を載置するパレット3と、パレット3を昇降させる昇降装置4と、を備えている。昇降装置4は、パレット3に配置されたパレットスプロケットに巻き掛けられてパレット3を昇降させる昇降チェーン41,42と、昇降チェーン41,42が巻き掛けられた吊りスプロケット44,45と、昇降チェーン41,42を駆動させる駆動スプロケットと、駆動スプロケットを動力伝達機構40を介して回転駆動させる電動モータMと、駆動スプロケットに巻き掛けられた昇降チェーン41,42の外側近傍に所定の隙間S1,S2を設けて配置されたチェーン押え部材5と、チェーン押え部材5の動きを検出するチェーン異常検出手段6と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両を載置するパレットを昇降チェーンによって昇降させる昇降装置を備えた機械式駐車設備に関する。
一般に、機械式駐車設備は、パレットの前後左右に軸支したスプロケットに昇降チェーン(昇降チェーン)を巻き掛けて、その昇降チェーンを引き上げたり、引き下げたりすることによって、パレットを昇降させている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の機械式駐車設備(機械式駐車装置)において、パレットの前後に配置したそれぞれの昇降チェーンは、一端側が、梁に連結され、他端側が、パレット、チェーンボックスを介してチェーン支持部材に固定されている。前後の昇降チェーンを巻き上げてパレットを上昇させる際、それぞれの昇降チェーンの他端側は、駆動スプロケットから繰出されて余剰となる余剰部分が発生する。このため、各昇降チェーンの他端側には、チェーンの余剰部分を収納するチェーンボックス(チェーン収容ボックス)が配置されている。
パレットを下降させた際、各昇降チェーンは、パレットの左右に配置されたスプロケットの下降に伴って、チェーンボックス内の余剰部分が引き出される。
このような機械式駐車設備において、昇降チェーンは、潤滑油切れや錆によって動きが悪化した場合、駆動スプロケットによって巻き上げられたり、繰出されたりする際に、駆動スプロケットから離脱するおそれがあった。
これらの問題点を解消して昇降チェーンの動きを良好したものとしては、例えば、特許文献2に記載された多段式駐車装置が知られている。
特許文献2に記載の多段式駐車装置は、チェーンが駆動スプロケットから外れるのを防止するチェーン飛び防止ガイドと、チェーンが駆動スプロケットに巻き込まれるのを防止する巻き込み防止ガイドと、を備えている。
特許第5519714号公報(図1、図2、図4〜図6) 特開2003−120062号公報(図1、図2)
しかし、特許文献2に記載の多段式駐車装置は、メンテナンス不良によって、潤滑油が切れた場合や、赤錆が発生した場合、チェーンの屈曲性が悪くなり、屈曲したチェーンがチェーン飛び防止ガイドに噛み込んだり、所謂「コマ飛び」が発生したりすることがあった。なお、「コマ飛び」とは、駆動チェーンのローラが駆動スプロケットの歯と歯の間の谷から外れて歯の先端に乗り上がることである。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するために創案されたものであり、メンテナンス不良等によって昇降チェーンに不具合が発生した場合に、コマ飛び等が発生する前に昇降チェーンの不具合を検出して装置を停止させることができる機械式駐車設備を提供することを課題とする。
本発明に係る機械式駐車設備は、車両を載置して昇降するパレットと、前記パレットを昇降させる昇降装置と、を備えた機械式駐車設備であって、前記昇降装置は、前記パレットに配置されたパレットスプロケットに巻き掛けられて前記パレットを昇降させる昇降チェーンと、前記昇降チェーンが巻き掛けられた吊りスプロケットと、前記吊りスプロケットの下方に配置されて前記昇降チェーンを駆動させる駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットを動力伝達機構を介して回転駆動させる電動モータと、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記昇降チェーンの外側近傍に所定の隙間を設けて配置されたチェーン押え部材と、前記チェーン押え部材の動きを検出するチェーン異常検出手段と、を備えていることを特徴とする。
ここで「所定の隙間」とは、駆動スプロケットに巻き掛けられた昇降チェーンの外側からチェーン押え部材の検知面までの任意の距離であって、コマ飛びや、チェーンのスプロケットからの離脱が発生するのを防止することが可能な距離である。
かかる構成によれば、機械式駐車設備は、駆動スプロケットに巻き掛けられた昇降チェーンの外側近傍に所定の隙間を設けて配置されたチェーン押え部材と、チェーン押え部材の動きを検出するチェーン異常検出手段と、を備えている。このため、メンテナンス不良等によって昇降チェーンに不具合が発生した場合には、コマ飛び等が発生する前に、チェーン異常検出手段が昇降チェーンに押圧されたチェーン押え部材の動きを検出することによって、昇降チェーンの不具合を検出することができる。
また、前記チェーン異常検出手段は、前記チェーン押え部材を介在して前記昇降チェーンの位置ズレを検出した場合に、前記電動モータを停止させることが好ましい。
かかる構成によれば、チェーン異常検出手段は、チェーン押え部材を介在して昇降チェーンの位置ズレを検出した場合に、昇降チェーンがコマ飛び、あるいは、スプロケットから離脱する前に、電動モータを停止させて、装置全体を停止させることができる。
本発明に係る機械式駐車設備は、メンテナンス不良等によって昇降チェーンに不具合が発生した場合に装置を停止させることができる。
本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の一例を示す図であり、パレットと昇降チェーンの配置状態を示す概略斜視図である。 パレットを下降させたときの機械式駐車設備の状態を示す概略正面図である。 パレットを上昇させたときの機械式駐車設備の状態を示す概略正面図である。 チェーン収容ボックスの設置状態を示す支柱の拡大側面図である。 図2のA部拡大図である。 チェーン押え部材及びチェーンガイドの設置状態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の変形例を示す図であり、チェーン収容ボックスの設置状態を示す要部概略正面図である。 本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の変形例を示す図であり、チェーンの位置がずれたときの状態を示す要部概略正面図である。
まず、図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備を説明する。なお、便宜上、図1に示す機械式駐車設備1の状態を斜め左前側から見た斜視図、図2及び図3に示す状態を正面図として説明する。
≪機械式駐車設備≫
図1〜図3に示すように、機械式駐車設備1は、例えば、車両を載置するパレット3を移動させることが可能な鉄骨製の設備から成る。
なお、本発明の機械式駐車設備1は、地上複数段、地下複数段、複数の駐車列に駐車する駐車装置に適用することが可能である。機械式駐車設備1において、地上複数段及び地下複数段の駐車階の数と、駐車列の数と、重列の有無とは、任意であって、機械式駐車設備1を建てる設置スペースの広さや、利用者の要望に応じて適宜に設定すればよい。このため、機械式駐車設備1は、パレット3を昇降させる昇降チェーンを有する昇降装置4を備えていればよく、機械式駐車設備1の型式、種類、地下ピットPの有無等は特に限定されない。
以下、機械式駐車設備1の一例として、地上一段地下一段昇降式駐車設備を例に上げて説明する。
機械式駐車設備1は、この機械式駐車設備1の骨組を形成する複数の支柱2及び梁(図示省略)と、車両を積載して昇降するパレット3と、パレット3を上下方向に昇降させる昇降装置4と、を主に備えている。
<支柱>
図2及び図3に示すように、支柱2は、機械式駐車設備1において、上下方向に延設される骨格フレームを形成する金属製柱であり、例えば、H形鋼あるいは溝形鋼からなる。この支柱2は、例えば、地下ピットPの内底面から地表面までの間を上下動する下段パレット32の左右の前側に配置される前柱20,21と、下段パレット32の左右の後側に配置される後柱(図示省略)と、から構成されている。支柱2は、下段パレット32が配置される地下ピットPに対して、前後左右の四箇所にそれぞれ立設されている。
前柱21,22と、後柱(図示省略)とは、略同じ形状に形成されて、互いに前後方向に対向配置されている。左側の前柱21,22及び左側の後柱(図示省略)の下側側面には、前側及び後側の昇降チェーン(以下、前側昇降チェーン41及び後側昇降チェーン42の両方をいう場合は、適宜「昇降チェーン(41,42)」という)が余剰となったときの余剰部分を収納するチェーン収容ボックス9がそれぞれ設けられている。
左右の前柱21,22は、パレット3の車出入口側の左右にそれぞれ立設された地下柱である。
左側の前柱21、あるいは、その近傍には、前側昇降チェーン41と、吊りスプロケット44と、駆動軸43の前端部を軸支する軸受(図示省略)と、第3駆動スプロケット43cと、チェーン収容ボックス9と、チェーン押え部材5と、チェーン異常検出手段6と、チェーンガイド7と、チェーン巻付防止部材8と、が配置されている。
後柱(図示省略)は、地下ピットPにおいて、パレット3の後側左右にそれぞれ立設された地下柱である。左側の後柱(図示省略)、あるいは、その近傍には、後側昇降チェーン42と、吊りスプロケット45と、駆動軸43の後端部寄りの位置を軸支する軸受(図示省略)と、第2駆動スプロケット43bと、チェーン収容ボックス9と、チェーン押え部材5と、チェーン異常検出手段6と、チェーンガイド7と、チェーン巻付防止部材8と、電動モータMを載置したモータ載設棚(図示省略)と、が配置されている。
不図示の梁は、地下ピットPの上端部に、前後左右方向に向けて延設された骨格フレームである。梁(図示省略)は、例えば、左右の支柱2の上部に載設されて前後方向に延びる地表前後梁と、地下ピットPの前側上端部の左右間、及び、地下ピットPの後側上端部の左右間にそれぞれ架設される地表横梁と、から成る。
地表前後梁は、地下ピットPの上部に前端から後端に亘って配置されて、使用者が通行する通路を形成する前後梁から成る。
地表横梁は、地下ピットPの上端の角に配置された縦断面視してL字状の山形鋼からなる。
≪パレット≫
図1に示すように、パレット3は、例えば、上側に配置された上段パレット31と、上段パレット31の下側に配置された下段パレット32と、上段パレット31と下段パレット32との間に配置されたパレット支柱33と、を一体に連結して一体に昇降可能に構成されている。
図2及び図3に示すように上段パレット31は、1階の駐車階と2階の駐車階との間を昇降可能に配置された平面視して矩形の搬送部材である。
下段パレット32とは、地下ピットPの駐車階と1階の駐車階との間を昇降可能に配置
された平面視して矩形の搬送部材である。下段パレット32は、主に地下ピットPに設置された昇降装置4によって、上下方向に昇降可能に配置される。図1に示すように、下段パレット32には、左右端部の前側寄りにそれぞれ前側昇降チェーン41が巻き掛けられる前側パレットスプロケット46と、左右端部の後側寄りにそれぞれ後側昇降チェーン42が巻き掛けられる後側パレットスプロケット47と、が軸支されている。
パレット支柱33は、上段パレット31と下段パレット32とを連結する柱状の連結部材である。パレット支柱33は、平面視して上段パレット31及び下段パレット32の左右の前端部寄りの位置と、左右の後端部寄りの位置との四箇所に設置されている。右側の前後のパレット支柱33の上端部には、昇降チェーン(41,42)の上端部がそれぞれ連結されるチェーン連結部3aがそれぞれ設けられている。
<昇降装置>
図1に示すように、昇降装置4は、パレット3の下段パレット32側を地下ピットP内から地表面へと昇降させるように構成されている(図2及び図3参照)。昇降装置4は、それぞれ後記する電動モータMと、原動スプロケットMa(動力伝達機構40)と、駆動チェーンMb(動力伝達機構40)と、第1駆動スプロケット43aと、第2駆動スプロケット43bと、第3駆動スプロケット43cと、駆動軸43と、前側及び後側の吊りスプロケット44,45と、前側パレットスプロケット46と、後側パレットスプロケット47と、前側昇降チェーン41と、後側昇降チェーン42と、チェーン押え部材5と、チェーン異常検出手段6と、チェーンガイド7と、チェーン巻付防止部材8と、チェーン収容ボックス9と、を備えている。
<電動モータ>
電動モータMは、後記する動力伝達機構40、駆動スプロケット(43a,43b,43c)及び駆動軸43を介して、前側昇降チェーン41と、後側昇降チェーン42等を駆動させるための動力源である。電動モータMは、ロータ軸に設けられた原動スプロケットMa、及び、駆動チェーンMbを介して第1〜第3駆動スプロケット43a,43b,43cを回転駆動させるように配置されている。電動モータMは、不図示の後柱に設けられたモータ設置棚に載設されている。この電動モータMは、地表面に設置された操作盤(図示省略)のモータ駆動スイッチ(図示省略)を操作することによって、制御装置(図示省略)を介して電力が供給されて、原動スプロケットMaを回転駆動させる。
<動力伝達機構>
動力伝達機構40は、電動モータMの回転を減速回転させて駆動軸43の第1駆動スプロケット43aに伝達する機構である。動力伝達機構40は、例えば、電動モータMに設けられた原動スプロケットMaと、原動スプロケットMaと第1駆動スプロケット43aに巻き掛けられた駆動チェーンMbと、で構成されている。
原動スプロケットMaは、電動モータMによって直接回転駆動されるスプロケットである。駆動チェーンMbは、電動モータMの回転を駆動軸43に伝達するための伝達部材である。この駆動チェーンMbは、原動スプロケットMaと第1駆動スプロケット43aとに巻き掛けられた無端チェーンから成る。
<駆動軸>
図1に示すように、駆動軸43は、第1駆動スプロケット43a、第2駆動スプロケット43b及び第3駆動スプロケット43cが固定された軸棒である。駆動軸43は、電動モータMの回転を、原動スプロケットMaで駆動される駆動チェーンMbが巻き掛けられた第1駆動スプロケット43a(駆動スプロケット)を介在して、第2駆動スプロケット43b(駆動スプロケット)と、第3駆動スプロケット43c(駆動スプロケット)と、に伝達するための軸部材である。駆動軸43は、側面視して、吊りスプロケット44,45とチェーン収容ボックス9との間の高さの位置に配置されて、左側の前柱21と後柱(図示省略)とに回転自在に架設されている。つまり、駆動軸43は、前端部が前柱21に設けられた軸受(図示省略)に軸支され、後端部が後柱に設けられた軸受(図示省略)に軸支されている。
<駆動スプロケット>
駆動スプロケットである第1駆動スプロケット43a、第2駆動スプロケット43b及び第3駆動スプロケット43cは、前側昇降チェーン41及び後側昇降チェーン42を駆動させるためのスプロケットである。以下、第1駆動スプロケット43a、第2駆動スプロケット43b及び第3駆動スプロケット43cの全てをいう場合は、適宜「駆動スプロケット(43a,43c,43d)」という。
第1駆動スプロケット43aは、原動スプロケットMaの回転を減速させて駆動軸43に伝達するための従動スプロケットである。第1駆動スプロケット43aは、電動モータMに直接駆動された駆動チェーンMbが巻き掛けられている。第1駆動スプロケット43aは、原動スプロケットMaの径及び歯数よりも大きく形成されて、駆動軸43の後端部に固定されている。
第2駆動スプロケット43bは、後側昇降チェーン42を駆動させるためのスプロケットである。第2駆動スプロケット43bは、後側の吊りスプロケット45の下方の駆動軸43の後端部寄りの位置に配置されている。第2駆動スプロケット43bは、不図示の後柱の近傍に配置されて、後側昇降チェーン42が巻き掛けられている。
第3駆動スプロケット43cは、前側昇降チェーン41を駆動させるためのスプロケットである。第3駆動スプロケット43cは、前柱21の上部に軸支された前側の吊りスプロケット44の下方に配置されて、前側昇降チェーン41が巻き掛けられている。
<昇降チェーン>
昇降チェーンは、前側昇降チェーン41と後側昇降チェーン42とから成り、パレット3に配置された前側及び後側パレットスプロケット46,47に巻き掛けられてパレット3を昇降させるためのチェーンである。以下、前側昇降チェーン41と後側昇降チェーン42との両方をいう場合は、適宜「昇降チェーン(41,42)」という。昇降チェーン(41,42)は、例えば、有端チェーンから成る。図3に示すように、昇降チェーン(41,42)は、パレット3が上昇した際に、チェーン収容ボックス9の上端部に設けられたチェーン固定部9a側寄りの端部に、余長部分41a,42aが形成されるように配置されている。
図1に示すように、前側昇降チェーン41は、右側上端が、右側前方のパレット支柱33の上端のチェーン連結部3aに固定され、このチェーン連結部3aから右側の前側パレットスプロケット46、左側の前側パレットスプロケット46、吊りスプロケット44、第3駆動スプロケット43c、チェーン押え部材5、チェーンガイド7を介してチェーン収容ボックス9に亘って配置されて、その先端がチェーン収容ボックス9の内壁に設けられたチェーン固定部9aに固定されている。
図1に示すように、後側昇降チェーン42は、正面視して、常に前側昇降チェーン41と同じ状態に配置されている。つまり、後側昇降チェーン42は、右側上端が、右側後方のパレット支柱33の上端のチェーン連結部3aに固定され、このチェーン連結部3aから右側の後側パレットスプロケット47、左側の後側パレットスプロケット47、吊りスプロケット45、第2駆動スプロケット43b、チェーン押え部材5、チェーンガイド7を介してチェーン収容ボックス9に亘って配置されて、その先端がチェーン収容ボックス9の内壁に設けられたチェーン固定部9aに固定されている(図2参照)。
なお、前側昇降チェーン41は、後側昇降チェーン42に対して対向して同じように配置され、同じ電動モータMによって同時に駆動される。以下、昇降チェーンは、前側昇降チェーン41を主に説明して後側昇降チェーン42の説明を適宜省略する。
<吊りスプロケット>
吊りスプロケット44,45は、昇降チェーン(41,42)が巻き掛けられて、昇降チェーンを直接駆動させるためのスプロットである。吊りスプロケット44,45は、右側の前後の支柱2の上部に軸支されている。つまり、吊りスプロケット44,45は、前側及び後側パレットスプロケット46,47に巻き掛けられた昇降チェーン(41,42)を引き上げたり引き下げたりするスプロケットであり、地下ピットP内の支柱2の地表面の近傍の最上部位に軸支されている。
前側パレットスプロケット46は、下段パレット32の左右前端部にそれぞれ軸支されて、前側昇降チェーン41が巻き掛けられたスプロケットである。前側パレットスプロケット46は、前側昇降チェーン41が引き上げられたり、引き下げられたりした際に、回転しながら下段パレット32と一体に上下動する。
後側パレットスプロケット47は、下段パレット32の左右後端部にそれぞれ軸支されて、後側昇降チェーン42が巻き掛けられたスプロケットである。後側パレットスプロケット47は、前側パレットスプロケット46と同様に、後側昇降チェーン42が引き上げられたり、引き下げられたりした際に、回転しながら下段パレット32と一体に上下動する。
<チェーン押え部材>
図4及び図5に示すように、チェーン押え部材5は、左側の前柱21及び後柱(図示省略)に軸支された第2及び第3駆動スプロケット43b,43cの外側に設けられて昇降チェーン(41,42)をそれぞれ支持する部材である(図1参照)。チェーン押え部材5は、後記する検知面5aと、スイッチ作動面5bと、を有する板状部材から成る。チェーン押え部材5を軸支する軸部51と、軸部51を支柱2に連結する支持部材52と、を備えている。チェーン押え部材5は、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに巻き掛けられた昇降チェーン(41,42)に、隙間S1,S2を介して昇降チェーン(41,42)の外周に配置されて、上端部の軸部51が支持部材52を介在して支柱2の側面に揺動自在に軸支されている。チェーン押え部材5に対してチェーン巻付防止部材8が、昇降チェーン(41,42)を介して対向配置されている。また、チェーン押え部材5の下面には、チェーン異常検出手段6が当接した状態に配置されている。
検知面5aは、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに巻き掛けられた昇降チェーン(41,42)が駆動スプロケットから離間する方向(矢印a方向)に隙間S1,S2移動した場合に当接する端面である。検知面5aは、チェーン押え部材5の左側に配置された第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに沿って曲面形状(略J字状)に形成されている。軸部51は、チェーン押え部材5の位置を上下方向に微調整することができる位置調整用のボルトから成る。
図5に示す隙間S1は、昇降チェーン(41,42)と、チェーン押え部材5の検知面5aの上側部位との間の距離である。隙間S1は、昇降チェーン(41,42)と、チェーン押え部材5の検知面5aの下側部位との間の距離である。隙間S1,S2は、昇降チェーン(41,42)が第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに適正に噛合っているときの第2及び第3駆動スプロケット43b,43cの中心Oから昇降チェーン(41,42)の外側までの距離Lから隙間S1,S2以上離間したときに、コマ飛び、スプロケットからのチェーンの離脱等が発生する可能性がある任意の距離である。
なお、隙間S1,S2は、同じであってよく、また、適宜相違させても構わない。隙間S1,S2は、スプロケットの歯の大きさや、チェーンの大きさ等によって相違する。隙間S1,S2の一例を挙げると、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cの半径が40〜140mmの場合、約1mmである。そして、チェーン異常検出手段6は、チェーン押え部材5が離間方向(矢印b方向)に2〜3mm程度移動すると、異常を検出するように構成されている。
図5及び図6に示すように、スイッチ作動面5bは、昇降チェーン(41,42)が第2及び第3駆動スプロケット43b,43cから離間する方向(矢印a方向)に移動した場合にチェーン異常検出手段6を押圧する面である。スイッチ作動面5bは、チェーン押え部材5の下面に形成された水平な端面から成る。
<チェーンガイド>
チェーンガイド7は、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに巻き掛けられた昇降チェーン(41,42)を駆動スプロケットに噛合した状態でチェーン収容ボックス9内にスムーズに出し入れされるように支持して案内する部材である。チェーンガイド7は、板部材から成るチェーンガイド本体7aと、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cからチェーン収容ボックス9に向かって配置された昇降チェーン(41,42)をガイドするガイド部7b,7cと、チェーンガイド本体7aに接合したチェーン巻付防止部材8と、を備えている。
チェーンガイド7は、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cと、この駆動スプロケットに巻き掛けられた部位の上下部位と、の近傍に対向して設置されている。
図5に示すように、チェーンガイド本体7aは、金属製板部材によって形成され、支持部材71により支柱2の側面に固定されている。
ガイド部7b,7cは、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cからチェーン収容ボックス9に向かって配置された昇降チェーン(41,42)をガイドする部位である。ガイド部7bは、検知面5aの下側部位に隙間S1を介して沿って湾曲している。ガイド部7cは、昇降チェーン(41,42)の余長部分41a,42aをチェーン収容ボックス9内の中央部寄りの位置に送られるように傾斜している。
<チェーン巻付防止部材>
チェーン巻付防止部材8は、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに噛合している昇降チェーン(41,42)が左方向に必要以上に移動するのを規制する金属製板部材である。チェーン巻付防止部材8は、チェーンガイド7の上部から第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに向けて下方向に突出した状態に接合されている。
<チェーン異常検出手段>
チェーン異常検出手段6は、チェーン押え部材5の動きを検出する検出装置である。さらに詳述すると、チェーン異常検出手段6は、メンテナンス不良等によって、潤滑油が切れの場合、あるいは、赤錆が発生した場合等で、チェーンの屈曲性が悪くなり、屈曲したチェーンがチェーン飛び防止ガイドに噛み込んだり、コマ飛びが発生したり、スプロケットから離脱したりする前に、事前に昇降チェーン(41,42)の異常を検出するセンサである。チェーン異常検出手段6は、チェーン押え部材5を介在して昇降チェーン(41,42)の位置ズレを検出した場合に、電動モータMを停止させて、機械式駐車設備1を停止させることで、チェーンのコマ飛びや、離脱が発生する前に、その予兆を検出して予防するための検出器である。チェーン異常検出手段6は、チェーン押え部材5が昇降チェーン(41,42)によって押圧されて外側方向に移動したことを検出するリミットスイッチから成る。
そのリミットスイッチは、例えば、チェーン収容ボックス9の内壁に固定されたスイッチケースと、スイッチケースから突出した状態に配置されたプッシュロッド(可動子)と、プッシュロッドを付勢するばね部材と、プッシュロッドがチェーン押え部材5によって押し込まれたときにONする接点部材と、を備えて構成されている。
<チェーン収容ボックス>
チェーン収容ボックス9は、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cに巻き掛けられた昇降チェーン(41,42)の余長部分41a,42aを進退自在に収納する箱状部材である。チェーン収容ボックス9は、前記チェーン押え部材5及びチェーン巻付防止部材8の下方に配置されて、支柱2の下部に固定されている。チェーン収容ボックス9の上部内壁には、チェーンガイド7のガイド部7cと、チェーン異常検出手段6が設置されている。
≪作用≫
次に、図1〜図5を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備1の作用を説明する。
機械式駐車設備1において、例えば、車両を上段パレット31上に駐車させる場合は、操作盤(図示省略)を操作して昇降装置4を駆動させて、図2に示すように、パレット3を下降させた状態にする。また、下段パレット32上に車両を駐車させる場合は、操作盤(図示省略)を操作して昇降装置4を駆動させて、図3に示すように、下段パレット32を地表面まで上昇させる。
このように、昇降装置4を駆動させてパレット3を昇降させると、昇降チェーン(41,42)がチェーン収容ボックス9出し入れされるように引かれて移動する。
詳述すると、例えば、機械式駐車設備1が図2に示すように、パレット3が下降させた状態になっている場合、パレットスプロケット(前側及び後側パレットスプロケット46,47)が下降した状態にある。このため、昇降チェーン(41,42)は、パレットスプロケットによって地下ピットPの底部側に引かれて、余長部分41a,42aがチェーン収容ボックス9内から引き出されている(図1参照)。
例えば、この図2の状態で、車両を上段パレット31上に載置させるなどして、上段パレット31を2階まで上昇させる場合は、不図示の操作盤にある昇降装置上昇用のスイッチを操作する。すると、制御装置(図示省略)は、図1に示す電動モータ72を駆動させて原動スプロケットMa、駆動チェーンMb、第1駆動スプロケット43a、駆動軸43、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cを回転させ、昇降チェーン(41,42)を引っ張り、下段パレット32を図3に示すように、1階まで上昇させる。
このとき、昇降チェーン(41,42)は、図5に示すように、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cが時計方向(矢印e方向)に回転することで、下方向(矢印f方向)に移動して余長部分41a,42aがチェーン収容ボックス9内に送られる。チェーン収容ボックス9内に入り込む昇降チェーン(41,42)は、チェーンガイド7及びチェーン押え部材5によってガイドされてスムーズにチェーン収容ボックス9内に送られて、図3に示すように、収容される。
昇降装置4は、下段パレット32を1階まで上昇すると、不図示の位置検出スイッチがONして、位置検出信号が制御装置(図示省略)に送られ、電動モータMが自動停止される。そして、利用者は、車両を下段パレット32上に出し入れ可能になる。
このように移動する昇降チェーン(41,42)は、メンテナンス不良によって潤滑油が切れた場合、錆が発生した場合、あるいは、チェーン連結ピン等に異常で負荷がかかって損傷したり、変形したりした発生した場合に、チェーンの屈曲性が悪くなって動きが悪化する。このような場合には、例えば、図5の二点鎖線で示すように、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cの外周部等で折れ曲がった状態になる。
すると、折れ曲がった第2及び第3駆動スプロケット43b,43cは、昇降チェーン(41,42)に沿って配置されたチェーン押え部材5の検知面5aを離間方向(矢印a方向)に押圧して、チェーン押え部材5を、軸部51を中心に離間方向(矢印b方向)に揺動させる。揺動したチェーン押え部材5は、下面でチェーン異常検出手段6の可動子を押圧してONさせる。チェーン異常検出手段6は、昇降チェーン(41,42)の異常状態を示す信号が不図示の制御装置に送られて、制御装置が昇降装置4を停止される。
このため、機械式駐車設備1は、昇降チェーン(41,42)が屈曲してチェーン飛び防止ガイドに噛み込んだり、コマ飛びが発生したり、第2及び第3駆動スプロケット43b,43cから離脱したりする事故が発生する前に、昇降装置4を停止させることができる。その結果、機械式駐車設備1は、コマ飛びや、スプロケットからのチェーンの離脱等が発生する前に、その予兆を検出して、予め点検及び修理を行うことができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の変形例を示す図であり、チェーン収容ボックスの設置状態を示す要部概略正面図である。図8は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の変形例を示す図であり、チェーンの位置がずれたときの状態を示す要部概略正面図である。
前記実施形態では、本発明に係る機械式駐車設備1の一例として、図2〜図4に示すように、支柱2にチェーン押え部材5、チェーン異常検出手段6、チェーンガイド7、及び、チェーン収容ボックス9を設けた場合を説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、図7に示すように、機械式駐車設備1Aの梁25に設けたものであってもよい。
機械式駐車設備1Aは、例えば、梁25と、梁25の下面端部25bに垂下された垂下部材26と、垂下部材26に配置された駆動軸43A、駆動スプロケット及びチェーン収容ボックス9Aと、梁25の端部25aに軸支されたチェーン押え部材5Aと、チェーン押え部材5Aに設けられたチェーン巻付防止部材8Aと、チェーン押え部材5Aに当接した状態に配置されたチェーン異常検出手段6Aと、を主に備えている。
梁25は、機械式駐車設備1Aにおいて、水平方向に延設された骨格フレーム部材である。梁25の端部25aには、チェーン異常検出手段6Aを下端に取り付けた検出手段取付ブラケット29が垂下した状態に固定されると共に、チェーン押え部材5Aを固定した揺動部材51Aが軸支されている。また、梁25の下面端部25bには、駆動軸43Aを軸支する駆動軸軸支部材27と、チェーン収容ボックス9Aを保持するためのボックス固定ブラケット28と、を取り付けた垂下部材26と、が連結されている。
垂下部材26は、梁25の下面端部25bから真下方向に向けて延設された骨格フレーム部材である。駆動軸軸支部材27は、駆動軸43Aを回転自在に軸支する軸受部材であり、垂下部材26の側面に固定されている。ボックス固定ブラケット28は、垂下部材26の下端部と、チェーン収容ボックス9Aの内壁と、を連結するための連結部材である。検出手段取付ブラケット29は、上端を固定した梁25の端部25aから真下方向に延設された金属製板部材である。
駆動軸43には、実施形態と同様に、昇降チェーン(41A,42A)が巻き掛けられた駆動スプロケット(第2駆動スプロケット及び第3駆動スプロケット43Ac)が設けられている。
昇降チェーン(41A,42A)は、前記実施形態と同様、一端がチェーン収容ボックス9Aの内壁の上端部のチェーン固定部9Aaに固定されている。昇降チェーン(41A,42A)の余長部分41Aa(42Aa)は、チェーン収容ボックス9A内に自動的に出し入れされるように配置されている。
揺動部材51Aの上端部は、チェーン押え部材5Aが昇降チェーン(41A,42A)から離間方向(矢印a方向)及び近接方向に揺動自在に軸支された板状部材から成る。揺動部材51Aの下端部は、くの字状に折り曲げて、昇降チェーン(41A,42A)の移動を規制するガイド片51Aaが形成されている。揺動部材51Aの中央部には、チェーン押え部材5Aと、チェーン巻付防止部材8Aと、が固定されている。
チェーン押え部材5Aは、第2及び第3駆動スプロケット43Ab,43Acに巻き掛けられた昇降チェーン(41A,42A)に対して、スイッチ作動面5Abを隙間S3を介して対向配置されている。チェーン押え部材5Aのスイッチ作動面5Abの背面側には、チェーン異常検出手段6Aの可動子が常時当接している検知面5Aaを有している。
チェーン異常検出手段6Aは、可動子の先端をチェーン押え部材5Aの検知面5Aaに当接した状態に配置された例えばレバー型のリミットスイッチから成る。チェーン異常検出手段6Aは、図7に示すように、昇降チェーン(41A,42A)が正常な状態であるときはOFF状態になっている。チェーン異常検出手段6Aは、図8に示すように、昇降チェーン(41A,42A)が潤滑油切れ等によって折れ曲がった状態になった場合に、離間方向(矢印a方向)に押圧されて揺動したチェーン押え部材5Aに押されてONするように配置されている。チェーン異常検出手段6AがONすると、昇降チェーン(41A,42A)の異常状態を示す信号が不図示の制御装置に送られて、制御装置が昇降装置4を停止される。
このため、機械式駐車設備1Aは、昇降チェーン(41A,42A)が第2及び第3駆動スプロケット43Ab,43Acから離脱する事故が発生する前に昇降装置4を停止させることができる。
また、チェーン収容ボックス9Aの上部には、昇降チェーン(41A,42A)を移動をガイドするガイド片51Aaが設置されていることによって、スムーズに昇降チェーン(41A,42A)を出し入れさせることができる。また、チェーン収容ボックス9Aの内壁全体に、薄板状の騒音防止ゴム92Aが設けられているため、昇降チェーン(41A,42A)の駆動音を低減させることができる。
[その他の変形例]
なお、機械式駐車設備1,1Aは、昇降チェーン(41,41A,42,42A)、昇降チェーン(前側昇降チェーン41、後側昇降チェーン42)を備えているものであればよく、駐車装置の数、駐車方式、駐車駆動方式、昇降装置4等は特に限定されず、適宜変更しても構わない。
1,1A 機械式駐車設備
3 パレット
4 昇降装置
5,5A チェーン押え部材
6,6A 異常検出手段
7 チェーンガイド
8 チェーン巻付防止部材
9,9A チェーン収容ボックス
40 動力伝達機構
41,41A 前側昇降チェーン(昇降チェーン)
42,42A 後側昇降チェーン(昇降チェーン)
43,43A 駆動軸
43a 第1駆動スプロケット(駆動スプロケット)
43b,43Ab 第2駆動スプロケット(駆動スプロケット)
43c,43Ac 第3駆動スプロケット(駆動スプロケット)
44,45 吊りスプロケット
46 前側パレットスプロケット(パレットスプロケット)
47 前側パレットスプロケット(パレットスプロケット)
M 電動モータ
Ma 原動スプロケット(動力伝達機構)
Mb 駆動チェーン(動力伝達機構)
S1,S2,S3 隙間

Claims (2)

  1. 車両を載置して昇降するパレットと、
    前記パレットを昇降させる昇降装置と、を備えた機械式駐車設備であって、
    前記昇降装置は、前記パレットに配置されたパレットスプロケットに巻き掛けられて前記パレットを昇降させる昇降チェーンと、
    前記昇降チェーンが巻き掛けられた吊りスプロケットと、
    前記吊りスプロケットの下方に配置されて前記昇降チェーンを駆動させる駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットを動力伝達機構を介して回転駆動させる電動モータと、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記昇降チェーンの外側近傍に所定の隙間を設けて配置されたチェーン押え部材と、
    前記チェーン押え部材の動きを検出するチェーン異常検出手段と、を備えていることを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 前記チェーン異常検出手段は、前記チェーン押え部材を介在して前記昇降チェーンの位置ズレを検出した場合に、前記電動モータを停止させることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車設備。
JP2016168959A 2016-08-31 2016-08-31 機械式駐車設備 Active JP6034989B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168959A JP6034989B1 (ja) 2016-08-31 2016-08-31 機械式駐車設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168959A JP6034989B1 (ja) 2016-08-31 2016-08-31 機械式駐車設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6034989B1 true JP6034989B1 (ja) 2016-11-30
JP2018035559A JP2018035559A (ja) 2018-03-08

Family

ID=57419922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016168959A Active JP6034989B1 (ja) 2016-08-31 2016-08-31 機械式駐車設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6034989B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108643632A (zh) * 2018-04-23 2018-10-12 宁波荣山新型材料有限公司 一种全装配化的升降式停车单元

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06136985A (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 Nhk Spring Co Ltd 立体駐車装置
JPH074106A (ja) * 1993-06-22 1995-01-10 Daifuku Co Ltd 立体駐車設備
JPH074097A (ja) * 1993-06-15 1995-01-10 Osaka Zosenjo:Kk 駐車装置
JPH0711793A (ja) * 1993-06-23 1995-01-13 Nhk Spring Co Ltd 多段駐車装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06136985A (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 Nhk Spring Co Ltd 立体駐車装置
JPH074097A (ja) * 1993-06-15 1995-01-10 Osaka Zosenjo:Kk 駐車装置
JPH074106A (ja) * 1993-06-22 1995-01-10 Daifuku Co Ltd 立体駐車設備
JPH0711793A (ja) * 1993-06-23 1995-01-13 Nhk Spring Co Ltd 多段駐車装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108643632A (zh) * 2018-04-23 2018-10-12 宁波荣山新型材料有限公司 一种全装配化的升降式停车单元
CN108643632B (zh) * 2018-04-23 2023-09-19 宁波荣山新型材料有限公司 一种全装配化的升降式停车单元

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018035559A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103287805B (zh) 料斗提升机
JP6034989B1 (ja) 機械式駐車設備
KR19990029961A (ko) 주차장치
JP4055806B2 (ja) 物品落下防止装置
JP6442350B2 (ja) エレベータ式駐車装置とその制御方法
CN105800418A (zh) 电梯对重搬出搬入装置
JP6440572B2 (ja) エレベータ式駐車装置とその制御方法
JP4855865B2 (ja) 荷移載装置及び荷移載方法
JP7061030B2 (ja) 状態監視装置と状態監視方法
JP5519714B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2012077565A (ja) 機械式駐車装置
JP5372416B2 (ja) ローダー用レール装置
JP5191371B2 (ja) ロープ牽引式輸送設備のロープ誘導装置
JP2008080139A (ja) 物品落下防止装置及びこれを備えた物品棚
JP6434371B2 (ja) エレベータ式駐車装置とその制御方法
JPH11190141A (ja) 地下2段及び地上2段で構成される4段式n列ピット型駐車装置
JP3865531B2 (ja) 駐車設備の昇降装置
JP4133300B2 (ja) 電動式駐輪装置
JP2009256998A (ja) エレベータ式駐車装置
JP3859628B2 (ja) 駐車装置
JP2013011127A (ja) 二多段式駐車装置とその運転方法
JP2956329B2 (ja) 自動倉庫用の出し入れ装置
JP5753724B2 (ja) 駐車装置
JP6560545B2 (ja) 可動式仕切り装置
JPH0192107A (ja) 倉庫用クレーンの昇降キャレッジ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160831

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160905

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6034989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250