JP2001325949A - リチウムイオン電池 - Google Patents

リチウムイオン電池

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JP2001325949A JP2000147532A JP2000147532A JP2001325949A JP 2001325949 A JP2001325949 A JP 2001325949A JP 2000147532 A JP2000147532 A JP 2000147532A JP 2000147532 A JP2000147532 A JP 2000147532A JP 2001325949 A JP2001325949 A JP 2001325949A
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佳正 小石川
Kensuke Hironaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力かつ長寿命のリチウムイオン電池を提
供する。 【解決手段】 円筒形リチウムイオン電池内には、アル
ミニウム箔にマンガン酸リチウムを活物質とする正極活
物質合剤が均等かつ均質に塗布された正極と、圧延銅箔
に非晶質炭素を活物質とする負極活物質合剤が均等かつ
均質に塗布された負極とがセパレータを介して捲回配置
されている。アルミニウム箔両面の正極活物質合剤層の
厚さxは50μm≦x≦150μmで、正極活物質
合剤層の空隙率y=0.05x+bで示されるb
が17≦b≦28であり、圧延銅箔両面の負極活物
質合剤層の厚さxは40μm≦x≦125μmで、
負極活物質合剤層の空隙率y=0.125x+b
で示されるbが20≦b≦25である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウムイオン電池
に係り、特に正極集電体の両面にリチウム遷移金属複酸
化物を正極活物質とする正極活物質合剤が実質的に均等
かつ均質に塗布された正極と、負極集電体の両面に炭素
質物質を負極活物質とする負極活物質合剤が実質的に均
等かつ均質に塗布された負極と、がセパレータを介して
配置された電極群を電池容器内に非水電解液に浸潤させ
て収容したリチウムイオン電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池は、高エネルギ
ー密度であるメリットを活かして、主にVTRカメラや
ノートパソコン、携帯電話等のポータブル機器用の電源
のみならず、電気自動車用電源としても注目されてい
る。すなわち、自動車産業界においては環境問題に対応
すべく、排出ガスのない、動力源を完全に電池のみとし
た電気自動車と、内燃機関エンジン及び電池の両方を動
力源とするハイブリッド(電気)自動車の開発が加速さ
れ、一部実用段階に到達している。
【0003】リチウムイオン電池はその形状で円筒形と
角形とに分類されるが、電気自動車用電源としては現時
点で円筒形のものが多く用いられている。円筒形リチウ
ムイオン電池の内部は、正極及び負極の両電極が共に活
物質が金属箔に塗着された帯状であり、セパレータを挟
んでこれら両電極が直接接触しないように断面が渦巻状
に捲回され、捲回群が形成された捲回式の構造とされて
いる。そして、捲回群が円筒形の電池缶内に収納され、
電解液注液後、封口されている。
【0004】このような背景から、電気自動車等の電源
となる電池には、当然高出力、高エネルギーが得られる
特性が要求され、自動車の加速力をモータ駆動でアシス
トするハイブリッド自動車においては、強力なアシスト
力を必要とするために、電源となる電池の高出力化が必
要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、より高出力な
リチウムイオン電池が得られれば、電気自動車及びハイ
ブリッド自動車の普及は加速するものと思われる。ま
た、電気自動車及びハイブリッド自動車にリチウムイオ
ン電池が搭載されるためには、高出力のみならず、長寿
命のリチウムイオン電池の実現が必要である。
【0006】本発明は、上記事案に鑑み、高出力かつ長
寿命のリチウムイオン電池を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、正極集電体の両面にリチウム遷移金属複
酸化物を正極活物質とする正極活物質合剤が実質的に均
等かつ均質に塗布された正極と、負極集電体の両面に炭
素質物質を負極活物質とする負極活物質合剤が実質的に
均等かつ均質に塗布された負極と、がセパレータを介し
て配置された電極群を電池容器内に非水電解液に浸潤さ
せて収容したリチウムイオン電池において、前記正極集
電体両面の正極活物質合剤層の厚さをxμm、該正極
活物質合剤層の空隙率をy体積%としたときに、50
μm≦x≦150μmの範囲において、前記空隙率y
を下記式(1)で17≦b≦28として設定したこ
とを特徴とする。
【0008】
【数3】
【0009】本発明では、正極集電体両面の正極活物質
合剤層の厚さをxμm、正極活物質合剤層の空隙率を
体積%としたときに、50μm≦x≦150μm
の範囲において、空隙率yが式(1)で17≦b
28として設定される。空隙率yを式(1)に示すよ
うに正極活物質合剤層の厚さxと一定の比例関係を持
たせbを所定範囲とすることにより、空隙率yは正
極活物質合剤層の厚さxに応じて適正な値に設定さ
れ、正極活物質合剤層の空隙には正極活物質との化学反
応を促進する適量の非水電解液が含浸されるので、リチ
ウムイオン電池の出力を高めることができる。
【0010】この場合において、前記負極集電体両面の
負極活物質合剤層の厚さをxμm、該負極活物質合剤
層の空隙率をy体積%としたときに、40μm≦x
≦125μmの範囲において、前記空隙率yを下記式
(1)で20≦b≦25として設定するようにすれ
ば、空隙率yは負極活物質合剤層の厚さxに応じて
適正な値に設定され、負極活物質合剤層の空隙には負極
活物質との化学反応を促進する適量の非水電解液が含浸
されるので、リチウムイオン電池の出力を更に高めるこ
とができる。
【0011】
【数4】
【0012】このとき、正極活物質をリチウムマンガン
複酸化物とすることが好ましく、更に、負極活物質を非
晶質炭素とすれば、リチウムイオン電池の高出力化に加
え長寿命化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をハ
イブリッド自動車に搭載される円筒形リチウムイオン電
池に適用した実施の形態について説明する。
【0014】<正極板の作製>正極活物質であるマンガ
ン酸リチウム(LiMn)粉末やコバルト酸リチ
ウム(LiCoO)粉末と、導電剤として鱗片状黒鉛
(平均粒径:20μm)及びアセチレンブラックと、結
着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)と、を重
量比で85:8:2:5の割合で混合し、これに分散溶
媒のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を添加、混
練したスラリを、厚さ20μmのアルミニウム箔(正極
集電体)の両面に実質的に均等かつ均質となるように塗
布すると共に、正極板長寸方向の一方の側縁に幅30m
mの未塗布部を残した。
【0015】その後乾燥、プレス、裁断して幅80m
m、所定長さ、正極集電体両面の(正極集電体の厚さを
含まない)正極活物質合剤層の厚さx(単位:μm)
及び空隙率y(単位:体積%)の帯状の正極板を得
た。このとき、正極板の正極活物質合剤層の厚さx
50μm≦x≦150μmの範囲とし、空隙率y
下記式(1)で示されるbが17≦b≦28の範囲
となるように設定した。プレス時の圧力を変えることに
よって、正極活物質合剤層のかさ密度を変えることがで
き、正極活物質合剤層の空隙率yを変えることができ
る。
【0016】
【数5】
【0017】正極板のスラリ未塗布部に切り欠きを入
れ、切り欠き残部をリード片とした。また、隣り合うリ
ード片を20mm間隔とし、リード片の幅は5mmとし
た。
【0018】<負極板の作製>ビーズ状黒鉛である大阪
ガスケミカル株式会社(以下、大阪ガスケミカルとい
う。)製のMCMB(商品名)粉末や、非晶質炭素であ
る呉羽化学工業株式会社(以下、呉羽化学という。)製
カーボトロンP(商品名)粉末90重量部に結着剤とし
て10重量部のポリフッ化ビニリデンを添加し、これに
分散溶媒のN−メチル−2−ピロリドンを添加、混練し
たスラリを、厚さ10μmの圧延銅箔(負極集電体)の
両面に実質的に均等かつ均質となるように塗布すると共
に、負極板長寸方向の一方の側縁に幅30mmの未塗布
部を残した。
【0019】その後乾燥、プレス、裁断して幅86m
m、所定長さ、負極集電体両面の(負極集電体の厚さを
含まない)負極活物質合剤層の厚さx(単位:μ
m、)及び空隙率y(単位:体積%)の帯状の負極板
を得た。このとき、負極板の負極活物質合剤層の厚さx
を40μm≦x≦125μmの範囲とし、空隙率y
を下記式(2)で示されるbが20≦b≦25の
範囲をとなるように設定した。正極同様、プレス時の圧
力を変えることによって、負極活物質合剤層のかさ密度
を変えることができ、負極活物質合剤層の空隙率y
変えることができる。
【0020】
【数6】
【0021】負極板のスラリ未塗布部に正極板と同様に
切り欠きを入れ、切り欠き残部をリード片とした。ま
た、隣り合うリード片を20mm間隔とし、リード片の
幅を5mmとした。
【0022】<電池の作製>上記作製した帯状の正極板
と負極板とを、これら両極板が直接接触しないように厚
さ40μmのリチウムイオンが通過可能なポリエチレン
製セパレータを介して捲回した。このとき、正極板及び
負極板のリード片が、それぞれ捲回群の互いに反対側の
両端面に位置するようにした。捲回群径を、正極板、負
極板、セパレータの長さを調整し、38±0.5mmと
した。また、正極板及び負極板を捲回したときに、捲回
最内周では捲回方向に正極板が負極板からはみ出すこと
がなく、また最外周でも捲回方向に正極板が負極板から
はみ出すことがないように、負極板の長さを正極板の長
さよりも12cm長くなるようにした。捲回方向と垂直
方向においても正極活物質塗布部が負極活物質塗布部か
らはみ出すことがないよう、負極活物質塗布部の幅を、
正極活物質塗布部の幅よりも6mm長くした。
【0023】図1に示すように、捲回群の上下に位置す
る正極タブ端子8、負極タブ端子9をそれぞれ円環状導
体である正極集電リング11、負極集電リング12に溶
接した。次に、捲回群と円筒状の有底電池缶6との電気
的接触を防止するために、絶縁被覆を捲回群の外周面全
周に施した。絶縁被覆には、基材がポリイミドで、その
片面にヘキサメタアクリレートからなる粘着剤を塗布し
た粘着テープを用いた。この粘着テープを捲回群外周面
に亘って1周以上巻いて絶縁被覆とした。このとき、捲
回群の最大径部が絶縁被覆存在部となるように巻き数を
調整し、該最大径を電池缶6の内径である39mmより
僅かに小さくした。次いで、正極集電リング11を、安
全弁を内蔵し外部端子となる電池蓋7に、負極集電リン
グ12を、外部端子となる電池缶6にそれぞれ導体リー
ドを介して溶接し、捲回群を電池缶6内に挿入した。
【0024】そして、非水電解液を電池缶6に注入した
後、電池缶6の開口部を、ガスケット10を介して電池
蓋7で封口して、円筒形リチウムイオン電池20を組み
立てた。そして、所定電圧及び電流で初充電を行うこと
により、円筒形リチウムイオン電池20に電池としての
機能を付与した。なお、電解液には、エチレンカーボネ
ート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とジエ
チルカーボネート(DEC)の体積比1:1:1の混合
溶液中へ6フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モ
ル/リットル溶解したものを用いた。
【0025】次に、本実施形態に従って作製した円筒形
リチウムイオン電池20の実施例について説明する。な
お、比較のために作製した比較例の円筒形リチウムイオ
ン電池についても併記する。
【0026】(実施例1)下表1に示すように、実施例
1では、正極活物質に日本化学工業株式会社製コバルト
酸リチウム(LiCoO)粉末、商品名セルシードC
−10を用い、正極活物質合剤層(正極活物質塗布部)
の厚さx(正極集電体の厚さは含まない。)を100
μm、空隙率yを25体積%(以下単に%と記す。)
とした正極板を作製した。この場合、bの値は20.
0となる。ここで空隙率yは、正極活物質合剤層の厚
さxと、塗布重量及び正極活物質層構成材料の比重
(真密度)とから計算される値を用いた。各活物質層構
成材料の比重は、例えばピクノメータを用いて測定する
ことができる(負極板についても同じ)。なお、本実施
例並びに以下の実施例及び比較例の電池を構成する電極
において、各活物質層構成材料の比重は、コバルト酸リ
チウム5.1、マンガン酸リチウム4.28、導電剤の
黒鉛2.22、アセチレンブラック1.31、PVDF
1.77、MCMB2.2、非晶質炭素カーボトロンP
1.52である。
【0027】また、負極活物質に大阪ガスケミカル製ビ
ーズ状黒鉛のMCMBを用い、負極活物質合剤層(活物
質塗布部)の厚さx(負極集電体の厚さは含まな
い。)を84μm、空隙率yを28%とした負極板を
作製した。この場合、bの値は17.5となる。
【0028】上記正極板及び負極板を組み合わせて円筒
形リチウムイオン電池20を作製し、実施例1の電池と
した。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例2)実施例2では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を100μm、空隙率yを25%
とした正極板を作製した。この場合、bの値は20.
0となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MC
MBを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を98μm、空隙率yを38%とした
負極板を作製した。この場合、bの値は25.8とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池20を作製し、実施例2の電池とした。
【0031】(実施例3)実施例3では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を50μm、空隙率yを20%と
した正極板を作製した。この場合、bの値は17.5
となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCM
Bを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは
含まない。)を45μm、空隙率y を26%とした負
極板を作製した。この場合、bの値は20.4とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池20を作製し、実施例3の電池とした。
【0032】(実施例4)実施例4では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を100μm、空隙率yを25%
とした正極板を作製した。この場合、bの値は20.
0となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MC
MBを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を97μm、空隙率yを37%とした
負極板を作製した。この場合、bの値は24.9とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池20を作製し、実施例4の電池とした。
【0033】(実施例5)実施例5では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を150μm、空隙率yを35%
とした正極板を作製した。この場合、bの値は27.
5となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MC
MBを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を125μm、空隙率yを36.7%
とした負極板を作製した。この場合、bの値は21.
1となる。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチ
ウムイオン電池20を作製し、実施例5の電池とした。
【0034】(実施例6)実施例6では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属株式会社(以下、三井金属
という。)製マンガン酸リチウム(LiMn)粉
末を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは
含まない。)を50μm、空隙率yを20%とした正
極板を作製した。この場合、bの値は17.5とな
る。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCMBを
用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含ま
ない。)を40μm、空隙率yを25%とした負極板
を作製した。この場合、bの値は20.0となる。正
極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン電
池20を作製し、実施例6の電池とした。
【0035】(実施例7)実施例7では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム粉末
を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を100μm、空隙率yを25%とした正
極板を作製した。この場合、bの値は20.0とな
る。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCMBを
用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含ま
ない。)を80μm、空隙率yを35%とした負極板
を作製した。この場合、bの値は25.0となる。正
極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン電
池20を作製し、実施例7の電池とした。
【0036】(実施例8)実施例8では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム粉末
を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を150μm、空隙率yを35%とした正
極板を作製した。この場合、bの値は27.5とな
る。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCMBを
用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含ま
ない。)を89μm、空隙率yを36%とした負極板
を作製した。この場合、bの値は24.9となる。正
極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン電
池20を作製し、実施例8の電池とした。
【0037】(実施例9)実施例9では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム粉末
を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を50μm、空隙率yを20%とした正極
板を作製した。この場合、bの値は17.5となる。
また、負極活物質に呉羽化学製非晶質炭素、カーボトロ
ンP(表1ではPICと略記する。)を用い、負極活物
質合剤層の厚さx(集電体厚さは含まない。)を40
μm、空隙率yを25%とした負極板を作製した。こ
の場合、bの値は20.0となる。正極板及び負極板
を組み合わせて円筒形リチウムイオン電池20を作製
し、実施例9の電池とした。
【0038】(実施例10)実施例10では、表1に示
すように、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム
粉末を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を100μm、空隙率yを25%とし
た正極板を作製した。この場合、bの値は20.0と
なる。また、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンP
を用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を80μm、空隙率yを35%とした負極
板を作製した。この場合、bの値は25.0となる。
正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン
電池20を作製し、実施例10の電池とした。
【0039】(実施例11)実施例11では、表1に示
すように、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム
粉末を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を150μm、空隙率yを35%とし
た正極板を作製した。この場合、bの値は27.5と
なる。また、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンP
を用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を80μm、空隙率yを32%とした負極
板を作製した。この場合、bの値は22.0となる。
正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン
電池20を作製し、実施例11の電池とした。
【0040】(実施例12)実施例12では、表1に示
すように、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム
粉末を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を100μm、空隙率yを28%とし
た正極板を作製した。この場合、bの値は23.0と
なる。また、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンP
を用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を87μm、空隙率yを30%とした負極
板を作製した。この場合、bの値は19.1となる。
正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン
電池20を作製し、実施例12の電池とした。
【0041】(実施例13)実施例13では、表1に示
すように、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム
粉末を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を100μm、空隙率yを28%とし
た正極板を作製した。この場合、bの値は23.0と
なる。また、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンP
を用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を100μm、空隙率yを39%とした負
極板を作製した。この場合、bの値は26.5とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池20を作製し、実施例13の電池とした。
【0042】(比較例1)比較例1では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を45μm、空隙率yを23%と
した正極板を作製した。この場合、bの値は20.8
となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCM
Bを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは
含まない。)を38μm、空隙率y を25.5%とし
た負極板を作製した。この場合、bの値は20.8と
なる。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウム
イオン電池を作製し、比較例1の電池とした。
【0043】(比較例2)比較例2では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を50μm、空隙率yを19%と
した正極板を作製した。この場合、bの値は16.5
となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MCM
Bを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは
含まない。)を46μm、空隙率y を28%とした負
極板を作製した。この場合、bの値は22.3とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池を作製し、比較例2の電池とした。
【0044】(比較例3)比較例3では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を155μm、空隙率yを35%
とした正極板を作製した。この場合、bの値は27.
3となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MC
MBを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を130μm、空隙率yを37%とし
た負極板を作製した。この場合、bの値は20.8と
なる。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウム
イオン電池を作製し、比較例3の電池とした。
【0045】(比較例4)比較例4では、表1に示すよ
うに、正極活物質にコバルト酸リチウム粉末セルシード
C−10を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体
厚さは含まない。)を100μm、空隙率yを34%
とした正極板を作製した。この場合、bの値は29.
0となる。また、負極活物質に大阪ガスケミカル製MC
MBを用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さ
は含まない。)を82μm、空隙率yを35%とした
負極板を作製した。この場合、bの値は24.8とな
る。正極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイ
オン電池を作製し、比較例4の電池とした。
【0046】(比較例5)比較例5では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウムを用
い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含まな
い。)を100μm、空隙率yを20%とした正極板
を作製した。この場合、bの値は15.0となる。ま
た、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンPを用い、
負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含まな
い。)を66μm、空隙率yを32%とした負極板を
作製した。この場合、bの値は23.8となる。正極
板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン電池
を作製し、比較例5の電池とした。
【0047】(比較例6)比較例6では、表1に示すよ
うに、正極活物質に三井金属製マンガン酸リチウム粉末
を用い、正極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含
まない。)を100μm、空隙率yを35%とした正
極板を作製した。この場合、bの値は30.0とな
る。また、負極活物質に非晶質炭素のカーボトロンPを
用い、負極活物質合剤層の厚さx(集電体厚さは含ま
ない。)を60μm、空隙率yを32%とした負極板
を作製した。この場合、bの値は24.5となる。正
極板及び負極板を組み合わせて円筒形リチウムイオン電
池を作製し、比較例6の電池とした。
【0048】<試験・評価> [試験]次に、以上のように作製した実施例及び比較例の
各電池について、室温で充電した後放電し、放電容量を
測定した。充電条件は、4.1V定電圧、制限電流5
A、3.5時間とした。放電条件は、1A定電流、終止
電圧2.7Vとした。
【0049】その後、得られた放電容量を基準に、4.
1V充電状態の各電池を、2C、5C、10Cで各10
秒間連続放電した。横軸電流に対して、各10秒目の電
圧を縦軸にプロットし、3点を直線近似した直線が、終
止電圧である2.7Vと交差する点の電流値を読み取
り、この電流値と2.7Vとの積をその電池の出力とし
た。
【0050】更にその後、各電池を25±2°Cの雰囲
気で下記条件により充放電を500サイクル繰り返して
500サイクル目の出力を初期の出力と同様にして求
め、初期の出力に対する500サイクル目の出力の百分
率(出力維持率)を算出した。 充電:4.1V定電圧、制限電流5CA、0.5時間 放電:5CA定電流、終止電圧2.7V
【0051】[試験結果]下表2にこれら一連の試験の試
験結果を示す。
【0052】
【表2】
【0053】[評価]表1及び表2に示すように、すべて
の実施例の電池では、bの値を17〜28としたこと
で、高い出力が得られている。しかし、比較例1の電池
のように正極活物質合剤層の厚さxが50μmを下回
ると、たとえbの値が17〜28の範囲に入っていた
としても、高出力は得られない。また、比較例3の電池
のように正極活物質合剤層の厚さxが150μmを超
えると、たとえbの値が17〜28の範囲に入ってい
たとしても、高出力は得られない。逆に、比較例2、5
の電池のように、bの値が16.5や15.0と17
を下回っても、また、比較例4、6の電池のようにb
の値が29.0、30.0と28を超えても高出力は得
られない。
【0054】とりわけ中でも、実施例3〜11の電池で
は、bの値を20〜25としたので、より高出力が得
られている。しかし、比較例1の電池のように負極活物
質合剤層の厚さxが40μmを下回ると、高出力は得
られない。また逆に、比較例3の電池のように負極活物
質合剤層の厚さxが125μmを超えると、たとえb
の値が20〜25の範囲に入っていたとしても、高出
力は得られない。逆に、実施例12の電池のように、b
の値が20を下回り、19.1となっても、また実施
例2や実施例13の電池のようにbの値が25を超え
25.8や26.5となっても高出力化の効果はそれ程
大きくはない。
【0055】実施例6〜11の電池では、正極活物質に
マンガン酸リチウムを用いているので、より出力が大き
い。これらの電池中でも、実施例9〜11の電池は負極
活物質に非晶質炭素を用いているので、更に出力が大き
い。また、正極及び負極活物質にそれぞれマンガン酸リ
チウム及び非晶質炭素を用いた、実施例9〜13及び比
較例5、6の電池においては、充放電サイクルを繰り返
した後の出力維持率が最も高いレベルにある。
【0056】従って、リチウムイオン電池20の高出力
化を図るためには、上述した式(1)において、50μ
m≦(正極活物質合剤層の厚さx)≦150μmの範
囲で、bの範囲が17≦b≦28であることが好ま
しく、上述した式(2)において、40μm≦(負極活
物質合剤層の厚さx)≦125μmの範囲で、b
範囲が25≦b≦30であることが更に好ましいこと
が分かる。また、リチウムイオン電池20の高出力化と
併せて長寿命化を図るためには、正極活物質にリチウム
遷移金属複酸化物のうちリチウムマンガン複酸化物を、
負極活物質に炭素質物質のうち非晶質炭素を用いること
が好ましいことが分かる。
【0057】以上のように、本実施形態の円筒形リチウ
ムイオン電池20は、高出力でありながら長寿命である
ので、特に電気自動車及びハイブリッド自動車用の電源
に適している。
【0058】なお、本実施形態では、ハイブリッド自動
車の電源に用いられる大形の二次電池について例示した
が、電池の用途や大きさ、電池容量には限定されないこ
とはいうまでもない。また、有底筒状容器(缶)に電池
上蓋がカシメによって封口されている構造の円筒形リチ
ウムイオン電池にも本発明の適用が可能である。更に、
円筒形電池に限らず、例えば捲回群を角形に捲回した角
形リチウムイオン電池にも適用が可能である。
【0059】また、本実施形態では、絶縁被覆に、基材
がポリイミドで、その片面にヘキサメタアクリレートか
らなる粘着剤を塗布した粘着テープを用いたが、これに
限定されるものではなく、例えば、基材がポリプロピレ
ンやポリエチレン等のポリオレフィンで、その片面又は
両面にヘキサメタアクリレートやブチルアクリレート等
のアクリル系粘着剤を塗布した粘着テープや、粘着剤を
塗布しないポリオレフィンやポリイミドからなるテープ
等を好適に使用することができる。
【0060】更に、本実施形態では、リチウムイオン電
池用の正極にコバルト酸リチウムやマンガン酸リチウ
ム、負極に黒鉛質炭素や非晶質炭素、電解液にエチレン
カーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボ
ネートの体積比1:1:1の混合液中へ6フッ化リン酸
リチウムを1モル/リットル溶解したものを用いたが、
本発明の電池の製造方法には特に制限はなく、また結着
剤、負極活物質、非水電解液も通常用いられているいず
れのものも使用可能である。電気自動車等の用途で高出
力かつ長寿命のリチウムイオン電池とするためには、正
極活物質としてリチウム・コバルト複合酸化物やリチウ
ム・ニッケル複合酸化物を用いるよりも、リチウムマン
ガン複酸化物であるマンガン酸リチウムを用いることが
より望ましい。
【0061】また、本実施形態ではポリフッ化ビニリデ
ンを結着剤として使用したが、リチウムイオン電池用極
板活物質結着剤としては、テフロン(登録商標)、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴ
ム、ニトリルゴム、スチレン/ブタジエンゴム、多硫化
ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各
種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ
化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン
等の重合体及びこれらの混合体等を用いてもよい。
【0062】更に、本実施形態に示した以外のリチウム
二次電池用正極活物質としては、リチウムを挿入・脱離
可能な材料であり、予め十分な量のリチウムを挿入した
リチウムマンガン複酸化物が好ましく、スピネル構造を
有したマンガン酸リチウムや、結晶中のマンガンやリチ
ウムの一部をそれら以外の元素で置換又はドープした材
料を使用してもよい。
【0063】また更に、本実施形態に示した以外のリチ
ウムイオン電池用負極活物質を使用しても本発明の適用
は制限されない。例えば、天然黒鉛や、人造の各種黒鉛
材、コークスなどの炭素質材料等を使用してもよく、そ
の粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状
等、特に制限されるものではない。
【0064】また、電解液としては、一般的なリチウム
塩を電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解液を使
用してもく、リチウム塩や有機溶媒にも特に制限される
ものではない。例えば、電解質としては、LiCl
、LiAsF、LiPF、LiBF、LiB
(C、CHSOLi、CFSOLi
等やこれらの混合物を用いることができる。
【0065】そして、本実施形態以外の非水電解液有機
溶媒としては、プロピレンカーボネート、エチレンカー
ボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエト
キシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラ
ン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオ
キソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスル
ホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル等又はこれ
ら2種類以上の混合溶媒を用いることができ、更に、混
合配合比についても限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空隙率yを正極活物質合剤層の厚さxと一定の比例
関係を持たせbを所定範囲とすることにより、空隙率
は正極活物質合剤層の厚さxに応じて適正な値に
設定され、正極活物質合剤層の空隙には正極活物質との
化学反応を促進する適量の非水電解液が含浸されるの
で、リチウムイオン電池の出力を高めることができる、
という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態の円筒形リチウムイ
オン電池の断面図である。
【符号の説明】
6 電池缶(電池容器) 20 円筒形リチウムイオン電池(リチウムイオン電
池)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小石川 佳正 東京都中央区日本橋本町二丁目8番7号 新神戸電機株式会社内 (72)発明者 弘中 健介 東京都中央区日本橋本町二丁目8番7号 新神戸電機株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ05 AK03 AL06 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ14 DJ13 HJ04 HJ07 HJ09 5H050 AA02 AA07 CA08 CA09 CB09 EA10 EA24 FA20 HA04 HA07 HA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極集電体の両面にリチウム遷移金属複
    酸化物を正極活物質とする正極活物質合剤が実質的に均
    等かつ均質に塗布された正極と、負極集電体の両面に炭
    素質物質を負極活物質とする負極活物質合剤が実質的に
    均等かつ均質に塗布された負極と、がセパレータを介し
    て配置された電極群を電池容器内に非水電解液に浸潤さ
    せて収容したリチウムイオン電池において、前記正極集
    電体両面の正極活物質合剤層の厚さをxμm、該正極
    活物質合剤層の空隙率をy体積%としたときに、50
    μm≦x≦150μmの範囲において、前記空隙率y
    を下記式(1)で17≦b≦28として設定したこ
    とを特徴とするリチウムイオン電池。 【数1】
  2. 【請求項2】 前記負極集電体両面の負極活物質合剤層
    の厚さをxμm、該負極活物質合剤層の空隙率をy
    体積%としたときに、40μm≦x≦125μmの範
    囲において、前記空隙率yを下記式(2)で20≦b
    ≦25として設定したことを特徴とする請求項1に記
    載のリチウムイオン電池。 【数2】
  3. 【請求項3】 前記正極活物質がリチウムマンガン複酸
    化物であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のリチウムイオン電池。
  4. 【請求項4】 前記負極活物質が非晶質炭素であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載のリチウムイオン電池。
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