JP2001328681A - ポリアミド樹脂製包装・容器体 - Google Patents

ポリアミド樹脂製包装・容器体

Info

Publication number
JP2001328681A
JP2001328681A JP2000149257A JP2000149257A JP2001328681A JP 2001328681 A JP2001328681 A JP 2001328681A JP 2000149257 A JP2000149257 A JP 2000149257A JP 2000149257 A JP2000149257 A JP 2000149257A JP 2001328681 A JP2001328681 A JP 2001328681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide resin
container
packaging
container body
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000149257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3940250B2 (ja
Inventor
Masaaki Miyamoto
正昭 宮本
Masanori Yamamoto
正規 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2000149257A priority Critical patent/JP3940250B2/ja
Publication of JP2001328681A publication Critical patent/JP2001328681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3940250B2 publication Critical patent/JP3940250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気遮断性に優れると共に溶出物量が低減化
され、よって被包装物や内容物を変質させる惧れがな
く、輸液バッグ等の医療用容器等に用いるに好適なポリ
アミド樹脂製包装・容器体を提供する。 【構成】 融点が200〜280℃、温度23℃で相対
湿度50%での平衡吸水率が2.0重量%以下、且つ、
水溶性低分子量物の含有量が0.4重量%以下のポリア
ミド樹脂からなるポリアミド樹脂製包装・容器体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂製
包装・容器体に関し、更に詳しくは、空気遮断性に優れ
ると共に溶出物量が低減化され、よって被包装物や内容
物を変質させる惧れがなく、輸液バッグ等の医療用容器
等に用いるに好適なポリアミド樹脂製包装・容器体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種飲食品用、電子材料及び
部品用、衛生用品用、医療用輸液用等の種々の用途にお
いて、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等により成形されたフィ
ルム又はシート、袋、トレー、容器、ボトル等のプラス
チック製包装・容器体が用いられているが、近年、被包
装物や内容物の変質の問題への要求が益々厳しくなって
おり、その改良が求められている。
【0003】その中で、容器・包装体として、優れた成
形加工性や熱融着性等を生かして多量に用いられている
ポリオレフィン樹脂は、ガスバリア性が劣ることから、
例えば、空気中の酸素により被包装物や内容物が経時的
に変質し易いという従前の問題に加えて、特に水分を多
く含む被包装物や内容物を加熱処理後に充填し密閉した
袋状容器においては、内部の水蒸気圧と外部大気圧との
圧力差により内部に空気が侵入して容積膨張を起こすと
いう問題もある。
【0004】又、機械的性質や化学的特性に加え、その
優れた安全衛生性、柔軟性、耐熱性、透明性、ガスバリ
ア性、耐ピンポール性等の特長、特にガスバリア性を生
かして多用されているポリアミド樹脂とて例外ではな
く、ポリアミド樹脂として通常用いられる6ナイロンや
66ナイロンでは、吸水性が高く、極性も高いことから
内容物を吸着し易く、又、水溶性の溶出物量も無視でき
ないため、特に内容物の微妙な組成変化を嫌う医療用等
に用いるには問題となっており、又、これに対して、例
えば、医療容器用基材としてナイロン11やナイロン1
2、又はこれらを主成分とするコポリアミドを用いるこ
とも提案されている(特開平4−325159号公報参
照。)が、これらのポリアミド樹脂はガスバリア性が十
分とは言えず、溶出物量も無視でないものとなってい
る。
【0005】所で、従来より、医療用容器、特に、薬
液、血液用等の輸液バッグとして、従来のガラス瓶やプ
ラスチック製ボトル等の硬質の容器に代えて、細菌等の
混入による病院内感染を防止する等の観点から、通気針
を用いずとも内容物の滴下減少に伴ってバッグ自体が絞
り潰される自己排液性を有する程度の柔軟性を有するプ
ラスチック、例えば、エチレン系樹脂、或いは軟質ポリ
塩化ビニル樹脂等の軟質材料からなる袋状容器が用いら
れているが、これらは、空気遮断性が不十分であると共
に、高圧蒸気による滅菌時の耐熱性に問題があり、又、
それらに代わるものとして、耐熱性に優れるプロピレン
系樹脂の使用も検討されているが、プロピレン系樹脂
も、空気遮断性が不十分であると共に、前記軟質材料の
ものに比し、耐熱性には優れるものの、透明性が劣り、
又、柔軟性も不十分であって自己排液性にも問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、空気
遮断性に優れると共に溶出物量が低減化され、よって被
包装物や内容物を変質させる惧れがなく、輸液バッグ等
の医療用容器等に用いるに好適なポリアミド樹脂製包装
・容器体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、融点が200
〜280℃、温度23℃で相対湿度50%での平衡吸水
率が2.0重量%以下、且つ、水溶性低分子量物の含有
量が0.4重量%以下のポリアミド樹脂からなるポリア
ミド樹脂製包装・容器体、を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポリアミド樹脂製包装・
容器体を構成するポリアミド樹脂は、融点が200〜2
80℃であることが必須であり、200〜250℃であ
るのが好ましく、210〜230℃であるのが更に好ま
しい。融点が前記範囲未満では、包装・容器体として空
気遮断性が劣ることとなると共に剛性が不充分となり、
一方、前記範囲超過では、包装・容器体とする際の成形
温度を高くする必要から、ポリアミド樹脂自体の劣化を
生じ易く、又、例えば他の低融点樹脂との同時成形にお
いてそれらの低融点樹脂の劣化も生じ易いこととなる。
【0009】尚、ここで、融点は、示差走査熱量計を用
い、室温より昇温速度20℃/分で昇温させたときの融
解ピークの頂点の温度を示すが、初期の固体状態から昇
温したときに現れる融解ピークはポリアミド樹脂の熱履
歴によって変動することがあるため、室温より昇温速度
20℃/分で300℃まで昇温させ、300℃で3分間
保持した後、降温速度20℃/分で80℃まで降温さ
せ、再度、昇温速度20℃/分で300℃まで昇温させ
たときの融解ピークの頂点の温度を求めたものである。
【0010】更に、本発明のポリアミド樹脂製包装・容
器体を構成するポリアミド樹脂は、温度23℃で相対湿
度50%での平衡吸水率が2.0重量%以下であること
が必須であり、0.5〜2.0重量%であるのが好まし
く、1.0〜2.0重量%であるのが更に好ましい。平
衡吸水率が前記範囲超過では、包装・容器体として吸水
による寸法の変化や機械的強度の低下が起こり易くなる
と共に、被包装物や内容物を吸着しそれらの変質を招く
こととなる。尚、前記範囲未満では、空気遮断性が低下
する傾向となる。
【0011】更に、本発明のポリアミド樹脂製包装・容
器体を構成するポリアミド樹脂は、水溶性低分子量物の
含有量が0.4重量%以下であることが必須であり、
0.2重量%以下であるのが好ましく、0.15重量%
以下であるのが更に好ましい。水溶性低分子量物の含有
量が前記範囲超過では、包装・容器体として被包装物や
内容物中に該低分子量物等が溶出し、それらの変質を招
くこととなる。
【0012】尚、ここで、水溶性低分子量物の含有量
は、JIS K6810に準拠して沸騰純水を用いて6
時間抽出処理した抽出液から全有機炭素分析計により全
有機炭素量を測定し、その全有機炭素量からカプロラク
タム換算して求めたものである。
【0013】尚、本発明のポリアミド樹脂製包装・容器
体を構成するポリアミド樹脂は、包装・容器体とするに
おける成形加工性等の面から、JIS K6810に準
拠して98%硫酸中で濃度1重量%、温度25℃で測定
した相対粘度が、2.0〜6.0であるのが好ましく、
3.0〜5.5であるのが更に好ましく、3.5〜5.
0であるのが特に好ましい。
【0014】本発明において、前記の融点、平衡吸水
率、及び水溶性低分子量物含有量等の各特性を有するポ
リアミド樹脂としては、3員環以上のラクタム類の重
合、アミノ酸類の重合、及び、ジアミン類とジカルボン
酸類との重縮合等によって得られる、分子鎖中にアミド
結合を有する高分子体のいずれであってもよく、具体的
には、例えば、γ−ブチロラクタム、δ−バレロラクタ
ム、ε−カプロラクタム、エナントラクタム、ω−ラウ
リルラクタム等のラクタム類の重合体、6−アミノカプ
ロン酸、7−アミノヘプタン酸、8−アミノオクタン
酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸、
12−アミノドデカン酸等のアミノ酸類の重合体、1,
4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,
5−ヘキサンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、
1,9−ノナンジアミン、1,11−ウンデカジアミ
ン、1,12−ドデカンジアミン、α,ω−ジアミノポ
リプロピレングリコール等の脂肪族ジアミン、1,3−
又は1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビ
ス(p−アミノシクロヘキシルメタン)等の脂環式ジア
ミン、m−又はp−キシリレンジアミン等の芳香族ジア
ミン等のジアミン類と、グルタル酸、アジピン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン2酸等の
脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の
脂環式ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の
芳香族ジカルボン酸等のジカルボン酸類との重縮合体、
及びこれらの共重合体等が挙げられる。
【0015】中でも、本発明におけるポリアミド樹脂と
しては、芳香族成分を含む場合には紫外線吸収性の低分
子量物の溶出の惧れがあることから、鎖状成分のみから
なるものが好ましく、特に、前記の融点、平衡吸水率、
及び水溶性低分子量物含有量の各特性を同時に満足する
ポリアミド樹脂として、その構成成分の90重量%以上
が下記一般式(I) で表されるジアミン成分と下記一般式
(II)で表されるジカルボン酸成分からなるものであるの
が好ましく、その構成成分の93重量%以上が下記一般
式(I) と(II)で表されるものであるのが更に好ましく、
その構成成分の95重量%以上が下記一般式(I) と(II)
で表されるものであるのが特に好ましい。
【0016】
【化2】
【0017】〔式(I) 中のmは5〜24の整数、式(II)
中のnは6〜24の整数である。〕
【0018】ここで、式(I) 中のmが前記範囲未満では
ポリアミド樹脂として吸水性が大きくなり、一方、前記
範囲超過では空気遮断性が低下し、いずれの場合共、包
装・容器体として被包装物や内容物の変質を招き易くな
る。尚、式(I) 中のmは5〜12であるのが好ましく、
式(I) で表されるジアミン成分としては、mが6である
1,6−ヘキサンジアミンが特に好ましい。
【0019】又、式(II)中のnが前記範囲未満ではポリ
アミド樹脂として吸水性が大きくなり、一方、前記範囲
超過では空気遮断性が低下し、いずれの場合共、包装・
容器体として被包装物や内容物の変質を招き易くなる。
尚、式(II)中のnは6〜12であるのが好ましく、7〜
10であるのが更に好ましく、式(II)で表されるジカル
ボン酸成分としては、nが7のアゼライン酸、又はnが
8のセバシン酸が特に好ましい。
【0020】尚、本発明における前記ポリアミド樹脂
は、公知の重合法によって得られたいずれのものも用い
ることができるが、例えば、ジアミン類とジカルボン酸
類の重縮合体においては、原料ジアミンとジカルボン酸
の等モル塩を調製し、必要に応じて水溶液等流動性を付
与した状態で重合槽に仕込み、塩やポリマーの析出、及
び原料の揮散等を防ぎながら必要に応じて加圧下で、昇
温して重縮合反応を進め、最終的に槽内を大気圧より低
い圧力に保持して製造される。その際、燐酸、亜燐酸、
次亜燐酸、又はそれらの塩やエステル等の燐化合物等の
公知の重合促進剤の存在下に重縮合されたものであるの
が好ましい。
【0021】重合後のポリアミド樹脂は、通常、溶融状
態でダイやノズルからストランド状に押し出され、カッ
ティングされてペレット等に粒状化される。その後、必
要に応じて、低分子量物や重合促進剤等の除去を目的と
して、アルコール系溶剤、炭化水素系溶剤、ハロゲン化
炭化水素系溶剤、熱水等を用いた抽出処理が施される
が、本発明においては、被包装物や内容物への汚染の惧
れのない熱水により抽出処理が施されたものであるのが
好ましい。
【0022】本発明における前記ポリアミド樹脂は、必
要に応じて、アイオノマー樹脂、無水マレイン酸変性ポ
リオレフィン樹脂、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ー、アクリルゴム等、前記ポリアミド樹脂以外の樹脂や
ゴム、及び、ポリアミド樹脂に通常用いられる熱安定
剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、ブロッキング防止剤、滑剤、離型剤、可塑剤、増粘
剤、結晶化促進剤、着色剤、防腐剤、殺菌剤、防滴剤、
展着剤、耐衝撃改良剤等を配合されて、通常、成形機に
供せられて溶融混練された後、所望の形状の包装・容器
体に成形されるか、或いは、押出機にて溶融混練された
後、冷却固化されてペレット等に粒状化された後、成形
機に供せられて所望の形状の包装・容器体に成形され
る。
【0023】その包装・容器体、及びその成形法として
は、熱可塑性樹脂の慣用の成形法による各種成形体が挙
げられ、例えば、Tダイ又は環状ダイを用いた押出成形
によるフラットフィルムやシート、又はインフレーショ
ンフィルムやチューブ、又、更に、それらを逐次2軸延
伸、同時二軸延伸、又はチューブラー延伸等の延伸加工
に付した延伸フィルム、若しくは、それらをヒートシー
ル加工するにより形成した袋状容器、それらを真空成
形、圧空成形等の熱成形に付したトレイや容器、又、押
出成形したパリソンをブロー成形した袋状容器、射出成
形したプリフォームを延伸ブロー成形した、若しくは、
押出成形したパリソンをブロー成形したボトル容器等、
に成形され、或いは、それらを他材料との積層体とした
成形体に成形される。
【0024】その際の積層体としては、水蒸気遮断性及
びヒートシール性等に優れるエチレン系樹脂やプロピレ
ン系樹脂等のポリオレフィン樹脂との積層体であるのが
好ましく、慣用の逐次押出ラミネート或いは共押出ラミ
ネート、又は共押出等の方法によって積層体とされる。
尚、ポリアミド樹脂とポリオレフィン樹脂との接着は不
良であるので、一般には、両者は、例えば無水マレイン
酸変性ポリオレフィン樹脂等の接着層を介して接着さ
れ、例えば、本発明におけるポリアミド樹脂を内層又は
外層とした、好ましくは内層とした、内層/接着層/外
層の3層積層体、本発明におけるポリアミド樹脂を最内
層又は中間層又は最外層とした、好ましくは最内層又は
中間層とした、最内層/接着層/中間層/接着層/最外
層の5層積層体等が挙げられる。尚、それらの各層にお
ける厚みは、最内層、中間層、及び最外層としては好ま
しくは10〜150μm、更に好ましくは15〜50μ
m、接着層としては好ましくは10〜150μm、更に
好ましくは20〜80μm程度とされる。
【0025】中で、本発明のポリアミド樹脂製包装・容
器体としては、押出成形によるインフレーションフィル
ム、就中、水冷インフレーションフィルムをヒートシー
ル加工することにより形成された袋状容器、又は、押出
成形によるパリソンをブロー成形した袋状容器等として
好適である。
【0026】本発明のポリアミド樹脂製包装・容器体
は、各種飲食品用、電子材料及び部品用、衛生用品用、
医療用輸液用等の種々の用途に用いられるが、中で、袋
状容器として、人工腎臓透析液、腹膜透析液、生理食塩
水、ぶどう糖液等の薬液や血液等の医療用輸液バッグと
して、又、電子材料又は部品用の包装・容器体として、
好適に用いられる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
【0028】実施例1 1,6−ヘキサンジアミンとセバシン酸の等モル塩40
kgの40重量%水溶液を調製し、窒素ガスでバブリン
グして溶存酸素を除去した後、亜燐酸水素二ナトリウム
の5重量%水溶液0.05リットルと共に内容積200
リットルの反応器に仕込み、反応器を封じ込めたまま1
6rpmで攪拌しながら昇温して、内圧が絶対圧力で
1.7MPaに達した時点で該圧力を維持するようにコ
ントロールしながら更に昇温して、内温が255℃に達
した時点で、0.5時間かけて大気圧まで放圧し、引き
続いて0.5時間かけて絶対圧力50kPaまで減圧
し、50kPa到達から約2時間後に所定攪拌動力にな
ったところで攪拌を停止し、窒素ガスで復圧し、反応物
をストランド状に抜き出して、回転式カッターでペレッ
ト化した。引き続いて、得られたポリアミド樹脂ペレッ
トを、150リットルの沸騰純水を用いて抽出する操作
を10回繰り返し実施した後、120℃、0.1kPa
で水分量が0.1重量%以下になるまで乾燥させた。
【0029】得られたポリアミド樹脂について、以下に
示す方法で、融点、平衡吸水率、水溶性低分子量物の含
有量、及び相対粘度を測定し、結果を表1に示した。
【0030】融点 示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ社製「DS
C−200」)を用い、室温より昇温速度20℃/分で
300℃まで昇温させ、300℃で3分間保持した後、
降温速度20℃/分で80℃まで降温させ、再度、昇温
速度20℃/分で300℃まで昇温させたときの融解ピ
ークの頂点の温度を求めた。
【0031】平衡吸水率 温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下で平衡吸水に到
るまで吸水させた後、カールフィッシャー型水分測定器
(三菱化学社製「CA−06」)を用いて水分含有率を
測定した。
【0032】水溶性低分子量物含有量 JIS K6810に準拠して沸騰純水を用いて6時間
抽出処理した抽出液から全有機炭素分析計(島津製作所
社製「TOC−500」)により全有機炭素濃度を測定
し、その全有機炭素量から、下記式によってカプロラク
タム換算して求めた。 水溶性低分子量物含有量(重量%)=〔{全有機炭素濃
度(ppm)×抽出水量(g)}/試料重量(g)〕×
〔カプロラクタム分子量/カプロラクタム中の炭素原子
の量〕×10-4
【0033】相対粘度 JIS K6810に準拠して98%硫酸中で濃度1重
量%、温度25℃で測定した。
【0034】又、得られたポリアミド樹脂について、
「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医薬品容器試
験法」に規定される溶出物試験に基づき、溶出液の泡立
ち、pH、過マンガン酸カリウム還元性物質、蒸発残留
物、及び紫外吸収スペクトルを測定し、結果を表1に示
した。尚、泡立ちは消失時間が短い程、pHはブランク
との差が小さい程、過マンガン酸カリウム還元性物質、
蒸発残留物、及び紫外吸収スペクトルは数値が小さい
程、優れた品質を有することを示す。
【0035】更に、得られたポリアミド樹脂を用い、水
冷インフレーション成形機(プラコー社製)にて、該樹
脂を中間層とし、プロピレン−エチレン共重合体樹脂
(エチレン含有量5.9モル%、JIS K7210に
準拠して温度230℃、荷重21.18Nで測定したメ
ルトフローレート6.0g/10分)を最内層及び最外
層とし、各層間に無水マレイン酸変性プロピレン−エチ
レン共重合体樹脂(エチレン含有量5.9モル%、同上
メルトフローレート2.3g/10分)を主成分とする
接着層を配した、最内層(20μm)/接着層(70μ
m)/ポリアミド樹脂中間層(20μm)/接着層(7
0μm)/最外層(30μm)の5層積層体の共押出フ
ィルムを成形し、得られたフィルムから最内層同士を向
かい合わせヒートシール加工して袋状容器を作製し、以
下に示す方法で、容器の空気遮断性、及び内容物吸着性
を評価し、結果を表1に示した。
【0036】空気遮断性 横12.6mm、縦20mmの袋状容器中に、0.10
重量%食塩水(ナトリウム原子濃度400ppm)50
0ミリリットルを充填し、密封した後、121℃で1時
間加熱滅菌処理を施し、その際の気体部分(ヘッドスペ
ース)の容積を50ミリリットルになるようにし、その
充填容器を温度60℃、相対湿度35%の雰囲気下で3
0日間放置した後、ヘッドスペースの気体をシリンジで
抜き取りその容量を計量した。容量が多い程、容器の空
気遮断性が劣ることを示す。
【0037】内容物吸着性 前記と同様にして処理し温度60℃、相対湿度35%の
雰囲気下で30日間放置した後の充填容器について、充
填食塩水中のナトリウム原子濃度を原子吸光・炎光分光
分析装置(日本ジャーレル・アッシュ社製)を用いて測
定した。ナトリウム原子濃度が低い程、容器の吸着量が
多いことを示す。
【0038】実施例2 セバシン酸に代えてアゼライン酸を用いた外は、実施例
1と同様にして、ポリアミド樹脂を製造し、得られたポ
リアミド樹脂について融点、平衡吸水率、水溶性低分子
量物の含有量、及び相対粘度を測定し、溶出物試験を実
施し、更に袋状容器を成形して、容器の空気遮断性、及
び内容物吸着性を評価し、結果を表1に示した。
【0039】実施例3 1,6−ヘキサンジアミンとセバシン酸の等モル塩36
kgの40重量%水溶液と、ε−カプロラクタム4kg
とを用いた外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹
脂を製造し、得られたポリアミド樹脂について融点、平
衡吸水率、水溶性低分子量物の含有量、及び相対粘度を
測定し、溶出物試験を実施し、更に袋状容器を成形し
て、容器の空気遮断性、及び内容物吸着性を評価し、結
果を表1に示した。
【0040】実施例4 1,6−ヘキサンジアミンとセバシン酸の等モル塩38
kgの40重量%水溶液と、ε−カプロラクタム2kg
とを用いた外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹
脂を製造し、得られたポリアミド樹脂について融点、平
衡吸水率、水溶性低分子量物の含有量、及び相対粘度を
測定し、溶出物試験を実施し、更に袋状容器を成形し
て、容器の空気遮断性、及び内容物吸着性を評価し、結
果を表1に示した。
【0041】実施例5 1,6−ヘキサンジアミンとアゼライン酸の等モル塩3
8kgの40重量%水溶液と、ε−カプロラクタム2k
gとを用いた外は、実施例1と同様にして、ポリアミド
樹脂を製造し、得られたポリアミド樹脂について融点、
平衡吸水率、水溶性低分子量物の含有量、及び相対粘度
を測定し、溶出物試験を実施し、更に袋状容器を成形し
て、容器の空気遮断性、及び内容物吸着性を評価し、結
果を表1に示した。
【0042】実施例6 アジピン酸20kgを内容積200リットルの反応器に
仕込み、窒素ガスで置換した後、加温して内温165℃
で融解させ、16rpmで攪拌しながら内圧が絶対圧力
で0.4MPaになるようにm−キシリレンジアミンを
滴下し、同時に析出が生じないように徐々に昇温し、m
−キシリレンジアミンの滴下量がアジピン酸と等モル
(18.6kg)になった時点で内温が250℃になる
ようにした。次いで、絶対圧力50kPaまで減圧し、
約1時間後に所定攪拌動力になったところで攪拌を停止
し、窒素ガスで復圧し、反応物をストランド状に抜き出
して、回転式カッターでペレット化した。引き続いて、
得られたポリアミド樹脂ペレットを、150リットルの
沸騰純水を用いて抽出する操作を10回繰り返し実施し
た後、120℃、0.1kPaで水分量が0.1重量%
以下になるまで乾燥させた。
【0043】得られたポリアミド樹脂を用いた外は、実
施例1と同様にして、融点、平衡吸水率、水溶性低分子
量物の含有量、及び相対粘度を測定し、溶出物試験を実
施し、更に袋状容器を成形して、容器の空気遮断性、及
び内容物吸着性を評価し、結果を表1に示した。
【0044】比較例1 ε−カプロラクタム40kg、水1.0kg、及び亜燐
酸水素二ナトリウムの5重量%水溶液0.1リットルを
内容積200リットルの反応器に仕込み、窒素ガスで置
換した後、反応器を封じ込めたまま16rpmで攪拌し
ながら昇温し、内温が240℃、内圧が絶対圧力で0.
5MPaに達した時点で、0.5時間かけて大気圧まで
放圧し、引き続いて0.5時間かけて絶対圧力50kP
aまで減圧し、50kPa到達から約2時間後に所定攪
拌動力になったところで攪拌を停止し、窒素ガスで復圧
し、反応物をストランド状に抜き出して、回転式カッタ
ーでペレット化した。引き続いて、得られたポリアミド
樹脂ペレットを、150リットルの沸騰純水を用いて抽
出する操作を10回繰り返し実施した後、120℃、
0.1kPaで水分量が0.1重量%以下になるまで乾
燥させた。
【0045】得られたポリアミド樹脂を用いた外は、実
施例1と同様にして、融点、平衡吸水率、水溶性低分子
量物の含有量、及び相対粘度を測定し、溶出物試験を実
施し、更に袋状容器を成形して、容器の空気遮断性、及
び内容物吸着性を評価し、結果を表1に示した。
【0046】比較例2 1,6−ヘキサンジアミンとアジピン酸の等モル塩40
kgの50重量%水溶液を用いた外は、実施例1と同様
にして、ポリアミド樹脂を製造し、得られたポリアミド
樹脂について融点、平衡吸水率、水溶性低分子量物の含
有量、及び相対粘度を測定し、溶出物試験を実施し、更
に袋状容器を成形して、容器の空気遮断性、及び内容物
吸着性を評価し、結果を表1に示した。
【0047】比較例3 12−アミノドデカン酸40kgを用い、水溶液にせず
にそのまま反応器に仕込んだ外は、実施例1と同様にし
て、ポリアミド樹脂を製造し、得られたポリアミド樹脂
について融点、平衡吸水率、水溶性低分子量物の含有
量、及び相対粘度を測定し、溶出物試験を実施し、更に
袋状容器を成形して、容器の空気遮断性、及び内容物吸
着性を評価し、結果を表1に示した。
【0048】比較例4 積層体として、中間層のポリアミド樹脂に代えて、最内
層及び最外層として用いたと同じプロピレン−エチレン
共重合体樹脂を用いた外は、実施例1と同様にして、袋
状容器を成形して、容器の空気遮断性、及び内容物吸着
性を評価し、結果を表1に示した。尚、用いたプロピレ
ン−エチレン共重合体樹脂の溶出物試験結果を参考まで
に括弧内に付記した。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、空気遮断性に優れると
共に溶出物量が低減化され、よって被包装物や内容物を
変質させる惧れがなく、輸液バッグ等の医療用容器等に
用いるに好適なポリアミド樹脂製包装・容器体を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 30/02 C08G 69/26 4J001 85/86 C08J 5/00 CFG C08G 69/26 C08L 77:06 C08J 5/00 CFG A61J 1/00 331Z // C08L 77:06 331C B65D 85/38 D Fターム(参考) 3E064 BA36 BB03 FA04 3E067 AA03 AA11 AB41 AB81 BA12A BA14A BB14A CA04 GD10 3E096 BA08 CA12 EA02X FA01 GA01 4F071 AA54 AA55 AA84 AF10 AF10Y AH04 AH05 BA01 BB05 BB06 BB07 BB08 BB09 BC01 BC04 4F100 AK46A AT00B BA01 BA02 GB16 JA04A JA09A JB09A JD15A YY00A 4J001 DA01 DB01 DB02 DB03 EA04 EA05 EA06 EA07 EA08 EA14 EA15 EA16 EA17 EB07 EB08 EB09 EB14 EB36 EB37 EC07 EC08 EC09 EC14 EC24 EC47 EC48 FA03 FB03 FC03 FD01 HA02 JA12 JB06 JB17 JC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が200〜280℃、温度23℃で
    相対湿度50%での平衡吸水率が2.0重量%以下、且
    つ、水溶性低分子量物の含有量が0.4重量%以下のポ
    リアミド樹脂からなることを特徴とするポリアミド樹脂
    製包装・容器体。
  2. 【請求項2】 ポリアミド樹脂が、その構成成分の90
    重量%以上が下記一般式(I) で表されるジアミン成分と
    下記一般式(II)で表されるジカルボン酸成分からなるも
    のである請求項1に記載のポリアミド樹脂製包装・容器
    体。 【化1】 〔式(I) 中のmは5〜24の整数、式(II)中のnは6〜
    24の整数である。〕
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のポリアミド樹脂
    からなる層を少なくとも1層とする積層体により形成さ
    れたものである請求項1又は2に記載のポリアミド樹脂
    製包装・容器体。
  4. 【請求項4】 包装・容器体が袋状容器である請求項1
    乃至3のいずれかに記載のポリアミド樹脂製包装・容器
    体。
  5. 【請求項5】 袋状容器が医療用容器である請求項4に
    記載のポリアミド樹脂製包装・容器体。
  6. 【請求項6】 医療用容器が輸液バッグである請求項5
    に記載のポリアミド樹脂製包装・容器体。
  7. 【請求項7】 容器・包装体が電子材料又は部品用であ
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のポリアミド樹脂製
    包装・容器体。
JP2000149257A 2000-05-22 2000-05-22 ポリアミド樹脂製包装・容器体 Expired - Lifetime JP3940250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000149257A JP3940250B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 ポリアミド樹脂製包装・容器体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000149257A JP3940250B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 ポリアミド樹脂製包装・容器体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001328681A true JP2001328681A (ja) 2001-11-27
JP3940250B2 JP3940250B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=18655141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000149257A Expired - Lifetime JP3940250B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 ポリアミド樹脂製包装・容器体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3940250B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004006991A1 (ja) * 2002-07-12 2004-01-22 Kuraray Co., Ltd. 多孔質膜
WO2006104053A1 (ja) 2005-03-25 2006-10-05 Kuraray Co., Ltd 紙容器
WO2008075461A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Unitika Ltd. 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルムおよびその製造方法
WO2009128261A1 (ja) 2008-04-16 2009-10-22 ユニチカ株式会社 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルムおよびその製造方法
US7763335B2 (en) 2003-12-03 2010-07-27 Kuraray Co., Ltd. Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product
US7799396B2 (en) 2005-06-03 2010-09-21 Kuraray Co., Ltd. Gas barrier layered product, method of manufacturing the same and packaging medium using the same
JP2012177048A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Toray Ind Inc 共重合ポリアミドおよびそれからなるペレットならびに繊維
JP2014524953A (ja) * 2011-07-08 2014-09-25 ロディア オペレーションズ 新規なポリアミド、その製造方法及びその使用
JP5639322B1 (ja) * 2014-04-03 2014-12-10 キユーピー株式会社 注射液用袋及び注射用製剤

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7364660B2 (en) 2002-07-12 2008-04-29 Kuraray Co., Ltd. Porous membrane
WO2004006991A1 (ja) * 2002-07-12 2004-01-22 Kuraray Co., Ltd. 多孔質膜
US7763335B2 (en) 2003-12-03 2010-07-27 Kuraray Co., Ltd. Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product
US8039071B2 (en) 2003-12-03 2011-10-18 Kuraray Co., Ltd. Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product
US8158226B2 (en) 2005-03-25 2012-04-17 Kuraray Co., Ltd. Paper container
WO2006104053A1 (ja) 2005-03-25 2006-10-05 Kuraray Co., Ltd 紙容器
US7799396B2 (en) 2005-06-03 2010-09-21 Kuraray Co., Ltd. Gas barrier layered product, method of manufacturing the same and packaging medium using the same
WO2008075461A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Unitika Ltd. 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルムおよびその製造方法
WO2009128261A1 (ja) 2008-04-16 2009-10-22 ユニチカ株式会社 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルムおよびその製造方法
US8293160B2 (en) 2008-04-16 2012-10-23 Unitika Ltd. Biaxially stretched polyamide resin film, and process for production thereof
JP5501223B2 (ja) * 2008-04-16 2014-05-21 ユニチカ株式会社 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルムおよびその製造方法
JP2012177048A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Toray Ind Inc 共重合ポリアミドおよびそれからなるペレットならびに繊維
JP2014524953A (ja) * 2011-07-08 2014-09-25 ロディア オペレーションズ 新規なポリアミド、その製造方法及びその使用
JP5639322B1 (ja) * 2014-04-03 2014-12-10 キユーピー株式会社 注射液用袋及び注射用製剤
WO2015151264A1 (ja) * 2014-04-03 2015-10-08 キユーピー株式会社 注射液用袋及び注射用製剤
CN106456441A (zh) * 2014-04-03 2017-02-22 丘比株式会社 注射液用袋及注射用制剂
US9907726B2 (en) 2014-04-03 2018-03-06 Kewpie Kabushiki Kaisha Injection bag and injection preparation assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP3940250B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0686091B1 (en) Autoclavable multilayer films
AU618770B2 (en) Transparent gas-barrier multilayer structure
CA1279811C (en) Gas-barrier multilayered structure
DK175811B1 (da) Emballageenhed til medicinske formål
WO2017141969A1 (ja) 多層容器およびその応用
EP2792713A1 (en) Oxygen-absorbing resin composition, and multilayer body, container, injection-molded body, and medical container using same
JP6791155B2 (ja) 医療用多層容器及び医療用多層容器の製造方法
JP3940250B2 (ja) ポリアミド樹脂製包装・容器体
AU688570B2 (en) Partially aromatic copolyamides
RU2671971C2 (ru) Пакет для инъекционного раствора и сборная конструкция с препаратом инъекционного раствора
JPS59140224A (ja) 滅菌性フオイル材料
JP2014068767A (ja) 医療用多層容器
JP2018126315A (ja) 多層容器および多層体
JP2007211159A (ja) 樹脂組成物および多層構造物
JPH07102658B2 (ja) ガスバリヤ−性多層構造物
JP3038037B2 (ja) 医療容器用基材
JPH07102659B2 (ja) ガスバリヤ−性多層構造物
JP2002173171A (ja) 積層フィルム製の医療溶液用袋
JPH02302440A (ja) 中空ポリアミド成形品
JPH0531170A (ja) ポリアミド系医療用基材
JP2002035084A (ja) 積層フィルム製の医療溶液用袋
JP3038036B2 (ja) 医療容器用基材
JP4273260B2 (ja) 容器入り食品または医薬品の製造方法
JPH1095086A (ja) 積層フィルム
JPH044209B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3940250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term