JPH1095086A - 積層フィルム - Google Patents
積層フィルムInfo
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- JPH1095086A JPH1095086A JP27155796A JP27155796A JPH1095086A JP H1095086 A JPH1095086 A JP H1095086A JP 27155796 A JP27155796 A JP 27155796A JP 27155796 A JP27155796 A JP 27155796A JP H1095086 A JPH1095086 A JP H1095086A
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- polyamide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、芳香族ポリアミドの上記の
欠点を改善し耐クリープ性に優れ、且つ防湿性と透明性
を併せ持つ積層フィルムを提供すること。 【解決手段】 ポリアミド6,6I、ポリアミド6,6
Tまたはポリアミド6I,6Tから選ばれた少なくとも
1種の芳香族ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ基
を有する成分で部分中和されてなる窒素含有率1〜7重
量%のエチレン系アイオノマーまたは窒素含有率1〜7
重量%のポリアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂組成
物からなる層を少なくとも1層含む積層フィルム。
欠点を改善し耐クリープ性に優れ、且つ防湿性と透明性
を併せ持つ積層フィルムを提供すること。 【解決手段】 ポリアミド6,6I、ポリアミド6,6
Tまたはポリアミド6I,6Tから選ばれた少なくとも
1種の芳香族ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ基
を有する成分で部分中和されてなる窒素含有率1〜7重
量%のエチレン系アイオノマーまたは窒素含有率1〜7
重量%のポリアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂組成
物からなる層を少なくとも1層含む積層フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物を充填した
包装体が優れた寸法安定性(単に、耐クリープ性と云
う)を示す包装材料である積層フィルムに関する。更に
詳しくは、耐クリープ性があり且つ防湿性と透明性と酸
素ガスバリア性を併せ持つ、食品包装に用いる積層フィ
ルムに関する。
包装体が優れた寸法安定性(単に、耐クリープ性と云
う)を示す包装材料である積層フィルムに関する。更に
詳しくは、耐クリープ性があり且つ防湿性と透明性と酸
素ガスバリア性を併せ持つ、食品包装に用いる積層フィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドとアイオノマー樹脂との樹脂
組成物からなる層を少なくとも1層含むフィルムは広く
知られており、例えば特開昭49−129776号公報
には防湿性を備えた酸素ガスバリア性積層フィルムが記
載されている。溶融温度と分解温度との温度差が小さく
押出加工が難しい芳香族ポリアミド6I(ヘキサメチレ
ンジアミンとイソフタル酸からなる共重合体)または芳
香族ポリアミド6T(ヘキサメチレンジアミンとテレフ
タル酸からなる共重合体)の難点を解消した該温度差の
大きい樹脂として、芳香族ポリアミド6,6I(カプロ
ラクタムとヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸から
なる共重合体)、芳香族ポリアミド6,6T(カプロラ
クタムとヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸からな
る共重合体)または芳香族ポリアミド6I,6T(ヘキ
サメチレンジアミンとイソフタル酸とテレフタル酸から
なる共重合体)があり、押出加工において有用に用いら
れている。芳香族ポリアミドは脂肪族ポリアミドに比べ
て防湿性に優れ、その中でも芳香族ポリアミド6,6
I、芳香族ポリアミド6,6Tまたは芳香族ポリアミド
6I,6Tは押出加工が容易なために有用であるが、そ
の樹脂単独からなるフィルムは80℃クリープ変形率2
0%を越えており、耐クリープ性が悪く、特に食品包装
用チュ−ブ状フィルムとしては、食品充填後に80℃の
熱水中で処理された後の寸法が崩れる(単に型崩れ若し
くはデフォメーションと云うこともある)ためにその使
用が制約されていた。また、アイオノマーにポリアミド
を添加し、溶融混練し変性させた樹脂とポリアミドとの
樹脂組成物のフィルムは、ポリアミドの欠点である防湿
性を改善できることが特開平6−297660号公報に
記載され、積層体においては層間接着力が強くなること
が特開平5−64866号公報に記載されている。
組成物からなる層を少なくとも1層含むフィルムは広く
知られており、例えば特開昭49−129776号公報
には防湿性を備えた酸素ガスバリア性積層フィルムが記
載されている。溶融温度と分解温度との温度差が小さく
押出加工が難しい芳香族ポリアミド6I(ヘキサメチレ
ンジアミンとイソフタル酸からなる共重合体)または芳
香族ポリアミド6T(ヘキサメチレンジアミンとテレフ
タル酸からなる共重合体)の難点を解消した該温度差の
大きい樹脂として、芳香族ポリアミド6,6I(カプロ
ラクタムとヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸から
なる共重合体)、芳香族ポリアミド6,6T(カプロラ
クタムとヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸からな
る共重合体)または芳香族ポリアミド6I,6T(ヘキ
サメチレンジアミンとイソフタル酸とテレフタル酸から
なる共重合体)があり、押出加工において有用に用いら
れている。芳香族ポリアミドは脂肪族ポリアミドに比べ
て防湿性に優れ、その中でも芳香族ポリアミド6,6
I、芳香族ポリアミド6,6Tまたは芳香族ポリアミド
6I,6Tは押出加工が容易なために有用であるが、そ
の樹脂単独からなるフィルムは80℃クリープ変形率2
0%を越えており、耐クリープ性が悪く、特に食品包装
用チュ−ブ状フィルムとしては、食品充填後に80℃の
熱水中で処理された後の寸法が崩れる(単に型崩れ若し
くはデフォメーションと云うこともある)ためにその使
用が制約されていた。また、アイオノマーにポリアミド
を添加し、溶融混練し変性させた樹脂とポリアミドとの
樹脂組成物のフィルムは、ポリアミドの欠点である防湿
性を改善できることが特開平6−297660号公報に
記載され、積層体においては層間接着力が強くなること
が特開平5−64866号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族ポリ
アミドの上記の欠点を改善し耐クリープ性に優れ、且つ
防湿性と透明性を併せ持つ積層フィルムを提供すること
である。
アミドの上記の欠点を改善し耐クリープ性に優れ、且つ
防湿性と透明性を併せ持つ積層フィルムを提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく検討を重ねた結果、芳香族ポリアミド6,
6I(以下、ポリアミド6,6Iを称す)、芳香族ポリ
アミド6,6T(以下、ポリアミド6,6Tを称す)ま
たは芳香族ポリアミド6I,6T(以下、ポリアミド6
I,6Tを称す)から選ばれた少なくとも1種の芳香族
ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ基を有する成分
で部分中和されてなるエチレン系アイオノマーまたはポ
リアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂組成物からなる
層を含む積層フィルムがかかる課題を解決し得ることを
見い出し、本発明に至った。即ち本発明は、ポリアミド
6,6I、ポリアミド6,6Tまたはポリアミド6I,
6Tから選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミド
と、少なくとも末端にアミノ基を有する成分で部分中和
されてなる窒素含有率1〜7重量%のエチレン系アイオ
ノマーまたは窒素含有率1〜7重量%のポリアミド変性
アイオノマー樹脂との樹脂組成物からなる層を含む耐ク
リープ姓に優れた積層フィルムを提供するものである。
を解決すべく検討を重ねた結果、芳香族ポリアミド6,
6I(以下、ポリアミド6,6Iを称す)、芳香族ポリ
アミド6,6T(以下、ポリアミド6,6Tを称す)ま
たは芳香族ポリアミド6I,6T(以下、ポリアミド6
I,6Tを称す)から選ばれた少なくとも1種の芳香族
ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ基を有する成分
で部分中和されてなるエチレン系アイオノマーまたはポ
リアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂組成物からなる
層を含む積層フィルムがかかる課題を解決し得ることを
見い出し、本発明に至った。即ち本発明は、ポリアミド
6,6I、ポリアミド6,6Tまたはポリアミド6I,
6Tから選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミド
と、少なくとも末端にアミノ基を有する成分で部分中和
されてなる窒素含有率1〜7重量%のエチレン系アイオ
ノマーまたは窒素含有率1〜7重量%のポリアミド変性
アイオノマー樹脂との樹脂組成物からなる層を含む耐ク
リープ姓に優れた積層フィルムを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の積層フィルムが有する少なくとも1層を構成す
る樹脂組成物は、ポリアミド6,6I、ポリアミド6,
6Tまたはポリアミド6I,6Tから選ばれた少なくと
も1種の芳香族ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ
基を有する成分で部分中和されてなるエチレン系アイオ
ノマーまたはポリアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂
組成物である。
本発明の積層フィルムが有する少なくとも1層を構成す
る樹脂組成物は、ポリアミド6,6I、ポリアミド6,
6Tまたはポリアミド6I,6Tから選ばれた少なくと
も1種の芳香族ポリアミドと、少なくとも末端にアミノ
基を有する成分で部分中和されてなるエチレン系アイオ
ノマーまたはポリアミド変性アイオノマー樹脂との樹脂
組成物である。
【0006】樹脂組成物を構成する成分について説明す
る。本発明で用いる芳香族ポリアミドは、ポリアミド
6,6I、ポリアミド6,6Tまたはポリアミド6I,
6Tから選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミドか
らなっている。ポリアミド6,6Iはカプロラクタムと
ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸からなる共重合
体であり、Tgが45℃乃至65℃、密度が1.2g/
cm3〜1.3g/cm3である。ポリアミド6,6Tは
カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸からなる共重合体であり、Tgが50℃〜70℃、密
度が1.1g/cm3〜1.3g/cm3である。ポリア
ミド6I,6Tはヘキサメチレンジアミンとイソフタル
酸とテレフタル酸からなる共重合体であり、Tgが11
0℃乃至130℃、密度が1.1g/cm3〜1.3g
/cm3である。これらの中でポリアミド6,6Iの6
Nyと6Iとの組成割合が重量で90/10〜98/2、
融点が210〜220℃のものが製膜を容易に出来るこ
とから好ましく用いられる。
る。本発明で用いる芳香族ポリアミドは、ポリアミド
6,6I、ポリアミド6,6Tまたはポリアミド6I,
6Tから選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミドか
らなっている。ポリアミド6,6Iはカプロラクタムと
ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸からなる共重合
体であり、Tgが45℃乃至65℃、密度が1.2g/
cm3〜1.3g/cm3である。ポリアミド6,6Tは
カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸からなる共重合体であり、Tgが50℃〜70℃、密
度が1.1g/cm3〜1.3g/cm3である。ポリア
ミド6I,6Tはヘキサメチレンジアミンとイソフタル
酸とテレフタル酸からなる共重合体であり、Tgが11
0℃乃至130℃、密度が1.1g/cm3〜1.3g
/cm3である。これらの中でポリアミド6,6Iの6
Nyと6Iとの組成割合が重量で90/10〜98/2、
融点が210〜220℃のものが製膜を容易に出来るこ
とから好ましく用いられる。
【0007】本発明で用いる少なくとも末端にアミノ基
を有する成分で部分中和されてなるエチレン系アイオノ
マー樹脂としては、カルボキシル基を含むエチレン系共
重合体がアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、ア
ルカリ土類金属イオン若しくは遷移金属イオンである陽
イオンからなる水酸化化合物で部分中和されたアイオノ
マー樹脂を窒素含有率が1〜7重量%、好ましくは3〜
5重量%になるようにポリアミドオリゴマーでさらに部
分中和したものからなる。前記カルボキシル基を含むエ
チレン系共重合体を例示すると、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン
・イソブチルアクリレート・アクリル酸共重合体、エチ
レン・イソブチルアクリレート・メタクリル酸共重合体
及びエチレン系共重合体にマレイン酸をグラフト反応さ
せた樹脂である。ポリアミドオリゴマーは、重量平均分
子量が500〜10000程度であり、少なくとも末端
にアミノ基を有するオリゴマーである。また、前記ポリ
アミド変性アイオノマー樹脂とは、原料としてアイオノ
マー樹脂と窒素含有率1〜7重量%、好ましくは3〜5
重量%になるようにポリアミドを混合し、溶融混練して
アイオノマー樹脂の主鎖または側鎖にアミド結合を形成
してなる樹脂である。
を有する成分で部分中和されてなるエチレン系アイオノ
マー樹脂としては、カルボキシル基を含むエチレン系共
重合体がアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、ア
ルカリ土類金属イオン若しくは遷移金属イオンである陽
イオンからなる水酸化化合物で部分中和されたアイオノ
マー樹脂を窒素含有率が1〜7重量%、好ましくは3〜
5重量%になるようにポリアミドオリゴマーでさらに部
分中和したものからなる。前記カルボキシル基を含むエ
チレン系共重合体を例示すると、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン
・イソブチルアクリレート・アクリル酸共重合体、エチ
レン・イソブチルアクリレート・メタクリル酸共重合体
及びエチレン系共重合体にマレイン酸をグラフト反応さ
せた樹脂である。ポリアミドオリゴマーは、重量平均分
子量が500〜10000程度であり、少なくとも末端
にアミノ基を有するオリゴマーである。また、前記ポリ
アミド変性アイオノマー樹脂とは、原料としてアイオノ
マー樹脂と窒素含有率1〜7重量%、好ましくは3〜5
重量%になるようにポリアミドを混合し、溶融混練して
アイオノマー樹脂の主鎖または側鎖にアミド結合を形成
してなる樹脂である。
【0008】前記芳香族ポリアミドは好ましくは60〜
95重量%、さらに好ましくは70〜85重量%と前記
エチレン系アイオノマー樹脂またはポリアミド変性アイ
オノマー樹脂を好ましくは40〜5重量%、さらに好ま
しくは30〜5重量%の割合(両者の合計100重量
%)で樹脂組成物を構成する。芳香族ポリアミドが60
〜95重量%の範囲にあることがフィルムの透明性の観
点から好ましい。この樹脂組成物は性質を損なわない範
囲で各種安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アンチブロ
ッキング剤等の添加剤を含んでもよい。この樹脂組成物
からなる層は積層フィルムのいずれの層に用いてもよい
が、品物を充填しボイル殺菌などの処理をする場合は耐
クリープ性が優れているので外層(積層フィルムに成形
して袋状、或いはチューブ状にした際、外表面の層を云
う)として好適に用いられる。
95重量%、さらに好ましくは70〜85重量%と前記
エチレン系アイオノマー樹脂またはポリアミド変性アイ
オノマー樹脂を好ましくは40〜5重量%、さらに好ま
しくは30〜5重量%の割合(両者の合計100重量
%)で樹脂組成物を構成する。芳香族ポリアミドが60
〜95重量%の範囲にあることがフィルムの透明性の観
点から好ましい。この樹脂組成物は性質を損なわない範
囲で各種安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、アンチブロ
ッキング剤等の添加剤を含んでもよい。この樹脂組成物
からなる層は積層フィルムのいずれの層に用いてもよい
が、品物を充填しボイル殺菌などの処理をする場合は耐
クリープ性が優れているので外層(積層フィルムに成形
して袋状、或いはチューブ状にした際、外表面の層を云
う)として好適に用いられる。
【0009】積層フィルムの中間層に用いる樹脂として
は、外層に用いる樹脂とは異なる樹脂材料の酸素ガスバ
リア性樹脂を使用してもよい。酸素ガスバリア性樹脂と
しては塩化ビニリデン系共重合体(単に、PVDCと云
うことがある)、エチレン・酢酸ビニル共重合体部分鹸
化物が好適に用いられるが、特には塩化ビニリデン系共
重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共重合体として
は、塩化ビニリデンを主成分としてこれと共重合し得る
単量体(単に、コモノマーと云うことがある)との共重
合体であり、樹脂組成として塩化ビニリデン含有率65
〜95重量%であることが好ましい。塩化ビニリデンの
含有率が65重量%未満であると酸素ガスバリア性が悪
くなり、酸素ガス透過度が大きくなる。塩化ビニリデン
の含有率が95重量%を越えると、樹脂溶融温度と樹脂
分解温度との差が小さくなって押出し加工性が悪くなる
からである。また、塩化ビニリデンと共重合し得る単量
体としては、例えば塩化ビニル、アクリルニトリル、ス
チレン、炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステ
ル、炭素数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステ
ル、イタコン酸、イタコン酸のアルキルエステル、マレ
イン酸、マレイン酸のアルキルエステル、酢酸ビニル等
の不飽和単量体からなる1種以上より選ばれた共重合体
を例示できる。重合性、酸素ガスバリア性、押出加工性
の観点から、特には塩化ビニルまたはアクリル酸メチル
エステルとの共重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共
重合体の押出し加工性を良くするために、必要に応じて
該共重合体に対して約3重量%以下のポリエステル系等
の可塑剤、エポキシ系等の熱安定剤を添加することが好
ましい。
は、外層に用いる樹脂とは異なる樹脂材料の酸素ガスバ
リア性樹脂を使用してもよい。酸素ガスバリア性樹脂と
しては塩化ビニリデン系共重合体(単に、PVDCと云
うことがある)、エチレン・酢酸ビニル共重合体部分鹸
化物が好適に用いられるが、特には塩化ビニリデン系共
重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共重合体として
は、塩化ビニリデンを主成分としてこれと共重合し得る
単量体(単に、コモノマーと云うことがある)との共重
合体であり、樹脂組成として塩化ビニリデン含有率65
〜95重量%であることが好ましい。塩化ビニリデンの
含有率が65重量%未満であると酸素ガスバリア性が悪
くなり、酸素ガス透過度が大きくなる。塩化ビニリデン
の含有率が95重量%を越えると、樹脂溶融温度と樹脂
分解温度との差が小さくなって押出し加工性が悪くなる
からである。また、塩化ビニリデンと共重合し得る単量
体としては、例えば塩化ビニル、アクリルニトリル、ス
チレン、炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステ
ル、炭素数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステ
ル、イタコン酸、イタコン酸のアルキルエステル、マレ
イン酸、マレイン酸のアルキルエステル、酢酸ビニル等
の不飽和単量体からなる1種以上より選ばれた共重合体
を例示できる。重合性、酸素ガスバリア性、押出加工性
の観点から、特には塩化ビニルまたはアクリル酸メチル
エステルとの共重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共
重合体の押出し加工性を良くするために、必要に応じて
該共重合体に対して約3重量%以下のポリエステル系等
の可塑剤、エポキシ系等の熱安定剤を添加することが好
ましい。
【0010】エチレン・酢酸ビニル共重合体部分鹸化物
としては、樹脂組成としてエチレン含有率26〜48重
量%であることが好ましい。エチレン含有率が48重量
%を越えると酸素ガスバリア性が悪くなり、酸素ガス透
過度が大きくなる。エチレン含有率が26重量%未満で
あると、樹脂溶融温度と樹脂分解温度の差が小さくなっ
て押出加工性が悪くなるからである。エチレン含有率が
32〜44重量%であることがさらに好ましい。
としては、樹脂組成としてエチレン含有率26〜48重
量%であることが好ましい。エチレン含有率が48重量
%を越えると酸素ガスバリア性が悪くなり、酸素ガス透
過度が大きくなる。エチレン含有率が26重量%未満で
あると、樹脂溶融温度と樹脂分解温度の差が小さくなっ
て押出加工性が悪くなるからである。エチレン含有率が
32〜44重量%であることがさらに好ましい。
【0011】積層フィルムの内層(積層フィルムを成形
して袋状、或いはチューブ状にして物品を充填した際、
物品に接する内側の層を云う)に用いる樹脂としては、
脂肪族ポリアミド、VLDPE樹脂と称せられる線状低
密度ポリエチレンであるエチレン・αオレフィン共重合
体が好適である。これらの樹脂は熱シール性を有するこ
とが好ましい。前記チューブに食肉加工品を詰めたと
き、特に脂肪族ポリアミドは肉密着性がよいので好まし
い。脂肪族ポリアミドとしては、脂肪族ジアミンと脂肪
族ジカルボン酸との重縮合物、脂肪族アミノカルボン酸
の重縮合物または環状ラクタムの開環重合物を例示する
ことができる。
して袋状、或いはチューブ状にして物品を充填した際、
物品に接する内側の層を云う)に用いる樹脂としては、
脂肪族ポリアミド、VLDPE樹脂と称せられる線状低
密度ポリエチレンであるエチレン・αオレフィン共重合
体が好適である。これらの樹脂は熱シール性を有するこ
とが好ましい。前記チューブに食肉加工品を詰めたと
き、特に脂肪族ポリアミドは肉密着性がよいので好まし
い。脂肪族ポリアミドとしては、脂肪族ジアミンと脂肪
族ジカルボン酸との重縮合物、脂肪族アミノカルボン酸
の重縮合物または環状ラクタムの開環重合物を例示する
ことができる。
【0012】具体的には、ポリカプラミド(ナイロン6
またはポリアミド6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸
(ナイロン7またはポリアミド7)、ポリ−ω−アミノ
ノナン酸(ナイロン9またはポリアミド9)、ポリウン
デカンアミド(ナイロン11またはポリアミド11)、
ポリラウロラクタム(ナイロン12またはポリアミド1
2)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン26
またはポリアミド26)、ポリテトラメチレンアジパミ
ド(ナイロン46またはポリアミド46)、ポリヘキサ
メチレンアジパミド(ポリヘキサメチレンジアンモニウ
ムアジペート、ナイロン66またはポリアミド66)、
ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610または
ポリアミド610)、ポリヘキサメチレンドデカミド
(ナイロン612またはポリアミド612)、ポリオク
タメチレンアジパミド(ナイロン86またはポリアミド
86)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン106
またはポリアミド106)、ポリドデカメチレンセバカ
ミド(ナイロン108またはポリアミド108)、カプ
ロラクタム・ラウロラクタム共重合体、カプロラクタム
・ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体
(ナイロン6,66またはポリアミド6,66)、ラウ
ロラクタム・ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート
共重合体、エチレンジアンモニウムアジペート・ヘキサ
メチレンジアンモニウムアジペート共重合体、カプロラ
クタム・ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート・ヘ
キサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体などを
例示することができる。これらの中で、ナイロン612
が好ましい。
またはポリアミド6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸
(ナイロン7またはポリアミド7)、ポリ−ω−アミノ
ノナン酸(ナイロン9またはポリアミド9)、ポリウン
デカンアミド(ナイロン11またはポリアミド11)、
ポリラウロラクタム(ナイロン12またはポリアミド1
2)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン26
またはポリアミド26)、ポリテトラメチレンアジパミ
ド(ナイロン46またはポリアミド46)、ポリヘキサ
メチレンアジパミド(ポリヘキサメチレンジアンモニウ
ムアジペート、ナイロン66またはポリアミド66)、
ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610または
ポリアミド610)、ポリヘキサメチレンドデカミド
(ナイロン612またはポリアミド612)、ポリオク
タメチレンアジパミド(ナイロン86またはポリアミド
86)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン106
またはポリアミド106)、ポリドデカメチレンセバカ
ミド(ナイロン108またはポリアミド108)、カプ
ロラクタム・ラウロラクタム共重合体、カプロラクタム
・ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体
(ナイロン6,66またはポリアミド6,66)、ラウ
ロラクタム・ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート
共重合体、エチレンジアンモニウムアジペート・ヘキサ
メチレンジアンモニウムアジペート共重合体、カプロラ
クタム・ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート・ヘ
キサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体などを
例示することができる。これらの中で、ナイロン612
が好ましい。
【0013】また、エチレン・αオレフィン共重合体と
しては、チーグラー・ナッタ触媒あるいはメタロセン触
媒を用いて製造した密度0.915以下で、且つ、α−
オレフィン含有率8重量%以上のα−オレフィン炭素数
が4〜8であるエチレン・α−オレフィン共重合体が好
ましく、更には密度0.910以下、且つα−オレフィ
ン含有率12重量%以上のエチレン・オクテン−1共重
合体が好ましい。
しては、チーグラー・ナッタ触媒あるいはメタロセン触
媒を用いて製造した密度0.915以下で、且つ、α−
オレフィン含有率8重量%以上のα−オレフィン炭素数
が4〜8であるエチレン・α−オレフィン共重合体が好
ましく、更には密度0.910以下、且つα−オレフィ
ン含有率12重量%以上のエチレン・オクテン−1共重
合体が好ましい。
【0014】積層フィルムを構成する各層間の接着強度
を維持するために、必要に応じて接着層を設けてもよ
い。接着層に用いる樹脂としては、熱可塑性ポリウレタ
ン(単に、TPUと云うことがある)、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体のマレ
イン酸グラフト物、またはその部分中和物、エチレン・
(メタ)クリル酸共重合体、エチレン・(メタ)クリル
酸共重合体のマレイン酸グラフト物、またはその部分中
和物、エチレン・(メタ)クリル酸共重合体のアルキル
エステル、またはその部分中和物、エチレン・(メタ)
クリル酸共重合体アルキルエステルのマレイン酸グラフ
ト物、またはその部分中和物、エチレン・αオレフィン
共重合体のマレイン酸グラフト物、またはその部分中和
物を例示することができる。これらの中で、TPUはさ
らに好ましい。
を維持するために、必要に応じて接着層を設けてもよ
い。接着層に用いる樹脂としては、熱可塑性ポリウレタ
ン(単に、TPUと云うことがある)、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体のマレ
イン酸グラフト物、またはその部分中和物、エチレン・
(メタ)クリル酸共重合体、エチレン・(メタ)クリル
酸共重合体のマレイン酸グラフト物、またはその部分中
和物、エチレン・(メタ)クリル酸共重合体のアルキル
エステル、またはその部分中和物、エチレン・(メタ)
クリル酸共重合体アルキルエステルのマレイン酸グラフ
ト物、またはその部分中和物、エチレン・αオレフィン
共重合体のマレイン酸グラフト物、またはその部分中和
物を例示することができる。これらの中で、TPUはさ
らに好ましい。
【0015】TPUとしては、ポリオールとイソシアネ
ートとの重付加物を使用できる。ポリオールとしては、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールまたはポリマーポリオール等のポリエーテ
ルポリオールや、アジペート系ポリオール、ポリカプロ
ラクトン系ポリオールまたはポリカーボネートポリオー
ル等のポリエステルポリオール、またはポリブタジエン
ポリオール、アクリルポリオール等を用いることができ
る。これらは一種または二種以上を併用してもよい。ま
た、イソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソ
シアネート、パラフェニレンジイソシアネート、ジアニ
シジンジイソシアネート等を用いることができる。これ
らは一種または二種以上を併用してもよい。更に架橋鎖
延長剤として、ジオールまたはトリオール等を用いるこ
とができる。架橋鎖延長剤の使用により溶融粘度の調整
を行なうことができる。
ートとの重付加物を使用できる。ポリオールとしては、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールまたはポリマーポリオール等のポリエーテ
ルポリオールや、アジペート系ポリオール、ポリカプロ
ラクトン系ポリオールまたはポリカーボネートポリオー
ル等のポリエステルポリオール、またはポリブタジエン
ポリオール、アクリルポリオール等を用いることができ
る。これらは一種または二種以上を併用してもよい。ま
た、イソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソ
シアネート、パラフェニレンジイソシアネート、ジアニ
シジンジイソシアネート等を用いることができる。これ
らは一種または二種以上を併用してもよい。更に架橋鎖
延長剤として、ジオールまたはトリオール等を用いるこ
とができる。架橋鎖延長剤の使用により溶融粘度の調整
を行なうことができる。
【0016】TPUはエラストマーであることが延伸加
工性の点から好ましい。エラストマーとしての挙動や溶
融挙動は、イソシアネート成分の含有率によって相違す
る。イソシアネート成分の含有量を窒素含有率で表わす
と、TPUに含まれる窒素含有率は1〜7重量%が好ま
しく、特には3〜5重量%であることが好ましい。窒素
含有率が1重量%未満では押出成形するには溶融粘度が
小さく、窒素含有率が7重量%を越えるときは溶融粘度
が大きくなり過ぎて、押出し成形に支障を及ぼすことが
ある。
工性の点から好ましい。エラストマーとしての挙動や溶
融挙動は、イソシアネート成分の含有率によって相違す
る。イソシアネート成分の含有量を窒素含有率で表わす
と、TPUに含まれる窒素含有率は1〜7重量%が好ま
しく、特には3〜5重量%であることが好ましい。窒素
含有率が1重量%未満では押出成形するには溶融粘度が
小さく、窒素含有率が7重量%を越えるときは溶融粘度
が大きくなり過ぎて、押出し成形に支障を及ぼすことが
ある。
【0017】また、必要に応じて、外層と内層の間にリ
サイクル層を設けてもよい。リサイクル層として用いる
樹脂は本発明の積層フィルムの製造に伴う立ち上げ運転
時の規格外フィルム、該フィルムからなる原反から規格
幅フィルムを得るときのスリット屑などを粉砕処理した
樹脂、好ましくは50重量%以上100重量%未満、さ
らに好ましくは60重量%以上100重量%未満とオレ
フィン系樹脂、好ましくは0重量%を超え50重量%未
満、さらに好ましくは、0重量%を超え40重量%未満
(両者の合計は100重量%)との混合樹脂からなるも
のである。これらの混合樹脂をペレット化したもの、あ
るいは粉砕処理した樹脂等が用いられる。
サイクル層を設けてもよい。リサイクル層として用いる
樹脂は本発明の積層フィルムの製造に伴う立ち上げ運転
時の規格外フィルム、該フィルムからなる原反から規格
幅フィルムを得るときのスリット屑などを粉砕処理した
樹脂、好ましくは50重量%以上100重量%未満、さ
らに好ましくは60重量%以上100重量%未満とオレ
フィン系樹脂、好ましくは0重量%を超え50重量%未
満、さらに好ましくは、0重量%を超え40重量%未満
(両者の合計は100重量%)との混合樹脂からなるも
のである。これらの混合樹脂をペレット化したもの、あ
るいは粉砕処理した樹脂等が用いられる。
【0018】本発明の積層フィルムは耐クリープ性が良
く且つ防湿性と透明性を併せ持つ積層フィルムであり、
特にチュ−ブ状フィルムを扱う食品包装分野に好適に用
いられる。本発明の積層構成は、外層、中間層、内層を
有し、必要に応じてリサイクル層、接着層を設けること
ができる。中間層は酸素ガスバリア性樹脂からなる層ま
たは外層と同じ樹脂からなる層であり、内層は結紮強度
の大きい樹脂からなる層であり、これらは使用形態に応
じて適宜選択し、以下のように積層することができる。
く且つ防湿性と透明性を併せ持つ積層フィルムであり、
特にチュ−ブ状フィルムを扱う食品包装分野に好適に用
いられる。本発明の積層構成は、外層、中間層、内層を
有し、必要に応じてリサイクル層、接着層を設けること
ができる。中間層は酸素ガスバリア性樹脂からなる層ま
たは外層と同じ樹脂からなる層であり、内層は結紮強度
の大きい樹脂からなる層であり、これらは使用形態に応
じて適宜選択し、以下のように積層することができる。
【0019】なお、前記芳香族ポリアミドと前記アイオ
ノマー樹脂との樹脂組成物からなる層をA層と省略して
示し、層と層の界面を記号「/」で示す。 1.3種3層構成の積層フィルムとして外層から順に、 A層/中間層/内層 2.3種4層構成の積層フィルムとして、 A層/中間層/A層/内層 3.4種4層構成の積層フィルムとして、 A層/中間層/リサイクル層/内層 4.4種5層構成の積層フィルムとして、 A層/接着層/中間層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/A層/内層, A層/中間層/接着層/A層/内層, A層/中間層/リサイクル層/A層/内層, A層/中間層/A層/リサイクル層/内層, A層/中間層/A層/接着層/内層, A層/中間層/A層/内層
ノマー樹脂との樹脂組成物からなる層をA層と省略して
示し、層と層の界面を記号「/」で示す。 1.3種3層構成の積層フィルムとして外層から順に、 A層/中間層/内層 2.3種4層構成の積層フィルムとして、 A層/中間層/A層/内層 3.4種4層構成の積層フィルムとして、 A層/中間層/リサイクル層/内層 4.4種5層構成の積層フィルムとして、 A層/接着層/中間層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/A層/内層, A層/中間層/接着層/A層/内層, A層/中間層/リサイクル層/A層/内層, A層/中間層/A層/リサイクル層/内層, A層/中間層/A層/接着層/内層, A層/中間層/A層/内層
【0020】5.5種5層構成の積層フィルムとして、 A層/接着層/中間層/リサイクル層/内層, A層/リサイクル層/中間層/接着層/内層 6.4種6層構成の積層フィルムとして、 A層/リサイクル層/中間層/A層/リサイクル層/内
層, A層/リサイクル層/A層/中間層/リサイクル層/内
層, A層/リサイクル層/中間層/リサイクル層/A層/内
層, A層/接着層/中間層/A層/接着層/内層, A層/接着層/中間層/接着層/A層/内層, A層/接着層/A層/中間層/接着層/内層 7.5種6層構成の積層フィルムとして、 A層/接着層/中間層/接着層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/リサイクル層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/接着層/リサイクル層/
内層, A層/リサイクル層/接着層/中間層/リサイクル層/
内層, A層/接着層/A層/中間層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/A層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/リサイクル層/A層/内層, A層/リサイクル層/A層/中間層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/A層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/接着層/A層/内層
層, A層/リサイクル層/A層/中間層/リサイクル層/内
層, A層/リサイクル層/中間層/リサイクル層/A層/内
層, A層/接着層/中間層/A層/接着層/内層, A層/接着層/中間層/接着層/A層/内層, A層/接着層/A層/中間層/接着層/内層 7.5種6層構成の積層フィルムとして、 A層/接着層/中間層/接着層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/リサイクル層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/接着層/リサイクル層/
内層, A層/リサイクル層/接着層/中間層/リサイクル層/
内層, A層/接着層/A層/中間層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/A層/リサイクル層/内層, A層/接着層/中間層/リサイクル層/A層/内層, A層/リサイクル層/A層/中間層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/A層/接着層/内層, A層/リサイクル層/中間層/接着層/A層/内層
【0021】本発明の積層フィルムを製造するには、各
層を構成する樹脂または樹脂組成物を公知の方法で溶融
混練した後、押出し、延伸しまたは延伸せずにフィルム
を製造する。積層は共押出法によることが好ましい。本
発明の積層フィルは延伸フィルムであっても、未延伸フ
ルムであってもよい。延伸フィルムの場合は、実用に供
するに充分な熱水収縮性を有することが好ましくい。2
軸延伸する場合は、同時または逐次に2軸延伸される。
収縮性を得るために延伸比率は、縦横夫々2倍以上4倍
以下が好ましく、更に好ましくは2.5倍以上4倍以下
である。延伸フィルムの製造方法を例示する。溶融混練
物は、押出機を備えた環状ダイを用いて各樹脂をチュー
ブ状に共押出する。次いで該ダイから押出された積層物
を直ちに5℃乃至20℃の水槽で冷却し、筒状体(単
に、パリソンと云うことがある)とする。このパリソン
を加熱して、インフレーション法で縦横夫々2.5〜
4.0倍に2軸延伸して積層フィルムを得る。延伸のた
めの加熱温度は60〜130℃、好ましくは75〜12
0℃である。加熱温度が60℃未満では、延伸が不安定
になるか全く延伸ができない。一方、加熱温度が130
℃を越えると、90℃での熱水収縮率が10%未満とな
り好ましくない。熱水収縮率が20%未満では、包装体
の表面にフィルムの皺が生じることがあり、充填された
食品と該積層フィルムの密着性が損なわれ、または商品
としての外観が劣ることがある。また、本発明の積層フ
ィルムは電子線により架橋されてもよい。電子線架橋は
公知の方法が適用できる。本発明で使用される電子線と
しては、コックロフトワルトン型、バンデグラーフ型、
共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、線型加速器、ダイナ
ミトロン型、高周波型サイクロトロン等の各種電子線加
速器から放出される150〜10000KeVのエネル
ギーを持つものが用いられる。延伸フィルムの場合は、
延伸前または延伸後のいずれの段階において電子線照射
してもよく、照射線量は好ましくは10〜100KGy
(グレイ)、さらに好ましくは20〜60KGyであ
る。
層を構成する樹脂または樹脂組成物を公知の方法で溶融
混練した後、押出し、延伸しまたは延伸せずにフィルム
を製造する。積層は共押出法によることが好ましい。本
発明の積層フィルは延伸フィルムであっても、未延伸フ
ルムであってもよい。延伸フィルムの場合は、実用に供
するに充分な熱水収縮性を有することが好ましくい。2
軸延伸する場合は、同時または逐次に2軸延伸される。
収縮性を得るために延伸比率は、縦横夫々2倍以上4倍
以下が好ましく、更に好ましくは2.5倍以上4倍以下
である。延伸フィルムの製造方法を例示する。溶融混練
物は、押出機を備えた環状ダイを用いて各樹脂をチュー
ブ状に共押出する。次いで該ダイから押出された積層物
を直ちに5℃乃至20℃の水槽で冷却し、筒状体(単
に、パリソンと云うことがある)とする。このパリソン
を加熱して、インフレーション法で縦横夫々2.5〜
4.0倍に2軸延伸して積層フィルムを得る。延伸のた
めの加熱温度は60〜130℃、好ましくは75〜12
0℃である。加熱温度が60℃未満では、延伸が不安定
になるか全く延伸ができない。一方、加熱温度が130
℃を越えると、90℃での熱水収縮率が10%未満とな
り好ましくない。熱水収縮率が20%未満では、包装体
の表面にフィルムの皺が生じることがあり、充填された
食品と該積層フィルムの密着性が損なわれ、または商品
としての外観が劣ることがある。また、本発明の積層フ
ィルムは電子線により架橋されてもよい。電子線架橋は
公知の方法が適用できる。本発明で使用される電子線と
しては、コックロフトワルトン型、バンデグラーフ型、
共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、線型加速器、ダイナ
ミトロン型、高周波型サイクロトロン等の各種電子線加
速器から放出される150〜10000KeVのエネル
ギーを持つものが用いられる。延伸フィルムの場合は、
延伸前または延伸後のいずれの段階において電子線照射
してもよく、照射線量は好ましくは10〜100KGy
(グレイ)、さらに好ましくは20〜60KGyであ
る。
【0022】積層フィルムの全層の厚みは、好ましくは
10〜200μm、さらには15〜160μmであるこ
とが望ましい。10μm未満では包装された袋が積み重
ねの重量に耐えず破袋することがあり、200μmを越
えるときは該積層フィルムの製膜安定性に劣るのみなら
ず、製造価格が高くなり実用的でない。
10〜200μm、さらには15〜160μmであるこ
とが望ましい。10μm未満では包装された袋が積み重
ねの重量に耐えず破袋することがあり、200μmを越
えるときは該積層フィルムの製膜安定性に劣るのみなら
ず、製造価格が高くなり実用的でない。
【0023】積層フィルムは、透明性の尺度である曇価
が10%以下、90℃熱水収縮率が好ましくは10〜5
0%、さらに好ましく20〜50%であり、酸素ガスバ
リア性の尺度である酸素ガス透過度は10〜200cm
3/m2・ 24h・atmの範囲であり、水蒸気バリア性の
尺度である水蒸気透過度は5〜50g/m2・24hの範囲
であることが好ましい。酸素ガス透過度が200cm3
/m2・ 24h・atm以上であると、積層フィルムの袋に
食品を入れて収縮させたとき、食品表面が変色したり、
香味が変化して日保ちを得られない。また、水蒸気透過
度が50g/m2・24h以上であると、積層フィルムの袋
に食品を入れて収縮させたとき食品から水が散逸して、
食品の重量減少とそれによる表面皺を生じて商品価値を
損なう。
が10%以下、90℃熱水収縮率が好ましくは10〜5
0%、さらに好ましく20〜50%であり、酸素ガスバ
リア性の尺度である酸素ガス透過度は10〜200cm
3/m2・ 24h・atmの範囲であり、水蒸気バリア性の
尺度である水蒸気透過度は5〜50g/m2・24hの範囲
であることが好ましい。酸素ガス透過度が200cm3
/m2・ 24h・atm以上であると、積層フィルムの袋に
食品を入れて収縮させたとき、食品表面が変色したり、
香味が変化して日保ちを得られない。また、水蒸気透過
度が50g/m2・24h以上であると、積層フィルムの袋
に食品を入れて収縮させたとき食品から水が散逸して、
食品の重量減少とそれによる表面皺を生じて商品価値を
損なう。
【0024】食品包装においては、商品の美観の見地か
ら、ソーセージ、ハム、テリーヌ等の食品の包装品に皺
が生じることを嫌う。このためには、調理または殺菌処
理に際して、熱によりフィルムが収縮して張りのある状
態を保つことが必要である。本発明の積層フィルムは、
90℃の熱水中に10秒間浸漬したとき、縦横夫々収縮
率が10%以上、更に好ましくは20%以上で、且つ縦
横夫々収縮率が50%以下である。収縮率が50%を越
えると、食品の角部を無理に変形させる結果、食品本来
の形状を損なうことがある。
ら、ソーセージ、ハム、テリーヌ等の食品の包装品に皺
が生じることを嫌う。このためには、調理または殺菌処
理に際して、熱によりフィルムが収縮して張りのある状
態を保つことが必要である。本発明の積層フィルムは、
90℃の熱水中に10秒間浸漬したとき、縦横夫々収縮
率が10%以上、更に好ましくは20%以上で、且つ縦
横夫々収縮率が50%以下である。収縮率が50%を越
えると、食品の角部を無理に変形させる結果、食品本来
の形状を損なうことがある。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (80℃クリープ変形率)横方向を長くした幅1cm×
チャック間距離10cmとする試料片及び縦方向を長く
したチャック間距離10cm×幅1cmの試料片を用
い、各短い長さの端部に780gfの荷重を加えて(厚
さ約50μmのフィルムでは断面積当り約1kgf/m
m2)、80℃の熱水中に10秒間浸漬したときの各方
向の変形長さを測定し、元の長さLに対する変形分の長
さ△Lを百分率で表した。具体的には、横方向の変形分
の長さ△Llおよび縦方向の変形分の長さ△Ltを用い
て、次式により算出した。単位は、%である。 (各方向のクリープ変形率=△L÷L×100
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (80℃クリープ変形率)横方向を長くした幅1cm×
チャック間距離10cmとする試料片及び縦方向を長く
したチャック間距離10cm×幅1cmの試料片を用
い、各短い長さの端部に780gfの荷重を加えて(厚
さ約50μmのフィルムでは断面積当り約1kgf/m
m2)、80℃の熱水中に10秒間浸漬したときの各方
向の変形長さを測定し、元の長さLに対する変形分の長
さ△Lを百分率で表した。具体的には、横方向の変形分
の長さ△Llおよび縦方向の変形分の長さ△Ltを用い
て、次式により算出した。単位は、%である。 (各方向のクリープ変形率=△L÷L×100
【0026】(ガラス転移温度及び結晶融解温度)結晶
融解温度(Tm)及びガラス転移温度(Tg)は、パー
キンエルマー社製DSC7を用いて測定した。測定条件
は、樹脂の5mg乃至10mgを精秤し、一度樹脂を溶
融させたときのTmよりも40℃高い温度で2分間保持
後、測定器設定200℃/分でマイナス50℃まで急冷
し2分間保持し、次いで測定機設定20℃/分で昇温
し、その過程での転移の終了過程の温度をTg、及び結
晶融解ピークの温度をTmとした。単位は、℃である。
融解温度(Tm)及びガラス転移温度(Tg)は、パー
キンエルマー社製DSC7を用いて測定した。測定条件
は、樹脂の5mg乃至10mgを精秤し、一度樹脂を溶
融させたときのTmよりも40℃高い温度で2分間保持
後、測定器設定200℃/分でマイナス50℃まで急冷
し2分間保持し、次いで測定機設定20℃/分で昇温
し、その過程での転移の終了過程の温度をTg、及び結
晶融解ピークの温度をTmとした。単位は、℃である。
【0027】(酸素ガス透過度)酸素ガス透過度(O2
TR)はモダンコントロール社製MOCON-OXTR
AN−100型を用い、30℃、100%RH、23
℃、100%RH及び23℃80%RHの諸条件で測定
した。単位は、cm3/m2・24h・atmである。酸素ガ
スバリア性がよいとは、酸素ガス透過度が小さいことで
ある。
TR)はモダンコントロール社製MOCON-OXTR
AN−100型を用い、30℃、100%RH、23
℃、100%RH及び23℃80%RHの諸条件で測定
した。単位は、cm3/m2・24h・atmである。酸素ガ
スバリア性がよいとは、酸素ガス透過度が小さいことで
ある。
【0028】(水蒸気透過度)水蒸気透過度(透湿度、
WVTR)は、LYSSY社製VAPOR-PERMIATION-TESTE
R:L80−4000型を用い、40℃、90%RHの
条件で測定した。単位は、g/m2・24hである。水蒸気
バリア性がよいとは、水蒸気透過度が小さいことであ
る。
WVTR)は、LYSSY社製VAPOR-PERMIATION-TESTE
R:L80−4000型を用い、40℃、90%RHの
条件で測定した。単位は、g/m2・24hである。水蒸気
バリア性がよいとは、水蒸気透過度が小さいことであ
る。
【0029】(透明性)透明性(曇価、ヘーズ)は、A
STM:D1003に従って、日本電色工業(株)製シ
グマ80:COLOR-MEASUREING-SYSTEMを用いて測定し
た。単位は、%である。
STM:D1003に従って、日本電色工業(株)製シ
グマ80:COLOR-MEASUREING-SYSTEMを用いて測定し
た。単位は、%である。
【0030】(熱水収縮率)熱水収縮率(単に、収縮
率)は、前記フィルムを縦100mm、横100mmの
正方形に切断し、熱水に10秒間浸漬したものについ
て、横方向の寸法Ll及び縦方向の寸法Ltを測定し
た。熱水の温度は90℃で行なった。各方向について、
夫々の熱水収縮率を次式にて算出した。単位は、%であ
る。 各方向の熱水収縮率=(100−L)÷100×100
率)は、前記フィルムを縦100mm、横100mmの
正方形に切断し、熱水に10秒間浸漬したものについ
て、横方向の寸法Ll及び縦方向の寸法Ltを測定し
た。熱水の温度は90℃で行なった。各方向について、
夫々の熱水収縮率を次式にて算出した。単位は、%であ
る。 各方向の熱水収縮率=(100−L)÷100×100
【0031】(窒素含有率の測定)試料2〜50mgを
精秤し、CHNコーダー(柳原製作所製型式MT−5)
を用いて、窒素含有率、炭素含有率および水素含有率を
測定した。
精秤し、CHNコーダー(柳原製作所製型式MT−5)
を用いて、窒素含有率、炭素含有率および水素含有率を
測定した。
【0032】(積層フィルムの剥離方法)大口共栓付き
ガラス容器に、折り畳んだ積層フィルムを少量のキシレ
ン溶液と共に入れ、半日間放置すると積層フィルムは各
構成層に分離する。 (樹脂組成物からなる層中の窒素含有アイオノマーの窒
素含有率の測定)前記剥離方法を剥離し、分離して得た
層のうち測定対象の層を乾燥後、精秤(約100mg)
し、試料とする。試料を約80℃に加熱したキシレン約
300mlを用いた抽出器に装着し、2時間抽出し、抽
出液を貧溶媒である多量のメタノール中に滴下して、再
沈させて真空乾燥後抽出試料の重量を測定する。この重
量と抽出前の試料の重量とから樹脂層中に含まれる窒素
含有アイオノマーの含有率を算出する。さらに、抽出試
料の窒素含有率を前記(窒素含有率の測定)に従って測
定する。
ガラス容器に、折り畳んだ積層フィルムを少量のキシレ
ン溶液と共に入れ、半日間放置すると積層フィルムは各
構成層に分離する。 (樹脂組成物からなる層中の窒素含有アイオノマーの窒
素含有率の測定)前記剥離方法を剥離し、分離して得た
層のうち測定対象の層を乾燥後、精秤(約100mg)
し、試料とする。試料を約80℃に加熱したキシレン約
300mlを用いた抽出器に装着し、2時間抽出し、抽
出液を貧溶媒である多量のメタノール中に滴下して、再
沈させて真空乾燥後抽出試料の重量を測定する。この重
量と抽出前の試料の重量とから樹脂層中に含まれる窒素
含有アイオノマーの含有率を算出する。さらに、抽出試
料の窒素含有率を前記(窒素含有率の測定)に従って測
定する。
【0033】(実施例1) (積層構成)中間層の両側に接着層を介在させ外層及び
内層を配した4種5層の積層構成を用いた。 (原料樹脂)外層用樹脂として、ポリアミド変性アイオ
ノマー樹脂とポリアミド6,6Iとの樹脂組成物である
三井デュポン・ポリケミカル社製商品名ハイミラン(窒
素含有率3.4重量%)を用いた。ポリアミド6,6I
としてCAFFARO株式会社製商品名SNIAMID
(Tg56℃、密度1.13g/cm3)を用いた。こ
れら原料の混合比率を重量比率でポリアミド変性アイオ
ノマー樹脂:ポリアミド6,6Iを20:80とした。
内層用樹脂として脂肪族ポリアミド612(東レ株式会
社製商品名アミラン、結晶融解温度133℃、密度1.
06g/cm3、メルトフローレート5.2g/10分、
190℃)を用いた。中間層用樹脂として酸素ガスバリ
ア性樹脂である塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合体
(呉羽化学工業株式会社製商品名クレハロン、塩化ビニ
リデン含有率83重量%、密度1.71g/cm3、重
量平均分子量12×104)を用いた。接着層用樹脂と
して、接着性樹脂であるTPU(クラレ株式会社製商品
名クラミロン、密度1.19g/cm3、窒素含有率4
重量%)を用いた。
内層を配した4種5層の積層構成を用いた。 (原料樹脂)外層用樹脂として、ポリアミド変性アイオ
ノマー樹脂とポリアミド6,6Iとの樹脂組成物である
三井デュポン・ポリケミカル社製商品名ハイミラン(窒
素含有率3.4重量%)を用いた。ポリアミド6,6I
としてCAFFARO株式会社製商品名SNIAMID
(Tg56℃、密度1.13g/cm3)を用いた。こ
れら原料の混合比率を重量比率でポリアミド変性アイオ
ノマー樹脂:ポリアミド6,6Iを20:80とした。
内層用樹脂として脂肪族ポリアミド612(東レ株式会
社製商品名アミラン、結晶融解温度133℃、密度1.
06g/cm3、メルトフローレート5.2g/10分、
190℃)を用いた。中間層用樹脂として酸素ガスバリ
ア性樹脂である塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合体
(呉羽化学工業株式会社製商品名クレハロン、塩化ビニ
リデン含有率83重量%、密度1.71g/cm3、重
量平均分子量12×104)を用いた。接着層用樹脂と
して、接着性樹脂であるTPU(クラレ株式会社製商品
名クラミロン、密度1.19g/cm3、窒素含有率4
重量%)を用いた。
【0034】(原料の調製)外層用原料樹脂組成物につ
いて、ドラムタンブラーで1時間乾式混合し、押出機の
ホッパーに投入し、ペレット化した。この際使用した押
出機は、直径40mm、L/D=24の溶融混練に用い
るダルメージ型の単軸スクリューであり、スクリュー回
転数50rpm、シリンダー温度250℃の条件を採用
した。
いて、ドラムタンブラーで1時間乾式混合し、押出機の
ホッパーに投入し、ペレット化した。この際使用した押
出機は、直径40mm、L/D=24の溶融混練に用い
るダルメージ型の単軸スクリューであり、スクリュー回
転数50rpm、シリンダー温度250℃の条件を採用
した。
【0035】(2軸延伸積層フィルムの製造)外層用に
直径50mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機、中間層用に直径40mmのフルフライト型単
軸スクリューを装備した押出機、内層用に直径40mm
のフルフライト型単軸スクリューを装備した押出機およ
び接着層用に直径25mmのフルフライト型単軸スクリ
ューを装備した押出機を用いた。 これらの押出機を用
いて各層用樹脂を溶融し、共押出サーキュラーダイを用
いて厚さ比率外層:接着層:中間層:接着層:内層を2
5:2:5:2:5にしてサーキュラーダイ内で溶融積
層させ、水で急冷し、引き取ってパリソンを得た。 こ
のパリソンをインフレーション法によって、ブローアッ
プ比が2.6倍、ドラフト比が3.3倍で2軸延伸積層
フィルムとし、ピンチロールで折り畳んでロールとして
巻取った。得られた2軸延伸積層フィルムの合計厚さは
48μmであった。得られた積層フィルムの性状を表1
に示した。
直径50mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機、中間層用に直径40mmのフルフライト型単
軸スクリューを装備した押出機、内層用に直径40mm
のフルフライト型単軸スクリューを装備した押出機およ
び接着層用に直径25mmのフルフライト型単軸スクリ
ューを装備した押出機を用いた。 これらの押出機を用
いて各層用樹脂を溶融し、共押出サーキュラーダイを用
いて厚さ比率外層:接着層:中間層:接着層:内層を2
5:2:5:2:5にしてサーキュラーダイ内で溶融積
層させ、水で急冷し、引き取ってパリソンを得た。 こ
のパリソンをインフレーション法によって、ブローアッ
プ比が2.6倍、ドラフト比が3.3倍で2軸延伸積層
フィルムとし、ピンチロールで折り畳んでロールとして
巻取った。得られた2軸延伸積層フィルムの合計厚さは
48μmであった。得られた積層フィルムの性状を表1
に示した。
【0036】(包装試験)得られた2軸延伸積層フィル
ムを用いて、ヒートシーラーで横方向に沿って側面シー
ルして、折幅80mmのチューブを作成した。このチュ
ーブにソーセージ用原料ドゥーを約500g詰めて、ア
ルミニウム製ワイヤーでチューブの両端を結紮した。こ
の結紮を呉羽化学工業(株)で製作した手動式結紮機で
結紮したが、結紮部分の切れ及びチューブ破袋は無く、
耐結紮性に優れることを確認した。次いで、この充填チ
ューブを80℃で2時間かけてボイル調理加工した。得
られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ破袋が
無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通常色
(肌色または桃色)であり、商品価値を有するものであ
った。
ムを用いて、ヒートシーラーで横方向に沿って側面シー
ルして、折幅80mmのチューブを作成した。このチュ
ーブにソーセージ用原料ドゥーを約500g詰めて、ア
ルミニウム製ワイヤーでチューブの両端を結紮した。こ
の結紮を呉羽化学工業(株)で製作した手動式結紮機で
結紮したが、結紮部分の切れ及びチューブ破袋は無く、
耐結紮性に優れることを確認した。次いで、この充填チ
ューブを80℃で2時間かけてボイル調理加工した。得
られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ破袋が
無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通常色
(肌色または桃色)であり、商品価値を有するものであ
った。
【0037】(実施例2)外層用樹脂として、ポリアミ
ド変性アイオノマー樹脂とポリアミド6I,6Tとの樹
脂組成物を用いたこと以外は実施例1におけると同様に
行なった。ポリアミド変性アイオノマー樹脂としては三
井デュポン・ポリケミカル社製商品名ハイミラン(窒素
含有率3.4重量%)を用い、ポリアミド6I,6Tと
しては三井デュポン・ポリケミカル社製商品名シーラー
PA(Tg121℃、密度1.18g/cm3)を用い
た。これらの樹脂の混合比率を重量比率でポリアミド変
性アイオノマー樹脂:ポリアミド6I,6Tを20:8
0とした。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸
性状を表1に示した。
ド変性アイオノマー樹脂とポリアミド6I,6Tとの樹
脂組成物を用いたこと以外は実施例1におけると同様に
行なった。ポリアミド変性アイオノマー樹脂としては三
井デュポン・ポリケミカル社製商品名ハイミラン(窒素
含有率3.4重量%)を用い、ポリアミド6I,6Tと
しては三井デュポン・ポリケミカル社製商品名シーラー
PA(Tg121℃、密度1.18g/cm3)を用い
た。これらの樹脂の混合比率を重量比率でポリアミド変
性アイオノマー樹脂:ポリアミド6I,6Tを20:8
0とした。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸
性状を表1に示した。
【0038】包装試験の結果、結紮部分の切れ及びチュ
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
【0039】(実施例3)外層用樹脂として、ポリアミ
ド変性アイオノマー樹脂とポリアミド6,6Tとの樹脂
組成物を用いたこと以外は実施例1におけると同様に行
なった。ポリアミド変性アイオノマー樹脂としては三井
DuPont株式会社製商品名ハイミラン(窒素含有率
3.4重量%)を用い、ポリアミド6,6Tとしては三
菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製商品名ノ
バミッド(Tg60℃、密度1.14g/cm3)を用
いた。これらの樹脂の混合比率を重量比率でポリアミド
変性アイオノマー樹脂:ポリアミド6,6Tを20:8
0とした。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸
性状を表1に示した。
ド変性アイオノマー樹脂とポリアミド6,6Tとの樹脂
組成物を用いたこと以外は実施例1におけると同様に行
なった。ポリアミド変性アイオノマー樹脂としては三井
DuPont株式会社製商品名ハイミラン(窒素含有率
3.4重量%)を用い、ポリアミド6,6Tとしては三
菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製商品名ノ
バミッド(Tg60℃、密度1.14g/cm3)を用
いた。これらの樹脂の混合比率を重量比率でポリアミド
変性アイオノマー樹脂:ポリアミド6,6Tを20:8
0とした。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸
性状を表1に示した。
【0040】包装試験の結果、結紮部分の切れ及びチュ
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
【0041】(実施例4)層構成を、外層/接着層/中
間層/接着層/リサイクル層/内層、とした5種6層の
積層構成とした。リサイクル層を内層と接着層の間に設
けた以外は実施例1と同様に行った。リサイクル層は、
本実施例での製造に伴う立ち上げ運転時の規格外フィル
ム、該フィルムからなる原反から規格幅フィルムを得る
ときのスリット屑などを粉砕処理したリサイクル樹脂を
リペレット用押出機のホッパーに投入してペレット化し
た樹脂を用いた。
間層/接着層/リサイクル層/内層、とした5種6層の
積層構成とした。リサイクル層を内層と接着層の間に設
けた以外は実施例1と同様に行った。リサイクル層は、
本実施例での製造に伴う立ち上げ運転時の規格外フィル
ム、該フィルムからなる原反から規格幅フィルムを得る
ときのスリット屑などを粉砕処理したリサイクル樹脂を
リペレット用押出機のホッパーに投入してペレット化し
た樹脂を用いた。
【0042】(2軸延伸積層フィルムの製造)外層用に
直径50mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機を用い、中間層用に直径40mmのフルフライ
ト型単軸スクリューを装備した押出機を用い、内層用に
直径40mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機を用い、リサイクル層用に直径40mmのフル
フライト型単軸スクリューを装備した押出機を用い、接
着層用に直径25mmのフルフライト型単軸スクリュー
を装備した押出機を用いた。これら押出機を用いて各層
用樹脂を溶融し、共押出サーキュラーダイを用いて厚さ
比率外層:接着層:中間層:接着層:内層を25:2:
5:2:5:5としてサーキュラーダイ内で溶融積層さ
せ、水で急冷し、引き取ってパリソンを得た。 このパ
リソンを、インフレーション法によってブローアップ比
が2.6倍、ドラフト比が3.3倍で2軸延伸積層フィ
ルムとし、ピンチロールで折り畳みロールとして巻取っ
た。得られた2軸延伸積層フィルムの合計厚さは50μ
mであった。得られた2軸延伸積層フィルムについての
諸性状を表1に示した。
直径50mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機を用い、中間層用に直径40mmのフルフライ
ト型単軸スクリューを装備した押出機を用い、内層用に
直径40mmのフルフライト型単軸スクリューを装備し
た押出機を用い、リサイクル層用に直径40mmのフル
フライト型単軸スクリューを装備した押出機を用い、接
着層用に直径25mmのフルフライト型単軸スクリュー
を装備した押出機を用いた。これら押出機を用いて各層
用樹脂を溶融し、共押出サーキュラーダイを用いて厚さ
比率外層:接着層:中間層:接着層:内層を25:2:
5:2:5:5としてサーキュラーダイ内で溶融積層さ
せ、水で急冷し、引き取ってパリソンを得た。 このパ
リソンを、インフレーション法によってブローアップ比
が2.6倍、ドラフト比が3.3倍で2軸延伸積層フィ
ルムとし、ピンチロールで折り畳みロールとして巻取っ
た。得られた2軸延伸積層フィルムの合計厚さは50μ
mであった。得られた2軸延伸積層フィルムについての
諸性状を表1に示した。
【0043】包装試験の結果、結紮部分の切れ及びチュ
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、型崩れも無く、表面の色はソーセージの通
常色(肌色乃至桃色)であり、商品価値を有するもので
あった。
【0044】(比較例1)外層用樹脂の樹脂組成物とし
て、ポリアミド変性アイオノマー樹脂に替えてアイオノ
マー樹脂(三井DuPont株式会社製商品名ハイミラ
ン銘柄1601、部分中和用アルカリ金属Naイオン
型、結晶融解温度96℃、密度0.94g/cm3)を
用いたこと以外は、実施例1におけると同様に行なっ
た。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸性状を
表1に示した。
て、ポリアミド変性アイオノマー樹脂に替えてアイオノ
マー樹脂(三井DuPont株式会社製商品名ハイミラ
ン銘柄1601、部分中和用アルカリ金属Naイオン
型、結晶融解温度96℃、密度0.94g/cm3)を
用いたこと以外は、実施例1におけると同様に行なっ
た。得られた2軸延伸積層フィルムについての諸性状を
表1に示した。
【0045】包装試験の結果、結紮部分の切れ及びチュ
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、表面の色はソーセージの通常色(肌色乃至
桃色)であったが、型崩れを起こしており、商品価値に
劣るものであった。
ーブ破袋は無く、耐結紮性に優れることを確認した。次
いで、この充填チューブを約80℃で2時間かけてし
た。得られたレトルト調理済みソーセージは、チューブ
破袋が無く、表面の色はソーセージの通常色(肌色乃至
桃色)であったが、型崩れを起こしており、商品価値に
劣るものであった。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】実施例が示すように、本発明の積層フィ
ルムは優れた耐クリープ性を有する。特に食品を包装
後、ボイル、加圧加熱等の処理を行った場合でも、熱に
よる包装体の変形を少ない範囲に抑えることができ、包
装品の型崩れの発生を防ぐことが出来る。また、フィル
ムの他の性状、例えば透明性、防湿性、酸素ガスバリヤ
ー性等を大きく損ねることがないので、食品用包装材料
として好適である。
ルムは優れた耐クリープ性を有する。特に食品を包装
後、ボイル、加圧加熱等の処理を行った場合でも、熱に
よる包装体の変形を少ない範囲に抑えることができ、包
装品の型崩れの発生を防ぐことが出来る。また、フィル
ムの他の性状、例えば透明性、防湿性、酸素ガスバリヤ
ー性等を大きく損ねることがないので、食品用包装材料
として好適である。
Claims (8)
- 【請求項1】 芳香族ポリアミド6,6I、芳香族ポリ
アミド6,6Tまたは芳香族ポリアミド6I,6Tから
選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミドと、少なく
とも末端にアミノ基を有する成分で部分中和されてなる
窒素含有率1〜7重量%のエチレン系アイオノマー樹脂
との樹脂組成物からなる層を少なくとも1層含む積層フ
ィルム。 - 【請求項2】 芳香族ポリアミド6,6I、芳香族ポリ
アミド6,6Tまたは芳香族ポリアミド6I,6Tから
選ばれた少なくとも1種の芳香族ポリアミドと、窒素含
有率1〜7重量%のポリアミド変性アイオノマー樹脂と
の樹脂組成物からなる層を少なくとも1層含む積層フィ
ルム。 - 【請求項3】 芳香族ポリアミド60〜95重量%と、
エチレン系アイオノマー樹脂またはポリアミド変性アイ
オノマー樹脂40〜5重量%との樹脂組成物からなる層
を少なくとも1層含む請求項1または2記載の積層フィ
ルム。 - 【請求項4】 樹脂組成物が芳香族ポリアミド6,6I
と、エチレン系アイオノマー樹脂またはポリアミド変性
アイオノマー樹脂とからなる請求項1〜3のいずれかに
記載の積層フィルム。 - 【請求項5】 外層が芳香族ポリアミド6,6Iとエチ
レン系アイオノマー樹脂またはポリアミド変性アイオノ
マー樹脂との樹脂組成物からなり、中間層が塩化ビニリ
デン系共重合体からなり、内層がポリアミド612から
なる請求項4記載の積層フィルム。 - 【請求項6】 80℃クリープ変形率が1〜20%のチ
ュ−ブ状フィルムである請求項1〜5のいずれかに記載
の積層フィルム。 - 【請求項7】 外層と内層との間にリサイクル層を設
け、該リサイクル層がリサイクル樹脂50重量%以上1
00重量%未満とオレフィン系樹脂0重量%を越え50
重量%以下(両者の合計は100重量%)との混合樹脂
からなる請求項5または6に記載の積層フィルム。 - 【請求項8】 電子線照射により架橋されてなる請求項
1〜7のいずれかに記載の積層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27155796A JPH1095086A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27155796A JPH1095086A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 積層フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1095086A true JPH1095086A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17501741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27155796A Pending JPH1095086A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 積層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1095086A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059724A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Film a boyau multicouche |
WO2006040973A1 (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-20 | Kureha Corporation | 内部に空隙を有する肉塊の包装体およびその製造方法 |
WO2021070500A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 東洋紡株式会社 | 二軸延伸ポリアミドフィルム及び積層体 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP27155796A patent/JPH1095086A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059724A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Film a boyau multicouche |
WO2006040973A1 (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-20 | Kureha Corporation | 内部に空隙を有する肉塊の包装体およびその製造方法 |
JP4777255B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2011-09-21 | 株式会社クレハ | 内部に空隙を有する肉塊の包装体およびその製造方法 |
WO2021070500A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 東洋紡株式会社 | 二軸延伸ポリアミドフィルム及び積層体 |
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