JPH0138373Y2 - - Google Patents

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JPH0138373Y2
JPH0138373Y2 JP18846985U JP18846985U JPH0138373Y2 JP H0138373 Y2 JPH0138373 Y2 JP H0138373Y2 JP 18846985 U JP18846985 U JP 18846985U JP 18846985 U JP18846985 U JP 18846985U JP H0138373 Y2 JPH0138373 Y2 JP H0138373Y2
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shaft
seal
ring
support ring
labyrinth seal
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JP18846985U
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸封技術に係る軸封装置の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来から自動車用過給機に用いられる軸封装置
の一種として、第3図に示すように、ボデイaに
リテーナbを介して固定したシールリングc,c
のそれぞれを、シヤフトdに外挿嵌着したスリー
ブeに外径面に周設した環状溝f,fに遊挿して
該部に2組のラビリンスシールg,gを備えたも
のが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記軸封装置は、機内スラスト軸受h側の油o
がブロワi側へ漏れることのないよう前記ラビリ
ンスシールg,gをもつてこれをシールする機能
を営むものであるが、シールリングcと環状溝f
の間に軸方向および径方向のクリアランスを設定
するラビリンスシールgの特性上、ブロワi側が
負圧になつたときに多量の油oが漏洩するおそれ
がある。この漏洩を抑制するにはラビリンスシー
ルgのクリアランスを狭めて該シールgの性能を
向上させる等の手段が考えられるが、当該過給機
の作動に伴なつてシヤフトdに比較的大きなぶれ・・
が生じるため、前記クリアランスを狭めることが
できず、油oの漏洩を減少させることができない
問題点を有している。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、同じくラビリンスシ
ールを使いながら該シールのクリアランスを狭め
てシール性能を向上させるようにした軸封装置を
提供せんとするもので、この目的を達成するた
め、油等の被シール液をシールするラビリンスシ
ールに対し支持リングとゴム状弾性体製のパツキ
ングを備えてシヤフトのぶれ・・を抑制する機構を併
設して前記ラビリンスシールのクリアランスを狭
め、かつ非回転の前記支持リングとこれに対向す
る回転部材の間にネジシールを設ける構成とし
た。
〔作用〕
上記構成を備える軸封装置は、パツキングに弾
性を利用してシヤフトのぶれ・・を抑制し、その分、
ラビリンスシールのクリアランスを狭めてそのシ
ール性能を向上させるものであり、併せてシヤフ
ト支持機構の支持リングと対向回転部材間に設け
たネジシールの副次的なシール作用によりラビリ
ンスシールの負担を軽減させるように構成したた
め、シール力を一層飛躍的に向上させることがで
きる。
〔実施例〕
つぎに本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、符号1は一部を図示した自動
車用過給機のボデイ、2は該ボデイ1の軸孔に挿
通したシヤフトを示し、当該軸封装置は、機内ス
ラスト軸受3側に封入した油oがシヤフト2にネ
ジ止めしたブロワ4側へ漏れることのないようこ
れをシールする。
符号5は、シヤフト2の段部2aとブロワ4の
間にメイテイングリング6とともに挾持固定され
たスリーブを示し、該スリーブ5の外径面に周設
した環状溝7に対し、リテーナ8を介してボデイ
1に固定したシールリング9を遊挿して1組のラ
ビリンスシール10を構成してなる。ボデイ1の
軸孔開口縁にスラスト軸受3とともに嵌合され、
スナツプリング11により抜け止めされた前記リ
テーナ8は、シールリング9を内挿した第1の部
材12のほかに該部材12と軸受3の間に挾持さ
れる第2の部材13を有し、該第2の部材13の
内周に、支持リング15とゴム状弾性材製のOリ
ング16よりなるシヤフト支持機構14が設けら
れている。支持リング15の内径寸法は、該リン
グ15内周に位置するスリーブ5の外径寸法より
わずかに大きく設定されており、該部対向面間に
ネジシール17が設けられている。このネジシー
ル17は、第2図に示すようにスリーブ5外径面
にネジを螺設するか、または支持リング15の内
径面にネジを螺設(図示せず)してなるもので、
いずれの場合もブロワ4からスラスト軸受3側へ
向けてポンプ力を発揮するように構成されてい
る。また前記リテーナ8の円周方向下方位置に
は、第1および第2の部材12,13の接合面に
沿つて、シヤフト支持機構14とラビリンスシー
ル10間の空間18に開口するドレン孔19が設
けられている。このドレン孔19は、スラスト軸
受3に形成した切欠3aを介して図示しない油溜
りに通じている。該油溜りを設けたスラスト軸受
3側の下部は太いパイプを介してオイルパンへつ
ながつている。
上記構成の軸封装置において、過給機の作動に
伴なつてシヤフト2がぶれ始めると、該シヤフト
2はスリーブ5を介して支持リング15に接触
し、該リング15の後方(外周)に配設したOリ
ング16の弾性によつてぶれ・・を抑制される。これ
により、従来、該シヤフト2の多大なぶれ・・を想定
して広めに設定したラビリンスシール10の径方
向クリアランスをぶれ・・の縮小に合わせて狭く設定
することができ、該ラビリンスシール10のシー
ル力を向上させることができる。シヤフト2に
ぶれ・・が生じてスリーブ5が支持リング15に接触
しているか否かに拘わらず、該部に設けたネジシ
ール17のポンプ作用により前記空間18側へ漏
出する油oはその量が減じられており、そのまた
大部分がドレン孔19から回収される。したがつ
てラビリンスシール10にまで至る漏洩油oはそ
の量が従来例に比べて大幅に減少しており、これ
を幅狭クリアランスの前記ラビリンスシール10
でシールする構成であるため、当該装置はきわめ
て優れたシール力を発揮する。ドレン孔19に回
収された油oは前記油溜りから直ちにオイルパン
へ流送され、ブロワ4側が負圧になつても逆流す
ることがない。ブロワ4側が負圧になつたとき、
シヤフト支持機構14とラビリンスシール10間
の空間18へはドレン孔19を介してスラスト軸
受3側から空気が流入し、該空間18を略大気圧
状態に維持するため、支持リング15とスリーブ
5の間から漏出量を抑えることができる。金属ま
たは樹脂材製になるシールリング9は周方向の一
部を切断され自由状態において平面C形になり、
これを縮径させてリテーナ8,12に嵌め込むよ
うになる。またOリング16を用いたゴム状弾性
材製パツキングは、その同種材質のXリングやリ
ツプリングに代えることができる。ラビリンスシ
ール10はその性能の向上によつて組数を減らす
ことができるが、とくにその数を限定するもので
はない。
〔考案の効果〕
本考案の軸封装置は以上説明したように、ゴム
状弾性体製のパツキングを備えたシヤフト支持機
構を設けてシヤフトのぶれ・・を抑制し、これに応じ
てラビリンスシールのクリアランスを狭めてなる
とともに該機構の支持リングと対向回転部材との
間にネジシールを設けたもので、ラビリンスシー
ル自体のシール性能を向上させる一方でその負担
を軽減可能になり、総合的なシール力を飛躍的に
向上し得る特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案軸封装置の一実施例に係る断面
図、第2図はネジを螺設したスリーブの拡大正面
図、第3図は従来の軸封装置の一例を示す断面図
である。 1……ボデイ、2……シヤフト、3……機内ス
ラスト軸受、4……ブロワ、5……スリーブ、7
……環状溝、8……リテーナ、9……シールリン
グ、10……ラビリンスシール、14……シヤフ
ト支持機構、15……支持リング、16……Oリ
ング、17……ネジシール、18……空間、19
……ドレン孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車用の過給機等に用いられる軸封装置にお
    いて、油等の被シール液をシールするラビリンス
    シールに対し支持リングとゴム状弾性体製のパツ
    キングを備えてシヤフトのぶれを抑制する機構を
    併設して前記ラビリンスシールのクリアランスを
    狭め、かつ非回転の前記支持リングとこれに対向
    する回転部材の間にネジシールを設けてなること
    を特徴とする軸封装置。
JP18846985U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0138373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18846985U JPH0138373Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18846985U JPH0138373Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6297366U JPS6297366U (ja) 1987-06-20
JPH0138373Y2 true JPH0138373Y2 (ja) 1989-11-16

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ID=31139863

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JP18846985U Expired JPH0138373Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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JP2690098B2 (ja) * 1988-03-03 1997-12-10 ファナック株式会社 レーザ発振装置

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JPS6297366U (ja) 1987-06-20

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