JP3143644B2 - 超高圧流体封止装置 - Google Patents

超高圧流体封止装置

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JP3143644B2
JP3143644B2 JP07127473A JP12747395A JP3143644B2 JP 3143644 B2 JP3143644 B2 JP 3143644B2 JP 07127473 A JP07127473 A JP 07127473A JP 12747395 A JP12747395 A JP 12747395A JP 3143644 B2 JP3143644 B2 JP 3143644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば超高圧シリンダ
を構成する高圧円筒の摺動部および端部(固定部)や、
高圧容器の蓋などに用いられる超高圧流体封止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧シリンダや高圧容器の蓋などでは、
高圧部と低圧部とを仕切るための高圧流体封止手段が備
えられている。この封止手段としては、パッキンや弾性
リング等を用いて構成されたもので、大別してセルフシ
ール型パッキンと圧縮型パッキンとが一般的である。
【0003】例えば、圧縮型パッキンとして図4の断面
図に示すような超高圧プランジャポンプのシリンダ内摺
動部で用いられている高圧流体封止装置がある。ここで
は、シリンダ100内周面とプランジャ101外周面と
の間に形成された環状間隙内に、高圧部側から低圧部側
へ向かって順次、弾性ペンタリング102、パッキンリ
ング103、バックアップリング104が配置され、ア
ダプタリング105によってシリンダ内から部材が抜け
出さないように係止されている。
【0004】この高圧流体封止装置では、パッキンリン
グ103は高圧部側に向けて縮径するテーパ面を有し、
このテーパ面が弾性ペンタリング102の圧縮力をプラ
ンジャ101方向の力に変換してプランジャ101方向
に縮小すべく作用することによって初期シールが完了す
る。
【0005】また逆に、弾性ペンタリング102は復元
力を有する部材よりなる断面五角形状のリングであり、
パッキンリング103との当接面が弾性ペンタリング1
02の圧縮力をシリンダ100内周面方向の力に変化し
てシリンダ100内周面方向に縮小すべく作用すること
によって初期シールが完了する。
【0006】さらに、高圧部側からの流体圧の上昇によ
って弾性ペンタリング102が低圧部側へ押圧される
と、パッキンリング103はこの弾性ペンタリング10
2によりプランジャ101方向に更に強く押圧され、初
期シールより更に強固なシールがなされる。
【0007】また、セルフシール型パッキンとしては、
例えば図5の断面図に示すような超高圧プランジャポン
プのシリンダ端部、即ち固定部において用いられている
高圧流体封止装置がある。これは、シリンダ110に固
定されたアダプタ111のシリンダ内部材の外周面とシ
リンダ110の内周面との間に形成された環状間隙内
に、高圧部側から低圧部側へ向かって順次、Uパッキン
リング112、バックアップリング113、マイタリン
グ114が配置されたものである。
【0008】マイタリング114は、アダプタ111の
シリンダ内部材に連なって高圧部側に向けて縮径したテ
ーパ面とバックアップリング113の低圧部側垂直端面
と、シリンダ110内周面とから形成される断面三角形
状の環状空間に嵌合する断面三角状のものである。この
ような構成の高圧流体封止装置において、高圧部側から
の流体圧が上昇すると、Uパッキンリング112のシリ
ンダ内部材該周面とシリンダ110内周面に密着してい
る両リップ部が開き、Uパッキンリング112の接面圧
力が流体圧に対抗してシール作用が生じる。
【0009】また、高圧流体封止装置には、これら超高
圧プランジャポンプに用いられるものの他に、図6に示
すような圧力容器とその蓋との間に用いられるものもあ
る。例えば図6(a)のような、圧力容器120の内壁
面と蓋121の外周面との間に形成される環状間隙内
に、容器内部側(高圧部側)から順に弾性ペンタリング
122、パッキンリング123、バックアップリング1
24、マイタリング125が配置されてなる高圧流体封
止装置や、図6(b)のような圧力容器130の内壁面
と蓋131の外周面との間に形成される環状間隙内のバ
ックアップリング133を押圧して配置されるOリング
132を利用したものがある。
【0010】以上に示したような従来の高圧流体封止装
置では、比較的低圧な状態では、弾性リング(102,
122,130)やパッキンリング(103,112,
123)によってシールされるが、高圧状態において
は、パッキンリング103,112,123)の押圧に
よってさらに環状間隙の低圧部側に押し込まれるバック
アップリング(104,113,124,133)の接
触面圧が流体の作用圧より大きくなって環状間隙をシー
ルする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の高圧流体封止装置においては、超高圧プラン
ジャポンプの封止装置に用いられているような、パッキ
ンリングとアダプタリングあるいはパッキンリングとマ
イタリングとの間に圧力方向に対して両端面が垂直にな
るように設けられたバックアップリングのシール力には
限界があり、500MPa以上の超々高圧がかかるとシ
ールすることができず、超高圧流体を良好に封止するこ
とができないでシリンダ外部に漏らしてしまう。
【0012】また、図6に示したような圧力容器の蓋に
用いられているものでも、やはり500MPa以上の超
々高圧がかかるとバックアップリングによるシール性は
不安定となり、確実な超高圧流体の封止状態が得られな
い。
【0013】従来、このようなバックアップリングは一
般的に銅などの弾性のない比較的硬い材質からなるた
め、特に圧力容器の蓋に用いられる場合、バックアップ
リングは高圧により外径が大きくなる方向に変形が生じ
るため、蓋部における圧力容器内壁面に対する抵抗が必
要以上に増大して蓋の開閉が困難となり不便である。
【0014】さらに、繰返し使用に伴ってバックアップ
リングの変形も繰返され、材質への負担から破損が生じ
易くその寿命は短いため、長期繰返し使用には向かな
い。また、このような寿命の短いバックアップリングの
ために高圧流体封止装置を構成する他の部材が使用可能
な状態であっても高圧流体封止装置自体は機能しなくな
ることから、その分、無駄となってしまう。特に図6
(b)に示すようにO−リングを用いたものは、超高圧
下でリングに及ぼす変形負担が大き過ぎてその寿命は非
常に短い。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑み、500MP
a以上の超々高圧下でも良好にシールし得る超高圧流体
封止装置を得ることを主目的とする。また、開閉が簡便
で装置の寿命が従来より長くなる圧力容器用の超高圧流
体封止装置をえることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る超高圧流体封止装置で
は、外側部材と内側部材とからなる二部材間に形成され
た環状間隙を封止して高圧部と低圧部とを仕切るために
前記環状間隙内に設けられ、前記外側部材の内周と前記
内側部材の外周との間の間隙で前記高圧部と前記低圧部
との間に圧力方向に対向して壁部を形成し、高圧部側に
向かって縮径する外周テーパ面と該外周テーパ面の縮径
側先端に連なる平行筒状端部を有するパッキンリング
と、前記パッキンリングより高圧部側で前記外側部材の
内周面に当接し、前記パッキングにより押圧された状態
で設けられ、前記外側部材の内周面と前記外周テーパ面
と前記平行筒状端部の外周面とによって圧縮される弾性
リングと、前記パッキンリングを低圧部側から押圧し、
該パッキンリングより高い降伏強度を有したバックアッ
プリングと、前記バックアップリングを低圧部側から押
圧する剛性のボトムリングと、を備え、前記パッキンリ
ングは低圧部側に向かって縮径するテーパ面をさらに有
し、前記ボトムリングは高圧部側に向かって縮径するテ
ーパ面を有し、これらパッキンリングの低圧部側テーパ
面とボトムリングの高圧部側テーパ面と外側部材内周面
とで形成される断面三角形状の環状空間内で、前記バッ
クアップリングは、前記パッキンリングの低圧部側テー
パ面に密着する面を下底面部とし、ボトムリングの高圧
部側テーパ面および前記外側部材内周面とにそれぞれ密
着する面を両側面部とする断面台形状であり、該断面台
形状の上底面部は前記ボトムリングの高圧部側テーパ面
と外側部材内周面とで断面三角形状の環状空間を形成す
るものである。
【0017】また、請求項2に記載の発明に係る超高圧
流体封止装置では、請求項1に記載の超高圧流体封止装
置において、前記内側部材は、前記外側部材に対して相
対移動するものであり、前記ボトムリングが前記環状間
隙の外へ脱落するのを防止する係止手段を備えたもので
ある。
【0018】また、請求項3に記載の発明に係る超高圧
流体封止装置では、請求項1に記載の超高圧流体封止装
置において、前記内側部材は前記外側部材に固定され、
前記ボトムリングは前記内側部材と一体的に形成されて
いるものである。
【0019】さらに、請求項4に記載の発明に係る超高
圧流体封止装置では、請求項1に記載の超高圧流体封止
装置において、前記内側部材は、前記外側部材に対して
相対移動し、前記ボトムリングが一体的に形成されたも
のである。
【0020】またさらに、請求項5に記載の発明に係る
超高圧流体封止装置では、請求項4に記載の超高圧流体
封止装置において、前記バックアップリングは、下底面
部側の第1バックアップリングと上底面部側の第2バッ
クアップリングとの2重構造であり、前記第1バックア
ップリングは前記第2バックアップリングより柔軟性の
高い材質からなるものである。
【0021】
【作用】本発明においては、外側部材と内側部材とから
なる二部材間に形成された環状間隙内に設けられる超高
圧流体封止装置において、高圧部側から順に、弾性リン
グ、パッキンリング、バックアップリング、ボトムリン
グが配されてなるものであり、パッキンリングは高圧部
側に向かって縮径する外周テーパ面と該外周テーパ面の
縮径側先端に連なる平行筒状端部を有し、弾性リングは
パッキンリングより高圧部側で外側部材の内周面に当接
し、パッキンリングにより押圧された状態で設けられ、
外側部材の内周面と前記外周テーパ面と前記平行筒状端
部の外周面とによって圧縮され、バックアップリングは
前記パッキンリングを低圧部側から押圧し、該パッキン
リングより高い降伏強度を有するものである。
【0022】さらに、本発明の超高圧流体封止装置で
は、前記パッキンリングは低圧部側に向かって縮径する
テーパ面を有すると共に前記ボトムリングは高圧部側に
向かって縮径するテーパ面を有し、バックアップリング
は断面台形状であり、上記パッキンリングの低圧部側テ
ーパ面とボトムリングの高圧部側テーパ面と外側部材内
周面とで形成される断面三角形状の環状空間内で、前記
パッキンリングの低圧部側テーパ面に密着する面を下底
面部とし、ボトムリングの高圧部側テーパ面および前記
外側部材内周面とにそれぞれ密着する面を両側面部と
し、該断面台形状の上底面部は前記ボトムリングの高圧
部側テーパ面と外側部材内周面とで断面三角形状の環状
空間を形成している。
【0023】以上のような構成を持つ本発明の超高圧流
体封止装置の作用を図3を用いて以下に説明する。ま
ず、図3(a)に示すような高圧シリンダにおいて超高
圧流体を封止する場合を例に説明すると、バックアップ
リングBはパッキンリングPより降伏強度が高く、断面
台形状であって、その上底面部側に断面三角形状の環状
空間Sが設けられているため、流体圧によって弾性リン
グGおよびパッキンリングPが低圧部側(図中矢印方
向)へ押圧されるに伴い、バックアップリングBは環状
間隙の低圧部側(断面三角形状の環状空間S側)に押し
込まれ、その両側面がシール面としてシリンダ面とボト
ムリングAの高圧部側テーパ面を押す力が大きくなり、
流体圧の上昇と伴ってシール力も強くなり、従来技術で
は不可能であった500MPa以上の超高圧での流体封
止も良好に行える。
【0024】なお、請求項2に記載されたように、環状
間隙内の最も低圧部側に配置されたボトムリングが環状
間隙の外へ脱落するのを防止する係止手段を備えておけ
ば、本発明は内側部材が外側部材に対して相対移動する
もの、即ち、超高圧プランジャポンプのシリンダのよう
な摺動部分で超高圧流体封止装置として用いることがで
きる。
【0025】このような内部部材が封止装置に対して摺
動する場合、図3(b)に示すように、流体圧によって
弾性リングGおよびパッキンリングPが低圧部側(図中
矢印方向)へ押圧されるのに伴い、係止手段であるアダ
プタXによって環状間隙内に係止されているボトムリン
グAのテーパ面に沿って断面台形状のバックアップリン
グBが環状間隙の低圧部側、即ちその上底面部が一辺と
なる断面三角形状の環状空間S側に押し込まれ、その両
側面がシール面としてシリンダ面とボトムリングAのテ
ーパ面を押す力が大きくなると共に、パッキンリングP
による摺動面へのシール力も大きくなる。従って、50
0MPa以上の超高圧状態であっても、本発明によれ
ば、良好に超高圧流体を封止することができる。
【0026】なお、このように内部部材が外側部材およ
び超高圧流体封止装置に対して摺動する場合、パッキン
リングは摺動面に直接当接するため、高分子ポリエチレ
ン等の比較的柔らかい材質からなるものとする。また、
ボトムリングは、摺動面に傷を付けることないように、
例えばステンレス等の超高圧で押圧されても殆ど変形し
ない剛性材質からなるものとする。
【0027】また、請求項3に記載した如く、内側部材
が外側部材に固定され、ボトムリングと内側部材とが一
体的に形成された構成とすれば、本発明を超高圧プラン
ジャポンプの端部等の高圧シリンダ固定部における超高
圧流体封止装置として用いることができる。
【0028】このような構成において、環状間隙のシリ
ンダ端部側にあるバックアップリングは、外側部材に固
定された内側部材と一体であるボトムリングのテーパ面
に当接しているため、流体圧によって弾性リングおよび
パッキンリングを介して押圧されても端部から環状間隙
外へ脱落することなく、前記図3(a)で説明した場合
と同様に、バックアップリングの両側面がシール面とし
てシリンダ面とボトムリングの低圧部側テーパ面を押す
力が大きくなり、流体圧の上昇と伴ってシール力も強く
なり、500MPa以上の超高圧での流体封止も良好に
行える。
【0029】また、本発明は、請求項4に記載したよう
に、内側部材が外側部材に対して相対移動すると共にボ
トムリングが一体的に形成された構成とした場合、圧力
容器の蓋用シール部として用いることができる。従っ
て、圧力容器が蓋によって閉じられた状態において圧力
容器内壁面と蓋外周面間の環状間隙内で超高圧流体を封
止すべく、超高圧流体封止装置が蓋外周面(あるいは圧
力容器内壁面)に備えられている。
【0030】また、このような圧力容器の蓋用超高圧流
体封止装置においては、請求項5に記載されたように、
バックアップリングを下底面部側の第1バックアップリ
ングと上底面部側の第2バックアップリングとの2重構
造とし、第1バックアップリングが第2バックアップリ
ングより柔軟性の高い材質からなるものとすることによ
って、従来の圧力容器の蓋用高圧流体封止装置のように
蓋の開閉が困難である問題やバックアップリングの寿命
が短いという問題を解消することができる。
【0031】即ち、図3(c)に示すように、圧力容器
内壁面に対する抵抗を増大せしめていた従来のバックア
ップリングに相当するもの、例えば従来と同様の銅など
の比較的硬い物質からなるものを上底面部側の表面積、
即ち圧力容器内壁面への接触面が小さい第2バックアッ
プリングb2 とすることができ、一方、高圧部側から第
2バックアップリングb2 を押圧する第1バックアップ
リングb1 を、樹脂性等の第2バックアップリングb2
より柔軟性の高いものにできるため、本発明におけるバ
ックアップリングの圧力容器内壁面に対する抵抗を従来
より抑えることができ、蓋の開閉もより容易となる。
【0032】さらに、寿命が短かった従来のバックアッ
プリングに相当する第2バックアップリングb2 につい
ては繰返し使用に伴う変形の影響がバックアップリング
全体において小さなものとなるため、バックアップリン
グそのものの寿命は従来より長くなり、結果的に、O−
リングを使わないこともあって超高圧流体封止装置自体
の寿命も従来より長くなる。
【0033】シール性に関してみると、蓋の内側部材が
圧力容器開口部に挿入されて閉じられた状態において、
流体圧によって弾性リングgおよびパッキンリングpが
低圧部側(図中矢印方向)へ押圧されるのに伴い、内側
部材である蓋と一体的に形成されているボトムリング相
当部aのテーパ面に沿って断面台形状の第1バックアッ
プリングb1 さらに第2バックアップリングb2 が環状
間隙の低圧部側、即ちその第2バックアップリングb2
の上底面部が一辺となる断面三角形状の環状空間s側に
押し込まれ、両バックアップリングの両側面がシール面
として圧力容器内壁面とボトムリング相当部aの低圧部
側テーパ面を押す力が大きくなり、500MPa以上の
超高圧での流体封止も良好に行える。
【0034】
【実施例】以下に、本発明を実施例をもって説明する。 (実施例1)まず本発明の第1の実施例として、超高圧
プランジャポンプのシリンダ端部の固定部および摺動部
に、弾性リングからパッキンリング、バックアップリン
グまで同じ構成からなる超高圧流体封止装置を備えた場
合を図1の断面図に示す。
【0035】摺動部における本実施例の超高圧流体封止
装置は、シリンダ10の内周面とプランジャ1の外周面
間に形成される環状間隙内において、高圧部側(図中ス
ペーサ側)から順に、ウレタンゴムからなる断面五角形
状のペンタリング2、高分子ポリエチレンからなるパッ
キンリング3、銅製の断面台形状のバックアップリング
4、ステンレス製のボトムリング5が配されてなるもの
であり、このボトムリング5は、アダプタ7によってシ
リンダ10のプランジャ挿入側端部で係止されているた
め、超高圧で押圧されても環状間隙からシリンダ外へ脱
落することはない。
【0036】また、本実施例では、パッキンリング3は
高圧部側に向かって縮径する外周テーパ面3aと該外周
テーパ面3aの縮径側先端に連なる平行筒状端部を有
し、ペンタリング2はパッキンリング3より高圧部側で
シリンダ10内周面に当接してパッキンリング3により
押圧された状態で設けられ、シリンダ10内周面と外周
テーパ面3aと平行筒状端部の外周面3bとによって圧
縮されている。
【0037】さらにパッキンリング3は低圧部側に向か
って縮径するテーパ面3cを有すると共に、ボトムリン
グ5は高圧部側に向かって縮径し、プランジャ1外周面
に対して45°の角度を持つテーパ面5aを有し、これ
らパッキンリング3のテーパ面3cとボトムリング5の
テーパ面5aとシリンダ10内周面とで形成される断面
三角形状の環状空間内で、パッキンリング3のテーパ面
3cに密着する面を下底面部とし、ボトムリング5のテ
ーパ面5aおよびシリンダ10内周面とにそれぞれ密着
する面を両側面部とし、該断面台形状の上底面部はボト
ムリング5のテーパ面5aとシリンダ10内周面とで断
面三角形状の環状空間6を形成している。
【0038】このような構成の超高圧プランジャポンプ
の摺動部において、まず、パッキンリング3のテーパ面
3aがペンタリング2の圧縮力をプランジャ1方向の力
に変換してプランジャ1方向に縮小すべく作用し、また
逆に、ペンタリング2とパッキンリング3との当接面が
ペンタリング2の圧縮力をシリンダ10内周面方向の力
に変化してシリンダ10内周面方向に縮小すべく作用す
る。即ち、ペンタリング2の復元力はその全周に作用
し、各当接面はパッキングリング3により全周で密着状
態となり、高圧シリンダ摺動部における初期シールが完
了する。
【0039】一方、高圧シリンダ10の固定部における
超高圧流体封止装置は、シリンダ10の内周面と、端部
がシリンダ10に固定されたアダプタ11のシリンダ内
部材11bの外周面との間に形成される環状間隙内にお
いて、高圧部側(図中スペーサ側)から順に、ウレタン
ゴムからなる断面五角形状のペンタリング12、高分子
ポリエチレンからなるパッキンリング13、銅製の断面
台形状のバックアップリング14が配されてなるもので
あり、ここではアダプタ11の端部からシリンダ内部材
11bに連なる縮径部分がボトムリングに相当し、バッ
クアップリング14はこの縮径部分のテーパ面11a
(プランジャ1外周面に対して45°の角度を持つ)に
当接していることによって、超高圧で押圧されても環状
間隙からシリンダ外へ脱落することはない。
【0040】また、摺動部と同様に、パッキンリング1
3は高圧部側に向かって縮径する外周テーパ面13aと
該外周テーパ面13aの縮径側先端に連なる平行筒状端
部を有し、ペンタリング12はパッキンリング13より
高圧部側でシリンダ10内周面に当接してパッキンリン
グ13により押圧された状態で設けられ、シリンダ10
内周面と外周テーパ面13aと平行筒状端部の外周面1
3bとによって圧縮されている。
【0041】さらにパッキンリング13は低圧部側に向
かって縮径するテーパ面13cを有すしており、アダプ
タ11の高圧部側に向かって縮径するテーパ面11aと
パッキンリング13のテーパ1面3cとシリンダ10内
周面とで形成される断面三角形状の環状空間内で、パッ
キンリング13のテーパ面13cに密着する面を下底面
部とし、アダプタ11のテーパ面11aおよびシリンダ
10内周面とにそれぞれ密着する面を両側面部とし、該
断面台形状の上底面部はアダプタ11のテーパ面11a
とシリンダ10内周面とで断面三角形状の環状空間15
を形成している。
【0042】このような構成の超高圧プランジャポンプ
の固定部において、まず、パッキンリング13のテーパ
面13aがペンタリング12の圧縮力をアダプタ11の
シリンダ内部材11b方向への力に変換してシリンダ内
部材11b方向に縮小すべく作用し、また逆に、ペンタ
リング12とパッキンリング13との当接面がペンタリ
ング12の圧縮力をシリンダ10内周面方向の力に変化
してシリンダ10内周面方向に縮小すべく作用すること
によって高圧シリンダ固定部における初期シールが完了
する。
【0043】以上のような状態の超高圧プランジャポン
プにおいて、プランジャ1を作動させ、超高圧の流体圧
が上昇するに伴って、まず摺動部では、流体圧によって
ペンタリング2およびパッキンリング3が低圧部側へ押
圧され、係止手段であるアダプタ7によって環状間隙内
に係止されているボトムリング5のテーパ面5aに沿っ
てバックアップリング4が環状間隙の低圧部側、即ちそ
の上底面部が一辺となる断面三角形状の環状空間6側に
押し込まれ、その両側面がシール面としてシリンダ10
面とボトムリング5のテーパ面5aを押す力が大きくな
ると共に、パッキンリング3による摺動面へのシール力
も大きくなる。
【0044】一方、固定部においては、流体圧によって
ペンタリング12およびパッキンリング13が低圧部側
へ押圧されるに伴い、バックアップリング14は環状間
隙の低圧部側、即ち断面三角形状の環状空間15側に押
し込まれ、その両側面がシール面としてシリンダ10外
周面とアダプタ11のテーパ面11aを押す力が大きく
なり、流体圧の上昇と伴ってシール力も強くなる。
【0045】結果として、本実施例による超高圧流体封
止装置を摺動部および固定部に備えた超高圧プランジャ
ポンプでは、流体圧1000MPa以上という超高圧状
態において両封止装置において良好に流体が封止され、
シリンダ10外部に流体が漏洩することはなく、高いシ
ール性が得られた。
【0046】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
として、図2の断面図に圧力容器と蓋のシール部に超高
圧流体封止装置を用いた場合を示す。本実施例による超
高圧流体封止装置は、蓋21の圧力容器20内に挿入さ
れる内側部材21bの外周面に高圧部側(圧力容器20
内側)から順に、ウレタンゴムからなる断面五角形状の
ペンタリング22、高分子ポリエチレンからなるパッキ
ンリング23、樹脂製の断面台形状の第1バックアップ
リング24、銅製の断面台形状の第2バックアップリン
グ25が配置されてなるものである。ここでは、第1バ
ックアップリング24ようの樹脂としてジュラコン(ポ
リプラスチック社,商品名:共重合体ポリアセタール)
を用いた。
【0047】さらに、パッキンリング23は高圧部側に
向かって縮径する外周テーパ面23aと該外周テーパ面
23aの縮径側先端に連なる平行筒状端部を有し、ペン
タリング22はパッキンリング23より高圧部側で圧力
容器20内壁面に当接してパッキンリング23により押
圧された状態で設けられ、圧力容器20内壁面と外周テ
ーパ面23aと平行筒状端部の外周面23bとによって
圧縮されている。
【0048】さらにパッキンリング23は低圧部側に向
かって縮径するテーパ面23cを有すると共に、蓋21
は、圧力容器20の開口周辺部に係止される端部から内
側部材21bに連なるボトムリング相当部のテーパ面2
1aを有する。
【0049】これらパッキンリング23のテーパ面23
cと蓋21のテーパ面21aと圧力容器20内壁面とで
形成される断面三角形状の環状空間内に、パッキンリン
グ23のテーパ面23cに密着する面を下底面部とし、
蓋21のテーパ面21aおよび圧力容器20内壁面とに
それぞれ密着する面を両側面部とする断面台形状の第1
バックアップリング24が配置され、この第1バックア
ップリング24の上底面部に密着する面を下底面部と
し、蓋21のテーパ面21aおよび圧力容器20内壁面
とにそれぞれ密着する面を両側面部とする断面台形状の
第2バックアップリング25の上底面部と蓋21のテー
パ面21a圧力容器20内壁面とで断面三角形状の環状
空間26を形成している。
【0050】蓋21が圧力容器20に挿入され閉じられ
た時点で、まず、パッキンリング23のテーパ面23a
がペンタリング22の圧縮力を蓋21の内側部材21b
方向の力に変換して内側部材21b方向に縮小すべく作
用し、また逆に、ペンタリング22とパッキンリング2
3との当接面がペンタリング22の圧縮力を圧力容器2
0内壁面方向の力に変化して圧力容器20内壁面方向に
縮小すべく作用することによって圧力容器20内壁面に
対する蓋21の初期シールが完了する。
【0051】そこで、外部から超高圧水流路を介して圧
力容器20内へ超高圧水を導入し、圧力容器20の内圧
を上昇させると、流体圧によってペンタリング22およ
びパッキンリング23が低圧部側(図中上方向)へ押圧
されるのに伴い、蓋21のボトムリング相当部のテーパ
面21aに沿って断面台形状の第1バックアップリング
24さらに第2バックアップリング25が環状間隙の低
圧部側、即ちその第2バックアップリング25の上底面
部が一辺となる断面三角形状の環状空間26側に押し込
まれ、両バックアップリング(24,25)の両側面が
シール面として圧力容器20内壁面と蓋21のテーパ面
21aを押す力が大きくなり、シール力が大きくなる。
【0052】本第2の実施例における超高圧流体封止装
置では、圧力容器20において1000MPa以上の超
高圧での流体封止が良好に行え、従来にくらべ高いシー
ル力が得られた。
【0053】また、従来の銅製バックアップリングは圧
力容器内壁面に対する抵抗を増大せしめていたが、本実
施例では、これを第2バックアップリング25として圧
力容器20内壁面への接触面が小さいものとすることが
でき、一方、高圧部側から第2バックアップリング25
を押圧する第1バックアップリング24を、樹脂性等の
第2バックアップリング25より柔軟性の高いものとし
たため、バックアップリングの圧力容器20内壁面に対
する抵抗を従来より抑えることができ、蓋の開閉も容易
となった。また、バックアップリングそのものの寿命が
従来より延び、より長期間にわたる繰返し使用が可能と
なった。
【0054】なお、以上の実施例においては、弾性リン
グとしてペンタリングを用いたが、本発明では弾性リン
グの形状を断面五角形に限定するものではなく、断面略
円形状または断面三角形状等、種々の形状のものが使用
可能であるが、初期シール性が良好となり、また弾性リ
ングの圧力変形が大きくて寿命が短縮化されるのを避け
るためにも、外側部材の内周面とパッキンリングの外周
面とのあいだの環状間隙にほぼ嵌合するものが望まし
い。
【0055】また、上記実施例では、弾性リングにウレ
タンゴム、パッキンリングに高分子ポリエチレン、バッ
クアップリングに銅、ボトムリングにステンレスをそれ
ぞれ材質として用いたが、本発明はこれに限るものでは
ない。これらの他に、例えば、弾性リングには合成ゴム
や天然ゴムなど、パッキンリングにはテフロン(デュポ
ン社,商品名:テトラフルオロエチレン重合体)など、
バックアップリングには銅以外に、鉛、すず、アルミ、
チタンなど、また、アダプタあるいはボトムリングには
ステンレス以外にチタン、合金鋼などが、また従来の一
般的な高圧流体封止装置に用いられていたものが同様に
利用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の超高圧流体
封止装置では、流体圧の上昇に伴って、断面台形状のバ
ックアップリングの両側面部の接触面に対するシール力
が強力となり、従来技術では封止不十分であった500
MPa以上の超高圧においても良好に流体を封止できる
という効果がある。
【0057】また、圧力容器と蓋のシール部に用いられ
る本発明の超高圧流体封止装置では、蓋の開閉が容易と
なり、装置自体の寿命が従来に比べて長くなり、長期に
わたる繰返し使用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による超高圧流体封止装
置を用いた超高圧プランジャポンプの概略構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例による超高圧流体封止装
置をシール部に用いた圧力容器および蓋の概略構成図で
ある。
【図3】本発明の作用を示すための説明図である。
【図4】従来の超高圧プランジャポンプの端部(固定
部)のシールに用いられている高圧流体封止装置を示す
概略構成図である。
【図5】従来の超高圧プランジャポンプの摺動部のシー
ルに用いられている高圧流体封止装置を示す概略構成図
である。
【図6】それぞれ従来の圧力容器と蓋のシール部に用い
られている高圧流体封止装置を示す概略構成図である。
【符号の簡単な説明】
1:プランジャ 2,12:ペンタリング 3,13:パッキンリング 4,14:バックアップリング 5:ボトムリング 6,15:断面三角形状の環状空間 7:アダプタ(摺動部) 11:アダプタ(固定部) 20:圧力容器 21:蓋 22:ペンタリング 23:パッキンリング 24:第1バックアップリング 25:第2バックアップリング 26:断面三角形状の環状空間 3a,3b,3c,5a,13a,13b,13c,1
1a,21a,23a,23b,23c:テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−145848(JP,A) 実開 昭59−85458(JP,U) 特公 昭48−27846(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/00 - 15/14 F16J 12/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側部材と内側部材とからなる二部材間
    に形成された環状間隙を封止して高圧部と低圧部とを仕
    切るために前記環状間隙内に設けられ、 前記外側部材の内周と前記内側部材の外周との間の間隙
    で前記高圧部と前記低圧部との間に圧力方向に対向して
    壁部を形成し、高圧部側に向かって縮径する外周テーパ
    面と該外周テーパ面の縮径側先端に連なる平行筒状端部
    を有するパッキンリングと、 前記パッキンリングより高圧部側で前記外側部材の内周
    面に当接し、前記パッキングにより押圧された状態で設
    けられ、前記外側部材の内周面と前記外周テーパ面と前
    記平行筒状端部の外周面とによって圧縮される弾性リン
    グと、 前記パッキンリングを低圧部側から押圧し、該パッキン
    リングより高い降伏強度を有したバックアップリング
    と、 前記バックアップリングを低圧部側から押圧する剛性の
    ボトムリングと、を備え、 前記パッキンリングは低圧部側に向かって縮径するテー
    パ面をさらに有し、前記ボトムリングは高圧部側に向か
    って縮径するテーパ面を有し、これらパッキンリングの
    低圧部側テーパ面とボトムリングの高圧部側テーパ面と
    外側部材内周面とで形成される断面三角形状の環状空間
    内で、前記バックアップリングは、前記パッキンリング
    の低圧部側テーパ面に密着する面を下底面部とし、ボト
    ムリングの高圧部側テーパ面および前記外側部材内周面
    とにそれぞれ密着する面を両側面部とする断面台形状で
    あり、該断面台形状の上底面部は前記ボトムリングの高
    圧部側テーパ面と外側部材内周面とで断面三角形状の環
    状空間を形成することを特徴とする超高圧流体封止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記内側部材は、前記外側部材に対して
    相対移動するものであり、前記ボトムリングが前記環状
    間隙の外へ脱落するのを防止する係止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の超高圧流体封止装置。
  3. 【請求項3】 前記内側部材は前記外側部材に固定さ
    れ、前記ボトムリングは前記内側部材と一体的に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の超高圧流体
    封止装置。
  4. 【請求項4】 前記内側部材は、前記外側部材に対して
    相対移動し、前記ボトムリングが一体的に形成されたも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の超高圧流体
    封止装置。
  5. 【請求項5】 前記バックアップリングは、下底面部側
    の第1バックアップリングと上底面部側の第2バックア
    ップリングとの2重構造であり、前記第1バックアップ
    リングは前記第2バックアップリングより柔軟性の高い
    材質からなることを特徴とする請求項4に記載の超高圧
    流体封止装置。
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