JP6060032B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機に関するものである。
従来、ガスを高圧に圧縮する圧縮機が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1に開示された圧縮機は、水素ガスを超高圧に圧縮する圧縮機であり、直棒状のピストン(プランジャ)と、ピストンが軸方向に往復動可能となるように挿入された孔部を有するシリンダと、シリンダヘッドの先端部に取り付けられ、吸込弁と吐出弁とが内部に設けられたシリンダヘッド(ヘッドカバー)とを備える。シリンダの孔部内のうちピストンの先端側の領域に圧縮室が形成されている。シリンダヘッドには、圧縮室と連通する内部空間と、内部空間と連通する吸込口及び吐出口とが設けられている。また、シリンダヘッドの内部空間には、吸込弁及び吐出弁を有するバルブが設けられている。ピストンが基端側へ移動することにより、吸込口及び吸込弁を通じて圧縮室へガスが吸い込まれ、圧縮室に吸い込まれたガスは、ピストンが先端側へ移動することによって圧縮される。圧縮されたガスは、圧縮室から吐出弁及び吐出口を通じて外部へ排出される。
特許文献2では、プランジャポンプのシリンダ端部の固定部および摺動部に超高圧流体封止装置が設けられる。固定部に設けられた超高圧流体封止装置では、シリンダの内周面と、端部がシリンダに固定されたアダプタのシリンダ内部材の外周面との間に形成される環状間隙内において、高圧部側から順に、ウレタンゴムからなる断面五角形状のペンタリング、高分子ポリエチレンからなるパッキンリング、銅製の断面台形状のバックアップリングが配される。摺動部に設けられた超高圧流体封止装置では、シリンダの内周面とプランジャの外周面間に形成される環状間隙内において、高圧部側から順に、ウレタンゴムからなる断面五角形状のペンタリング、高分子ポリエチレンからなるパッキンリング、銅製の断面台形状のバックアップリング、ステンレス製のボトムリングが配される。
特開2009−62871号公報 特開平8−303591号公報
圧縮機では、吸込弁及び吐出弁をシリンダヘッドに着脱できるようにするために、シリンダヘッドの内部空間に吸込弁を挿嵌するための吸込側開口部と、シリンダヘッドの内部空間に吐出弁を挿嵌するための吐出側開口部とが設けられる場合がある。この場合には、各開口部を通じて対応する弁をシリンダヘッドの内部空間に挿嵌した後、弁が開口部から脱落するのを防ぐための弁押さえが開口部を通じてシリンダヘッド内に挿嵌される。また、このような構成では、弁押さえのシリンダヘッド内への挿嵌部の外周面とシリンダヘッドの内周面との間の隙間を通じてシリンダヘッドの内部空間から外部へガス漏れが生じる虞があることから、弁押さえの挿嵌部にシール部材としてのOリングが外嵌されてガス漏れが阻止される。Oリングは、挿嵌部の外周面に設けられた環状の溝部内に装着されて、シリンダヘッドの内周面に接触する状態で配置される。
しかしながら、この構成では、圧縮機においてガスの圧縮動作が繰り返し行われるのに伴ってOリングが損傷し、シリンダヘッドの内部空間からガス漏れが発生する虞がある。
具体的には、圧縮室でガスが圧縮されたときには、シリンダヘッドの内部空間も高圧になり、シリンダヘッドの内部空間と外部空間との圧力差が大きくなる。このとき、Oリングは、シリンダヘッドの開口部側へ強く押圧され、その結果、Oリングが、環状の溝部内から挿嵌部のうち溝部の開口部側に位置する部分の外周面とシリンダヘッドの内周面との間の微小な隙間に入り込むように変形する。このようなOリングの変形及び隙間への入り込みは、ガスの圧縮が繰り返し行われる毎に生じ、その結果、Oリングが損傷して弁押さえの挿嵌部の外周面とシリンダヘッドの内周面との間の隙間の封止が不完全となり、シリンダヘッドの内部空間からガス漏れが発生する。
特許文献2では、ペンタリングやパッキンリングなどのリング部材の部品点数が多く、超高圧流体封止装置を容易に組み立てることができない。また、リング部材間において側面を接触させる必要があるため、リング部材を精度よく設ける必要がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シリンダヘッドの内部空間からのガス漏れを防ぐことが可能な圧縮機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による圧縮機は、ガスを圧縮する圧縮機であって、ガスが導入される圧縮室が先端部の内部に設けられたシリンダと、前記シリンダ内に挿入されて前記圧縮室に導入されたガスを圧縮するピストンと、前記シリンダの先端部に取り付けられていて、前記圧縮室と連通する内部空間を有するシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの内部空間に設けられた逆止弁と、前記逆止弁が前記内部空間に繋がる前記シリンダヘッドの開口を通じて抜け出さないように前記逆止弁を押さえる弁押さえと、前記シリンダヘッドの前記内部空間からのガスの漏出を阻止するヘッドシール部とを備え、前記弁押さえは、前記開口を通じて前記シリンダヘッドの前記内部空間内に挿嵌された弁押さえ挿嵌部を有し、前記弁押さえ挿嵌部の外周面には、環状の弁押さえ溝部が設けられ、前記ヘッドシール部は、前記弁押さえ溝部内に装着されて前記弁押さえ挿嵌部と前記シリンダヘッドの前記内部空間を形成する内面との間の隙間を封止する弁押さえ用Oリングと、前記弁押さえ溝部内において前記弁押さえ用Oリングの前記開口側の位置に配置され、前記開口側への前記弁押さえ用Oリングの移動を阻止する弁押さえ用バックアップリングとを有し、前記弁押さえ挿嵌部は、環状の弁押さえ溝用凹部が先端部の外周面に形成された弁押さえ挿嵌部本体と、前記弁押さえ挿嵌部本体の先端部と分離可能に結合された弁押さえアダプタとを有し、前記弁押さえアダプタは、当該弁押さえアダプタが前記弁押さえ挿嵌部本体の先端部と結合された状態で前記弁押さえ溝用凹部を前記弁押さえ挿嵌部本体の先端側から覆うことによって前記弁押さえ溝部を形成する弁押さえアダプタ外周部を有する
この圧縮機では、弁押さえ挿嵌部の外周面に設けられた弁押さえ溝部内に、シリンダヘッドの開口側への弁押さえ用Oリングの移動を阻止する弁押さえ用バックアップリングが設けられているため、圧縮室内でガスが圧縮されてシリンダヘッドの内部空間が高圧になったときにシリンダヘッドの内部空間と外部空間との大きな圧力差が弁押さえ用Oリングに作用したとしても、弁押さえ挿嵌部の外周面のうち弁押さえ溝部に対して開口側に位置する部分とシリンダヘッドの内部空間を形成する内面との間の狭い隙間に弁押さえ用Oリングが変形して入り込むのを弁押さえ用バックアップリングによって阻止することができる。その結果、前記隙間への弁押さえ用Oリングの入り込みに起因する弁押さえ用Oリングの損傷を防ぐことができ、シリンダヘッドの内部空間からのガス漏れを防ぐことができる。また、この圧縮機では、弁押さえ挿嵌部本体から弁押さえアダプタを分離させてから弁押さえ溝用凹部に弁押さえ用バックアップリング及び弁押さえ用Oリングを装着し、その後、弁押さえ挿嵌部本体の先端部に弁押さえアダプタを結合させるという手順で環状の弁押さえ溝部内に弁押さえ用Oリング及び弁押さえ用バックアップリングを装着することができる。このため、弁押さえ用Oリング及び弁押さえ用バックアップリングを径方向外側へ引っ張って伸ばすことなく、弁押さえ溝部内に弁押さえ用Oリング及び弁押さえ用バックアップリングを容易に装着することができる。
上記圧縮機において、前記弁押さえ溝部の内面のうち前記シリンダの前記開口側に位置する側面部位と、当該側面部位に対向する前記弁押さえ用バックアップリングの端面とは、共に、前記シリンダの前記開口側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、シリンダヘッドの内部空間と外部空間との間の圧力差により弁押さえ用バックアップリングのテーパー状の端面が弁押さえ溝部内のテーパー状の側面部位に押圧され、その結果、弁押さえ用バックアップリングが、弁押さえ溝部内のテーパー状の側面部位に沿って径方向外側へ広がり、弁押さえ挿嵌部の外周面のうち弁押さえ溝部に対して開口側に位置する部分とシリンダヘッドの内面との間の隙間を塞ぐ。このため、前記隙間への弁押さえ用Oリングの入り込みをより確実に防ぐことができる。その結果、シリンダヘッドの内部空間からのガス漏れの発生をより確実に防ぐことができる。
上記圧縮機において、前記弁押さえ挿嵌部本体と前記弁押さえアダプタとのうちの一方は、弁押さえ結合用凹部を有し、前記弁押さえ挿嵌部本体と前記弁押さえアダプタとのうちの他方は、前記弁押さえ結合用凹部に圧入された弁押さえ結合用凸部を有することが好ましい。
この構成によれば、弁押さえ結合用凹部に対する弁押さえ結合用凸部の圧入により弁押さえ挿嵌部本体と弁押さえアダプタとを大きな結合力で相互に結合させることができる。このため、弁押さえ挿嵌部をシリンダヘッドの内部空間内に挿嵌する前の状態で弁押さえ挿嵌部本体から弁押さえアダプタが脱落するのを防ぐことができる。
の場合において、前記弁押さえアダプタは、前記弁押さえ結合用凹部に対する前記弁押さえ結合用凸部の圧入方向において当該弁押さえアダプタを貫通する弁押さえアダプタ貫通穴を有し、前記弁押さえアダプタ貫通穴の少なくとも一部には、雌螺子部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、弁押さえアダプタ貫通穴の雌螺子部に分離作業用のボルトを螺入し、ボルトの先端が弁押さえ挿嵌部本体に突き当たった後、さらにボルトを螺入することによって、弁押さえ挿嵌部本体から弁押さえアダプタを分離させることができる。このため、弁押さえ結合用凹部に弁押さえ結合用凸部が圧入されて弁押さえ挿嵌部本体と弁押さえアダプタとが互いに強固に結合されている場合でも、弁押さえ挿嵌部本体から弁押さえアダプタを容易に分離させて、弁押さえ用Oリング及び弁押さえ用バックアップリングのメンテナンスや交換を行うことができる。
さらにこの場合において、前記弁押さえアダプタ貫通穴内の空間は、前記圧縮室に繋がるガスの流通路の一部を構成することが好ましい。
この構成によれば、弁押さえアダプタ貫通穴内の空間を圧縮室へガスを給排するための流通路の一部として利用することができるので、弁押さえアダプタ貫通穴をガスの流通路とは別に弁押さえアダプタに形成する場合に比べて、弁押さえアダプタの大型化を防ぐことができるとともに、弁押さえアダプタの製造工程を簡略化することができる。
上記圧縮機において、前記シリンダの先端には、シリンダ開口が形成され、前記圧縮機は、前記圧縮室からのガスの漏出を阻止するシリンダシール部をさらに備え、前記シリンダヘッドは、前記シリンダ開口を通じて前記シリンダ内に挿嵌されたヘッド挿嵌部を有し、前記ヘッド挿嵌部の外周面には、環状のヘッド溝部が形成され、前記シリンダシール部は、前記ヘッド溝部内に装着されて前記ヘッド挿嵌部と前記シリンダの前記ヘッド挿嵌部が挿嵌された空間を形成する内周面との間の隙間を封止するヘッド用Oリングと、前記ヘッド溝部内において前記ヘッド用Oリングの前記シリンダ開口側の位置に配置され、前記シリンダ開口側への前記ヘッド用Oリングの移動を阻止するヘッド用バックアップリングとを有することが好ましい。
この構成では、ヘッド挿嵌部の外周面に設けられたヘッド溝部内に、シリンダ開口側へのヘッド用Oリングの移動を阻止するヘッド用バックアップリングが設けられているため、圧縮室内でガスが圧縮されたときに圧縮室と外部空間との大きな圧力差がヘッド用Oリングに作用したとしても、ヘッド挿嵌部の外周面のうちヘッド溝部に対してシリンダ開口側に位置する部分とシリンダの内周面との間の狭い隙間にヘッド用Oリングの一部が変形して入り込むのをヘッド用バックアップリングによって阻止することができる。その結果、前記隙間へのヘッド用Oリングの入り込みに起因するヘッド用Oリングの損傷を防ぐことができ、圧縮室からのガス漏れを防ぐことができる。
この場合において、前記ヘッド溝部の内面のうち前記シリンダ開口側に位置する側面部位と、当該側面部位に対向する前記ヘッド用バックアップリングの端面とは、共に、前記シリンダ開口側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されていることが好ましい。
この構成では、上記弁押さえ溝部内の側面部位及び弁押さえ用バックアップリングの端面がテーパー状に形成されている構成と同様の理由により、ヘッド挿嵌部の外周面のうちヘッド溝部に対してシリンダ開口側に位置する部分とシリンダの内周面との間の隙間へのヘッド用Oリングの入り込みをヘッド用バックアップリングによってより確実に防ぐことができる。その結果、圧縮室からのガス漏れの発生をより確実に防ぐことができる。
上記シリンダヘッドがヘッド挿嵌部を有する構成において、前記ヘッド挿嵌部は、環状のヘッド溝用凹部が先端部の外周面に形成されたヘッド挿嵌部本体と、前記ヘッド挿嵌部本体の先端部と分離可能に結合されたヘッドアダプタとを有し、前記ヘッドアダプタは、当該ヘッドアダプタが前記ヘッド挿嵌部本体の先端部と結合された状態で前記ヘッド溝用凹部を前記ヘッド挿嵌部本体の先端側から覆うことによって前記ヘッド溝部を形成するヘッドアダプタ外周部を有することが好ましい。
この構成によれば、上記した弁押さえ挿嵌部本体の先端部の外周面に弁押さえ溝用凹部が形成されていて、弁押さえアダプタが、弁押さえ溝用凹部を弁押さえ挿嵌部本体の先端側から覆うことによって弁押さえ溝部を形成する弁押さえアダプタ外周部を有する構成と同様の理由により、ヘッド溝部内にヘッド用Oリング及びヘッド用バックアップリングを容易に装着することができる。
この場合において、前記ヘッドアダプタの外径及び前記シリンダのうち前記ヘッドアダプタが挿嵌された部分の内径は、前記圧縮室の内径よりも大きいことが好ましい。
この構成では、シリンダのうちヘッドアダプタが挿嵌された部分の内径が圧縮室の内径よりも大きいことから、シリンダのうちヘッドアダプタが挿嵌された部分の内周面と圧縮室の内周面との間に段差ができる。このため、例えばピストンがシリンダの基端側へ後退して圧縮室が低圧になったときに、ヘッドアダプタがヘッド挿嵌部本体から離脱して圧縮室へ入り込むのをヘッドアダプタが挿嵌された部分の内周面と圧縮室の内周面との間の段差によって阻止することができる。
上記ヘッド挿嵌部がヘッド挿嵌部本体とヘッドアダプタとを有する構成において、前記ヘッド挿嵌部本体と前記ヘッドアダプタとのうちの一方は、ヘッド結合用凹部を有し、前記ヘッド挿嵌部本体と前記ヘッドアダプタとのうちの他方は、前記ヘッド結合用凹部に圧入されたヘッド結合用凸部を有することが好ましい。
この構成によれば、ヘッド結合用凹部に対するヘッド結合用凸部の圧入によりヘッド挿嵌部本体とヘッドアダプタとを大きな結合力で相互に結合させることができる。このため、ヘッド挿嵌部をシリンダ内に挿嵌する前の状態でヘッド挿嵌部本体からヘッドアダプタが脱落するのを防ぐことができる。
この場合において、前記ヘッドアダプタは、前記ヘッド結合用凹部に対する前記ヘッド結合用凸部の圧入方向において当該ヘッドアダプタを貫通するヘッドアダプタ貫通穴を有し、前記ヘッドアダプタ貫通穴の少なくとも一部には、雌螺子部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、上記の弁押さえアダプタが弁押さえアダプタ貫通穴を有する構成と同様の理由により、ヘッド結合用凹部にヘッド結合用凸部が圧入されてヘッド挿嵌部本体とヘッドアダプタとが互いに強固に結合されている場合でもヘッド挿嵌部本体からヘッドアダプタを容易に分離させて、ヘッド用Oリング及びヘッド用バックアップリングのメンテナンスや交換を行うことができる。
さらにこの場合において、前記ヘッドアダプタ貫通穴内の空間は、前記圧縮室に繋がるガスの流通路の一部を構成することが好ましい。
この構成によれば、ヘッドアダプタ貫通穴内の空間を圧縮室へガスを給排するための流通路の一部として利用することができるので、ヘッドアダプタの大型化を防ぐことができるとともに、ヘッドアダプタの製造工程を簡略化することができる。
上記圧縮機において、前記圧縮室には、水素ガスが導入され、前記ピストンは、前記圧縮室に導入された水素ガスを圧縮することが好ましい。
この構成によれば、水素ガスを圧縮して外部へ供給する水素ガス圧縮機において、少なくともシリンダヘッドの内部空間からの水素ガスの漏出を防ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、シリンダヘッドの内部空間からのガス漏れを防ぐことが可能な圧縮機を提供することができる。
本発明の一実施形態による圧縮機の縦断面図である。 図1に示した圧縮機のシリンダの先端部及びシリンダヘッドの近傍の部分を部分的に拡大して示す図である。 図2中のシリンダヘッドのヘッド挿嵌部付近をさらに拡大して示す図である。 図2中の吸込弁押さえ挿嵌部付近をさらに拡大して示す図である。 図2中の吐出弁押さえ挿嵌部付近をさらに拡大して示す図である。 本発明の一実施形態によるヘッド用バックアップリングの軸方向に直交する方向の断面図である。 ヘッド用バックアップリングがヘッド挿嵌部の外周面とシリンダ被嵌合部の内周面との間の隙間を塞いだ状態を部分的に拡大して示す図である。 本発明の一実施形態の変形例によるヘッド用バックアップリング近傍を示した図7相当図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態による圧縮機は、後述するピストン2の往復動により水素ガスを圧縮する往復動圧縮機であり、特に、燃料電池車等に水素ガスを充填する水素ステーションにおいて水素ガスを超高圧(数十ないし数百MPa)に圧縮するために用いられる。
本実施形態による圧縮機は、図1に示すように、ピストン2と、シリンダ4と、収容部6と、クロスガイド8と、駆動装置10と、シリンダヘッド12と、シリンダシール部13(図2参照)と、吸込弁14と、吐出弁16と、吸込弁押さえ18と、吸込側ヘッドシール部19(図2参照)と、吐出弁押さえ20と、吐出側ヘッドシール部21(図2参照)とを備える。
ピストン2は、直棒状の部材であり、シリンダ4内に挿入されている。ピストン2は、往復動することにより、シリンダ4内の後述する圧縮室4b(図2参照)に導入された水素ガスを圧縮する。
シリンダ4は、略円筒状の部材である。シリンダ4には、シリンダ4の軸方向に延びる孔部4aが形成されており、孔部4a内にピストン2が軸方向に往復動可能な状態で挿入されている。シリンダ4の先端部の内部、具体的には、孔部4aのうちピストン2の先端側の領域に、水素ガスが導入される圧縮室4b(図2参照)が設けられている。また、シリンダ4のうち圧縮室4bのさらに先端側の部分には、シリンダ被嵌合部4cが設けられている。シリンダ被嵌合部4cは、圧縮室4bと連通し、圧縮室4bの内径よりも一回り大きい内径を有する。このため、シリンダ被嵌合部4cの内周面と圧縮室4bの内周面との間に段差4dが形成されている。また、シリンダ被嵌合部4cは、シリンダ4の先端面に形成されたシリンダ開口4eにより開口されている。
収容部6は、図1に示すように中空に形成されており、駆動装置10の後述するクランク軸24を収容するとともに、クランク軸24が回転自在となるようにクランク軸24を支持する。
クロスガイド8は、収容部6の一側面から側方へ延びる状態で収容部6に取り付けられている。クロスガイド8は、駆動装置10の後述するクロスヘッド28の移動を案内するものである。クロスガイド8のうち収容部6と反対側に位置する端部は、シリンダ4の基端部(先端部と反対側の端部)と接続されている。
駆動装置10は、収容部6の外側に配置された図略の動力伝達機構と、収容部6内に収容されて動力伝達機構から動力が伝達されることにより回転するクランク軸24と、クランク軸24に一端が取り付けられたコネクティングロッド26と、コネクティングロッド26の他端に取り付けられるとともにピストン2の基端部と結合されたクロスヘッド28とを有する。コネクティングロッド26は、収容部6内からクロスガイド8側へ延び、クロスヘッド28は、水平方向に往復動可能な状態でクロスガイド8内に収容されている。コネクティングロッド26及びクロスヘッド28は、クランク軸24の回転運動を直線的な往復運動に変換してピストン2へ伝達する。これにより、駆動装置10は、ピストン2を軸方向に往復動させる。
シリンダヘッド12は、シリンダ4の先端部に対して分離可能に取り付けられている。シリンダヘッド12は、図2に示すように、圧縮室4bと連通する内部空間30を有する。内部空間30は、圧縮室4bと繋がり、圧縮室4bのうちシリンダ4の先端側の端部からピストン2と反対側へ延びる連通路30aと、連通路30aの圧縮室4bと反対側の端部に繋がり、シリンダ4の軸方向(孔部4aの延びる方向)と直交する方向において一方側(上側)へ延びる吸込側空間30bと、シリンダ4の軸方向と直交する方向において他方側(下側)へ延びる吐出側空間30cとによって構成されている。また、シリンダヘッド12は、シリンダ4の先端面に当接するヘッド本体32と、ヘッド本体32のシリンダ4側の端面から突出してシリンダ開口4eを通じてシリンダ被嵌合部4cに挿嵌されたヘッド挿嵌部34とを有する。
ヘッド本体32は、シリンダ4の先端面に当接した状態で図示省略の締結部材によりシリンダ4に締結されている。ヘッド本体32の内部には、吸込側空間30b及び吐出側空間30cと、連通路30aの圧縮室4bと反対側の端部から中間部までの部分とが設けられている。吸込側空間30bと吐出側空間30cは、互いに対称形に形成されている。ヘッド本体32の吸込側空間30bが配置された側の端面(上面)には、吸込側空間30bの開口である吸込側ヘッド開口30eが形成されており、ヘッド本体32の吐出側空間30cが配置された側の端面(下面)には、吐出側空間30cの開口である吐出側ヘッド開口30fが形成されている。
ヘッド本体32の吸込側空間30bを形成する内周面のうち吸込側ヘッド開口30eから所定の長さまでの範囲の内径は、残りの範囲の内径よりも大きくなっており、それら両範囲の間に段差32aが形成されている。吸込側空間30bのうち吸込側ヘッド開口30eから段差32aまでの部分により、吸込側被嵌合部32bが形成されている。また、ヘッド本体32の吐出側空間30cを形成する内周面のうち吐出側ヘッド開口30fから所定の長さまでの範囲の内径は、残りの範囲の内径よりも大きくなっており、それら両範囲の間に段差32cが形成されている。吐出側空間30cのうち吐出側ヘッド開口30fから段差32cまでの部分により、吐出側被嵌合部32dが形成されている。
ヘッド挿嵌部34は、圧縮室4bの内径よりも大きく且つシリンダ被嵌合部4cの内径よりも僅かに小さい外径を有する略円柱状に形成されている。ヘッド挿嵌部34の外周面には、当該外周面の周方向に延びる環状のヘッド溝部36(図3参照)が形成されている。ヘッド溝部36の内面のうちシリンダ開口4e側(圧縮室4bと反対側)に位置する側面部位36aは、シリンダ開口4e側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている。また、ヘッド挿嵌部34の内部には、連通路30aの長手方向の中間部から圧縮室4bと繋がる端部までの部分がヘッド挿嵌部34の軸方向に延びる状態で設けられている。ヘッド挿嵌部34は、ヘッド挿嵌部本体37と、ヘッドアダプタ38とによって構成されている。
ヘッド挿嵌部本体37は、ヘッド本体32のシリンダ4側の端面から突出するようにヘッド本体32と一体的に形成された部分である。ヘッド挿嵌部本体37の先端部(ヘッド本体32と反対側の端部)の外周部には、環状の凹部であるヘッド溝用凹部37aが形成されている。また、ヘッド挿嵌部本体37は、先端面からヘッド本体32側へ窪む凹部であるヘッド結合用凹部37bを有する。
ヘッドアダプタ38は、ヘッド挿嵌部本体37とヘッド挿嵌部34の軸方向において分離可能に結合されている。ヘッドアダプタ38は、ヘッド挿嵌部本体37のうちヘッド溝用凹部37aが形成された先端部以外の部分の外径と等しい外径を有するヘッドアダプタ本体38aと、ヘッドアダプタ本体38aから突出してヘッド結合用凹部37bに圧入されたヘッド結合用凸部38bとを有する。ヘッド結合用凸部38bがヘッド結合用凹部37bに圧入されることによって、ヘッドアダプタ38は、ヘッド挿嵌部本体37と強固に結合されている。また、ヘッドアダプタ本体38aの外周部によって、ヘッドアダプタ外周部38cが形成されている。ヘッドアダプタ外周部38cは、ヘッドアダプタ38がヘッド挿嵌部本体37の先端部と結合された状態でヘッド溝用凹部37aをヘッド挿嵌部本体37の先端側から覆うことによりヘッド溝部36を形成する。
また、ヘッドアダプタ38は、ヘッド結合用凹部37bに対するヘッド結合用凸部38bの圧入方向(ヘッド挿嵌部34の軸方向)においてヘッドアダプタ38を貫通するヘッドアダプタ貫通穴38dを有する。ヘッドアダプタ貫通穴38dは、ヘッドアダプタ本体38a及びヘッド結合用凸部38bを貫通する。ヘッドアダプタ貫通穴38dの軸方向の一端から他端までの全体には、雌螺子部38fが形成されている。ヘッドアダプタ貫通穴38d内の空間は、圧縮室4bに繋がり、圧縮室4bに給排される水素ガスの流通路である前記連通路30aの一部を構成する。
シリンダシール部13は、圧縮室4bからの水素ガスの漏出をシリンダ4の先端部において阻止するものである。シリンダシール部13は、ヘッド用Oリング42と、ヘッド用バックアップリング44とからなる。
ヘッド用Oリング42は、弾性を有するゴムによって環状に形成されており、ヘッド溝部36内に装着された状態でヘッド挿嵌部34に外嵌されている。ヘッド用Oリング42の外周部は、シリンダ4のうちシリンダ被嵌合部4cを形成する内周面に接触している。ヘッド用Oリング42は、ヘッド挿嵌部34の外周面とシリンダ被嵌合部4cを形成するシリンダ4の内周面との間の隙間を封止するものである。ヘッド用Oリング42によって、圧縮室4bからヘッド挿嵌部34の外周面とシリンダ4の内周面との間の隙間を通じて外部空間へ水素ガスが漏出するのが阻止される。
ヘッド用バックアップリング44は、金属によって環状に形成されており、ヘッド溝部36内においてヘッド用Oリング42に対してシリンダ開口4e側(圧縮室4bと反対側)の位置に配置された状態でヘッド挿嵌部34に外嵌されている。ヘッド用バックアップリング44は、シリンダ開口4e側へのヘッド用Oリング42の移動を阻止するものである。ヘッド用バックアップリング44は、ヘッド溝部36内の前記側面部位36aに対向する端面(内面)44aを有し、端面44aは、シリンダ開口4e側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている。
吸込弁14は、図2に示すように、ヘッド本体32の吸込側被嵌合部32b内に収容され、段差32aに当接した状態で配置されている。吸込弁14は、後述する吸込口57から圧縮室4b側(連通路30a側)への水素ガスの流通は許容する一方、圧縮室4bから吸込口57側への水素ガスの流通は阻止する逆止弁である。吸込弁14は、圧縮室4bから圧縮後の水素ガスが排出されるときに、圧縮後の水素ガスが吸込口57側へ逆流するのを阻止する。
吐出弁16は、ヘッド本体32の吐出側被嵌合部32d内に収容され、段差32cに当接した状態で配置されている。吐出弁16は、圧縮室4b(連通路30a)から後述する吐出口73側への水素ガスの流通は許容する一方、吐出口73から圧縮室4b側への水素ガスの流通は阻止する逆止弁である。吐出弁16は、圧縮室4bへの水素ガスの吸い込みが行われるときに、外部から吐出口73を通じて圧縮室4b側(連通路30a側)へガスが逆流するのを阻止する。
吸込弁押さえ18は、ヘッド本体32に対して分離可能に取り付けられている。吸込弁押さえ18は、吸込弁14がヘッド本体32内の吸込側被嵌合部32bから吸込側ヘッド開口30eを通じて外部へ抜け出さないように吸込弁14を押さえて固定するものである。吸込弁押さえ18は、ヘッド本体32の吸込側ヘッド開口30eが形成された端面の外側に配置された吸込弁押さえフランジ52と、吸込弁押さえフランジ52のヘッド本体32側の端面から突出して吸込側ヘッド開口30eを通じて吸込側被嵌合部32bに挿嵌された吸込弁押さえ挿嵌部53とを有する。
吸込弁押さえフランジ52は、吸込弁押さえ挿嵌部53の先端と段差32aとの間に吸込弁14が挟み込まれた状態で図示省略の締結部材によりヘッド本体32に締結されている。これにより、吸込弁14が吸込側被嵌合部32b内で固定されるとともに、吸込弁押さえ18がヘッド本体32に固定されている。
吸込弁押さえフランジ52のヘッド本体32と反対側の端面には、吸込側突出部55が設けられており、吸込側突出部55内には、水素ガスの吸込口57が形成されている。吸込弁押さえフランジ52の内部及び吸込弁押さえ挿嵌部53の内部には、吸込口57に繋がる吸込路58が形成されている。吸込路58の吸込口57と反対側の端部は、吸込弁14を介して吸込側空間30bのうち段差32aよりも連通路30a側に位置する部分に繋がっている。
吸込弁押さえ挿嵌部53は、ヘッド本体32のうち吸込側空間30bの段差32aよりも連通路30a側に位置する部分を形成する内周面の径よりも大きく且つ吸込側被嵌合部32bを形成する内周面の径よりも僅かに小さい外径を有する略円柱状に形成されている。吸込弁押さえ挿嵌部53の外周面には、当該外周面の周方向に延びる環状の吸込弁押さえ溝部56(図4参照)が形成されている。吸込弁押さえ溝部56の内面のうち吸込側ヘッド開口30e側に位置する側面部位56aは、吸込側ヘッド開口30e側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている。吸込弁押さえ挿嵌部53は、吸込弁押さえ挿嵌部本体60と、吸込弁押さえアダプタ61とによって構成されている。
吸込弁押さえ挿嵌部本体60は、吸込弁押さえフランジ52のヘッド本体32側の端面から突出するように吸込弁押さえフランジ52と一体的に形成された部分である。図4に示すように、吸込弁押さえ挿嵌部本体60の先端部(吸込弁押さえフランジ52と反対側の端部)の外周部には、環状の凹部である吸込弁押さえ溝用凹部60aが形成されている。また、吸込弁押さえ挿嵌部本体60は、先端面から吸込弁押さえフランジ52側へ窪む凹部である吸込弁押さえ結合用凹部60bを有する。
吸込弁押さえアダプタ61は、吸込弁押さえ挿嵌部53の軸方向において吸込弁押さえ挿嵌部本体60と分離可能に結合されている。吸込弁押さえアダプタ61は、吸込弁押さえ挿嵌部本体60のうち吸込弁押さえ溝用凹部60aが形成された先端部以外の部分の外径と等しい外径を有する吸込側アダプタ本体61aと、吸込側アダプタ本体61aから突出して吸込弁押さえ結合用凹部60bに圧入された吸込弁押さえ結合用凸部61bとを有する。吸込弁押さえ結合用凸部61bが吸込弁押さえ結合用凹部60bに圧入されることによって、吸込弁押さえアダプタ61は、吸込弁押さえ挿嵌部本体60と強固に結合されている。また、吸込側アダプタ本体61aの外周部によって吸込側アダプタ外周部61cが形成されている。吸込側アダプタ外周部61cは、吸込弁押さえアダプタ61が吸込弁押さえ挿嵌部本体60の先端部と結合された状態で吸込弁押さえ溝用凹部60aを吸込弁押さえ挿嵌部本体60の先端側から覆うことにより吸込弁押さえ溝部56を形成する。
また、吸込弁押さえアダプタ61には、吸込弁押さえ結合用凹部60bに対する吸込弁押さえ結合用凸部61bの圧入方向(吸込弁押さえ挿嵌部53の軸方向)において吸込弁押さえアダプタ61を貫通する吸込側アダプタ貫通穴61dが形成されている。吸込側アダプタ貫通穴61dは、吸込側アダプタ本体61a及び吸込み弁押さえ結合用凸部61bを貫通する。吸込側アダプタ貫通穴61dのうち吸込弁押さえ結合用凸部61bの先端面から吸込弁押さえアダプタ61の軸方向における中間部までの部分には、雌螺子部61fが形成されている。吸込側アダプタ貫通穴61d内の空間は、吸込路58の一部を構成する。
吸込側ヘッドシール部19は、水素ガスがシリンダヘッド12の内部空間30から吸込側ヘッド開口30eを通じて漏出するのを阻止するものである。吸込側ヘッドシール部19は、吸込側Oリング64と、吸込側バックアップリング66とからなる。吸込側Oリング64は、本発明の弁押さえ用Oリングの一例であり、吸込側バックアップリング66は、本発明の弁押さえ用バックアップリングの一例である。
吸込側Oリング64は、基本的にヘッド用Oリング42と同様に構成されており、吸込側バックアップリング66は、基本的にヘッド用バックアップリング44と同様に構成されている。
具体的には、吸込側Oリング64は、吸込弁押さえ溝部56内に装着された状態で吸込弁押さえ挿嵌部53に外嵌されている。吸込側Oリング64の外周部は、ヘッド本体32のうち吸込側被嵌合部32bを形成する内周面に接触している。吸込側Oリング64は、吸込弁押さえ挿嵌部53の外周面と吸込側被嵌合部32bを形成するヘッド本体32の内周面との間の隙間を封止し、当該隙間を通じて水素ガスが漏出するのを阻止する。
また、吸込側バックアップリング66は、吸込弁押さえ溝部56内において吸込側Oリング64に対して吸込側ヘッド開口30e側(吸込弁押さえフランジ52側)の位置に配置された状態で吸込弁押さえ挿嵌部53に外嵌されている。吸込側バックアップリング66は、吸込側ヘッド開口30e側への吸込側Oリング64の移動を阻止するものである。吸込側バックアップリング66は、吸込弁押さえ溝部56内の前記側面部位56aに対向する端面(内面)66aを有し、端面66aは、吸込側ヘッド開口30e側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている。
吐出弁押さえ20は、図2に示すように、吐出弁16がシリンダヘッド12内の吐出側被嵌合部32dから吐出側ヘッド開口30fを通じて外部へ抜け出さないように吐出弁16を押さえるものである。吐出弁押さえ20は、吸込弁押さえ18と同様の構成を有しており、吸込弁押さえ18と上下対称に配置されている。
吐出弁押さえ20は、吸込弁押さえフランジ52と同様の吐出弁押さえフランジ68と、吸込弁押さえ挿嵌部53と同様の吐出弁押さえ挿嵌部70と、吸込側突出部55と同様の吐出側突出部72とを有する。吐出側突出部72には、水素ガスの吐出口73が形成されている。吐出弁押さえフランジ68の内部及び吐出弁押さえ挿嵌部70の内部には、吐出口73に繋がる吐出路74が形成されている。吐出口73の構造は、吸込口57の構造と同様であり、吐出路74の構造は、吸込路58の構造と同様である。
吐出弁押さえフランジ68は、吐出弁押さえ挿嵌部70が吐出側ヘッド開口30fを通じて吐出側被嵌合部32dに挿嵌されて吐出弁押さえ挿嵌部70の先端と段差32cとの間に吐出弁16が挟み込まれた状態で、図示省略の締結部材によりヘッド本体32に締結されている。これにより、吐出弁16が吐出側被嵌合部32d内で固定されるとともに、吐出弁押さえ20がヘッド本体32に固定されている。
また、吐出弁押さえ挿嵌部70の外周面には、図5に示すように、吸込弁押さえ溝部56と同様の吐出弁押さえ溝部76が形成されている。吐出弁押さえ溝部76の内面は、吸込弁押さえ溝部56内の側面部位56aと同様のテーパー状の側面部位76aを有する。
吐出弁押さえ挿嵌部70は、吸込弁押さえ挿嵌部本体60と同様の吐出弁押さえ挿嵌部本体80と、吸込弁押さえアダプタ61と同様の吐出弁押さえアダプタ81とによって構成されている。また、吐出弁押さえ挿嵌部本体80には、吸込弁押さえ溝用凹部60aと同様の吐出弁押さえ溝用凹部80aと、吸込弁押さえ結合用凹部60bと同様の吐出弁押さえ結合用凹部80bとが形成されている。
吐出弁押さえアダプタ81は、吸込側アダプタ本体61aと同様の吐出側アダプタ本体81aと、吸込弁押さえ結合用凸部61bと同様の吐出弁押さえ結合用凸部81bとを有する。吐出弁押さえ結合用凸部81bが吐出弁押さえ結合用凹部80bに圧入されることによって、吐出弁押さえアダプタ81は、吐出弁押さえ挿嵌部本体80と強固に結合されている。また、吐出側アダプタ本体81aには、吸込側アダプタ外周部61cと同様の吐出側アダプタ外周部81cが形成されている。また、吐出側押さえアダプタ81には、吸込側アダプタ貫通穴61dと同様の吐出側アダプタ貫通穴81dが形成されている。吐出側アダプタ貫通穴81dの内周面には、吸込側アダプタ貫通穴61dの雌螺子部61fと同様の雌螺子部81fが形成されている。
吐出側ヘッドシール部21は、シリンダヘッド12の内部空間30から水素ガスが吐出側ヘッド開口30fを通じて漏出するのを阻止するものである。吐出側ヘッドシール部21は、吸込側ヘッドシール部19と上下対称に配置されていること以外は、吸込側ヘッドシール部19と同様に構成されている。具体的には、吐出側ヘッドシール部21は、吸込側Oリング64と同様の吐出側Oリング84と、吸込側バックアップリング66と同様の吐出側バックアップリング86とからなる。吐出側Oリング84は、本発明の弁押さえ用Oリングの一例であり、吐出側バックアップリング86は、本発明の弁押さえ用バックアップリングの一例である。
吐出側Oリング84は、吸込側Oリング84が吸込弁押さえ溝部56内に装着された形態と同様の形態で吐出弁押さえ溝部76内に装着されている。吐出側Oリング84は、吐出弁押さえ挿嵌部70の外周面とヘッド本体32のうち吐出側被嵌合部32dを形成する内周面との間の隙間を封止し、当該隙間を通じて水素ガスが漏出するのを阻止する。
また、吐出側バックアップリング86は、吐出弁押さえ溝部76内において吐出側Oリング84に対して吐出側ヘッド開口30f側の位置に配置されており、吐出側ヘッド開口30f側への吐出側Oリング84の移動を阻止する。また、吐出側バックアップリング86は、吐出弁押さえ溝部76内の側面部位76aに対向する端面(内面)86aを有し、端面86aは、吸込側バックアップリング66の端面66aと同様、テーパー状に形成されている。
以上のように構成された本実施形態の圧縮機では、図略の動力伝達機構からクランク軸24(図1参照)へ動力が伝達されることにより、クランク軸24が軸回りに回転する。クランク軸24の回転運動は、コネクティングロッド26とクロスヘッド28とによって直線的な往復運動に変換されてピストン2へ伝達される。これにより、ピストン2は、軸方向に往復運動する。
ピストン2がクランク軸24側へ移動するときには、水素ガスが、吸込口57(図2参照)及び吸込路58を通じてヘッド本体32内に吸い込まれて吸込弁14を通過し、連通路30aを通って圧縮室4bへ導入される。圧縮室4bに導入された水素ガスは、ピストン2がシリンダ4の先端側(シリンダヘッド12側)へ移動することによって超高圧に圧縮される。圧縮された水素ガスは、圧縮室4bから連通路30aを通って吐出弁16を通過し、吐出路74及び吐出口73を通じて外部へ吐出される。
水素ガスの圧縮時には、圧縮室4bが超高圧になり、圧縮室4bと外部空間との間に大きな圧力差が生じることから、ヘッド用Oリング42(図3参照)及びヘッド用バックアップリング44には、シリンダ開口4e側への力が作用する。この際、ヘッド用バックアップリング44のテーパー状の端面44aがヘッド溝部36内のテーパー状の側面部位36aに押圧され、その結果、ヘッド用バックアップリング44が側面部位36aに沿って径方向外側へ僅かに広がる。これにより、図7に示すように、ヘッド用バックアップリング44は、ヘッド挿嵌部34の外周面のうちヘッド溝部36に対してシリンダ開口4e側に位置する部分とシリンダ4のうちシリンダ被嵌合部4cを形成する内周面との間の微小な隙間を塞ぐ。同時に、ヘッド用バックアップリング44は、ヘッド用Oリング42のシリンダ開口4e側への移動を阻止する。その結果、ヘッド挿嵌部34の外周面のうちヘッド溝部36に対してシリンダ開口4e側に位置する部分とシリンダ4のうちシリンダ被嵌合部4cを形成する内周面との間の隙間に、ヘッド用Oリング42が変形して入り込むのが阻止される。このため、本実施形態では、ヘッド用Oリング42の損傷を防ぐことができ、その結果、ヘッド用Oリング42の損傷に起因する圧縮室4bからの水素ガスの漏出を防ぐことができる。
また、水素ガスの圧縮時には、圧縮室4bと繋がるシリンダヘッド12の内部空間30も高圧になることから、吸込側Oリング64(図4参照)及び吸込側バックアップリング66には、吸込側ヘッド開口30e側への力が作用し、吐出側Oリング84(図5参照)及び吐出側バックアップリング86には、吐出側ヘッド開口30f側への力が作用する。この際、吸込側バックアップリング66のテーパー状の端面66a(図4参照)が吸込弁押さえ溝部56のテーパー状の側面部位56aに押圧されて、吸込側バックアップリング66が径方向外側へ僅かに広がるとともに、吐出側バックアップリング86のテーパー状の端面86a(図5参照)が吐出弁押さえ溝部76のテーパー状の側面部位76aに押圧されて、吐出側バックアップリング86が径方向外側へ僅かに広がる。その結果、上記ヘッド用Oリング42の場合と同様にして、吸込弁押さえ挿嵌部53の外周面のうち吸込弁押さえ溝部56に対して吸込側ヘッド開口30e側に位置する部分とヘッド本体32のうち吸込側被嵌合部32bを形成する内周面との間の微小な隙間に、吸込側Oリング64が変形して入り込むのが阻止されるとともに、吐出弁押さえ挿嵌部70の外周面のうち吐出弁押さえ溝部76に対して吐出側ヘッド開口30f側に位置する部分とヘッド本体32のうち吐出側被嵌合部32dを形成する内周面との間の微小な隙間に、吐出側Oリング84が変形して入り込むのが阻止される。このため、本実施形態では、吸込側Oリング64及び吐出側Oリング84の損傷を防ぐことができ、その結果、吸込側Oリング64及び吐出側Oリング84の損傷に起因するシリンダヘッド12の内部空間30からの水素ガスの漏出を防ぐことができる。
また、本実施形態では、シリンダ4の先端部のうちシリンダ被嵌合部4cを形成する内周面と圧縮室4bを形成する内周面との間に段差4d(図2参照)が形成されているため、ピストン2がクランク軸24(図1参照)側へ後退して圧縮室4bが低圧になったときに、ヘッドアダプタ38がヘッド挿嵌部本体37から離脱して圧縮室4bへ入り込むのを段差4dによって阻止することができる。
また、本実施形態では、吸込側Oリング64(図4参照)及び吸込側バックアップリング66の吸込弁押さえ溝部56内への装着時には、吸込弁押さえアダプタ61が吸込弁押さえ挿嵌部本体60から分離された状態で、吸込弁押さえ溝用凹部60aに吸込側バックアップリング66と吸込側Oリング64を吸込弁押さえ挿嵌部本体60の先端側から装着し、その後、吸込弁押さえ結合用凹部60bに吸込弁押さえ結合用凸部61bを圧入して吸込弁押さえ挿嵌部本体60と吸込弁押さえアダプタ61とを互いに結合させる。吸込側Oリング64の内径及び吸込側バックアップリング66の内径は、吸込側アダプタ外周部61cの外径よりも小さいが、本実施形態によれば、吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66を径方向外側へ引っ張って伸ばすことなく、吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66を吸込弁押さえ溝部56内に容易に装着することができる。
また、本実施形態では、吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66の場合と同様にして、吐出側Oリング84(図5参照)及び吐出側バックアップリング86を吐出弁押さえ溝部76に装着し、ヘッド用Oリング42(図3参照)及びヘッド用バックアップリング44をヘッド溝部36に装着する。このため、吐出側Oリング84及び吐出側バックアップリング86を吐出弁押さえ溝部76に容易に装着することができるとともに、ヘッド用Oリング42及びヘッド用バックアップリング44をヘッド溝部36に容易に装着することができる。
また、本実施形態では、吸込弁押さえ挿嵌部本体60(図4参照)と吸込弁押さえアダプタ61とが吸込弁押さえ結合用凹部60bに対する吸込弁押さえ結合用凸部61bの圧入により互いに強固に結合されているため、吸込弁押さえ挿嵌部53を吸込側被嵌合部32bに挿嵌する前の状態において、吸込弁押さえ挿嵌部本体60から吸込弁押さえアダプタ61が脱落するのを防ぐことができる。同様の理由により、吐出弁押さえ挿嵌部70(図5参照)を吐出側被嵌合部32dに挿嵌する前の状態において吐出弁押さえ挿嵌部本体80から吐出弁押さえアダプタ81が脱落するのを防ぐことができるとともに、ヘッド挿嵌部34(図3参照)をシリンダ被嵌合部4cに挿嵌する前の状態においてヘッド挿嵌部本体37からヘッドアダプタ38が脱落するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、吸込側Oリング64(図4参照)及び吸込側バックアップリング66の交換時及びメンテナンス時には、吸込弁押さえ18(図2参照)をヘッド本体32から取り外した後、吸込弁押さえ挿嵌部本体60(図4参照)から吸込弁押さえアダプタ61を分離させ、その後、吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66を吸込弁押さえ溝用凹部60aから取り外す。吸込弁押さえ挿嵌部本体60と吸込弁押さえアダプタ61とは、吸込弁押さえ結合用凹部60bに対する吸込弁押さえ結合用凸部61bの圧入によって強固に結合されているため、吸込弁押さえアダプタ61を手で持って引っ張るだけでは吸込弁押さえ挿嵌部本体60から分離させることは困難である。そこで、本実施形態では、吸込側アダプタ貫通穴61dの雌螺子部61fに分離作業用のボルトを吸込弁押さえ挿嵌部53の先端側から螺入し、ボルトの先端が吸込弁押さえ挿嵌部本体60に突き当たった後、さらにボルトを螺入することによって、弁押さえ挿嵌部本体60から吸込弁押さえアダプタ61を分離させる。このため、吸込弁押さえ挿嵌部本体60と吸込弁押さえアダプタ61とが互いに強固に結合されている場合でも、吸込弁押さえ挿嵌部本体60から吸込弁押さえアダプタ61を容易に分離させて吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66のメンテナンスや交換を行うことができる。
また、本実施形態では、吐出側Oリング84(図5参照)及び吐出側バックアップリング86の交換及びメンテナンスと、ヘッド用Oリング42(図3参照)及びヘッド用バックアップリング44の交換及びメンテナンスとを、吸込側Oリング64及び吸込側バックアップリング66の場合と同様にして行う。このため、吐出弁押さえ挿嵌部本体80と吸込弁押さえアダプタ81とが互いに強固に結合されている場合でも、吐出弁押さえ挿嵌部本体80から吐出弁押さえアダプタ81を容易に分離させて吐出側Oリング84及び吐出側バックアップリング86のメンテナンスや交換を行うことができる。また、ヘッド挿嵌部本体37とヘッドアダプタ38とが互いに強固に結合されている場合でも、ヘッド挿嵌部本体37からヘッドアダプタ38を容易に分離させてヘッド用Oリング42及びヘッド用バックアップリング44のメンテナンスや交換を行うことができる。
また、本実施形態では、吸込側アダプタ貫通穴61d(図4参照)内の空間が、水素ガスの吸込路58の一部として利用されているので、貫通穴61dを吸込路58とは別に吸込弁押さえアダプタ61に形成する場合に比べて、吸込弁押さえアダプタ61の大型化を防ぐことができるとともに、吸込弁押さえアダプタ61の製造工程を簡略化することができる。同様に、吐出側アダプタ貫通穴81d(図5参照)内の空間が、水素ガスの吐出路74の一部として利用されているので、貫通穴81dを吐出路74とは別に吐出弁押さえアダプタ61に形成する場合に比べて、吐出弁押さえアダプタ61の大型化を防ぐことができるとともに、吐出弁押さえアダプタ61の製造工程を簡略化することができる。また、ヘッドアダプタ貫通穴38d(図3参照)内の空間が、圧縮室4bへ水素ガスを給排するための連通路30aの一部として利用されているので、貫通穴38dを連通路30aとは別にヘッドアダプタ38に形成する場合に比べて、ヘッドアダプタ38の大型化を防ぐことができるとともに、ヘッドアダプタ38の製造工程を簡略化することができる。
本実施形態の圧縮機では、周囲の部材の形状に合わせてOリング42,64,84を加工する必要がないため、市販のものを用いることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、水素ガスを圧縮する圧縮機を例にとって説明したが、本発明は、水素ガス以外のガスを圧縮する圧縮機にも適用可能である。
また、上記実施形態のヘッド挿嵌部及びシリンダシール部の構成は、省略してもよい。例えば、シリンダヘッドとシリンダの先端部とが一体的に形成されている場合には、ヘッド挿嵌部及びシリンダシール部は不要であるので省略できる。
また、上記各溝部内のテーパー状の側面部位及び上記各バックアップリングのテーパー状の端面は、他の形状に形成されていてもよい。例えば、図8に示す変形例のように、ヘッド溝部36内のシリンダ開口4e側の側面部位36a及びヘッド用バックアップリング44の側面部位36aに対向する端面44aは、ヘッド挿嵌部34の軸方向(シリンダ4の軸方向)に対して垂直な平面に形成されていてもよい。また、同様に、吸込弁押さえ溝部内の吸込側ヘッド開口側の側面部位及び当該側面部位に対向する吸込側バックアップリングの端面は、吸込弁押さえ挿嵌部の軸方向に対して垂直な平面に形成されていてもよい。また、吐出弁押さえ溝部内の吐出側ヘッド開口側の側面部位及び当該側面部位に対向する吐出側バックアップリングの端面は、吐出弁押さえ挿嵌部の軸方向に対して垂直な平面に形成されていてもよい。
また、吸込側アダプタ貫通穴及び吐出側アダプタ貫通穴の軸方向の全体に雌螺子部が設けられていてもよい。また、ヘッドアダプタ貫通穴の軸方向の一部のみに雌螺子部が設けられていてもよい。
また、吸込弁押さえ挿嵌部本体と吸込弁押さえアダプタとの結合、吐出弁押さえ挿嵌部本体と吐出弁押さえアダプタとの結合、及び、ヘッド挿嵌部本体とヘッドアダプタとの結合は、上記したような圧入に限定されない。例えば、各挿嵌部本体と対応する各アダプタとのうちの一方の凸部に雄螺子を形成するとともに他方の凹部に雌螺子を形成し、凸部の雄螺子と凹部の雌螺子とを螺合させることによって、各挿嵌部本体と対応する各アダプタとを互いに結合させてもよい。また、各挿嵌部本体と対応する各アダプタとは、相互に固着されることなく、挿嵌部の軸方向において単に突き合わされた状態で対応する被嵌合部内に配置されてもよい。
2 ピストン
4 シリンダ
4b 圧縮室
12 シリンダヘッド
14 吸込弁(逆止弁)
16 吐出弁(逆止弁)
18 吸込弁押さえ
19 吸込側ヘッドシール部
20 吐出弁押さえ
21 吐出側ヘッドシール部
30 内部空間
30e 吸込側ヘッド開口(シリンダヘッドの開口)
30f 吐出側ヘッド開口(シリンダヘッドの開口)
53 吸込弁押さえ挿嵌部
56 吸込弁押さえ溝部
56a 側面部位
64 吸込側Oリング(弁押さえ用Oリング)
66 吸込側バックアップリング(弁押さえ用バックアップリング)
66a 端面
70 吐出弁押さえ挿嵌部
76 吐出弁押さえ溝部
76a 側面部位
84 吐出側Oリング(弁押さえ用Oリング)
86 吐出側バックアップリング(弁押さえ用バックアップリング)
86a 端面

Claims (13)

  1. ガスを圧縮する圧縮機であって、
    ガスが導入される圧縮室が先端部の内部に設けられたシリンダと、
    前記シリンダ内に挿入されて前記圧縮室に導入されたガスを圧縮するピストンと、
    前記シリンダの先端部に取り付けられていて、前記圧縮室と連通する内部空間を有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの内部空間に設けられた逆止弁と、
    前記逆止弁が前記内部空間に繋がる前記シリンダヘッドの開口を通じて抜け出さないように前記逆止弁を押さえる弁押さえと、
    前記シリンダヘッドの前記内部空間からのガスの漏出を阻止するヘッドシール部とを備え、
    前記弁押さえは、前記開口を通じて前記シリンダヘッドの前記内部空間内に挿嵌された弁押さえ挿嵌部を有し、
    前記弁押さえ挿嵌部の外周面には、環状の弁押さえ溝部が設けられ、
    前記ヘッドシール部は、前記弁押さえ溝部内に装着されて前記弁押さえ挿嵌部と前記シリンダヘッドの前記内部空間を形成する内面との間の隙間を封止する弁押さえ用Oリングと、前記弁押さえ溝部内において前記弁押さえ用Oリングの前記開口側の位置に配置され、前記開口側への前記弁押さえ用Oリングの移動を阻止する弁押さえ用バックアップリングとを有し、
    前記弁押さえ挿嵌部は、環状の弁押さえ溝用凹部が先端部の外周面に形成された弁押さえ挿嵌部本体と、前記弁押さえ挿嵌部本体の先端部と分離可能に結合された弁押さえアダプタとを有し、
    前記弁押さえアダプタは、当該弁押さえアダプタが前記弁押さえ挿嵌部本体の先端部と結合された状態で前記弁押さえ溝用凹部を前記弁押さえ挿嵌部本体の先端側から覆うことによって前記弁押さえ溝部を形成する弁押さえアダプタ外周部を有する、圧縮機。
  2. 前記弁押さえ溝部の内面のうち前記シリンダの前記開口側に位置する側面部位と、当該側面部位に対向する前記弁押さえ用バックアップリングの端面とは、共に、前記シリンダの前記開口側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記弁押さえ挿嵌部本体と前記弁押さえアダプタとのうちの一方は、弁押さえ結合用凹部を有し、前記弁押さえ挿嵌部本体と前記弁押さえアダプタとのうちの他方は、前記弁押さえ結合用凹部に圧入された弁押さえ結合用凸部を有する、請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記弁押さえアダプタは、前記弁押さえ結合用凹部に対する前記弁押さえ結合用凸部の圧入方向において当該弁押さえアダプタを貫通する弁押さえアダプタ貫通穴を有し、
    前記弁押さえアダプタ貫通穴の少なくとも一部には、雌螺子部が形成されている、請求項に記載の圧縮機。
  5. 前記弁押さえアダプタ貫通穴内の空間は、前記圧縮室に繋がるガスの流通路の一部を構成する、請求項に記載の圧縮機。
  6. 前記シリンダの先端には、シリンダ開口が形成され、
    前記圧縮機は、前記圧縮室からのガスの漏出を阻止するシリンダシール部をさらに備え、
    前記シリンダヘッドは、前記シリンダ開口を通じて前記シリンダ内に挿嵌されたヘッド挿嵌部を有し、
    前記ヘッド挿嵌部の外周面には、環状のヘッド溝部が形成され、
    前記シリンダシール部は、前記ヘッド溝部内に装着されて前記ヘッド挿嵌部と前記シリンダの前記ヘッド挿嵌部が挿嵌された空間を形成する内周面との間の隙間を封止するヘッド用Oリングと、前記ヘッド溝部内において前記ヘッド用Oリングの前記シリンダ開口側の位置に配置され、前記シリンダ開口側への前記ヘッド用Oリングの移動を阻止するヘッド用バックアップリングとを有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の圧縮機。
  7. 前記ヘッド溝部の内面のうち前記シリンダ開口側に位置する側面部位と、当該側面部位に対向する前記ヘッド用バックアップリングの端面とは、共に、前記シリンダ開口側へ向かうにつれて拡径するテーパー状に形成されている、請求項に記載の圧縮機。
  8. 前記ヘッド挿嵌部は、環状のヘッド溝用凹部が先端部の外周面に形成されたヘッド挿嵌部本体と、前記ヘッド挿嵌部本体の先端部と分離可能に結合されたヘッドアダプタとを有し、
    前記ヘッドアダプタは、当該ヘッドアダプタが前記ヘッド挿嵌部本体の先端部と結合された状態で前記ヘッド溝用凹部を前記ヘッド挿嵌部本体の先端側から覆うことによって前記ヘッド溝部を形成するヘッドアダプタ外周部を有する、請求項又はに記載の圧縮機。
  9. 前記ヘッドアダプタの外径及び前記シリンダのうち前記ヘッドアダプタが挿嵌された部分の内径は、前記圧縮室の内径よりも大きい、請求項に記載の圧縮機。
  10. 前記ヘッド挿嵌部本体と前記ヘッドアダプタとのうちの一方は、ヘッド結合用凹部を有し、前記ヘッド挿嵌部本体と前記ヘッドアダプタとのうちの他方は、前記ヘッド結合用凹部に圧入されたヘッド結合用凸部を有する、請求項又はに記載の圧縮機。
  11. 前記ヘッドアダプタは、前記ヘッド結合用凹部に対する前記ヘッド結合用凸部の圧入方向において当該ヘッドアダプタを貫通するヘッドアダプタ貫通穴を有し、
    前記ヘッドアダプタ貫通穴の少なくとも一部には、雌螺子部が形成されている、請求項10記載の圧縮機。
  12. 前記ヘッドアダプタ貫通穴内の空間は、前記圧縮室に繋がるガスの流通路の一部を構成する、請求項11に記載の圧縮機。
  13. 前記圧縮室には、水素ガスが導入され、
    前記ピストンは、前記圧縮室に導入された水素ガスを圧縮する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の圧縮機。
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