JP3255019B2 - ド ア - Google Patents

ド ア

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JP3255019B2 JP15894496A JP15894496A JP3255019B2 JP 3255019 B2 JP3255019 B2 JP 3255019B2 JP 15894496 A JP15894496 A JP 15894496A JP 15894496 A JP15894496 A JP 15894496A JP 3255019 B2 JP3255019 B2 JP 3255019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,框材及び多孔質芯材の表側面と
裏側面とに表面板を設けたフラッシュ形式のドアに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来,内装用のドアは軽量化を図るため,
一般的にフラッシュドアが用いられている。図6,図7
に示すごとく,上記フラッシュドア9は框部91と該框
部91の内側部に配設した鏡板部93とよりなる。上記
鏡板部93は,表板935と裏板936と,両者の間に
介設した芯材90とを有する。上記芯材90は上記表板
935及び裏板936と略同じ面積を有している。な
お,符号98は下地材,94は接続片,92は額縁部で
ある。上記芯材90としてはハニカムコアを用いる。上
記ハニカムコアは,図8に示すごとく,厚紙等を蜂の巣
状に構成したものである。
【0003】上記フラッシュドア9においては,構造強
度を高めるために,上記表板935及び裏板936との
間の全面に対して芯材90が強固に接着され,三者が一
体化されている。また,上記芯材90は,ハニカムコア
における空洞方向(図8の矢印900)が,表板935
及び裏板936の方向に直行するように配置されてい
る。即ち,ハニカムコアの骨格全体が表板935及び裏
板936に対し,直行している。これにより,上記フラ
ッシュドア9は鏡板部93における剛性に優れている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記フラッシ
ュドア9においては,上記芯材90によって,表板93
5及び裏板936の相対的な位置が強固に固定されてい
る。このため,長期間の使用において,湿気等により表
板935と裏板936とが各々伸縮変形した場合には,
フラッシュドア9全体に反り,ねじれ等の変形が生じる
おそれがある。特に表板935,裏板936が,木質製
板である繊維板である場合にはフラッシュドア9全体の
変形が起きやすかった。又,フラッシュドア9の長手方
向は,巾方向よりも寸法の変化量が大きく,反り,ねじ
れ等による変形が大きくなる。
【0005】本発明は,かかる問題点に鑑み,製造容易
で,遮音性,断熱性に優れ,反り,ねじれ等の変形が少
ないドアを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,框材と,該框材
の内側に配設した多孔質芯材と,これらの表側面及び裏
側面に設けた表面板とよりなるドアにおいて,上記表面
板は,ドアの内部方向に向かう枠状の凹部よりなる
状の飾枠部を一体成形した木質製板であり,上記多孔質
芯材は上記飾枠部に対面する部分に枠状に凹部を形成し
た枠状凹部を有しており,上記多孔質芯材の枠状凹部の
内壁と上記表面板の飾枠部との間には,これらによって
形成される枠状の中空部分が形成され,また,該中空部
分においては,上記表面板の飾枠部と上記多孔質芯材と
は互いに接触することなく配設され,温度変化,湿気変
化によるドアの伸長収縮に伴う寸法変化を上記中空部分
に位置する飾枠部において吸収するよう構成してなるこ
とを特徴とするドアにある。
【0007】上記多孔質芯材としては,木質の繊維(木
材パルプ等)を成形した繊維板を使用することができ,
このような繊維板としては,例えばインシュレーション
ボード,MDF(ミディアムデンシティファイバーボー
ド)等を挙げることができる。また,上記繊維板として
は,例えば,密度が0.2〜0.5g/cm3 のものを
使用することができる。
【0008】次に,本発明の作用につき,以下に説明す
る。本発明にかかるドアの表面板は,プレス成形により
飾枠部を一体的に成形してある。このため,上記表面板
は,別途複数の板を組み合わせて,框部,鏡板部等を作
製する必要がなく,製造容易である。また,上記表面板
は一体成形品であるため,框材と多孔質芯材に対して,
上記表面板を一度に貼着することによりドアを組立てる
ことができる。よって,ドアの製造が容易である。
【0009】また,上記多孔質芯材は,その内部に多数
の空孔を有しているので,遮音性,断熱性に優れてい
る。そのため,このような特性に優れたドアを得ること
ができる。また,上記表面板には,ドアの内部方向に向
かう枠状の凹部よりなる凹状の飾枠部(図1参照)にお
いて,温度変化,湿気の変化による,ドアの伸長,収縮
に伴う寸法変化を吸収することができる。このため,ド
アに反り,ねじれ等の変形が発生し難い。また,上記中
空部分においては,上記表面板の飾枠部を上記多孔質芯
材とは互いに接触することなく配設され,上記多孔質芯
材の枠状凹部が自由状態となる(図1参照)。このた
め,上記ドアの伸長,収縮に伴う寸法変化を,上記枠状
凹部が一層吸収しやすくなる。このため,ドアに反り,
ねじれ等の変形が一層発生し難い。
【0010】以上のごとく,本発明によれば,製造容易
で,遮音性,断熱性に優れ,反り,ねじれ等の変形が少
ないドアを提供することができる。
【0011】次に,請求項2の発明のように,上記多孔
質芯材は,インシュレーションボードにより構成するこ
が好ましい。
【0012】このため,ドアに反り,ねじれ等の変形が
一層発生し難い。
【0013】次に,請求項3の発明のように,上記表面
板は,その密度が0.7〜1.2g/cm3 の繊維板で
あることが好ましい。これにより,より強度の高いドア
を得ることができる。上記繊維板としては,例えば,M
DF(ミディアムデンシティファイバーボード),HB
(ハードボード)等を使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施形態例 本発明の実施形態例にかかるドアにつき,図1〜図5を
用いて説明する。図1,図4,図5に示すごとく,本例
のドア1は,枠状に組んだ框材13と,該框材13の内
側に配設した多孔質芯材15,150,151,152
と,これらの表側面11及び裏側面12に設けた表面板
2とよりなる。また,上記表面板2は,凹状の飾枠部2
0を一体成形した木質製板で,該木質製板は密度0.8
g/cm3 のHBよりなる。また,上記多孔質芯材16
は,密度0.28g/cm3 のインシュレーションボー
ドよりなる。
【0015】図1に示すごとく,上記多孔質芯材15は
上記飾枠部20に対面する部分に枠状凹部17を有して
おり,該枠状凹部17の内壁と上記飾枠部20との間に
は中空部分18が形成されている。
【0016】図4に示すごとく,上記表面板2には3つ
の飾枠部20が設けてある。上記表面板2において,飾
枠部20により囲まれた部分がドア1の鏡板部22,飾
枠部20の外方または飾枠部20と隣接する他の飾枠部
20に囲まれた部分が,ドア1の縦方向框部21または
横方向框部23となる。
【0017】図1〜図4に示すごとく,上記多孔質芯材
15は,框材13の外形状と同じ大きさで,長方形状の
板状多孔質芯材150と,該板状多孔質芯材150の両
面にそれぞれ貼着された枠状多孔質芯材151とよりな
り,全体としては三層構造である。
【0018】また,上記枠状多孔質芯材151には3つ
の四角形状の空隙部170が設けてある。上記空隙部1
70の中には,中央多孔質芯材152が配設されてい
る。そして,上記枠状多孔質芯材151の空隙部170
の内周部と上記中央多孔質芯材152の外周部とによ
り,上記枠状凹部17が形成されている(図2,図
3)。
【0019】図4に示すごとく,上記多孔質芯材15は
上記框材13の内周部131の中に嵌入固定されてお
り,この状態にある上記框材13及び多孔質芯材15の
表面側11と裏面側12に対し,それぞれ表面板2を取
付ける(図1)。以上により,図5に示すごとき本例に
かかるドア1を得る。なお,上記各多孔質芯材150,
151,152及び框材13,表面板2との間は,タッ
カーまたは接着剤により固定されている。又,框材13
は最低限縦框材があればよく,横框材はなくてもよい。
【0020】次に,本例における作用効果につき説明す
る。上記ドア1の表面板2は,木材パルプを接着剤等と
混合したものを成形型に配置し,これをプレス成形によ
り飾枠部20を一体的に成形してある。このため,上記
表面板2は,別途複数の板を組み合わせて,框部,鏡板
部等を作製する必要がなく,製造容易である。また,上
記表面板2は一体成形品であるため,框材13と多孔質
芯材15に対して,上記表面板2を一度に貼着すること
によりドア1を組立てることができる。よって,ドア1
の製造が容易である。
【0021】また,上記多孔質芯材15は,その内部に
多数の空孔を有しているので,遮音性,断熱性に優れて
いる。また,上記表面板2は,その凹状の飾枠部20に
おいて,温度変化,湿気の変化による,ドア1の伸長,
収縮に伴う寸法変化を吸収することができる。このた
め,ドア1に反り,ねじれ等の変形が発生し難い。よっ
て,本例によれば,製造容易で,遮音性,断熱性に優
れ,反り,ねじれ等の変形が少ないドア1を提供するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】上記のごとく,本発明によれば,製造容
易で,遮音性,断熱性に優れ,反り,ねじれ等の変形が
少ないドアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例にかかる,ドアの要部断面図で,図
5のB−B矢視断面図。
【図2】実施形態例にかかる,多孔質芯材の平面図。
【図3】図2のA−A矢視断面図。
【図4】実施形態例にかかる,ドアの展開説明図。
【図5】実施形態例にかかる,ドアの斜視図。
【図6】従来例における,ドアの平面図。
【図7】従来例における,ドアの断面図。
【図8】従来例における,芯材の要部説明図。
【符号の説明】
1...ドア, 11...表側面, 12...裏側面, 13...框材, 15...多孔質芯材, 2...表面板, 20...飾枠部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/70 - 3/84

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 框材と,該框材の内側に配設した多孔質
    芯材と,これらの表側面及び裏側面に設けた表面板とよ
    りなるドアにおいて, 上記表面板は,ドアの内部方向に向かう枠状の凹部より
    なる凹状の飾枠部を一体成形した木質製板であり, 上記多孔質芯材は上記飾枠部に対面する部分に枠状に凹
    部を形成した枠状凹部を有しており, 上記多孔質芯材の枠状凹部の内壁と上記表面板の飾枠部
    との間には,これらによって形成される枠状の中空部分
    が形成され, また,該中空部分においては,上記表面板の飾枠部と上
    記多孔質芯材とは互いに接触することなく配設され, 温度変化,湿気変化によるドアの伸長収縮に伴う寸法変
    化を上記中空部分に位置する飾枠部において吸収するよ
    う構成してなることを特徴とするドア。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記多孔質芯材は,
    インシュレーションボードにより構成することを特徴と
    するドア。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記表面板
    は,その密度が0.7〜1.2g/cm3の繊維板であ
    ることを特徴とするドア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030383A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Wood One:Kk 小窓付きフラッシュ構造ドアおよびその製造方法

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JP2009030383A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Wood One:Kk 小窓付きフラッシュ構造ドアおよびその製造方法

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