JP3596610B2 - 木製ドアの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、木製ドアの製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、多彩なデザインを可能とし、しかも伸縮による寸法のくるいを抑制可能な木製ドアを製造することのできる木製ドアの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅の内装ドアには、温もりがあり、質感の良好な木製ドアが多用されている。また、木製ドアは、内装ドアばかりでなく、玄関ドアにも採用され、金属製ドアとまた趣の異なる、木製ならではの重厚感をかもし出している。
【0003】
このような木製ドアは、一般に框組みにより製造されている。
すなわち、縦框、横框、及び鏡板が用意され、縦框及び横框に鏡板の周縁部を差し込み、納めて組み立てられて製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでの框組みにより製造される木製ドアには、幾つかの問題が指摘される。
【0005】
第一には、デザインの乏しさがある。框組みにより製造される木製ドアのデザインは、横框の形状、鏡板の表面の凹凸などでしか表現することができず、デザインの多彩さは望めなかった。
【0006】
第二には、木製ドアは、木製であるがゆえに湿度にともなう伸縮が避けられず、このため、框組みにより製造される木製ドアでは、鏡板と縦框及び横框との間、さらに両框間において寸法のくるいが生じ、隙間の形成や変形などとなって現れることがままあった。
【0007】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、多彩なデザインを可能とし、しかも伸縮による寸法のくるいを抑制可能な木製ドアを製造することのできる木製ドアの製造方法を提供することを解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、前述の課題を解決するものとして、角材を基本構成要素とし、これを縦横に組み合わせるとともに、鏡板が納まるように段落ちした凹部を表裏部の各々に形成した芯体のその凹部に鏡板を配設した後、この鏡板の左右両端部とともに芯体においてその下方に位置する角材を縦方向に切削して縦溝を形成し、形成した表裏部の縦溝を起点及び終点とし、この縦溝内に端部を納めて化粧材を芯体の左右両端部に巻き付けることを特徴とする木製ドアの製造方法(請求項1)を提供する。
【0009】
以下、図面に沿ってこの出願の発明の木製ドアの製造方法についてさらに詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、それぞれ、この出願の発明の木製ドアの製造方法の一工程を示した正面図、要部平面図である。
【0011】
この出願の発明の木製ドアの製造方法では、まず、図1及び図2に示したように、角材(1)を基本構成要素とし、これを縦横に組み合わせて芯体(2)を形成する。その際に、芯体(2)の表裏部の各々に、後述する鏡板が納まるように段落ちした凹部(3)を設ける。この凹部(3)の形成方法としては、たとえば図2に示したように、角材(1)の太さに差を設け、細い角材(1a)を、鏡板を配設する部位に用いることにより凹部(3)を形成することが例示される。この場合には、凹部(3)の形成が容易となる。
【0012】
角材(1)は木材であり、縦横の接合にはたとえばタック(tack)や釘などの適宜な固着具(4)を用いることができる。また、芯体(2)には、安定した形状を維持させるなどの目的でスペーサー(5)や補強材(6)を適宜な箇所に配設することができる。
【0013】
次いで、この出願の発明の木製ドアの製造方法では、図3の平面図及び図4の要部断面図に示したように、鏡板(7)を、芯体(2)の表裏部に形成した凹部(3)に配設し、ここに納める。図3及び図4には、鏡板(7)を横張り状に配設し、小割感のあるデザインとしているが、この出願の発明の木製ドアの製造方法は特にこの形態に制限されることはなく、鏡板(7)は、同じような小割感のあるデザインとしても縦張り状に配設することも可能であり、さらに一枚の大判状とし、シンプルなデザインとしたり、大判の台板上に図3に示したような小割材や格子材などを配設し、これを鏡板(7)とするなど、多種多様の形態が考えられる。また、図3及び図4に示した鏡板(7)において隣接する端部を斜め下方に切削しておくと、配設した状態において鏡板(7)間にV字状などの溝模様が形成され、立体感を表現することも可能である。
【0014】
このような鏡板(7)もまた木製である。その種類は、無垢板をはじめ、合板、パーティクルボード、さらにMDFなどの表面に化粧シートをラミネートしたものなどの各種とすることができる。MDFは、中密度繊維板(Medium Density Fiberboard)の略記であり、木材を粉々にして繊維状にしたものを成形して得られる、密度が、350〜800kg/m程度の板材である。このMDFは、一般に、表面が平滑かつ緻密であり、加工性に優れているという利点を有している。したがって、様々な形状への加工が容易であり、また、その表面への化粧シートのラミネートが容易でもある。
【0015】
この後に、この出願の発明の木製ドアの製造方法では、図5及び図6に示したように、鏡板(7)の左右両端部とともに芯体(2)においてその下方に位置する角材(1)を縦方向に切削して縦溝(8)を形成する。
【0016】
そして、この出願の発明の木製ドアの製造方法では、図7及び図8に示したような化粧材(9)を、芯体(2)の鏡板(7)の配設されていない左右両端部に巻き付ける。この化粧材(9)もまた木製であり、化粧材(9)には、図7に示したように、芯体(2)の左右端部に巻き付くように、折れ曲がりを可能とする折曲げ溝(10)を裏面部に形成しておくことができる。好ましくは、化粧材(9)には、基材として前述のMDFを用いることができる。MDFとすることにより、折曲げ溝(10)の裏面部への形成が容易となり、各種形状の折曲げ溝(10)にも加工容易となる。また、平滑であるため、表面への化粧シート(11)や裏面への反り防止シート(12)のラミネートも容易となる。もちろん、化粧材(9)の基材は、以上のMDFに限定されることはなく、合板やパーティクルボードなども適用可能である。
【0017】
このような化粧材(9)を芯体(2)の鏡板(7)の配設されていない左右両端部に巻き付ける際には、この出願の発明の木製ドアの製造方法では、図9の正面図及びそのA−A断面図である図10に示したように、表裏部に形成された縦溝(8)を起点及び終点とし、この縦溝(8)内に端部を納めて化粧材(9)を巻き付ける。巻き付けた状態では、図9に示したように、化粧材(9)は、あたかも框組みにより製造される木製ドアの縦框に匹敵する外観となる。また、化粧材(9)は、図10に示したように、厚みをやや薄めとしても、鏡板(7)が、芯体(2)において段落ちした凹部(3)内に納められているため、見かけ上、木製ドアの表裏において、鏡板(7)より突出させることもでき、これによっても立体感を表現することができる。
【0018】
以上の工程を経て作製される木製ドアは、以上から明らかなように、框組みにより作製されるものではないことから、これまでの木製ドアに指摘される前述の課題が解決される。
【0019】
すなわち、多彩なデザインが可能であり、木製ドアの宿命である伸縮による寸法のくるいを抑制することが可能となる。
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。芯体、鏡板、及び化粧材のより細部の構成及び構造などについては様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、多彩なデザインを可能とし、しかも伸縮による寸法のくるいを抑制可能な木製ドアが製造可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の木製ドアの製造方法の一工程を示した正面図である。
【図2】図1に示した工程に対応する要部平面図である。
【図3】この出願の発明の木製ドアの製造方法の一工程を示した正面図である。
【図4】図3に示した工程に対応する要部断面図である。
【図5】この出願の発明の木製ドアの製造方法の一工程を示した正面図である。
【図6】図5に示した工程に対応する要部断面図である。
【図7】この出願の発明の木製ドアの製造方法における化粧材の一形態を示した正面図である。
【図8】図7に示した化粧材の切欠断面図である。
【図9】この出願の発明の木製ドアの製造方法の一工程を示した正面図である。
【図10】図9に示した工程におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1、1a 角材
2 芯体
3 凹部
4 固着具
5 スペーサー
6 補強材
7 鏡板
8 縦溝
9 化粧材
10 折曲げ溝
11 化粧シート
12 反り防止シート

Claims (1)

  1. 角材を基本構成要素とし、これを縦横に組み合わせるとともに、鏡板が納まるように段落ちした凹部を表裏部の各々に形成した芯体のその凹部に鏡板を配設した後、この鏡板の左右両端部とともに芯体においてその下方に位置する角材を縦方向に切削して縦溝を形成し、形成した表裏部の縦溝を起点及び終点とし、この縦溝内に端部を納めて化粧材を芯体の左右両端部に巻き付けることを特徴とする木製ドアの製造方法。
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