JP2001317634A - ブラシ型シール装置 - Google Patents

ブラシ型シール装置

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JP2001317634A
JP2001317634A JP2000138736A JP2000138736A JP2001317634A JP 2001317634 A JP2001317634 A JP 2001317634A JP 2000138736 A JP2000138736 A JP 2000138736A JP 2000138736 A JP2000138736 A JP 2000138736A JP 2001317634 A JP2001317634 A JP 2001317634A
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JP
Japan
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brush
elastic member
gap
holding member
sealing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000138736A
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English (en)
Inventor
Toru Kono
徹 河野
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Eagle Engineering Aerospace Co Ltd
Original Assignee
Eagle Engineering Aerospace Co Ltd
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Publication date
Application filed by Eagle Engineering Aerospace Co Ltd filed Critical Eagle Engineering Aerospace Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシと保持部材との間に形成される隙間を
介して流体が漏れるのを防止するとともに、ブラシの細
線間を介して流体が漏れるのを防止する。 【解決手段】 複数の細線3を束ねてその一端部を固定
金具4に固定したブラシ2を、保持部材5のフロントプ
レート6とバックプレート7間に位置し、両プレート
6、7を互いに密着させて両プレート6、7の接合部間
を溶接によって一体に接合する。両プレート6、7とブ
ラシ2との間には隙間Aが形成され、この隙間A内には
弾性変形可能な弾性部材12が装着される。隙間Aは、
弾性部材12によってシールされる。ブラシ2の細線3
は弾性部材12の弾性力によってバックプレート7の方
向に押圧され、細線3、3同士は互いに密着した状態と
なり、細線3、3間に隙間が形成されるのが阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いに相対運動
(回転運動、往復運動等)する二部材間をシールするシ
ール装置に関し、特に、二部材間をブラシによってシー
ルするブラシ型シール装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】互いに相対運動(回転運
動、往復運動等)する二部材間をシールするシール装置
には種々のタイプのものがあり、例えば、図16〜図1
8に示すようなブラシ型シール装置31が一般に知られ
ている。
【0003】すなわち、このブラシ型シール装置31
は、金属材、合成樹脂材、セラミックス材、又は複合材
等の剛性の高い素材からなる細線33を複数本束ねて、
それらの一端部を固定金具34に接着、溶接等の手段に
よって固定して構成したブラシ32と、ブラシ32を保
持する保持部材35とを具えている。
【0004】保持部材35は、フロントプレート36と
バックプレート37とから構成されるものであって、環
状のフロントプレート36と環状のバックプレート37
との側面同士を互いに密着させて、両プレート36、3
7の接合部間の外周側の部分を溶接によって一体に接合
することにより、全体が環状に形成されるようになって
いる。
【0005】保持部材35のフロントプレート36とバ
ックプレート37とを互いに密着させたときに、両プレ
ート36、37間には断面T型状の空所38が形成さ
れ、この空所38内にブラシ32が収納されるようにな
っている。
【0006】そして、保持部材35を互いに相対運動
(回転運動)する二部材の一方の部材20に固定し、こ
の状態でブラシ32の細線33の先端部を他方の部材2
1に接触させ、又はブラシ32の細線33の先端部と他
方の部材21との間に僅かな隙間を形成することによ
り、互いに相対運動する二部材20、21間をシールす
ることができるものである。
【0007】しかしながら、上記のような構成のブラシ
型シール装置31にあっては、保持部材35のフロント
プレート36とバックプレート37の接合部間を溶接に
よって接合する場合に、両プレート36、37の接合部
間に隙間が形成されるのを防止するため、ブラシ32の
各部の厚みを両プレート36、37間の間隔(空所38
の内寸法)よりも小さく設定している。このため、ブラ
シ32の各部と両プレート36、37との間(空所38
の内面との間)に隙間Aが形成されてしまい、この隙間
Aを介して流体が上流側から下流側に漏れてしまう(図
16参照)。
【0008】また、ブラシ32の各部と保持部材35の
両プレート36、37との間(空所38の内面との間)
に隙間Aが形成されているために、ブラシ32の細線3
3をフロントプレート36側の部分でバックプレート3
7側に密に押し付けることができない。このため、ブラ
シ32の細線33、33間に隙間Bが形成されてしま
い、この隙間Bを介して流体が上流側から下流側に漏れ
てしまう(図17、図18参照)。
【0009】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題を解決したものであって、ブラシの各部と保持部材
の両プレートとの間に隙間が形成されても、その隙間を
介して流体が上流側から下流側に漏れるようなことがな
く、また、ブラシの細線間に隙間が形成されることがな
く、ブラシの細線間を介して流体が上流側から下流側に
漏れることがないブラシ型シール装置を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、複数本の細線からなるブラシと、
該ブラシを保持する保持部材とを具え、前記保持部材を
互いに相対運動する二部材の一方の部材に固定し、前記
ブラシの先端部を他方の部材に接触させ、又は前記ブラ
シの先端部と他方の部材との間に微小隙間を形成し、こ
れにより、互いに相対運動する二部材間をシールするブ
ラシ型シール装置において、前記保持部材と前記ブラシ
との間に弾性変形可能な弾性部材を装着し、該弾性部材
の弾性力によって前記ブラシを前記保持部材の方向に押
圧するように構成した手段を採用したものである。
【0011】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、保持部材とブラシとの間には弾性変形可能な弾性
部材が装着され、この弾性部材の弾性力によってブラシ
が保持部材の方向に押圧されることになるので、保持部
材とブラシとの間に形成される隙間の一部が弾性部材に
よってシールされ、流体が上流側から下流側に漏れるの
が阻止される。また、ブラシは、弾性部材の弾性力によ
って保持部材の方向に押圧されることになるので、細線
同士は互いに密着した状態となり、細線間に隙間が形成
されるのが阻止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1及び図2には、この発明
によるブラシ型シール装置の一実施の形態が示されてい
て、このブラシ型シール装置1は、ブラシ2と、ブラシ
2を保持する保持部材5と、保持部材5とブラシ2との
間に装着される弾性部材12とを具えている。
【0013】ブラシ2は、金属材、合成樹脂材、セラミ
ックス材、又は複合材等の剛性の高い素材からなる細線
3を複数本束ねて、それらの一端部を固定金具4に接
着、溶接等の手段によって固定して構成したものであ
る。ブラシ2は、シール対象箇所に応じた形状に形成さ
れるものであって、環状、半環状、板状等に形成され、
この実施の形態においては、相対的に回転運動する二部
材間をシール対象箇所としているので、環状に形成され
ている。
【0014】保持部材5は、ブラシ2の形状に応じた形
状に形成されるものであって、環状、半環状、板状等に
形成され、この実施の形態においては、ブラシ2と同様
に環状に形成されるようになっている。
【0015】保持部材5は、フロントプレートと6バッ
クプレート7から構成されるものであって、この実施の
形態においては、環状のフロントプレート6と環状のバ
ックプレート7の側面同士を互いに密着させて、両プレ
ート6、7の接合部間の外周側の部分を溶接によって一
体に接合することにより、全体を環状に形成している。
【0016】保持部材5のフロントプレート6とバック
プレート7の側面同士を互いに密着させたときに、両プ
レート6、7の側面間には断面がT型状の環状の空所8
が形成され、この空所8内にブラシ2が収納されるよう
になっている。
【0017】空所8は、外径側に設けられる環状の固定
金具収納部9と、固定金具収納部9の内径側に連続して
設けられる環状の細線収納部10とから構成されてい
る。固定金具収納部9内にはブラシ2の固定金具4が収
納され、細線収納部10内にはブラシ2の細線3がそれ
ぞれ収納されるようになっている。
【0018】ブラシ2を空所8内に収納したときに、固
定金具収納部9の内面とブラシ2の固定金具4との間、
及び細線収納部10の内面とブラシ2の細線3との間に
は、それぞれ所定の隙間Aが形成されるようになってい
る。
【0019】この隙間Aは、保持部材5のフロントプレ
ート6とバックプレート7との接合部間の外周側の部分
を溶接によって一体に接合したときに、両プレート6、
7の接合部間に隙間が形成されるのを防止するために、
ブラシ2の各部の寸法を両プレート6、7間の間隔より
も小さく設定しておくことにより、形成されるものであ
る。
【0020】保持部材5のフロントプレート6とバック
プレート7との間に形成される空所8に面するフロント
プレート6側の部分のうち、細線収納部10の外径端に
対応する部分には環状の弾性部材収納溝11が設けら
れ、この弾性部材収納溝11内に弾性部材12が装着さ
れるようになっている。
【0021】弾性部材12は、断面が略円形状で環状ま
たは円弧状をなすものであって、弾性変形可能な素材、
例えば、ゴム材、合成樹脂材、金属材等から形成され、
この弾性部材12の弾性力によってブラシ2の細線3の
根元部がバックプレート7の方向に押圧されるようにな
っている。
【0022】そして、上記のような構成のこの実施の形
態によるブラシ型シール装置1の保持部材5を互いに相
対運動(回転運動)する二部材の一方の部材20に固定
し、ブラシ2の細線3の先端部を他方の部材21に接触
させ、又はブラシ2の細線3の先端部と他方の部材21
との間に僅かな隙間を形成することにより、互いに相対
運動する二部材20、21間をシールすることができる
ものである。
【0023】上記のように構成したこの実施の形態によ
るブラシ型シール装置1にあっては、保持部材5のフロ
ントプレート6とバックプレート7との間に形成される
空所8に面するフロントプレート6側の部分に弾性部材
収納溝11を設けて、その弾性部材収納溝11内に弾性
部材12を装着し、この弾性部材12の弾性力によって
ブラシ2の細線3の根元部をバックプレート7の方向に
押圧するように構成したことにより、空所8の内面とブ
ラシ2の各部との間に形成される隙間Aの一部を弾性部
材12によってシールすることができることになる。し
たがって、空所8の内面とブラシ2との間に形成される
隙間Aを介して流体が上流側から下流側に漏れるような
ことはなくなる。
【0024】また、弾性部材12によってブラシ2の細
線3の根元部がバックプレート7側に押圧されることに
なるので、剛性の高い素材からなる細線3、3……同士
は全体が互いに密着した状態となり、細線3、3間に隙
間が形成されるのが阻止される。したがって、ブラシ2
の細線3、3間を介して流体が上流側から下流側に漏れ
るようなことはなくなる。
【0025】図3〜図9には、この発明によるブラシ型
シール装置の他の実施の形態が示されている。
【0026】すなわち、図3に示すものは、弾性部材1
2を断面筒型状に形成して、図1に示すものと同様の構
成の弾性部材収納溝11内に装着したものであって、そ
の他の構成は図1に示すものと同様である。
【0027】また、図4に示すものは、弾性部材12を
断面C型状に形成して、開口部が図中下方を向くよう
に、図1に示すものと同様の構成の弾性部材収納溝11
内に装着したものであって、その他の構成は図1に示す
ものと同様である。
【0028】さらに、図5に示すものは、弾性部材12
を断面C型状に形成して、開口部が図中上方を向くよう
に、図1に示すものと同様の構成の弾性部材収納溝11
内に装着したものであって、その他の構成は図1に示す
ものと同様である。
【0029】さらに、図6に示すものは、弾性部材12
を断面E型状に形成して、図1に示すものと同様の構成
の弾性部材収納溝11内に装着したものであって、その
他の構成は図1に示すものと同様である。開口部は上下
いずれでも良い。
【0030】さらに、図7に示すものは、弾性部材12
を断面V型状に形成して、開口部が図中下方を向くよう
に、図1に示すものと同様の構成の弾性部材収納溝11
内に装着したものであって、その他の構成は図1に示す
ものと同様である。
【0031】さらに、図8に示すものは、弾性部材12
を断面V型状に形成して、開口部が図中右方を向くよう
に、図1に示すものと同様の構成の弾性部材収納溝11
内に装着したものであって、その他の構成は図1に示す
ものと同様である。
【0032】さらに、図9に示すものは、弾性部材12
を断面L型状に形成するとともに、保持部材5の両プレ
ート6、7間に形成される空所8に面するフロントプレ
ート6側の部分のうち、固定金具収納部9に連続する部
分に環状の凸部13を設けて、この凸部13に弾性部材
12を引っ掛けるように装着して、弾性部材12の一端
を固定金具収納部9の側面側に当接させ、他端をブラシ
2の細線3側に当接させたものであって、その他の構成
は図1に示すものと同様である。
【0033】そして、上記のように構成した図3〜図9
に示すブラシ型シール装置1にあっても、図1に示すも
のと同様の作用効果を奏し、保持部材5の両プレート
6、7間に形成される空所8の内面とブラシ2との間に
形成される隙間Aの一部を弾性部材12によってシール
することができるので、空所8の内面とブラシ2との間
に形成される隙間Aを介して流体が上流側から下流側に
漏れるようなことはなくなる。
【0034】また、弾性部材12によってブラシ2の細
線3の根元部がバックプレート7側に押圧されることに
なるので、剛性の高い素材からなる細線3、3同士は全
体が互いに密着した状態となり、細線3、3間に隙間が
形成されることが阻止される。したがって、ブラシ2の
細線3、3間を介して流体が上流側から下流側に漏れる
ようなことはなくなる。
【0035】図10〜図15にはこの発明によるブラシ
型シール装置の他の実施の形態が示されている。
【0036】すなわち、図10及び図11に示すもの
は、保持部材5の両プレート6、7間に形成される空所
8に面するフロントプレート6側の部分のうち、細線収
納部10の内径端部付近に対応する部分に環状の弾性部
材収納溝11を設けて、その弾性部材収納溝11内に図
1に示すものと同様の構成の弾性部材12を装着したも
のであって、その他の構成は図1に示すものと同様であ
る。
【0037】また、図12及び図13に示すものは、保
持部材5の両プレート6、7間に形成される空所8に面
するフロントプレート6側の部分のうち、細線収納部1
0の中央部付近に対応する部分に図10に示すものより
も幅広の環状の弾性部材収納溝11を設けて、その弾性
部材収納溝11内に断面長円形状の弾性部材12を装着
したものであって、その他の構成は図1に示すものと同
様である。
【0038】さらに、図14に示すものは、保持部材5
の両プレート6、7間に形成される空所8に面するフロ
ントプレート6側の部分のうち、固定金具収納部9の縁
から細線収納部10の内径端にかけての部分に所定の幅
の環状の弾性部材収納溝11を設けて、その弾性部材収
納溝11内に断面U型状の弾性部材12を装着して、弾
性部材12の一端を固定金具収納部9の側面に当接さ
せ、他端を弾性部材収納溝11の内周側の面に当接させ
たものであって、その他の構成は図1に示すものと同様
である。
【0039】さらに、図15に示すものは、保持部材5
の両プレート6、7間に形成される空所8に面するフロ
ントプレート6側の部分のうち、固定金具収納部9の縁
から細線収納部10の内径端にかけての部分に、図11
に示すものと同様の構成の所定の幅の環状の弾性部材収
納溝11を設けて、その弾性部材収納溝11内に断面E
型状の弾性部材12を装着して、弾性部材12の一端を
固定金具収納部9の側面に当接させ、他端を弾性部材収
納溝11の内周側の面に当接させ、弾性部材12の中央
の脚の先端を弾性部材収納溝11の側面に当接させたも
のであって、その他の構成は図1に示すものと同様であ
る。
【0040】そして、図10〜図15に示すブラシ型シ
ール装置1にあっても、図1に示すものと同様の作用効
果を示し、保持部材5の両プレート6、7間に形成され
る空所8の内面とブラシ2との間に形成される隙間Aの
一部を弾性部材12によってシールすることができるの
で、空所8の内面とブラシ2との間に形成される隙間A
を介して流体が上流側から下流側に漏れるようなことは
なくなる。
【0041】また、弾性部材12によってブラシ2の細
線3の先端部又は全体がバックプレート7側に押圧され
ることになるので、剛性の高い素材からなる細線3、3
同士は全体が互いに密着した状態となり、細線3、3間
に隙間が形成されることが阻止される。したがって、ブ
ラシ2の細線3、3間を介して流体が上流側から下流側
に漏れるようなことはなくなる。
【0042】さらに、図10〜図15に示すものは、ブ
ラシ2の細線3の先端部又は全体を弾性部材12によっ
てバックプレート7側に押圧しているので、図1〜図9
に示すものよりも、更に効果的にブラシ2の細線3、3
間の隙間をなくすことができるものである。
【0043】なお、図10〜図15に示すもののよう
に、ブラシ2の細線3の先端部又は全体を弾性部材12
によってバックプレート7側に押圧した場合には細線3
の剛性が更に高くなるので、他方の部材21が径方向に
移動した場合に、細線3の先端部で他方の部材21の表
面を傷つける虞があるが、細線3の表面、弾性部材12
の表面、弾性部材収納溝11の表面等を滑らかにした
り、潤滑剤を使用する等して摩擦抵抗を小さくしたり、
弾性部材12による押圧力を小さくして、細線3の径方
向への動きを滑らかにすることにより、そのような問題
の発生をなくすことができるものである。
【0044】
【発明の効果】この発明は前記のように、ブラシと保持
部材との間に弾性変形可能な弾性部材を装着して、この
弾性部材の弾性力によってブラシを保持部材の方向に押
圧するように構成したことにより、ブラシと保持部材と
の間に形成される隙間の一部を押圧部材によってシール
することができることになる。したがって、ブラシと保
持部材との間に形成される隙間を介して流体が上流側か
ら下流側に漏れるようなことはなく、シール性能を大幅
に高めることができることになる。また、弾性部材の弾
性力によってブラシは保持部材の方向に押圧されること
になるので、ブラシの細線同士は互いに密着した状態と
なる。したがって、ブラシの細線間に隙間が形成される
ようなことはなく、ブラシの細線間を介して流体が上流
側から下流側に漏れるようなことはなく、シール性能を
大幅に高めることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるブラシ型シール装置の一実施の
形態を示した概略断面図である。
【図2】図1に示すものの部分拡大説明図である。
【図3】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図4】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図5】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図6】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図7】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図8】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図9】この発明によるブラシ型シール装置の他の実施
の形態を示した概略断面図である。
【図10】この発明によるブラシ型シール装置の他の実
施の形態を示した概略断面図である。
【図11】図10に示すものの部分拡大説明図である。
【図12】この発明によるブラシ型シール装置の他の実
施の形態を示した概略断面図である。
【図13】図12に示すものの部分拡大説明図である。
【図14】この発明によるブラシ型シール装置の他の実
施の形態を示した概略断面図である。
【図15】この発明によるブラシ型シール装置の他の実
施の形態を示した概略断面図である。
【図16】従来のブラシ型シール装置の一例を示した概
略断面図であって、ブラシと保持部材との間の隙間を介
して流体が上流側から下流側に漏れている状態を示した
説明図である。
【図17】従来のブラシ型シール装置の一例を示した概
略断面図であって、ブラシの細線間の隙間を介して流体
が上流側から下流側に漏れている状態を示した説明図で
ある。
【図18】図17に示すものの部分拡大説明図である。
【符号の説明】
1、31……ブラシ型シール装置 2、32……ブラシ 3、33……細線 4、34……固定金具 5、35……保持部材 6、36……フロントプレート 7、37……バックプレート 8、38……空所 9……固定金具収納部 10……細線収納部 11……弾性部材収納溝 12……弾性部材 13……凸部 20……一方の部材 21……他方の部材 A、B……隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の細線からなるブラシと、該ブラ
    シを保持する保持部材とを具え、前記保持部材を互いに
    相対運動する二部材の一方の部材に固定し、前記ブラシ
    の先端部を他方の部材に接触させ、又は前記ブラシの先
    端部と他方の部材との間に微小隙間を形成し、これによ
    り、互いに相対運動する二部材間をシールするブラシ型
    シール装置において、前記保持部材と前記ブラシとの間
    に弾性変形可能な弾性部材を装着し、該弾性部材の弾性
    力によって前記ブラシを前記保持部材の方向に押圧する
    ように構成したことを特徴とするブラシ型シール装置。
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