JP2001328630A - 段ボール製パレット - Google Patents

段ボール製パレット

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JP2001328630A
JP2001328630A JP2000151184A JP2000151184A JP2001328630A JP 2001328630 A JP2001328630 A JP 2001328630A JP 2000151184 A JP2000151184 A JP 2000151184A JP 2000151184 A JP2000151184 A JP 2000151184A JP 2001328630 A JP2001328630 A JP 2001328630A
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Japan
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pallet
cardboard
rectangular
bottom plate
hollow block
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JP2000151184A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Kojima
久幸 小島
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Kojima Co Ltd
Original Assignee
Kojima Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原反からの裁断ロスが少なく、重量比強度も格
段に優れた段ボール製の中空ブロックを、底板と天板と
の間に挟んだ、段ボール製パレットを提供する。 【解決手段】中空ブロック103は、矩形段ボール10
から、2本の角筒体Tを並列状に連結させた如き形態に
折上げた本体11に、矩形段ボール20を2つ折以上に
折曲し重合させた、複数枚の連結・補強板21を、2本
の角筒体T,T間に跨がった状態で並列状に噛み合わせ
た構成を備える。そして、角筒体Tの内側壁4の下縁部
に切起状に設けた嵌合突部6を、本体11の底面1の嵌
合孔7に挿嵌させるとよい。又、パレットの底板101
に設ける車輪突出孔104の、打抜残片を、連結・補強
板21の素材として活用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール製の底板
と天板との間に、段ボールから折上げた直方体状の中空
ブロックの複数個を、適宜の配置で挟み込んだ構成を備
える段ボール製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】貿易品の荷役効率を上げる等の為に使わ
れる木製のパレットは、輸入国側が、樹木に巣食ってい
た害虫の侵入を極度に恐れるので、その駆除対策として
の薫蒸処理にかなり余分な経費が嵩む。又、貿易品に使
われるパレットは、使い捨てにされる場合が多い。
【0003】木製パレットは、地球規模での森林の乱開
発が進行しつつある今日、その使用を極力抑制ことが望
ましい。その点で、同じく木材を使うにしても、重量比
強度が極めて優れた段ボールでパレットを作れば、工夫
次第で、木材の使用量を大幅に減らせる可能性が高い。
然も、段ボール製であれば、害虫対策は全く不要であ
る。そこで、従来から様々な段ボール製パレットが考え
られて来た。然し、このタイプのパレットも、木材資源
を浪費することには変わりがなく、然も、使い捨てにさ
れるのも問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、その構造を更に改良することによって、所要の構造
強度を確保しながら、段ボールの使用量を極力少なく
し、且つ、極力安価に提供出来る段ボール製パレットを
創案するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による段ボール製パレットは、段ボール製の
底板101と天板102との間に、段ボール製で直方体
状の複数個の中空ブロック103を、適宜の配置で挟み
込ませた構成を備えており、中空ブロック103は、任
意の大きさと形状を備えた矩形段ボール10から、2本
の角筒体Tを並列状に連結させた如き形態に折上げた本
体11と、矩形段ボール20を、2つ折以上に折曲し重
合させた、複数枚の連結・補強板21とから成り、段ボ
ール10、20には、複数枚の連結・補強板21を、2
本の角筒体T,T間に跨がった状態で本体11に並列状
に噛み合わせる為の、スリット8,9を設けたことを特
徴とする。そして、角筒体Tの内側壁4の下縁部に、嵌
合突部6を切起状に設け、本体11の底面1に嵌合孔7
を設けるとよい。又、角筒体Tの内側壁4には、1枚以
上の重合片5を重ね合わせるとよい。更に、中空ブロッ
ク103を構成する、垂直壁の部分の総てが、段ボール
の中芯紙の波打ち方向Hを、横向きに配向される様にす
るとよい。或いは、パレット100の底板101に、手
動操作式フォークリフトの車輪との干渉を避ける為の、
車輪突出孔104を設け、車輪突出孔104の打抜残片
を、連結・補強板21の素材として用いるとよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施例に就
いて、図1〜図5を参照しながら説明する。図1に示し
た様に、この実施例の段ボール製パレット100は、夫
々段ボール製の底板101と天板102との間に、段ボ
ールから折上げた直方体状の複数個の中空ブロック10
3を、適宜の配置で挟み込んだ構成を備えている。
【0007】各中空ブロック103の大きさは、パレッ
ト100の製作コストを極力押さえながら、最良の強度
特性が得られる様に、夫々の配置箇所に応じて適宜に変
えるとよい(図1参照)。
【0008】図2に、略組み上がった中空ブロック10
3の、外観を示した。この中空ブロック103の素材
は、図3及び図4に展開状態で示した、夫々矩形板状の
1枚の段ボール10と、3枚の段ボール20とである。
【0009】図2に示した様に、段ボール10からは、
2本の角筒体Tを並列状に連結させた如き形態の本体1
1を折上げ、各段ボール20は、2つ折状に重合させて
連結・補強板21とする。そして、3枚の連結・補強板
21を、図示の様に、2本の角筒体T,Tに跨がらせ
て、本体11に並列状に噛合させることによって、中空
ブロック103が組上がる。
【0010】この実施例の段ボール10は、図3に示し
た様に、その真ん中の矩形域を、本体11を折上げた状
態での底面1としている。底面1の両端には、各角筒体
Tの外側壁2、頂面3、内側壁4、及び内側壁4の内側
に重合させる重合片5を、この順に、折り目A,B,
C,Dを介して、夫々連結させている。尚、重合片5
は、2枚以上重ねる様にしてもよい。
【0011】そして、内側壁4の下縁中央部には、小矩
形片状の嵌合突部6を切起状に形成させる為の、コ字形
切れ目aを設けている。一方、底面1の真ん中には、2
枚重ねした嵌合突部6を挿嵌させる為の、挿嵌孔7を設
けている。
【0012】更に、頂面3から内側壁4の中程にかけ
て、連結・補強板21を噛合させる為のスリット8を、
所定間隔を隔てた3箇所に並列状に設けている。それに
対応させるべく、重合片5にも、上記の各スリット8と
対向する夫々の箇所にスリット8を設けている。
【0013】そして、図4に示した様に、連結・補強板
21の素材となる段ボール20には、2つ折状に重合さ
せる為の、半切線を入れた折り目Eを設けている。この
折り目Eを境にした両側には、折り目と対向する各縁端
の中央部から切込状に延びるスリット9を夫々設けてい
る。
【0014】次に、1枚の段ボール10と、3枚の段ボ
ール20とから、中空ブロック103を組上げる手順に
就いて、図2を参照しながら説明する。先ず、各段ボー
ル20を、図2に示した様に、折り目Eに沿って2つ折
して、連結・補強板21を作って置く。
【0015】一方、段ボール10は、その両端の各重合
片5を内側壁4の外側に折り重ねたうえ、底面1の両側
部分を、折り目A〜Cに沿って夫々角形樋状に折曲し
て、2本の角筒体T,Tを並列状に連結させた如き形態
の本体11を折上げる。そして、この時、両重合片5の
下縁に夫々突出している嵌合突片6を重ね合わせて、底
面1の挿嵌孔7に挿し込めば、本体11の折上形状が確
実に固定される。
【0016】次に、この折上がった本体11の頂面3,
3に開口している3条のスリット8の夫々に、連結・補
強板21を挿し込んで、スリット8,9同士を噛合させ
れば、中空ブロック103が、極めて簡単・迅速に組上
がる。
【0017】折上がった中空ブロック103は、図2か
ら理解される様に、垂直向きに配置されている、内・外
側壁2,4、重合片5、及び連結・補強板21の総て
が、中芯紙の波打ち方向Hを、水平向きに配向されてい
る。その為、波打ち方向Hと直交方向、つまり、中空ブ
ロック103の上方から及ぼされる荷重や衝撃力に対し
て、段ボールが備える優れた耐屈撓性、乃至は緩衝性を
最大限に発揮させることが出来る。
【0018】組上がった複数個の中空ブロック103
は、パレット100の底板101と天板102の間に、
適宜の配置で挟み込んだ状態を、接着手段等によって、
固着させれば、パレット100が完成する。
【0019】ところで、パレット100の底板101に
は、手動操作式のフォークリフト(図示略)のフォーク
を、底板101と天板102との隙間に挿し込んだ後、
フォークと一緒に挿し込まれた車輪を、底板101の裏
側に突出させる為の、車輪突出孔104を、図5に示し
た様に、底板101の四隅に打抜加工して設けている。
図中の200は車輪で、パレット100へのフォークの
差し込み方向の如何によって、その向きが変わる。
【0020】そこで、従来は捨てられていた、車輪突出
孔104の打抜残片を、連結・補強板21の素材として
活用すれば、その分、中空パレット103を製作する為
の、段ボールの必要量を減らすことが出来る。
【0021】次に、図6及び図7は、本発明の第2実施
例を示している。図6は、中空ブロック103の本体1
1の素材となる、段ボール10の平面図であり、図7
は、底板101の平面図である。
【0022】第1実施例との相異点は、中空ブロック1
03の長さを、パレット100の長さ、又は幅寸法と同
じにしたところにある。
【0023】これによって、中空ブロック103の必要
個数と、その製作の手間、そして、パレットの組立の手
間を顕著に減らすことが出来る。然も、その組上がり構
造からして、長さの短い中空ブロック103を使ったパ
レットに比べて、パレット100の強度特性を顕著に向
上させる効果も同時に得られる。但し、フォークリフト
のフォークを挿し込める方向は、4方向ではなくて、2
方向に限られることになる。
【0024】この実施例では、図7に示した様に、各車
輪突出孔104の打抜残片から、連結・補強板21の素
材となる段ボール20を、夫々4枚づつ、裁断ロスを全
く生ぜずに寸法取りすることが出来る。
【0025】尚、パレット100に組込む、複数個の中
空ブロック103の、個々のサイズや、連結・補強板2
1の並列間隔等は、既述の様に、様々な使途のパレット
100の夫々に要求される強度特性に応じて、適宜に変
更すればよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による段ボール製パレットは、以下に列挙した如き実
用上の優れた効果を奏する。 (a)中空ブロックの素材となる各段ボールは、単純な
矩形板状なので、原反からの裁断ロスが極めて少なく、
その分、安価に作れる。 (b)然も、素材の一部は、パレットの底板に設ける車
輪突出孔の打抜残片を有効活用出来る。 (c)中空ブロックは、上方からの荷重を支承する多数
枚の垂直壁部分が、格子状に組合わさった構造を備えて
おり、然も、総ての垂直壁部分で、中芯紙の波打方向が
横向きになっている。 (d)その為、段ボール特有の優れた耐屈撓特性や緩衝
性能を、最大限に引き出せて、中空ブロックの、重量比
耐圧強度乃至は緩衝特性が極めて優れる。 (e)2本の角筒体を並列状に連設した如き、中空ブロ
ックの形態は、嵌合突部をその嵌合孔に挿し込むだけ
で、確実に固定される。 (f)パレットに要求される様々な強度特性及びコスト
に対して、中空ブロックのサイズと、連結・補強板の並
列間隔等を変えるだけで、容易に対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、パレットの斜
視図である。
【図2】同上、中空ブロックを略組上げた状態の斜視図
である。
【図3】同上、中空ブロックを構成する本体の、素材と
なる段ボールの平面図である。
【図4】同上、中空ブロックを構成する連結・補強板
の、素材となる段ボールの平面図である。
【図5】同上、車輪突出孔を設けた、パレットの底板の
平面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すもので、第1実施例
の図3相当図である。
【図7】同上、第1実施例の図5相当図である。
【符号の説明】
100 パレット 101 底板 102 天板 103 中空ブロック 104 車輪突出孔 200 車輪 10,20 段ボール 11 本体 21 連結・補強板 1 底面 2 外側壁 3 頂面 4 内側壁 5 重合片 6 嵌合突部 7 嵌合孔 8,9 スリット a コ字形切れ目 A〜E 折り目 H 中芯紙の波打方向 T 角筒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール製の底板101と天板102と
    の間に、段ボール製で直方体状の複数個の中空ブロック
    103を、適宜の配置で挟み込ませた構成を備えてお
    り、 中空ブロック103は、 任意の寸法・形状の矩形段ボール10から、2本の角筒
    体Tを並列状に連結させた如き形態に折上げた本体11
    と、 矩形段ボール20を、2つ折以上に折曲して重合させ
    た、複数枚の連結・補強板21とから成り、 段ボール10、20には、複数枚の連結・補強板21
    を、2本の角筒体T,T間に跨がった状態で本体11に
    並列状に噛み合わせる為の、スリット8,9を設けたこ
    とを特徴とする段ボール製パレット。
  2. 【請求項2】 角筒体Tの内側壁4の下縁部に、嵌合突
    部6を切起状に設け、嵌合突部6を挿嵌させる嵌合孔7
    を、本体11の底面1に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の段ボール製パレット。
  3. 【請求項3】 角筒体Tの内側壁4に、1枚以上の重合
    片5を重ね合わせたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の段ボール製パレット。
  4. 【請求項4】 中空ブロック103を構成する垂直壁の
    部分の総てが、段ボールの中芯紙の波打ち方向Hを、横
    向きに配向されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  5. 【請求項5】 パレット100の底板101には、手動
    操作式フォークリフトの車輪との干渉を避ける為の、車
    輪突出孔104を設け、 車輪突出孔104の打抜残片を、連結・補強板21の素
    材として用いることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の段ボール製パレット。
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