JP2001317611A - 油圧・機械式無段変速装置 - Google Patents

油圧・機械式無段変速装置

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Masaaki Nakazawa
正明 中沢
Hitoshi Wada
均 和田
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    • F16HGEARING
    • F16H47/00Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/02Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type
    • F16H47/04Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HSTと遊星歯車機構とを組み合わせた構成
の油圧・機械式無段変速装置(HMT)において、出力
分割型及び入力分割型双方に兼用できる構成を提供す
る。 【解決手段】 遊星歯車機構21を挟んで一方に第一の
軸1及び第二の軸2を、他方に第三の軸3及び第四の軸
4を、それぞれ互いに平行に設けるとともに、これら四
本の軸1・2・3・4のそれぞれの軸線が同一の平面に
含まれ、かつ、前記第一の軸1と前記第二の軸2との軸
間距離が、前記第三の軸3と前記第四の軸4との軸間距
離に等しくなるよう構成した。そして、前記四本の軸1
・2・3・4のそれぞれを、前記遊星歯車機構21のサ
ンギア9、インターナルギア11、遊星キャリア18の
三要素のうち、いずれか一つに連動連結させて構成し、
前後の向きを変えて取り付けることによりHMTのタイ
プ(出力分割型と入力分割型)とを切り換えることがで
きる、遊星歯車機構ユニット40を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静油圧式無段変速
装置(本明細書において「HST」と称する。)と差動
機構とを組み合わせた、油圧・機械式無段変速装置の技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】HSTと差動機構を組み合わせた油圧・
機械式無段変速装置(ハイドロメカニカルトランスミッ
ション。略して「HMT」と称される。)は、高効率を
達成することができ、重い車両で前後進が要求される場
合の変速装置として適することから、幅広く生産され使
用されるに至っている。このHMTの代表的な構成とし
て、差動機構として一組の遊星歯車機構を使用したもの
がある。具体的には、遊星歯車機構を構成するサンギ
ア、インターナルギア、遊星キャリアの三要素のうちい
ずれか一の要素(第一の要素)に回転動力を入力し、残
りの二要素のうち一の要素(第二の要素)から出力回転
を取り出すとともに、他の要素(第三の要素)からHS
Tに対する出力又は入力を連動するよう構成したもので
ある。
【0003】このHMTは、前記第三の要素にHSTに
対する入力を連動するか、HSTに対する出力を連動す
るかによって、二つの形式に分けられる。即ち、図4に
示すように、前記第三の要素にHSTの油圧ポンプの入
力軸を回転比一定で結合するものは出力分割型(入力結
合型)とされ、前記第三の要素にHSTの油圧モータの
出力軸を回転比一定で結合するものは入力分割型(出力
結合型)とされる。そして、両形式ともに、HSTの油
圧ポンプの入力軸又は油圧モータの出力軸を前記遊星歯
車機構の三要素のいずれに結合するかの組合せにより、
それぞれ六つのタイプを有し、計十二のタイプがある
(図5)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このHMTを
車両に適用する場合は、前記入力分割型は高速時に効率
が良く、出力分割型は低速時に効率が良いとされる。従
って、例えばこのHMTを農用トラクタに適用する場合
は、運搬等の高速牽引作業を主に行う場合は入力分割型
が適しており、草刈やローダ作業等の、低速で作業を行
う場合は出力分割型が適することとなって、両形式は一
長一短である。従って、このHMTを、高速での作業を
主とする場合には入力分割型、低速での作業を主とする
場合には出力分割型、というように、兼用して使い分け
ができれば、互いの利点を活かすことができることとな
って便利である。
【0005】しかし、従来は、入力分割型及び出力分割
型を兼用して使うことのできるHMTはなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0007】即ち、請求項1においては、HSTと遊星
歯車機構とを組み合わせて出力回転の変速を行うように
構成された油圧・機械式無段変速装置において、遊星歯
車機構を挟んで一方に第一の軸及び第二の軸を互いに平
行に設け、他方に第三の軸及び第四の軸を互いに平行に
設けるとともに、前記第一の軸、前記第二の軸、前記第
三の軸、及び前記第四の軸を、それぞれ原動機、HST
ポンプの入力軸、HSTモータの出力軸、車軸のいずれ
かと連動連結し、前記第一の軸、前記第二の軸、前記第
三の軸、及び前記第四の軸のそれぞれを、前記遊星歯車
機構のサンギア、インターナルギア、遊星キャリアの三
要素のうちいずれか一つに連動連結して構成したもので
ある。
【0008】請求項2においては、請求項1記載の油圧
・機械式無段変速装置において、前記遊星歯車機構、並
びに、前記第一の軸、第二の軸、第三の軸、及び第四の
軸を、一体ユニット状に構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の一実施例に係るHMTにおいて、該
HMTに用いられる遊星歯車機構ユニットの全体的な構
成を示した側面断面展開図、図2は同じく正面図、図3
は遊星歯車機構ユニットを前後逆に取り付けた様子を示
した側面断面展開図である。
【0010】まず、図1を用いて、本発明の要部をなす
遊星歯車機構ユニット40について説明する。この遊星
歯車機構ユニット40のハウジング30には、該ユニッ
ト40に対する動力の入力又は出力を構成する、後述す
る四本の軸1・2・3・4を、それぞれ支持している。
該ハウジング30は縦割り式に構成し、その内壁には支
壁部を形成して、ハウジング30内部の空間を、二つの
軸収容室R1・R2、及び、遊星歯車収容室R3の、三
つの部屋に区画している。この三つの部屋R1・R2・
R3は前後方向に並べて配置され、中央に配置される前
記遊星歯車収容室R3内には、遊星歯車機構21を軸受
を介して回転自在に設置している。ハウジング30内部
には相当量の潤滑油を溜めておくことができるように構
成し、内部の遊星歯車機構21や軸受等を油浴潤滑して
いる。
【0011】前記遊星歯車機構21は、その三要素であ
るサンギア9、遊星キャリア18、インターナルギア1
1をもって構成されている。以下、この三要素をそれぞ
れ説明する。
【0012】サンギア9について説明する。即ち、前記
ハウジング30の上述の三つの部屋R1・R2・R3を
貫通して、サンギア軸16が前後方向に配置される。前
記サンギア軸16はその両端をハウジング30の内壁に
軸受を介して支持して、回転自在とされている。そし
て、このサンギア軸16の前後中央部に、サンギア9を
相対回転不能に係合している。このサンギア軸16の両
端には、後述するギア6・ギア14が、それぞれ相対回
転不能に固定されている。
【0013】遊星キャリア18について説明する。即
ち、前記サンギア9の外周には複数のプラネタリギア1
0・10・・・が配置されて噛合され、それぞれのプラ
ネタリギア10・10・・・は前記遊星キャリア18に
軸支される構成としている。該遊星キャリア18は、該
プラネタリギア群10・10・・・を挟んで前後に部材
18a・18bをそれぞれ配置し、二つの部材18a・
18bをスペーサ31を挟んでボルトにより一体的に締
結して構成している。一側の部材18aは平板状に構成
して、その中心孔を軸受を介して前記サンギア軸16に
回転自在に支持する一方、他側の部材18bには筒状部
分を形成して前記サンギア軸16に遊嵌させ、該筒状部
分の外周面をハウジング30の支壁部に、内周面を前記
サンギア軸16に、それぞれ軸受を介して相対回転自在
に支持している。該筒状部分は延出されて、その端部を
一側の軸収容室R2に臨ませてあり、該端部において後
述するギア12を相対回転不能に固定している。前記遊
星キャリア18の前記二つの部材18a・18bの間に
はアイドル軸17・17・・・が均等放射状に複数架設
され、それぞれの該アイドル軸17にプラネタリギア1
0を回転自在に支持している。
【0014】インターナルギア11について説明する。
即ち、このインターナルギア11は、リング状に形成さ
れて前記プラネタリギア群10・・・の外周に噛合さ
れ、該インターナルギア11を挟んで前後に配置された
支持部材19・20に対し、ボルトにより一体的に締結
されて固定される。一側の該支持部材19は筒状の部分
を形成して前記サンギア軸16に遊嵌し、該筒状部分の
外周面を、ハウジング30の支壁部に軸受を介して回転
自在に支持している。該筒状部分は延出されて、その端
部を一側の軸収容室R1に臨ませており、該端部におい
て後述するギア6を相対回転不能に固定している。他側
の支持部材20は、遊星キャリア18を構成する前記部
材18bの筒状部分の外周面に対し、軸受を介して回転
自在に支持している。
【0015】そして、一側の軸収容室R1には、前記サ
ンギア軸16の一端側に臨ませて第一の軸1、第二の軸
2をそれぞれ配置し、サンギア軸16、第一の軸1、第
二の軸2がそれぞれ平行となるようにしている。一方、
反対側の軸収容室R2には、該サンギア軸16の他端側
に臨ませて第三の軸3、第四の軸4をそれぞれ配置し、
サンギア軸16、第三の軸3、第四の軸4がそれぞれ平
行となるようにしている。これら四本の軸1・2・3・
4はハウジング30からそれぞれ突出されて、この遊星
歯車機構ユニット40に対する、動力の入力軸又は出力
軸としての役割を果たす。
【0016】ここで、本実施例においては、第一の軸1
と第三の軸3、及び、第二の軸2と第四の軸4は、それ
ぞれその軸線が同一となるよう同心させて配置されてい
る。従って、この四本の軸1・2・3・4の軸線はすべ
て同一の平面(図2に鎖線で示す平面P)に含まれるこ
ととなり、また、第一の軸1と第二の軸2との軸間距離
L1は、第三の軸と第四の軸との軸間距離L2と、等し
くなるよう配置されることとなる(L1=L2)。こう
してハウジング30内にコンパクトに収容している。
【0017】第一の軸1には第一のギア5が相対回転不
能に固定され、該第一のギア5は、サンギア軸16の一
端に固定したギア6と噛合させている。この構成により
第一の軸1は、第一のギア5、ギア6、及びサンギア軸
16を介して、遊星歯車機構21のサンギア9に連動連
結される。第二の軸2には第二のギア8が相対回転不能
に固定され、該第二のギア8は、前記インターナルギア
11を支持する支持部材19の筒状部分端部にキー固定
した、ギア7と噛合させている。この構成により第二の
軸2は、第二のギア8、ギア7、前記支持部材19を介
して、遊星歯車機構21のインターナルギア11に連動
連結される。第三の軸3には第三のギア15が相対回転
不能に固定され、該第三のギア15は、前記サンギア軸
16のギア6設置側と反対の端部に固定した、ギア14
と噛合させている。この構成により第三の軸3は、第三
のギア15、ギア14、及びサンギア軸16を介して、
遊星歯車機構21のサンギア9に連動連結される。第四
の軸4には第四のギア13が相対回転不能に固定され、
該第四のギア13は、前記遊星キャリア18を構成する
部材18bの筒状部分端部にキー固定した、ギア12と
噛合させている。この構成により第四の軸4は、第四の
ギア13、ギア12を介して、遊星歯車機構21の遊星
キャリア18に連動連結される。
【0018】この構成において、図1に示す如く、 a)エンジン(駆動源)からの動力を伝達する動力伝達
軸(図外)は第一の軸1と、 b)HSTモータの出力軸(図外)は第二の軸2と、 c)HSTポンプの入力軸(図外)は第三の軸3と、 d)車軸を駆動するための駆動出力軸(図外)は第四の
軸4と、 それぞれ連結することにより、エンジンからの動力がサ
ンギア9に、HSTモータの出力軸からの動力がインタ
ーナルギア11に、それぞれ入力され、サンギア9の回
転動力がHSTポンプの入力軸へ出力され、遊星キャリ
ア18の回転動力が車軸へ出力される構成とすることが
できる。即ち、図5の「A」の構成に相当する、出力分
割型のHMTを構成することができる。
【0019】ここで、この四本の軸1・2・3・4の軸
線をサンギア軸16の軸心を含む平面に対して左右対称
に構成し(軸心方向を前後方向とする)、また、第一の
軸1と第二の軸2との軸間距離が、第三の軸3と第四の
軸4との軸間距離と、等しくなるよう構成することによ
って、この遊星歯車機構ユニット40を図3に示す如く
前後逆に配置すれば、 a)エンジンからの動力を伝達する動力伝達軸(図外)
は第四の軸4と、 b)HSTモータの出力軸(図外)は第三の軸3と、 c)HSTポンプの入力軸(図外)は第二の軸2と、 d)車軸を駆動するための駆動出力軸は第一の軸1と、 それぞれ連結することができる。こうしてエンジンから
の動力が遊星キャリア18に、HSTモータの出力軸か
らの動力がサンギア9に、それぞれ入力され、インター
ナルギア11の回転動力がHSTポンプの入力軸へ出力
され、サンギア9の回転動力が車軸へ出力される構成と
することができる。即ち、図5の「」の構成に相当す
る入力分割型のHMTを、前記前後逆向きに取り付ける
だけで、構成することができる。換言すれば、HSTや
動力伝達経路の位置関係は同一のままで、かつ動力を伝
達させるための特別な機構等も不要としながら、遊星歯
車機構ユニット40を逆向きに取り付けることによっ
て、HMTの出力分割型と入力分割型とを切り換えるこ
とができることとなる。
【0020】なお本実施例では、HMTを図5の「A」
に係る出力分割型と「4」に係る入力分割型とを切換可
能な構成とするものであるが、本発明はそれに限るもの
でもない。即ち、エンジンからの動力を伝達する動力伝
達軸や、HSTの入出力、駆動出力軸を、前記遊星歯車
機構ユニット40の四本の軸1・2・3・4のいずれに
連動させるかによって、図5において示される十二タイ
プのいずれのHMTをも構成することができるのであ
る。また、いずれのタイプにおいても、遊星歯車機構ユ
ニット40を前後逆向きに取り付けることで、出力分割
型と入力分割型とを切り換えることができる。例えば、
前記遊星歯車機構ユニット40を用いて図5の「B」の
出力分割型を構成した場合は、該ユニットを逆向きに取
り付けると「5」の入力分割型となる。また同様に、図
5の「C」と「6」、「D」と「1」、「E」と
「2」、「F」と「3」というように、出力分割型と入
力分割型とを相互に切り換えることが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0022】即ち、請求項1に示す如く、HSTと遊星
歯車機構とを組み合わせて出力回転の変速を行うように
構成された油圧・機械式無段変速装置において、遊星歯
車機構を挟んで一方に第一の軸及び第二の軸を互いに平
行に設け、他方に第三の軸及び第四の軸を互いに平行に
設けるとともに、前記第一の軸、前記第二の軸、前記第
三の軸、及び前記第四の軸を、それぞれ原動機、HST
ポンプの入力軸、HSTモータの出力軸、車軸のいずれ
かと連動連結し、前記第一の軸、前記第二の軸、前記第
三の軸、及び前記第四の軸のそれぞれを、前記遊星歯車
機構のサンギア、インターナルギア、遊星キャリアの三
要素のうちいずれか一つに連動連結して構成したので、
遊星歯車機構、及び、第一の軸から第四の軸までの四本
の軸で構成される部分を、逆に取り付けることで、入力
分割型と出力分割型の切換が容易に行えることとなるの
である。即ち、HSTや動力伝達経路のレイアウトはそ
のまま用いることができるので、トランスミッション全
体を交換する必要はなく、前記遊星歯車機構及び四本の
軸で構成される部分を、外して反対向きに取り付けるこ
とによって、入力分割型と出力分割型を切り換えること
ができるから、HMTトランスミッション全体の汎用性
が向上するのである。例えば、農用トラクタに該トラン
スミッションを適用する場合には、高速での作業を主と
する場合には入力分割型、低速での作業を主とする場合
には出力分割型、というような使い分けがより容易とな
り、両タイプそれぞれの利点を活用できる余地が増大す
る。加えて、HSTや動力伝達経路のレイアウトは共通
とし、前記遊星歯車機構及び四本の軸で構成される部分
を取り付ける向きを反対とすることのみによって、入力
分割型・出力分割型双方のHMTを製造することが可能
である。従って、両タイプのHMTの製造工程の大部分
を共通化でき、両タイプのHMTの製造ラインを一本化
することも容易で、製造工数やコストの節減に寄与でき
る。
【0023】請求項2に示す如く、請求項1記載の油圧
・機械式無段変速装置において、前記遊星歯車機構、並
びに、前記第一の軸、第二の軸、第三の軸、及び第四の
軸を、一体ユニット状に構成したので、請求項1によっ
て奏される効果のほか、遊星歯車機構及び四本の軸をユ
ニット状に一体的に構成することで、トランスミッショ
ンに対して該ユニットごとに取付け・取外しを行うこと
ができ、HMTの入力分割型・出力分割型相互の切換
を、該ユニットを取り付ける向きを逆にする容易な方法
にて行うことが可能となる。従って、入力分割型・出力
分割型双方のタイプを兼用することが更に容易となっ
て、汎用性のより優れた、製造コストも低廉なHMTを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るHMTにおいて、該H
MTに用いられる遊星歯車機構ユニットの全体的な構成
を示した側面断面展開図。
【図2】同じく正面図。
【図3】遊星歯車機構ユニットを前後逆に取り付けた様
子を示した側面断面展開図。
【図4】HMTの出力分割型と入力分割型の構成につい
て示した模式図。
【図5】HMTの十二のタイプを示した模式図。
【符号の説明】
1 第一の軸 2 第二の軸 3 第三の軸 4 第四の軸 9 サンギア 11 インターナルギア 18 遊星キャリア 21 遊星歯車機構 40 遊星歯車機構ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HSTと遊星歯車機構とを組み合わせて
    出力回転の変速を行うように構成された油圧・機械式無
    段変速装置において、 遊星歯車機構を挟んで一方に第一の軸及び第二の軸を互
    いに平行に設け、他方に第三の軸及び第四の軸を互いに
    平行に設けるとともに、前記第一の軸、前記第二の軸、
    前記第三の軸、及び前記第四の軸を、それぞれ原動機、
    HSTポンプの入力軸、HSTモータの出力軸、車軸の
    いずれかと連動連結し、前記第一の軸、前記第二の軸、
    前記第三の軸、及び前記第四の軸のそれぞれを、前記遊
    星歯車機構のサンギア、インターナルギア、遊星キャリ
    アの三要素のうちいずれか一つに連動連結して構成し
    た、油圧・機械式無段変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧・機械式無段変速装
    置において、前記遊星歯車機構、並びに、前記第一の
    軸、第二の軸、第三の軸、及び第四の軸を、一体ユニッ
    ト状に構成した、油圧・機械式無段変速装置。
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