JP2001308764A - スペクトル拡散受信装置 - Google Patents

スペクトル拡散受信装置

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JP2001308764A JP2000126467A JP2000126467A JP2001308764A JP 2001308764 A JP2001308764 A JP 2001308764A JP 2000126467 A JP2000126467 A JP 2000126467A JP 2000126467 A JP2000126467 A JP 2000126467A JP 2001308764 A JP2001308764 A JP 2001308764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パス単位に形成されるビームの干渉波電力が
同一とみなせない場合においても、良好なビット誤り率
特性を実現可能なスペクトル拡散受信装置を得ること。 【解決手段】 逆拡散後信号から所定の基準を満たした
複数のマルチパス波を検出するパス検出部140と、パ
ス単位にビームを形成する複数の加算部161と、伝送
路推定値を算出し、その推定結果に基づいて信号振幅に
応じた重み付け処理、および位相変動の除去処理を行う
複数の伝送路推定部170,複素共役算出部163と、
干渉量を抽出する複数の干渉量推定部171と、干渉量
に基づいて位相変動除去処理後の信号を正規化する複数
の正規化部172と、すべての正規化後の信号を合成す
る加算部185と、合成後の信号を判定するデータ判定
部190と、を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散変
調方式を用いた符号分割多元接続(CDMA:Code Div
ision Multiple Access)方式を採用するスペクトル拡
散受信装置に関するものであり、特に、周波数選択性フ
ェージングが発生する伝送路を用いて通信を行うスペク
トル拡散受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のスペクトル拡散受信装置に
ついて説明する。スペクトル拡散変調方式を用いたCD
MA方式を採用する従来のスペクトル拡散受信装置とし
ては、たとえば、文献「DS−CDMA適応アレイアン
テナダイバーシチの室内伝送実験特性,電子情報通信学
会 信学技報 RCS98-94 p.33-38 1998年9月」,
「ブロードバンドDS−CDMAにおけるコヒーレント
Rake受信の室内実験特性,電子情報通信学会 信学
技報 RCS99-129 p.57-62 1999年10月」等があ
る。
【0003】ここで、上記文献に基づいて、従来のスペ
クトル拡散受信装置の構成および動作を説明する。図6
は、従来のスペクトル拡散受信装置の構成を示す図であ
る。図6において、500,501,…,502はN
(自然数)本で構成されるアンテナであり、510,5
11,…,512はバンドパスフィルタ(BPF)であ
り、520,521,…,522は逆拡散部であり、5
30,531,…,532は、マルチパス波による影響
を受けた逆拡散後信号に基づいて生成されたL(自然
数)個のパスから、個別にビームを形成するビーム形成
部であり、540はパス検出部であり、550,55
1,…,552は複素乗算器であり、553は遅延器で
あり、560はウェイト制御部であり、561は加算部
であり、562は複素乗算器であり、563は複素共役
算出部であり、564は減算器であり、565は複素乗
算器であり、570は個々のパスに対して伝送路の推定
を行う伝送路推定部であり、580,581,…,58
2,…,583,584は遅延器であり、585は加算
部であり、590はデータ判定部である。
【0004】つぎに、上記のように構成される従来のス
ペクトル拡散受信装置の動作を説明する。まず、N本の
アンテナ500〜502で受信した移動局からの信号
は、それぞれ、BPF510,511,…,512でろ
波され、所望の帯域制限がなされる。そして、帯域制限
後の信号は、逆拡散部520,521,…,522に入
力され、ここでは、送信側で用いられた拡散符号系列
(PN系列に相当)と同じ系列により逆拡散が行われ
る。
【0005】パス検出部540では、マルチパス波の影
響を受けたある1つの逆拡散後信号から、L個のパスの
選択を行う。ここで、パス検出部540の動作を詳細に
説明する。図7は、パス検出部540の構成を示す図で
ある。図7において、600は伝送路推定部であり、6
01は平均電力値算出部であり、602はしきい値算出
部であり、603は判定部であり、604はパス選択部
である。
【0006】このようなパス検出部540では、まず、
伝送路推定部600が、スロット単位に設けられたパイ
ロットシンボル(既知信号)に基づいて、1スロット内
のすべてのシンボルを同相加算し、その結果として瞬時
の伝送路推定値を出力する。つぎに、平均電力値算出部
601では、受け取った伝送路推定値を用いて、数スロ
ットにわたる電力の平均化処理を行い、その処理結果と
して平均電力遅延プロファイルを算出する。
【0007】つぎに、しきい値算出部602では、受け
取った平均電力遅延プロファイルのなかから、最も電力
の小さいパスを雑音あるいは干渉電力とみなし、さら
に、その電力からΔdBだけ大きい電力値を、パス選択
のためのしきい値として出力する。つぎに、判定部60
3では、平均電力遅延プロファイルとしきい値とを比較
し、そのしきい値よりも大きな平均電力値を有するすべ
てのパスを、所望信号に対応するマルチパスとする。そ
して、それらのパスの時系列的な位置情報、およびそれ
らのパスの電力値を出力する。
【0008】つぎに、パス選択部604では、各ビーム
形成部が、H/WおよびS/Wの制約から予め定められ
たL個のパスに対してのみ信号処理を行うため、平均電
力値の大きい順にL個のパスを選択する。そして、各パ
スに対応する時系列的な位置が、パス位置情報として出
力される。図8は、しきい値算出部602、判定部60
3およびパス選択部604の処理を示す図である。
【0009】パス検出部540によりパス位置情報を出
力後、ビーム形成部530〜532では、適応アルゴリ
ズムによる信号処理によりビームを形成する。なお、ビ
ーム形成部530は、信号電力の最も大きいパスに対し
て信号処理を実施するものであり、ビーム形成部53
1,…,532については、2番目からL番目に信号電
力の大きいパスに対して信号処理を実施するものであ
る。ここで、ビーム形成部530の動作を詳細に説明す
る。
【0010】前述したように、逆拡散部520からの逆
拡散後信号は、パス検出部540によりパス単位に分離
され、ビーム形成部530に入力される。したがって、
各ビーム形成部では、検出されたパス単位にビームを形
成することになる。
【0011】まず、ウェイト制御部560では、LMS
(Least Mean Square)等の適応アルゴリズムに基づい
てウェイトの計算を行い、複素乗算器550〜552で
は、各アンテナにて受信した信号に対して、パス単位
に、ビーム形成のための複素ウェイトを乗算する。そし
て、加算部561では、複素ウェイトが乗算された各受
信信号を合成し、その合成結果を、指向性を有するアン
テナ合成後信号として出力する。
【0012】つぎに、伝送路推定部570では、伝送路
の推定を行う。具体的にいうと、たとえば、スロット毎
に備えられた既知系列のパイロットシンボルを用いて、
第1番目のパスに対する伝送路推定値(複素値)を算出
する。図9は、スロット構成を示す図である。
【0013】つぎに、複素共役算出部563では、伝送
路推定部570にて算出した伝送路推定値の複素共役値
を算出する。そして、この複素共役値は、複素乗算器5
62に入力されてアンテナ合成後信号との乗算が行わ
れ、ここでは、信号振幅に比例した重み付けが実施さ
れ、かつ位相変動が除去された信号が出力される。
【0014】ビーム形成部530〜532により1番目
(信号電力の最も大きいパス)からL番目(信号電力が
L番目に大きいパス)のビームを形成後、遅延器580
〜582では、第1番目のパスから第L番目のパスがす
べての同じタイミングとなるように、それぞれ、遅延量
1,D2,…,DLを付加する。
【0015】加算部585では、パス単位に同相化され
た信号を合成し、データ判定部590では、データの硬
判定処理を行い、その硬判定結果を受信装置の復調デー
タとして出力する。なお、この硬判定結果は、各パスの
ビームを形成するための参照信号として用いられるた
め、それぞれ、遅延器583〜584にて遅延調整を行
い、たとえば、遅延量DL−D1,DL−D2,…,0(L
番目のパスは遅延させない)を付加する。
【0016】ここで、ビーム形成部530を一例とし
て、各受信信号に対するウェイトの決定方法を具体的に
説明する。なお、ここでは、ビーム形成のために既知の
適応アルゴリズムを用いることとする。
【0017】たとえば、遅延器584の出力は、複素乗
算器565により伝送路推定値と乗算され、参照信号と
なる。その後、減算器564では、その参照信号からア
ンテナ合成後信号を減算し、第1番目のパスに対する誤
差信号e1(k)を生成する。そして、ウェイト制御部
560では、正規化LMSを表す式(1)にしたがっ
て、ウェイトを更新/決定する。
【0018】
【数1】
【0019】ただし、式(1)右辺第2項の分母はノル
ムを表し、kはサンプリング時刻(t=kTs:Tsはサ
ンプリング周期)に対応し、X1(k)は各逆拡散後信
号の第1番目のパスのベクトル表現(X1(k)=[x1
(1,k),x1(2,k),…,x1(N,k)]T
であり、W1(k)は第1番目のパスに対する各ウェイ
トのベクトル表現(w1(k)=[w1(1,k),w1
(2,k),…,w1(N,k)]T)である。また、W
1(k)の初期値はw1(0)=[1,0,…,0]T
あり、μはステップサイズを表し、τは遅延時間(遅延
量)を表す。
【0020】このように、従来のスペクトル拡散受信装
置では、複数のアンテナにより受信される受信信号から
検出されたL個のパスに対して、個別にビームを形成し
(適応アルゴリズムを用いて)、すなわち、伝送路推定
値に応じた重み付け合成(Rake合成)を行うこと
で、干渉信号にヌルを向けながら希望信号に関するSI
R(信号対干渉波電力比)の改善を図っている。また、
従来のスペクトル拡散受信装置は、基地局にてサービス
可能なセル内の移動局の位置分布が一様で、かつ上記パ
ス単位に形成されたビームの干渉波電力が同一である場
合に、理想的なチャネル容量を得ることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のスペクトル拡散受信装置においては、移動局の位
置が瞬時的に偏在するか、または、伝送速度が異なるこ
とで送信信号電力の異なる移動局が存在することで、パ
ス単位に形成されるビームの干渉波電力が同一とみなせ
ない場合、SIRを最適化できずに良好なビット誤り率
特性が得られないため、理想的なチャネル容量を得るこ
とができない、という問題があった。
【0022】また、従来のスペクトル拡散受信装置にお
いては、通信対象となる移動局が移動し、その移動速度
が高速である場合に、基地局側が移動局に対して精度よ
くビームを向けることが困難になる、という問題があっ
た。
【0023】また、従来のスペクトル拡散受信装置にて
アダプティブアレイアンテナでビームを形成する初期状
態においては、移動局から基地局へのマルチパス波の到
来方向がわからず、指向性の鋭いビームを形成できない
ため、上記のように、1つのアンテナを利用してパスの
選択を行う。しかしながら、1つのアンテナを用いる場
合、干渉の影響が大きい伝送路においては、精度よくパ
ス検出を行うことができない、という問題があった。
【0024】また、従来のスペクトル拡散受信装置にお
いては、前述のように、1つのアンテナを用いる場合、
各受信信号に対してウェイトが設定される。この場合、
適応アルゴリズムに基づいてビームを形成するまでに多
くの時間を要することとなり、移動局の送信側では、基
地局での所要品質を満たすことができるように、ビーム
形成が終るまでの間、多くの送信信号電力が必要とな
る。これにより、基地局側では、瞬時的に干渉電力が増
大することとなり、理想的なチャネル容量を得ることが
できない、という問題があった。
【0025】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、パス単位に形成されるビームの干渉波電力が同一
とみなせない場合においても、良好なビット誤り率特性
を実現可能なスペクトル拡散受信装置を得ることを目的
とする。
【0026】また、本発明は、通信対象となる移動局が
移動し、その移動速度が高速である場合においても、基
地局側が移動局に対して精度よくビームを向けることが
可能なスペクトル拡散受信装置を得ることを目的とす
る。
【0027】また、本発明は、1つのアンテナを用いて
パス選択を行う場合においても、精度よくパス検出を行
うことができ、さらに、適応アルゴリズムに基づいてビ
ームを形成するまでの時間を大幅に短縮することができ
るスペクトル拡散受信装置を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるスペクトル拡散
受信装置にあっては、単一のまたは複数のアンテナで受
信した信号に対して逆拡散処理を実施し、その逆拡散後
信号に基づいてデータの復調処理を行うことを特徴と
し、さらに、前記逆拡散後信号から所定の基準を満たし
た複数のマルチパス波を検出し、それらのパスの時系列
的な位置情報を出力するパス検出手段(後述する実施の
形態のパス検出部140に相当)と、前記パス単位に受
け取る前記時系列的な位置情報に基づいて、適応アルゴ
リズムによりビームを形成する複数のビーム形成手段
(複素乗算器150〜152,加算部161に相当)
と、前記ビーム単位に得られる受信信号に基づいて伝送
路推定値を算出し、その推定結果に基づいて信号振幅に
応じた重み付け処理、および位相変動の除去処理を行う
複数の伝送路推定手段(伝送路推定部170,複素共役
算出部163に相当)と、前記ビーム単位に得られる受
信信号に基づいて干渉量を抽出する複数の干渉量抽出手
段(干渉量推定部171に相当)と、前記干渉量に基づ
いて前記位相変動除去処理後の信号を正規化する複数の
正規化手段(正規化部172に相当)と、前記すべての
正規化後の信号を合成する合成手段(遅延器180〜1
82,加算部185に相当)と、前記合成後の信号を判
定する判定手段(データ判定部190に相当)と、を備
えることを特徴とする。
【0029】つぎの発明にかかるスペクトル拡散受信装
置において、前記干渉量抽出手段は、送信信号に付加さ
れた既知系列に基づいて、干渉量を算出することを特徴
とする。
【0030】つぎの発明にかかるスペクトル拡散受信装
置において、前記パス検出手段は、サービス対象のエリ
アをカバーするために必要な複数のビームを生成する複
数ビーム生成手段(複数ビーム生成部141に相当)
と、前記ビーム単位に、所定のしきい値以上の電力値を
有するすべてのパスを検出し、さらに、前記ビーム毎に
算出される干渉電力に基づいて前記検出されたパスの電
力値を正規化するパス検出手段(ビーム毎パス検出部2
00,210,220に相当)と、前記検出されたパス
のなかから電力値の大きい順に所定数分のパスを選択す
るパス選択手段(パス選択部330に相当)と、を備え
ることを特徴とする。
【0031】つぎの発明にかかるスペクトル拡散受信装
置において、前記ビーム形成手段は、前記適応アルゴリ
ズムを用いてビームを形成するときに必要となるウェイ
トの初期値として、前記複数ビーム生成手段によるビー
ム形成時のウェイトを用いることを特徴とする。
【0032】つぎの発明にかかるスペクトル拡散受信装
置において、前記適応アルゴリズムは、前記判定結果か
ら生成された参照信号から前記受信信号を引くことで誤
差信号を算出し、さらに、その誤差信号に対して重み付
け係数を用いた積分処理を行うことで、新たな誤差信号
を生成することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるスペクト
ル拡散受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説
明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0034】実施の形態1.本実施の形態においては、
アダプティブアレイアンテナを用いたスペクトル拡散受
信装置について説明する。図1は、本発明にかかるスペ
クトル拡散受信装置の構成を示す図である。図1におい
て、100,101,…,102はN(自然数)本で構
成されるアンテナであり、110,111,…,112
はバンドパスフィルタ(BPF)であり、120,12
1,…,122は逆拡散部であり、130,131,
…,132は、マルチパス波による影響を受けた逆拡散
後の信号から生成されたL(自然数)個のパスに基づい
て、個別にビームを形成するビーム形成部であり、14
0はパス検出部であり、150,151,…,152は
複素乗算器であり、153は遅延器であり、160はウ
ェイト制御部であり、161は加算部であり、162は
複素乗算器であり、163は複素共役算出部であり、1
64は減算器であり、165は複素乗算器であり、17
0は個々のパスに対して伝送路の推定を行う伝送路推定
部であり、171は個々のパスに対する干渉量の推定を
行う干渉量推定部であり、172は複素乗算器162の
出力を正規化する正規化部であり、180,181,
…,182,…,183,184は遅延器であり、18
5は加算部であり、190はデータ判定部である。
【0035】つぎに、上記のように構成されるスペクト
ル拡散受信装置の動作を説明する。まず、N本のアンテ
ナ100〜102で受信した移動局からの信号は、それ
ぞれ、BPF110,111,…,112でろ波され、
所望の帯域制限がなされる。そして、帯域制限後の信号
は、逆拡散部120,121,…,122に入力され、
ここでは、送信側で用いられた拡散符号系列(PN系列
に相当)と同じ系列により逆拡散が行われる。
【0036】なお、移動体通信においては、周囲の建物
や地形によって電波が反射,回折,および散乱するた
め、複数の伝送路を経たマルチパス波が到来することで
干渉が発生し、伴って受信波の振幅と位相がランダムに
変動する周波数選択性フェージングが発生する。そこ
で、パス検出部140では、従来技術(図7参照)と同
様の手順で、マルチパス波の影響を受けたある1つの逆
拡散後信号から、L個のパスの選択を行う。具体的にい
うと、後述する各ビーム形成部が、H/WおよびS/W
の制約から予め定められたL個のパスに対してのみ信号
処理を行うために、たとえば、すべてのパスのなかから
平均電力値の大きい順にL個のパスを選択し、そして、
各パスに対応する時系列的な位置を、パス位置情報とし
て出力する。
【0037】パス検出部140によりパス位置情報を出
力後、ビーム形成部130〜132では、適応アルゴリ
ズムによる信号処理によりビームを形成する。なお、ビ
ーム形成部130は、従来同様、信号電力の最も大きい
パスに対して信号処理を実施するものであり、ビーム形
成部131,…,132についても、従来同様、2番目
からL番目に信号電力の大きいパスに対して信号処理を
実施するものである。
【0038】ここで、ビーム形成部130の動作を詳細
に説明する。なお、前述した逆拡散部120からの逆拡
散後信号は、パス検出部140によりパス単位に分離さ
れ、ビーム形成部130に入力される。したがって、各
ビーム形成部では、検出されたパス単位にビームを形成
することになる。
【0039】まず、ウェイト制御部160では、LMS
(Least Mean Square)等の適応アルゴリズムに基づい
てウェイトの計算を行い、複素乗算器150〜152で
は、各アンテナにて受信した信号に対して、パス単位
に、ビーム形成のための複素ウェイトを乗算する。そし
て、加算部161では、複素ウェイトが乗算された各受
信信号を合成し、その合成結果を、指向性を有するアン
テナ合成後信号として出力する。
【0040】つぎに、伝送路推定部170では、スロッ
ト毎に備えられた既知系列のパイロットシンボル(図9
参照)を用いて、第1番目のパスに対する伝送路推定値
(複素値)を算出する。その後、複素共役算出部163
では、伝送路推定部170にて算出した伝送路推定値の
複素共役値を算出する。そして、この複素共役値は、複
素乗算器162に入力されてアンテナ合成後信号との乗
算が行われ、ここでは、信号振幅に比例した重み付けが
実施され、かつ位相変動が除去された信号が出力され
る。
【0041】一方、干渉量推定部171では、アンテナ
合成後信号である加算部161の出力y1(ks,j)か
ら干渉量を算出する。ただし、ksはスロットの順番を
表し、jは第ks番目のスロットにおけるパイロットシ
ンボルの順番を表す。
【0042】まず、干渉量推定部171では、第ks
目のスロット内のパイロットシンボルPs(ks,j)を
全シンボル分同相加算し(ただし、|Ps(ks,j)|
=1)、第ks番目のスロットに対応する伝送路推定値
η1(ks)を算出する。ただし、η1(ks)は複素数で
ある。
【0043】つぎに、干渉量推定部171では、上記伝
送路推定値η1(ks)と、加算部161の出力y
1(ks,j)と、を用いて、式(2)のように、第ks
番目のスロットの干渉量σ1 2(ks)を算出する。
【0044】
【数2】
【0045】ただし、Ps *(ks,j)はPs(ks
j)の複素共役値であり、Pが1スロット中のパイロッ
トシンボル数を表す。
【0046】最後に、干渉量推定部171では、得られ
た第ks番目のスロットの干渉量σ1 2(ks)に対して、
式(3)のように、複数スロットにわたり平均化処理を
行い、第1番目のパスから形成されたビームにおける第
k番目のスロットの干渉量推定値I1(ks)を算出す
る。
【0047】
【数3】
【0048】ただし、Sは平均化に使用するスロット数
を表す。
【0049】その後、正規化部172では、複素乗算器
162の出力である重み付け/位相変動除去後の信号
を、干渉量推定部171の出力である干渉量推定値I1
(ks)で割り、ビーム単位に、正規化後信号を出力す
る。
【0050】ビーム形成部130〜132により1番目
(信号電力の最も大きいパス)からL番目(信号電力が
L番目に大きいパス)のビームを形成後、遅延器180
〜182では、第1番目のパスから第L番目のパスがす
べての同じタイミングとなるように、それぞれ、遅延量
1,D2,…,DLを付加する。
【0051】加算部185では、パス単位に同相化され
た信号を合成し、データ判定部190では、データの硬
判定処理を行い、その硬判定結果を受信装置の復調デー
タとして出力する。なお、この硬判定結果は、各パスの
ビームを形成するための参照信号として用いられるた
め、それぞれ、遅延器183〜184にて遅延調整を行
い、たとえば、遅延量DL−D1,DL−D2,…,0(L
番目のパスは遅延させない)を付加する。
【0052】そして、ビーム形成部130では、上記遅
延量が付加された硬判定データを受け取り、各受信信号
に対するウェイトの決定する。なお、ここでは、ビーム
形成のために既知の適応アルゴリズムを用いる。
【0053】たとえば、遅延器184の出力は、複素乗
算器165により伝送路推定値と乗算され、参照信号と
なる。その後、減算器164では、その参照信号からア
ンテナ合成後信号を減算し、第1番目のパスに対する誤
差信号e1(k)を生成する。そして、ウェイト制御部
160では、正規化LMSを表す前述の式(1)にした
がって、ウェイトを更新/決定する。
【0054】このように、本実施の形態においては、移
動局の位置が瞬時的に偏在するか、または、伝送速度が
異なることで送信信号電力の異なる移動局が存在するこ
とで、パス単位に形成されるビームの干渉波電力が同一
とみなせない場合においても、複素乗算器162の出力
である重み付け/位相変動除去後の信号を、干渉量に応
じた重み付けを実施後に、すなわち、正規化後に、合成
しているため、SIRを最適化でき、良好なビット誤り
率特性が得られる。これにより、理想的なチャネル容量
を得ることができる。
【0055】なお、本実施の形態においては、ビームを
決定するためのウェイトの決定にLMSを用いたが、適
応アルゴリズムはこれに限らず、たとえば、RLS等の
既知のアルゴリズムを適用することとしてもよい。
【0056】実施の形態2.本実施の形態は、実施の形
態1と同様に、LMS等の適応アルゴリズムに基づいて
ウェイトの計算を行うが、さらに、誤差信号e1(k)
に対して重み付けがなされた積分処理を実施することを
特徴とする。なお、実施の形態1の図1と同様の構成に
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。したが
って、ここでは、ウェイト制御部160の動作について
詳細に説明する。
【0057】まず、ウェイト制御部160では、減算器
から誤差信号e1(k)を受け取り、その誤差信号e
1(k)に対して、式(4)のように、重み付け係数λ
を用いた積分処理を行う。 E1(k+1)=E1(k)+λ・e1(k) …(4) ただし、λは重み付け係数(0<λ<1)であり、E1
(k)は複素値である。なお、複素値E1(k)の初期
値は、E1(0)=0である。
【0058】つぎに、ウェイト制御部160では、正規
化LMSを表す式(5)にしたがって、ウェイトを更新
/決定する。
【0059】
【数4】
【0060】ただし、式(5)右辺第2項の分母はノル
ムを表し、kはサンプリング時刻(t=kTs:Tsはサ
ンプリング周期)に対応し、X1(k)は各逆拡散後信
号の第1番目のパスのベクトル表現(X1(k)=[x1
(1,k),x1(2,k),…,x1(N,k)]T
であり、W1(k)は第1番目のパスに対する各ウェイ
トのベクトル表現(w1(k)=[w1(1,k),w1
(2,k),…,w1(N,k)]T)である。また、W
1(k)の初期値はw1(0)=[1,0,…,0]T
あり、μはステップサイズを表し、τは遅延時間(遅延
量)を表す。
【0061】このように、本実施の形態においては、前
述した実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、
さらに、誤差信号e1(k)に対して重み付け係数λを
用いた積分処理を実施することで、その特性を強調する
ことができるため、通信対象となる移動局が移動し、そ
の移動速度が高速である場合においても、基地局側が移
動局に対して精度よくビームを向けることができる。
【0062】実施の形態3.本実施の形態においても、
実施の形態1と同様に、アダプティブアレイアンテナを
用いたスペクトル拡散受信装置について説明する。図2
は、本発明にかかるスペクトル拡散受信装置の実施の形
態2の構成を示す図である。なお、前述した実施の形態
1または2と同様の構成については、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0063】図2において、130,131,…,13
2は、マルチパス波による影響を受けた逆拡散後の信号
から生成されたL(自然数)個のパスに基づいて、個別
にビームを形成するビーム形成部であり、141は複数
ビーム生成部であり、142はウェイトベクトル設定部
であり、143は時空間領域パス検出部である。
【0064】つぎに、上記のように構成されるスペクト
ル拡散受信装置の動作を説明する。なお、実施の形態1
と同様の動作についてはその説明を省略する。たとえ
ば、複数ビーム生成部141では、各逆拡散部から受け
取った逆拡散後信号に基づいて、複数のビームでサービ
ス対象のエリアをカバーする。図3は、複数のビームに
てサービス対象のエリアをカバーする様子を表した図で
あり、ここでは、H(自然数)個のビームでカバーして
いる。
【0065】図4は、複数ビーム生成部141の構成を
示す図である。図4において、200,210,…,2
20はビーム形成部であり、201,202,…,20
3は複素乗算器であり、204は加算部である。
【0066】この複数ビーム生成部141では、まず、
H個のビームにおける、第1番目のパスに対応するビー
ムを形成するために、乗算器201〜203が、各逆拡
散後信号に対して、ウェイトベクトル設定部142から
出力される第1番目のビーム形成用のウェイトを乗算す
る。そして、加算部204では、すべての乗算結果を加
算して、第1番目のパスに対応するビームを時空間領域
パス検出部143に対して出力する。なお、この複数ビ
ーム生成部141では、上記と同様に、H個のビームに
おける、第2〜H番目のパスに対応するビームを形成す
るために、各逆拡散後信号に対して、ウェイトベクトル
設定部142から出力される第2〜H番目のビーム形成
用のウェイトを乗算する。
【0067】時空間領域パス検出部143では、受け取
ったH個のビーム信号に基づいて、ビーム単位にパスの
検出を行う。図5は、時空間領域パス検出部143の構
成を示す図である。図5において、300,310,
…,320はビーム単位にパス検出を行うビーム毎パス
検出部であり、301は伝送路推定部であり、302は
平均電力値算出部であり、303はしきい値算出部であ
り、304はパスの判定を行う判定部であり、305は
干渉電力値算出部であり、306は正規化部であり、3
30はパス選択部である。以下、第1番目のビームに対
応するビーム毎検出部300を一例として動作を説明す
る。
【0068】この時空間領域パス検出部143では、ま
ず、伝送路推定部301が、第1番目のビームに相当す
るビーム毎信号#1に基づいて伝送路の推定を行う。具
体的にいうと、伝送路推定部301では、スロット単位
に設けられたパイロットシンボルを用いて、1スロット
内の全シンボルを同相加算し、瞬時の伝送路推定値を求
める。
【0069】つぎに、平均電力値算出部302では、上
記伝送路推定値を用いて数スロット間にわたる電力平均
化処理を行い、その処理結果として平均電力遅延プロフ
ァイルを算出する。その後、しきい値算出部303で
は、平均電力遅延プロファイルのなかで、最も電力の小
さいパスを雑音、すなわち、干渉電力とみなし、さら
に、この最小電力からΔdBだけ大きい電力を、パス選
択のためのしきい値として出力する。
【0070】判定部304では、平均電力遅延プロファ
イルとしきい値とを比較し、そのしきい値よりも大きな
平均電力値を有するパスを、希望信号に対するマルチパ
スとして、そのパスの時間的な位置情報および電力値情
報を出力する。なお、パスの時間的な位置情報について
は、パス選択部330へ、一方、パスの電力値情報につ
いては、干渉電力の正規化を行うために正規化部へ、そ
れぞれ出力される。
【0071】一方、干渉電力値算出部305には、平均
電力遅延プロファイルと、パスの時間的な位置情報およ
び電力値情報と、が入力され、ここでは、パスの時間的
な位置情報および電力値情報に基づいて、干渉量を推定
する。具体的にいうと、干渉電力値算出部305では、
予め定められた観測時間範囲でパスがあると判定されな
かったすべての平均電力プロファイルを加算し、さら
に、その加算回数で平均化することにより、ビームの干
渉電力を算出する。
【0072】正規化部306では、上記パスの電力値に
対してビームの干渉電力に基づいた正規化処理を行うた
め、パスの電力値をビームの干渉電力で割り、その割り
算の結果を正規化電力値として出力する。
【0073】パス選択部330では、まず、どのビーム
から得られたパス情報であるかを識別するためのビーム
識別情報に基づいて、すなわち、パスの時間的な位置情
報および正規化電力値に基づいて、H個のビーム毎パス
検出部出力を識別する。そして、各ビーム形成部が、H
/WおよびS/Wの制約から予め定められたL個のパス
に対してのみ信号処理を行うために、たとえば、すべて
のパスのなかから正規化電力値の大きい順にL個のパス
を選択する。また、パス選択部330では、選択したパ
スの時間的な位置情報を各ビーム形成部へ出力し、一
方、時間的な位置情報をウェイトベクトル設定部142
へ出力する。なお、第2番目〜第L番目のパスに対して
も同様の処理が行われる。
【0074】また、ウェイトベクトル設定部142で
は、まず、時空間領域パス検出部143によるパス検出
結果に基づいて、パス単位に、各ビーム形成部に対して
初期ウェイトを設定する。なお、各ビーム形成部に対し
て設定する初期ウェイトは、複数ビーム生成部141に
よるビーム形成時のウェイトが用いられることとし、時
空間領域パス検出部143でパスが検出された際のビー
ムのウェイトが、パス単位のビームの初期値として設定
される。また、第2番目〜第L番目のパスに対しても同
様の設定される。
【0075】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1および2と同様の効果が得られるとともに、
さらに、アダプティブアレイアンテナでビームを形成す
る初期状態において、予め定められた指向性を有する複
数のビームを用いてサービス対象のエリアをカバーし、
かつ干渉電力に基づいたパス検出を行うことで、ビーム
内の干渉電力が抑えられるため、たとえば、干渉の影響
が大きい伝送路においても、精度よくパス検出を行うこ
とができる。
【0076】また、本実施の形態においては、パス検出
後におけるビーム形成の初期状態時、前記予め定められ
た指向性を有する複数のビームの、どのビームから得ら
れたパス情報であるかを識別するためのビーム識別情報
を利用し、かつ複数ビーム生成部141によるビーム形
成時のウェイトをアダプティブアンテナのウェイトの初
期値として設定する。これにより、マルチパスの到来方
向がわかるため、マルチパスの到来方向がわからない状
態からウェイトを決定していた従来技術と比較して、適
応アルゴリズムに基づいてビームを形成するまでの時間
を大幅に短縮することができる。
【0077】なお、本実施の形態においては、ビームを
決定するためのウェイトの決定にLMSを用いたが、適
応アルゴリズムはこれに限らず、たとえば、RLS等の
既知のアルゴリズムを適用することとしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、移動局の位置が瞬時的に偏在するか、または、伝送
速度が異なることで送信信号電力の異なる移動局が存在
することで、パス単位に形成されるビームの干渉波電力
が同一とみなせない場合においても、重み付け/位相変
動除去後の信号を、干渉量に応じた重み付けを実施後
に、すなわち、正規化後に、合成しているため、SIR
を最適化でき、良好なビット誤り率特性が得られる。こ
れにより、理想的なチャネル容量を実現可能なスペクト
ル拡散受信装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0079】つぎの発明によれば、干渉量に応じた重み
付け処理を実施しているため、SIRを最適化できる。
これにより、良好なビット誤り率特性を実現可能なスペ
クトル拡散受信装置を得ることができる、という効果を
奏する。
【0080】つぎの発明によれば、さらに、アダプティ
ブアレイアンテナでビームを形成する初期状態におい
て、予め定められた指向性を有する複数のビームを用い
てサービス対象のエリアをカバーし、かつ干渉電力に基
づいたパス検出を行うことで、ビーム内の干渉電力が抑
えられるため、たとえば、干渉の影響が大きい伝送路に
おいても、精度よくパス検出を行うことが可能なスペク
トル拡散受信装置を得ることができる、という効果を奏
する。
【0081】つぎの発明によれば、パス検出後における
ビーム形成の初期状態時、前記予め定められた指向性を
有する複数のビームの、どのビームから得られたパス情
報であるかを識別するためのビーム識別情報を利用し、
かつ複数ビーム生成手段によるビーム形成時のウェイト
をアダプティブアンテナのウェイトの初期値として設定
する。これにより、マルチパスの到来方向がわかるた
め、マルチパスの到来方向がわからない状態からウェイ
トを決定していた従来技術と比較して、ビームを形成す
るまでの時間を大幅に短縮することが可能なスペクトル
拡散受信装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0082】つぎの発明によれば、さらに、誤差信号に
対して重み付け係数を用いた積分処理を実施すること
で、その特性を強調することができるため、通信対象と
なる移動局が移動し、その移動速度が高速である場合に
おいても、移動局に対して精度よくビームを向けること
が可能なスペクトル拡散受信装置を得ることができる、
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるスペクトル拡散受信装置の実
施の形態1の構成を示す図である。
【図2】 本発明にかかるスペクトル拡散受信装置の実
施の形態3の構成を示す図である。
【図3】 複数のビームにてサービス対象のエリアをカ
バーする様子を表した図である。
【図4】 複数ビーム生成部の構成を示す図である。
【図5】 時空間領域パス検出部の構成を示す図であ
る。
【図6】 従来のスペクトル拡散受信装置の構成を示す
図である。
【図7】 パス検出部の構成を示す図である。
【図8】 しきい値算出部、判定部およびパス選択部の
処理を示す図である。
【図9】 スロット構成を示す図である。
【符号の説明】
100,101,102 アンテナ、110,111,
112 バンドパスフィルタ(BPF)、120,12
1,122 逆拡散部、130,131,132 ビー
ム形成部、140 パス検出部、141 複数ビーム生
成部、142ウェイトベクトル設定部、143 時空間
領域パス検出部、150,151,152 複素乗算
器、153 遅延器、160 ウェイト制御部、161
加算部、162 複素乗算器、163 複素共役算出
部、164 減算器、165 複素乗算器、170 伝
送路推定部、171 干渉量推定部、172 正規化
部、180,181,182,183,184 遅延
器、185 加算部、190データ判定部、200,2
10,220 ビーム形成部、201,202,203
複素乗算器、204 加算部、300,310,32
0 ビーム毎パス検出部、301 伝送路推定部、30
2 平均電力値算出部、303 しきい値算出部、30
4 判定部、305 干渉電力値算出部、306 正規
化部、330パス選択部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 7/00 H04L 27/14 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のまたは複数のアンテナで受信した
    信号に対して逆拡散処理を実施し、その逆拡散後信号に
    基づいてデータの復調処理を行うスペクトル拡散受信装
    置において、 前記逆拡散後信号から所定の基準を満たした複数のマル
    チパス波を検出し、それらのパスの時系列的な位置情報
    を出力するパス検出手段と、 前記パス単位に受け取る前記時系列的な位置情報に基づ
    いて、適応アルゴリズムによりビームを形成する複数の
    ビーム形成手段と、 前記ビーム単位に得られる受信信号に基づいて伝送路推
    定値を算出し、その推定結果に基づいて信号振幅に応じ
    た重み付け処理、および位相変動の除去処理を行う複数
    の伝送路推定手段と、 前記ビーム単位に得られる受信信号に基づいて干渉量を
    抽出する複数の干渉量抽出手段と、 前記干渉量に基づいて前記位相変動除去処理後の信号を
    正規化する複数の正規化手段と、 前記すべての正規化後の信号を合成する合成手段と、 前記合成後の信号を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とするスペクトル拡散受信装置。
  2. 【請求項2】 前記干渉量抽出手段は、 送信信号に付加された既知系列に基づいて、干渉量を算
    出することを特徴とする請求項1に記載のスペクトル拡
    散受信装置。
  3. 【請求項3】 前記パス検出手段は、 サービス対象のエリアをカバーするために必要な複数の
    ビームを生成する複数ビーム生成手段と、 前記ビーム単位に、所定のしきい値以上の電力値を有す
    るすべてのパスを検出し、さらに、前記ビーム毎に算出
    される干渉電力に基づいて前記検出されたパスの電力値
    を正規化するパス検出手段と、 前記検出されたパスのなかから電力値の大きい順に所定
    数分のパスを選択するパス選択手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のス
    ペクトル拡散受信装置。
  4. 【請求項4】 前記ビーム形成手段は、 前記適応アルゴリズムを用いてビームを形成するときに
    必要となるウェイトの初期値として、前記複数ビーム生
    成手段によるビーム形成時のウェイトを用いることを特
    徴とする請求項3に記載のスペクトル拡散受信装置。
  5. 【請求項5】 前記適応アルゴリズムは、 前記判定結果から生成された参照信号から前記受信信号
    を引くことで誤差信号を算出し、さらに、その誤差信号
    に対して重み付け係数を用いた積分処理を行うことで、
    新たな誤差信号を生成することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載のスペクトル拡散受信装置。
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