JP2001322928A - 歯牙又は歯茎用貼付剤 - Google Patents
歯牙又は歯茎用貼付剤Info
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Abstract
ト状貼付剤1において、この貼付剤の少なくとも一端縁
部の一部又は全部に歯と歯茎との境界ライン13に相当
する凸凹部2を形成したことを特徴とする歯牙又は歯茎
用貼付剤。 【効果】 本発明の歯牙又は歯茎用貼付剤は、目的とす
る部位以外への膏体の染み出しがなく、長時間快適かつ
効果的に薬剤を適用することができる。
Description
付する口腔用の貼付剤に関する。
り、口腔疾患の予防、治療および口腔内の汚れ、臭い除
去を目的とした様々な商品が提案され、市販されてい
る。主たる口腔疾患には、う蝕、歯肉炎や歯槽膿漏等の
歯周組織疾患、口内炎等の口腔粘膜疾患、象牙質の露呈
による知覚過敏などが挙げられ、又汚れや臭いの元とし
ては、食物残査、タバコヤニ、歯垢、歯石、舌苔、細
菌、特定の薬剤物質などが挙げられる。そして、これら
の予防、治療あるいは原因物質を除去する商品として、
歯磨剤、洗口液、口腔用スプレー、歯刷子、歯間清掃用
具等の口腔衛生用品、または歯磨きガム、虫歯予防タブ
レット、口臭予防カプセルといった食品などが市販され
ている。
学的又は生物学的に疾患や汚れ、臭いの原因物質を分
解、殺菌、除去したり、炎症や出血を抑えたり、生体の
組織回復力を促す成分として、各種の薬用成分、あるい
は界面活性剤や溶剤、消臭・芳香剤などの成分が含まれ
ている。例えば、歯牙に対しては、過酸化物による漂白
や、キレート剤、ポリエチレングリコールによる茶渋・
タバコヤニなどの着色汚れ除去、あるいはフッ素化合物
を使った歯質耐酸性強化、再石灰化などが挙げられ、歯
茎に対しては、ビタミン類およびその誘導体等による歯
周組織賦活や病理耐性強化、抗プラスミン剤等による止
血、抗炎症剤による発赤、腫瘍の抑制、殺菌剤等による
歯周病菌の除去などを目的とする。
対象となる口中の汚れや組織に長時間適用させること
で、その効果を飛躍的に高めることが多い。
き、洗口、飲食などのごく短時間しか口腔内に滞まらな
い用法で使われることが多い上、使用中に唾液で希釈さ
れる場合が多く、化学的又は生物学的に有効性を高める
ために、唾液の希釈を受けることなく長時間口腔に滞ま
り、効果を発揮する剤型および用法が望まれてきた。
クルや特定の水溶性高分子を併用して成分そのものの浸
透性、付着性を高める方法があり、水溶性または非水溶
性の軟膏や塗布剤なども市販されている。さらに、唾液
の希釈を受けることなく、薬剤を長時間強制的に保持さ
せる製品として、薬剤をマウスピースや歯科用トレーな
どの用具と併用して歯列に固定する方法や、貼付剤など
の形態が提案されている。
科用トレー用具では、下記のものが提案されている。 特開平6−217996:歯磨剤と併用する、自分で加
熱成型する歯牙用トレー 米国特許5575654:歯列にフィットして長時間製
剤を保持できる、ノンポーラスの樹脂製歯列弓状トレー
る形態としては、下記のものが提案されている。 特開昭63−54318:「ポリカルボン酸+酢ビ重合
体」粘着層+フィルム状支持体からなる、口腔粘膜・歯
牙貼付剤 米国特許3688406:通電でイオンを発生させう蝕
抑制成分の働きを高める、歯列に沿ったU字型薄膜 米国特許4741700:歯牙貼付型口中清涼剤 米国特許4900552:口腔粘膜貼付用薬剤含浸3層
フィルム 米国特許5166233:酢ビポリマー+アクリル酸ポ
リマー+セルロース誘導体の粘着層をもつ水不溶・膨潤
性のフィルム状口腔粘膜貼付剤 米国特許5380198:歯牙に巻きつけて固定するバ
ンド 英国特許2108841:非粘着水溶性層+粘着層から
なる、薬剤徐放性口腔粘膜貼付用ストリップ剤
応えるべく、過酸化物等の漂白成分や歯の汚れ除去成分
を、マウスピースや水不溶性支持体フィルムなどと併用
して歯牙に貼付又は適用させる製品形態が下記のように
数多く提案されている。 特開平10−17448:コウジ酸配合歯牙美白用貼付
剤 WO9725968 :過酸化物配合歯牙美白用フィ
ルム製剤 WO9855044、米国特許5879691、米国特
許5891453、米国特許5989569 :過酸化
物などの美白用製剤を、歯面にフィットする薄く柔軟な
フィルム支持体に保持させた、歯牙漂白用貼付剤 米国特許5098303、5234342、54096
31:デンタルトレー(個人別専用トレー)と漂白剤配
合高粘度製剤を併用した、歯の美白方法 米国特許5326685、WO9516488:様々な
流体製剤を歯牙又は粘膜表面に適用させる用具 通常、歯科医療で行われる歯牙漂白は、歯科医が始めに
個々の歯列形態に合わせた専用の歯科用トレーを作製し
た後に、高粘度の過酸化物製剤をこの中に流し込み装着
する方法がとられており、この場合、米国特許第509
8303号、第5234342号、第5409631号
公報に開示されるとおり、歯牙の形状に沿った形にトレ
ーが作製されることが望ましい。
レーを製作するため汎用性がなく、工業生産はできな
い。さらに、予め製剤をトレーと一体化することは製法
上難しく、使用時にトレーからはみ出さない適量の製剤
をトレーに装着する必要があるため、家庭で使うには操
作が煩雑である。また、これらのトレーは、上下顎いず
れか全ての歯牙を被覆する用法が多く、スポット的な部
位への適用には不向きである。しかも、トレー自身の大
きさゆえ、装着中の違和感が大きく、特に上顎に使用す
る場合には、着用中歯を噛み合わせ続ける必要のある場
合があり、苦痛を伴うため、長時間の適用はきわめて難
しい。
薬剤層を設け、歯牙や歯茎に貼付するようにした貼付剤
は、特にホームケア用製剤として手軽に使用し得るもの
であるが、従来の貼付剤は、その形状が単純な長方形、
円形、楕円形もしくはそれに準じた形状のため、対象と
なる部位に貼る時に、一部の対象外の領域まで貼ってし
まうことが多い。さらに、歯や歯茎の形状は凸凹が多い
ため、長時間の貼付中には、貼付対象部位と周辺組織と
の境界の隙間から、次第に製剤が溶出あるいは放出さ
れ、周辺に広がってしまうことが多い。例えば、歯牙に
貼った場合でも、隣接する歯肉、粘膜まで製剤が流出
し、不快な違和感を伴ったり、溶け出した製剤の刺激で
多量に誘発された唾液により、貼付剤の粘着性が著しく
低下し、結果的に長時間の着用が困難な場合が多く、よ
り着用時に違和感のない形状が望まれてきた。
の持つ不具合点を解消し、簡便性、適用部位の自由度、
噛み合わせ不要、違和感のなさに優れ、長時間快適に着
用できて、薬剤を効果的に適用することができる歯牙又
は歯茎用貼付剤を提供することを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、貼付剤の少なくとも1辺の形状を歯と歯茎の境目
の曲線(以後、これをガムラインと称する)に合わせた
形にすることで、歯牙もしくは歯茎に貼付した場合に、
目的とする部位以外への製剤の染み出しがなく、長時間
快適かつ効果的に薬剤を適用できることを見出し、本発
明をなすに至った。
れるシート状貼付剤において、この貼付剤の少なくとも
一端縁部の一部又は全部に歯と歯茎との境界ラインに相
当する凸凹部を形成したことを特徴とする歯牙又は歯茎
用貼付剤を提供する。
用感に優れ、長時間の適用が可能なものであり、本貼付
剤の歯牙又は歯茎と接触する面に、所用の薬剤を塗布、
噴霧、吸着、浸漬などの方法で定着させ、口腔に着用す
ることで、高い歯牙美白効果、ステイン除去効果、抗う
蝕効果、フッ素吸収効果、歯肉炎及び歯槽膿漏、口内炎
等の口腔疾患予防、治療効果又は歯牙、歯茎等に付着し
た汚れ除去効果、口臭除去効果を発揮することのできる
ものである。
本発明の歯牙又は歯茎への貼付剤は、少なくともその一
辺(一端縁部)の一部又は全部に歯と歯茎との境界ライ
ン(ガムライン)に相当する凸凹部を形成したものであ
る。図1、2はこれを示すもので、図1は歯牙用貼付
剤、図2は歯茎用貼付剤であり、シート状の貼付剤1の
歯牙と歯茎との境界部となる一端縁部に、ガムラインに
相当する凸凹部2を設けたものである。
ムラインに相当する凸凹部が設けられていればよく、全
体平面形状としては正方形、長方形、円形、楕円形など
を挙げることができるが、これに制限されるものではな
い。
部)に施される、ガムラインに相当する凸凹部の形状と
しては、図1及び図2に示す曲率半径R1、R2の長さ
が0〜100mm、特に0.1〜30mmがよく、凸凹
部の幅L1,L2は3〜30mm、好ましくは3〜20
mm、特に3〜10mmがよい。また、凸部の最大高さ
H1または凹部の最大深さH2は0.5〜20mm、好
ましくは1〜15mm、特に2〜10mmがよい。な
お、凸凹部の形状は直線、曲線から構成される半円形
状、多角形状などのいずれでもよい。
L1が30mmより広い場合、H1、H2が20mmよ
り高い場合には、歯牙または歯茎への密着が不十分とな
り、隙間から染み出す製剤による違和感で長時間の貼付
ができない場合がある。
に相当する凸凹の数は、貼付する歯牙または歯茎の凸凹
の数と必ずしも同一である必要はなく、さらに個々の凸
凹の形状、大きさも同一でも異なっていてもよい。
ートの少なくとも1辺に施されることで効果を発揮する
が、2辺以上の複数部位に施してもよい。とくに歯牙に
適用する場合、シートを折り返して歯の裏面まで貼付す
ることも可能であるが、この場合、対辺に相当する2辺
にガムライン状の凸凹を施すことで、唇側、舌側のいず
れからの製剤の溶出を防ぐことができる。
折り返して歯に使う用法まで考慮すると、最大幅が3〜
120mm、最大高さは3〜30mmがよく、特に本貼
付剤の主な貼付部位が前歯又は前歯部に相当する歯茎を
中心とする歯牙1〜10本分の部分的貼付に適している
ことを考慮すると、最大幅5〜80mm、高さ5〜30
mmが好適である。
貼付する歯牙又は歯茎の本数、面積にかかわらず効果を
有するものであるが、特に2歯以上の複数の歯牙又はこ
れに相当する部位の歯茎を貼付対象とするサイズ、形状
において、よりその効果を発揮することができる。
円形、楕円形以外の特殊な形を有する貼付剤は、米国特
許第5326685号公報で具体的に提案されている。
また、英国特許第2108841号公報では、歯茎表面
にフィットする内側に窪んだ形状のシート製剤が請求項
に記載されている。しかし、上記の形状は明らかにガム
ラインとは異なる形状であり、後者においてはその具体
的な形状、仕様が開示されておらず、本発明とは異なる
ものである。
場合、図3に示したように、上記凸凹部2が、歯牙11
と歯茎12との境界ライン(ガムライン)13と一致す
るよに貼付、適用するものであり、この場合、適用すべ
き歯牙、歯茎部位、ガムライン形状等に応じ、例えば図
4〜32に示す形態に形成し得る。
図4〜6はそれぞれ1歯用のもので、凸部2a形状に違
いがあるものである。図7は2歯用のもので、凸部2a
を互いに対向する2辺に設けたもの、図8、9は4歯用
で、図8は両側の2歯貼付部分に凸部2a,2aを形成
し、これら両側の2歯貼付部分に挟まれる2歯貼付部分
には凸部は設けず、上記両凸部2a,2a間に隙間3を
存在するようにしたもの、図9は各4歯貼付部分にそれ
ぞれ凸部2aを形成すると共に、歯のライン4を設けた
ものである。なお、歯のラインは、貼付時に貼りズレを
起こさなくするために、貼付部位の目安として設けるも
のである。この場合、歯のラインは、印字、折り目、切
れ線(点線)などによって形成することができる。図1
0〜12は6歯用であり、図10は2歯で1つの凸部2
aを設けたもの、図11、12は幅の異なる凸部2aで
構成したものであり、この場合、図11は両側がそれぞ
れ2歯で1つの凸部を形成し、図12は歯のライン4を
設けたものである。また、図13は3歯用であり、各歯
牙に対応する凸部2aの形状が互いに異なるものであ
り、図14は8歯用で、凸部2aを互いに対向する2辺
に設けたものであり、図15は10歯用で、凸部2aの
先端部が直線状に形成されたものである。更に、図16
は4歯用、図17は3歯用で、これらの貼付剤は、中央
部に設けた折目部5において折り返し、歯牙の表裏両面
に貼付するものである。なお、図17の凸部2aは、2
個の凸部が1歯分を構成するものである。
り、図18〜21はそれぞれ凹部2b形状の異なる1歯
用の貼付剤、図22は1辺に凹部2bを、これに対向す
る他辺に凸部2aを設けた2歯用の貼付剤を示す。図2
3及び図24は4歯用で、両側にそれぞれ凹部2b,2
bを設けると共に、図23はこれらの凹部2b,2b間
に、凹部2b,2bの基端突出部間に隙間3を設けたも
の、図24は歯茎の貼付目安線14を設けたものであ
る。この貼付目安線は、上記歯のラインと同様に貼付位
置の目安とするために設けたもので、歯と歯の境界線
(歯のライン)を歯茎までそのまま引き下ろした線であ
る。その形成方法は、上記歯のラインで説明した場合と
同様である。図25〜27は6歯用で、図25は歯牙2
本分に対応する歯茎貼付部分に1つの凹部2bを設けた
もの、図26、27は幅の異なる凹部2bで構成したも
ので、この場合、図26は両側の歯茎貼付部分は、歯牙
2本分に対応して1つの凹部2bを設けたもの、図27
は歯茎の貼付目安線14を設けたものである。図28は
3歯用で、互いに形状の異なる凹部2bで構成したも
の、図29は7歯用で、互いに対向する両辺にそれぞれ
凹部2bを設けたもの、図30は6歯用で、凹部2bが
半円形状の曲線状に形成されたもの、図31、32はそ
れぞれ凹部2bの先部(底部)が直線状に形成されたも
ので、図31は10歯用、図32は4歯用である。
の支持体に、唾液又は水分で溶出する有効成分を含む膏
体(薬剤)を、配合、塗布、含浸、吸着、噴霧等の方法
で定着することで構成される。この場合、膏体と支持体
は予め一体化された形態でも、使用時に膏体を支持体に
定着させる形態でもよい。
位にしっかり固定させ、唾液の浸入や膏体の溶出を防ぐ
のに重要な基材である。材質的には口腔内に適用可能な
安全性に優れた素材であれば特に制限されるものではな
いが、ヒドロキシエチルセルロースやヒドロキシプロピ
ルセルロース等のセルロース及びその誘導体、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、酢酸ビニル樹
脂、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリビニルアルコール、アセテート、ナイロ
ン、レーヨン等の合成樹脂、又は紙、パルプ、絹、コッ
トン等の天然繊維からなるフィルム、織布及び不織布、
又は金、白金、銀、パラジウム、チタン、ニッケル、ク
ロム、コバルト、銅、アルミニウム、鉄などの1種又は
2種以上の金属からなる金属箔などが挙げられる。これ
らの素材は、1種又は2種以上を組み合わせて使うこと
ができる。
素材として、薄いプラスチックのフィルム、又は合成、
天然繊維で構成される織布、不織布が好適である。
内装着時の風合いの良さから、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、コット
ン、パルプ、紙、絹の1種又は2種以上から成る材質の
ものが特に好ましく、目付け10〜300g/m2のも
のが好適に使用される。
リエステル等の水不透過性フィルムを、織布又は不織布
の片面、両面、あるいは2枚の織布又は不織布の間に貼
り合わせる事で、膏体が支持体に過剰に吸着したり、不
織布等を透過して口腔内に溶出したり、逆に唾液が不織
布等を透過して膏体に浸入するのを防ぐこともできる。
例えば、平面構造、エンボス加工、凸凹形状、パイル形
状等が挙げられ、エンボス加工、凸凹形状、パイル形状
などの突起物がシート表面に存在しても良い。この突起
物の高さは、突起物の材質やシートの厚みにより、最適
化されるが、好ましくは0.05〜1mmであり、特に
好ましくは0.1〜0.5mmである。
又は歯茎へのフィット性に優れ、口腔内で違和感がない
厚みが好ましく、支持体と膏体を含む貼付剤全体の厚み
が0.01〜5mmの範囲が望ましい。
は、支持体に固定できる口腔用組成物であれば特に制限
されない。例えば、歯牙への貼付を目的とする場合に
は、う蝕や知覚過敏の予防、治療、あるいは食物残査、
タバコヤニ、歯垢、歯石、細菌、特定の薬剤物質などに
代表される汚れや臭い物質の分解、殺菌、除菌、除去な
どが用途として挙げられる。
ては、フッ化ナトリウム、アルカリ金属モノフルオロフ
ォスフェート、フッ化錫などのフッ素化合物、デキスト
ラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロ
テアーゼなどの酵素、キシリトール、リン酸、Caイオ
ン溶出物などの再石灰化促進成分、過酸化水素、過酸化
尿素、過酸化カルシウム、過硫酸カリウム、過ホウ酸ナ
トリウムなどの過酸化物、ピロリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムなどの縮
合リン酸塩、EDTA、EHDP、フィチン酸などのキ
レート剤、アスコルビン酸などの還元剤、クエン酸、マ
ロン酸、リンゴ酸、コハク酸、コウジ酸などの有機酸、
ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、エタ
ノール、シトラールやベンズアルデヒド、シンナミック
アルデヒド、オクタノール、サリチル酸メチル、カルボ
ンなど特定のタバコヤニ溶解香料などの溶剤、クロルヘ
キシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼト
ニウム、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、イソプ
ロピルメチルフェノールなどの殺菌剤・抗菌剤、ローズ
マリー、チョウジ、セージ、タイム、オウゴンなどの生
薬抽出物、グルコン酸銅などが挙げられる。
は、歯肉炎や歯槽膿漏の歯周組織疾患、口内炎等の口腔
粘膜疾患の予防、治療、あるいは歯牙と同様に歯茎に付
着する食物残査、タバコヤニ、歯垢、歯石、細菌、特定
の薬剤物質などに代表される汚れや臭い物質の分解、殺
菌、除菌、除去などが用途として挙げられる。
ては、トラネキサム酸、εアミノカプロン酸、アズレ
ン、アラントイン、ジヒドロコレスタノール、グリチル
リチン塩類、グリチルレチン酸、ビサボロール、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、オウバクエキス、ビタミンA
・B2・B6・C・D・Eおよびその誘導体、デキスト
ラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロ
テアーゼなどの酵素、EDTA、EHDP、フィチン酸
などのキレート剤、アスコルビン酸などの還元剤、クエ
ン酸、マロン酸、リンゴ酸、コハク酸、コウジ酸などの
有機酸、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、トリ
クロサン、イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌剤
・抗菌剤、ローズマリー、チョウジ、セージ、タイム、
オウゴンなどの生薬抽出物、グルコン酸銅などが挙げら
れる。
しては、ペースト状、クリーム状、ジェル状、ゲル状、
液状、スプレー状、ゴム状、粉末状、顆粒状などが挙げ
られる。この場合、これらの剤型に応じた公知の成分を
用いて膏体を形成することができる。
して歯牙への塗布性を高めたり、あるいは歯牙との粘着
性を高める目的で各種のゲル化剤が使用される。この場
合、ゲル化剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロ
ースなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、
カラゲナン、キサンタンガム、トラガントガム、カラヤ
ガム、アラビアガム、ジェランガム、ネイティブジェラ
ンガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレンオキサイドなどの合成粘
結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガ
ム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種又は2種以上
を配合し得る。
く使用感に優れたゲル化剤として、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ア
ルギン酸ナトリウム、カラゲナン、キサンタンガム、ネ
イティブジェランガム、ポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマーが好適に使用される。特に、ヒドロ
キシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム、アルギン酸ナトリウム、カラゲン、キサンタ
ンガム、カルボキシビニルポリマーが望ましい。
については、膏体組成物が単独で歯牙に付着、固定でき
る必要があるため、0.1〜15%(質量百分率、以下
同じ)が好適であり、中でも0.5〜10%が望まし
い。
用感を高める目的で、保湿剤として、ソルビット、グリ
セリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチ
トール、ラクチトール等の1種又は2種以上を配合し得
る。
性剤以外にノニオン界面活性剤や両性イオン界面活性剤
の1種又は2種以上を併用することもできる。
ステアリン酸モノグリセリル、ラウリン酸デカグリセリ
ルなどのグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エ
ステルなどの糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エ
ステル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
ラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステア
レートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ミリスチン酸モノ又はジエ
タノールアミドなどの脂肪酸エタノールアミド、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂
肪酸エステル等が用いられる。
ジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルジメチルア
ミノ酢酸ベタイン、N−ラウリルジアミノエチルグリシ
ン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシンなどのN−
アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−N−
カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル
−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウ
ム等が用いられる。
ル、アネトール、カルボン、ペパーミント油、スペアミ
ント油などの香料、安息香酸及びそのナトリウム塩、パ
ラベン類などの防腐剤、赤色3号、赤色104号、黄色
4号、青色1号、緑色3号、雲母チタン、弁柄などの色
素又は着色剤、サッカリンナトリウム、ステビオサイ
ド、グリチルリチン、アスパルテームなどの甘味剤等を
配合し得る。
のままブラッシングすることで歯磨剤として使用するこ
ともできる。このような歯磨剤として使用する場合に
は、研磨剤としてカルシウムイオン等の多価金属イオン
を放出しない研磨剤を配合することが好ましい。かかる
研磨剤としては、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ジルコニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、ベン
トナイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、酸化チタ
ン、結晶セルロース、ポリメタクリル酸メチル、その他
の合成樹脂等を挙げることができ、これらの1種又は2
種以上が使用される。
歯磨剤でステインをブラッシングすることは、膏体組成
物中のポリリン酸塩のステインへの浸透性がより促進さ
れるため、特に好ましい用法である。この場合、研磨剤
が入っていれば歯磨剤の成分は特定されるものではない
が、上記研磨剤を膏体組成物に配合することにより、こ
の歯磨剤を膏体組成物が兼用することもできる。
体に安全性上問題ない範囲であれば、特に限定されるも
のではないが、望ましくはpH=5.5〜9が好適であ
り、pH調整剤として、塩酸、硫酸、硝酸、クエン酸、
リン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等を配合
し得る。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
物を常法により高粘性ペーストとして調製し、中間に水
不溶性ポリエチレンフィルムを介在させたポリエステル
不織布/レーヨン不織布からなる3層シート(厚み0.
5mm)を支持体として、この膏体の厚みが1mmにな
るよう、支持体の上に塗布し、図33に示す貼付剤とし
た。なお、図中6は、ポリエステル不織布7、ポリエチ
レンフィルム8、レーヨン不織布9から成る支持体、1
0は膏体層である。
に型抜きして、実施例1(図34、上顎用歯牙貼付
剤)、実施例2(図35、下顎用歯牙貼付剤)、比較例
1(図36、上顎用歯牙貼付剤)、比較例2(図37、
下顎用歯牙貼付剤)をそれぞれ作成した。
下顎3−3の前歯唇面に貼付してもらい、その間の貼付
剤の歯牙へのフィット性、膏体の口腔内への染み出し、
唾液の分泌量、総合的な使用感についてそれぞれ下記の
3段階で評価を行った。実施例1、2の結果を表2に、
比較例1、2の結果を表3に示す。
成物を常法により高粘性クリームとして調製し、中間に
水不溶性ポリエチレンフィルムを介在させたポリエステ
ル不織布/レーヨン不織布からなる3層シート(厚み
0.5mm)を支持体として、この膏体の厚みが1mm
になるよう、支持体の上に塗布し、図33の貼付剤とし
た。
に型抜きして、実施例3(図38、上顎用歯茎貼付
剤)、実施例4(図39、下顎用歯茎貼付剤)、比較例
3(図40、上顎用歯茎貼付剤)、比較例4(図41、
下顎用歯茎貼付剤)をそれぞれ作成した。
上下顎3−3の前歯部唇面に相当する歯茎に貼付しても
らい、その間の貼付剤の歯茎へのフィット性、膏体の口
腔内への染み出し、唾液の分泌量、総合的な使用感につ
いてそれぞれ下記の3段階で評価を行った。実施例3、
4の結果を表5に、比較例3、4の結果を表6に示す。
又は歯茎への貼付時に優れた使用感を有し、より長時
間、唾液の希釈を受けることなく口腔内に保持できるこ
とを確認した。
とする部位以外への膏体の染み出しがなく、長時間快適
かつ効果的に薬剤を適用することができる。
である。
である。
態様を示す斜視図である。
の平面図である。
の平面図である。
の平面図である。
の平面図である。
の平面図である。
の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
歯用)の平面図である。
4歯用)の平面図である。
3歯用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
用)の平面図である。
歯用)の平面図である。
用)の平面図である。
図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 歯牙又は歯茎に貼付されるシート状貼付
剤において、この貼付剤の少なくとも一端縁部の一部又
は全部に歯と歯茎との境界ラインに相当する凸凹部を形
成したことを特徴とする歯牙又は歯茎用貼付剤。
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- 2000-05-17 JP JP2000144531A patent/JP4683168B2/ja not_active Expired - Fee Related
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