JP2001323743A - ド ア - Google Patents

ド ア

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JP2001323743A
JP2001323743A JP2000140723A JP2000140723A JP2001323743A JP 2001323743 A JP2001323743 A JP 2001323743A JP 2000140723 A JP2000140723 A JP 2000140723A JP 2000140723 A JP2000140723 A JP 2000140723A JP 2001323743 A JP2001323743 A JP 2001323743A
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JP
Japan
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core
door
core material
decorative
plate
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JP2000140723A
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English (en)
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Toru Tanaka
徹 田中
Takehiko Seki
武彦 関
Yoshiko Fujita
淑子 藤田
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IMAGINE KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
IMAGINE KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減となるドアを提供するこ
と。 【解決手段】 芯部10と、芯部10の少なくとも一側
面に固着された化粧板20とを備え、芯部10は、中央
部に位置する中芯材1と、中芯材1の両側部に配置され
る一対の側芯材2L,2Rと、中芯材と側芯材とを接続
する中芯材と側芯材のいずれよりも薄くされた接続芯材
3L,3Rとを備えた構成において、化粧板20を中芯
材1、一対の側芯材2L,2R、接続芯材3L,3Rと
に渡って固着する。さらに、化粧板20は、可撓フィル
ム23と、台板22とを貼着させることにより形成し、
台板に切り込み部24を形成し、該部位において化粧板
20を折曲することにより、化粧板20を芯部10の形
状に沿って固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の室内等に設
けられるドアに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の室内用ドアとしては、框ドアと呼
称される構成のものが多く用いられている。框ドアはそ
の構造から分類して、無垢ドアとフラッシュドアに大別
される。無垢ドアは図13に示すようにドアの4周を構
成する框部材Aと、各框部材Aに囲まれてドア中央に設
けられる中パネルBとを組み合わせて製造される。無垢
ドアは軽量化した芯材を用いないことから重量が大き
く、また、原材料費が高いという問題点がある。
【0003】フラッシュドアは、上記無垢ドアの欠点を
解消するものであり、例えば、図14に示すような工程
で製造される。まず、(a)に示すように、複数の薄い
板材や細い棒材を組み合わせてドアの4周を構成する框
心材Cを形成する。次に、(b)のように框心材Cの両
面に化粧板Dをプレス等によって貼着し、さらに(c)
のように中パネルに相当する化粧板Dの一部Eをプレス
等によって打ち抜く。この部材Eは両面合わせて2枚打
ち抜かれるので、これらをさらにプレス等して一枚の中
パネルFに成形する。成形された中パネルFは、(d)
に示すように先に打ち抜いた場所に再び固定される。こ
のとき、中パネルFを固定するために、図15に示すよ
うに、框心材Cに化粧板Dを貼着して形成された4周の
框部Gに固定部材(例えば、化粧モール)Hを用いて固
定させている。このように、フラッシュドアでは、框部
Gを薄い板材や細い棒材を組み合わせて形成した框心材
Cに化粧板Dを貼着して構成しているので、無垢ドアに
比べて軽量であり、原材料費も安いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ラッシュドアでは、製造工程において、図14(a)か
ら(b)への加工に際して化粧板4をプレス等で貼着
し、(b)から(c)への加工においてプレス等によっ
て中パネルに相当する化粧板の一部を打ち抜き、これら
をさらに一枚の中パネルFにプレス等で成形した後、該
中パネルFを図15に示すように固定部材Hを用いて框
部Gに固定している。
【0005】このように、これまでのフラッシュドアで
は多数のプレス加工等を要するとともに、中パネルFを
再び框部Gに固定する必要があることから、製造工数が
多くなっている。さらに、中パネルFを固定するために
固定部材Hを用いる必要があり、部品点数も多くなる。
さらに、多数の板材や棒材を組み合わせてドアの4周を
構成する框心材Cを一体に形成するのにも多くの手間を
要する。これらのことから、フラッシュドアの製造コス
トが低減し難いという問題があった。さらに、ドアの4
周を構成する框心材Cを一体に形成することが前提とな
っており、製造されるドアの外観形状も限られたもとの
ならざるを得なかった。
【0006】上記事情に鑑み、本願発明においては、製
造工程を簡素化でき、かつ、部品点数も少なくてすみ、
それにより、結果として製造コストを大きく低減するこ
とのできるドアを提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、フラッシュドアタイプのドアであり
ながら、種々の外観形状を持つことのできるドアを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明によるドアは、芯部と、該芯部の少なくとも
一側面に固着された化粧板とを備え、前記芯部は、中芯
材と、該中芯材の両側部に配置される一対の側芯材と、
前記中芯材と側芯材とを接続する該中芯材と側芯材のい
ずれよりも薄くされた接続芯材とを備えており、前記中
芯材、側芯材及び接続芯材はいずれも板材や棒材を組み
合わせて形成されており、さらに、前記化粧板は曲折可
能とされていて、前記中芯材と一対の側芯材と接続芯材
とに渡って前記中芯材と一対の側芯材と接続芯材との表
面に沿って固着されていることを特徴とする。
【0008】このドアにおいては、化粧板を中芯材と一
対の側芯材と接続芯材とに渡って固着することにより、
そのままで表面及び裏面に多くの段差を持つ意匠性に富
んだドアとすることができるため、従来意匠性を高める
ために行っていた中パネルを打ち抜いて改めて固着する
というような工程を省くことができる。また、中パネル
相当体を框相当体に固定するのに用いる固定部材相当体
も不要である。さらに、中芯材、側芯材、接続芯材は、
いずれも板材や棒材を組み合わせて形成されており、軽
量化が図れる。
【0009】さらに、前記芯部は、中芯材と一対の側芯
材とを接続芯材によって接続することにより構成される
ので、従来のように、芯部を中央部が中抜きされた4周
枠状に組み立てるのと比較して、芯部全体の組立てが容
易かつ簡素化されると共に強度も増す。また、中芯材、
一対の側芯材、接続芯材のそれぞれの幅、及び/又は厚
みを適宜変更することにより、多くの異なった外観形状
を持つ芯部を容易に作り上げることができるので、フラ
ッシュドアでありながら、種々の外観形状を持つ多種類
のドアを容易に作り出すことができる。
【0010】好ましい態様において、前記中芯材又は側
芯材と接続芯材との間に形成される段差部分のいずれか
又はすべてには、前記化粧板が多段に折曲した状態で、
あるいは曲面に湾曲した状態で、あるいは傾斜を持った
状態で固着される。この態様では、従来の化粧モールを
用いて框と中パネルとを固定した場合と同様の高級感を
前記段差部分に容易に醸し出すことができる利点があ
る。
【0011】好ましい態様において、前記中芯材と側芯
材との間のいずれか又は双方には、該中芯材と側芯材に
直交する方向に、適宜の板材を折曲して形成された框部
材が前記化粧板の上から取り付けられる。さらに好まし
くは、前記の態様において、前記中芯材と側芯材との間
に位置する接続芯材の表面に沿って固着されている前記
化粧板には、該中芯材と側芯材に直交する方向に開口が
形成され、前記框部材は、その先端を前記開口に差し込
むようにして取り付けられる。
【0012】この態様では、前記框部材の存在により、
完成後のドアの外観を部分的に従来の4周に框を持つフ
ラッシュドアの外観と同じようにすることが可能とな
り、高級感がもたらされる。さらに、後者の態様では、
前記框部材は、接着剤を用いることなくその先端を前記
化粧板に形成した開口に差し込むようにして取り付けら
れるので、固定が容易かつ確実であるとともに、化粧板
と框部材との接合部の外観が乱雑になることも回避され
る。その上、框部材を構成する板材が乾燥によって収縮
しても、框部材と化粧板との間に隙間が発生することも
防止できる。なお、前記框部材の中に適宜の芯材を入れ
るようにしてもよい。
【0013】好ましくは、前記化粧板は、化粧シート
と、該化粧シートに貼着された台板とを備え、該台板に
は、前記化粧シートとは反対側の面に前記台板が、横断
面形状がV字形、U字形などの溝状に除去されている部
位が設けられ、該部位において化粧板が曲折されている
ことにより、前記化粧板が前記芯部の形状に沿って連続
一体的に被覆され、かつ、固着されている。この態様で
は、前記化粧板を芯部の形状に沿って変形させることが
容易となる。
【0014】具体的には、本発明によるドアでは、前記
中芯材又は側芯材と接続芯材との間に段差が形成される
ため、その段部の形状に合わせて化粧板を変形させる必
要がある。上記のように台板を溝状に部分的に除去して
おけば、化粧シートの可撓性により、化粧板が容易に曲
折可能となる。除去の態様としては、例えば、横断面V
字形の切込みを所定の位置に形成するようにしてもよ
く、なめらかに湾曲させることを望む場合には(例え
ば、曲面モール状)、ある程度の幅をもって板材を除去
してもよく、横断面U字形あるいは櫛歯型に台板をカッ
トするようにしてもよい。
【0015】前記框部材を設ける場合に、該框部材を構
成する板材は、折り曲げなどにより所要の形状に変形で
きることを条件に任意であるが、前記化粧板と同じもの
を用いることは、成形の容易性と共に、ドアの製造に要
する材料の部品点数低減の観点からも好ましい。
【0016】前記化粧板において、化粧シートは、可撓
性がありかつ所要の強度を持つ材料であれば特に制限は
ないが、ポリ塩化ビニルやポリオレフィン系樹脂のよう
な樹脂シート、紙、不織布、金属箔などは好適である。
厚さにも特に制限はないが、作業の容易性等を考慮する
と、20〜200μm程度のものが望ましい。化粧シー
トの表面には印刷などにより適宜の化粧が施されている
ことは好ましい。台板は、所要の強度を持つ材料であれ
ば特に制限はないが、杉、ラワンなど各種木材からなる
合板、単板、繊維板、パーティクルボード等であってよ
く、厚みも1〜10mm程度であってよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のいくつかの実施形
態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
でいう「芯部」を示している。芯部10は、中央部に位
置する中芯材1と、該中芯材の両側部に配置される左右
一対の側芯材2(2L、2R)と、前記中芯材1と側芯
材2とを接続する左右の接続芯材3(3L,3R)とを
備えており、該接続芯材3は中芯材1及び側芯材2のい
ずれよりも薄く形成されている。図1の形態では、中芯
材1及び左右両側芯材2の厚みは、いずれも同じになっ
ている。中芯材1、側芯材2及び接続芯材3は、共に薄
手の板材12や棒材13を適宜組み合わせて作られてお
り、多くの空間を有し、軽量化が図られている。
【0018】図2は、前記芯部10の側面に貼着など適
宜の手段により固着される本発明でいう「化粧板」を示
す平面図であり、固着される前の状態を示している。化
粧板20は、木材などからなる台板22と、該台板22
の表面側に貼着されたポリ塩化ビニルまたはポリオレフ
ィン系樹脂フィルムなどからなる可撓フィルム23とか
らなっている。可撓フィルム23の表面側(台板22が
貼着される面とは反対の面)には木目等の模様が印刷さ
れていることが望ましく、その色彩、模様等を種々選択
することで、ドアの意匠性を高めることができる。
【0019】化粧板20は前記芯部10の両側面全体に
貼着等により固着されるものであるから、その上下方向
の大きさは芯部10の上下方向の大きさとほぼ同じ大き
さとされるのが望ましい。しかし、後述するように、化
粧板20は芯部10の表面凹凸(段部)に合わせて折曲
されるため、その横幅は、芯部10よりも所定の幅だけ
大きく形成されている。
【0020】台板22には、図のように予め所定箇所に
Vカットとよばれる横断面形状がV字形の溝の切り込み
が行われた切り込み部24が形成され、台板22の一部
が除去されている。この切り込みは可撓フィルム23に
は達していないため、化粧板20が各V字形溝を境とし
て両側部分が互いに分離しないようになっている。この
ようにして形成される化粧板20が、可撓フィルム23
を外側(表面側)に向けた状態で、芯部10の両側面に
好ましくは接着剤を芯部と化粧板との間に介してプレス
等の手段により貼着される。貼着時に、化粧板20の各
切り込み部24が芯部10の表面凹凸(段部)の形状に
沿って折曲し、化粧板20が芯部10の立体形状(横断
面形状)に合わせて変形される。
【0021】化粧板20において、幅a1,b1,c
1,b2,d,b3,c2,b4,a2は、それぞれ、
図1の芯部10での、左側芯材2Lの表面幅、左側芯材
2Lと左接続芯材3Lとの段差幅、左接続芯材3Lの表
面幅、左接続芯材3Lと中芯材1との段差幅、中芯材1
の表面幅、中芯材1と右接続芯材3Rとの段差幅、右接
続芯材3Rの表面幅、右接続芯材3Rと右側芯材2Rと
の段差幅、右側芯材2Rの表面幅、にそれぞれ相当して
おり、芯部10と化粧板20とが図3に示すようにして
貼着されることにより、図4に示すような、中央と左右
側部が厚くされ、それらの間が薄くされたドアが完成す
る。なお、ドアの中央部と左右両側部の厚みは、いずれ
も同じ厚みに揃えてある。また、ここで左側芯材2L及
び右側芯材2Rから形成される部分がいわゆる「縦框」
に相当する。
【0022】貼着に際し、図3に示すように、化粧板2
0Bは芯部10の段部が山折りか谷折りかに応じて山折
り又は谷折りされる。すなわち、前記幅a1と幅b1と
の間の切り込み部24はその溝を狭める方向に直角に折
曲され、幅b1と幅c1との間の切り込み部24はその
溝を広げる方向に直角に折曲される。また、幅c1と幅
b2との間の切り込み部24はその溝を広げる方向に直
角に折曲され、幅b2と幅dとの間の切り込み部24は
その溝を狭める方向に直角に折曲される。以下、同様に
して、幅d,b3、c2,b4,a2それぞれの間の切
り込み部24も順次折曲される。このように、各切り込
み部24において化粧板20を自在に折曲させることに
より、段差部も含めて、一回の工程で、化粧板20を芯
部10の表面凹凸に沿って貼着固定するができる。な
お、切り込み部24の空隙には、プレス時に用いられた
接着材の残余が充填される。
【0023】本発明においては、化粧板20を、中芯材
1、左右の一対の側芯材2L,2R及び左右の接続芯材
3L,3Rとに渡って1枚の連続した板として被覆し、
かつ、固着することにより、そのままで表面及び裏面に
多くの段差を持つ意匠性に富んだドアとすることができ
るため、従来意匠性を高めるために行っていた中パネル
を打ち抜いて改めて固着するというような工程を省くこ
とができ、製造工数が少なくなる。また、中パネル相当
体を框相当体に固定するのに用いる固定部材相当体も不
要であり、部材点数が減少し、製造コストの低減とな
る。さらに、中芯材1、側芯材2、接続芯材3はいずれ
も板材12や棒材13を組み合わせて形成されており、
軽量化も図れる。
【0024】さらに、芯部10は中芯材1、側芯材2、
及び接続芯材3を相互に接続することにより構成できる
ので、従来のように、芯部を中央部が中抜きされた4周
枠状に組み立てるのと比較して、芯部全体の組立てを容
易かつ簡素化できると共に、芯材さらにはドアの機構的
強度も向上する。また、中芯材1、側芯材2、及び接続
芯材3の横幅及び/又は厚みを適宜変更することによ
り、多くの異なった外観形状を持つ芯部10を容易に作
り上げることができるので、フラッシュドアでありなが
ら、種々の外観形状を持つ多種類のドアを容易に作り出
すことが可能となる。
【0025】以上のようにしてドアが形成されるが、消
費者の好みに応じて、種々の変形例を作ることができ
る。図5はその一例を示しており、図4のようにして作
られたドアにおける、左側芯材2Lと中芯材1との間の
段差部分4L、及び、中芯材1と右側芯材2Rとの間に
形成される段差部分4Rの上下端位置に、矩形状をなす
框部材40(いわゆる「横框」)を適宜の手段により嵌
合固定している。このように框部材40を固定すること
により、ドアに高級感が与えられる。
【0026】図6は前記框部材40の他の態様を示して
おり、この框部材41は、前記した化粧板20と同じ材
料、すなわち、化粧シート23に台板22が貼着され、
台板22の所要部位に切り込み部24を形成した化粧板
20を折曲することにより形成している。必要に応じ
て、内部に補強用に芯材(不図示)を入れてもよい。そ
して、化粧板20における前記左右の接続芯材3L,3
Rの表面に沿って貼着されている部分(面c1,c2)
には、中芯材1と左右の側芯材2L,2Rに直交する方
向に開口5が形成されており、前記框部材41は、その
下板部分42の先端を前記開口5に差し込むようにして
取り付けられている。これにより、框部材41の固定は
容易かつ確実となり、また、化粧板20と框部材41と
の接合部の外観が乱雑になることも回避される。その
上、框部材41が乾燥で収縮しても框部材41と化粧板
20との間に隙間が発生することが防止できる。なお、
このような框部材40,41はすべての段差部分に取り
付けなくてもよく、消費者の好みに応じて、所望の位置
に取り付ければよい。
【0027】図7は芯部のさらに他の態様を示してお
り、この芯部10Aは、図1に示した芯部10における
左側芯材2Lと中芯材1との間の段差部分4L、及び、
中芯材1と右側芯材2Rとの間に形成される段差部分4
Rの入隅部に、傾斜部6aを有する整形芯材6を固着し
ている。図8は、図7に示した芯部10Aの両側面に化
粧板20Bを貼着して形成したドアを示しており、当該
段差の入隅部が傾斜面となることから、高い意匠性を呈
している。なお、整形芯材6の表面は、単なる傾斜面6
aでなく、図示しないが、湾曲面や階段状に多段となっ
ていてもよい。その場合に、化粧板20Bの台板22に
はそれに応じた切り込みや切除部が形成される。さら
に、図9に示すように、断面矩形状の整形芯材6bを入
隅部に取り付け、成形芯材6bの稜線を利用して、階段
状に化粧板20Cを折り曲げながら貼着することもでき
る。このようにすることにより、段差部が化粧モールを
取り付けたように外観となり、一層高級感が増す。
【0028】また、図8や図9に示したような化粧モー
ル状とされた段差部に、前記した框部材を取り付けるこ
ともできる。図10はその一例を示しており、側面を前
記傾斜面に沿った傾斜面43とした框部材41aが、そ
の下板部分42aの先端を化粧板20Bに形成した開口
5aに差し込むようにして取り付けられている。前記図
9に示すような階段状の段差部の場合には、当然にその
形状に沿うように框部材の側面は成形される。
【0029】また、上記の説明では、台板22に切り込
み部24を設けることにより化粧板20を折曲したが、
これに限らず、台板22を所定幅切り取ってもよい。こ
の場合、化粧板を折曲することのできる範囲が広くな
る。また、整形芯材6の横断面形状を曲線状に形成する
ような場合、図11に示すように切り込み部24を連続
的に設け、横断面が櫛歯形の溝とすることで、化粧板2
0を所望に湾曲させることができ、図12に示すような
段差部分の出隅部や入隅部が滑らかに接続した意匠性の
高いドアを容易に得ることができる。また、台板22を
所定幅切り取ることによっても、滑らかに湾曲させるこ
とができる。このように、段部部分の形状を種々に形成
することとより、意匠上高いドアとすることができる。
【0030】また、上記の説明では、中芯材と左右の両
側芯材とがいずれも同じ厚みとされ、その結果、ドアの
中央部と左右両側部とが同じ厚みとされていたが、本発
明のドアは、必ずしも、このような厚み関係には限定さ
れない。図示は省くが、中央部の厚みが左右両側部の厚
みよりも厚い形態、中央部の厚みが左右両側部の厚みよ
りも薄い形態等も可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明のドアによ
れば、化粧板を芯部に沿って固着することにより、その
ままで表面及び裏面に多くの段差を持つ意匠性に富んだ
ドアとすることができるので、製造工数が少なくなり、
部材点数も減少して、製造コストが低減する。さらに、
芯部は中芯材及び一対の側芯材さらには接続芯材を接続
することにより構成できるので、芯部全体の組立てが容
易かつ簡素化できる。また、中芯材及び一対の側芯材さ
らには接続芯材の横幅を適宜変更することにより、多く
の異なった外観形状を持つ芯部を容易に作り上げること
ができるので、フラッシュドアでありながら、種々の外
観形状を持つ多種類のドアを容易に作り出すことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明でいう「芯部」の一形態を示す斜視
図。
【図2】 本発明でいう「化粧板」の一形態を示す平面
図。
【図3】 本発明のドアの一形態を示す部分斜視図。
【図4】 図3に示すドアの全体を示す斜視図。
【図5】 本発明のドアの他の形態を示す斜視図。
【図6】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分斜
視図。
【図7】 「芯部」の他の形態を示す斜視図。
【図8】 本発明のドアのさらに他の形態を示す斜視
図。
【図9】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分斜
視図。
【図10】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分
斜視図。
【図11】 「化粧板」のさらに他の形態を示す部分平
面図。
【図12】 本発明のドアのさらに他の形態を示す部分
斜視図。
【図13】 無垢ドアの製造工程を示す概略斜視図。
【図14】 フラッシュドアの製造工程を示す図。
【図15】 フラッシュドアにおいて、パネルと框との
固定部分を示す部分横断面図。
【符号の説明】
10…芯部、1…中芯材、2L,2R…一対の側芯材、
3L,3R…接続芯材、20…化粧板、22…台板、2
3…化粧シート、24…切り込み部、40、41…框部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 武彦 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 藤田 淑子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2E016 HA06 HA10 JA01 KA01 KA05 KA06 LA03 LB01 LB05 LB12 LB13 LB15 LC03 LD01 LD02 MA11 NA01 QA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯部と、該芯部の少なくとも一側面に固
    着された化粧板とを備え、前記芯部は、中芯材と、該中
    芯材の両側部に配置される一対の側芯材と、前記中芯材
    と側芯材とを接続する該中芯材と側芯材のいずれよりも
    薄くされた接続芯材とを備えており、前記中芯材、側芯
    材及び接続芯材はいずれも板材及び/又は棒材を組み合
    わせて形成されており、さらに、前記化粧板は曲折可能
    とされていて、前記中芯材と一対の側芯材と接続芯材と
    に渡って前記中芯材と一対の側芯材と接続芯材との表面
    に沿って固着されていることを特徴とするドア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドアにおいて、前記中芯
    材又は一対の側芯材と接続芯材の間に形成される段差部
    分のいずれか又はすべてには、前記化粧板が多段に折曲
    した状態、曲面状に湾曲した状態、あるいは傾斜を持っ
    た状態で固着されていることを特徴とするドア。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のドアにおいて、前
    記中芯材と側芯材との間のいずれか又は双方には、該中
    芯材と側芯材に直交する方向に、適宜の板材を折曲して
    形成された框部材が、前記化粧板の上から取り付けられ
    ていることを特徴とするドア。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のドアにおいて、前記中芯
    材と側芯材との間に位置する接続芯材の表面に沿って固
    着されている前記化粧板には、該中芯材と側芯材に直交
    する方向に開口が形成されており、前記框部材は、その
    先端を前記開口に差し込むようにして取り付けられてい
    ることを特徴とするドア。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載のドアに
    おいて、前記化粧板は、化粧シートと、該化粧シートに
    貼着された台板とを備え、該台板には、前記化粧シート
    とは反対側の面に前記台板が除去されている部位が設け
    られ、該部位において化粧板が曲折されていることによ
    り、前記化粧板が前記芯部に沿って固着されていること
    を特徴とするドア。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のドアにおいて、前
    記框部材を形成する板材は、化粧シートと、該化粧シー
    トに貼着された台板とを備え、該台板には、前記化粧シ
    ートとは反対側の面に前記台板が除去されている部位が
    設けられ、該部位において化粧板が曲折することによ
    り、框部材の形状が作られていることを特徴とするド
    ア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007032080A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 扉パネル
JP2011111737A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 框状パネル製造方法
JP2013167101A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Tashiro-Ss Co Ltd Vカット工法による框組風フラッシュ建具の製造方法

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