JP3514045B2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP3514045B2
JP3514045B2 JP19707496A JP19707496A JP3514045B2 JP 3514045 B2 JP3514045 B2 JP 3514045B2 JP 19707496 A JP19707496 A JP 19707496A JP 19707496 A JP19707496 A JP 19707496A JP 3514045 B2 JP3514045 B2 JP 3514045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
パワーステアリングの軸封部等に用いられる密封装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車のパワーステアリングの軸
封部のシリンダ2に密封装置としてのオイルシール1を
嵌入する際の方向としては、図1の矢印O方向及び矢印
A方向の両方向がある。 【0003】オイルシール1を上記いずれかの方向から
嵌着し、軸封部を組み立てた後に、軸封部組立体内を真
空引きして負圧にし、油の封入を行う。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、油,グリース
等が取り付け面としてのシリンダ2の内周面に付着して
いたり、内周面の粗さが細かかったりするとオイルシー
ル1とシリンダ2の内周面との間の摩擦係数μが小さく
なり、真空引きの工程で、オイルシール1がシリンダ2
内を移動してしまい、所定の位置に保持することができ
ず保持特性に劣る場合があった。 【0005】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、密封装置と取り付け面との間の摩擦抵抗の減少を防
止して、所定の位置に保持することができる、優れた保
持特性を有する密封装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明は、互いに同心的に組み付けられる2部材
のうちいずれか一方の部材に設けられた取り付け面に嵌
着され、該2部材間を密封する密封装置において、該密
封装置の嵌着部の周面に、密封対象側に向けて嵌入する
際に、前記取り付け面に付着した異物を掻き落とすため
の第1掻き落とし部と、反密封対象側に向けて嵌入する
際に、前記取り付け面に付着した異物を掻き落とすため
の第2掻き落とし部と、を備え、前記第1掻き落とし部
は、弾性変形可能な部材からなる断面三角形状の第1突
起であり、該第1突起の密封対象側斜面は、反密封対象
側斜面より、前記嵌着部周面に対して急な傾斜を有し、
前記第2掻き落とし部は、弾性変形可能な部材からなる
断面三角形状の第2突起からなり、該第2突起の反密封
対象側斜面は、密封対象側斜面より、前記嵌着部周面に
対して急な傾斜を有することを特徴とする。 【0007】このようにすれば、密封装置を密封対象側
及び反密封対象側のいずれの方向に向けて嵌入する際に
も、取り付け面に付着した異物を掻き落とすことができ
る。また、取り付け面に付着した油等を、第1掻き落と
し部又は第2掻き落とし部によって掻き落とし、嵌着部
周面と取り付け面との間の摩擦抵抗の減少を防止するこ
とができるので、密封装置の保持特性が向上する。 【0008】 【0009】ここで、弾性変形可能な部材としては、ゴ
ム状弾性体等があり、第1突起及び第2突起の断面形状
は三角形に限られるものではなく、台形等であってもよ
い。 【0010】このようにすれば、嵌着部周面の接触圧力
分布が第1突起及び第2突起の部分で高くなるので、密
封装置を密封対象側及び反密封対象側のいずれの方向に
向けて嵌入する際にも、取り付け面に付着した異物を掻
き落とすことができる。 【0011】密封装置を密封対象側に向けて嵌入する際
には、第1突起の密封対象側斜面が異物に接触してこれ
を掻き落とすので、密封対象側斜面の嵌着部周面に対す
る傾斜が急であるほど掻き落とし効果は大きい。但し、
密封対象側斜面の嵌着部周面に対する傾斜を大きくした
場合に、反密封対象側斜面の嵌着部周面に対する傾斜を
同様に大きくしたのでは、第1突起の密封対象側部分の
弾性変形を反密封対象側部分で吸収することができず、
第1突起自体が損傷してしまう可能性がある。従って、
第1突起の密封対象側斜面が、反密封対象側斜面より、
嵌着部周面に対して急な傾斜を有するようにすれば、第
1突起の補強を図り、より確実に取り付け面に付着した
異物を掻き落とすことができる。第2突起についても、
第2突起の反密封対象側斜面が、密封対象側斜面より、
嵌着部周面に対して急な傾斜を有するようにしたので、
同様に、第2突起の補強を図り、より確実に取り付け面
に付着した異物を掻き落とすことができる。 【0012】また、取り付け面に付着した油等を、第1
突起又は第2突起によって掻き落とし、嵌着部周面と取
り付け面との間の摩擦抵抗の減少を防止することができ
るので、密封装置の保持特性が向上する。 【0013】さらに、第1突起及び第2突起部分で接触
圧力が高くなり、取り付け面にくい込むので、嵌着部周
面と取り付け面との間の摩擦抵抗を増大させることがで
き、密封装置の保持特性がより一層向上する。 【0014】加えて、第1突起及び第2突起部分で接触
圧力が高くなることにより、シール性の向上を図ること
もできる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。 【0016】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る密封装置としてのオイルシール1を、
シリンダ2に嵌着した状態を示す要部断面図である。 【0017】オイルシール1は、略筒状の保護環3と、
この保護環3に一体に焼付けられたシール部40とから
なる。 【0018】保護環3は、金属製で、軸方向に延びる筒
部31と筒部31の反密封対象流体側端部から内径側に
延びるフランジ部32とからなる。 【0019】シール部40は、例えばゴムのようなゴム
状弾性体製で、主として、保護環筒部31の外周側に設
けられた嵌着部41と、保護環フランジ部32の内径側
端部に設けられたシールリップ42とからなる。 【0020】シールリップ42は、保護環フランジ部3
2の内径側端部から密封対象流体側軸心方向に延び、先
端部42aにおいて軸(図示せず)外周に摺接する。先
端部42aの外径側には、環状のバネ5が装着されてお
り、シールリップ42を軸方向に付勢している。また、
保護環フランジ部32の内径側端部からは、反密封対象
流体側軸心方向に向けてダストリップ43が延び、軸
(図示せず)外周に摺接する。 【0021】嵌着部41は、シリンダ2の内径より若干
大径に設定され、所定のしめしろが設けられており、軸
方向に平行に形成された嵌着部周面42がシリンダ2の
取り付け面としての内周面20に圧接している。 【0022】嵌着部周面42の密封対象流体O側及び反
密封対象流体A側には、それぞれ断面三角形状の第1突
起50,第2突起60が設けられている。 【0023】第1突起50,第2突起60は、弾性変形
可能な部材としてのゴム状弾性体からなり、シール部4
0と一体に設けられている。 【0024】図2(a)に示すように、第1突起50
は、密封対象流体O側の第1掻き落とし面51と反密封
対象流体A側の第1背面52とからなる。第1掻き落と
し面51と嵌着部周面42とのなす角度をθ1 ,第1背
面52と嵌着部周面42とのなす角度をθ2 とし、θ1
>θ2 となるようにθ1 ,θ2 を設定している。また、
第1突起50の外径側の先端部53は、尖端をなしてい
る。 【0025】オイルシール1を、シリンダ2に対して矢
印O方向へ嵌入する場合には、突起50がシリンダ内周
面20に圧接する。接触圧力分布は、第1突起50部分
で高くなり、先端部53近傍においてピークを形成す
る。このため、シリンダ内周面20に付着していた油等
の異物は、第1突起50の第1掻き落とし面51によっ
て、オイルシールの嵌入に伴い掻き落とされる。従っ
て、シリンダ内周面20に付着した油による摩擦係数μ
の低下を防止して、オイルシール1の保持特性を向上さ
せることができる。ここで、θ1 を大きくして第1掻き
落とし面の傾斜を大きくすることにより、油の掻き落と
し効果を大きくすることができる。θ1 を大きくした場
合にθ2 ≧θ1 とすると、嵌入の際に、第1突起50の
第1背面側部分が第1掻き落とし面に作用する圧力によ
る弾性変形を吸収できずに損傷してしまい、十分な掻き
落とし効果が得られない可能性がある。そのため、本実
施形態では、θ1 >θ2 と設定し、第1背面を緩斜面と
することにより第1突起を補強し、より確実に異物を掻
き落とせるようにしている。 【0026】また、上述のように、第1突起50部分
で、接触圧力が高くなり、シリンダ内周面20にくい込
むため、シリンダ内周面20との間の摩擦抵抗を増大さ
せてオイルシール1の保持特性を向上させることができ
る。 【0027】さらに、第1突起50部分で、接触圧力が
高くなることにより、外径側のシール性が向上する。 【0028】第1突起の先端部53を尖端とすることに
より、先端部53とシリンダ内周面20との間に形成さ
れる油膜が薄くなるので、シリンダ内周面20に付着し
た油を掻き落とす効果が大きく、シール性も向上する。 【0029】θ1 の値については、0<θ1 ≦90°の
範囲から適宜設定することができ、図2(b)に示すよ
うに、90°になるようにしてもよい。但し、θ1 を鈍
角にすると加工等が困難となるため、上記範囲で設定す
ることが望ましい。 【0030】図2(c)に示すように、第2突起60
は、反密封対象流体A側の第2掻き落とし面61と密封
対象流体O側の第2背面62とからなる。第2掻き落と
し面61と嵌着部周面42とのなす角度をθ3 ,第2背
面62と嵌着部周面42とのなす角度をθ4 とし、θ3
>θ4 となるようにθ3 ,θ4 を設定している。また、
第2突起60の外径側の先端部63は、尖端をなしてい
る。 【0031】オイルシール1を、シリンダ2に対して矢
印A方向へ嵌入する場合には、第2突起60がシリンダ
内周面20に圧接する。接触圧力は、第2突起60部分
で高くなり、先端部63近傍においてピークを形成す
る。このため、シリンダ内周面20に付着していた油等
の異物は、第2突起60の第2掻き落とし面61によっ
て、オイルシール1の嵌入に伴い掻き落とされる。従っ
て、シリンダ内周面20に付着した油による摩擦係数μ
の低下を防止することができ、オイルシール1の保持特
性の向上を図ることができる。ここでも第1突起50と
同様に、θ3 >θ4 として、オイルシール1を反密封対
象流体A側へ嵌入する際に、より確実に異物を掻き落と
せるようにしている。 【0032】また、上述のように、第2突起60部分
で、接触圧力が高くなり、シリンダ内周面20にくい込
むため、シリンダ内周面20との間の摩擦抵抗を増大さ
せてオイルシール1の保持特性を向上させることができ
る。 【0033】さらに、第2突起60部分で、接触圧力が
高くなることにより、外径側のシール性が向上する。 【0034】第2突起の先端部63を尖端とすることに
より、先端部63とシリンダ内周面20との間に形成さ
れる油膜が薄くなるので、シリンダ内周面20に付着し
た油を掻き落とす効果が大きく、シール性も向上する。 【0035】θ3 の値については、0<θ3 ≦90°の
範囲から適宜設定することができ、図2(d)に示すよ
うに、90°になるようにしてもよい。但し、θ3 を鈍
角にすると加工,離型が困難となるため、上記範囲で設
定することが望ましい。 【0036】このように、第1突起50と第2突起60
を嵌着部周面42に設けることにより、オイルシール1
をO方向及びA方向のいずれに嵌入する場合にも、シリ
ンダ内周面20に付着していた油を同様に掻き落とすこ
とができるので、摩擦係数μの低下を防止してオイルシ
ール1の保持特性の向上を図ることができる。 【0037】本実施形態では、第1突起50,第2突起
60は、全周にわたって連続して設けられている。シリ
ンダ2の内周面20に付着した油の掻き落とし及びシー
ル性の向上のためには、第1突起50,第2突起60を
全周的に連続して設けることが望ましいが、シリンダ内
周面20とオイルシール嵌着部周面42との間の摩擦抵
抗を増大させるためには、周方向に断続的に設けてもよ
い。 【0038】また、本実施形態では、第1突起50,第
2突起60を、軸方向にそれぞれ2条設けている。第1
突起50,第2突起60を1条ずつ設けてもよいが、複
数設けた方が、上述した効果がより一層向上する。 【0039】本実施形態では、第1突起50及び第2突
起60を嵌着部41と同一部材で形成しているが、嵌着
部とは別部材で形成してもよい。第1突起及び第2突起
自体も単一部材に限られず複数の部材で形成するように
してもよい。 【0040】また、オイルシール1本体も本実施形態で
説明した構成のものに限られるものではない。 【0041】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係るオイルシール10の第1突起150,
第2突起160周辺を示す。 【0042】第1突起150及び第2突起160を除い
ては第1の実施形態に係るオイルシール1と同じなの
で、同様の符号を付して説明を省略する。 【0043】第1突起150は、第1掻き落とし面5
1,第1背面52については、第1の実施形態に係るオ
イルシール1と同様であり、外径側の先端部153の形
状においてのみ異なる。 【0044】嵌着部41に所定のしめしろが設けられて
いるため、本実施形態のように第1突起先端部153の
断面形状を略円弧状としても、シリンダ内周面20に付
着していた油等の異物は、第1突起150の第1掻き落
とし面51によって、オイルシールの嵌入に伴い掻き落
とされる。従って、シリンダ内周面20に付着した油に
よる摩擦係数μの低下を防止して、オイルシール10の
保持特性の向上を図ることができる。 【0045】また、上述のように、第1突起150部分
で、接触圧力が高くなり、シリンダ内周面20にくい込
むため、シリンダ内周20との間の摩擦抵抗を増大させ
てオイルシール10の保持特性を向上させることができ
る。 【0046】さらに、第1突起150部分で、接触圧力
が高くなることにより、外径側のシール性が向上する。 【0047】第2突起160も、第2掻き落とし面6
1,第2背面62については、第1の実施形態に係るオ
イルシール1と同様であり、外径側の先端部163の形
状においてのみ異なる。 【0048】本実施形態では、第2突起先端部163も
断面略円弧状としており、同様に、シリンダ内周面20
に付着していた油等の異物を、第2突起160の第2掻
き落とし面61によって、オイルシールの嵌入に伴い掻
き落とすことができる。従って、シリンダ内周面20に
付着した油による摩擦係数μの低下を防止して、オイル
シール10の保持特性を向上させることができる。 【0049】また、第2突起160部分で、接触圧力が
高くなり、シリンダ内周面20にくい込むため、シリン
ダ内周20との間の摩擦抵抗を増大させてオイルシール
10の保持特性を向上させることができる。 【0050】さらに、第2突起160部分で、接触圧力
が高くなることにより、外径側のシール性が向上する。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、密封装置の嵌着部の周面に、密封対象側に向けて嵌
入する際に、取り付け面に付着した異物を掻き落とすた
めの第1掻き落とし部と、反密封対象側に向けて嵌入す
る際に、取り付け面に付着した異物を掻き落とすための
第2掻き落とし部と、を備えたので、密封装置を密封対
象側及び反密封対象側のいずれの方向に向けて嵌入する
際にも、取り付け面に付着した異物を掻き落とすことが
できる。また、取り付け面に付着した油等を、第1掻き
落とし部又は第2掻き落とし部によって掻き落とし、嵌
着部周面と取り付け面との間の摩擦抵抗の減少を防止す
ることができるので、密封装置の保持特性が向上する。 【0052】また、第1掻き落とし部が、弾性変形可能
な部材からなる断面三角形状の第1突起であり、第2掻
き落とし部が、弾性変形可能な部材からなる断面三角形
状の第2突起であるため、嵌着部周面の接触圧力分布が
第1突起及び第2突起の部分で高くなるので、密封装置
を密封対象側及び反密封対象側のいずれの方向に向けて
嵌入する際にも、取り付け面と嵌着部周面との間の異物
を掻き落とすことができる。 【0053】第1突起の密封対象側斜面が、反密封対象
側斜面より、嵌着部周面に対して急な傾斜を有するよう
にすれば、第1突起の補強を図り、より確実に取り付け
面に付着した異物を掻き落とすことができる。第2突起
についても、第2突起の反密封対象側斜面が、密封対象
側斜面より、嵌着部周面に対して急な傾斜を有するよう
にしたので、同様に、第2突起の補強を図り、より確実
に取り付け面に付着した異物を掻き落とすことができ
る。 【0054】また、取り付け面に付着した油等を、第1
突起又は第2突起によって掻き落とし、嵌着部周面と取
り付け面との間の摩擦抵抗の減少を防止することができ
るので、密封装置の保持特性が向上する。 【0055】さらに、第1突起及び第2突起部分で接触
圧力が高くなり、取り付け面にくい込むので、嵌着部周
面と取り付け面との間の摩擦抵抗を増大させることがで
き、密封装置の保持特性がより一層向上する。 【0056】加えて、第1突起及び第2突起部分で接触
圧力が高くなることにより、シール性の向上を図ること
もできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係るオイル
シールの要部断面図である。 【図2】図2(a),(b)は、本発明の第1の実施形
態に係るオイルシールの第1突起周辺の拡大断面図であ
る。図2(c),(d)は、本発明の第1の実施形態に
係るオイルシールの第2突起周辺の拡大断面図である。 【図3】図3(a)は、本発明の第2の実施形態に係る
オイルシールの第1突起周辺の拡大断面図である。図3
(b)は、本発明の第2の実施形態に係るオイルシール
の第2突起周辺の拡大断面図である。 【符号の説明】 1,10 オイルシール 2 シリンダ 20 シリンダ内周面 41 嵌着部 42 嵌着部周面 50,150 第1突起 51 第1掻き落とし面 52 第1背面 60,160 第2突起 61 第2掻き落とし面 62 第2背面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/32 311

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】互いに同心的に組み付けられる2部材のう
    ちいずれか一方の部材に設けられた取り付け面に嵌着さ
    れ、該2部材間を密封する密封装置において、 該密封装置の嵌着部の周面に、密封対象側に向けて嵌入
    する際に、前記取り付け面に付着した異物を掻き落とす
    ための第1掻き落とし部と、 反密封対象側に向けて嵌入する際に、前記取り付け面に
    付着した異物を掻き落とすための第2掻き落とし部と、
    を備え、 前記第1掻き落とし部は、弾性変形可能な部材からなる
    断面三角形状の第1突起であり、該第1突起の密封対象
    側斜面は、反密封対象側斜面より、前記嵌着部周面に対
    して急な傾斜を有し、 前記第2掻き落とし部は、弾性変形可能な部材からなる
    断面三角形状の第2突起からなり、該第2突起の反密封
    対象側斜面は、密封対象側斜面より、前記嵌着部周面に
    対して急な傾斜を有する ことを特徴とする密封装置。
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