JP2001323173A - 難燃性硬化性組成物 - Google Patents

難燃性硬化性組成物

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JP2001323173A
JP2001323173A JP2000139287A JP2000139287A JP2001323173A JP 2001323173 A JP2001323173 A JP 2001323173A JP 2000139287 A JP2000139287 A JP 2000139287A JP 2000139287 A JP2000139287 A JP 2000139287A JP 2001323173 A JP2001323173 A JP 2001323173A
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polymer
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flame
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JP2000139287A
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English (en)
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Jiro Okai
次郎 岡井
Makoto Chinami
誠 千波
Junji Takase
純治 高瀬
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低粘度化された難燃性硬化性組成物ならび
に、難燃性を要求される電気製品もしくは精密機器の組
立用等の絶縁性を有するシール材として優れた性能を有
する湿気硬化型組成物を供すること。 【解決手段】 本発明は、請求項1記載の下記の成分
(A)(B)(C)を必須成分としてなる硬化性組成
物。 (A)分子中に少なくとも1個の水酸基または加水分解
性ケイ素基を含有する飽和 炭化水素系重合体 (B)金属水酸化物 (C)硬化触媒

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 低粘度化された
難燃性硬化性組成物ならびに、難燃性を要求される電気
製品もしくは精密機器の組立用等の絶縁性を有するシー
ル材として優れた性能を有する湿気硬化型組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、難燃性接着剤における難燃剤としては、リン系難燃
剤、ハロゲン系難燃剤、金属水酸化物等が用いられてい
る。この中で、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸アン
モニウム等のポリリン酸塩及び五酸化リン等のリン系難
燃剤は、銅を腐食させるおそれがあった。また、デカブ
ロモジフェニルエーテル及びテトラブロモビスフェノー
ルA等の臭素系難燃剤に代表されるハロゲン系難燃剤
は、金属腐食や大気汚染のおそれを指摘されている。こ
のハロゲン系難燃剤は酸化アンチモンとの併用で難燃効
果が大幅に向上するが、酸化アンチモンは毒性をもつた
め好ましくないという問題もあった。他方、金属水酸化
物である水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムはノ
ンハロゲンの難燃剤として、近年各種プラスチックの難
燃化剤として使われている。
【0003】しかしながら、飽和炭化水素系シーリング
材の難燃化にこれらの金属水酸化物を適用した場合、当
該組成物100重量部に対して少なくとも400重量部
以上添加しないと難燃性が発揮されず、また大量に添加
すると配合物の粘度が上昇し、作業性が低下する等の問
題があった。なお、家電製品の難燃規制はアメリカのU
L規格が基本になっており、多くの製品が規制対象とな
っている。ここで、UL(Underwriters laboratories I
nc.:保険業者試験所の意味)は、材料、装置、製品、機
器、構造、方法に関する基準を作り試験を行っている。
UL94規格は、電気製品およびプラスチック材料の中
の難燃性を評価するものであり、その中でUL94V−
0は最も難燃性の高いクラスとして、規定されている。
【0004】電気製品の用途では、高圧部品周囲におい
て110℃、500時間程度以上の耐熱性が要求される
が、シリル基変性ポリエーテル型組成物は、上記加熱条
件下では劣化が著しいという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
を達成する為に鋭意検討を重ねた結果、自己消火性を有
し、かつ低粘度で作業性に優れる、難燃性低粘度硬化性
組成物を見いだした。このことにより、前記目的を達成
しうる硬化性組成物、および、シーリング材料を得るこ
とができ、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、下記の成分(A)
(B)(C)を必須成分としてなる硬化性組成物に関す
る。
【0007】(A)分子中に少なくとも1個の水酸基ま
たは加水分解性ケイ素基を含有する飽和炭化水素系重合
体 (B)金属水酸化物 (C)硬化触媒 本発明における(A)成分の重合体は、
【0008】
【化2】 で表される分子量が500〜300000の飽和炭化水
素系重合体であることが好ましい。
【0009】また、本発明における(A)成分の重合体
は、(A)成分の重合体が、イソブチレンに起因する繰
り返し単位を総量で50重量%以上含有するものである
ことが好ましい。
【0010】本発明の(B)成分の金属水酸化物は、水
酸化アルミニウム及び/又は水酸化マグネシウムである
ことが好ましい。
【0011】また、本発明における(B)成分の金属水
酸化物が、水酸化アルミニウムでありかつ、その添加部
数が(A)成分の重合体100重量部に対し、300〜
500重量部であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、ケイ素原子に結合した水酸基または
加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することに
より架橋しうるケイ素含有基、すなわち反応性ケイ素基
を少なくとも1個有する飽和炭化水素系重合体(以下、
飽和炭化水素系重合体(A)という。)が使用される。
【0013】本発明において用いられる上記反応性ケイ
素基はよく知られた官能基であり、その代表例として
は、一般式(1): −( SiR1 2-bbO)m−SiR2 3-aa (1) 〔式中、R1およびR2はいずれも炭素数1〜20のアル
キル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20
のアラルキル基またはR3 3SiO−(R3は炭素数1〜
20の1価の炭化水素基であり、3個のR3は同じであ
ってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオル
ガノシロキシ基であり、R1またはR2が2個以上存在す
るとき、それらは同じであってもよく、異なっていても
よい。Xは水酸基または加水分解性基であり、2個以上
存在するとき、それらは同じであってもよく、異なって
いてもよい。aは0〜3から選ばれる整数、bは0〜2
から選ばれる整数、ただし、a+mb≧1。また、m個
の (SiR1 2-bbO) におけるbは同一である必要はない。mは0〜19から
選ばれる整数。〕で表される基を挙げることができる。
【0014】一般式(1)における加水分解性基として
は、特に限定されるものではなく、従来既知の加水分解
性基でよいが、具体例としては、例えば、水素原子、ア
ルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミ
ノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト、アルケ
ニルオキシ基等を挙げることができる。これらのうちで
は、加水分解性が温和で、取り扱いやすいという点か
ら、アルコキシ基が特に好ましい。
【0015】この加水分解性基や水酸基は1個のケイ素
原子に1〜3個の範囲で結合することができ、(a+m
b)は1〜5の範囲であることが好ましい。加水分解性
基や水酸基が反応性ケイ素基中に2個以上結合する場合
には、それらは同じであっても、異なっていてもよい。
この反応性ケイ素基を形成するケイ素原子は1個でも
よく、2個以上であってもよいが、シロキサン結合等に
より連結されたケイ素原子の場合には、20個のものま
であるのが好ましい。特に、一般式(2): −SiR2 3-aa (2) (式中、R2、Xおよびaは前記と同じである。)で表
される反応性ケイ素基が入手容易であるので好ましい。
【0016】反応性ケイ素基は、飽和炭化水素系重合体
の1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個
存在することが好ましい。分子中に含まれる反応性ケイ
素基の数が1個未満になると、硬化性が不充分になり、
良好なゴム弾性挙動を発現し難くなる。反応性ケイ素基
は、飽和炭化水素系重合体分子鎖の末端に存在していて
もよく、内部に存在していてもよく、両方に存在してい
てもよい。特に反応性ケイ素基が分子鎖末端に存在する
場合には、最終的に形成される硬化物に含まれる飽和炭
化水素系重合体成分の有効網目鎖量が多くなるため、高
強度で高伸びのゴム状硬化物が得られやすくなる等の点
から好ましい。また、これら反応性ケイ素基を有する飽
和炭化水素系重合体は単独で使用してもよく、2種以上
併用してもよい。
【0017】本発明において用いられる飽和炭化水素系
重合体は、(1)エチレン、プロピレン、1−ブテン、
イソブチレンなどのような炭素数1〜6 のオレフィン
系化合物を主モノマーとして重合させる、(2)ブタジ
エン、イソプレンなどのようなジエン系化合物を単独重
合させたり、上記オレフィン系化合物とジエン系化合物
とを共重合させたりした後、水素添加する、などの方法
により得ることができるが、末端に官能基を導入しやす
い、分子量制御しやすい、末端官能基の数を多くするこ
とができるなどの点から、イソブチレン系重合体や水添
ポリブタジエン系重合体あるいは水添ポリイソプレン系
重合体であるのが望ましい。
【0018】前記イソブチレン系重合体は、単量体単位
のすべてがイソブチレン単位から形成されていてもよ
く、イソブチレンと共重合性を有する単量体単位をイソ
ブチレン系重合体中の好ましくは50%(重量%、以下
同様)以下、更に好ましくは30%以下、特に好ましく
は10%以下の範囲で含有してもよい。このような単量
体成分としては、例えば炭素数4〜12のオレフィン、
ビニルエ−テル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラン
類、アリルシラン類等が挙げられる。このような共重合
体成分の具体例としては、例えば1−ブテン、2−ブテ
ン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテ
ン、ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ヘキセン、
ビニルシクロヘキサン、メチルビニルエ−テル、エチル
ビニルエ−テル、イソブチルビニルエ−テル、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、p−t−
ブトキシスチレン、p−ヘキセニルオキシスチレン、p
−アリロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、β−
ピネン、インデン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビ
ニルトリメチルシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジ
ビニルジメチルシラン、1,3−ジビニル−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン、トリビニルメチル
シラン、テトラビニルシラン、アリルジメチルメトキシ
シラン、アリルトリメチルシラン、ジアリルジメトキシ
シラン、ジアリルジメチルシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイ
ルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられ
る。
【0019】前記水添ポリブタジエン系重合体や他の飽
和炭化水素系重合体においても、上記イソブチレン系重
合体の場合と同様に、主成分となる単量体単位の他に、
他の単量体単位を含有させてもよい。また、本発明中
(A)成分として用いる飽和炭化水素系重合体には、本
発明の目的が達成される範囲でブタジエン、イソプレ
ン、1,13−テトラデカジエン、1,9−デカジエ
ン、1,5−ヘキサジエンのようなポリエン化合物のご
とき重合後2重結合の残るような単量体単位を少量、好
ましくは10%以下の範囲で含有させてもよい。
【0020】前記飽和炭化水素系重合体、好ましくはイ
ソブチレン系重合体、水添ポリイソプレンまたは水添ポ
リブタジエン系重合体の数平均分子量は500〜100
000程度であるのが好ましく、特に1000〜400
00程度の液状物、流動性を有するものであるのが取り
扱いやすさなどの点から好ましい。さらに、分子量分布
(Mw/Mn)に関しては、同一分子量における粘度が
低くなるという点で分子量分布が狭いほど好ましい。
反応性ケイ素基を有する飽和炭化水素系重合体の製造方
法について、特にイソブチレン系重合体および水添ポリ
ブタジエン系重合体の場合を例として説明する。上記の
反応性ケイ素基を有するイソブチレン系重合体のうち、
分子末端に反応性ケイ素基を有するイソブチレン系重合
体は、イニファー法と呼ばれる重合法(イニファーと呼
ばれる開始剤と連鎖移動剤を兼用する特定の化合物を用
いるカチオン重合法)で得られた末端官能基、好ましく
は全末端官能型イソブチレン系重合体を用いて製造する
ことができる。このような製造法は、特開昭63−60
03号、同63−6041号、同63−254149
号、同64−22904号、同64−38407号の各
明細書等に記載されている。また、分子内に反応性ケイ
素基を有するイソブチレン系重合体は、イソブチレンを
主体とする単量体中に、反応性ケイ素基を有するビニル
シラン類やアリルシラン類を添加し、共重合させること
によって製造することができる。さらに、分子内部およ
び分子末端の両方に反応性ケイ素基を有するイソブチレ
ン系重合体は、上記分子末端に反応性ケイ素基を有する
イソブチレン系重合体を製造する際の重合にあたって、
主成分であるイソブチレン単量体以外に反応性ケイ素基
を有するビニルシラン類やアリルシラン類等を共重合さ
せた後、末端に反応性ケイ素基を導入することによって
製造することができる。
【0021】この反応性ケイ素基を有するビニルシラン
類やアリルシラン類等の具体例としては、例えば、ビニ
ルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、ビ
ニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメトキシシ
ラン、ジビニルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシ
ラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチルジクロロ
シラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルジメチル
ジメトキシシラン、ジアリルジクロロシラン、ジアリル
ジメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
【0022】水添ポリブタジエン系重合体の製造法につ
いては、例えば、末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系
重合体の水酸基を−ONaや−OKなどのオキシメタル
基にした後、一般式(3): CH2=CH−R4−Y (3) 〔式中、Yは塩素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子、R4は−R5−、−R5−OC(=O)−または−R5
−C(=O)−(R5は炭素数1〜20の2価の炭化水
素基で、好ましい具体例としてはアルキレン基、シクロ
アルキレン基、アリレ−ン基、アラルキレン基が挙げら
れる)で示される2価の有機基で、 −CH2− ,−p−R6−C64−CH2− (R6は炭素数1〜10の炭化水素基)より選ばれた2
価の基が特に好ましい。〕で示される有機ハロゲン化合
物を反応させることにより、末端オレフィン基を有する
水添ポリブタジエン系重合体(以下、末端オレフィン水
添ポリブタジエン系重合体ともいう)をまず製造する。
【0023】末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系重合
体の末端水酸基をオキシメタル基にする方法としては、
Na、Kのごときアルカリ金属;NaHのごとき金属水
素化物;NaOCH3 のごとき金属アルコキシド;Na
OH、KOHのごとき苛性アルカリなどと反応させる方
法が挙げられる。上記方法において、出発原料として使
用した末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系重合体とほ
ぼ同じ分子量をもつ末端オレフィン水添ポリブタジエン
系重合体が得られるが、より高分子量の重合体を得たい
場合には、一般式(3)の有機ハロゲン化合物を反応さ
せる前に、塩化メチレン、ビス(クロロメチル)ベンゼ
ン、ビス(クロロメチル)エーテルなどの、1分子中に
ハロゲン原子を2個以上含む多価有機ハロゲン化合物と
反応させれば分子量を増大させることができ、その後一
般式(3)で示される有機ハロゲン化合物と反応させれ
ば、より高分子量でかつ末端にオレフィン基を有する水
添ポリブタジエン系重合体を得ることができる。
【0024】前記一般式(3)で示される有機ハロゲン
化合物の具体例としては、例えばアリルクロライド、ア
リルブロマイド、ビニル(クロロメチル)ベンゼン、ア
リル(クロロメチル)ベンゼン、アリル(ブロモメチ
ル)ベンゼン、アリル(クロロメチル)エーテル、アリ
ル(クロロメトキシ)ベンゼン、1−ブテニル(クロロ
メチル)エーテル、1−ヘキセニル(クロロメトキシ)
ベンゼン、アリルオキシ(クロロメチル)ベンゼンなど
が挙げられるが、それらに限定されるものではない。こ
れらのうちでは安価で、かつ容易に反応することからア
リルクロライドが好ましい。
【0025】末端オレフィン水添ポリブタジエン系重合
体への反応性ケイ素基の導入は、分子末端に反応性ケイ
素基を有するイソブチレン系重合体の場合と同様に、例
えば一般式(1)で表されるヒドロシラン化合物(Si
−H結合を有する化合物)、好ましくは一般式(4): HSiR2 3-aa (4) (式中、R2、Xおよびaは前記と同じである。)で示
される化合物を白金触媒を用いて付加反応させることに
より達成できる。
【0026】この一般式(1)で表される基に水素原子
が結合したヒドロシラン化合物の具体例としては、例え
ば、トリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチ
ルクロロシラン、フェニルジクロロシラン等のハロゲン
化シラン類;トリメトキシシラン、トリエトキシシラ
ン、メチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、フェニルジメトキシシラン等のアルコキシシラン
類;メチルジアセトキシシラン、フェニルジアセトキシ
シラン等のアシロキシシラン類;ビス(ジメチルケトキ
シメート)メチルシラン、ビス(シクロヘキシルケトキ
シメート)メチルシラン等のケトキシメートシラン類等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。こ
れらのうち、特にハロゲン化シラン類、アルコキシシラ
ン類が好ましい。
【0027】本発明の(B)成分である金属水酸化物と
しては、水酸化アルミニウム及び/又は水酸化マグネシ
ウムが好適に用いられる。水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウムもしくはその混合物は高分子材料の分解温
度と一致する約180〜320℃で構造水を放出するた
め、炎の着火、延焼を防ぐことが出来、優れた難燃性を
発揮することができる。上記金属水酸化物の粒径は0.
1μm〜200μmが用いられるが、0.3μm〜10
0μmが更に好ましく、0.3μm〜30μmが最も好
ましい。該金属水酸化物の粒径が、0.1μmより小さ
いと、組成物粘度が著しく高くなり作業性が悪くなる傾
向があり、一方200μmより大きいと、微量定量吐出
の場合に針先や装置嵌合部で詰まる傾向がある。
【0028】金属水酸化物の量は400重量部以上配合
すると自己消火性を顕著に発現するが、より低粘度での
作業性を必要とするならば300重量部〜500重量部
が好ましい。この金属水酸化物の量が、300重量部よ
り少ないと、例えば着火すると延焼し続けたりポリマー
が解重合し液状化することがあり、一方500重量部よ
り多いと、組成物粘度が高くなり作業性が悪くなってく
る他、接着強さ等の基本的物性が保てなくなることがあ
る。
【0029】難燃剤として、シランカップリング剤、有
機チタネート等で表面処理された金属水酸化物が市販さ
れているが、本発明においてはこれらの表面処理された
金属水酸化物を用いることもできる。又、上記した金属
水酸化物とともに炭酸カルシウムなどの無機充填剤を併
用することもできる。さらに、上記金属水酸化物と酸化
カルシウム、酸化マグネシウム、酸化錫等の金属水酸化
物を併用すると難燃性が向上する場合がある。
【0030】上記のハロゲン系、リン系、酸化アンチモ
ン等の難燃剤は通常の使用において上述したような問題
があるが、本発明においては、これらの難燃剤を金属水
酸化物と併用することも可能である。この他に、硼酸亜
鉛、錫酸亜鉛等も発煙量の低減効果が有るため、添加す
ることができる。
【0031】本発明の(C)成分である硬化触媒として
は、以下のものが例示される。例えば、テトラブチルチ
タネート、テトラプロピルチタネートなどのチタン酸エ
ステル類;ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
アセテート、ジブチルスズマレエート、オクチル酸ス
ズ、ナフテン酸スズ、等のスズカルボン酸塩類;ジブチ
ルスズオキサイドとフタル酸エステルとの反応物;ジブ
チルスズジアセチルアセトナート;アルミニウムトリス
アセチルアセトナートアルミニウムトリスエチルアセト
ナート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトア
セテートなどの有機アルミニウム化合物類;ジルコニウ
ムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチル
アセトナート等のキレート化合物類;オクチル酸鉛;ブ
チルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジル
アミン、ジエチルアミノプロピルアミン、キシリレンジ
アミン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N
−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7(DBU)などのアミン系化合物あるいはそれら
のカルボン酸などとの塩;過剰のポリアミンと多塩基酸
とから得られる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリア
ミンとエポキシ化合物との反応生成物;アミノ基を有す
るシランカップリング剤、例えばγ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)アミノプ
ロピルメチルジメトキシシランなどのシラノールシラノ
ール縮合触媒、さらには他の酸性触媒、塩基性触媒等の
公知のシラノール触媒などが挙げられる。これらの触媒
は単独で使用しても良く、硬化阻害を起こさない範囲に
おいては2種以上併用しても良い。効果触媒を用いる場
合の使用量は、飽和炭化水素系重合体(A)100重量
部に対して0.1〜20部が好ましく、1〜10重量部
がさらに好ましい。
【0032】本発明の組成物には(A)成分の重合体の
縮合硬化時に必要な水分の供給源として水あるいは金属
塩の水和物を添加するのが好ましい。このような、金属
塩の水和物は通常市販されているものを広く用いうるこ
とができ、例えばアルカリ土類金属塩の水和物、その他
の金属塩の水和物等が挙げられる。これらの中でも、ア
ルカリ金属塩の水和物及びアルカリ土類金属塩の水和物
が好ましく、具体的にはMgSO4・7H2O,Na2
3・10H2O,Na2SO4・10H2O,Na 223
・5H2O,Na3PO4・12H2O,Na247・1
0H2O,等が挙げられる。金属塩の水和物は、反応性
珪素基を有する飽和炭化水素系重合体100部に対し、
0.01〜50部の範囲で使用するのが好ましい。特
に、0.1〜30部、さらには、1〜20部、さらに
は、2〜10部の範囲で使用するのが好ましい。上記金
属塩の水和物は1種類のみで使用しても良いし、2種類
以上混合使用しても良い。
【0033】また、本発明の組成物には各用途に合わせ
た要求特性に応じて、上記成分以外に、必要に応じて可
塑剤のほか、ヒンダードフェノール系やヒンダードアミ
ン系の酸化防止剤や紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、界
面活性剤、さらにシランカップリング剤等の接着性付与
剤等を適宜配合することができる。このうち、可塑剤は
流動特性を調整し、作業性をよくするためのものであ
り、一般的に使用されている可塑剤が使用できるが、本
発明に用いる成分(A)の重合体と相溶性のよいものが
好ましく、これらの可塑剤は、単独で使用してもよく、
また2種以上を併用してもよい。さらに単独では相溶性
が悪い可塑剤についても、上記炭化水素系化合物類との
併用により相溶性を良好にすれば好適に使用できる。
【0034】
【実施例】以下に、実施例に基づき本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるも
のではない。 (実施例1)500mlディスポーザブルカップにEPION
EP103S(鐘淵化学工業(株)製)130gを計り
取り、 PS-32(出光興産(株)製)40gに溶解した。M
ARK AO-50(旭電化(株)製)を1g、A-171(日本ユニ
カー(株)製)を1gを添加し攪拌溶解した。U-220(日
東化成(株)製)を4gを添加し攪拌溶解した。別の5
00mlディスポーザブルカップにタルクLMR(丸尾カル
シウム(株)製)50g、水酸化アルミニウム400gを
計り取り、ジオクチルアジペート95g、ポリブテン
(出光興産(株)製)95gと攪拌混合した。水4gを添
加して攪拌混合した。両配合物を混合して1分間よく攪
拌した。1部を100mlディスポーザブルカップに流し
込み流動状態を確認したところ高流動性を示した。1時
間後、白色の硬化物を得た。さらに23℃で1週間養生
した後に評価用サンプルとした。硬化物硬度はShore A
で22であった。サンプルを5mm×20mmの短冊状にカ
ットして180°および60°で火を近づけて着火時
間、消火時間を測定したところ30秒以内に消火した。
配合処方を表1に、硬化物特性を表2に示す。 (実施例2)500mlディスポーザブルカップにEPION
EP103S(鐘淵化学工業(株)製)130gを計り
取り、PS-32(出光興産(株)製)40gに溶解した。MA
RK AO-50(旭電化(株)製)1g、A-171(日本ユニカー
(株)製)1gを添加し攪拌溶解した。U-220(日東化成
(株)製)4gを添加し攪拌溶解した。別の500mlデ
ィスポーザブルカップにタルクLMR(丸尾カルシウム
(株)製)50g、水酸化アルミニウム500gを計り取
り、ジオクチルアジペート95g、ポリブテン(出光興
産(株)製)95gと攪拌混合した。水4gを添加して攪
拌混合した。両配合物を混合して1分間よく攪拌した。
1部を100mlディスポーザブルカップに流し込み流動
状態を確認したところ流動性は低かった。1時間後、白
色の硬化物を得た。さらに23℃で1週間養生した後に
評価用サンプルとした。硬化物硬度はShore Aで25で
あった。サンプルを5mm×20mmの短冊状にカットして
180°および60°で火を近づけて着火時間、消火時
間を測定したところ30秒以内に消火した。配合処方を
表1に、硬化物特性を表2に示す。 (比較例1)500mlディスポーザブルカップにEPION
EP103S(鐘淵化学工業(株)製)130gを計り
取り、PS-32(出光興産(株)製)40gに溶解した。MA
RK AO-50(旭電化(株)製)1g、A-171(日本ユニカー
(株)製)1gを添加し攪拌溶解した。U-220(日東化成
(株)製)4gを添加し攪拌溶解した。別の500mlデ
ィスポーザブルカップにタルクLMR(丸尾カルシウム
(株)製)50g、水酸化アルミニウム100gを計り取
り、ジオクチルアジペート95g、ポリブテン(出光興
産(株)製)95gと攪拌混合した。水4gを添加して攪
拌混合した。両配合物を混合して1分間よく攪拌した。
1部を100mlディスポーザブルカップに流し込み流動
状態を確認したところ高流動性を示した。1時間後、白
色の硬化物を得た。さらに23℃で1週間養生した後に
評価用サンプルとした。硬化物硬度はShore Aで15で
あった。サンプルを5mm×20mmの短冊状にカットして
180°および60°で火を近づけて着火時間、消火時
間を測定したところ燃焼した。配合処方を表1に、硬化
物特性を表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】 水酸化アルミニウム添加量が多いと難燃性を発現する
が、混合物の流動性が低く(実施例2)、これに対して
水酸化アルミニウム含量が少ないと混合時の流動性はき
わめて高いが、自己消火性は発現しないことが確認され
た(比較例1)。
【0037】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物を、硬化させ得ら
れたゴム状物は、湿気透過性が低く、耐候性、耐候接着
性、耐熱性、電気絶縁性が良好である。このため、電気
・電子材料あるいはこれらの封止材料、ポッティング剤
として好適に使用できるばかりではなく、電気機器、建
築用途、車輌船舶用途の難燃性が要求される部位にも使
用可能である。これらの中でも、特に電気配線のジョイ
ント部(ケーブルジョイントポッティング)、太陽電池
封止、燃料電池、難燃シーリング材等に適している。ま
た、本発明の組成物は、保存安定性が良好であり、低温
状態において、長期間安定である。さらに、常温で適度
な粘性、構造粘性(チクソトロピー性)を有する流動物
にする事ができ、作業性、スプレー性なども良好であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/10 C09K 3/10 G Q 21/02 21/02 21/14 21/14 Fターム(参考) 4H017 AA03 AA31 AB07 AB15 AC05 AC19 4H028 AA10 AA12 AA42 AA49 AB04 BA03 BA06 4J002 AC111 BB201 DE076 DE146 EC077 EG047 EN037 EN047 EN107 ER027 EU117 EU207 EU237 EZ047 GJ02 4J100 AA01P AA02P AA03P AA06P AS02P BA77H BA78H CA31 DA01 HA03 HA35 JA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(A)(B)(C)を必須成分
    としてなる硬化性組成物; (A)分子中に少なくとも1個の水酸基または加水分解
    性ケイ素基を含有する飽和炭化水素系重合体 (B)金属水酸化物 (C)硬化触媒
  2. 【請求項2】(A)成分の重合体が、 【化1】 で表される分子量が500〜300000の飽和炭化水
    素系重合体である請求項1記載の硬化性組成物。
  3. 【請求項3】(A)成分の重合体が、イソブチレンに起
    因する繰り返し単位を総量で50重量%以上含有するも
    のである請求項1又は2記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】(B)成分の金属水酸化物が、水酸化アル
    ミニウム及び/又は水酸化マグネシウムである請求項1
    記載の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】(B)成分の金属水酸化物が、水酸化アル
    ミニウムでありかつ、その添加部数が(A)成分の重合
    体100重量部に対し、300〜500重量部である請
    求項1、2又は3記載の硬化性組成物。
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