JP4833037B2 - トラクタ - Google Patents

トラクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4833037B2
JP4833037B2 JP2006312910A JP2006312910A JP4833037B2 JP 4833037 B2 JP4833037 B2 JP 4833037B2 JP 2006312910 A JP2006312910 A JP 2006312910A JP 2006312910 A JP2006312910 A JP 2006312910A JP 4833037 B2 JP4833037 B2 JP 4833037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
transmission mechanism
case
clutch
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006312910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008128325A (ja
Inventor
真一 小山
秀雄 実重
博行 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2006312910A priority Critical patent/JP4833037B2/ja
Publication of JP2008128325A publication Critical patent/JP2008128325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4833037B2 publication Critical patent/JP4833037B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ミッションケース内の走行動力伝動経路に多段の変速機構を備えるトラクタに関する。
一般に、農業用のトラクタは、ミッションケースの内部に、走行動力伝動経路及びPTO動力伝動経路を構成すると共に、各動力伝動経路に変速機構を設けて走行動力及びPTO動力の変速を行っている。変速機構としては、ギヤや爪の噛み合わせ変更により伝動経路を切換える噛み合い式や、並列状に配置される油圧クラッチの選択的な断続動作により伝動経路を切換える油圧クラッチ式などがある。そして、油圧クラッチ式変速機構は、伝動上手側の主クラッチ機構を切り操作することなく、走行動力を円滑に変速できるという長所を有する反面、機構が大型で、かつ、コスト高になるという短所を有している。また、噛み合い式変速機構は、比較的小型で、かつ、低コストという長所を有する反面、変速に際して主クラッチ機構を切り操作しなければならないという短所を有している。
近年、油圧クラッチ式変速機構と噛み合い式変速機構の組み合せで、走行動力を多段に変速するトラクタが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。このようなトラクタによれば、全ての変速機構を油圧クラッチ式変速機構で構成する場合に比べてコストダウンが図れ、また、全ての変速機構を噛み合い式変速機構で構成する場合に比べて主クラッチ機構の操作労力を軽減できるという利点がある。
特許第3786679号公報 特開2000−320666号公報 特開2000−352446号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるトラクタでは、8段変速(4段×2段)の油圧クラッチ式変速機構と、2段変速の噛み合い式変速機構との組み合せで、16段の走行変速を行うことが可能であるが、16段の変速では、変速段数が不足して多様な作業形態に対応できない惧れがある。特に、使用頻度が高いロータリ作業等を基準として変速レンジを設定した場合、畔塗り作業やプラウ作業で使用される低速レンジの変速段数が不足し、所望の走行速度が得られない可能性がある。
また、特許文献2、3に記載されるトラクタでは、6段変速(2段×3段)の油圧クラッチ式変速機構と、4段変速の噛み合い式変速機構との組み合せや、12段変速(4段×3段)の油圧クラッチ式変速機構と、2段変速の噛み合い式変速機構との組み合せで、24段の走行変速を行うようになっている。24段という変速段数は、トラクタにおいて過不足がない好ましい変速段数であり、多様な作業形態に対応することが可能であるが、特許文献2、3のトラクタでは、噛み合い式変速機構の変速段数が偶数であるために、中速レンジの真ん中で噛み合い式変速機構及び主クラッチ機構の操作が要求されるという問題がある。また、特許文献3のトラクタでは、油圧クラッチ式変速機構の変速段数が多いため、コスト高になるという問題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ミッションケース内の走行動力伝動経路に多段の変速機構を備えるトラクタであって、前記走行動力伝動経路に、変速操作に際して伝動上手側の主クラッチ機構を切る必要がない油圧クラッチ式変速機構と、変速操作に際して主クラッチ機構を切る必要がある噛み合い式変速機構とを設けると共に、油圧クラッチ式変速機構による変速段数を8段、噛み合い式変速機構による変速段数を3段として、24段の走行変速を行うように構成するにあたり、前記走行動力伝動経路には、伝動上手側から順に、4段変速の油圧クラッチ式変速機構からなる第一の主変速機構と、油圧クラッチ式変速機構からなる前後進切換機構と、3段変速の噛み合い式変速機構からなる副変速機構と、2段変速の油圧クラッチ式変速機構からなる第二の主変速機構とが設けられることを特徴とするトラクタである。このようにすると、農用のトラクタにおいて過不足がない24段という好ましい変速段数を実現し、多様な作業形態に対応することができる。しかも、噛み合い式変速機構の変速段数を3段にしたので、変速レンジを低速レンジ、中速レンジ、高速レンジの3つに分けることができ、その結果、使用頻度が高い中速レンジ内で噛み合い式変速機構や主クラッチ機構を操作する必要がなくなり、オペレータの操作労力を軽減できる。しかも、大型の油圧クラッチ式変速機構を分散させることにより、ミッションケース内における変速機構の配置を最適化することが可能になる。
請求項2の発明は、前記ミッションケースを、少なくとも、前部ケースと、後部ケースと、前部ケース及び後部ケースに比して小さい中間ケースとで構成し、ミッションケース内の走行動力伝動経路に、前記油圧クラッチ式変速機構及び前記噛み合い式変速機構を設けると共に、ミッションケース内のPTO動力伝動経路に、PTO動力を断続するPTOクラッチを設け、さらに、該PTOクラッチ及び噛み合い式変速機構を中間ケース内に配置したことを特徴とする請求項1記載のトラクタである。このようにすると、走行状態に影響されない独立したPTO動力伝動経路を有し、かつ、該伝動経路にPTOクラッチを備えるインディペンデントPTO仕様のトラクタを構成するにあたり、少なくとも、前部ケース及び後部ケースを他機種との間で共通化することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1は農用のトラクタTに搭載されるミッションケースであって、該ミッションケース1は、主クラッチ機構2を介してエンジンEの動力を入力すると共に、入力した動力を走行動力伝動経路3とPTO動力伝動経路4とに分岐させる。走行動力伝動経路3には、走行動力を多段に変速するために、複数の変速機構が設けられている。走行動力伝動経路3に設けられる変速機構には、変速操作に際して伝動上手側の主クラッチ機構2を切る必要がない油圧クラッチ式変速機構Cと、変速操作に際して主クラッチ機構2を切る必要がある噛み合い式変速機構Kとが含まれており、油圧クラッチ式変速機構Cと噛み合い式変速機構Kの組み合せにより走行動力の多段変速を行うようになっている。
本発明のミッションケース1は、油圧クラッチ式変速機構Cによる変速段数を8段、噛み合い式変速機構Kによる変速段数を3段として、24段の走行変速を行うようになっている。このようにすると、農用のトラクタTにおいて過不足がない24段という好ましい変速段数を実現し、多様な作業形態に対応することができる。しかも、噛み合い式変速機構Kの変速段数を3段にしたので、図4に示すように、走行動力の変速レンジを低速レンジ、中速レンジ、高速レンジの3つに分けることができ、その結果、使用頻度が高い中速レンジ内で噛み合い式変速機構Kや主クラッチ機構2を操作する必要がなくなり、オペレータの操作労力を軽減できる。
具体的に説明すると、走行動力伝動経路3には、伝動上手側から順に、4段変速の油圧クラッチ式変速機構Cからなる第一の主変速機構5と、油圧クラッチ式変速機構Cからなる前後進切換機構6と、3段変速の噛み合い式変速機構Kからなる副変速機構7と、2段変速の油圧クラッチ式変速機構Cからなる第二の主変速機構8とが設けられており、主変速機構5、8による変速と副変速機構7による変速の組み合せにより24段の走行変速が可能になると共に、前後進切換機構6による前後進切換えが可能となっている。そして、このようにすると、大型の油圧クラッチ式変速機構Cを一箇所に集約することなく、分散状に配置することができるので、ミッションケース1内における変速機構の配置を最適化することが可能になる。
本実施形態のトラクタTは、ミッションケース1を、前部ケース9と、後部ケース10と、前部ケース9及び後部ケース10に比して小さい中間ケース11とで構成すると共に、このミッションケース1内に、走行状態に影響されない独立したPTO動力伝動経路4、すなわち、インディペンデントPTO仕様のPTO動力伝動経路4を構成している。インディペンデントPTO仕様のPTO動力伝動経路4には、通常、PTO変速機構(本実施形態では、2段の変速を行う第一PTO変速機構12と、正転2段、逆転1段の変速を行う第二PTO変速機構13)だけでなく、PTO動力を断続するPTOクラッチ機構14が設けられるが、インディペンデントPTO仕様ではない他機種との間でミッションケース1を共通化する場合、PTOクラッチ機構14の配置スペースを確保することが極めて困難となっている。このような問題を解決するために、本実施形態のミッションケース1では、油圧クラッチ機構からなるPTOクラッチ機構14を、噛み合い式変速機構Kからなる副変速機構7と一緒に中間ケース11内に配置している。つまり、比較的小型な噛み合い式変速機構Kと組み合せることにより、PTOクラッチ機構14の配置が容易になると共に、少なくとも、前部ケース9及び後部ケース10を他機種との間で共通化することが可能になる。
次に、走行動力伝動経路3に設けられる各変速機構の構成をより具体的に説明する。図2及び図3に示すように、走行動力伝動経路3は、複数の伝動軸S1〜S11と、4段変速の油圧クラッチ式変速機構C1、C2からなる第一の主変速機構5と、油圧クラッチ式変速機構C3からなる前後進切換機構6と、3段変速の噛み合い式変速機構Kからなる副変速機構7と、2段変速の油圧クラッチ式変速機構C4からなる第二の主変速機構8と、2段変速の油圧クラッチ式変速機構C5からなる前輪増速機構15とを備えて構成されている。
本実施形態の油圧クラッチ式変速機構Cは、図5に示すように、隣接する伝動軸との間に並列する2つの伝動経路100、200を構成すると共に、各伝動経路100、200に介在する2つの油圧クラッチ101、201を選択的に入り/切りすることにより、2段の変速を行うようになっている。例えば、一方の油圧クラッチ101のピストン102を入り動作させると、ギヤ103、内筒104、内筒側ディスク105、外筒側ディスク106及び外筒107を経由して伝動軸Sに動力が伝動され、また、他方の油圧クラッチ201のピストン202を入り動作させると、ギヤ203、内筒204、内筒側ディスク205、外筒側ディスク206及び外筒207を経由して伝動軸Sに動力が伝動される。
第一の主変速機構5は、前部ケース9内に配置される油圧クラッチ式変速機構C1、C2を備えて構成されている。油圧クラッチ式変速機構C1は、伝動軸S1と伝動軸S2との間に1速伝動経路16及び4速伝動経路17を構成し、これらの伝動経路を選択的に断続させる。また、油圧クラッチ式変速機構C2は、伝動軸S1と伝動軸S3との間に2速伝動経路18及び3速伝動経路19を構成し、これらの伝動経路を選択的に断続させる。
前後進切換機構6は、前部ケース9内に配置される油圧クラッチ式変速機構C3を備えて構成されている。油圧クラッチ式変速機構C3は、伝動軸S2と伝動軸S5との間に前進伝動経路20及び後進伝動経路21を構成し、これらの伝動経路を選択的に断続させる。
副変速機構7は、中間ケース11内に配置される噛み合い式変速機構Kを備えて構成されている。図2及び図6に示すように、本実施形態の噛み合い式変速機構Kは、伝動軸S5から伝動軸S7の間に構成されており、2つのスリーブ22、23の選択的な噛み合わせにより、3段(L、M、H)の走行変速を行うようになっている。例えば、スリーブ22を図6に示すL側にスライドさせると、伝動軸S5、ハブ24、スリーブ22、ギヤ25、ギヤ26、伝動軸S6、ギヤ27、ギヤ28及びギヤ29を介して、伝動軸S8に走行動力が伝動される。また、スリーブ23を図6に示すM側にスライドさせると、伝動軸S5、ハブ24、スリーブ22、ギヤ28及びギヤ29を介して、伝動軸S8に走行動力が伝動される。また、スリーブ22をN位置とし、スリーブ23を図6に示すH側にスライドさせると、伝動軸S5、ギヤ30、ギヤ31、伝動軸S7、スリーブ23及びハブ32を介して、伝動軸S8に走行動力が伝動される。
第二の主変速機構8は、後部ケース10内に配置される油圧クラッチ式変速機構C4を備えて構成されている。油圧クラッチ式変速機構C4は、伝動軸S8と伝動軸S9との間にL伝動経路33及びH伝動経路34を構成し、これらの伝動経路を選択的に断続させる。そして、伝動軸S9に伝動された走行動力は、リヤアクスルケース(図示せず)に入力されると共に、伝動軸S10及び伝動軸S11を介してフロントアクスルケース(図示せず)に入力される。
前輪増速機構15は、油圧クラッチ式変速機構C5を備えて構成されている。油圧クラッチ式変速機構C5は、伝動軸S10と伝動軸S11との間に通常伝動経路35及び倍速伝動経路36を構成し、これらの伝動経路を選択的に断続させる。
油圧クラッチ式変速機構C1〜C5やPTOクラッチ機構14は、例えば、図7に示すような油圧回路を用いて断続操作することができる。図7に示す油圧回路は、2つの油圧ポンプP1、P2を備え、一方の油圧ポンプP1から供給される油圧で、油圧リフト機構37、自動ブレーキ旋回機構38、前輪駆動切換機構39及び油圧クラッチ式変速機構C5(前輪倍速機構15)を動作させ、他方の油圧ポンプP2から供給される油圧で、ステアリングユニット40、油圧クラッチ式変速機構C1〜C4(第一の主変速機構5、前後進切換機構6及び第二の主変速機構8)及びPTOクラッチ機構14を動作させるように構成されている。なお、図7において、符号の41、42は、油圧クラッチ式変速機構C1の油圧クラッチ101、201を選択的に断続させる電磁バルブ、符号の43、44は、油圧クラッチ式変速機構C2の油圧クラッチ101、201を選択的に断続させる電磁バルブ、符号の45は、油圧クラッチ式変速機構C3の油圧クラッチ101、201を選択的に断続させる手動バルブ、符号の46は、油圧クラッチ式変速機構C4の油圧クラッチ101、201を選択的に断続させる電磁バルブ、符号の47は、PTOクラッチ機構14を断続させる電磁バルブである。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、ミッションケース1内の走行動力伝動経路3に多段の変速機構を備えるトラクタTにおいて、走行動力伝動経路3に、変速操作に際して伝動上手側の主クラッチ機構2を切る必要がない油圧クラッチ式変速機構Cと、変速操作に際して主クラッチ機構2を切る必要がある噛み合い式変速機構Kとを設けると共に、油圧クラッチ式変速機構Cによる変速段数を8段、噛み合い式変速機構Kによる変速段数を3段として、24段の走行変速を行うようにしたので、農用のトラクタTにおいて過不足がない24段という好ましい変速段数を実現し、多様な作業形態に対応することができる。しかも、噛み合い式変速機構Kの変速段数を3段にしたので、変速レンジを低速レンジ、中速レンジ、高速レンジの3つに分けることができ、その結果、使用頻度が高い中速レンジ内で噛み合い式変速機構Kや主クラッチ機構2を操作する必要がなくなり、オペレータの操作労力を軽減できる。
また、走行動力伝動経路3には、伝動上手側から順に、4段変速の油圧クラッチ式変速機構Cからなる第一の主変速機構5と、油圧クラッチ式変速機構Cからなる前後進切換機構6と、3段変速の噛み合い式変速機構Kからなる副変速機構7と、2段変速の油圧クラッチ式変速機構Cからなる第二の主変速機構8とが設けられるので、大型の油圧クラッチ式変速機構Cを分散させることにより、ミッションケース1内における変速機構の配置を最適化することが可能になる。
また、ミッションケース1を、少なくとも、前部ケース9と、後部ケース10と、前部ケース9及び後部ケース10に比して小さい中間ケース11とで構成し、ミッションケース1内の走行動力伝動経路3に、油圧クラッチ式変速機構C及び噛み合い式変速機構Kを設けると共に、ミッションケース1内のPTO動力伝動経路4に、PTO動力を断続するPTOクラッチ機構14を設け、さらに、該PTOクラッチ機構14及び噛み合い式変速機構Kを中間ケース11内に配置したので、走行状態に影響されない独立したPTO動力伝動経路4を有し、かつ、該伝動経路4にPTOクラッチ機構14を備えるインディペンデントPTO仕様のトラクタTを構成するにあたり、少なくとも、前部ケース9及び後部ケース10を他機種との間で共通化することができる。
トラクタの斜視図である。 ミッションケースの伝動構成を示す伝動回路図である。 ミッションケースの全体展開図である。 変速段数と車速の関係を示すグラフである。 油圧クラッチ式変速機構の説明図である。 噛み合い式変速機構の説明図である。 トラクタの油圧構成を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 ミッションケース
2 主クラッチ機構
3 走行動力伝動経路
4 PTO動力伝動経路
5 第一の主変速機構
6 前後進切換機構
7 副変速機構
8 第二の主変速機構
9 前部ケース
10 後部ケース
10 伝動軸
11 中間ケース
14 PTOクラッチ機構
C 油圧クラッチ式変速機構
K 噛み合い式式変速機構
T トラクタ

Claims (2)

  1. ミッションケース内の走行動力伝動経路に多段の変速機構を備えるトラクタであって、
    前記走行動力伝動経路に、変速操作に際して伝動上手側の主クラッチ機構を切る必要がない油圧クラッチ式変速機構と、変速操作に際して主クラッチ機構を切る必要がある噛み合い式変速機構とを設けると共に、油圧クラッチ式変速機構による変速段数を8段、噛み合い式変速機構による変速段数を3段として、24段の走行変速を行うように構成するにあたり、
    前記走行動力伝動経路には、伝動上手側から順に、
    4段変速の油圧クラッチ式変速機構からなる第一の主変速機構と、
    油圧クラッチ式変速機構からなる前後進切換機構と、
    3段変速の噛み合い式変速機構からなる副変速機構と、
    2段変速の油圧クラッチ式変速機構からなる第二の主変速機構と
    が設けられることを特徴とするトラクタ。
  2. 前記ミッションケースを、少なくとも、前部ケースと、後部ケースと、前部ケース及び後部ケースに比して小さい中間ケースとで構成し、ミッションケース内の走行動力伝動経路に、前記油圧クラッチ式変速機構及び前記噛み合い式変速機構を設けると共に、ミッションケース内のPTO動力伝動経路に、PTO動力を断続するPTOクラッチを設け、さらに、該PTOクラッチ及び噛み合い式変速機構を中間ケース内に配置したことを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
JP2006312910A 2006-11-20 2006-11-20 トラクタ Expired - Fee Related JP4833037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006312910A JP4833037B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 トラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006312910A JP4833037B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 トラクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008128325A JP2008128325A (ja) 2008-06-05
JP4833037B2 true JP4833037B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=39554359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006312910A Expired - Fee Related JP4833037B2 (ja) 2006-11-20 2006-11-20 トラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4833037B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209932A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車両
JP5838618B2 (ja) * 2011-06-30 2016-01-06 井関農機株式会社 作業車両の走行変速装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134157A (en) * 1977-04-27 1978-11-22 Kubota Ltd Tractor
JPH02133235A (ja) * 1988-11-11 1990-05-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd トラクターのptoクラッチ機構
JP3266805B2 (ja) * 1996-08-02 2002-03-18 株式会社クボタ 作業車の走行変速構造
JPH1178567A (ja) * 1997-09-16 1999-03-23 Kubota Corp Pto変速装置
JP2000320666A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Yanmar Diesel Engine Co Ltd トランスミッションのトルク閉じ込み防止機構
JP4325086B2 (ja) * 2000-06-30 2009-09-02 井関農機株式会社 車両の変速制御装置
JP4655468B2 (ja) * 2003-10-31 2011-03-23 井関農機株式会社 農業用トラクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008128325A (ja) 2008-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204784504U (zh) 行星齿轮传动装置以及带有行星齿轮传动装置的分组变速器
JP5022810B2 (ja) 6組の前進変速ギヤ対を有する変速機
JP2009216217A (ja) 車両用デュアルクラッチ式変速機
JP2008189144A (ja) 変速伝動装置
JP5492038B2 (ja) トラクタの伝動装置
JP5276272B2 (ja) 産業車両用変速機
US10927926B2 (en) Systems and methods for a transmission having a multi-speed range section
JP4833037B2 (ja) トラクタ
JP4966224B2 (ja) トラクタ
KR20180113026A (ko) 작업차용 트랜스미션
WO2017110803A1 (ja) 車両用手動変速機
JP2008014403A (ja) トラクタのトランスミッション
KR20170110495A (ko) 하이브리드 차량용 트랜스미션
KR20150010214A (ko) 농용 작업차의 부변속장치
KR102282517B1 (ko) 농업용 작업차의 변속장치
JP5016532B2 (ja) トラクタ
JP2009208552A (ja) トラクタ
JP5243703B2 (ja) トラクタの変速伝動装置
KR101322562B1 (ko) 정유압 기계식 변속장치
JP4617330B2 (ja) トラクタ
JP4405454B2 (ja) 作業車輌
JP2007100764A (ja) 作業車輌
JP5520357B2 (ja) 変速伝動装置
JP6567775B2 (ja) 車両用変速機
JP5063431B2 (ja) トラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110921

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees