JPS5851477Y2 - シ−ル要素 - Google Patents

シ−ル要素

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JPS5851477Y2
JPS5851477Y2 JP1978078860U JP7886078U JPS5851477Y2 JP S5851477 Y2 JPS5851477 Y2 JP S5851477Y2 JP 1978078860 U JP1978078860 U JP 1978078860U JP 7886078 U JP7886078 U JP 7886078U JP S5851477 Y2 JPS5851477 Y2 JP S5851477Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
sealing element
oil
sealing
shape
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978078860U
Other languages
English (en)
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JPS54179352U (ja
Inventor
茂巳 島
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシールの分野に属するものである。
更に詳しくは、低圧シール用に適したシールであって、
嵌合間の内部と外気とを遮断するために、常に油膜を介
在してシールする有用なシール要素に関するものである
本考案に関する先行技術としては、二部材の嵌合間にO
Iyングを用いたものが存在する。
この種のOリングには潤滑性の粉末を配合して成形し、
材質改良により、摺動抵抗を小さくしたものがあるが、
密封性の点で問題を有している。
又、Oリングの外表面に潤滑剤を塗布して表面処理を行
ない、シール性を得ようとしたものがあるが、潤滑剤が
流出して長期にわたってシール効果を維持することがで
きず、問題点となっている。
本考案は上述のような問題点に鑑み成されたものであっ
て、その技術的な課題は、シール要素の表面に常に油膜
を介在するようにして、二部材間の挿入脱着時、あるい
は往復摺動時において、常に、摺動抵抗を小さくすると
共に、密封効果を発揮させるものである。
上述の技術的課題を解決するための本考案の技術的手段
は以下のように構成されている。
すなわち、部材間の間隙をシールするシール要素であっ
て、内部にまで含油する含油合成ゴム材より形成された
ものである。
そして、シール要素の外表面に存在する油膜が減少する
と、内部の油が減少した側に補給されるから常に摺動抵
抗を小さくすると共に密封効果を発揮できるものである
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図乃至第3図は本考案の一実施例のシール要素の断
面図である。
第1図は含油合成ゴムを成形してなるシール要素1の断
面図であり、シール要素1は断面矩形状の環状体のもの
を軸方向の中間で内径方向に■字形状に折曲げた環状体
で、内周側の■字形状の先端をシールリップ3と成した
ものである。
そして、シールリップ3は円弧でなめら、かな丸みに形
成されている。
又、シールリップ3より両側に伸びた端縁の第1の角部
5及び第2の角部7は円弧で丸みを有している。
更に、環状凹部4はシールリップ3の外形と対応する形
状の凹部を形成し、環状凹部4より両側に伸びた端縁の
第3の角部6及び第4の角部8も円弧でなめらかな丸み
を有している。
上述のように構成された、シール要素1は含油合成ゴム
材を成形することにより構成されている。
次に、第2図は他の含油合成ゴムにより成形されたシー
ル要素1の断面図である。
シール要素1は断面短形状の環状体のものを軸方向の中
間で外径方向に■字形状に折曲げた形状を成すもので、
外周側のV字形先端をシールリップ3に放したものであ
る。
又、第3図は更に他の含油合成ゴムにより成形されたシ
ール要素2の断面図である。
このシール要素2は第1図に示したシール要素1を軸方
向に2個連結した形状のものである。
第2の環状凹部9は第1の環状凹部4と略対称にした形
状であり、第3の環状凹部12は第1の環状凹部4と同
じ形状である。
環状凸部1oは第1のシールリップ3を略対称にした形
状をなし先端が円弧でなめらかに丸みを有している。
第2のシールリップ11は第1のシールリップ3と同形
状である。
その他の各部に関しては第1図のシール要素1の形状と
同じような形状をなし、含油合成コムによりシール要素
2を形成している。
第4図及び第6図は本考案のシール要素1の取付状態を
示す断面図である。
第4図の1はシール要素であり、シール要素1が嵌着し
ているシール要素溝30はハウジング32にシール要素
1の軸方向の巾が遊合する巾寸法に形成されている。
そして、このシール要素溝30にシール要素1が配置さ
れると共に、ハウジング32にロッド31が嵌合してい
る。
尚、ロッド31には接合部33を有し、接合部33は外
気と接触すると錆が発生し、不都合になるものである。
次に、第6図はロッド31に設けられたシール要素溝3
0にシール要素1を配置し、ロッド31とハウジング3
2を嵌合した態様の断面図である。
そして、 ロッド31には、外気から保護されるべき接合部33を
有するので、シール要素1がロッド31とハウジング3
2との嵌合部をシールしている。
同様に、前記シールリップが複数個の場合の取付状態の
図面は省略するが、第4図及び第6図のように取付けら
れる。
上述のように構成された本考案は以下のような作用効果
を奏する。
本考案のシール要素は、含油合成ゴムで成形されている
ため、シール要素の表面のうち相手部材と接合するとそ
の表面には常に油膜が生起する。
そして、表面に介在している油膜を形成する油が使用中
に減少しても、内部に含油する油が油の減少した表面側
へ流れるから、表面には常に油膜を補給することが可能
になる。
その結果、ロッド又は、ハウジングである一方部材のシ
ール要素溝にシール要素を嵌着した状態で、他方部材と
嵌合着脱するとき、シール要素の摺動面は油膜により摺
動抵抗を極めて小さくすることができる。
又、二部材間のシール要素は油膜を介在して両部材と接
合しているから、油膜が密封能力を向上させ、外気又は
、ダスト等が二部材間の間隙から内部へ侵入するの効果
的に防止することができる。
特に、外気の水分が嵌合部より内方へ侵入するのをさけ
なければならない態様において、シール要素の表面に、
常に、油膜を介在させる方法は密封効果を発揮させる点
で極めてすぐれていることが判明した。
次に、本考案に係るシール要素を実施例に示す形状とし
た場合には以下の様な作用効果も期待できる。
第5図に於てシール要素1は、ハウジング32に設けら
れたシール要素溝30の幅よりも小さく、点線のような
輻寸法状態で装着される。
そして、ロッド31が挿入されるとシール要素1は実線
のようになる。
即ち、第1図の第3の角部6と第4の角部8が互いに逆
方向で軸方向に伸ばされるため、0リングを圧縮して挿
入するような大きな力を必要とせず、形状的にも容易に
着脱することが可能にできる。
これは、シールリップに、常に油膜が介在しているから
、この油膜によって密封能力を向上することができるた
め、このような形状にして弾性変形を容易にできるわけ
である。
特に、シールリップは、油膜の介在により密封効果を有
するから、円弧でなめらかな丸みの面に形成することが
できる。
その結果、シールリップの接触面も大きくなるから、油
膜の油が減少した場合には、シール要素1の内部から油
を接触面全面へ容易に補給することが可能になる。
次に、第6図はロッド31にシール要素溝30を設けた
様態のものであり、作用効果は第4図と同じである。
更に、シール要素1のシールリップ3が複数個を有する
場合について説明する。
例えば、第3図のシール要素2の場合にはシール要素1
に比ベシール能力を必要とするところに用いる。
この様態においては、シールリップ3,11が複数に分
散され、且つ、シールリップ3,11がなめらかな円弧
面に形成されるから、油膜の油が減少した場合には、シ
ール要素2全体から容易に油をシールリップ3,11側
へ補給することができる。
その結果、シールリップ3,11の長期的な密封効果を
発揮させることができると共に、油膜の介在とシール要
素の弾性変形を可能とした形状により、摺動抵抗を小さ
くすることができる。
以上の実施様態は、いづれも含油合成ゴムにより構成す
ることによって、密封能力が付与されるから、摺動抵抗
が形状的に小さくなるようなシール要素に形成できるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すシール要素
の断面図、第4図、第6図は本考案の実施例の組付断面
図、第5図は第4図の拡大断面図である。 1・・・・・・シール要素、2・・・・・・シール要素
、3・・・・・・シールリップ、4・・・・・・環状凹
部、11・・・・・・シールリップ、12・・・・・・
環状凹部、31・・・・・・ロッド、32・・・・・・
ハウジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 部材間の間隙に配設されて前記部材に接合するシール要
    素であって、含油合成ゴムで形成されていることを特徴
    とするシール要素。
JP1978078860U 1978-06-09 1978-06-09 シ−ル要素 Expired JPS5851477Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978078860U JPS5851477Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 シ−ル要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978078860U JPS5851477Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 シ−ル要素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54179352U JPS54179352U (ja) 1979-12-18
JPS5851477Y2 true JPS5851477Y2 (ja) 1983-11-24

Family

ID=28996299

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JP1978078860U Expired JPS5851477Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 シ−ル要素

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185702A (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摺動シール及び組合せ摺動シール
JP2017223319A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 株式会社ミツバ シール部材及びモータ

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JPS54179352U (ja) 1979-12-18

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