JP2009286313A - 作業車両の走行伝動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、駆動回転の変速にギア多段変速装置を用いた作業車両を生産したり、油圧無段変速装置を用いた作業車両を生産したりするにあたって、ミッションケース等の主要部品の共用化を図って生産コストを低減することを課題とする。
【解決手段】エンジンとミッションケースとの間の動力伝達部を覆うためのクラッチハウジングを設けるにあたり、該クラッチハウジングは筒状の胴部と取り付けフランジ面で構成し、該取り付けフランジ面を前記ミッションケースの前面と上面に当接して固定すべく構成したことを特徴とする作業車両の走行伝動装置の構成とする。また、ミッションケースの中間部を構成する中間ケース内においてクラッチ軸と中間軸及びPTO駆動軸等の複数の軸を支持する構成とし、PTO出力軸への伝動ギアを前記中間ケースの外側に配置して構成したことを特徴とする作業車両の走行伝動装置の構成とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、トラクタや乗用管理機等の作業車両におけるエンジンから走行装置への走行伝動装置に関する。
トラクタ等の作業車両においては、駆動源のエンジンから車輪やクローラベルト等の走行装置への動力伝動にギア多段変速装置や油圧無段変速装置(HST)を内蔵したミッションケースが使用される。
例えば、特開2001−30777号公報には、ギア多段変速装置を内蔵したミッションケースを介して前後車輪を駆動するトラクタが記載されている。
また、特開2008−49865号公報には、旋回用HSTモータやポンプを付設したミッションケースを介してクローラ走行装置を駆動するトラクタが記載されている。
特開2001−30777号公報 特開2008−49865号公報
本発明では、駆動回転の変速にギア多段変速装置を用いた作業車両を生産したり、油圧無段変速装置を用いた作業車両を生産したりするにあたって、ミッションケース等の主要部品の共用化を図って生産コストを低減することを課題とする。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1に記載の発明では、エンジン(8)とミッションケース(1)との間の動力伝達部を覆うためのクラッチハウジング(11)を設けるにあたり、該クラッチハウジング(11)は筒状の胴部(67)と取り付けフランジ面(68)で構成し、該取り付けフランジ面(68)を前記ミッションケース(1)の前面と上面に当接して固定すべく構成したことを特徴とする作業車両の走行伝動装置としたものである。
この構成で、クラッチハウジング(11)を胴部(67)と取り付けフランジ面(68)で簡素に構成し、ミッションケース(1)が違っていても胴部(67)も共用化を図ることが出来る。
また、請求項2に記載の発明では、ミッションケース(1)の中間部を構成する中間ケース(6)内においてクラッチ軸(22)と中間軸(31)及びPTO駆動軸(55)等の複数の軸を支持する構成とし、PTO出力軸(65)への伝動ギア(45),(46),(47)を前記中間ケース(6)の外側に配置して構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の走行伝動装置としたものである。
この構成で、ミッションケース(1)の中間ケース(6)内の伝動構成を、ギア変速ミッションケース(1a)用にしたり、油圧無段変速装置付きミッションケース(1b)用にしたりできるようになり、中間ケース(6)の共用化を図ることが出来る。
前記構成による作用効果は次の通りである。
請求項1の構成では、クラッチハウジング(11)を構成するにあたり、ギア変速ミッションケース(1a)用と油圧無段変速装置付きミッションケース(1b)用で胴部(67)を共通化出来て、製造コストを低減できる。
また、請求項2の構成では、請求項1の効果に加え、ミッションケース(1)の中心部品である中間ケース(6)を、ギア変速ミッションケース(1a)用と油圧無段変速装置付きミッションケース(1b)用で共用出来て、製造コストを低減できる。
以下、図面に基づいて、この発明の実施形態を説明する。
図1は、トラクタの側面図で、車体103の前後に装着した前輪101と後輪102で走行するようにしている。車体103の前部に搭載したエンジン8の駆動力を前後輪101,102の間に設けるギア変速ミッションケース1a或いは油圧無段変速装置(HST)付きミッションケース1bで後輪102のみ或いは前後輪101,102を駆動する。ギア変速ミッションケース1aと油圧無段変速装置付きミッションケース1bには、後PTO軸60と中間PTO軸65を設けて作業機を駆動するようにしている。
図2と図3は、ギア多段変速装置を内装したミッショケース1aの断面展開図で、ミッションケース1aを前ケース5aと中間ケース6aと後ケース7aで構成し、エンジン8の回転を四段のギア主変速装置2と二段の高・低ギア変速装置3で、前輪101と後輪102の回転速度を八段に変速可能にしている。
詳しく説明すると、前ケース5a内に設ける前後進クラッチ4は、入力軸10に形成した前進ギア12と該入力軸10の延長上の第一中間軸18に固着した後進ギア13との間に設けるシフタ14を前後に移動して前後進を切り換え、中立位置にするとクラッチ切で動力の伝動を断つようにしている。前進ギア12はカウンタ軸17のギア15と噛み合い、カウンタ軸17の別のギア16がPTO第一駆動軸19のギア20に噛み合い、ギア20に噛み合う後進ギア13を逆回転する。
第一中間軸18の回転は、ギア21とギア23でクラッチ軸22のギア26,27,29,30に伝動される。第一中間軸18の延長上の第二中間軸31には前記ギア26,27,29,30とそれぞれ噛み合うギア32,33,34,35がスプライン嵌合され、シフタ28を操作すると、ギア26,32の三速、ギア27,33の四速、ギア29,34の一速、ギア30,35の二速が伝動状態になる。第二中間軸31はギア21の部分で第一中間軸18と一体に連結している。
第二中間軸31には、さらにギア36,42がスプライン嵌合されて、それぞれクラッチ軸22の延長上のベベル軸41にスプライン嵌合するギア38,39と噛み合っている。ギア38,39の間のクラッチギア40を操作して、ギア36とギア38の高速伝動かギア42とギア39の低速伝動かが選択される。ベベル軸41のベベルギア43が後輪駆動軸のベベルギア44に噛み合っている。
クラッチ軸22とベベル軸41は一体で、クラッチ軸22の前端にスプライン嵌合するギア45がカウンタギア46を介して前輪駆動軸48のクラッチギア47と噛み合って、前輪も駆動する四輪駆動に切り換えられるようにしている。このクラッチ軸22へのギア45の取り付け部にシムを組み込むことで、ベベルギア43の位置調整を行うようにしている。
この前輪駆動軸48へのギア伝動部がクラッチ軸22とPTO第二駆動軸55の軸受より外側に配置されることによって、後述する油圧無段変速装置付きミッションケース1bの中間ケース6bを中間ケース6aと同一形状に出来る要素になっている。
前記PTO第一駆動軸19の回転は、ギア49でクラッチ軸52のギア50伝動され、さらにギア53からPTO第二駆動軸55上のギア54に伝動される。クラッチ軸52上のワンウエイクラッチ51は、逆駆動を逃すためで、後PTO軸60と中間PTO軸65の駆動前側に設けているので両軸の逆駆動に効果がある。
ギア50の回転は、クラッチ66でPTO第二駆動軸55に伝動され、PTO第二駆動軸55にカップリング56で連結されたギア軸57へ伝動され、このギア軸57のギア58がギア59と噛み合って後PTO軸60を駆動する。
また、ギア54は、カウンタギア61を介して、中間PTO軸65のクラッチギア63に噛み合ってシフタギア64を操作すると、中間PTO軸65が駆動される。
前記第二中間軸31とクラッチ軸22と第二駆動軸55は、中間ケース6aに軸支しているが、これらの軸から外れた位置に前輪駆動軸48を前ケース5bとの間で軸支することによって、後述する油圧無段変速装置付きミッションケース1bの中間ケース6bとこの中間ケース6aを同一鋳型で形成できて、一部の機械加工を変更するだけで使用できるようになる。
図4と図5は、エンジン8とミッションケース1aとの間を覆うクラッチハウジング11aを示している。このクラッチハウジング11aは、四角筒状の胴部67aとミッションケース1aへの取り付けフランジ面68aで構成し、取り付けフランジ面68aの後端面68rをミッションケース1aの前面に当接し上端面68uをミッションケース1aの上面に当接して位置決め精度を高めるスタッドボルト79で複数箇所を取り付けてることで強固に固定している。
図6と図7は、無段変速装置(HST)70をミッショケース1bの前側に装着した動力伝動機構の断面展開図で、エンジンの回転をHST70とミッションケース1内の三段のギア副変速装置71で変速して走行装置を変速可能にしている。
詳しく説明すると、前ケース5bと中間ケース6bと後ケース7bを一体にしたミッションケース1bの前ケース5bの前側にHST70を装着し、HST70の入力軸69とエンジン出力軸9をファン92付きのスリーブ93で連結している。
HST70の第一出力軸72はPTO軸60,65の駆動力を出力し、第二出力軸80は前後輪の駆動力を出力する。
まず、走行系の伝動を説明すると、第二出力軸80にスプライン嵌合のギア81を第一中間軸83に固着のギア82に噛み合わせて第一中間軸83を駆動する。この第一中間軸83には大中小ギア84,85,86を固着し、大中小ギア84,85,86をクラッチ軸76のギア87,88,89に噛み合わせ、シフトギア90,91を操作して高・中・低速に変速する。このクラッチ軸76にギア87,88,89を装着したサブ変速装置71は、前記ミッションケース1aのギア主変速装置2に相当する。そして、前記クラッチ軸76の軸端に形成したベベルギア43が後輪駆動軸のベベルギア44に噛み合っているところは、前記ギア変速ミッションケース1aと同一である。
次に、PTO駆動の伝動を説明すると、HST70の第一出力軸72にPTOクラッチ73を介してPTO第一駆動軸74を連結している。このPTO第一駆動軸74に固着したギア75を前記クラッチ軸76に遊嵌したギア77,78を介してPTO第二駆動軸55のギア54に噛み合わせている。ギア54以降の伝動は、前記ギア変速のミッションケース1aと同一である。また、PTOクラッチ73は、前記ミッショケース1aの前後進クラッチ4の位置に相当し、HST70の第一出力軸72側に設ける油路から排出する戻りオイル及び中間ケース6b上に設けるPTOバルブ94の油路95から排出する戻りオイルをかけるようにしている。
図8と図9は、エンジン8とミッションケース1bとの間を覆うクラッチハウジング11bを示している。このクラッチハウジング11bは、四角筒状の胴部67bとミッションケース1bへの取り付けフランジ面68bで構成し、取り付けフランジ面68bの後端面68rをミッションケース1bの前面に当接し上端面68uをミッションケース1bの上面に当接して位置決め精度を高めるスタッドボルト79で複数箇所を取り付けていることで強固に固定している。
前記ギア変速ミッションケース1aのクラッチハウジング11aと油圧無段変速装置付きミッションケース1bのクラッチハウジング11bは、胴部67aと胴部67bが同一形状で、取り付けフランジ面68aと取り付けフランジ面68bは、スタッドボルト79の取付孔位置が異なる程度で、略同一形状であるので、製造を同時に行える。
トラクタの全体側面図である。 ギア変速ミッションケースの断面展開図である。 ギア変速ミッションケースの一部断面展開図である。 ギア変速ミッションケースの側面図である。 ギア変速ミッションケースの正面図である。 油圧無段変速装置付きミッションケースの断面展開図である。 油圧無段変速装置付きミッションケースの一部断面展開図である。 油圧無段変速装置付きミッションケースの側面図である。 油圧無段変速装置付きミッションケースの正面図である。
符号の説明
1 ミッションケース
6 中間ケース
8 エンジン
11 クラッチハウジング
22 クラッチ軸
31 中間軸
45 伝動ギア
46 伝動ギア
47 伝動ギア
55 PTO駆動軸
65 PTO出力軸
67 胴部
68 取り付けフランジ面

Claims (2)

  1. エンジン(8)とミッションケース(1)との間の動力伝達部を覆うためのクラッチハウジング(11)を設けるにあたり、該クラッチハウジング(11)は筒状の胴部(67)と取り付けフランジ面(68)で構成し、該取り付けフランジ面(68)を前記ミッションケース(1)の前面と上面に当接して固定すべく構成したことを特徴とする作業車両の走行伝動装置。
  2. ミッションケース(1)の中間部を構成する中間ケース(6)内においてクラッチ軸(22)と中間軸(31)及びPTO駆動軸(55)等の複数の軸を支持する構成とし、PTO出力軸(65)への伝動ギア(45),(46),(47)を前記中間ケース(6)の外側に配置して構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の走行伝動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110087931A (zh) * 2016-12-22 2019-08-02 斯堪尼亚商用车有限公司 动力输出装置及其部件

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