JP3172501U - 段ボール製パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】 振動や衝撃、荷重に対して高い強度を得ることができ、剛性および耐久性に優れる段ボール製パレットを提供する。
【解決手段】 段ボール製パレットを構成する支持ブロック20は、第1支持体21Aおよび第2支持体21Bを有する。第1支持体21Aは、頂板22Aと一対の第1側板24Aとを有し、第2支持体21Bは、底板22Bと一対の第2側板24Bと一対の折り返し板29とを有する。第1スリット26Aに折り返し板29を嵌め込むと共に、第2スリット26Bに第1側板24Aを嵌め込むことで、第1側板24Aと折り返し板29とを互いに交差させ、頂板22Aおよび折り返し端部25Bをデッキボード12の底面13に固定する。
【選択図】図4
Description
本考案は、荷物の輸送や物流に使用される段ボール製パレットに関し、剛性および耐久性に優れるブロックを備えた段ボール製パレットに関するものである。
近年、荷物の輸送や物流において、資材コストの低減あるいは環境保全の観点から、段ボール製パレットが実用に供されている。従来より、各種の段ボール製パレットが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されるパレットは、積載面を有する上板(いわゆるデッキボード)と、接地面を有する下板と、上板と下板の間に介在する複数の抗圧ユニット体(いわゆるブロック)とを備える。複数の抗圧ユニット体は、格子点状に離間して配置されており、この離間部にフォークリフトのフォークを挿入させる。
図11は、特許文献1に記載される抗圧ユニット体の基本構成を説明する図であり、図11(a)に示すように、抗圧ユニット体100は、第1板体110と第2板体120とから構成される。
第1板体110は、長方形状の頂上板111と、頂上板111の長辺112に連接する一対の側壁113とを有し、側壁113には、二本の第1嵌め込み槽114が設けられる。一方、第2板体120は、長方形状の底板121と、底板121の長辺122に連接する一対の側壁123とを有し、側壁123には、二本の第2嵌め込み槽124が設けられる。さらに、第2板体120の底板121の中央部には、正方形の透かし穴(貫通穴)125が設けられる。
抗圧ユニット体100では、頂上板111と底板121とを対向させ、透かし穴125に頂上板111の中央部を通しつつ、側壁113を第2嵌め込み槽124に嵌め、同時に側壁123を第1嵌め込み槽114に嵌める。これにより、図11(b)に示すように、側壁113と側壁123とを交差させて第1板体110と第2板体120を組み合わせる。交差した側壁113,123で荷重を受けることで、抗圧ユニット体100の耐圧性能を高めるようにしている。
しかしながら、特許文献1の抗圧ユニット体100においては、構造上、透かし穴125を必要とするため、十分な耐久性や剛性を得ることが難しい。すなわち、図11(b)に示すように、剛性を確保するうえで重要な底板121の中央部が、透かし穴125により完全に抜けた形態となる。このため、特に水平方向、斜め方向の振動、衝撃、荷重に対して十分な強度を確保できないおそれがある。
そこで、本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、剛性および耐久性に優れ、特に、水平方向や斜め方向の振動、衝撃、荷重に対して高い強度を得ることができる段ボール製パレットを提供することにある。
本考案の段ボール製パレットは、積載面を有するデッキボードと、前記デッキボードの底面に配設される複数の支持ブロックとを有し、前記複数の支持ブロックの間にフォークリフトのフォークを挿入させる段ボール製パレットにおいて、前記支持ブロックは、段ボールシートを折り曲げてなる第1支持体および第2支持体で構成され、前記第1支持体は、略長方形状の第1基板と、一端が前記第1基板の辺部と略直角に連なり、他端が開放した一対の第1側板と、からなり、前記第2支持体は、前記第1側板の幅より1辺の長さが大きい略正方形状の第2基板と、一端が前記第2基板の辺部と略直角に連なる一対の第2側板と、前記第2側板の他端から内向きに折れ曲がる一対の折り返し端部と、前記折り返し端部から前記第2側板の内面に沿うように折り返される一対の折り返し板と、からなり、前記第1側板に、前記他端から中央に延びる一対の第1スリットを設け、前記折り返し端部および前記折り返し板に、前記折り返し端部から前記折り返し板の中央に延びる略L字状の一対の第2スリットを設け、前記第1側板の他端と前記折り返し端部が向き合い、かつ、前記第1側板と前記折り返し板が平面視で直交するように、前記第1支持体と前記第2支持体とを対向させ、前記第1スリットに前記折り返し板を嵌め込むと共に、前記第2スリットに前記第1側板を嵌め込むことで、前記第1側板と前記折り返し板とを互いに交差させ、前記支持ブロックの前記第1基板側または前記第2基板側を前記デッキボードの底面に固定したことを特徴とする。
上記考案は、前記複数の支持ブロックの底面を、段ボールシートからなる連結板で連結したことを特徴とする。
上記考案では、前記第1支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第1側板の鉛直方向に向くように前記第1支持体を構成したことを特徴とする。
上記考案では、前記第2支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第2側板の鉛直方向に向くように前記第2支持体を構成したことを特徴とする。
上記考案は、前記第1支持体または前記第2支持体の少なくとも一方を、複両面段ボールで構成したことを特徴とする。
上記考案では、前記第1支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第1側板の鉛直方向に向くように前記第1支持体を構成したことを特徴とする。
上記考案では、前記第2支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第2側板の鉛直方向に向くように前記第2支持体を構成したことを特徴とする。
上記考案は、前記第1支持体または前記第2支持体の少なくとも一方を、複両面段ボールで構成したことを特徴とする。
本考案によれば、2枚の基板、4枚の側板、2枚の折り返し板からなる8枚の壁により、底が抜けていない強固な支持ブロックを得ることができる。したがって、剛性および耐久性に優れ、特に水平方向、斜め方向の振動、衝撃、荷重に対して高い強度を得ることができる段ボール製パレットを提供することができる。
加えて、第1側板を折り返し板に嵌め込むようにしたので、第1側板が第2支持体の中に収まる。これにより、第1側板の側端部が第2支持体からはみ出すことが無く、フォークリフトのフォークに対する強度を高めることができる。
以下、添付図面を参照して、本考案を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1に示すように、本考案にかかる実施形態の段ボール製パレット10は、積載面11を有する略正方形のデッキボード12と、デッキボード12の底面に所定の間隔で離間して配置され、この離間部14にフォークリフトのフォークFを挿入させる複数の支持ブロック20と、複数の支持ブロック20の底面を連結する連結板16と、を有する。
図2および図3に示すように、複数(ここでは整列された9個)の支持ブロック20は、デッキボード12の底面13において、所定の間隔Pで格子点状に配置される。これにより、パレット10は、フォークリフトのフォークFを四方向から差し込み可能なパレット(いわゆる四方差しパレット)として構成される。主要寸法を例示すると、パレット10の幅W1は1100mm、支持ブロック20の幅W2は150mm、間隔Pは305mmである。また、連結板16は、整列した複数の支持ブロック20を列毎に連結する。ここでは、列の数に応じて3枚の連結板16が使用される。これら3枚の連結板16は、平行に並べられ、各々が3個の支持ブロック20を連結する。
図4に示すように、支持ブロック20は、段ボールシートを折り曲げてなる第1支持体21Aおよび第2支持体21Bで構成される。
第1支持体21Aは、略長方形状(ここでは略正方形)の頂板(第1基板)22Aと、一端が頂板22Aの辺部23Aと略直角に連なり、他端25Aが開放した一対の第1側板24Aとからなる。頂板22Aの幅W3は、第1側板24Aの幅W4よりも小さく設定される。一対の第1側板24Aのそれぞれには、他端25Aから鉛直方向に沿って中央付近まで延びる一対の第1スリット26Aが設けられる。また、他端25Aの中央位置には、差し込み片27Aが突出して設けられる。
第2支持体21Bは、第1側板24Aの幅W4よりも1辺の長さL1が大きい略正方形状の底板(第2基板)22Bと、一端が底板22Bの辺部23Bと略直角に連なる一対の第2側板24Bとを有する。また、第2支持体21Bは、第2側板24Bの他端から内向きに折れ曲がる一対の折り返し端部25Bと、折り返し端部25Bから第1側板24Aの内面に沿うように折り返される一対の折り返し板29とを有する。一対の折り返し板29の離間長さL2は、頂板22Aの幅W3と同程度またはそれ以上の大きさに設定される。折り返し端部25Bおよび折り返し板29には、折り返し端部25Bから折り返し板29の中央に延びる略L字状の一対の第2スリット26Bが設けられる。さらに、底板22Bには、一対の差し込み穴28B1が形成される。
デッキボード12は、図5(a)に示すように、平坦な積載面11を上面に有する一方、図5(b)に示すように、底面13は、支持ブロック20(図4参照)を固定するための複数の凹部15を有する。凹部15の内形は、支持ブロック20上端部の形態(頂板22Aと一対の折り返し端部25Bとを合わせた形態)と同じ形状であり、略H字状を呈する。
なお、デッキボード12の構成は、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、あるいは、これらの段ボールを組合せた積層体のいずれでもよく、任意の構成から選択可能である。また、凹部15は、底面13側の段ボールに貫通穴を設け、底から2枚目の段ボールで貫通穴を塞ぐようにした構成、あるいは、底面を潰して凹ませた構成など、任意の構成から選択可能である。
図6(a)に示すように、第1支持体21A(図4参照)を構成する段ボールシートS1は、複数枚のライナー材32と、複数枚のライナー材32の間に介在する波型の中芯33とからなり、打ち抜き加工により成形される。辺部23Aには、折り曲げ線(罫線)が設けられており、この折り曲げ線に沿って、段ボールシートS1は略コの字形に折り曲げ成形される。中芯33は、コルゲータにより波型に成形される。段ボールシートS1では、第1側板24Aの鉛直向き(矢印(1)で示す方向)が、中芯33の山と谷が並ぶ方向と直交する方向となるように設定される。これにより、第1側板24Aでは、パレット10の使用状態において、中芯33の山と谷が水平方向に並ぶため、鉛直方向の圧縮荷重に対する強度を高めることができる。
図6(b)に示すように、第2支持体21B(図4参照)を構成する段ボールシートS2は、複数枚のライナー材32と、複数枚のライナー材32の間に介在する波型の中芯33とからなり、打ち抜き加工により成形される。中芯33は、コルゲータにより波型に成形される。段ボールシートS2では、第2側板24Bの鉛直向き(矢印(1)で示す方向)が、中芯33の山と谷が並ぶ方向と直交する方向となるように設定される。これにより、第2側板24Bおよび折り返し板29では、第1側板24Aと同様に、パレット10の使用状態において、中芯33の山と谷が水平方向に並ぶため、鉛直方向の圧縮荷重に対する強度を高めることができる。
辺部23Bには、折り曲げ線(罫線)aが設けられる。この罫線aに沿って、第2側板24Bの一端が折り曲げられる。また、第2側板24Bの他端には、罫線bが設けられ、この罫線bに沿って、折り返し端部25Bの一端が折り曲げられる。さらに、折り返し端部25Bの他端には、罫線dが設けられ、この罫線dに沿って、折り返し板29の一端が折り曲げられる。折り返し板29の他端には、差し込み片27Bが設けられる。差し込み片27Bは、折り返し板29が折り返された後、底板22Bの差し込み穴28B2に差し込まれる。
また、第2スリット26Bにおいて、折り返し端部25Bにおける幅W5は、折り返し板29における幅W6よりも大きく設定される。これにより、組み立て時に、第1側板24Aを第2スリット26Bに挿入し易くしている。
図6(c)に示すように、連結板16を構成する段ボールシートS3は、複数枚のライナー材32と、複数枚のライナー材32の間に介在する波型の中芯33とからなる。連結板16の幅W7は、底板22Bの1辺の長さL1(図4参照)と略同じに設定される。
図7に示すように、段ボールシートS1,S2,S3は、たとえば、複両面段ボールで構成される。複両面段ボールは、両面段ボール34の片側に片面段ボール35を貼り付けたものである。複両面段ボールで支持ブロック20あるいは連結板16を構成すれば、パレット10の剛性をより高めることができる。
なお、段ボールシートS1,S2,S3は、複両面段ボールに限られるものではなく、求められる品質に応じて、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、あるいは、これらの組み合わせから任意に選択可能である。
次に、支持ブロック20の組み立て工程を図8に基づいて説明する。
先ず、打ち抜き加工された段ボールシートS1,S2(図6参照)を折り曲げて第1支持体21Aおよび第2支持体21Bを用意する。次に、図8(a)に示すように、第1側板24Aの他端25Aと折り返し端部25Bが向き合い、かつ、第1側板24Aと折り返し板29が平面視で直交するように、第1支持体21Aに第2支持体21Bを対向させる。そして、第1スリット26Aに折り返し板29を嵌め込むと共に、第2スリット26Bに第1側板24Aを嵌め込む。同時に、差し込み片27Aを差し込み穴28B1に挿入する(矢印(2))。このとき、頂板22Aは、一対の折り返し板29の間に嵌まり、かつ、折り返し端部25Bと同じ高さに位置する。結果、図8(b)に示すように、第1支持体21Aが第2支持体21Bに収納された形態の支持ブロック20が得られる。
先ず、打ち抜き加工された段ボールシートS1,S2(図6参照)を折り曲げて第1支持体21Aおよび第2支持体21Bを用意する。次に、図8(a)に示すように、第1側板24Aの他端25Aと折り返し端部25Bが向き合い、かつ、第1側板24Aと折り返し板29が平面視で直交するように、第1支持体21Aに第2支持体21Bを対向させる。そして、第1スリット26Aに折り返し板29を嵌め込むと共に、第2スリット26Bに第1側板24Aを嵌め込む。同時に、差し込み片27Aを差し込み穴28B1に挿入する(矢印(2))。このとき、頂板22Aは、一対の折り返し板29の間に嵌まり、かつ、折り返し端部25Bと同じ高さに位置する。結果、図8(b)に示すように、第1支持体21Aが第2支持体21Bに収納された形態の支持ブロック20が得られる。
次に、図8(c)に示すように、支持ブロック20を上下に反転させ、頂板22Aおよび折り返し端部25Bを凹部15に嵌め合わせ、接着する(矢印(3))。これにより、支持ブロック20がデッキボード12の底面13に固定される。そして、連結板16を底板22Bに載せ、接着する(矢印(4))。これで、段ボール製パレットの組み立てが完了する。
以上、説明した本考案にかかる実施形態の段ボール製パレット10によれば、図9(a)に示すように、頂板22A、底板22B、4枚の側板24A,24Bおよび2枚の折り返し板29からなる8枚の段ボールの壁で、強固な支持ブロック20を得ることができる。したがって、剛性を確保するうえで重要な底板22Bの中央部(符号37で示す範囲)にしっかりと段ボールの壁が存在する。
これに対して、従来の抗圧ユニット体100(図11参照)では、次のような構造となる。図9(b)は、上板130の底面に固定した従来の抗圧ユニット体の断面図である。図9(b)に示すように、抗圧ユニット体100では、透かし穴によって底板121の中央部(符号121aで示す範囲)が完全に抜けており、特に非鉛直方向の振動や衝撃に弱く、十分な剛性の確保が困難である。
この点、本実施形態では、底板22Bの中央部(符号37で示す範囲)にしっかりと段ボールの壁が存在するので、矢印(5)で示す水平方向や、矢印(6)、(7)で示す斜め方向の振動、衝撃、荷重に対して高い強度を得ることができる。
また、本実施形態では、第2側板24Bの内側に折り返し板29を設けたので、支持ブロック20の側壁が二重構造となる。このため、より一層高い強度を得ることができる。よって、剛性および耐久性に優れる段ボール製パレットを提供することができる。
さらに、底板22Bを連結板16で連結したので、支持ブロック20の剛性が一層高まる。したがって、段ボール製パレットの剛性および耐久性を一層高めることができる。
加えて、本実施形態では、略正方形状の底板22Bの1辺の長さL1を第1側板24Aの幅W4より大きく設定し、第1側板24Aを折り返し板29に嵌め込むようにしたので、第1側板24Aが一対の第2側板24Bの間に収まる。これにより、第1側板24Aの側端部が、第2支持体21Bからはみ出さない。
ここで、断面略コの字状の一対の支持板を組み合わせた場合を考える。図10は、比較例の支持ブロックの構成を示す図である。図10(a)に示すように、この支持ブロックは、第1支持板51Aおよび第2支持板51Bを有する。第1支持板51Aは、略長方形状の頂板52Aと一対の第1側板54Aとからなり、第2支持板51Bは、略長方形状の底板52Bと一対の第2側板54Bとからなる。組み立て工程では、第1スリット56Aに第2側板54Bを嵌め込むと共に、第2スリット56Bに第1側板54Aを嵌め込む。これにより、図10(b)に示すように、第1支持板51Aと第2支持板51Bからなる略箱状の支持ブロック50が得られる。
支持ブロック50では、第1側板54Aと第2側板54Bとが互いに直交するため、第1側板54Aおよび第2側板54Bのそれぞれの側端部57A、57Bがはみ出す。このようにはみ出した側端部57A、57Bは、剛性が高くない。よって、フォークリフトのフォークから受ける衝撃を考慮すると、側端部57A、57Bは、無い方が望ましい。
この点、本実施形態では、このような側端部が無い。結果、フォークリフトのフォークに対する強度をより高めた支持ブロック20を得ることができる。
以上、実施形態を用いて本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。
たとえば、実施形態では、第1支持体を上に配置し、第2支持体を下に配置したが、第2支持体を上に配置し、第1支持体を下に配置してもよい。この場合、本考案にかかる第2基板(実施形態では底板22B)をデッキボードの底面に固定する。
F フォーク
L1 1辺の長さ
S1、S2 段ボールシート
W4 第1側板の幅
10 段ボール製パレット
11 積載面
12 デッキボード
13 底面
16 連結板
20 支持ブロック
21A 第1支持体
21B 第2支持体
22A 頂板(第1基板)
23A 辺部
24A 第1側板
25A 他端
26A 第1スリット
22B 底板(第2基板)
23B 辺部
24B 第2側板
25B 折り返し端部
26B 第2スリット
29 折り返し板
32 ライナー材
33 中芯
L1 1辺の長さ
S1、S2 段ボールシート
W4 第1側板の幅
10 段ボール製パレット
11 積載面
12 デッキボード
13 底面
16 連結板
20 支持ブロック
21A 第1支持体
21B 第2支持体
22A 頂板(第1基板)
23A 辺部
24A 第1側板
25A 他端
26A 第1スリット
22B 底板(第2基板)
23B 辺部
24B 第2側板
25B 折り返し端部
26B 第2スリット
29 折り返し板
32 ライナー材
33 中芯
Claims (5)
- 積載面を有するデッキボードと、前記デッキボードの底面に配設される複数の支持ブロックとを有し、前記複数の支持ブロックの間にフォークリフトのフォークを挿入させる段ボール製パレットにおいて、
前記支持ブロックは、段ボールシートを折り曲げてなる第1支持体および第2支持体で構成され、
前記第1支持体は、略長方形状の第1基板と、一端が前記第1基板の辺部と略直角に連なり、他端が開放した一対の第1側板と、からなり、
前記第2支持体は、前記第1側板の幅より1辺の長さが大きい略正方形状の第2基板と、一端が前記第2基板の辺部と略直角に連なる一対の第2側板と、前記第2側板の他端から内向きに折れ曲がる一対の折り返し端部と、前記折り返し端部から前記第2側板の内面に沿うように折り返される一対の折り返し板と、からなり、
前記第1側板に、前記他端から中央に延びる一対の第1スリットを設け、前記折り返し端部および前記折り返し板に、前記折り返し端部から前記折り返し板の中央に延びる略L字状の一対の第2スリットを設け、
前記第1側板の他端と前記折り返し端部が向き合い、かつ、前記第1側板と前記折り返し板が平面視で直交するように、前記第1支持体と前記第2支持体とを対向させ、
前記第1スリットに前記折り返し板を嵌め込むと共に、前記第2スリットに前記第1側板を嵌め込むことで、前記第1側板と前記折り返し板とを互いに交差させ、
前記支持ブロックの前記第1基板側または前記第2基板側を前記デッキボードの底面に固定したことを特徴とする段ボール製パレット。 - 前記複数の支持ブロックの底面を、段ボールシートからなる連結板で連結したことを特徴とする請求項1に記載の段ボール製パレット。
- 前記第1支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、
前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第1側板の鉛直方向に向くように前記第1支持体を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製パレット。 - 前記第2支持体を構成する段ボールシートは、複数枚のライナー材と、前記複数枚のライナー材の間に介在する波型の中芯とからなり、
前記中芯の山と谷が並ぶ方向と直交する方向が前記第2側板の鉛直方向に向くように前記第2支持体を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の段ボール製パレット。 - 前記第1支持体または前記第2支持体の少なくとも一方を、複両面段ボールで構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の段ボール製パレット。
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