JP4302603B2 - トラクターの変速装置 - Google Patents

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    • F16H2200/0026Transmissions for multiple ratios comprising at least one creep low gear, e.g. additional gear for extra low speed or creeping

Description

本発明は、トラクターの変速装置に関するものである。
従来より、走行系の推進軸に前後進切換装置を設け、この前後進切換装置の伝動後方側に主変速装置を設け、前後進切換装置の切換により主変速装置に前進動力又は後進動力を伝達するトラクターの変速装置として特許文献1に開示するものがある。
この変速装置の前後進切換装置は、推進軸と略平行に配置された後進伝動軸と、推進軸に相対回転自在に設けられて前進動力伝達時に推進軸と直結する前進用インナー筒体と、推進軸に相対回転自在に設けられて後進動力伝達時に推進軸と直結する後進用インナー筒体と、後進伝動軸と後進用インナー筒体との間に設けられたアイドラ軸とから主構成されている。アイドラ軸には後進用インナー筒体に設けられたギアと後進伝動軸に設けられた前ギアとに噛合するアイドラギアが設けられている。また、後進伝動軸に設けた後ギアは、前進用インナー筒体に設けたギアと噛合し、前進用インナー筒体が主変速装置の入力軸と一体回転するように連結している。
したがって、後進動力伝達時に後進用インナー筒体を推進軸と直結させることでアイドラギアがアイドル軸により回転して推進軸の回転方向とは逆回転の後進動力が後進伝動軸及び前進用インナー筒体を経て入力軸に伝動されるようになっている。
主変速装置の入力軸は推進軸と同一軸芯上に配置され、この入力軸は前進用インナー筒体と直結可能となっており、前進動力伝達時に前進用インナー筒体と主変速装置の入力軸とを直結することによって推進軸の回転と同じ回転の前進動力が入力軸に伝達されるようになっている。
特開2003−097683号公報
従来の変速装置では、回転を逆転させるためのアイドラギアが必要であり、このアイドラギアを回転支持するためのアイドラ軸を構造上、後進伝動軸と推進軸との間に設けなければならず、そのためアイドラを設けるための構造が複雑となって部品点数も多くなることがら製造コストが高価になるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、アイドラ軸を不要にして構造の簡素化が図れると共に製造コストを低減できるトラクターの変速装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。即ち、走行系の推進軸5とこの推進軸5に平行な後進伝動軸24とを有する前後進切換装置6を設け、この前後進切換装置6の伝動後方側に前記推進軸5に平行な入力軸35を有する主変速装置7を設け、前記推進軸5の延長上に前記主変速装置7のカウンタ軸37を設け、このカウンタ軸37の動力出力側に、該カウンタ軸37に平行な伝動軸45を有する副変速装置8を設け、この副変速装置8の高速側ギア48をカウンタ軸37上の主変速装置7の変速ギア38Fに噛合させ、前記前後進切換装置6の伝動後方側に、前記主変速装置7の入力ギア25に噛合して前後進切換装置6の前進動力を伝達する前進伝動ギア26を配置すると共に、前記入力ギア25に噛合して前後進切換装置6の後進動力を伝達する後進伝動ギア31を配置し、前記入力ギア25を前記前進伝動ギア26と前記後進伝動ギア31とに同時に噛合させており、前記前後進切換装置6の推進軸5及び後進伝動軸24の前側をクラッチハウジング11の第1隔壁14に支持し、前記前後進切換装置6の推進軸5及び後進伝動軸24の後側と前記主変速装置7の入力軸35及びカウンタ軸37の前部とを、クラッチハウジング11の第2隔壁17に支持し、前記入力軸35の前端を前記第2隔壁17より前記前後進切換装置6側に突設してその突設部分に前記入力ギア25を設け、前記前進伝動ギア26及び後進伝動ギア31を前記第2隔壁17近傍で前記推進軸5及び後進伝動軸24のそれぞれの後側に設けている点にある。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、前記前後進切換装置6の後進伝動軸24を前記推進軸5の下方に配置し、前記主変速装置7の入力軸35を前記推進軸5及び後進伝動軸24の側方に配置し、前記副変速装置8の伝動軸45を前記カウンタ軸37と平行でかつ前記後進伝動軸24と同一軸心上に配置し、前記副変速装置8を前記前後進切換装置6の伝動後方側かつ前記主変速装置7の下方に配置している点にある。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、走行系の推進軸上に前後進切換装置を設け、この前後進切換装置の伝動後方側に主変速装置を設け、前記推進軸の延長上に前記主変速装置のカウンタ軸を設け、このカウンタ軸の動力出力側に、該カウンタ軸に平行な伝動軸を有する副変速装置を設け、この副変速装置の高速側ギアをカウンタ軸上の主変速装置の変速ギアに噛合させ、前記前後進切換装置の伝動後方側に、主変速装置の入力ギアに噛合して前後進切換装置の前進動力を伝達する前進伝動ギアを配置すると共に、前記入力ギアに噛合して前後進切換装置の後進動力を伝達する後進伝動ギアを配置し、前記入力ギアと前記前進伝動ギアと後進伝動ギアとはそれぞれ同一位置で同時に噛合噛合させている点にある。
これによれば、前進伝動ギア及び後進伝動ギアとによって回転方向が異なる動力を主変速装置の入力ギアに与えることが可能になり、アイドル軸が不要となって製造のコストダウンが計れると共に部品の削減をすることができる。また、簡単な構成で入力ギアに前進動力又は後進動力を伝達することができる。
さらに、主変速装置の入力軸の変速ギアカウンタ軸のギア及び低速側ギアの3つのギアによって伝動軸に低速の動力が伝達可能となり、その結果、主変速装置から副変速装置を経て伝動軸に低速な動力を伝えるための伝動ギアの数を少なくすることができる。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、前記カウンタ軸上に主変速装置の変速ギアとは別にギアを設け、このギアに前記副変速装置の低速側ギアを噛合している点にある。
これによれば、主変速装置の入力軸の主変速ギア前記ギア及び低速側ギアの3連ギアによって伝動軸に低速の動力が伝達可能となり、その結果、主変速装置から副変速装置を経て伝動軸に低速な動力を伝えるためのギアの数を少なくすることができる。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、前記副変速装置の低速側ギアの側方にこの低速ギアよりも小径の小径ギアを設け、この小径ギアにクリープ装置の超低速ギアを噛合している点にある。
これによれば、副変速装置からの動力を低速側ギアを介してクリープ装置に直接入力できるようになり、副変速装置からクリープ装置への動力伝達のためのギアが不要となるためギアの数を少なくすることができる
アイドラ軸を不要にして構造の簡素化が図れると共に、製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はトラクタのトランスミッション1(変速装置)の前側の内部図を示している。図2はトラクタのトランスミッション1の後側の内部図を示している。
図1、2に示すように、トラクタのエンジンのクランク軸3に連結されたフライホイール4には、回転方向の衝撃を緩和するコイルプリング等の緩衝部材(図示せず)を介して走行系の推進軸5が連結されている。この推進軸5には、前後進を切り換える前後進切換装置6(シャトル)が設けられ、前後進切換装置6の動力伝動方向の後方側には主変速装置7が設けられ、主変速装置7の下方側に副変速装置8が設けられ、副変速装置8の後方側に後輪デフ装置9が設けられている。
変速装置1は、推進軸5の回転運動を主変速装置7副変速装置8によって変速して後輪デフ装置9に伝達することによって左右の後輪を多段変速で駆動できるようにすると共に、前後進切換装置6によって後輪の前後進を切換可能にするものである。
推進軸5の前側は、フライホイール4が設けられたクラッチハウジング11の第1室12と前後進切換装置6が設けられたクラッチハウジング11の第2室13とを区画する第1隔壁14に軸受15を介して支持されている。
推進軸5の後側は、クラッチハウジング11の第2室13と主変速装置7や副変速装置8が設けられたクラッチハウジング11の第3室16とを区画する第2隔壁17に軸受18を介して支持されている。
前後進切換装置6は、推進軸5の動力を前進動力又は後進動力として選択的に主変速装置7に伝達するものである。
この前後進切換装置6は、推進軸5に同軸心上に固定されて入力側伝動体として機能するクラッチボディ20と、クラッチボディ20の内部に同軸心上で且つ相対回転自在に設けられて出力側伝動体として機能する前進用インナー筒体21F及び後進用インナー筒体21Rと、これらクラッチボディ20と各インナー筒体21F21Rとの間に介装された前進用クラッチ部材22F及び後進用クラッチ部材22Rと、クラッチボディ20の内部に軸心方向に摺動自在に設けられた前進用押圧ピストン23F及び後進用押圧ピストン23Rと、推進軸5の下方側に推進軸5と略平行に設けられた後進伝動軸24と、を備えている。
前後進用の各クラッチ部材22F22Rは、多数の摩擦板を互いに近接させてなる油圧多板式ものであり、図示しない切換バルブからの作動油で駆動する前後進用の各押圧ピストン23F23Rによって操作可能となっている。
前後進用インナー筒体21F、21Rは、一対の軸受を介して推進軸5に相対回転自在に外嵌している。
前進用インナー筒体21Fの後方側には、主変速装置7の入力ギア25に直接噛合する前進伝動ギア26が設けられ、後進用インナー筒体21Rの前方側には、後進伝動軸24の前側に設けられた第1後進ギア27に直接噛合する第2後進ギア28が設けられている。
これら前進伝動ギア26及び第2後進ギア28は、前進用インナー筒体21F及び後進用インナー筒体21Rにそれぞれ一体形成されている。
後進伝動軸24の前側は、第1隔壁14に軸受29を介して支持され、後進伝動軸24の後側は、第2隔壁17に軸受30を介して支持されている。
後進伝動軸24の後側には、主変速装置7の入力ギア25に直接噛合する後進伝動ギア31が設けられている。後進伝動ギア31は前進伝動ギア26の下方に位置されている。
前後進切換装置6によれば、前進用押圧ピストン23Fを作動させて前進用クラッチ部材22Fを近接させれば、前進用インナー筒体21Fがクラッチボディ20に直結して推進軸5の動力が前進伝動ギア26に伝えられ、この前進伝動ギア26から主変速装置7の入力ギア25に前進動力が伝達される。
また、後進用押圧ピストン23Rを作動させて後進用クラッチ部材22Rを近接させれば、後進用インナー筒体21Rがクラッチボディ20に直結して推進軸5の動力が第1後進ギア27、第2後進ア28及び後進伝動軸24を経由して後進伝動ギア31に伝えられ、この後進伝動ギア31から主変速装置7の入力ギア25に後進動力が伝達されるようになっている。
主変速装置7は、第1速から第4速まで変速が可能なもので、前後進切換装置6の伝達後方側で推進軸5と略平行に配置された入力軸35と、推進軸5の後部で直結されたPTO系の駆動軸36に相対自在に外嵌されたカウンタ軸37と、入力軸35上に相対回転自在に設けられると共に、カウンタ軸37上に一体回転自在に設けられた複数の主変速ギア38A〜38Hと、変速を選択するシフタ39とで主構成されている。
主変速装置7の入力軸35の前部は、第2隔壁17に軸受40を介して支持されており、入力軸35の前端は第2隔壁17から前方側(前後進切換装置6側)に突設していて第2室13に配設されている。入力軸35の前端に前記入力ギア25が一体回転自在に設けらている。また、主変速装置7の入力軸35は推進軸5及び後進伝動軸24の側方に配置されている。
したがって、入力軸35の前端を前後進切換装置6側に突設して突設部分に入力ギア25を設け、図3に示すように、入力軸35を推進軸5及び後進伝動軸24の側方に配置することで、入力ギア25を前進伝動ギア26と後進伝動ギア31との間の側方でこれらに同時に噛合させている。
なお、図3において、図中の矢印は、前後進切換装置6を後進側に切り換えたときの動力伝達経路を示している。
入力軸35上に設けられた4速主変速ギア38A、3速主変速ギア38B、第2速主変速ギア38C及び第1速主変速ギア38Dは、カウンタ軸37上に設けられた4速主変速ギア38E、3速主変速ギア38F、第2速主変速ギア38G及び第1速主変速ギア38Hにそれぞれ噛合しており、入力軸35上に設けられた4速主変速ギア38A及び第3速主変速ギア38Bとの間及び、第2速主変速ギア38Cと第1速主変速ギア38Dとの間にはそれぞれ前記シフタ39が介装されていてこのシフタ39を摺動することで中立を含めて4段変速が可能となっている。
カウンタ軸37の3速主変速ギア38Fと第2速主変速ギア38Gとの間には、前記変速ギア群38とは別のギア42が設けられ、このギア42は副変速装置8の低速ギア43に噛合している。
副変速装置8は、カウンタ軸37と略平行で且つ、後進伝動軸24と同一軸心上に配置された伝動軸45と、この伝動軸45上に相対回転自在に設けられた副変速ギア46と、変速を選択するシフタ47とで主構成されている。
副変速ギア46は高速ギア48と前記低速ギア43との2つのギアから構成され、高速ギア48と低速ギア43との間には、副変速装置8のシフタ47が設けられている。高速ギア48はカウンタ軸37上の第3主変速ギア38Fに噛合され、低速ギア43はカウンタ軸37上のギア42に噛合されている。
低速ギア43の側方には、この低速ギア43よりも径が小さい小径ギア49が一体回転自在に設けられており、この小径ギア49はクリープ装置50の超低速ギア51に噛合されている。
クリープ装置50は、伝動軸45と略平行に設けられたクリープ軸52と、副変速装置8の低速側ギア43に噛合して超減速する超低速ギア51と、副変速装置8の伝動軸45に一体回転自在に設けられた伝動ギア53と、この伝動ギア53とクリープ軸52とを直結、断続するシフタ54とで主構成されている。
したがって、副変速装置8のシフタ47を高速ギア48側に摺動させてシフタ47を高速ギア48側に直結させれば伝動軸45を高速回転させることができ、副変速装置8のシフタ47を低速ギア43側に摺動させてシフタ47を低速ギア43側に直結させれば伝動軸45を低速回転させることができ、副変速装置8によって高低速の2段に変速が可能である。
また、副変速装置8のシフトを中立とした状態でクリープ装置50のシフタ54を伝動ギア53側にシフトさせて伝動ギア53とクリープ軸52とを直結させれば、副変速装置8の小径ギア49、超低速ギア51及びクリープ軸52を経て動力が伝達するようになり伝動軸45を超低速に回転させることができる。
伝動軸45の後部には、後輪デフ装置9に連結するデフ駆動軸57が設けられており、このデフ駆動軸57の動力が後輪デフ装置9に伝達されるようになっている。
PTO系の駆動軸36の後方には、油圧で作動するPTOクラッチ装置58が設けられ、PTOクラッチ装置58の後部にPTO伝動軸59が設けられている。
PTO伝動軸59の後部にはPTO変速装置60が設けられており、前記駆動軸36の動力は、PTOクラッチ装置58を介してPTO伝動軸59に伝達されて、PTO変速装置60の伝動ギア61と減速ギア62との噛合により減速されPTO軸63に伝達されるようになっている。
以上、トラクタの変速装置1によれば、走行系の推進軸5に前後進切換装置6を設け、この前後進切換装置6の伝動後方側に主変速装置7を設け、前後進切換装置6は主変速装置7の入力ギア25に直接噛合して前進動力を伝達する前進伝動ギア26と、前記主変速装置7の入力ギア25に直接噛合して後進動力を伝達する後進伝動ギア31とを有しているため、前進伝動ギア26及び後進伝動ギア31とによって回転方向が異なる動力を主変速装置7の入力ギア25に与えることが可能になり、アイドル軸が不要となって製造のコストダウンが計れると共に部品の削減をすることができる。
前進伝動ギア26の下方に後進伝動ギア31を配置し、前進伝動ギア26と後進伝動ギア31との間の側方にそれらのギアと同時に噛合する入力ギア25を配置しているので、簡単な構成で入力ギア25に前進動力又は後進動力を伝達することができる。
前記主変速装置7のカウンタ軸37の動力出力側に、該カウンタ軸37に平行な伝動軸45を有する副変速装置8を設け、この副変速装置8の高速側ギア48をカウンタ軸37上の主変速装置7の入力軸35の第3主変速ギア38Bに噛合させているので、主変速装置7の入力軸35の第3速主変速ギア38B、カウンタ軸37の第3速主変速ギア38F及び高速側ギア48の3つのギアによって伝動軸45に高速の動力が伝達可能となり、その結果、主変速装置7から副変速装置8を経て伝動軸45に高速な動力を伝えるためのギアの数を少なくすることができる。
カウンタ軸37上に主変速装置7の主変速ギア38とは別にギア42を設け、このギア42に前記副変速装置8の低速側ギア43を噛合しているので、主変速装置7の入力軸35の主変速ギア38、カウンタ軸37のギア42及び低速側ギア43の3連ギアによって伝動軸45に低速の動力が伝達可能となり、その結果、主変速装置7から副変速装置8を経て伝動軸45に低速な動力を伝えるためのギアの数を少なくすることができる。
副変速装置8の低速側ギア43の側方にこの低速ギア43よりも小径の小径ギア49を設け、この小径ギア49にクリープ装置50の超低速ギア51を噛合しているので、副変速装置8からの動力を低速側ギア43を介してクリープ装置50に直接入力できるようになり、副変速装置8からクリープ装置50への動力伝達のためのギアが不要となるためギアの数を少なくすることができる。
本発明のトラクタのトランスミッションの前側の内部図を示している。 トラクタのトランスミッションの後側の内部図を示している。 図1のA−A断面概略図である。
符号の説明
1 トランスミッション(変速装置)
5 推進軸
6 前後進切換装置
7 主変速装置
25 入力ギア
26 前進伝動ギア
31 後進伝動ギア

Claims (3)

  1. 走行系の推進軸(5)とこの推進軸(5)に平行な後進伝動軸(24)とを有する前後進切換装置(6)を設け、この前後進切換装置(6)の伝動後方側に前記推進軸(5)に平行な入力軸(35)を有する主変速装置(7)を設け、前記推進軸(5)の延長上に前記主変速装置(7)のカウンタ軸(37)を設け、このカウンタ軸(37)の動力出力側に、該カウンタ軸(37)に平行な伝動軸(45)を有する副変速装置(8)を設け、この副変速装置(8)の高速側ギア(48)をカウンタ軸(37)上の主変速装置(7)の変速ギア(38F)に噛合させ、前記前後進切換装置(6)の伝動後方側に、前記主変速装置(7)の入力ギア(25)に噛合して前後進切換装置(6)の前進動力を伝達する前進伝動ギア(26)を配置すると共に、前記入力ギア(25)に噛合して前後進切換装置(6)の後進動力を伝達する後進伝動ギア(31)を配置し、前記入力ギア(25)を前記前進伝動ギア(26)前記後進伝動ギア(31)同時に噛合させており、
    前記前後進切換装置(6)の推進軸(5)及び後進伝動軸(24)の前側をクラッチハウジング(11)の第1隔壁(14)に支持し、前記前後進切換装置(6)の推進軸(5)及び後進伝動軸(24)の後側と前記主変速装置(7)の入力軸(35)及びカウンタ軸(37)の前部とを、クラッチハウジング(11)の第2隔壁(17)に支持し、
    前記入力軸(35)の前端を前記第2隔壁(17)より前記前後進切換装置(6)側に突設してその突設部分に前記入力ギア(25)を設け、前記前進伝動ギア(26)及び後進伝動ギア(31)を前記第2隔壁(17)近傍で前記推進軸(5)及び後進伝動軸(24)のそれぞれの後側に設けていることを特徴とするトラクターの変速装置。
  2. 前記前後進切換装置(6)の後進伝動軸(24)を前記推進軸(5)の下方に配置し、前記主変速装置(7)の入力軸(35)を前記推進軸(5)及び後進伝動軸(24)の側方に配置し、前記副変速装置(8)の伝動軸(45)を前記カウンタ軸(37)と平行でかつ前記後進伝動軸(24)と同一軸心上に配置し、前記副変速装置(8)を前記前後進切換装置(6)の伝動後方側かつ前記主変速装置(7)の下方に配置していることを特徴とする請求項1に記載のトラクターの変速装置。
  3. 前記カウンタ軸(37)上に主変速装置(7)の変速ギア(38F)とは別にギア(42)を設け、このギア(42)に前記副変速装置(8)の低速側ギア(43)を噛合していて、
    前記副変速装置(8)の低速側ギア(43)の側方にこの低速ギア(43)よりも小径の小径ギア(49)を設け、この小径ギア(49)にクリープ装置(50)の超低速ギア(51)を噛合していることを特徴とする請求項1又は2に記載のトラクターの変速装置。
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