JP2001323744A - ド ア - Google Patents

ド ア

Info

Publication number
JP2001323744A
JP2001323744A JP2000140737A JP2000140737A JP2001323744A JP 2001323744 A JP2001323744 A JP 2001323744A JP 2000140737 A JP2000140737 A JP 2000140737A JP 2000140737 A JP2000140737 A JP 2000140737A JP 2001323744 A JP2001323744 A JP 2001323744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
door
decorative
plate
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000140737A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tanaka
徹 田中
Takehiko Seki
武彦 関
Yoshiko Fujita
淑子 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMAGINE KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
IMAGINE KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IMAGINE KK, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical IMAGINE KK
Priority to JP2000140737A priority Critical patent/JP2001323744A/ja
Publication of JP2001323744A publication Critical patent/JP2001323744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減となるドアを提供するこ
と。 【解決手段】 芯部10と、芯部10の少なくとも一側
面に固着された化粧板20とを備え、芯部10は、中央
部に位置する中芯材1と、中芯材1の両側部に設けられ
該中芯材1より薄く形成された一対の側芯材2A,2B
と、必要に応じてさらに第3の芯材3とを備えた構成に
おいて、化粧板20を中芯材1、一対の側芯材2A,2
B、第3の芯材3とに渡って固着する。さらに、化粧板
20は、可撓フィルム23と、台板22とを貼着させる
ことにより形成し、台板に切り込み部24を形成し、該
部位において化粧板20を折曲することにより、化粧板
20を芯部10の形状に沿って固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の室内等に設
けられるドアに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の室内用ドアとしては、框ドアと呼
称される構成のものが多く用いられている。框ドアはそ
の構造から分類して、無垢ドアとフラッシュドアに大別
される。無垢ドアは図14に示すようにドアの4周を構
成する框部材Aと、各框部材Aに囲まれてドア中央に設
けられる中パネルBとを組み合わせて製造される。無垢
ドアは軽量化した芯材を用いないことから重量が大き
く、また、原材料費が高いという問題点がある。
【0003】フラッシュドアは、上記無垢ドアの欠点を
解消するものであり、例えば、図15に示すような工程
で製造される。まず、(a)に示すように、複数の薄い
板材や細い棒材を組み合わせてドアの4周を構成する框
心材Cを形成する。次に、(b)のように框心材Cの両
面に化粧板Dをプレス等によって貼着し、さらに(c)
のように中パネルに相当する化粧板Dの一部Eをプレス
等によって打ち抜く。この部材Eは両面合わせて2枚打
ち抜かれるので、これらをさらにプレス等して一枚の中
パネルFに成形する。成形された中パネルFは、(d)
に示すように先に打ち抜いた場所に再び固定される。こ
のとき、中パネルFを固定するために、図16に示すよ
うに、框心材Cに化粧板Dを貼着して形成された4周の
框部Gに固定部材(例えば、化粧モール)Hを用いて固
定させている。このように、フラッシュドアでは、框部
Gを薄い板材や細い棒材を組み合わせて形成した框心材
Cに化粧板Dを貼着して構成しているので、無垢ドアに
比べて軽量であり、原材料費も安いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ラッシュドアでは、製造工程において、図15(a)か
ら(b)への加工に際して化粧板4をプレス等で貼着
し、(b)から(c)への加工においてプレス等によっ
て中パネルに相当する化粧板の一部を打ち抜き、これら
をさらに一枚の中パネルFにプレス等で成形した後、該
中パネルFを図16に示すように固定部材Hを用いて框
部Gに固定している。
【0005】このように、これまでのフラッシュドアで
は多数のプレス加工等を要するとともに、中パネルFを
再び框部Gに固定する必要があることから、製造工数が
多くなっている。さらに、中パネルFを固定するために
固定部材Hを用いる必要があり、部品点数も多くなる。
さらに、多数の板材や棒材を組み合わせてドアの4周を
構成する框心材Cを一体に形成するのにも多くの手間を
要する。これらのことから、フラッシュドアの製造コス
トが低減し難いという問題があった。さらに、ドアの4
周を構成する框心材Cを一体に形成することが前提とな
っており、製造されるドアの外観形状も限られたもとの
ならざるを得なかった。
【0006】上記事情に鑑み、本願発明においては、製
造工程を簡素化でき、かつ、部品点数も少なくてすみ、
それにより、結果として製造コストを大きく低減するこ
とのできるドアを提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、フラッシュドアタイプのドアであり
ながら、種々の外観形状を持つことのできるドアを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明によるドアは、芯部と、該芯部の少なくとも
一側面に固着された化粧板とを備え、前記芯部は、中央
部に位置する中芯材と、該中芯材の両側部に設けられ該
中芯材より薄く形成された一対の側芯材とを備え、前記
中芯材及び一対の側芯材は板材や棒材を組み合わせて形
成されており、前記化粧板は折曲可能とされていて、前
記側芯材と中芯材とに渡って前記側芯材と中芯材の表面
に沿って固着されていることを特徴とする。いずれか一
方の前記側芯材における開放側の側面に当該側芯材より
厚く形成された第3の芯材がさらに備えられていてもよ
く、その場合に、前記化粧板はその第3の芯材の表面に
沿っても固着される。
【0008】このドアにおいては、化粧板を中芯材及び
一対の側芯材(設ける場合には、さらに第3の芯材)と
に渡って固着することにより、そのままで表面及び裏面
に多くの段差を持つ意匠性に富んだドアとすることがで
きるため、従来意匠性を高めるために行っていた中パネ
ルを打ち抜いて改めて固着するというような工程を省く
ことができる。また、中パネル相当体を框相当体に固定
するのに用いる固定部材相当体も不要である。さらに、
中芯材、一対の側芯材、さらに第3の芯材は、板材や棒
材を組み合わせて形成されており、軽量化が図れる。
【0009】さらに、前記芯部は、中芯材及び一対の側
芯材(設ける場合には、さらに第3の芯材)を接続する
ことにより構成できるので、従来のように、芯部を中央
部が中抜きされた4周枠状に組み立てるのと比較して、
芯部全体の組立てが容易かつ簡素化されると共に強度も
増す。また、中芯材及び一対の側芯材(設ける場合に
は、さらに第3の芯材)の幅を適宜変更することによ
り、多くの異なった外観形状を持つ芯部を容易に作り上
げることができるので、フラッシュドアでありながら、
種々の外観形状を持つ多種類のドアを容易に作り出すこ
とができる。
【0010】好ましい態様において、前記中芯材又は第
3の芯材と前記側芯材との間に形成される段差部分のい
ずれか又はすべてには、前記化粧板が多段に折曲した状
態で、あるいは曲面に湾曲した状態で、あるいは傾斜を
持った状態で固着される。この態様では、従来の化粧モ
ールを用いて框と中パネルとを固定した場合と同様の高
級感を前記段差部分に容易に醸し出すことができる利点
がある。
【0011】好ましい態様において、前記中芯材と第3
の芯材との間には、該中芯材と第3の芯材に直交する方
向に適宜の板材を折曲して形成された框部材(いわゆ
る、横框)が、前記化粧板の上から取り付けられる。さ
らに好ましくは、前記の態様において、前記中芯材と第
3の芯材との間に位置する側芯材の表面に沿って固着さ
れている前記化粧板には、該中芯材と第3の芯材に直交
する方向に開口が形成され、前記框部材は、その先端を
前記開口に差し込むようにして取り付けられる。
【0012】この態様では、前記框部材の存在により、
完成後のドアの外観を部分的に従来の4周に框を持つフ
ラッシュドアの外観と同じようにすることが可能とな
り、高級感がもたらされる。さらに、後者の態様では、
前記框部材は、接着剤を用いることなくその先端を前記
化粧板に形成した開口に差し込むようにして取り付けら
れるので、固定が容易かつ確実であるとともに、化粧板
と框部材との接合部の外観が乱雑になることも回避され
る。その上、框部材を構成する板材が乾燥によって収縮
しても、框部材と化粧板との間に隙間が発生することも
防止できる。なお、前記框部材の中に適宜の芯材を入れ
るようにしてもよい。
【0013】好ましくは、前記化粧板は、化粧シート
と、該化粧シートに貼着された台板とを備え、該台板に
は、前記化粧シートとは反対側の面に前記台板が、横断
面形状がV字形、U字形などの溝状に除去されている部
位が設けられ、該部位において化粧板が折曲されている
ことにより、前記化粧板が前記芯部の形状に沿って連続
一体的に被覆され、かつ、固着されている。この態様で
は、前記化粧板を芯部の形状に沿って変形させることが
容易となる。
【0014】具体的には、本発明によるドアでは、前記
中芯材又は第3の芯材と前記側芯材との間に段差が形成
されるため、その段部の形状に合わせて化粧板を変形さ
せる必要がある。上記のように台板を溝状に部分的に除
去しておけば、化粧シートの可撓性により、化粧板が容
易に折曲可能となる。除去の態様としては、例えば、前
記のように、横断面V字形の切り込みを所定の位置に形
成するようにしてもよく、滑らかに湾曲させることを望
む場合には(例えば、曲面モール状)、ある程度の幅を
もって板材を除去してもよく、横断面U字形あるいは櫛
歯型に台板をカットするようにしてもよい。
【0015】前記框部材を設ける場合に、該框部材を構
成する板材は、折り曲げなどにより所要の形状に変形で
きることを条件に任意であるが、前記化粧板と同じもの
を用いることは、成形の容易性と共に、ドアの製造に要
する材料の部品点数低減の観点からも好ましい。
【0016】前記化粧板において、化粧シートは、可撓
性がありかつ所要の強度を持つ材料であれば特に制限は
ないが、ポリ塩化ビニルやポリオレフィン系樹脂のよう
な樹脂シート、紙、不織布、金属箔などは好適である。
厚さにも特に制限はないが、作業の容易性等を考慮する
と、20〜200μm程度のものが望ましい。化粧シー
トの表面には印刷などにより適宜の化粧が施されている
ことは好ましい。台板は、所要の強度を持つ材料であれ
ば特に制限はないが、杉、ラワンなど各種木材からなる
合板、単板、繊維板、パーティクルボード等であってよ
く、厚みも1〜10mm程度であってよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のいくつかの実施形
態について、図面を参照して説明する。図1及び図2
は、本発明でいう「芯部」の異なった形態を示してい
る。図1に示す芯部10Aは、中央部に位置する中芯材
1と、該中芯材1の両側部に設けられ該中芯材より薄く
形成された一対の側芯材2A,2Bとを備える。中芯材
1及び一対の側芯材2A,2Bは、ともに、薄手の板材
12や棒材13を適宜組み合わせて作られており、多く
の空間を有し、軽量化が図られている。図2に示す芯部
10Bは、上記芯部10Aにおける一方の側芯材2Bの
開放側の側面に当該該側芯材2Bより厚く形成された第
3の芯材3を備える。この第3の芯材3も、同様に薄手
の板材12や棒材13を適宜組み合わせて作られてい
る。
【0018】図3は、前記芯部10A又は芯部10Bの
側面に貼着など適宜の手段により固着される本発明でい
う「化粧板」を示す平面図であり、固着される前の状態
を示している。図3aの化粧板20Aは図1に示す芯部
10Aのためのものであり、図3bの化粧板20Bは図
2に示す芯部10Bのためのものである。
【0019】いずれの化粧板も、木材などからなる台板
22と、該台板22の表面側に貼着されたポリ塩化ビニ
ルまたはポリオレフィン系樹脂フィルムなどからなる可
撓フィルム23とからなっている。可撓フィルム23の
表面側(台板22が貼着される面とは反対の面)には木
目等の模様が印刷されていることが望ましく、その色
彩、模様等を種々選択することで、ドアの意匠性を高め
ることができる。
【0020】化粧板20A,20Bは前記芯部10A又
は芯部10Bの両側面全体に貼着等により固着されるも
のであるから、その上下方向の大きさは芯部10A又は
芯部10Bの上下方向の大きさとほぼ同じ大きさとされ
るのが望ましい。しかし、後述するように、化粧板20
A,20Bは芯部10A又は芯部10Bの表面凹凸(段
部)に合わせて折曲されるため、その横幅は、芯部10
A又は芯部10Bよりも所定の幅だけ大きく形成されて
いる。
【0021】台板22には、図のように予め所定箇所に
Vカットと呼ばれる横断面形状がV字形の溝の切り込み
が行われた切り込み部24が形成され、台板22の一部
が除去されている。この切り込みは可撓フィルム23に
は達していないため、化粧板20A,20Bが各V字形
溝を境として両側部分が互いに分離しないようになって
いる。このようにして形成される化粧板20A,20B
が、可撓フィルム23を外側(表面側)に向けた状態
で、芯部10A又は芯部10Bの両側面に好ましくは接
着剤を芯部と化粧板との間に介してプレス等の手段によ
り貼着される。貼着時に、化粧板20A,20Bの各切
り込み部24が芯部10A又は芯部10Bの表面凹凸
(段部)の形状に沿って折曲し、化粧板20A,20B
が芯部10A又は芯部10Bの立体形状(横断面形状)
に合わせて変形される。
【0022】例えば、図3aに示す化粧板20Aの場
合、幅a1,b1,c,b2,a2は、それぞれ、図1
の芯部10Aでの、側芯材2Aの表面幅、側芯材2Aと
中芯材1との段差幅、中芯材1の表面幅、中芯材1と側
芯材2Bとの段差幅、側芯材2Bの表面幅、にそれぞれ
相当しており、芯部10Aと化粧板20Aとが貼着され
ることにより、図4に示すような、中央が厚くされ左右
が薄くされたドアが完成する。
【0023】図3bに示す化粧板20Bを図2に示す芯
部10Bに貼着固定する場合を例に取り、本発明をより
詳細に説明する。化粧板20Bは前記した化粧板20A
よりも幅b3及び幅dだけ幅広になっており、その部分
が、芯部10Bにおける側芯材2Bと第3の芯材3との
段差幅及び第3の芯材3の表面幅にそれぞれ相当してい
る。図5に示すように、幅a1と幅b1との間の切り込
み部24はその溝を広げる方向に直角に折曲され、幅b
1と幅cとの間の切り込み部24はその溝を狭める方向
に直角に折曲される。また、幅cと幅b2との間の切り
込み部24はその溝を狭める方向に直角に折曲され、幅
b2と幅a2との間の切り込み24はその溝を広げる方
向に折曲される。以下、同様にして、幅a2、b3,d
それぞれの間の切り込み部24も順次折曲される。この
ように、各切り込み部24において化粧板20Bを自在
に折曲させることにより、段差部も含めて、一回の工程
で、化粧板20Bを芯部10Bの表面凹凸に沿って貼着
固定するができる。なお、切り込み部24の空隙には、
プレス時に用いられた接着材の残余が充填される。
【0024】本発明においては、化粧板20(A,B)
を中芯材1及び一対の側芯材2さらに第3の芯材3とに
渡って1枚の連続した板として被覆し、かつ、固着する
ことにより、そのままで表面及び裏面に多くの段差を持
つ意匠性に富んだドアとすることができるため、従来意
匠性を高めるために行っていた中パネルを打ち抜いて改
めて固着するというような工程を省くことができ、製造
工数が少なくなる。また、中パネル相当体を框相当体に
固定するのに用いる固定部材相当体も不要であり、部材
点数が減少し、製造コストの低減となる。さらに、中芯
材1、一対の側芯材2、さらに第3の芯材3は、板材1
2や棒材13を組み合わせて形成されており、軽量化も
図れる。
【0025】さらに、芯部10は中芯材1及び一対の側
芯材2さらには第3の芯材3を接続することにより構成
できるので、従来のように、芯部を中央部が中抜きされ
た4周枠状に組み立てるのと比較して、芯部全体の組立
てを容易かつ簡素化できると共に、芯材さらにはドアの
機構的強度も向上する。また、中芯材1及び一対の側芯
材2さらには第3の芯材3の横幅を適宜変更することに
より、多くの異なった外観形状を持つ芯部10を容易に
作り上げることができるので、フラッシュドアでありな
がら、種々の外観形状を持つ多種類のドアを容易に作り
出すことが可能となる。
【0026】以上のようにしてドアが形成されるが、消
費者の好みに応じて、種々の変形例を作ることができ
る。図6はその一例を示しており、図5のようにして作
られたドアにおける、中芯材1と側芯材2bと第3の芯
材3との間に形成される段差部分4の上下端位置に、矩
形状をなす框部材40(いわゆる「横框」と呼称される
部材)を適宜の手段により嵌合固定している。このよう
に框部材40を固定することにより、ドアに高級感が与
えられる。
【0027】図7は前記框部材40の他の態様を示して
おり、この框部材41は、前記した化粧板20と同じ材
料、すなわち、化粧シート23に台板22が貼着され、
台板22の所要部位に切り込み部24を形成した化粧板
20を折曲することにより形成している。必要に応じ
て、内部に補強用に芯材(不図示)を入れてもよい。そ
して、化粧板20Bにおける前記側芯材2Bの表面に沿
って貼着されている部分(面a2)には、中芯材1と第
3の芯材3に直交する方向に開口5が形成されており、
前記框部材41は、その下板部分42の先端を前記開口
5に差し込むようにして取り付けられている。これによ
り、框部材41の固定は容易かつ確実となり、また、化
粧板20Bと框部材41との接合部の外観が乱雑になる
ことも回避される。その上、框部材41が乾燥で収縮し
ても框部材41と化粧板20との間に隙間が発生するこ
とが防止できる。なお、このような框部材40,41は
すべての段差部分に取り付けなくてもよく、消費者の好
みに応じて、所望の位置に取り付ければよい。
【0028】図8は芯部のさらに他の態様を示してお
り、この芯部10Cは、図2に示した芯部10Bにおけ
る中芯材1及び第3の芯材3と側芯材2A,2Bとの段
差部分の入隅部に、傾斜部6aを有する整形芯材6を固
着している。図9は、図8に示した芯部10Cの両側面
に化粧板20Cを貼着して形成したドアを示しており、
当該段差の入隅部が傾斜面となることから、高い意匠性
を呈している。なお、整形芯材6の表面は、単なる傾斜
面6aでなく、図示しないが、湾曲面や階段状に多段と
なっていてもよい。その場合に、化粧板20Cの台板2
2にはそれに応じた切り込みや切除部が形成される。さ
らに、図10に示すように、断面矩形状の整形芯材6b
を段差部の入隅部に取り付け、成形芯材6bの稜線を利
用して、階段状に化粧板20Cを折り曲げながら貼着す
ることもできる。このようにすることにより、段差部が
化粧モールを取り付けたように外観となり、一層高級感
が増す。
【0029】また、図9や図10に示したような化粧モ
ール状とされた段差部に、前記した框部材を取り付ける
こともできる。図11はその一例を示しており、側面を
前記傾斜面に沿った傾斜面43とした框部材41aが、
その下板部分42aの先端を化粧板20Cに形成した開
口5aに差し込むようにして取り付けられている。前記
図10に示すような階段状の段差部の場合には、当然に
その形状に沿うように框部材の側面は成形される。
【0030】また、上記の説明では、台板22に切り込
み部24を設けることにより化粧板20を折曲したが、
これに限らず、台板22を所定幅切り取ってもよい。こ
の場合、化粧板を折曲することのできる範囲が広くな
る。また、整形芯材6の横断面形状を曲線状に形成する
ような場合、図12に示すように切り込み部24を連続
的に設け、櫛歯形の溝とすることで、化粧板20を所望
に湾曲させることができ、図13に示すような段差部分
の出隅部や入隅部が滑らかに接続した意匠性の高いドア
を容易に得ることができる。また、台板22を所定幅切
り取ることによっても、滑らかに湾曲させることができ
る。このように、段部の形状を種々に形成することとよ
り、意匠上高いドアとすることができる。さらに、必要
に応じて、ドアの中心材部分に窓を取り付けることもで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明のドアによ
れば、一枚の連続した化粧板を芯部に沿って固着するこ
とにより、そのままで表面及び裏面に多くの段差を持つ
意匠性に富んだドアとすることができるので、製造工数
が少なくなり、部材点数も減少して、製造コストが低減
する。さらに、芯部は中芯材及び一対の側芯材さらには
第3の芯材を接続することにより構成できるので、芯部
全体の組立てが容易かつ簡素化できる。また、中芯材及
び一対の側芯材さらには第3の芯材の横幅を適宜変更す
ることにより、多くの異なった外観形状を持つ芯部を容
易に作り上げることができるので、フラッシュドアであ
りながら、種々の外観形状を持つ多種類のドアを容易に
作り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明でいう「芯部」の一形態を示す斜視
図。
【図2】 「芯部」の他の形態を示す斜視図。
【図3】 本発明でいう「化粧板」の2つの形態を示す
平面図。
【図4】 本発明のドアの一形態を示す斜視図。
【図5】 本発明のドアの他の形態を示す部分斜視図。
【図6】 本発明のドアのさらに他の形態を示す斜視
図。
【図7】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分斜
視図。
【図8】 「芯部」のさらに他の形態を示す斜視図。
【図9】 本発明のドアのさらに他の形態を示す斜視
図。
【図10】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分
斜視図。
【図11】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分
斜視図。
【図12】 「化粧板」のさらに他の形態を示す部分平
面図。
【図13】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分
斜視図。
【図14】 無垢ドアの製造工程を示す概略斜視図。
【図15】 フラッシュドアの製造工程を示す図。
【図16】 フラッシュドアにおいて、パネルと框との
固定部分を示す部分横断面図。
【符号の説明】
10…芯部、1…中芯材、2A,2B…一対の側芯材、
3…第3の芯材、20…化粧板、22…台板、23…化
粧シート、24…切り込み部、40、41…框部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 武彦 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 藤田 淑子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2E016 HA06 HA10 JA01 KA01 KA05 KA06 LA03 LB01 LB05 LB12 LB13 LB15 LC03 LD01 LD02 MA11 QA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯部と、該芯部の少なくとも一側面に固
    着された化粧板とを備え、前記芯部は、中央部に位置す
    る中芯材と、該中芯材の両側部に設けられ該中芯材より
    薄く形成された一対の側芯材とを備え、前記中芯材及び
    一対の側芯材は板材及び/又は棒材を組み合わせて形成
    されており、前記化粧板は折曲可能とされていて、前記
    側芯材と中芯材とに渡って前記側芯材と中芯材の表面に
    沿って固着されていることを特徴とするドア。
  2. 【請求項2】 いずれか一方の側芯材の開放側の側面に
    は当該側芯材より厚く形成された第3の芯材が備えられ
    ており、該第3の芯材は板材及び/又は棒材を組み合わ
    せて形成させており、前記化粧板は前記第3の芯材の表
    面に沿っても固着されていることを特徴とする請求項1
    記載のドア。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のドアにおいて、前
    記中芯材又は第3の芯材と前記側芯材との間に形成され
    る段差部分のいずれか又はすべてには、前記化粧板が多
    段に折曲した状態、曲面状に湾曲した状態あるいは傾斜
    を持った状態で固着されていることを特徴とするドア。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のドアにおいて、前
    記中芯材と第3の芯材との間には、該中芯材と第3の芯
    材に直交する方向に、適宜の板材を折曲して形成された
    框部材が、前記化粧板の上から取り付けられていること
    を特徴とするドア。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のドアにおいて、前記中芯
    材と第3の芯材との間に位置する側芯材の表面に沿って
    固着されている前記化粧板には、該中芯材と第3の芯材
    に直交する方向に開口が形成されており、前記框部材
    は、その先端を前記開口に差し込むようにして取り付け
    られていることを特徴とするドア。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載のドアに
    おいて、前記化粧板は、化粧シートと、該化粧シートに
    貼着された台板とを備え、該台板には、前記化粧シート
    とは反対側の面に前記台板が除去されている部位が設け
    られ、該部位において化粧板が折曲されていることによ
    り、前記化粧板が前記芯部の形状に沿って固着されてい
    ることを特徴とするドア。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載のドアにおいて、前
    記框部材を形成する板材は、化粧シートと、該化粧シー
    トに貼着された台板とを備え、該台板には、前記化粧シ
    ートとは反対側の面に前記台板が除去されている部位が
    設けられ、該部位において化粧板が折曲することによ
    り、框部材の形状が作られていることを特徴とするド
    ア。
JP2000140737A 2000-05-12 2000-05-12 ド ア Pending JP2001323744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140737A JP2001323744A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 ド ア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140737A JP2001323744A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 ド ア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001323744A true JP2001323744A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18647979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140737A Pending JP2001323744A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 ド ア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001323744A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111377343A (zh) * 2020-02-14 2020-07-07 聊城市高力金属材料有限公司 装配式石材电梯门套和石材电梯门套的安装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111377343A (zh) * 2020-02-14 2020-07-07 聊城市高力金属材料有限公司 装配式石材电梯门套和石材电梯门套的安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8133340B2 (en) Method of manufacturing a universal door skin blank
JP2017114128A (ja) 軽量ボード、接続構成、および接続構成の製作方法
DE3907540A1 (de) Piezoelektrischer lautsprecher
JP2001323744A (ja) ド ア
JP2001323743A (ja) ド ア
US20080230310A1 (en) Curved Panel for Acoustical Shell, Method of Manufacturing the Same, and Acoustical Shell Using the Same
JP5594947B2 (ja)
JP2001323745A (ja) ド ア
JP3458742B2 (ja) 鋼板補強型木質系ボード及びその製造方法
JP4086012B2 (ja) 扉パネル
JP5612281B2 (ja)
JP3366598B2 (ja) ドア及びドア製造方法
JPH0988443A (ja) 木質ドア及びその製造方法
JP4075239B2 (ja) 曲がり框の製造方法
JP5324825B2 (ja) 建具用框組パネル
JP2006002502A (ja) 扉及びその製造方法
JP4020629B2 (ja) 扉の格子構造
JP3486561B2 (ja)
JP3508118B2 (ja) 木質の枠材を芯材とするフラッシュ構造の引き戸又は扉の製造方法。
JP3125701B2 (ja) エッジ部材及びその取付方法
JP3596610B2 (ja) 木製ドアの製造方法
JP3857904B2 (ja)
JP4483689B2 (ja) 框組パネル
JPH07180440A (ja) 枠材、枠組構造物、及び枠材の製造法
JP5324823B2 (ja) 建具用框組パネル