JP2001011973A - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JP2001011973A
JP2001011973A JP18348499A JP18348499A JP2001011973A JP 2001011973 A JP2001011973 A JP 2001011973A JP 18348499 A JP18348499 A JP 18348499A JP 18348499 A JP18348499 A JP 18348499A JP 2001011973 A JP2001011973 A JP 2001011973A
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Japan
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joist
heat insulating
floor panel
insulating material
floor
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Hiroyuki Tanaka
博之 田中
Yoshihiro Kato
良弘 加藤
Yasuhiro Asano
康博 浅野
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐久性の高い床パネルを提供する。 【解決手段】木造家屋の軸組間に設けられ、断熱材13
及び根太12が一体的に形成される床パネル11であっ
て、床パネル11は、3本の根太12と4枚の断熱材1
3とから構成されている。各根太12は、ヒノキ科の樹
種を材料とするか、ヒバの心材によって形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造家屋に用いら
れる床パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋の断熱性の向上を目的と
して、床の軸組間に、断熱機能を有する床パネルが配設
されている。
【0003】この種の床パネルとして、図11に示すも
のがある。この床パネル51は、角柱状の木材からなる
4本の根太52と、それら根太52間に配設された3枚
の断熱材53とから構成されている。床パネル51は、
全体として長方形の板状をなし、短辺が1000mm、長
辺が2000mm程度となるように設定されている。
【0004】そして、こうした床パネル51を軸組間に
複数枚並べて配置することにより、床の断熱性を向上さ
せている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、根太52は
木材からなるため、腐朽菌やシロアリの被害を受けるお
それがある。特に床パネル51は湿気の多い地表近くに
位置しているため、その配設環境から考えると、被害を
受けるおそれが強い。よって、従来から耐久性の高い床
パネル51が切望されている。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、耐久性の高い床パネルを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、木造家屋の軸組間に
設けられ、断熱材及び根太が一体的に成形されてなる床
パネルにおいて、前記根太は、ヒノキ、ベイヒノキ、ヒ
バ、ベイヒバ、コウヤマキ、ケヤキ、スギ、台湾ヒノ
キ、カラマツから選択される少なくとも1つの樹種を材
料として形成されたものであることを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、木造家屋の軸
組間に設けられ、断熱材及び根太が一体的に成形されて
なる床パネルにおいて、前記根太はヒノキ科の樹種を材
料として形成されたものであることを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明では、木造家屋の軸
組間に設けられ、断熱材及び根太が一体的に成形されて
なる床パネルにおいて、前記根太はヒバの心材を用いて
形成されたものであることを要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、根太は、ヒノキ、
ベイヒノキ、ヒバ、ベイヒバ、コウヤマキ、ケヤキ、ス
ギ、台湾ヒノキ、カラマツから選択される少なくとも1
つの樹種を材料として形成されている。これらの樹種は
耐腐朽性および耐蟻性に優れているため、これらの樹種
を根太として用いることにより、根太の耐腐朽性および
耐蟻性を向上させることができる。よって、床パネルの
耐久性を高めることが可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明によると、根太はヒ
バ系の樹種を材料として形成されている。ヒバ系の樹種
は、木材の中でも耐腐朽性および耐蟻性に最も優れた材
料の一つである。このため、根太の耐腐朽性および耐蟻
性を確実に向上させることができ、床パネルの耐久性を
高めることができる。
【0012】請求項3に記載の発明によると、根太はヒ
バの心材を用いて形成されている。一般に、同一の樹種
であっても、その心材と辺材とでは、心材の方が耐腐朽
性および耐蟻性に優れている。したがって、根太として
ヒバの心材を用いることにより、根太の耐腐朽性および
耐蟻性をより確実に向上させることができ、床パネルの
耐久性を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図9に基づき詳細に説明する。図1及び図
2に示すように、床パネル11は、平面視で略正方形状
をなす板状物である。この床パネル11は、3本の根太
12と1枚の断熱材13とから構成されている。各根太
12及び断熱材13は、一体的に成形されている。
【0014】各根太12は、断面長方形状をなす角柱で
あり、木材によって形成されている。各根太12の長さ
は、図2に示すように、所定長さL1に設定されてい
る。この所定長さL1は、1000mm以下に設定されて
いる。
【0015】断熱材13は、断熱機能を有する発泡材に
よって構成されている。断熱材13は、平面視で略正方
形状をなし、図2に示すように、その一辺の長さL2
は、前記長さL1と同等に設定されている。すなわち、
長さL1と長さL2とは、1:1の関係となっている。
なお、本実施形態において、根太12の長さL1及び断
熱材13の一辺の長さL2は、910mmに設定されてい
る。このため、床パネル11は、一辺が910mmの正方
形状をなす板状物となっている。また、図3に示すよう
に、床パネル11の厚さTは、70mmに設定されてい
る。
【0016】断熱材13の上面には、それぞれ平行をな
す3つの溝部14a〜14cが、所定間隔毎に設けられ
ている。そして、各根太12は、これら溝部14a〜1
4c内にそれぞれ接合されている。このため、各根太1
2は、平行に配置された状態となっている。また、図3
及び図4に示すように、根太12は、短辺となる両側面
12aが断熱材13との接合面となるように接合されて
いる。すなわち、根太12の長辺となる面と断熱材13
の表裏面とが平行になっている。
【0017】ところで、図1に示すように、溝部14a
は、断熱材13の一方の側端13aから所定距離W1だ
け離間した位置に設けられている。溝部14bは、断熱
材13の他方の側端13bから所定距離W2だけ離間し
た位置に設けられている。溝部14cは、各溝部14
a,14bから所定距離W3だけ離間した位置に設けら
れている。このため、床パネル11の両側面は、断熱材
13によって構成されている。そして、距離W1と距離
W2との関係は、W1<W2となっている。すなわち、
床パネル11の一側面を構成する断熱材13の幅が、他
側面を構成する断熱材13の幅よりも短くなっている。
これら距離W1,W2の長さの比は、1:2.5〜1:
9の範囲内となるように設定されている。なお、本実施
形態において、所定距離W1は28mm、所定距離W2は
221mm、所定距離W3は248mmに設定されている。
よって、距離W1,W2の長さの比は、1:8.86程
度に設定されている。
【0018】また、各根太12は、断熱材13の形成領
域、すなわち溝部14a〜14cから、一端12bが所
定量C1だけ突出した状態で断熱材13に接合されてい
る。この所定量C1は、0.5〜50mmの範囲内に設定
されている。よって、根太12の他端12cは、断熱材
13の形成領域内に所定量C1だけ引っ込んだ状態とな
っている。これにより、各溝部14a〜14cにおける
根太12の他端12c側には、凹所14dが設けられて
いる。なお、本実施形態において、所定量C1は、1.
0mmに設定されている。
【0019】ところで、図1、図3及び図4に示すよう
に、各根太12の両側面12aには、それぞれ溝部15
が設けられている。これら溝部15は、各根太12の長
手方向に沿って、かつ根太12の全長に亘って延設され
ている。溝部15は凹状をなし、図4に示すように、そ
の深さは所定深さh1に設定されている。そして、図4
に示すように、対向する溝部15の底面15a間の距離
L3は、根太12の厚さh2と等しくなるように設定さ
れている。換言すれば、同図に示す溝部15の深さh1
は、各溝部15の底面15a間の距離L3と根太12の
厚さh2とがちょうど等しくなる深さに設定されてい
る。したがって、根太12において、溝部15の両脇部
分を除く部分の断面形状(同図に斜線で示す部分の形
状)は、略正方形状となっている。これに対して、根太
12の両側面12aに接合された凹部14a〜14cの
内側面16には、溝部15と対応する突部17が設けら
れている。そして、根太12及び断熱材13は、この突
部17が溝部15に嵌合した状態で接合されている。な
お、本実施形態において、溝部15の深さh1は5.0
mm、各溝部15の底面15a間の距離L3は45mmに設
定されている。
【0020】また、図4に示すように、前記溝部14a
〜14cの深さh3は、根太12の厚さh2よりも、
0.5〜2.0mm程度深くなるように設定されている。
このため、根太12と断熱材13との接合状態において
は、断熱材13の上面が、根太12の上面よりも0.5
〜2.0mm程度高くなっている。なお、本実施形態にお
いて、根太12の厚さh2は45mmに設定され、溝部1
4a〜14cの深さh3は46mmに設定されている。よ
って、断熱材13の上面は、根太12の上面よりも1.
0mm程度高くなっている。
【0021】図5に示すように、断熱材13の両端下側
には、それぞれ段部21が設けられている。これら段部
21は、断熱材13において、各溝部14a〜14cと
直交する辺の全長にわたって設けられている。これら段
部21を設けることにより、断熱材13の両端には、同
断熱材13の上面及び下面と平行な平行面21aと、同
平行面21aと直交する垂直面21bとが形成されてい
る。なお、図5に示すように、本実施形態において、平
行面21aの幅W4は46mm、垂直面21bの幅W5は
25mmに設定されている。
【0022】また、各段部21の下端縁、すなわち断熱
材13と垂直面21bとがなす角部は面取りが施され、
これにより同下端縁には傾斜部22が設けられている。
よって、図5に示すように、これら傾斜部22は、テー
パ状をなしている。
【0023】本実施形態において、断熱材13の材質と
しては、ポリスチレンフォームを使用している。ポリス
チレンフォームを採用した理由は、次の通りである。ま
ず第1に、ポリスチレンフォームは、家屋の解体等によ
り断熱材13を処分する際に、使い捨てとするのではな
くリサイクルが可能だからである。第2に、ポリスチレ
ンフォームは内部に微細で独立した気孔(非連続の気
孔)を備えるものであるため、押圧することによって適
度の変形を生じるからである。なお、断熱材13の発泡
倍率は、30〜70倍に設定されていることがよい。
【0024】また、本実施形態において、根太12の材
質としては、ヒバの心材を使用している。ヒバを採用し
た理由は、最も耐腐朽性及び耐蟻性に優れた木材のうち
の一種であるためである。そして、ヒバの辺材を用いず
に心材を採用した理由は、耐腐朽性及び耐蟻性が辺材よ
りも優れているためである。しかも、ヒバは、同様に耐
腐朽性及び耐蟻性に優れたヒノキなどに比べて安価なた
めである。
【0025】こうした床パネル11は、例えば以下のよ
うな手順を経て作成される。まず、ヒバの心材を切削し
て根太12となる角材を切削形成する。そして、その角
材をさらに切削して根太12を形成する。
【0026】次に、形成されるべき断熱材13の形状に
相当する凹部を備える成形金型の所定箇所に、各根太1
2を配置する。そして、成形金型内に出発原料とポリス
チレンとを注入した後、熱を加えてそれらを発泡させ
る。冷却によってそれらを充分に硬化させた後、成形金
型から断熱材13を取り外す。すると、各根太12と断
熱材13とが接合された床パネル11が完成する。した
がって、床パネル11は、各根太12と断熱材13とを
一体成形することによって形成されている。このため、
各根太12と断熱材13とは、接着剤を必要とせずに接
合されている。
【0027】次に、本実施形態の床パネル11の施工方
法について説明する。図6に示すように、土台31と大
引き32とからなる軸組に囲まれた空間33に、複数の
床パネル11をはめ込み、各床パネル11を整然と並べ
る。詳しくは、図8にも併せ示すように、各床パネル1
1の各段部21を土台31または大引き32に当接させ
る。このとき、断熱材13における各段部21の下端縁
には傾斜部22が設けられているため、図8に示すよう
に、各段部21は、これら傾斜部22に案内されて土台
31または大引き32に当接する。よって、床パネル1
1は、空間33にスムーズにはめ込まれる。
【0028】また、床パネル11をはめ込むときには、
断熱材13から突出した根太12の一端12bを、図7
に矢印P1で示す方向に隣り合う床パネル11の対応す
る凹所14dに嵌合させる。
【0029】こうして各床パネル11を所定の空間33
に全てはめ込むと、同図に矢印P2で示す方向に隣り合
う床パネル11は、断熱材13同士が接した状態とな
る。続いて、図8及び図9に示すように、こうした各床
パネル11の表面に、下地材34及び仕上げ材35から
なる表層材36を敷設する。ここで、断熱材13の上面
が根太12の上面よりも高く設定されているため、図9
に示すように、断熱材13と表層材36とは、確実に密
着する。
【0030】そして、この表層材36を介して根太12
の所定箇所に図示しない釘を打ちつけることによって、
同表層材36を床パネル11に固定する。このとき、断
熱材13は、釘の釘着力によって変形し、根太12と下
地材34との間の隙間が埋まる。すなわち、表層材36
と床パネル11とは、全体的に密接した状態となる。
【0031】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)各根太12は、ヒバの心材によって形成されてい
る。ヒバの心材は、木材の中でも耐腐朽性および耐蟻性
に最も優れた材料の一つである。このため、根太12の
耐腐朽性および耐蟻性を確実に向上させることができ
る。床パネル11は、湿気の多い地表近くに位置するた
め、こうした根太12の耐腐朽性および耐蟻性を向上さ
せることにより、床パネル11の耐久性を高めることが
できる。また、ヒバの心材は、カビに強く、反りにくい
性質も有しているため、床パネル11の耐久性をより高
めることができる。その結果、建物を長持ちさせること
ができる。
【0032】(2)根太12はヒバの心材によって形成
されているため、同様に耐腐朽性および耐蟻性に優れた
ヒノキなどを根太12の材料として用いた場合に比べ
て、同根太12を安価に形成することができる。よっ
て、耐久性に優れた床パネル11の製造コストの高騰を
抑制することができる。
【0033】(3)根太12はヒバの心材によって形成
されている。一般に、同一の樹種であっても、その心材
と辺材とでは、心材の方が耐腐朽性および耐蟻性に優れ
ている。したがって、根太12の耐腐朽性および耐蟻性
をより確実に向上させることができる。
【0034】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 各根太12の材料としては、ヒバの心材に限らず、
ヒバの辺材を用いるようにしてもよい。
【0035】また、ベイヒバ等のヒバ系の樹種を根太1
2の材料として用いてもよい。さらには、ヒバ系の樹種
に代えて、ヒノキ、ベイヒノキ、コウヤマキ、ケヤキ、
スギ、台湾ヒノキ、カラマツから選択される1つの樹種
を、各根太12の材料として用いてもよい。このように
変更しても、根太12の耐腐朽性及び耐蟻性を向上させ
ることができる。
【0036】なお、各種樹木の心材における耐腐朽性お
よび耐蟻性の比較を、以下の表1に詳しく示す。
【0037】
【表1】
【0038】よって、表1から判るように、根太12の
材料としては、ヒバ、ベイヒバ、コウヤマキのうちのい
ずれかの樹木を用いることがより望ましい。 ・ 各根太12の材料としては、ヒバに代えて、ヒノ
キ、ベイヒノキ、ベイヒバ、コウヤマキ、ケヤキ、ス
ギ、台湾ヒノキ、カラマツから選択される複数の樹種を
任意に組み合わせて用いてもよい。すなわち、前記実施
形態における3本の根太12を、それぞれを別の樹種で
形成したり、2本の根太12を同一の樹種で形成し、残
りの1本を別の樹種で形成してもよい。
【0039】また、各根太12を、上記各樹種からなる
集成材によって構成してもよい。詳しくは、例えば図1
0に示すように、ヒバ41、ヒノキ42、ケヤキ43を
重ね合わせた集成材を根太12として用いてもよい。
【0040】・ 前記実施形態では、断熱材13の材料
としてポリスチレンフォームを用いている。しかし、こ
の断熱材13の材料としては、ポリスチレンフォームに
限らず、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ユリア樹脂、
硬質ウレタンフォーム、ポリオレフィン等を用いてもよ
い。また、これらを任意に組み合わせて使用してもよ
い。
【0041】・ 前記実施形態では、断熱材13の上面
が根太12の上面よりも高い位置に設定されている。し
かし、これに限らず、断熱材13の上面と根太12の上
面とを同位置となるように設定してもよい。
【0042】・ 前記実施形態では、根太12の一端が
断熱材13から突出し、かつ他端が断熱材13内に引っ
込んでいる。しかし、これに限らず、根太12の一端が
断熱材13から突出せず、かつ他端が断熱材13内に引
っ込まないように変更してもよい。換言すれば、根太1
2の両端を、断熱材13の該端縁と同位置となるように
変更してもよい。
【0043】また、根太12の両端が、断熱材13の該
端縁よりも内側に引っ込んだ位置となるようにしてもよ
い。 ・ 前記実施形態では、図9に示したように、各段部2
1を土台31または大引き32に当接させた状態で床パ
ネル11を空間33にはめ込むようにしている。しか
し、土台31や大引き32の側面に根太掛けが設けられ
ている場合には、段部21をその根太掛けに当接させた
状態で床パネル11を空間33にはめ込むようにしても
よい。
【0044】・ 床パネル11の一辺の長さは、100
0mm以内に限らず、1000mm以上に設定してもよい。 ・ 前記実施形態では、各根太12と断熱材13とを一
体成形することにより、床パネル11を形成している。
しかし、これに限らず、各根太12と断熱材13とを別
体で形成した後に、それらを貼り合わせて床パネル11
を形成してもよい。
【0045】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 木造家屋の軸組間に設けられ、断熱材及び根太
が一体的に成形されてなる床パネルにおいて、前記根太
は、ヒノキ、ベイヒノキ、ヒバ、ベイヒバ、コウヤマ
キ、ケヤキ、スギ、台湾ヒノキ、カラマツから選択され
る少なくとも1つの樹種を材料とした無垢材、またはそ
れら樹種の集成材によって形成されたものであること。
【0046】(2) 木造家屋の軸組間に設けられ、断
熱材及び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおい
て、前記根太は、耐蟻性及び耐腐朽性の高い樹種を用い
て形成されたものであること。
【0047】(3) 木造家屋の軸組間に設けられ、断
熱材及び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおい
て、前記根太は、ベイマツ、アカマツ、エゾマツ等のマ
ツ科樹種よりも耐蟻性の高い樹種を用いて形成されたも
のである。
【0048】(4) 木造家屋の軸組間に設けられ、断
熱材及び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおい
て、前記根太は、ベイマツ、アカマツ、エゾマツ等のマ
ツ科樹種よりも耐腐朽性の高い樹種を用いて形成された
ものであること。
【0049】(5) 木造家屋の軸組間に設けられ、断
熱材及び2本または3本の根太が一体的に成形されてな
る床パネルにおいて、前記各根太は、いずれもヒバの心
材を用いて形成されたものであること。
【0050】(6) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(5)のいずれか1項に記載の床パネルにおいて、前
記断熱材は、発泡材から構成されていること。 (7) 請求項1〜3、技術的思想(1)〜(6)のい
ずれか1項に記載の床パネルにおいて、前記断熱材は、
ポリスチレンフォームから構成されていること。この技
術的思想(7)に記載の発明によれば、断熱材用材料を
使い捨てにしなくてもよく、リサイクルすることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、根太の耐腐朽性および耐蟻性を向上させ
ることができる。よって、床パネルの耐久性を高めるこ
とが可能となる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、床パネル
の耐久性を確実に向上させることができる。請求項3に
記載の発明によれば、床パネルの耐久性をより確実に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床パネルの一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の床パネルの平面図。
【図3】同実施形態の床パネルの正面図。
【図4】同実施形態の床パネルの一部を拡大して示す平
面図。
【図5】同実施形態の床パネルの側面図。
【図6】同実施形態の床パネルの施工態様を示す斜視
図。
【図7】同実施形態の床パネルの施工態様を示す平面
図。
【図8】図7の矢印A方向からみた側面図。
【図9】図7のB−B線断面図。
【図10】他の実施形態の床パネルの根太を示す断面
図。
【図11】従来の床パネルを示す斜視図。
【符号の説明】
11…床パネル、12…根太、13…断熱材、13a,
13b…断熱材の側端、14a〜14c…溝部、15…
溝部、21…段部、22…傾斜部、31…土台、32…
大引き、33…空間、34…下地材、35…仕上げ材、
36…表層材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 康博 愛知県高浜市新田町5丁目1番地の7 イ ビデン 株式会社衣浦工場内 Fターム(参考) 2E001 DD01 EA09 FA12 FA68 GA12 GA82 HD09 KA07 LA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造家屋の軸組間に設けられ、断熱材及
    び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおいて、 前記根太は、ヒノキ、ベイヒノキ、ヒバ、ベイヒバ、コ
    ウヤマキ、ケヤキ、スギ、台湾ヒノキ、カラマツから選
    択される少なくとも1つの樹種を材料として形成された
    ものであることを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】 木造家屋の軸組間に設けられ、断熱材及
    び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおいて、 前記根太はヒノキ科の樹種を材料として形成されたもの
    であることを特徴とする床パネル。
  3. 【請求項3】 木造家屋の軸組間に設けられ、断熱材及
    び根太が一体的に成形されてなる床パネルにおいて、 前記根太はヒバの心材を用いて形成されたものであるこ
    とを特徴とする床パネル。
JP18348499A 1999-06-29 1999-06-29 床パネル Pending JP2001011973A (ja)

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JP18348499A JP2001011973A (ja) 1999-06-29 1999-06-29 床パネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100502584B1 (ko) * 2002-11-22 2005-07-20 한국건설기술연구원 복합소재로 제작된 구조용 부재
US7502488B2 (en) 2003-01-15 2009-03-10 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, program, and storage medium that can selectively vary embedding specification of digital watermark data

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