JP2001323029A - 光硬化性樹脂組成物、積層体およびディスプレー前面板 - Google Patents
光硬化性樹脂組成物、積層体およびディスプレー前面板Info
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Abstract
ドアウトが抑制された積層体。 【解決手段】2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基
を有する化合物およびα、β−エチレン系不飽和結合を
有する化合物の混合物と、所定の四級アンモニウム塩基
を有する化合物および不飽和二重結合を有する化合物か
ら得られる重合体と、光重合開始剤と、ヒンダードアミ
ン系化合物とを含有する光硬化性樹脂組成物。
Description
を示すとともに、耐擦傷性および透明性にも優れ、ブリ
ードアウトが抑制された被膜を有する積層体、および、
その様な被膜を形成し得る光硬化性樹脂組成物に関す
る。
の合成樹脂は、透明性、耐衝撃性、電気絶縁性等の特徴
を有し、工業用資材、建築用資材等として広く使用され
ている。しかし、これら合成樹脂よりなる成形品は、表
面硬度が低いため、引掻き等による傷が発生し易い場合
がある。また、合成樹脂成形品は、高い体積固有抵抗を
有しているため、静電気により帯電が発生し、埃が付着
し易い場合がある。これらの不具合を抑制するために、
従来から多くの改良が試みられているが、有効な手段は
余り知られていない。
法としては、多官能(メタ)アクリレート等の多官能性
単量体を用い、架橋被膜を基材表面に形成することが知
られているが、従来の架橋被膜は帯電防止性を全く示さ
ないか、不十分な場合が多かった。
昭54−15074号公報に開示されている様に、エチ
レングリコールジメタクリレート等の少なくとも2個の
アクリロイルオキシ基及び/又はメタアクリロイルオキ
シ基を有する架橋重合性化合物と、分子中に四級アンモ
ニウム塩を含む重合性化合物とを含んでなる組成物を重
合させて皮膜を形成することにより、耐摩耗性および耐
溶剤性に優れ、帯電防止性および表面染色性を改善でき
ることが知られている。
ると、四級アンモニウム塩を含む重合性化合物の吸湿性
が余りに高いために、皮膜を形成する組成物中に多くの
水分が含まれることとなり、このため組成物の重合時に
重合硬化ムラ、品質ムラ等を発生してしまう場合があっ
た。更に、四級アンモニウム塩を含む重合性化合物中の
水分を除去しようとしても、四級アンモニウム塩を含む
重合性化合物の重合性が高いため、加熱及び減圧操作中
に重合してしまい実質的に無水の四級アンモニウム塩を
含む重合性化合物を得ることは困難であった。
吸湿性に関する上述の不具合は、特開平6−73305
号公報および特開平8−311366号公報にて開示さ
れる様に、四級アンモニウム塩を含む重合性化合物に代
えて、四級アンモニウム塩基を有する化合物(b1)
と、ポリエチレングリコールメタクリレート等の四級ア
ンモニウム塩基を有する化合物と共重合可能な1個の不
飽和二重結合を有する化合物(b2)とからなる共重合
体を使用することにより、改善されることが知られてい
る。
り吸湿性に関する問題は改善されるものの、得られた被
膜を高温多湿の環境下に置いた場合、共重合体が加水分
解され、加水分解により生じた四級アンモニウム塩がブ
リードアウトする場合があった。そして、四級アンモニ
ウム塩のブリードアウトにより、被膜の外観が低下する
場合があった。
は、十分な帯電防止性を示すとともに、耐擦傷性および
透明性にも優れ、四級アンモニウム塩のブリードアウト
が抑制された被膜を形成し得る光硬化性樹脂組成物を提
供することを目的とする。
の本発明によれば、分子中に少なくとも2個の(メタ)
アクリロイルオキシ基を有する重合性化合物(a−1)
30〜100質量%と、分子中に1個のα、β−エチレ
ン系不飽和結合を有する化合物(a−2)0〜70質量
%とからなる混合物(A)100質量部と、下記一般式
(1)
R2〜R4は炭素数1〜9の置換基を含んでも良いアルキ
ル基、mは1〜10の整数、X-は四級化剤のアニオ
ン、Yは酸素原子またはNHを表す。)で表される化合
物(b−1)20〜99質量%と、該化合物(b−1)
と共重合可能な1つの不飽和二重結合を有する化合物
(b−2)1〜80質量%とを重合して得られる共重合
体(B)0.5〜30質量部と、光重合開始剤(C)
0.1〜10質量部と、ヒンダードアミン系化合物
(D)0.01〜3質量部と、を含んでなることを特徴
とする光硬化性樹脂組成物が提供される。
所定量のヒンダードアミン系化合物(D)を含んでい
る。このため、得られる被膜の良好な帯電防止性、耐擦
傷性、透明性等を実現すると同時に、たとえ高温多湿な
環境下においても、四級アンモニウム塩のブリードアウ
トを抑制できる。その機構は明らかではないが、ヒンダ
ードアミン系化合物(D)が存在することにより、化合
物(b−1)及び(b−2)を共重合して得られる共重
合体(B)の加水分解が、抑制されるためだと推察して
いる。
合物(D)としては、四級アンモニウム塩のブリードア
ウトを抑制できるものであれば特に制限されないが、抑
制効果が大きく、それ自身が化学的に安定である等の理
由により、2及び6位の炭素上の全ての水素がメチル基
で置換されているピペリジン骨格を、分子内に有するヒ
ンダードアミン系化合物が好ましい。
(D)としては、ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)サクシネート、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、1−[2−〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、8−
ベンゾイル7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチ
ル−1,3,8−トリアザスピロ[4,5]ウンデカン
−2,4−ジオン、テトラキス(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4-ブタンテ
トラカルボキシレート、4−メトクリロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン等を例示することがで
きる。
は、高温多湿条件下でのブリードアウトを十分抑制する
ために、混合物(A)の100質量部に対して0.01
質量部以上とされ、0.05質量部以上が好ましい。ま
た、光硬化性樹脂組成物の良好な硬化性を維持し、十分
な耐擦傷性を実現するために、3質量部以下とされ、
2.5質量部以下が好ましい。
1)は、分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイ
ルオキシ基を有する架橋反応性化合物であり、各(メ
タ)アクリロイルオキシ基を結合する残基が、炭化水素
またはその誘導体であり、その分子内にはエーテル結
合、チオエーテル結合、エステル結合、アミド結合、ウ
レタン結合等を含むことができる。なお、(メタ)アク
リとは、アクリ及び/又はメタクリを意味する。
の多価アルコールと、2モル以上の(メタ)アクリル酸
またはそれらの誘導体とから得られるエステル化物;多
価アルコールと多価カルボン酸またはそれの無水物と
(メタ)アクリル酸またはそれらの誘導体とから得られ
る、1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ
基を有する線状のエステル化物等を挙げることができ
る。
(メタ)アクリル酸とから得られるエステルの例として
は、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリエ
チレングリコールのジ(メタ)アクリレート;1,4−
ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジ
オールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタン
(メタ)アクリレート、ペンタグリセロールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、次
の一般式(3)
X6は少なくとも3個以上が(メタ)アクリロイル基
で、他はヒドロキシル基を表す。]で示される化合物、
例えばジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)ア
クリレート等を挙げることができる。
れの無水物と(メタ)アクリル酸とから得られる1分子
中に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する
線状のエステル化物において、多価アルコールと多価カ
ルボン酸またはそれの無水物と(メタ)アクリル酸の好
ましい組合わせとしては、マロン酸/トリメチロールエ
タン/(メタ)アクリル酸、マロン酸/トリメチロール
プロパン/(メタ)アクリル酸、マロン酸/グリセリン
/(メタ)アクリル酸、マロン酸/ペンタエリスリトー
ル/(メタ)アクリル酸、コハク酸/トリメチロールエ
タン/(メタ)アクリル酸、コハク酸/トリメチロール
プロパン/(メタ)アクリル酸、コハク酸/グリセリン
/(メタ)アクリル酸、コハク酸/ペンタエリスリトー
ル/(メタ)アクリル酸、アジピン酸/トリメチロール
エタン/(メタ)アクリル酸、アジピン酸/トリメチロ
ールプロパン/(メタ)アクリル酸、アジピン酸/グリ
セリン/(メタ)アクリル酸、アジピン酸/ペンタエリ
スリトール/(メタ)アクリル酸、グルタル酸/トリメ
チロールエタン/(メタ)アクリル酸、グルタル酸/ト
リメチロールプロパン/(メタ)アクリル酸、グルタル
酸/グリセリン/(メタ)アクリル酸、グルタル酸/ペ
ンタエリスリトール/(メタ)アクリル酸、セバシン酸
/トリメチロールエタン/(メタ)アクリル酸、セバシ
ン酸/トリメチロールプロパン/(メタ)アクリル酸、
セバシン酸/グリセリン/(メタ)アクリル酸、セバシ
ン酸/ペンタエリスリトール/(メタ)アクリル酸、フ
マル酸/トリメチロールエタン/(メタ)アクリル酸、
フマル酸/トリメチロールプロパン/(メタ)アクリル
酸、フマル酸/グリセリン/(メタ)アクリル酸、フマ
ル酸/ペンタエリスリトール/(メタ)アクリル酸、イ
タコン酸/トリメチロールエタン/(メタ)アクリル
酸、イタコン酸/トリメチロールプロパン/(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸/グリセリン/(メタ)アクリル
酸、イタコン酸/ペンタエリスリトール/(メタ)アク
リル酸、無水マレイン酸/トリメチロールエタン/(メ
タ)アクリル酸、無水マレイン酸/トリメチロールプロ
パン/(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸/グリセリ
ン/(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸/ペンタエリ
スリトール/(メタ)アクリル酸等を挙げることができ
る。
は、トリメチロールプロパントルイレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシ
レンジイソシアネート、4,4’ーメチレンビス(シク
ロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネ
ート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の
3量化により得られる以下一般式(4)で示されるポリ
イソシアネートと、
数1〜12の2価の炭化水素基を表す。)活性水素を有
するアクリルモノマー、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−ヒドロキシ(メタ)アクリルアミ
ド、1,2,3−プロパントリオール−1,3−ジ(メ
タ)アクリレート、3−アクリロイルオキシ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート等とを、イソシア
ネート1モル当たり3モル以上を反応させて得られるウ
レタン(メタ)アクリレート;トリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌル酸のジ(メタ)アクリレート、ト
リ(メタ)アクリレート等のポリ[(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル]イソシアヌレート;公知のエポキシポ
リアクリレート;公知のウレタンポリアクリレート等を
挙げることができる。
しては、塗膜の十分な耐擦傷性を実現するために、混合
物(A)の全体に対して30質量%以上とされる。
ては、通常公知の、分子内に1個のα,β−エチレン系
不飽和結合を有する単量体を挙げることができる。特
に、重合性化合物(a−1)と共重合体(B)との両者
に相溶性を有する化合物であって、分子内に極性基を有
する化合物が好ましい。
重合体(B)との種類および量によって適宜選択される
が、一般には、アクリル酸、メタクリル酸、及びそれら
のアミド、アミドのメチロール化物、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート等が好ましい。
は、塗膜の十分な耐擦傷性を実現するために、混合物
(A)の全体に対して70質量%以下とされる。
四級アンモニウムを有する化合物であり、例えばアミノ
基を有する(メタ)アクリレート類または(メタ)アク
リルアミド類等を四級化剤により四級化することにより
得られる。
の例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジヒドロキシエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート等を挙げることができる。
類の例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルア
ミド、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピル
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、ジヒドロキシエチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミド等を挙げることがで
きる。
−1)の中で、得られる共重合体(B)の高い耐加水分
解性が実現でき、四級アンモニウム塩のブリードアウト
がより抑制できる等の理由により、−Y−が−NH−で
ある化合物がより好ましい。
ルアミド類を四級化することにより得られる化合物が好
ましい。
ル硫酸、ジプロピル硫酸等のアルキル硫酸類、p−トル
エンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸メチル等の
スルホン酸エステル類、トリメチルホスファイト等のア
ルキルリン酸、アルキルベンジルクロライド、ベンジル
クロライド、アルキルクロライド、アルキルブロマイド
等の各種ハライドが用いられ、特にアルキル硫酸類、ス
ルホン酸エステル類が耐熱分解性の点より好ましい。
ニオン(X-)は、一般式R7SO3 -またはR7OSO3 -
(式中、R7は水素原子または炭素数1〜20の置換基
を含んでも良いアルキル基、アリール基もしくはアラル
キル基を表す)で示されるものが好ましい。
下の整数であるが、得られる共重合体(B)の高い耐加
水分解性が実現でき、四級アンモニウム塩のブリードア
ウトがより抑制できる等の理由により、2以上6以下が
好ましい。
能な1つの不飽和二重結合を有する化合物(b−2)と
しては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
等のメタクリル酸エステル類;メチルアクリレート、エ
チルアクリレート等のアクリル酸エステル類;アクリル
酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸類;無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸等の酸無水物;N−フェニルマレ
イミド等のマレイミド類;2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒ
ドロキシ基含有単量体;アクリルアミド、アクリロニト
リル等の窒素含有単量体;アリルグリシジルエーテル、
グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有単量体;
末端メタクリレートポリメチルメタクリレート、末端ス
チリルポリメチルメタクリレート、末端メタクリレート
ポリスチレン、末端メタクリレートポリエチレングリコ
ール、末端メタクリレートアクリロニトリルスチレン共
重合体等のマクロモノマー類等を例示することができ、
これらを2種以上混合して用いることもできる。
合を有する化合物(b−2)としては、得られる被膜の
特性のバランスの観点から、以下一般式(2)
R6は水素原子または炭素数1〜18の置換基を含んで
も良いアルキル基、アリール基もしくはアラルキル基、
Aは炭素数2〜4の置換基を含んでも良いアルキレン
基、nは0〜500の整数を表す。)で表される化合物
を使用することが好ましい。
で表される化合物を用いると、共重合体(B)と重合性
化合物(a−1)及び化合物(a−2)との相溶性が良
好となり、光硬化性樹脂組成物が均一に硬化できるため
好ましい。
表される化合物としては、ポリエチレングリコール
(4)モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(23)モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール(300)モノ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコール(23)モノ(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレングリコール(23)モノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコール(23)モノ(メ
タ)アクリレートモノメチルエ−テル、ポリエチレング
リコール(23)モノ(メタ)アクリレートモノブチル
エ−テル、ポリエチレングリコール(23)モノ(メ
タ)アクリレートモノステアリルエーテル、ポリエチレ
ングリコール(23)モノ(メタ)アクリレートモノフ
ェニルエーテル、ポリエチレングリコール(23)モノ
(メタ)アクリレートモノベンジルエーテル、ポリエチ
レングリコール(23)モノ(メタ)アクリレートモノ
オレイルエーテル等を例示することができる。なお、カ
ッコ内はポリアルキレングリコールユニットの数を表
す。
防止性を実現するために、共重合体(B)に対して20
質量%以上99質量%以下、好ましくは90質量%以下
とされる。一方、不飽和二重結合を有する化合物(b−
2)の含有量は、光硬化性樹脂組成物の均一性及び基材
合成樹脂との密着性の観点から、1質量%以上80質量
%以下、好ましくは10質量%以上とされる。
た化合物(b−1)及び(b−2)から、パーオキサイ
ド系やアゾビス系等の重合開始剤を用いて、メタノール
等の溶媒中での溶液重合法等により製造できる。
により、被膜に帯電防止性が付与される。その様な共重
合体(B)の添加量は、十分な帯電防止性を実現するた
めに、混合物(A)100質量部に対して0.5質量部
以上とされ、良好な耐擦傷性を実現するために、30質
量部以下とされる。
特に限定されないが、具体例としては、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチ
ルエーテル、アセトイン、ブチロイン、トルオイン、ベ
ンジル、ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、α,α−ジメ
トキシ−α−フェニルアセトフェノン、メチルフェニル
グリオキシレート、エチルフェニルグリオキシレート、
4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン等のカルボニル化合物;テトラメチルチウラムモ
ノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等の
硫黄化合物;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェ
ニルフォスフィンオキサイド、ベンゾイルジエトキシフ
ォスフィンオキサイド等を挙げることができる。
成物の十分な硬化性を実現するために、混合物(A)1
00質量部に対し、0.1質量部以上とされ、硬化後の
被膜の着色を抑制するために、10質量部以下とされ
る。なお、本発明においては、上記開始剤を単独で用い
るだけでなく、複数の開始剤を併用して用いてもよい。
従来から使用されている種々の添加剤を添加しても良
い。添加剤としては、界面活性剤、レベリング剤、染
料、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定剤、難燃
剤、可塑剤等を挙げることができる。
ードアウトが抑制され、帯電防止性および耐擦傷性を有
する積層体を得る方法としては、基材樹脂表面に、ロー
ラーコート法、バーコート法、噴霧コート法、エアーナ
イフコート法、ディッピング法等の方法で、本発明の光
硬化性樹脂組成物を塗布し、光で硬化する方法;ガラス
と基材樹脂との間に本発明の光硬化性樹脂組成物を挟込
んで光硬化し、基材樹脂表面に被膜を転写する方法;鋳
型表面に上記方法で光硬化性樹脂組成物を塗布し、光で
硬化した後、得られた被膜を内側として鋳型を作製し、
樹脂原料を注入して、重合硬化せしめ鋳型から剥離する
方法等を例示することができる。
れないが、好ましい例としては、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、塩ビ樹脂、ABS樹脂、スチレン樹脂
等を挙げることができる。
なる被膜の厚みは、十分な帯電防止性および耐擦傷性を
実現するために、0.5μm以上が好ましく、1μm以
上がより好ましい。また、被膜にクラックが発生した
り、積層体の切断時に被膜が欠ける等の不具合を抑制す
るために、100μm以下が好ましく、50μm以下が
より好ましい。
て、光硬化性樹脂組成物よりなる被膜の上に更に、反射
防止膜を設けることができる。また積層体の片面に本発
明の光硬化性樹脂組成物よりなる皮膜を設け、他方の片
面に反射防止膜、接着膜等の他の機能薄膜を設けること
もできる。
性、帯電防止性に優れ、ブリードアウトが抑制されてい
る。帯電防止性は、表面抵抗値および電荷半減期で評価
することができ、表面抵抗値は、1×1013Ω/□以下
が好ましく、5×1012Ω/□以下がより好ましく;電
荷半減期は、30秒以下が好ましく、10秒以下がより
好ましい。また、耐擦傷性は擦傷ヘーズで評価すること
ができ、擦傷ヘーズは10%以下が好ましく、5%以下
がより好ましい。また、本発明によれば、耐湿試験後に
よるブリードアウトを生じさせない様にすることができ
る。
ることにより得られる硬化被膜を、基材樹脂の少なくと
も一部の表面に有する積層体によれば、帯電防止性を有
するため埃が付着しにくく、耐擦傷性を有するため取り
扱い等によって傷が付きにくく、着色等もなく、透明性
は良好であり、四級アンモニウム塩のブリードアウトが
抑制されているため、良好外観を維持できる。
ー、グレージング材、車両用部材、ディスプレー材、照
明材、銘板等に使用できるが、特に、CRT、液晶テレ
ビ、プロジェクションテレビ等の各種ディスプレーの前
面板として好適に使用できる。
するが、本発明はこれら実施例によって制限されるもの
ではない。
市販の良好品を使用した。また、部は質量部を意味す
る。
測定方法としては、超絶縁抵抗計(TOA製、ULTR
A MEGOHMMETER MODEL SM−10
E)を使用し、測定温度23℃、測定湿度50%の条件
で印加電圧500Vで1分後の表面抵抗値(Ω/□)を
測定した。なお、測定用の試料としては、予め、23
℃、50%相対湿度で1日間調湿したものを用いた。
減期を測定した。測定方法としては、スタティックオネ
ストメーター(宍戸商会製)を使用し、印加電圧100
00V、試料回転速度1550rpm、印加時間30
秒、測定温度23℃、測定湿度50%の条件で測定し、
電圧印加時の試料電圧が印加電圧切断後、半分になるま
での時間を電荷半減時間(秒)とした。なお、測定用の
試料としては、予め、23℃、50%相対湿度で1日間
調湿したものを用いた。
後におけるヘーズの変化(擦傷ヘーズ)をもって評価し
た。即ち、#000のスチールウールを装着した直径2
5.4mmの円形パッドをサンプルの塗膜側表面上に置
き、9.8Nの荷重下で、20mmの距離を100回往
復擦傷し、擦傷前と擦傷後のヘーズ値の差を下式(1)
より求めた; [擦傷ヘーズ(%)] =[擦傷後のヘーズ(%)]−[擦傷前のヘーズ(%)] (1)。 なお、ヘーズは、日本電色製HAZE METER N
DH2000により測定した。
験により評価した。即ち、40℃、95RH%の条件下
に10日間サンプルを放置した後、被膜の外観を目視で
観察し、次の3段階で評価した; ◎:変化無し、 ○:僅かにブリード物が認められるが外観良好、 ×:ブリード物で外観低下。
ラス製フラスコに、ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド188部、メタノール228部を投入し、撹拌し
ながらジメチル硫酸136部、メタノール41.3部の
混合物を、内温が15℃以下となる様に滴下し、滴下終
了後30分間撹拌を続け四級アンモニウム塩基を有する
化合物溶液を得た。
メチルバレロニトリル)2.4部、n−オクチルメルカ
プタン2.4部、メタノール384部、ポリエチレング
リコール(23)モノメタクリレートモノメチルエーテ
ル(カッコ内はポリエチレングリコールユニットの数)
485部を加え、60℃で窒素雰囲気下に6時間重合さ
せ、50℃で3日真空乾燥し、帯電防止性を付与する共
重合体(B−1)を得た。
ラス製フラスコに、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト187部、メタノール220部を投入し、撹拌しなが
らジメチル硫酸126.2部、メタノール80部の混合
物を、内温が15℃以下となる様に滴下し、滴下終了後
30分間撹拌を続け、四級アンモニウム塩基を有する化
合物溶液を得た。
メチルバレロニトリル)2.4部、n−オクチルメルカ
プタン2.4部、メタノール483部、ポリエチレング
リコール(23)モノメタクリレートモノメチルエーテ
ル(カッコ内はポリエチレングリコ−ルユニットの数)
467部を加え、60℃で窒素雰囲気下に6時間重合さ
せた後、50℃で3日間真空乾燥し、帯電防止性を付与
する共重合体(B−2)を得た。
積層体1 化合物(a−1)として、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(商品名:KAYARAD DPHA、
日本化薬(株)製、以下DPHAとも記載する)50
部、および1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
(大阪有機化学(株)製、以下C6DAとも記載する)
40部の混合物と、化合物(a−2)として、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート(商品名:HEA、大阪有機
化学製、以下HEAとも記載する)10部と、共重合体
(B)として、共重合体(B−1)16部と、光重合開
始剤(C)として、ベンゾインエチルエーテル(商品
名:セイクオールBEE、精工社製社製、以下BEEと
も記載する)1.5部と、ヒンダードアミン系化合物
(D)として、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケート(商品名:サノールLS7
70、三共製、以下LS770とも記載する)0.3部
とを混合し、光硬化性樹脂組成物1を調製した。
に滴下し、その上に厚さ20μのポリエチレンテレフタ
レート製(以下、PETとも記載する)の2軸延伸フィ
ルム(ダイヤホイル社製)を配置し、JIS硬度40゜
のゴムロールにてしごき、光硬化性樹脂組成物層の厚み
を20μmに設定した。その後、出力40Wの蛍光紫外
線ランプ(東芝製、FL40BL)の下、10cmの位
置を、PETフィルム面を上にして、2m/分のスピー
ドで通過させ前硬化した後、PETフィルムを剥離し
た。次いで出力30W/cmの高圧水銀灯下20cmの
位置を、塗膜を上にして0.8m/分のスピードで通過
させ硬化させた。この様に処理した2枚のガラス板を硬
化被膜が内側になるように対向させ、周囲を軟質塩ビ製
のガスケットで封じ、注型重合用のセルを作製した。こ
のセルに、メタクリル酸メチル重合体20質量%とメタ
クリル酸メチル80質量%とからなるシラップ100質
量部と、アゾビスジメチルバレロニトリル0.05質量
部と、ジオクチルスルフォサクシネートのナトリウム塩
0.005質量部とからなる樹脂原料を注入し、対向す
るガラスの間隔を2mmに調整し、80℃の水浴中で1
時間、次いで、120℃の空気炉で1時間重合した。冷
却後ガラス板から樹脂板を剥離することにより表面に硬
化被膜を有するアクリル樹脂積層体1を得た。
優れており、その表面抵抗率値は1.0×1011Ω/
□、電荷半減時間は1秒、擦傷ヘーズは0.2%であっ
た。また耐湿試験後もアクリル樹脂積層体1の外観に変
化は無かった。評価結果を表1に示す。
り得られる被膜が形成された積層体においては、着色等
が抑制され、十分な帯電防止性、耐擦傷性および透明性
が実現され、四級アンモニウム塩のブリードアウトも抑
制されていることが分かった。
積層体2 化合物(a−1)として、DPHA50部と、C6DA
20部と、重量平均分子量約200のポリエチレングリ
コールのジアクリレート(商品名:NKエステルA20
0、新中村化学製、以下A200とも記載する)20部
とからなる混合物を使用し、ヒンダードアミン系化合物
(D)として4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン(商品名:サノールLS74
4、三共(株)製、以下LS744とも記載する)を用
いた以外は、光硬化性樹脂組成物1の場合と同様にして
光硬化性樹脂組成物2を調製し、アクリル樹脂積層体1
の場合と同様にアクリル樹脂積層体2を作製した。得ら
れたアクリル樹脂積層体2の評価結果を表1に示す。
積層体3 共重合体(B)として、共重合体(B−2)を用いた以
外は、光硬化性樹脂組成物2の場合と同様にして光硬化
性樹脂組成物3を調製し、アクリル樹脂積層体2の場合
と同様にアクリル樹脂積層体3を作製した。得られたア
クリル樹脂積層体3の評価結果を表1に示す。
1.5mmのアクリル樹脂板(三菱レイヨン製、アクリ
ライトL)とガラス板とで、光硬化性樹脂組成物1を挟
込むように重ね合わせた後、ゴムローラーでしごくこと
により、光硬化性樹脂組成物層の厚みを20μmに設定
した。この重ね合わせた状態で、ガラス面より遠赤外線
ヒーターで加熱し、ガラス表面温度を70℃まで昇温さ
せ、その状態で1分間保持した。次いで出力120W/
cmの高圧水銀灯の下20cmの位置を、ガラス面を上
にして2m/分のスピードで通過させ光硬化性樹脂組成
物1を硬化させた。硬化後ガラスからアクリル樹脂板を
剥離することにより、アクリル樹脂積層体4を得た。得
られたアクリル樹脂積層体4の評価結果を表1に示す。
積層体5 光重合開始剤(C)として、2,4,6−トリメチルベ
ンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(商品名:
LucirinTPO、BASF社製、以下TPOとも
記載する)2.8部と、ベンゾフェノン1部とを使用し
た以外は、光硬化性樹脂組成物1の場合と同様にして光
硬化性樹脂組成物4を調製した。
0μmのPETの2軸延伸フィルム(帝人(株)製)に
滴下した。次いで、厚さ2mmのポリカーボネート樹脂
板(三菱レイヨン製、ダイヤライト)に光硬化性樹脂組
成物4を樹脂板側として、JIS硬度40゜のゴムロー
ルでしごきながら、光硬化性樹脂組成物層4の厚みが1
0μmになるように貼り合わせた。その後、PETフィ
ルム面を上側とし、出力120W/cmの高圧水銀灯の
下20cmの位置を2.0m/分のスピードで通過させ
硬化させた後、PETフィルムを剥離することにより、
表面に被膜を有するポリカーボネート樹脂積層体5を得
た。得られたポリカーボネート樹脂積層体5の評価結果
を表1に示す。
2の場合と同様にして、積層体6を作製した。得られた
積層体6を評価した結果、表面抵抗値は1.0×1012
Ω/□、電荷半減時間は3秒、擦傷ヘーズは0.2%
で、耐湿試験の結果、被膜表面にブリードアウトによる
曇りが発生した。結果を表1に示す。
合と同様にして、積層体7を作製した。得られた積層体
7は、帯電防止性を示さなかった。評価結果を表1に示
す。
層体1の場合と同様にして、積層体8を作製した。得ら
れた積層体8の耐擦傷性は、不十分であった。評価結果
を表1に示す。
2)としてHEA75部を使用する以外は、積層体1の
場合と同様にして、積層体9を作製した。得られた積層
体9の耐擦傷性は、不十分であった。評価結果を表1に
示す。
ル樹脂板(商標;アクリライトL)の評価を行った。表
1に示した評価結果より明らかな通り、帯電防止性およ
び耐擦傷性が、不十分であった。
上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する重合性化合
物(a−1)及びα、β−エチレン系不飽和結合を有す
る化合物(a−2)からなる混合物(A)と、所定の四
級アンモニウム塩基を有する化合物(b−1)及び不飽
和二重結合を有する化合物(b−2)を重合して得られ
る共重合体(B)と、光重合開始剤(C)と、ヒンダー
ドアミン系化合物(D)とを、所定の質量比で含有して
いるため、この光硬化性樹脂組成物を光硬化して得られ
る被膜を有する積層体は、十分な帯電防止性を示すとと
もに、耐擦傷性および透明性にも優れ、四級アンモニウ
ム塩のブリードアウトが抑制される。
Claims (7)
- 【請求項1】 分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する重合性化合物(a−1)30
〜100質量%と、分子中に1個のα、β−エチレン系
不飽和結合を有する化合物(a−2)0〜70質量%と
からなる混合物(A)100質量部と、下記一般式
(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2〜R4は炭
素数1〜9の置換基を含んでも良いアルキル基、mは1
〜10の整数、X-は四級化剤のアニオン、Yは酸素原
子またはNHを表す。)で表される化合物(b−1)2
0〜99質量%と、該化合物(b−1)と共重合可能な
1つの不飽和二重結合を有する化合物(b−2)1〜8
0質量%とを重合して得られる共重合体(B)0.5〜
30質量部と、光重合開始剤(C)0.1〜10質量部
と、ヒンダードアミン系化合物(D)0.01〜3質量
部と、を含んでなることを特徴とする光硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項2】 化合物(b−2)は、下記一般式(2)
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
の光硬化性樹脂組成物。 【化2】 (式中、R5は水素原子またはメチル基、R6は水素原子
または炭素数1〜18の置換基を含んでも良いアルキル
基、アリール基もしくはアラルキル基、Aは炭素数2〜
4の置換基を含んでも良いアルキレン基、nは0〜50
0の整数を表す。) - 【請求項3】 四級化剤のアニオン(X-)は、一般式
R7SO3 -またはR7OSO3 -(式中、R7は水素原子ま
たは炭素数1〜20の置換基を含んでも良いアルキル
基、アリール基もしくはアラルキル基を表す。)である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の光硬化性樹脂組
成物。 - 【請求項4】 一般式(1)において、YはNHである
ことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の光硬
化性樹脂組成物。 - 【請求項5】 ヒンダードアミン系化合物(D)は、2
及び6位の炭素上の全ての水素がメチル基で置換されて
いるピペリジン骨格を、分子内に有することを特徴とす
る請求項1乃至4いずれかに記載の光硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項6】 基材樹脂の少なくとも一部の表面に請求
項1乃至5いずれかに記載の光硬化性樹脂組成物の硬化
被膜を有することを特徴とする積層体。 - 【請求項7】 請求項6に記載の積層体からなることを
特徴とするディスプレー前面板。
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