JP3563831B2 - 密封装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は二部材間の間隙を密封する密封装置に関する。更に詳しくは、嵌合する二部材の嵌合間隙を貫通する流通路に於いて、流体が嵌合間隙から漏洩しないようにする有用な密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の密封装置に関する先行技術として、図4に示すものが存在する。図4は、この従来技術を示す密封装置の取付状態の断面図である。又、図5は、この密封装置の断面図である。
【0003】
図4に於いて、密封装置50は、円筒状の管の一端側が小径部52に形成された金属材製の嵌着部51を有し、嵌着部51の小径部52側にはゴム材製のシール部53が一体に形成されている。当該シール部53は嵌着部51の一端側外周面に設けられて、当該外周面よりも突起した第1シール部分54と嵌着部51の一端より軸方向に自由端側が発散する形状の截頭円錐形に形成されて自由端面が接合面56に成されている。当該接合面56は他方部材61の第2の貫通孔64を囲む嵌合面62に対応する面状に形成されている。更に、第1シール部分54と第2シール部分55との間には嵌着部51の外径より小径にされた環状溝57を有している。又、嵌着部51の外周面は一方部材60の第1の貫通孔63を形成する内周面65と嵌合する嵌着面58に形成されている。そして、密封装置50の内周面側には流通路59が設けられている。
【0004】
上述のように構成された密封装置は、一方部材60の内周面65にストップリング70を介して取付けられる。又、一方部材60の嵌合内面67は、ピストン66が嵌合している他方部材61の嵌合面62と接合する。
【0005】
そして、密封装置が嵌合している一方部材60との嵌合間は、第1シール部分54が内周面65と密接して密封される。更に、第2シール部分55はシリンダである他方部材61の嵌合面62と密接して一方部材60と他方部材61との嵌合間を密封している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一方部材60の嵌合内面67と他方部材61の嵌合面62との間隙が嵌着状態では、第2シール部分55が間隙に入り込んで損傷することも少ないが、他方部材61が一方部材60と遊合する間隙を有する場合には、第2シール部分55がこの間隙により損傷されることになる。
【0007】
更に、流通路59を圧力流体が通過する場合にも、この流体圧力により、第2シール部分55が間隙側へ押圧されて損傷することになる。又、この両部材60、61が相対的に移動する場合には、更に損傷が発生する。
【0008】
本発明の密封装置は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その技術的課題は、一方部材と他方部材との間隙によって、シール部が損傷されるのを効果的に防止すると共に、密封能力を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の密封装置は、上述の目的を達成するために成されたものであって、その技術的手段は、以下のように構成されている。
【0010】
すなわち、第1の嵌合面を有して前記嵌合面を貫通する第1の貫通孔を有する一方部材と、一方部材の第1の嵌合面に嵌合する第2の嵌合面を有して第1の貫通孔と連通可能な第2の貫通孔を有する他方部材との貫通孔のまわりの嵌合面間をシールする密封装置であって、第1の貫通孔内に配置されて他端部が支持されて内部に第2の貫通孔と連通する流通路を有する支持管および支持管の一端部に付根が接着されて流通路と連通する連通流通路を有するシール部を具備し、シール部には第2の貫通孔を囲んで第2の嵌合面と密接するシール面を有してシール面側の外周面にテーパ面を有すると共にテーパ面の大径側に第2の貫通孔の内径より大径の支持面を有し、且つ支持面に対向する内方の連通流通路に段部面を形成してシール面側が支持管側よりも大径に形成された流通路を有するものである。
【0011】
【作用】
本発明の密封装置は、他方の部材の嵌合面に密接するシール面側は外周面がテーパ面に形成されて先細りに構成され、しかも、支持面が第1の貫通孔より大径に形成されているので、第1の貫通孔の内周面により支持される。そして、連通流通路には段部面が形成されてシール面側が支持管側よりも大径の第1の流通路に形成されているので、この肉厚が段部面から薄くなる関係から、シール面側は、第2の嵌合面により圧接されると内径方向へ弾性変形して間隙から離れて嵌合面間をシールすることになる。その結果、シール面は圧接されても嵌合面間の間隙へ入り込むことがない。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の密封装置の断面図である。図2は、図1の密封装置のシール部側の拡大図である。又、図3は、この密封装置の取付状態の断面図である。
【0014】
図1において、1は支持管である。支持管1は、一方部材であるトランスミッションケース20の第1の貫通孔21に嵌合する外径に形成されている。そして、内部は作動圧力流体が通過できるように流通路2に形成されている。又、流通路2の一端部7側は、小径の第3の流通路2Cに形成されていると共に、その接続面は、テーパ段3に形成されている。
【0015】
そして、第3の流通路2Cの外径側は段部4に形成されてシール部10が接着できるように構成されている。
又、他端部8の支持面6はガスケット35を介して支持されるように形成されている。尚、支持管1は、鉄、アルミ、ステンレス等の金属製であるが、樹脂材にすることもできる。
【0016】
図2において、支持管1の段部4に接着されたシール部10は、ゴム材又は樹脂材等のゴム状弾性材より製作されている。
そして、シール部10は、支持管1の段部4に接着された付根部11を有する。又、先端面は、他方部材であるブレーキドラム30の第2の嵌合面32に対応して密接する形のシール面16に形成されている。
【0017】
このシール面16側は全体がシールリップ13に構成されている。すなわち、外周面がシール面16に向かって先細りのテーパ面12に形成されている。更に、テーパ面12の大径側は、支持面17を有し、この支持面17は、第1の貫通孔21の内径よりやや大径に形成されて(締代分)シールリップ13の先端側を外周側から支持できるように構成されている。又、テーパ面12の傾斜角は、支持面17の一端から第1の貫通孔21の角部Aを通るようにすると最も好ましい。
【0018】
更に、支持面17の径方向内方に対応する連通流通路2´を形成する内周面には、段部面15を形成してシール面16側の第1の流通路2Aは支持管1側の第2の流通路2Bより大径に形成し、シールリップ13の肉厚を先端シール面16に向かって薄肉になるように構成している。
【0019】
又、第2の流通路2Bの径方向外周面にはなだらかな凹面18が形成されており、シール面16が第2の嵌合面32に圧接されて弾力的に支持できるように成されている。
【0020】
図3は、密封装置の取付状態図である。密封装置は、トランスミッションケース(一方部材)の第1の貫通孔21に遊合嵌着されて、他端部8の支持面6はガスケット35を介して支持されている。ガスケット35は、支持管1の支持面6の外方へ流体が流出するのを防止している。このガスケット35は、他端部8にパッキン形状のものを一体に結合しても良い。
【0021】
支持管1の一端部7に有するシール部10は、シールリップ13の先端面に有するシール面16が、第2の嵌合面32に弾性変形して圧接されている。このため、シール面16側は、内径方向に弾性変形し、第1の嵌合面22と第2の嵌合面32との隙間より離れる方向に弾性変形する。
同時に、支持面17は、第1の貫通孔21の内周面に圧接されて、シールリップ13の先端側が内径方向へ弾性変形するのを支持している。
【0022】
更に、第1の流通路2Aは、支持面17の内径側にある段部面15により内径方向へ弾性変形しやすいように助長している。尚、第1の流通路2Aは、図2においては外方へ先端が発散するテーパ状に形成されているが、先端側が内径方向へ収斂するようなテーパ状に形成したもの、又は平行な円周面に形成したものも用いられている。これは、圧着の程度により選択される。又、一方部材と他方部材とは、この実施例の他に回動する場合又は嵌合軸方向に移動する場合にも適用される。
【0023】
【発明の効果】
本発明の密封装置は、シール部が支持管に接着されて、先端のシール面が第2の嵌合面に圧接されているが、外周面にテーパ面が形成されていると共に、支持面が第1の貫通孔により支持され、しかも、第1の流通路の段部面を介しては第2の流通路よりも大径にされて内径方向への変形を容易にしているから、第1および第2の嵌合面間より離れる方向に変形し、嵌合面間に入り込んで損傷されることが防止できる。更にシール面は、内方へ密着するので、密封能力が向上する。
その結果、嵌合面間の隙間が大きくとも又は小さくとも両者に適応した能力を発揮することができる。
又、流通路内を流れる流体の圧力が高くとも、シール面側の内径方向への圧接により、シール能力を発揮する効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密封装置の断面図である。
【図2】本発明による密封装置のシール部側の拡大図である。
【図3】本発明による密封装置の取付け状態を示す断面図である。
【図4】従来の密封装置の取付け状態を示す断面図である。
【図5】従来の密封装置の断面図である。
【符号の説明】
1……支持管
2、59……流通路
2´……連通流通路
2A……第1の流通路
2B……第2の流通路
3C……第3の流通路
3……テーパ段
4……段部
5……外周面
6、17……支持面
7……一端部
8……他端部
10、53……シール部
11……付根部
12……テーパ面
13……シールリップ
15……段部面
16……シール面
18……凹面
20……一方部材(トランスミッションケース)
21、63……第1の貫通孔
22……第1の嵌合面
30……他方部材(ブレーキドラム)
31、64……第2の貫通孔
32……第2の嵌合面
35……ガスケット
50……密封装置
51……嵌着部
52……小径部
54……第1シール部分
55……第2シール部分
56……接合面
57……環状溝
58……嵌着面
60……一方部材
61……他方部材
62……嵌合面
65……内周面
66……ピストン
67……嵌合内面
70……ストップリング
A……角部

Claims (1)

  1. 第1の嵌合面(22)を有して前記嵌合面(22)を貫通する第1の貫通孔(21)を有する一方部材(20)と、前記一方部材(20)の第1の嵌合面(22)に嵌合する第2の嵌合面(32)を有して前記第1の貫通孔(21)と連通可能な第2の貫通孔(31)を有する他方部材(30)との前記貫通孔(21、31)の前記嵌合面(22、32)間をシールする密封装置であって、前記第1の貫通孔(21)内に配置されて他端部(8)が支持されていると共に内部に前記第2の貫通孔(31)と連通する流通路(2)を有する支持管(1)および前記支持管(1)の一端部(7)に付根部(11)が接着されて内部に前記流通路(2)と連通した連通流通路(2´)を有するシール部(10)を具備し、前記シール部(10)には先端面に前記第2の貫通孔(31)を囲んで前記第2の嵌合面(32)と密接するシール面(16)を有し、前記シール面(16)側の外周面に先細りのテーパ面(12)を有すると共に前記テーパ面(12)の大径側に前記第1の貫通孔(21)より大径の支持面(17)を有し、且つ前記支持面(17)と対向する内方の前記連通流通路(2´)に段部面(15)を形成して前記シール面(16)側が前記支持管(1)側よりも大径に形成された第1の流通路(2A)を有することを特徴とする密封装置。
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