JP3487125B2 - 遮光装置 - Google Patents
遮光装置Info
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- JP3487125B2 JP3487125B2 JP07458497A JP7458497A JP3487125B2 JP 3487125 B2 JP3487125 B2 JP 3487125B2 JP 07458497 A JP07458497 A JP 07458497A JP 7458497 A JP7458497 A JP 7458497A JP 3487125 B2 JP3487125 B2 JP 3487125B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を遮断する遮光装
置であって、特にカメラのズームレンズ部の遮光シール
に関するものである。
置であって、特にカメラのズームレンズ部の遮光シール
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ用遮光シールは、オイルシール等
と比べてシール自体にそれほどの力もかからず、また、
摺動も比較的低速で低頻度に行われ、従来から図1、2
に示す様なものが用いられてきた。図1の遮光シール1
00は、樹脂またはフェルトからなる円環の内径側に切
れ込み101を複数本入れたものであり、また、図2の
遮光シール200は、金属製または樹脂性のリングから
なる補強部201と、弾性体のリングからなるシールリ
ップ部202を接着して構成されたものであり、どちら
も使用時には、図3にあるように、シール内径に軸20
3を挿入し、シールリップ部202がL字形に変形する
ことで軸203に密着し、カメラがズームアップ等でズ
ームレンズ部が出入する際に光及びダストの侵入を防ぐ
ものである。また、摺動時の抵抗を下げるため、材料に
摩擦係数の小さいPTFEを使用したり、摺動面にPT
FEコーティングを施したりすることもある。
と比べてシール自体にそれほどの力もかからず、また、
摺動も比較的低速で低頻度に行われ、従来から図1、2
に示す様なものが用いられてきた。図1の遮光シール1
00は、樹脂またはフェルトからなる円環の内径側に切
れ込み101を複数本入れたものであり、また、図2の
遮光シール200は、金属製または樹脂性のリングから
なる補強部201と、弾性体のリングからなるシールリ
ップ部202を接着して構成されたものであり、どちら
も使用時には、図3にあるように、シール内径に軸20
3を挿入し、シールリップ部202がL字形に変形する
ことで軸203に密着し、カメラがズームアップ等でズ
ームレンズ部が出入する際に光及びダストの侵入を防ぐ
ものである。また、摺動時の抵抗を下げるため、材料に
摩擦係数の小さいPTFEを使用したり、摺動面にPT
FEコーティングを施したりすることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、リップ部全体で軸に接触してお
り、接触面積が大きいため、接触力は小さく、軸表面ま
たはシールの摺動面に異物の付着や小さな凸部がある
と、光漏れを生じやすい。
た従来技術の場合には、リップ部全体で軸に接触してお
り、接触面積が大きいため、接触力は小さく、軸表面ま
たはシールの摺動面に異物の付着や小さな凸部がある
と、光漏れを生じやすい。
【0004】本発明は上記の従来技術のこういった課題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、軸との接触力が大きく、光漏れのしにくい遮光装
置を提供することにある。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、軸との接触力が大きく、光漏れのしにくい遮光装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、互いに同心的に相対移動可能に組
みつけられる2部材間の環状の隙間から光がもれないよ
うに遮光するもので、該2部材の一方の部材に固定され
る環状の固定部と、他方の部材に摺動接触し、接触部が
厚さ0.5mm以下の平座金形状のゴム状弾性体のシー
ルリップ部と、を同心的に備えた遮光装置において、シ
ールリップ部の他方の部材との接触面に環状に高さ0.
5mm以下の凸部を設け、該凸部を遮光面として前記他
方の部材と接触することを特徴とする。
に本発明にあっては、互いに同心的に相対移動可能に組
みつけられる2部材間の環状の隙間から光がもれないよ
うに遮光するもので、該2部材の一方の部材に固定され
る環状の固定部と、他方の部材に摺動接触し、接触部が
厚さ0.5mm以下の平座金形状のゴム状弾性体のシー
ルリップ部と、を同心的に備えた遮光装置において、シ
ールリップ部の他方の部材との接触面に環状に高さ0.
5mm以下の凸部を設け、該凸部を遮光面として前記他
方の部材と接触することを特徴とする。
【0006】また、前記凸部を2つ以上設けてもよい
し、その場合、内径側の凸部の高さを外形側の凸部の高
さと同じかまたはそれより低くするとよい。また、シー
ル内径端から2mm以内の位置に少なくとも1つの前記
凸部を設けるとよい。
し、その場合、内径側の凸部の高さを外形側の凸部の高
さと同じかまたはそれより低くするとよい。また、シー
ル内径端から2mm以内の位置に少なくとも1つの前記
凸部を設けるとよい。
【0007】上記のように構成された遮光装置では、ご
く簡単な構成にもかかわらず、シールリップ部と前記他
方の部材との接触面積は小さく、接触力は大きくなるの
で、異物の侵入を効果的に防止することができ、また、
シールリップと前記他方の部材との間に異物が潜入した
場合や、軸表面に小さな凸部が存在する場合にも、接触
力が高いので隙間が生じにくく、光漏れしにくい。
く簡単な構成にもかかわらず、シールリップ部と前記他
方の部材との接触面積は小さく、接触力は大きくなるの
で、異物の侵入を効果的に防止することができ、また、
シールリップと前記他方の部材との間に異物が潜入した
場合や、軸表面に小さな凸部が存在する場合にも、接触
力が高いので隙間が生じにくく、光漏れしにくい。
【0008】凸部を、シールリップ部の、他方の部材と
の接触面側の面全体に亙って設けたことを特徴とする。
の接触面側の面全体に亙って設けたことを特徴とする。
【0009】ここで、シールリップ部を圧縮強度の大き
いゴム状弾性体によって成形し、凸部の変形を押さえた
ことは好適である。
いゴム状弾性体によって成形し、凸部の変形を押さえた
ことは好適である。
【0010】これにより、凸部と、他方の部材との接触
面積を押さえることができる。
面積を押さえることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。 (実施の形態1)本発明の第1の実施の形態に係る遮光
装置として図4乃至図6において、コンパクトカメラの
ズームレンズ部の遮光シールを示す。図4は軸挿入時の
遮光シールを、図5、図6は軸未挿入時の遮光シール
を、示している。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。 (実施の形態1)本発明の第1の実施の形態に係る遮光
装置として図4乃至図6において、コンパクトカメラの
ズームレンズ部の遮光シールを示す。図4は軸挿入時の
遮光シールを、図5、図6は軸未挿入時の遮光シール
を、示している。
【0012】遮光シール1は、図5に示すように金属製
または樹脂性の補強用リング2と、ゴム状弾性体として
のゴム製のリング3からなっており、図6(a)のよう
にシール断面を拡大するとゴム製のリング3は固定部3
aとシールリップ部3bとに分けて考えることができ
る。ここで、固定部3aと、補助用リング2とは、接着
または加硫接着してなっている。シールリップ部3bの
接触表面には凸部4が設けられており、接触時には、図
4のようにシールリップ部3bが約90度に折れ曲がり
この凸部により軸5に接触する。この時、ゴム弾性体か
らなるシールリップ部の弾性力が1点に集中するため、
軸との接触力が高くなり、遮光性が向上する。ただし、
凸部は、大き過ぎると摺動抵抗増加の原因になるので小
さい方がよく、図6(b)のようにシールの接触部の肉
厚が0.5mm以下であるから、凸部の高さ0.5mm
以下とする。また、凸部が内径端付近にないと、凸部が
接触しないか、または、凸部以外(内径端)も接触し、
その結果、凸部の面圧ピークが立たず効果を発揮しにく
い。そこで凸部は内径端に近いところ(内径端から2m
m以下の位置)に設ける。
または樹脂性の補強用リング2と、ゴム状弾性体として
のゴム製のリング3からなっており、図6(a)のよう
にシール断面を拡大するとゴム製のリング3は固定部3
aとシールリップ部3bとに分けて考えることができ
る。ここで、固定部3aと、補助用リング2とは、接着
または加硫接着してなっている。シールリップ部3bの
接触表面には凸部4が設けられており、接触時には、図
4のようにシールリップ部3bが約90度に折れ曲がり
この凸部により軸5に接触する。この時、ゴム弾性体か
らなるシールリップ部の弾性力が1点に集中するため、
軸との接触力が高くなり、遮光性が向上する。ただし、
凸部は、大き過ぎると摺動抵抗増加の原因になるので小
さい方がよく、図6(b)のようにシールの接触部の肉
厚が0.5mm以下であるから、凸部の高さ0.5mm
以下とする。また、凸部が内径端付近にないと、凸部が
接触しないか、または、凸部以外(内径端)も接触し、
その結果、凸部の面圧ピークが立たず効果を発揮しにく
い。そこで凸部は内径端に近いところ(内径端から2m
m以下の位置)に設ける。
【0013】(実施の形態2)図7に、本発明の第2の
実施の形態を示す。これは、上記第1の実施の形態にお
ける凸部を2つ設けたものである。ここで、複数の凸部
を接触させるためには、図7(b)のように内径側の凸
部の高さを外径側と同じかまたはそれより低くする必要
がある。このように、凸部を複数設けた場合、凸部が1
つの場合に比べ、摺動抵抗は増加するが、シール性は向
上する。その他の構成及び作用については第1の実施の
形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符
号を付して、その説明は省略する。
実施の形態を示す。これは、上記第1の実施の形態にお
ける凸部を2つ設けたものである。ここで、複数の凸部
を接触させるためには、図7(b)のように内径側の凸
部の高さを外径側と同じかまたはそれより低くする必要
がある。このように、凸部を複数設けた場合、凸部が1
つの場合に比べ、摺動抵抗は増加するが、シール性は向
上する。その他の構成及び作用については第1の実施の
形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符
号を付して、その説明は省略する。
【0014】上の2つの実施の形態について、従来のシ
ールと比較した場合の接触力の違いを図8に示す。ここ
で(d)〜(f)のグラフは、軸を挿入した状態での、
(a)〜(c)の断面形状を持つ3つのシールの、軸に
対する接触力をそれぞれ有限要素法解析したものであ
る。横軸は内径端からの距離を、縦軸はシールの中心か
ら放射状に切った場合の1ラジアンあたりの接触力を示
している。この3つのグラフから、本発明にかかるシー
ルは従来のシールに比べて接触力の集中、増加が起こる
ことが分かる。図9(a)〜(c)は、それぞれ図8
(a)〜(c)の詳細図である。
ールと比較した場合の接触力の違いを図8に示す。ここ
で(d)〜(f)のグラフは、軸を挿入した状態での、
(a)〜(c)の断面形状を持つ3つのシールの、軸に
対する接触力をそれぞれ有限要素法解析したものであ
る。横軸は内径端からの距離を、縦軸はシールの中心か
ら放射状に切った場合の1ラジアンあたりの接触力を示
している。この3つのグラフから、本発明にかかるシー
ルは従来のシールに比べて接触力の集中、増加が起こる
ことが分かる。図9(a)〜(c)は、それぞれ図8
(a)〜(c)の詳細図である。
【0015】その他、本発明にかかる遮光装置の凸部の
例を図10(a)〜(f)に示す。(a)は半径0.1
5mmの円弧状断面を持つ凸部である。(b)は先端部
が半径0.1mmの円弧で傾きが60度と30度の斜面
からなる山形断面を持つ凸部である。(c)は先端部が
半径0.1mmの円弧で傾きが45度と70度の斜面か
らなる山形断面を持つ凸部である。(d)は傾き30度
の斜面同士が接合して尖端を形成する山形断面を持つ凸
部である。(e)は傾き70度の斜面と45度の斜面が
接合して尖端を形成する山形断面を持つ凸部である。
(f)は高さ0.15mmの四角形断面を持つ凸部であ
る。
例を図10(a)〜(f)に示す。(a)は半径0.1
5mmの円弧状断面を持つ凸部である。(b)は先端部
が半径0.1mmの円弧で傾きが60度と30度の斜面
からなる山形断面を持つ凸部である。(c)は先端部が
半径0.1mmの円弧で傾きが45度と70度の斜面か
らなる山形断面を持つ凸部である。(d)は傾き30度
の斜面同士が接合して尖端を形成する山形断面を持つ凸
部である。(e)は傾き70度の斜面と45度の斜面が
接合して尖端を形成する山形断面を持つ凸部である。
(f)は高さ0.15mmの四角形断面を持つ凸部であ
る。
【0016】これらのうち、(a)〜(e)の円弧状断
面または山形断面の凸部をもつ遮光装置にくらべ、
(f)のような凸部の断面形状が四角の場合は、面圧の
ピークが立たず効果を発揮しにくい。
面または山形断面の凸部をもつ遮光装置にくらべ、
(f)のような凸部の断面形状が四角の場合は、面圧の
ピークが立たず効果を発揮しにくい。
【0017】(実施の形態3)図11に本発明の第3の
実施の形態に係る遮光装置11を示す。
実施の形態に係る遮光装置11を示す。
【0018】これは摺動面全体に微小凸部14を設ける
ことにより異物付着等による光漏れを防ぐものである。
すなわち、摺動面に異物が付着してもいずれかの微小凸
部14でシールするため光漏れが生じにくい。
ことにより異物付着等による光漏れを防ぐものである。
すなわち、摺動面に異物が付着してもいずれかの微小凸
部14でシールするため光漏れが生じにくい。
【0019】また、前記第1、第2の実施の形態に係る
遮光装置では、凸部先端で接触するため凸部先端部分の
面圧が非常に高くなり、摺動時に、凸部先端を起点とし
たリップめくれ(図12)が起こり易いため、摺動抵抗
を押さえる目的で、シール摺動面にPTFEコーティン
グを施すことが望ましかった。
遮光装置では、凸部先端で接触するため凸部先端部分の
面圧が非常に高くなり、摺動時に、凸部先端を起点とし
たリップめくれ(図12)が起こり易いため、摺動抵抗
を押さえる目的で、シール摺動面にPTFEコーティン
グを施すことが望ましかった。
【0020】これに対し、本実施の形態にかかる遮光装
置では、シールリップ部の材料として、変形しにくい
(圧縮強度の大きい)ゴム状弾性体を用いることによ
り、凸部の変形をおさえて摺動面の凹部と軸との接触を
抑えることができるので(図13)、PTFEコーティ
ングをすることなく、リップめくれの発生を防止するこ
とができ、生産性を向上できる。
置では、シールリップ部の材料として、変形しにくい
(圧縮強度の大きい)ゴム状弾性体を用いることによ
り、凸部の変形をおさえて摺動面の凹部と軸との接触を
抑えることができるので(図13)、PTFEコーティ
ングをすることなく、リップめくれの発生を防止するこ
とができ、生産性を向上できる。
【0021】なお、本実施の形態にかかる遮光装置にお
いては、その製造の際、多くの微小凹部が設けられた型
を一つ用意しておけば、様々なサイズの遮光装置にもそ
れを応用でき、金型の共用化が図れ、更に、生産性を向
上できる。
いては、その製造の際、多くの微小凹部が設けられた型
を一つ用意しておけば、様々なサイズの遮光装置にもそ
れを応用でき、金型の共用化が図れ、更に、生産性を向
上できる。
【0022】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】本発明は、リップの、他方の部材との接
触面に環状に高さ0.5mm以下の凸部を設け、該凸部
を遮光面として摺動面と接触するので、ごく簡単な構成
にもかかわらず、シールリップ部と他方の部材との接触
面積は小さく、接触力は大きくなり、異物の侵入を効果
的に防止することができ、また、シールリップと前記他
方の部材との間に異物が潜入した場合や、軸表面に小さ
な凸部が存在する場合にも、光漏れを生じにくい。
触面に環状に高さ0.5mm以下の凸部を設け、該凸部
を遮光面として摺動面と接触するので、ごく簡単な構成
にもかかわらず、シールリップ部と他方の部材との接触
面積は小さく、接触力は大きくなり、異物の侵入を効果
的に防止することができ、また、シールリップと前記他
方の部材との間に異物が潜入した場合や、軸表面に小さ
な凸部が存在する場合にも、光漏れを生じにくい。
【0024】また、凸部を2つ以上設けたことにより、
凸部1つの場合に比べ、シール性が向上する。
凸部1つの場合に比べ、シール性が向上する。
【0025】内径側の凸部の高さを外径側の凸部の高さ
と同じかまたはそれより低くしたことにより、複数の凸
部を設けた場合にもそのすべてが接触しやすく、シール
性が向上しやすい。
と同じかまたはそれより低くしたことにより、複数の凸
部を設けた場合にもそのすべてが接触しやすく、シール
性が向上しやすい。
【0026】また、シール内径端から2mm以内の位置
に少なくとも1つの前記凸部を設けたことにより、摺動
面に接触する際、凸部のみによって接触しやすい。
に少なくとも1つの前記凸部を設けたことにより、摺動
面に接触する際、凸部のみによって接触しやすい。
【0027】また、前記凸部を、シールリップ部の、他
方の部材との接触面側の面全体に亙って設けたので、そ
の製造の際、多くの微小凹部が設けられた型を一つ用意
しておけば、様々なサイズの遮光装置にもそれを応用で
き、金型の共用化が図れ、生産性を向上できる。
方の部材との接触面側の面全体に亙って設けたので、そ
の製造の際、多くの微小凹部が設けられた型を一つ用意
しておけば、様々なサイズの遮光装置にもそれを応用で
き、金型の共用化が図れ、生産性を向上できる。
【0028】シールリップ部を圧縮強度の大きいゴム状
弾性体によって成形し、凸部の変形を押さえたので、P
TFEコーティングをすることなく、リップめくれの発
生を防止することができ、生産性を向上できる。
弾性体によって成形し、凸部の変形を押さえたので、P
TFEコーティングをすることなく、リップめくれの発
生を防止することができ、生産性を向上できる。
【図1】図1(a)は従来の遮光装置の平面図であり、
(b)はその正面から見た一部破断断面図である。
(b)はその正面から見た一部破断断面図である。
【図2】図2(a)は従来の遮光装置の平面図であり、
(b)はその正面から見た一部破断断面図である。
(b)はその正面から見た一部破断断面図である。
【図3】図3は従来の遮光装置の使用時の概略構成図で
ある。
ある。
【図4】図4は本発明にかかる遮光装置の実施の形態1
の使用時の概略構成図である。
の使用時の概略構成図である。
【図5】図5(a)は本発明にかかる遮光装置の実施の
形態1の平面図であり、(b)はその正面から見た一部
破断断面図である。
形態1の平面図であり、(b)はその正面から見た一部
破断断面図である。
【図6】図6は本発明にかかる遮光装置の実施の形態1
の概略構成図である。ここで(a)は本発明にかかる遮
光装置の断面拡大図であり、(b)は凸部の更なる断面
拡大図である。
の概略構成図である。ここで(a)は本発明にかかる遮
光装置の断面拡大図であり、(b)は凸部の更なる断面
拡大図である。
【図7】図7は本発明にかかる遮光装置の実施の形態2
の概略構成図である。ここで(a)は本発明にかかる遮
光装置の断面拡大図であり、(b)は凸部の更なる断面
拡大図である。
の概略構成図である。ここで(a)は本発明にかかる遮
光装置の断面拡大図であり、(b)は凸部の更なる断面
拡大図である。
【図8】図8は遮光装置の形状と接触力の関係図であ
る。(a)は従来の遮光装置の使用時の概略形状を示す
図であり、(b)は本発明の実施の形態1にかかる遮光
装置の使用時の概略形状を示す図であり、(c)は本発
明の実施の形態2にかかる遮光装置の使用時の概略形状
を示す図である。(d)〜(f)は、それぞれこの
(a)〜(c)の状態での有限要素法解析による接触力
を示すグラフである。
る。(a)は従来の遮光装置の使用時の概略形状を示す
図であり、(b)は本発明の実施の形態1にかかる遮光
装置の使用時の概略形状を示す図であり、(c)は本発
明の実施の形態2にかかる遮光装置の使用時の概略形状
を示す図である。(d)〜(f)は、それぞれこの
(a)〜(c)の状態での有限要素法解析による接触力
を示すグラフである。
【図9】図9の(a)、(b)、(c)は、図8の
(a)、(b)、(c)の形状の詳細図である。
(a)、(b)、(c)の形状の詳細図である。
【図10】図10(a)〜(f)は本発明にかかる遮光
装置の凸部の形状例を示した断面拡大図である。
装置の凸部の形状例を示した断面拡大図である。
【図11】図11は本発明の第3の実施の形態にかかる
遮光装置の概略断面図である。
遮光装置の概略断面図である。
【図12】図12はリップめくれの説明図である。
【図13】図13は材料によるリップ部の接触状態の相
違を示す図である。
違を示す図である。
1,11,100,200・・・遮光シール
2,201・・・補強用リング
3,202・・・ゴム製のリング
3a・・・固定部
3b・・・シールリップ部
4・・・凸部
5,203・・・軸
101・・・切れ込み
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−146501(JP,A)
特開 平9−138453(JP,A)
特開 平7−105673(JP,A)
実開 平6−64239(JP,U)
実開 平6−37811(JP,U)
実開 平1−169211(JP,U)
実開 平4−107241(JP,U)
実開 平2−134510(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02B 7/02 - 7/10
G03B 17/02
F16J 15/32
Claims (6)
- 【請求項1】互いに同心的に相対移動可能に組みつけら
れる2部材間の環状の隙間から光がもれないように遮光
するもので、該2部材の一方の部材に固定される環状の
固定部と、他方の部材に摺動接触し、接触部が厚さ0.
5mm以下の平座金形状のゴム状弾性体のシールリップ
部と、を同心的に備えた遮光装置において、シールリッ
プ部の他方の部材との接触面に環状に高さ0.5mm以
下の凸部を設け、該凸部を遮光面として前記他方の部材
と接触することを特徴とする遮光装置。 - 【請求項2】前記凸部を2つ以上設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の遮光装置。 - 【請求項3】前記凸部のうち、内径側の凸部の高さを外
径側の凸部の高さと同じかまたはそれより低くしたこと
を特徴とする請求項2に記載の遮光装置。 - 【請求項4】シール内径端から2mm以内の位置に少な
くとも1つの前記凸部を設けたことを特徴とする請求項
1,2または3に記載の遮光装置。 - 【請求項5】前記凸部を、シールリップ部の、他方の部
材との接触面側の面全体に亙って設けたことを特徴とす
る請求項1,2,3または4に記載の遮光装置。 - 【請求項6】前記シールリップ部を圧縮強度の大きいゴ
ム状弾性体によって成形し、凸部の変形を押さえたこと
を特徴とする請求項5に記載の遮光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07458497A JP3487125B2 (ja) | 1996-05-13 | 1997-03-11 | 遮光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-142264 | 1996-05-13 | ||
JP14226496 | 1996-05-13 | ||
JP07458497A JP3487125B2 (ja) | 1996-05-13 | 1997-03-11 | 遮光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031146A JPH1031146A (ja) | 1998-02-03 |
JP3487125B2 true JP3487125B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=26415743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07458497A Expired - Fee Related JP3487125B2 (ja) | 1996-05-13 | 1997-03-11 | 遮光装置 |
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