JP2010077282A - 硬化性組成物、積層樹脂板及びその製造方法、並びにディスプレイ前面板 - Google Patents

硬化性組成物、積層樹脂板及びその製造方法、並びにディスプレイ前面板 Download PDF

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Abstract

【課題】透明性、耐擦傷性、防汚性、及び摩擦耐久性に優れた硬化皮膜を形成することができる活性エネルギー線硬化性組成物、該硬化皮膜を有する積層樹脂板及びその製造方法、並びにディスプレー前面板を提供する。
【解決手段】
(メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)と(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)を含む混合物(A)100質量部に対して、炭素数が10から19である直鎖型または分岐型アルキル基を有し、(メタ)アクリロイル基を1個有する特定の化合物(B)を5〜20質量部を含む活性エネルギー線硬化性組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレー前面板などの用途に好適な、透明性、耐擦傷性、防汚性、摩擦耐久性に優れた硬化皮膜を形成可能な硬化性組成物及び前記硬化皮膜を有する積層樹脂板に関する。
従来、CRT表示装置、液晶テレビ、携帯電話等の各種ディスプレーの光学部材の表面を保護するために、光学部材の前面にディスプレー前面板として透明性を有する樹脂板が使用されている。しかしながら、透明性を有する樹脂板はガラスと比較して柔らかいため、引掻きなどによる傷が発生し易い。耐擦傷性を向上する方法としては、多官能(メタ)アクリレートなどの多官能性単量体を用いて得られる架橋被膜を基材表面に形成する方法が知られている。しかし、従来の架橋被膜は、指紋、皮脂、汗、化粧品などの汚れが付着した際、汚れが目立ちやすく、また汚れの除去が困難であった。したがって、樹脂板の性能として耐擦傷性に加えて、防汚性が必要になってきている。
耐擦傷性、防汚性を向上させる手法として、例えば、シリカ等の無機微粒子を含有する硬化被膜上にフッ素系シランカップリング剤を用いて防汚層を設ける手法がある(特許文献1参照)。また、フッ素系のアクリレートを含む組成物を用いる手法が開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1、2の撥油性のフッ素を含む皮膜は、指紋や皮脂の拭き取り性は向上するものの、指紋や皮脂の主成分である脂質を完全にはじくことができず、付着跡が目立ちやすく視認性を著しく損ねることがある。また、付着した汚れを除去するために、布などで皮膜を空拭きすると防汚性能が徐々に劣化していく、即ち、摩擦耐久性能が不十分である問題がある。
一方、皮膜を親油化することにより汚れを目立ちにくくする手法として、親油性基を有し、かつ親油性基が基材の外方に配向し、分子の一部が基材に化学結合した分子の集合郡からなる皮膜を形成する手法が開示されている(特許文献3参照)。
特許文献3の皮膜は、指紋や皮脂の主成分である脂質との親和性が向上するために、指紋や皮脂の付着跡が目立ちにくくなる傾向があるが、化粧品の付着による汚れは依然として目立ちやすい。また、耐擦傷性が不十分であるために、拭き取りの際に傷が発生し易いという問題がある。
特開2002−190136号公報 特開2004−035845号公報 特開2001−353808号公報
本発明は、前記従来技術の問題点を解消することを目的とするものであり、透明性、耐擦傷性、防汚性、及び摩擦耐久性に優れた硬化皮膜を形成することができる活性エネルギー線硬化性組成物、該硬化皮膜を有する積層樹脂板及びその製造方法、並びにディスプレー前面板を提供するものである。
本発明は、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)と(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)を含む混合物(A)100質量部に対して、下記一般式(I)で示される化合物(B)を5〜20質量部含む活性エネルギー線硬化性組成物である。
Figure 2010077282
・・・(I)
(式中、RはHまたはCHを表し、Xは炭素数が10から19である直鎖型または分岐型アルキル基を表す。)
前記混合物(A)100質量部中、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)の含有量が65〜85質量部であり、(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)の含有量が15〜35質量部である前記活性エネルギー線硬化性組成物であることが好ましい。
また本発明は、前記活性エネルギー線硬化性組成物の硬化皮膜を有する積層樹脂板である。
前記積層樹脂板は、硬化皮膜のトリオレインに対する接触角が20°以下であり、かつ、スクアレンに対する接触角が15°以下であることが好ましい。
また本発明は、フィルムと樹脂板とを、前記活性エネルギー線硬化性組成物を介して積層し、活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化性組成物を硬化し、樹脂板とフィルムとの間に硬化被膜を形成し、フィルムを剥離する積層樹脂板の製造方法である。
さらに本発明は、前記積層樹脂板からなるディスプレー前面板である。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、透明性、耐擦傷性、防汚性、摩擦耐久性に優れた硬化皮膜を形成可能である。また、該硬化皮膜が形成された積層樹脂板は、指紋、皮脂の主成分である脂質との親和性が高いために、指紋や皮脂の付着跡が目立ちにくい。さらに、指紋、皮脂、汗、化粧品などの汚れ除去性にも優れ、拭き取りの際に傷が入りにくい十分な耐擦傷性を有するため、CRT、液晶テレビや携帯電話などの各種ディスプレー前面板として好適に用いることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を構成する各成分について説明する。
本発明において混合物(A)は、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)と(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)を含む。
(メタ)アクリレート化合物(a−1)は、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する。化合物(a−1)としては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス((メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート、カプロラクトン変性トリス((メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。これらの化合物は、1種又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートが、硬化性及び得られる硬化皮膜の耐擦傷性に優れるため好ましい。
なお、本発明において「(メタ)アクリロイル基」は「アクリロイル基又はメタクリロイル基」を、「(メタ)アクリレート」は「アクリレート又はメタクリレート」をそれぞれ意味する。
混合物(A)中の化合物(a−1)の好ましい含有量は、65〜85質量%であることが好ましい。該含有量は、70〜80質量%であることがより好ましい。化合物(a−1)の含有量が多すぎる場合は、組成物を硬化させる際の硬化収縮率が大きく、硬化皮膜にクラックが発生しやすくなる。また、該硬化皮膜を形成した積層樹脂板に反りが生じやすくなる。さらに硬化皮膜の樹脂板に対する密着性が低下しやすくなる。化合物(a−1)の含有量が少なすぎる場合は、硬化皮膜の耐擦傷性が低下する。
本発明における(メタ)アクリレート化合物(a−2)は、分子内に2個の(メタ)アクリロイル基を有する。化合物(a−2)としては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリエトキシジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。これらの化合物は、1種又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートが、硬化皮膜の樹脂板に対する密着性を向上させるため好ましい。
混合物(A)中の化合物(a−2)の好ましい含有量は、15〜35質量%であることが好ましい。該含有量は、20〜30質量%であることが好ましい。化合物(a−2)の含有量が、多すぎる場合は、硬化皮膜の耐擦傷性が低下する。また、化合物(a−2)の含有量が少なすぎる場合は、化合物(a−1)の含有量が相対的に増加するために、硬化皮膜にクラックが発生しやすくなり、さらに硬化皮膜の樹脂板に対する密着性が低下しやすくなる。
本発明において、前記一般式(I)で示される化合物(B)は、硬化皮膜の親油性を高め、指紋や皮脂の主成分である脂質との親和性を向上させるために必須な成分である。化合物(B)の直鎖型または分岐型アルキル基の炭素数が19以下の場合は、硬化皮膜の耐擦傷性が良好である。また、炭素数が10以上の場合は、指紋や皮脂の付着跡が目立ちにくくなる。
化合物(B)としては、例えば、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。これらの化合物は、1種又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
化合物(B)の含有量は、混合物(A)100質量部に対して、5〜20質量部である。化合物(B)の含有量が、7.5〜15質量部であることがより好ましい。化合物(B)の含有量が20質量部以下の場合は、耐擦傷性が良好である。また、化合物(B)の添加量が5質量部以上の場合は、指紋や皮脂の付着跡が目立ちにくくなる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、工業的に効率よく活性エネルギー線硬化させるために、光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤の具体例としては、ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、メチルオルソベンゾイルベンゾエート、4−フェニルベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;t−ブチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサントン類;ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン等のアセトフェノン類;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサイド類、メチルベンゾイルホルメート、1,7−ビスアクリジニルヘプタン、9−フェニルアクリジンなどが挙げられる。これらは1種を単独で、又は2種以上を併用して用いることが可能である。
光重合開始剤の好ましい含有量は、混合物(A)100質量部に対して、0.1〜10質量部であることが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、粘度を下げるため、あるいは硬化皮膜の樹脂板に対する密着性を向上させるために、必要に応じて有機溶剤を含有することができる。有機溶媒の具体例としては、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、1−メトキシ−2プロパノールなどの一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール(中でも2〜4価のアルコールが好ましい。)、酢酸エチル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトンなどのエステル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド類が挙げられる。
以上が本発明の硬化性組成物を構成する成分であるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、各種添加剤を用途に応じて適宜添加できる。添加剤としては、離型剤、滑剤、可塑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、難燃助剤、重合禁止剤、充填剤、顔料、染料、シランカップリング剤、レベリング剤、消泡剤、蛍光剤、連鎖移動剤などが挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、例えばエアーナイフコート法、フィルムカバー法、流延法、ローラーコート法、バーコート法、噴霧コート法、スピンコート法、フローコート法、カーテンコート法、ディッピング法など公知の塗装方法で塗装することができる。
本発明において、活性エネルギー線硬化性組成物は、活性エネルギー線により硬化される。活性エネルギー線としては、電子線、紫外線、可視光線等が使用可能であるが、装置コストや生産性の観点から紫外線を利用することが好ましい。光源としては、例えば、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、Arレーザー、He−Cdレーザー、固体レーザー、キセノンランプ、高周波誘導水銀ランプ及び太陽光が挙げられる。本発明の組成物を硬化させる際の活性エネルギー線の照射雰囲気は、空気下でもよいし、窒素下、アルゴン下等の不活性ガス中でもよい。
図1は、フィルムカバー法による塗装方法の概略図である。なお、本発明は図1の方法に限られるものではない。フィルム1の面上に活性エネルギー線硬化性組成物2を塗工する。次いで、搬送体3で搬送される樹脂板4と活性エネルギー線硬化性組成物を塗工したフィルム1の面が接触するようにプレスロール5で圧接して樹脂板4、活性エネルギー線硬化性組成物2、及びフィルム1が順次積層された積層体が形成される。この積層体に、フィルムを介して、活性エネルギー線照射装置6を用いて紫外線を照射し、活性エネルギー線硬化性組成物2を硬化させる。活性エネルギー線硬化性組成物2の硬化後、上記の積層体がガイドロール7を通過した後に、樹脂板4上に積層された硬化被膜8からフィルム1を剥離する。このようにして硬化被膜8が樹脂板4上に積層された積層樹脂板9が得られる。本発明においては、硬化被膜8の耐擦傷性を更に向上させる目的で、硬化被膜8が形成された積層樹脂板9にさらに活性エネルギー線を照射することができる。
活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させる際、前記フィルムカバー法のように該組成物と、硬化を阻害する空気(酸素)との接触を遮断することが好ましい。フィルムカバー法以外に、空気との接触を遮断する方法として鋳型と樹脂板でサンドイッチする方法、不活性ガス雰囲気とする方法等があるが、鋳型を用いた場合には、鋳型を損傷した場合の修理にコストがかかり、また不活性ガス雰囲気とするにもやはりコストを必要とする。従って前記フィルムカバー法がコスト的に有利である。
フィルムカバー法に用いられるフィルムは特に限定されないが、活性エネルギー線透過性及び耐溶剤性に優れ、酸素透過性の低いものが好ましい。フィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、「PETフィルム」という);ナイロンフィルム;ポリカーボネートフィルム;アクリル系フィルム;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系フィルム;ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース等のセルロース系フィルム及びポリ塩化ビニリデン系フィルムが挙げられる。フィルムの厚さとしては20〜200μmが好ましい。これらフィルムは必要に応じて、その表面に剥離層を設ける等の剥離処理を施してもよい。
本発明の硬化皮膜を有する積層樹脂板は、透明性、耐擦傷性、防汚性、摩擦耐久性に優れ、ディスプレー前面板などの用途に好適に用いることができる。ここで積層樹脂板としては、ポリオレフィン樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂などの樹脂成分を含む樹脂板に硬化皮膜を形成したものが好ましい。樹脂板の中では、透明性が良好であるメタクリル樹脂が好ましい。
本発明の硬化性組成物を硬化させて得られる硬化皮膜は、指紋や皮脂の主成分である脂質との親和性が高いものである。すなわち脂質の一種であるトリオレインや皮脂成分の一つであるスクアレンに対する接触角が小さい。前記硬化皮膜のトリオレインに対する接触角が20°以下であり、かつ、スクアレンに対する接触角が15°以下であることが好ましい。前記硬化皮膜のトリオレインに対する接触角が15°以下であり、かつ、スクアレンに対する接触角が10°以下であることがより好ましい。トリオレインに対する接触角、あるいはスクアレンに対する接触角が大きすぎる場合は、硬化皮膜の親油性が不十分となる。よって、指紋や皮脂の主成分である脂質との親和性が小さいために、指紋や皮脂の付着跡が目立ちやすくなる傾向がある。硬化皮膜に親油性を高めるためには、前記一般式(I)に示す炭素数が10から19である直鎖型または分岐型アルキル基を有し、前記混合物(A)100質量部に対して(メタ)アクリロイル基を1個有する(メタ)アクリレート化合物(B)を5〜20質量部含むことが必要である。
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、実施例の評価方法は下記の通りである。
(水に対する接触角)
硬化皮膜が形成された樹脂板の上に、23℃、相対湿度50%の環境下において、純水0.2μlを1滴で滴下し、携帯型接触角計「PG−X」(商品名、FIBRO syetem ab製)を用いて水と硬化皮膜面間の接触角を測定した。
(トリオレインに対する接触角)
純水の代わりにトリオレインを使用したこと以外は、水の接触角の評価と同様にして、トリオレインと硬化皮膜面間の接触角を測定した。
(スクアレンに対する接触角)
純水の代わりにスクアレンを使用したこと以外は、水の接触角の評価と同様にして、スクアレンと硬化皮膜面間の接触角を測定した。
(硬化皮膜外観)
硬化皮膜の表面を目視にて観察した。
「○」:外観欠陥なし
「×」:クラックなどの外観欠陥あり。
(ヘーズ)
「HAZE METER NDH2000」(商品名、日本電色製)を用いてJIS K7136に示される測定法に準拠して、ヘーズを測定した。
(耐擦傷性)
擦傷試験の前後における硬化被膜の表面のヘーズ値の変化の大きさを以下の方法により評価した。#000のスチールウール(日本スチールウール(株)製、商品名:「ボンスター No.001」)を装着した直径24mmの円形パッドを積層樹脂板の硬化被膜側の表面上に置き、2,000gの荷重下で、20mmの距離を100回往復させて擦傷した。擦傷前と擦傷後のヘーズ値の差Δヘーズ(%)を下記式より求め、耐擦傷性を評価した。
[耐擦傷性(Δヘーズ(%))]=[擦傷後のヘーズ値(%)]−[擦傷前のヘーズ値(%)]
(密着性)
得られた硬化皮膜へ、カッターナイフの刃で1mm間隔に縦横11本ずつの切り目を入れて100個の碁盤目を作り、「セロハンテープCT−24」(商品名、ニチバン(株)製)をよく密着させた後、45°手前方向に急激に剥がした時、硬化皮膜が剥離せずに残存した部分のマス目の数Nを求め、N/100で示した。
(指紋拭き取り性)
硬化皮膜に右手親指を3秒間押し当てて指紋を付着させた後、「キムタオル」(商品名、日本製紙クレシア(株)製)にて指紋を拭き取る際の指紋の拭き取れ具合を目視にて評価した。
「○」:拭き取り3回以内で完全に拭き取れる
「△」:拭き取り4回から5回以内で完全に拭き取れる
「×」:完全に拭き取るのに6回以上かかる、又は完全には拭き取れない。
(ファンデーション拭き取り性)
市販のファンデーションとして「ミッション リバイタライジングトリートメント」(商品名、エイボンプロダクツ(株)製)をスポンジに付着させ、それを硬化皮膜に押し当てることにより、前記ファンデーションを硬化皮膜上に塗布した後、「キムタオル」(商品名、日本製紙クレシア(株)製)にて拭き取る際のファンデーションの拭き取れ具合を目視にて評価した。
「○」:拭き取り5回以内で完全に拭き取れる
「△」:拭き取り6回から10回以内で完全に拭き取れる
「×」:完全に拭き取るのに11回以上かかる、又は完全には拭き取れない。
(指紋付着性官能試験)
積層樹脂板上の硬化皮膜に右手親指を5秒間押し付けて指紋を付着させ、厚さ2mmの両面ハードコート板であるメタクリル系樹脂板「アクリライトMR200」(商品名、三菱レイヨン(株)製、以下「MR200」と略す。)に同様の方法で付着させた指紋との比較により、その視認性について目視による官能試験を下記5段階にて行った。
5:指紋が全く見えない、4:MR200より指紋の一部が薄く見える、3:MR200とほぼ同レベルで見える、2:MR200より指紋が濃く見える、1:MR200より指紋が著しく目立つ。なお、本官能試験の被験者数は20人とし、20人の合計点数の平均点で、指紋の目立ちにくさの評価を行った。
[実施例1]
化合物(a−1):ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(商品名:「M400」、東亞合成(株)製)55質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(商品名:「M309」、東亞合成(株)製)22.5質量部
化合物(a−2):1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(商品名、大阪有機化学工業(株)製)(以下、「C6DA」という)22.5質量部
化合物(B):ラウリルアクリレート(商品名:「ライトアクリレートL−A」、共栄社化学(株)製)11質量部
光重合開始剤:ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキサイド(商品名:「ルシリンTPO」、BASFジャパン(株)製)2.2質量部を混合し、硬化性組樹脂成物を得た。
上記で調整した活性エネルギー線硬化性組成物を、厚さ2mmのメタクリル系樹脂板「アクリライトDX」(商品名、三菱レイヨン(株)製)の一方の面に滴下により塗布した。次いで、厚さ50μmのPETフィルム(「コスモシャインA4100」、東洋紡績(株)製)の非易接着面が塗布面に接触するように、活性エネルギー線硬化性組成物の塗付面上に被覆し、プレスロールの下を0.25m/分の速度で通過させて、得られる硬化被膜の膜厚が10μmになるように塗工した。次いで、メタクリル系樹脂板、活性エネルギー線硬化性組成物及びPETフィルムが積層された状態で1分間保持した。この後、得られた積層体を出力120W/cmのメタルハライドランプの下24cmの位置を0.25m/分の速度で通過させて活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させた。次いで、PETフィルムを前記の積層体から剥離し、硬化被膜が積層されたメタクリル系樹脂板を得た。尚、硬化被膜の膜厚は、メタクリル系樹脂積層板の断面の微分干渉顕微鏡写真を用いて測定した。
メタクリル系樹脂積層板のヘーズ値は0.1%であり、透明性に優れていた。更に、メタクリル系樹脂積層板は異物による外観欠陥も無く、良好な外観を有するものであった。メタクリル系樹脂積層板の水に対する接触角は77°、トリオレインに対する接触角は15°、スクアレンに対する接触角は10°であった。また、メタクリル系樹脂積層板の耐擦傷性は0.4%であり、防汚性、摩擦耐久性及び耐擦傷性に優れていた。評価結果を表1に示す。
[実施例2]
表1に示す組成で組成物を調製し、調整した硬化性組成物を、バーコーターを用いて厚さ2mmのメタクリル系樹脂板「アクリライトDX」(商品名、三菱レイヨン(株)製)の一方の面に塗布した。次いで、この樹脂板上の塗膜を、80℃の熱風乾燥炉で5分間乾燥し、出力120W/cmの高圧水銀灯の下20cmの位置を0.25m/minのスピードで通過させて硬化させ、膜厚10μmの硬化皮膜を得た。なお、硬化皮膜の膜厚は、得られた製品の断面の微分干渉顕微鏡写真から測定して求めた。良好な評価結果であった。評価結果を表1に示す。
[実施例3〜6、及び比較例1〜4]
表1に示す組成とする以外は実施例1と同様にして組成物を調製し、それを用いて実施例1と同様の方法で硬化皮膜を得た。実施例3〜6は良好な評価結果であった。比較例1は化合物(B)の含有量が少ないため、防汚性(指紋拭き取り性やファンデーション拭き取り性)が不良であった。比較例2は化合物(B)の含有量が多いため、耐擦傷性が不良であった。比較例3は化合物(B)のXの炭素数が多いため、耐擦傷性が不良であった。比較例4は化合物(B)のXの炭素数が少ないため、防汚性が不良であった。結果を表1に示す。
[比較例5]
表1に示す組成とする以外は実施例2と同様にして組成物を調製し、それを用いて実施例1と同様の方法で硬化皮膜を得た。結果を表1に示す。硬化皮膜のはっ水性が高いため、指紋付着性官能試験結果が不良であった。
[実施例7]
(ディスプレー前面板としての評価)
実施例1で作成した積層樹脂板を縦5.4cm、横3.8cmに切断し、携帯電話「ドコモL600i」(商品名、LGエレクトロニクス製)の前面板の上にゼリー状粘着剤「クリアミュージアム・ジェル」(商品名、アメリカ・トレブコ社製)を介して貼り合せた。実施例1で作成した積層樹脂板を貼り合せたディスプレー前面板は、付着した指紋が目立ちにくく、容易に拭取ることができた。
[比較例6]
比較例4で作製した積層樹脂板を用いた以外は、実施例7と同様の方法で携帯電話前面板の上に貼り合せた。比較例4で作製した積層樹脂板を貼り合せたディスプレー前面板は、付着した指紋が目立ち、容易に拭取ることができなかった。
なお、表中の略号は下記の通りである。
「M400」:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(商品名、東亜合成(株)製)
「M408」:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート(商品名、東亜合成(株)製)
「M305」:ペンタエリスリトールトリアクリレート(商品名、東亜合成(株)製)
「M309」:トリメチロールプロパントリアクリレート(商品名、東亜合成(株)製)
「C6DA」:(商品名:「1,6−ヘキサンジオールジアクリレート」、大阪有機化学工業(株)製)
「NPGDA」:ネオペンチルグリコールジアクリレート(商品名:「KAYARAD NPGDA」、日本化薬(株)製)
「ラウリルアクリレート」:(商品名:「ライトアクリレートL−A」、共栄社化学(株)製、炭素数X=12)
「イソステアリルアクリレート」:(商品名:「NKエステルS−1800A」、新中村化学工業(株)製、炭素数X=18)
「イソミリスチルアクリレート」:(商品名:「ライトアクリレートIM−A」、共栄社化学(株)製、炭素数X=14)
「ルシリンTPO」:ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキサイド(商品名、BASFジャパン(株)製)
「IRGACURE184」:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名、チバスペシャリティーケミカルズ(株)製)
「ベヘニルアクリレート」:(商品名:「ブレンマーVA」、日油(株)製、炭素数X=22)
「イソアミルアクリレート」:(商品名:「ライトアクリレートIALA」、共栄社化学(株)製、炭素数X=5)
「オプツールDAC」:フッ素化合物20質量%、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール80質量%の混合物(商品名、ダイキン工業(株)製)
Figure 2010077282
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させて得られる硬化皮膜が形成された積層樹脂板は、各種ディスプレー面板等に好適である。
フィルムカバー法による塗装方法の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 フィルム
2 活性エネルギー線硬化性組成物
3 搬送体
4 樹脂板
5 プレスロール
6 活性エネルギー線照射装置
7 ガイドロール
8 硬化皮膜
9 積層樹脂板

Claims (6)

  1. (メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)と(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)を含む混合物(A)100質量部に対して、下記一般式(I)で示される化合物(B)を5〜20質量部含む活性エネルギー線硬化性組成物。
    Figure 2010077282
    ・・・(I)
    (式中、RはHまたはCHを表し、Xは炭素数が10から19である直鎖型または分岐型アルキル基を表す。)
  2. 混合物(A)100質量部中、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する(メタ)アクリレート化合物(a−1)の含有量が65〜85質量部であり、(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリレート化合物(a−2)の含有量が15〜35質量部である請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  3. 請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化皮膜を有する積層樹脂板。
  4. 硬化皮膜のトリオレインに対する接触角が20°以下であり、かつ、スクアレンに対する接触角が15°以下である請求項3記載の積層樹脂板。
  5. フィルムと樹脂板とを、請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化性組成物を介して積層し、活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させ、樹脂板とフィルムとの間に硬化被膜を形成させ、フィルムを剥離する積層樹脂板の製造方法。
  6. 請求項3または4に記載の積層樹脂板からなるディスプレー前面板。
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