JP2016003655A - ブラシシールアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、タービンの固定翼とロータとの間の間隙をシーリングするブラシシールアセンブリを提供する。
【解決手段】前記ブラシシールアセンブリは、固定翼のロータ対向面に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、前記ブラシの一側に離隔して一側端部が固定され、他側端部が前記ブラシの一側を支持する支持ストリップとを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブラシシールアセンブリに関するものであって、より詳細には、タービンの固定翼とロータとの間の間隙をシーリングするブラシシールアセンブリに関するものである。
タービン(turbine)は、ガスやスチーム(steam)などの流体の熱エネルギーを機械エネルギーの回転力に変換する動力発生装置で、流体によって軸回転するように複数の回転翼(bucket)が備えられるロータ(rotor)と、ロータの周りを取り囲むように設けられ、複数の固定翼(diaphram)が備えられるケーシング(casing)とを含む。
ここで、ガスタービンは、圧縮機と燃焼器およびタービンを備えて構成され、前記圧縮機の回転によって外部空気が吸入、圧縮された後、燃焼器に送られ、燃焼器で圧縮空気と燃料の混合によって燃焼が行われる。燃焼器で発生した高温・高圧のガスは、タービンを通過しながらタービンのロータを回転させて発電機を駆動させる。
スチームタービンの場合、高圧タービンと中圧タービンおよび低圧タービンを直列または並列に連結してロータを回転させるが、直列構造からなる場合には、高圧タービンと中圧タービンおよび低圧タービンが1つのロータを共有する。
スチームタービンにおいて、それぞれのタービンは、ケーシング内部のロータを中心に固定翼と回転翼を備えており、スチームが固定翼と回転翼を通過しながらロータを回転させて発電機を駆動させる。
前記ガスタービンとスチームタービンは、固定体(例えば、固定翼)に対して回転体(例えば、ロータ)が相対的に回転する構造であるので、固定体と回転体との間の間隙で高温・高圧の流体漏れが発生し、このような流体漏れは、動力の損失によるエネルギー効率低下の一原因となるため、前記回転体と固定体との間の間隙で発生する流体漏れを低減するための努力が持続的に行われている。
流体漏れを最小化するためには、優先的に固定体と回転体との間の間隙を最小化しなければならないが、間隙を狭めるのにも種々の制約による限界がある。
例えば、間隙が狭すぎる場合には、回転体の軸回転時、回転体と固定体が互いに干渉を起こしてラビング(rubbing)による振動が発生し、これは機器に重大な損傷をもたらす。
一方、スチームタービンは、ボイラから流入する高温のスチームが回転体と固定体に熱を加えるため、運転および起動停止時、位置によって数mm〜数十mmまで膨張または収縮する。この時、回転体と固定体は、素材の特性が異なって差等膨張するだけでなく、タービンの構造によって膨張する方向も異なり、回転体と固定体が運転中に干渉を起こしてラビングが発生したりする。
従来は、通常、ラビリンスシール(labyrinth seal)を適用してシーリング(sealing)していたが、最近は、ラビリンスシールにブラシ(brush)を結合したブラシシール(brush seal)を適用して固定体と回転体との間の間隙を無くし、柔軟に互いに接触する形態でシーリングする技術が開発されている。
図1は、スチームタービンの固定体と回転体との間の間隙にラビリンスシール1とブラシシール2が適用された一例を示すもので、固定体は、ケーシング3と固定翼4とを含み、回転体は、ロータ5と回転翼6とを含む。
固定翼4は、ケーシング3に固定結合され、回転翼6に隣接して備えられ、回転翼6は、固定翼4に隣接した状態でロータ5と一体に軸回転する。
この時、固定翼4と回転翼6との間の間隙および固定翼4とロータ5との間の間隙には、気密のためのシーリングが必要である。
図2は、米国登録特許US6,790,001(特許文献1)で開示されたブラシシールであって、シールリング(seal ring)40の底面にラビリンスシール50とブラシシール42とが備えられ、ブラシ44の末端部52がロータ14の外周面に接触する例を示している。
ここで、ブラシシール42は、ブラシ44と、ブラシ44の前後両側に配置され、ブラシ44を支持する一対のプレート46、48とを含むが、プレート46、48とロータ14との接触時、熱の発生を防止するために、プレート46、48の末端部は、ロータ14の外周面から離隔して位置する。
この時、プレート46、48の末端部とロータ14との間の間隔が遠ければ、その間に流体の漏れ量が増加し、間隔が狭ければ、プレート46、48とロータ14とのラビング(rubbing)によって熱と振動が発生する問題がある。
US6,790,001B2(2004年9月14日登録)
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、本発明の一実施形態は、ロータとのラビングによる熱の発生と摩耗を低減することができるブラシシールアセンブリを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、シーリング効果の向上によってタービン効率を増大させることができるブラシシールアセンブリを提供することを他の目的とする。
本発明の一実施形態は、簡単な構成として組立が容易であり、価格競争力を有するブラシシールアセンブリを提供することをさらに他の目的とする。
本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリは、
固定翼のロータ対向面に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、前記ブラシの一側に離隔して一側端部が固定され、他側端部が前記ブラシの一側を支持する支持ストリップとを含む。
前記ブラシの一端が前記固定翼の前記ロータ対向面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、前記支持ストリップの一側端部が前記ブラシ挿入溝の一側に離隔して形成される支持ストリップ挿入溝に挿入される。
前記支持ストリップは、前記支持ストリップ挿入溝に挿入される挿入部と、前記挿入部の一端から前記ブラシ方向に延びる延長部と、前記延長部の一端から折曲げられ、前記ブラシの一側を支持する支持部とを含む。
前記支持部には、少なくとも1つ以上の屈曲部が形成される。
前記ブラシ挿入溝は、前記ブラシの一端が挿入される第1挿入溝と、前記第1挿入溝から前記第1挿入溝より狭い幅で前記ロータ方向に延長形成される第2挿入溝とを含む。
前記第2挿入溝の前記ブラシの対向面に段差部が形成され、前記ブラシと前記段差部との間に所定の隙間が形成される。
本発明の第2実施形態に係るブラシシールアセンブリは、固定翼のロータ対向面に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、前記ブラシの一側を支持する第1支持ストリップと、前記ブラシの他側を支持する第1アンカリング部材と、前記ブラシの一側に離隔して一側端部が固定され、他側端部が前記ブラシの一側を支持する第2支持ストリップとを含む。
前記ブラシと前記第1支持ストリップの一端は、前記固定翼の前記ロータ対向面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、前記第2支持ストリップの一側端部は、前記ブラシ挿入溝の一側に離隔して形成される第2支持ストリップ挿入溝に挿入される。
前記第2支持ストリップを前記第2支持ストリップ挿入溝内に固定するために、前記第2支持ストリップ挿入溝に押し込まれる第2アンカリング部材をさらに含む。
前記第1支持ストリップは、前記ブラシの一側面を支持する第1支持部と、前記第1支持部の一端で前記ブラシの一端を取り囲むように形成されるラウンド部と、前記ラウンド部の一端から前記ブラシの他側面の一部を覆うように延びる第1延長部とを含む。
前記第2支持ストリップは、前記第2支持ストリップ挿入溝に挿入される挿入部と、前記挿入部の一端から前記ブラシ方向に延びる第2延長部と、前記第2延長部の一端から折曲げられ、前記ブラシの一側を支持する第2支持部とを含む。
本発明の第3実施形態に係るブラシシールアセンブリは、固定翼の一側に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、前記ブラシの一側を支持する支持ストリップと、前記ブラシと前記支持ストリップの周りを取り囲む補助ストリップとを含む。
前記補助ストリップの中間部が前記固定翼の底面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、前記補助ストリップの両側が前記ブラシ挿入溝の両側に形成される補助ストリップ挿入溝にそれぞれ挿入される。
前記補助ストリップは、前記ブラシ挿入溝の内壁と前記補助ストリップ挿入溝の内壁、および前記固定翼の底面に沿って密着する。
前記補助ストリップは、前記ブラシ挿入溝に挿入される第1挿入部と、前記補助ストリップ挿入溝に挿入される第2挿入部と、前記第1挿入部の両端と前記第2挿入部の一端とを連結する連結部と、前記第2挿入部の他端から前記ロータ方向に延長形成される翼部とを含む。
前記補助ストリップの一側が前記補助ストリップ挿入溝内に固定されるように、前記補助ストリップ挿入溝にアンカリング部材が押し込まれる。
前記支持ストリップは、前記ブラシの一側面を支持する支持部と、前記支持部の一端で前記ブラシの一端を取り囲むように形成されるラウンド部とを含む。
前記支持ストリップは、前記ラウンド部が弾性復元力を有する材質からなる。
前記支持ストリップは、前記支持部が長手方向で弾性復元力が維持されるように弾性材質で形成される。
前記翼部は、弾性復元力が維持される弾性材質からなる。
前記翼部は、下端から上部に向かって延びた第1弾性部と、前記第1弾性部の上端から横方向に延びた第2弾性部とを含む。
前記アンカリング部材は、前記補助ストリップ挿入溝に対応する形状をもって挿入されるアンカリングボディと、前記アンカリングボディから補助ストリップに密着した状態で下側に延びたアンカリング延長部とを含む。
本発明の一実施形態に係るブラシシールアセンブリによれば、ブラシの一面を薄い厚さの支持ストリップが支持するため、ロータとのラビングによる熱と摩耗の発生が従来に比べて低減される効果がある。
ブラシを支持する支持ストリップとロータとの間の間隔を減少させて流体漏れを最小化することができて、シーリング効果およびタービン効率を向上させることができる。
簡単な構造として組立が容易であり、費用が安価なブラシシールアセンブリを提供することができる。
スチームタービンの固定体と回転体との間の間隙にラビリンスシールとブラシシールが適用された一例を示す概略図である。 従来のブラシシールアセンブリの一例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリの使用状態図である。 本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリの他の使用状態図である。 本発明の第2実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第3実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第4実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリの使用状態図である。 本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリの他の使用状態図である。 本発明の第6実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。 本発明の第5実施形態に係る支持ストリップの他の実施形態を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る支持ストリップの他の実施形態を示す図である。 本発明のアンカリング部材の他の実施形態を示す図である。 補助ストリップの他の実施形態を示す図である。 補助ストリップの他の実施形態を示す図である。
本発明の実施のための具体的な実施形態を、添付した図面を参照して説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。
図1または図3を参照すれば、ロータ5に対向する固定翼4の一面にシール装着溝7が形成され、シールリング本体8がシール装着溝7に結合する。
シールリング本体8は、全体的にロータ5の外側を取り囲むリング(ring)形状であって、シール装着溝7に挿入・結合される結合部9と、結合部9の一側からロータ5の外周面方向に幅が拡張形成される本体部12とを含む。
この時、シールリング本体8の結合部9は、シール装着溝7に挿入される挿入部10と、挿入部10の一側から幅が拡張形成され、シール装着溝7の段顎7aに係止されて結合される係止部11とを含む。
シールリング本体8の本体部12は、係止部11に対向するように挿入部10の反対側に幅が拡張されて形成され、底面に複数のラビリンスシール1が幅方向に沿って互いに離隔して突出形成される。
ブラシシールアセンブリ100は、一側端部が本体部12の底面に設けられる溝に挿入・装着され、ブラシ200と、ブラシ200の一側を支持する支持ストリップ300とを含む。
前記本体部12の底面にブラシ挿入溝13aと支持ストリップ挿入溝13bがそれぞれ形成され、前記ブラシ挿入溝13aは、本体部12の底面中央に形成され、支持ストリップ挿入溝13bは、ブラシ挿入溝13aの一側に本体部12の幅方向に所定間隔離隔して形成される。
ブラシ挿入溝13aおよび支持ストリップ挿入溝13bの断面形状は、必要に応じて適切に選択可能である。一例として、ブラシ挿入溝13aは、四角形の断面形状に形成され、支持ストリップ挿入溝13bは、底面が円弧状に凹のラウンド形状に形成される。
ブラシ200は、複数の剛毛(bristle)を含み、ブラシ200をなす剛毛の厚さ等の規格は、必要に応じて適切に選択可能である。
ブラシ200は、一端が本体部12の底面中央に形成されたブラシ挿入溝13aに挿入され、他端はロータ5(図1参照)の外周面方向に延びて、末端がロータ5の外周面に接触するため、ブラシ200を基準としてロータ5の軸方向両側がブラシ200によってシーリングされる。
本実施形態に係るブラシシールアセンブリは、図面上、ブラシ200の右側の圧力PHが左側の圧力PLより相対的に高圧であり、ブラシ200は、高圧領域から低圧領域に流動する流体をシーリングする。
ブラシ挿入溝13aからブラシ200の離脱防止のために、ブラシ200の一端は、他端より断面幅が広い形状に形成されるが、一例として、前記ブラシ200の一端に円形断面形状のヘッド部210が形成される。
前記ブラシ挿入溝13aは、ブラシ200の一端が挿入される第1挿入溝13a−1と、第1挿入溝13a−1からロータ5の方向に延長形成される第2挿入溝13a−2とを含み、第2挿入溝13a−2の幅は、第1挿入溝13a−1の幅より狭くなる。したがって、第1挿入溝13a−1に挿入されたブラシ200のヘッド部210は、第1挿入溝13a−1の段顎13a−3に係止され、第2挿入溝13a−2方向への離脱が防止される。
また、ブラシ200の高圧領域側一面220に対向する第2挿入溝13a−2のブラシ200対向面には段差部13a−4が形成され、これによって、ブラシ200と段差部13a−4との間に所定の隙間13a−5が形成される。これは、高圧領域の流体を隙間13a−5に流入させて、ブラシ200から本体部12の外側に突出した部分に集中する高圧を均一に分散させるためである。支持ストリップ300は、薄い厚さを有するプレートのリング形状であり、金属だけでなく、合成樹脂のような、熱に比較的強くかつ弾性を有する材質からなってもよい。
支持ストリップ300は、一側端部が支持ストリップ挿入溝13bに挿入・固定され、他側端部はブラシ200の一側に相当するブラシ200の低圧領域側一面230を支持する。
本発明の第1実施形態に係る支持ストリップ300は、支持ストリップ挿入溝13bに挿入される挿入部310cと、挿入部310cの一端からブラシ200方向に延びる延長部320cと、延長部320cの一端から折曲げられ、ブラシ200の一側を支持する支持部330cとを含む。
この時、支持ストリップ挿入溝13bに挿入された挿入部310cは、支持ストリップ挿入溝13bに押し込まれるアンカリング部材400aによって支持ストリップ挿入溝13bの内壁方向に加圧されて密着固定される。
支持ストリップ300の延長部320cは、挿入部310cの両端のうち、ブラシ200に隣接する一端から本体部12の底面に沿ってブラシ200の低圧領域側一面230方向に延び、好ましくは、本体部12の底面に密着する。
支持ストリップ300の支持部330cは、ブラシ200の低圧領域側一面230と当接した延長部320cの一端からロータ5の方向に垂直に折曲形成される。
この時、支持部330cのロータ5対向端は、ブラシ200の他端に相当するブラシ200のロータ5対向端よりロータ5の半径方向外側にさらに離隔して位置することが好ましい。これは支持ストリップ300とロータ5とのラビング防止のためのもので、ブラシ200の末端部に比べて、支持ストリップ300の支持部330cの末端部がロータ5の外周面からさらに離隔して、ブラシ200の末端部内側に位置する。
ただし、支持ストリップ300とロータ5との間にラビングが発生しても、支持ストリップ300が弾性を有するため、ロータ5とのラビングによる熱の発生と摩耗が低減される効果がある。本発明の第1実施形態に係る支持ストリップ300を適用する場合、従来のプレート46、48(図2参照)に比べてロータ5との間隔を減少させて、シーリング効率を増大させることができる。
本発明の第1実施形態によれば、支持ストリップ300の支持部330cに少なくとも1つ以上の屈曲部331が形成される。前記屈曲部331が円弧状の断面形状に形成された例を示しているが、これに限定されるものではなく、半円形または三角形や四角形などの多角形の断面形状に形成されてもよい。
また、複数の屈曲部331が互いに離隔して形成されてもよく、ウェーブ形状に連続して形成されてもよい。すなわち、屈曲部331の個数と突出高さ、相互間の間隔等の規格は、必要に応じて適切に選択可能である。
それぞれの屈曲部331とブラシ200との間には、高圧領域の流体が流入する圧力ポケット500aが形成される。
前記圧力ポケット500aは、高圧流体の圧力によってブラシ200の低圧領域側一面230を支持する役割を果たし、高圧領域の流体は、ブラシ200をなす剛毛間の隙間を通して前記圧力ポケット500aに流入する。
一方、支持部330cに形成される屈曲部331は、支持ストリップ300の剛性(stiffness)を向上させる役割も果たす。
本発明の変形実施例として、上述した屈曲部331が支持部330cに形成されていない状態で、支持部330cの一面全体がブラシ200の低圧領域側一面230に密着することも可能であることはもちろんである。
ブラシ200の低圧領域側一面230が支持ストリップ300の支持部330cとともに圧力ポケット500aの圧力によって支持されるため、ブラシ200の両側の圧力差によるブラシ200の変形とこれによる流体漏れが低減される。
ブラシシールアセンブリ100は、シールリング本体8のブラシ挿入溝13aにブラシ200を挿入し、支持ストリップ挿入溝13bに支持ストリップ300を挿入して、アンカリング部材400aによって加圧支持されるようにすることで、設置が完了する。したがって、簡単な構造として組立が容易であり、製作および組立費用が節減される効果がある。
図4は、本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリの使用状態図である。
添付した図4を参照すれば、シールリング本体8の底面中央に本発明の第1実施形態に係るブラシシールアセンブリ100を装着する一方、シールリング本体8の幅方向に沿って複数のシールストリップ50'が互いに離隔して備えられる。
前記シールストリップ50'は、一端がシールストリップ装着溝13'に挿入され、他端がロータ5(図1参照)方向に延びる。シールストリップ50'は、全体的に「J」字形状をなし、シールストリップ装着溝13'に挿入され、シールストリップ装着溝13'の壁面に沿って折曲げられる折曲部51'と、折曲部51'の一端からロータ5の方向に延長形成される延長部52'とを含む。
この場合、従来のラビリンスシール1(図1参照)を形成する例に比べて構造が簡単であるので、より安価な費用で固定体と回転体との間のシーリングを実現することができるという利点がある。
添付した図5を参照して、本発明の一実施形態に係るブラシシールアセンブリについて説明する。参照として、本実施形態は、ブラシシールアセンブリ100と従来のラビリンスシール1をともに適用した構成からなることを特徴とする。
以下、説明する実施形態のブラシシールアセンブリも、図4に示されているように、シールリング本体8の幅方向に沿って複数個が互いに離隔して備えられるシールストリップ50'とともに用いられるか、図5に示されているように、従来のラビリンスシール1とともに用いられてもよいことはもちろんである。
図6は、本発明の第2実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。
本発明の第2実施形態に係るブラシシールアセンブリ100aは、図3を参照して上述した第1実施形態に係るブラシシールアセンブリ100と基本的な構成が類似しており、ただし、支持ストリップ300aの延長部320aが斜めに傾斜して形成される点で違いがある。
したがって、上述した第1実施形態の構成と同一機能の同一構成については同一の図面符号を付し、以下、重複説明は省略する。
本発明の第2実施形態によれば、支持ストリップ300aの延長部320aが挿入部310aの一端からブラシ200の低圧領域側一面230に延びるが、ロータ5の方向に所定角度傾斜する。
延長部320aの傾斜角度は、必要に応じて適切に選択可能であり、前記延長部320aの末端がブラシ200の下端部に隣接することにより、支持部330aが相対的に狭い幅に形成される例を示している。
本発明の変形例として、本体部12の底面に対する延長部320aの傾斜角度をより小さくすることで、支持部330aの幅を相対的により増加させることができ、この時、上述した実施形態のような屈曲部331(図3参照)を支持部330aに形成することも可能である。
本発明の第2実施形態に係るブラシシールアセンブリ100aによれば、本体部12の底面と延長部320aおよびブラシ200の低圧領域側一面230で区画される空間Sが、上述した第1実施形態の圧力ポケット500(図3参照)のように機能することもできる。
図7は、本発明の第3実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。
添付した図7を参照すれば、本発明の第3実施形態によれば、本体部12の底面にブラシ挿入溝13a'と第2支持ストリップ挿入溝13bおよび第1アンカリング部材挿入溝13cがそれぞれ形成される。
ブラシ挿入溝13a'は、本体部12の底面中央に形成される。第2支持ストリップ挿入溝13bは、ブラシ挿入溝13a'の一側に本体部12の幅方向に所定間隔離隔して形成され、第1アンカリング部材挿入溝13cは、ブラシ挿入溝13a'の他側にブラシ挿入溝13a'と連通するように形成される。
この時、第1アンカリング部材挿入溝13cは、ブラシ挿入溝13a'の他側にロータ5の方向に段付いて形成される。すなわち、第1アンカリング部材挿入溝13cの底面は、第1アンカリング部材挿入溝13cの底面の他側からロータ5の方向に突出形成される。これは、第1アンカリング部材挿入溝13cに押し込まれた第1アンカリング部材500bが、後述の第1支持ストリップ300bの第1延長部330bを集中的に加圧できるようにするためである。
ここで、ブラシ挿入溝13a'と第2支持ストリップ挿入溝13bおよび第1アンカリング部材挿入溝13cの断面形状は、必要に応じて適切に選択可能である。例えば、図7に示された実施形態の場合、ブラシ挿入溝13a'と第2支持ストリップ挿入溝13bは、その底面が円弧状に凹のラウンド形状に形成され、第1アンカリング部材挿入溝13cは、四角形の断面形状に形成される。
ブラシ200bと、ブラシ200bの一側を支持する第1支持ストリップ300bと、ブラシ200bの他側を支持する第1アンカリング部材500bと、ブラシ200bの一側に離隔して一側端部が固定され、他側端部がブラシ200bの一側を支持する第2支持ストリップ400bとを含む。
ブラシ200bは、複数の剛毛(bristle)を備えて構成され、ブラシ200bをなす剛毛の厚さ等の規格は、必要に応じて適切に選択可能である。
ブラシ200bの一端はブラシ挿入溝13a'に挿入され、他端はロータ5の外周面方向に延びて、その末端がロータ5の外周面に接触する。これによって、ブラシ200bを基準としてロータ5の軸方向両側がブラシ200bによってシーリングされる。
図面上、ブラシ200bの右側の圧力PHが左側の圧力PLより相対的に高圧であり、ブラシ200bは、高圧領域から低圧領域に流動する流体をシーリングする。
ブラシ挿入溝13a'には、ブラシ200bの一端を取り囲むように第1支持ストリップ300bが挿入される。第1支持ストリップ300bは、「J」字状の断面を有する薄いプレートのリング形状であり、金属だけでなく、合成樹脂のような、熱に比較的強くかつ弾性を有する材質からなってもよい。
第1支持ストリップ300bは、ブラシ200bの一側面を密着支持する第1支持部310bと、第1支持部310bの一端でブラシ200bの一端を取り囲むように形成されるラウンド部320bと、ラウンド部320bの一端からブラシ200bの他側面の一部を覆うように延びる第1延長部330bとを含む。この時、第1支持部310bの他端は、ブラシ挿入溝13a'内に収容される。
第1アンカリング部材500bは、ブラシ200bおよび第1支持ストリップ300bの離脱防止のために、第1アンカリング部材挿入溝13cに押し込まれる。第1アンカリング部材500bは、ブラシ200bと第1支持ストリップ300bをブラシ挿入溝13a'の内壁方向に加圧して、ブラシ挿入溝13a'内に固定する役割を果たす。
この時、第1支持ストリップ300bの第1支持部310bは、ブラシ200bとブラシ挿入溝13a'の内壁との間に介在し、第1アンカリング部材500bは、第1支持ストリップ300bの第1延長部330bと第1アンカリング部材挿入溝13cの内壁との間に介在する。
この時、第1アンカリング部材挿入溝13cの底面が第1支持ストリップ300bのラウンド部320bと第1延長部330bとの境界に対応して形成されることにより、第1アンカリング部材挿入溝13cに押し込まれた第1アンカリング部材500bは、第1支持ストリップ300bの第1延長部330bを集中的に加圧することになる。これによって、ブラシ200bと第1支持ストリップ300bは、第1アンカリング部材500bの加圧力によってブラシ挿入溝13a'内に強固に固定される。
第2支持ストリップ400bは、プレートのリング形状であり、上述した第1支持ストリップ300bと同一の材質からなってもよい。
第2支持ストリップ400bは、一側端部がブラシ挿入溝13a'の一側から離隔して形成される第2支持ストリップ挿入溝13bに挿入・固定され、他側端部はブラシ200bの一側、詳細には、低圧領域側一面210bを支持する。
第2支持ストリップ400bは、第2支持ストリップ挿入溝13bに挿入される挿入部410bと、挿入部410bの一端からブラシ200b方向に延びる第2延長部420bと、第2延長部420bの一端から折曲げられ、ブラシ200bの一側を支持する第2支持部430bとを含む。
第2支持ストリップ挿入溝13bに挿入された挿入部410bは、第2支持ストリップ挿入溝13bに押し込まれる第2アンカリング部材600bによって第2支持ストリップ挿入溝13bの内壁方向に加圧されて密着固定される。
第2支持ストリップ400bの第2延長部420bは、挿入部410bの両端のうち、ブラシ200bに隣接する一端から本体部12の底面に沿ってブラシ200bの低圧領域側一面210b方向に延び、好ましくは、本体部12の底面に密着する。
第2支持ストリップ400bの第2支持部430bは、ブラシ200bの低圧領域側一面210bと当接した第2延長部420bの一端からロータ5の方向に垂直に折曲形成される。すなわち、ブラシ挿入溝13a'内に収容されたブラシ200bの低圧領域側一面210bは、第1支持ストリップ300bの第1支持部310bによって支持され、ブラシ挿入溝13a'の外側に突出したブラシ200bの低圧領域側一面210bは、第2支持ストリップ400bの第2支持部430bによって支持される。
第2支持部430bのロータ5対向端は、ブラシ200bの他端、すなわち、ブラシ200bのロータ5対向端よりロータ5の半径方向外側にさらに離隔して位置することが好ましい。これは第2支持ストリップ400bとロータ5とのラビング防止のためのもので、図7に示されているように、ブラシ200bの末端部に比べて、第2支持ストリップ400bの第2支持部430bの末端部がロータ5の外周面からさらに離隔して、ブラシ200bの末端部内側に位置する。
ただし、第2支持ストリップ400bとロータ5との間にラビングが発生しても、第2支持ストリップ400bは、薄いプレート形状として弾性を有するため、ロータ5とのラビングによる熱の発生と摩耗が従来に比べて低減される効果がある。同時に、本発明の第3実施形態に係る第2支持ストリップ400bを適用する場合、従来のプレート46、48(図2参照)に比べてロータ5との間隔を減少させて、シーリング効率を増大させることができる。
一方、本発明の第3実施形態によれば、第2支持ストリップ400bの第2支持部430bに少なくとも1つ以上の屈曲部431bが形成される。
屈曲部431bは、例えば、円弧状の断面形状に形成されてもよいが、これに限定されるものではなく、半円形または三角形や四角形などの多角形の断面形状に形成されてもよい。
複数の屈曲部431bが互いに離隔して形成されてもよく、ウェーブ形状に連続して形成されてもよい。すなわち、屈曲部431bの個数と突出高さ、相互間の間隔等の規格は、必要に応じて適切に選択可能である。
それぞれの屈曲部431bとブラシ200bとの間には、高圧領域の流体が流入する圧力ポケット700bが形成される。
前記圧力ポケット700bは、圧力ポケット700bに流入した高圧流体の圧力によってブラシ200bの低圧領域側一面210bを支持する役割を果たし、高圧領域の流体は、ブラシ200bをなす剛毛間の隙間を通して圧力ポケット700bに流入する。
第2支持部430bに形成された屈曲部431bは、第2支持ストリップ400bの剛性(stiffness)を向上させる役割も果たす。
本発明の変形実施例として、上述した屈曲部431bが第2支持部430bに形成されていない状態で、第2支持部430bの一面全体がブラシ挿入溝13a'の外側に突出したブラシ200bの低圧領域側一面210bに密着することも可能である。
ブラシ200bの低圧領域側一面210bが第2支持ストリップ400bの第2支持部430bとともに圧力ポケット700bの圧力によって支持されるため、ブラシ200bの両側の圧力差によるブラシ200bの変形とこれによる流体漏れが低減される。
また、シールリング本体8のブラシ挿入溝13a'にブラシ200bと第1支持ストリップ300bを挿入し、第1アンカリング部材500bを押し込む一方、第2支持ストリップ挿入溝13bに第2支持ストリップ400bを挿入し、第2アンカリング部材600bを押し込むことで、設置が完了する。したがって、簡単な構造として組立が容易であり、製作および組立費用が節減される効果がある。
図8は、本発明の第4実施形態に係るブラシシールアセンブリの概略図である。
本発明の第4実施形態に係るブラシシールアセンブリ100cは、図7を参照して上述した第3実施形態に係るブラシシールアセンブリ100bと基本的な構成が類似しており、ただし、第2支持ストリップ400cの第2延長部420cが斜めに傾斜して形成される点で違いがある。
したがって、上述した第3実施形態の構成と同一機能の同一構成については同一の図面符号を付し、以下、重複説明は省略する。
本発明の第4実施形態によれば、第2支持ストリップ400cの第2延長部420cが挿入部410bの一端からブラシ200bの低圧領域側一面210bに延びるが、ロータ5の方向に所定角度傾斜する。
この時、第2延長部420cの傾斜角度は、必要に応じて適切に選択可能である。図8に示された実施形態の場合、第2延長部420cの末端がブラシ200bの下端部に隣接することにより、第2支持部430bが狭い幅に形成される例を示している。
本発明の変形例として、本体部12の底面に対する第2延長部420cの傾斜角度をより小さくすることで、第2支持部430bの幅を相対的により増加させることができ、この時、上述した第3実施形態のような屈曲部431b(図7参照)を第2支持部430bに形成することも可能である。
同時に、本発明の第4実施形態に係るブラシシールアセンブリ100cによれば、本体部12の底面と第2延長部420cおよびブラシ200bの低圧領域側一面210bで区画される空間700cが、上述した第3実施形態の圧力ポケット700b(図7参照)のように機能することもできる。
本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリについて、図面を参照して説明する。
添付した図9〜図11を参照すれば、ブラシシールアセンブリ100は、一側端部が本体部12の底面に設けられる溝に挿入・装着され、ブラシ200と、ブラシ200の一側を支持する支持ストリップ300と、ブラシ200および支持ストリップ300の周りを取り囲む補助ストリップ400とを含む。
本体部12は、ブラシ挿入溝13aと補助ストリップ挿入溝13bがそれぞれ形成され、前記ブラシ挿入溝13aは、本体部12の底面中央に形成され、補助ストリップ挿入溝13bは、ブラシ挿入溝13aの両側に所定間隔離隔して形成される。
ブラシ挿入溝13aおよび補助ストリップ挿入溝13bの断面形状は、必要に応じて適切に選択可能であり、一例として、底面が凹のラウンド形状に形成される。
ブラシ挿入溝13aと補助ストリップ挿入溝13bに補助ストリップ400が挿入されるが、補助ストリップ400は、薄いプレートのリング形状であり、金属だけでなく、合成樹脂のような、熱に比較的強くかつ弾性を有する材質からなってもよい。
補助ストリップ400の装着時、補助ストリップ400の中間部がブラシ挿入溝13aに挿入され、補助ストリップ400の両側が補助ストリップ挿入溝13bに挿入される。
補助ストリップ400は、ブラシ挿入溝13aの内壁と補助ストリップ挿入溝13bの内壁、および本体部12の底面に沿って密着する。ブラシ挿入溝13aの深さが補助ストリップ挿入溝13bの深さより深く形成されるため、ブラシ挿入溝13aと補助ストリップ挿入溝13bに装着された補助ストリップ400は、全体的に「山」字形状をなす。
補助ストリップ400は、ブラシ挿入溝13aに挿入される第1挿入部410と、補助ストリップ挿入溝13bにそれぞれ挿入される第2挿入部420と、第1挿入部410の両端と第2挿入部420の一端とをそれぞれ連結する連結部430とを含む。
翼部440は、第2挿入部420の他端からロータ5の方向にそれぞれ延長形成されるが、前記翼部440とロータ5との間の離隔距離は、後述のブラシ200とロータ5との間の離隔距離よりも遠いことが好ましく、より好ましくは、後述の支持ストリップ300とロータ5との間の離隔距離と同一に延びてもよい。
補助ストリップ400とロータ5とのラビング防止のために、補助ストリップ400のロータ5対向端は、後述のブラシ200のロータ5対向端よりロータ5の半径方向外側にさらに離隔して配置される。
一方、ブラシ200は、複数の剛毛(bristle)を備えて構成され、ブラシ200をなす剛毛の厚さ等の規格は、必要に応じて適切に選択可能である。
ブラシ200の一端は、本体部12の底面中央に形成されるブラシ挿入溝13aに挿入され、他端はロータ5の外周面方向に延びて、その末端がロータ5の外周面に接触する。したがって、ブラシ200を基準としてロータ5の軸方向両側がブラシ200によってシーリングされる。
図面上、ブラシ200の右側の圧力PHが左側の圧力PLより相対的に高圧であり、ブラシ200は、高圧領域から低圧領域に流動する流体をシーリングする。
この時、ブラシ200の一面、すなわち、低圧領域側一面210に支持ストリップ300が密着するように備えられ、前記支持ストリップ300は、ブラシ200の両側の圧力差によるブラシ200の変形を支持する役割を果たす。
支持ストリップ300は、「J」字状の断面を有する薄いプレートのリング形状であり、金属だけでなく、合成樹脂のような、熱に比較的強くかつ弾性を有する材質からなってもよい。
支持ストリップ300は、ブラシ200の一側面を支持する支持部310と、支持部310の一端でブラシ200の一端を取り囲むように円弧状にラウンド形成されるラウンド部320とを含む。
また、支持ストリップ300の離脱防止のために、ラウンド部320の一端から延長部330が所定長さ延長形成されることが好ましい。すなわち、支持ストリップ300の一端がブラシ200の一端を取り囲むように曲がって、ブラシ200の他側面の一部を覆うことになる。
この時、支持ストリップ300の他端は、ブラシ200の他端内側に位置する。これは支持ストリップ300とロータ5とのラビング防止のためのもので、ブラシ200の末端部に比べて、支持ストリップ300の末端部がロータ5の外周面からさらに離隔した地点に位置する。
すなわち、支持ストリップ300のロータ5対向端は、ブラシ200のロータ5対向端よりロータ5の半径方向外側にさらに離隔して配置される。
ただし、支持ストリップ300は、薄いプレート形状として弾性を有するため、ロータ5とのラビングによる熱の発生と摩耗が低減される効果があり、従来のプレートに比べてロータ5との間隔を減少させて、シーリング効率を増大させることができる。
ブラシ200と支持ストリップ300は、ブラシ200の一端が支持ストリップ300のラウンド部320によって取り囲まれた状態で、シールリング本体8(図1参照)の本体部12の底面中央に形成されたブラシ挿入溝13aに挿入される。
ブラシ挿入溝13aには補助ストリップ400が先に装着されており、ブラシ200と支持ストリップ300は、ブラシ挿入溝13aに押し込まれて、補助ストリップ400によってその周りが取り囲まれる。すなわち、ブラシ200と支持ストリップ300は、ブラシ挿入溝13aの内壁に沿って取り囲まれた補助ストリップ400の間に嵌合して固定されるのである。
補助ストリップ挿入溝13bから補助ストリップ400の離脱を防止するために、アンカリング部材500が補助ストリップ挿入溝13bに押し込まれる。
このアンカリング部材500は、補助ストリップ400の一側を補助ストリップ挿入溝13bの内壁方向に加圧して、補助ストリップ400が補助ストリップ挿入溝13b内に強固に固定されるようにする。
一例として、アンカリング部材500は、リング形状の弾性体からなってもよく、外周方向に長く延びるため、長手方向に複数本がねじれたワイヤ形状をなしてもよい。
補助ストリップ400は、一対の補助ストリップ挿入溝13bに挿入され、両側がアンカリング部材500によって補助ストリップ挿入溝13b内に固定される。同時に、ブラシ挿入溝13a内に補助ストリップ400とブラシ200および支持ストリップ300が押し込まれることにより、相互間の加圧力によってブラシ挿入溝13a内に強固に固定される。
ブラシ200の低圧領域側一面210を支持ストリップ300の支持部310が支持する一方、支持ストリップ300の支持部310は、ブラシ挿入溝13aの内壁と支持ストリップ300との間に介在する補助ストリップ400によって支持されるため、ブラシ200の両側の圧力差によるブラシ200の変形とこれによる流体漏れが低減される効果がある。
また、ブラシ200の両側に補助ストリップ400の翼部440がロータ5の方向に延長形成されるため、ブラシ200とともに、補助ストリップ400によってシーリング効果が増大する効果がある。
ブラシシールアセンブリ100は、ブラシ挿入溝13aと補助ストリップ挿入溝13bに補助ストリップ400を挿入した後、ブラシ挿入溝13aにブラシ200と支持ストリップ300を押し込み、補助ストリップ挿入溝13bにアンカリング部材500を押し込むことで、設置が完了する。したがって、簡単な構造として組立が容易であり、製作および組立費用が節減される効果がある。
添付した図10は、本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリの使用状態図である。
シールリング本体8の底面中央に本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリ100を装着する一方、シールリング本体8の幅方向に沿って複数のシールストリップ50'が互いに離隔して備えられてもよい。
この時、シールストリップ50'は、一端がシールストリップ装着溝13'に挿入・固定され、他端がロータ方向に延びる。シールストリップ50'は、全体的に「J」字形状をなし、上述した支持ストリップまたは補助ストリップと同じ材質からなってもよい。
シールストリップ50'は、シールストリップ装着溝13'に押し込まれて、シールストリップ装着溝13'の壁面に沿ってラウンドに形成される固定部51'と、固定部51'の一端からロータ5の方向に延長形成されるシーリング部52'とを含む。
この場合、従来のラビリンスシール1(図1参照)を形成する例に比べてその構造が簡単であるので、より安価な費用で固定体と回転体との間のシーリングを実現することができるという利点がある。
ブラシシールアセンブリ100と従来のラビリンスシール1をともに適用してもよく、図11は、ブラシシールアセンブリ100と従来のラビリンスシール1がともに適用された他の例を示す使用状態図である。
同時に、以下に説明する第6実施形態のブラシシールアセンブリ100aも、シールリング本体8の幅方向に沿って複数個が互いに離隔して備えられるシールストリップ50'とともに用いられるか、従来のラビリンスシール1とともに使用されてもよいことはもちろんである。
本発明の第6実施形態に係るブラシシールアセンブリについて、図面を参照して説明する。
添付した図12を参照すれば、ブラシシールアセンブリ100aは、上述した第5実施形態に係るブラシシールアセンブリ100と基本的な構成が類似しており、ただし、補助ストリップ400の両端が補助ストリップ挿入溝13bの内部に収容される点で違いがある。したがって、上述した第5実施形態の構成と同一機能の同一構成については同一の図面符号を付し、以下、重複説明は省略する。
本発明の第6実施形態によれば、補助ストリップ400の両端が補助ストリップ挿入溝13bの内部に位置する。すなわち、上述した第5実施形態のような翼部440の構成がない。
本発明の第6実施形態は、ブラシ200を補助してシーリングする役割を、図10のシールストリップ50'または図11のラビリンスシール1が十分に果たしている場合に適用可能であり、この時、補助ストリップ400は、ブラシ200と支持ストリップ300をブラシ挿入溝13a内に強固に固定させる役割を果たす。
本発明の第5実施形態に係るブラシシールアセンブリに備えられた支持ストリップの他の実施形態について、図面を参照して説明する。
添付した図13〜図14を参照すれば、支持ストリップ300は、ラウンド部320が弾性復元力を有する材質からなるが、この場合、ブラシ200に荷重が加えられる場合、前記ラウンド部320が弾性変形しながら、ブラシ200が上側に一定量だけ移動可能なため、変形の発生が最小化される。
支持ストリップ300は、支持部310が長手方向で弾性復元力が維持されるように弾性材質で形成されるが、この場合、高圧の流体がブラシ200に向かって移動する場合、前記ブラシ200に対する支持力が向上し、ブラシ200が支持ストリップ300の位置した方向に撓む場合にも、前記支持部310が瞬間的に弾性変形してから原位置に戻りながら、ブラシ200全体を最初の位置に容易にブラシ200を経由して移動する流体の移動量を一定に維持させて、シーリング効率が向上する。
本発明の他の実施形態に係るアンカリング部材について、図面を参照して説明する。
添付した図15を参照すれば、アンカリング部材500は、補助ストリップ挿入溝13bに対応する形状をもって挿入されるアンカリングボディ510と、前記アンカリングボディ510から補助ストリップ400に密着した状態で下側に延びたアンカリング延長部520とを含む。
アンカリングボディ510は、上面が上側に向かってラウンド形状に形成され、下面は横方向に向かって水平に延びて、前記補助ストリップ挿入溝13bに安定的に挿入される。
また、アンカリング延長部520は、翼部440の外周面に密着した状態で一定長さだけ延びて、前記翼部440に対する支持を同時に実現することができて、補助ストリップ400に対する支持力が向上する。
本発明の補助ストリップの他の実施形態を、図面を参照して説明する。
添付した図16〜図17を参照すれば、翼部440は、弾性復元力が維持される弾性材質からなるが、この場合、ブラシ200とともに高圧の流体が移動しながら発生する圧力差によって前記流体の移動方向に一時的に弾性変形してから原位置に戻ることができるため、常時一定量の流体を移動させて、シーリング効率が向上する。
翼部440は、下端から上部に向かって延びた第1弾性部441と、前記第1弾性部441の上端から横方向に延びた第2弾性部442とを含む。
第1弾性部441は、縦方向または横方向から加えられる圧力変動または外力による弾性復元力を一定に維持させて、補助ストリップ400によるシーリング効率を向上させる。
第2弾性部442は、補助ストリップ挿入溝13bのラウンド形状が始まる前の位置に形成され、流体による応力集中が最大に発生する位置での弾性復元力を利用して効果的に支持分散させ、応力集中による変形および破損を防止することができる。これによって、長期間補助ストリップ400が用いられる場合にも耐久性が一定に維持され、取替時期が相対的に長くなって、取替による修理費用が低減される。
100、100a、100b、100c:ブラシシールアセンブリ
200、200b:ブラシ
300:支持ストリップ
300b:第1支持ストリップ
400:アンカリング部材
400b:第2支持ストリップ
500a:圧力ポケット
500b:第1アンカリング部材
600b:第2アンカリング部材

Claims (22)

  1. タービンの固定翼とロータとの間の間隙をシーリングするために用いられるブラシシールアセンブリであって、
    前記固定翼の前記ロータ対向面に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、
    前記ブラシの一側に離隔されて一端部が前記固定翼に固定され、他端部が前記ブラシの前記一側を支持する支持ストリップと
    を含むブラシシールアセンブリ。
  2. 前記ブラシの一端が前記固定翼の前記ロータ対向面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、前記支持ストリップの前記一端部が前記ブラシ挿入溝の前記一側に離隔して形成される支持ストリップ挿入溝に挿入される請求項1に記載のブラシシールアセンブリ。
  3. 前記支持ストリップは、
    前記支持ストリップ挿入溝に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の一端から前記ブラシ方向に延びる延長部と、
    前記延長部の一端から折曲げられ、前記ブラシの前記一側を支持する支持部と
    を含む請求項2に記載のブラシシールアセンブリ。
  4. 前記支持部には、少なくとも1つ以上の屈曲部が形成される請求項3に記載のブラシシールアセンブリ。
  5. 前記ブラシ挿入溝は、
    前記ブラシの一端が位置する第1挿入部と、
    前記第1挿入部から前記第1挿入部より狭い幅で前記ロータ方向に延長形成される第2挿入部と
    を含む請求項2から4のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  6. 前記第2挿入部の前記ブラシの他側との対向面に段差部が形成され、前記ブラシと前記段差部との間に所定の隙間が形成される請求項5に記載のブラシシールアセンブリ。
  7. タービンの固定翼とロータとの間の間隙をシーリングするために用いられるブラシシールアセンブリであって、
    前記固定翼の前記ロータ対向面に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、
    前記ブラシの一側を支持する第1支持ストリップと、
    前記ブラシの他側を支持する第1アンカリング部材と、
    前記ブラシの前記一側に離隔して一端部が固定され、他端部が前記ブラシの前記一側を支持する第2支持ストリップと
    を含むブラシシールアセンブリ。
  8. 前記ブラシと前記第1支持ストリップのそれぞれの一端は、前記固定翼の前記ロータ対向面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、
    前記第2支持ストリップの前記一端部は、前記ブラシ挿入溝の前記一側に離隔して形成される第2支持ストリップ挿入溝に挿入される請求項7に記載のブラシシールアセンブリ。
  9. 前記第2支持ストリップを前記第2支持ストリップ挿入溝に押し込んで固定する第2アンカリング部材をさらに含む請求項8に記載のブラシシールアセンブリ。
  10. 前記第1支持ストリップは、
    前記ブラシの一側面を支持する第1支持部と、
    前記第1支持部の一端で前記ブラシの一端を取り囲むように形成されるラウンド部と、
    前記ラウンド部の一端から前記ブラシの他側面の一部を覆うように延びる第1延長部と
    を含む請求項7から9のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  11. 前記第2支持ストリップは、
    前記第2支持ストリップ挿入溝に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の一端から前記ブラシ方向に延びる第2延長部と、
    前記第2延長部の一端から折曲げられ、前記ブラシの前記一側を支持する第2支持部と
    を含む請求項8に記載のブラシシールアセンブリ。
  12. タービンの固定翼とロータとの間の間隙をシーリングするために用いられるブラシシールアセンブリであって、
    前記固定翼の一側に一端が挿入され、他端が前記ロータ方向に突出するブラシと、
    前記ブラシの前記一側を支持する支持ストリップと、
    前記ブラシと前記支持ストリップの一端側の周りを取り囲む補助ストリップと
    を含むブラシシールアセンブリ。
  13. 前記補助ストリップの中間部が前記固定翼の前記ロータ対向面に形成されるブラシ挿入溝に挿入され、前記補助ストリップの両側のそれぞれが前記ブラシ挿入溝の両側にそれぞれ形成される補助ストリップ挿入溝に挿入される請求項12に記載のブラシシールアセンブリ。
  14. 前記補助ストリップは、
    前記ブラシ挿入溝の内壁と前記補助ストリップ挿入溝の内壁、および前記固定翼の前記ロータ対向面に沿って密着する請求項13に記載のブラシシールアセンブリ。
  15. 前記補助ストリップは、
    前記ブラシ挿入溝に挿入される第1挿入部と、
    前記補助ストリップ挿入溝に挿入される第2挿入部と、
    前記第1挿入部の両端のそれぞれと前記第2挿入部の一端とを連結する連結部と、
    前記第2挿入部の他端から前記ロータ方向にそれぞれ延長形成される翼部と
    を含む請求項13または14に記載のブラシシールアセンブリ。
  16. 前記補助ストリップを前記補助ストリップ挿入溝に押し込んで固定するアンカリング部材をさらに含む請求項13から15のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  17. 前記支持ストリップは、
    前記ブラシの一側面を支持する支持部と、
    前記支持部の一端で前記ブラシの一端を取り囲むように形成されるラウンド部と
    を含む請求項12から16のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  18. 前記支持ストリップは、
    前記ラウンド部が弾性材質からなる請求項17に記載のブラシシールアセンブリ。
  19. 前記支持ストリップは、
    前記支持部が弾性材質からなる請求項17または18に記載のブラシシールアセンブリ。
  20. 前記翼部は、
    弾性材質からなる請求項15、または請求項15に従属する場合の請求項16から19のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  21. 前記翼部は、
    前記ロータ側の端から前記固定翼に向かって延びる第1弾性部と、
    前記第1弾性部の前記固定翼側の端において直交する方向に延びた第2弾性部と
    を含む請求項15、または請求項15に従属する場合の請求項16から20のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
  22. 前記アンカリング部材は、
    前記補助ストリップ挿入溝に対応する形状をもって挿入されるアンカリングボディと、
    前記アンカリングボディから補助ストリップに密着した状態で前記ロータ側に延びたアンカリング延長部と
    を含む請求項16、または請求項16に従属する場合の請求項17から21のいずれか1項に記載のブラシシールアセンブリ。
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