JP2003264501A - 適応アンテナ基地局装置 - Google Patents

適応アンテナ基地局装置

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    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレーアンテナを備えた基地局装置であっ
て、複数パスに対する到来方向推定の演算量を低減す
る。 【解決手段】 N個(Nは自然数)のアンテナ素子1−
1〜Nで構成するアレーアンテナ1と、アンテナ素子1
−1〜Nで受信する高周波信号を周波数変換後に直交検
波するN個の受信部2−1〜Nと、M個(Mは自然数)
のパス成分の遅延時間に対応した逆拡散処理を行うN×
M個の逆拡散部3−1〜M−1〜Nと、アンテナ素子間
1−1〜Nの相関演算をパス毎に行うM個の相関演算部
4−1〜Mと、相関演算部4−1〜Mの出力信号を合成
する相関合成部5と、相関合成部5の出力を用いて到来
方向推定する到来方向推定部6とを具備する構成を採る
ことにより、M個のパスの到来方向推定を一括して行う
ことが可能となり、演算量と装置コストの低減を可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレーアンテナを
用いた方向推定結果を基にアレーアンテナ指向性を可変
する適応アンテナを備えたCDMA移動通信方式の基地
局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基地局装置が受信する信号は、様々な信
号による干渉を受けて、受信品質の劣化が生ずる。この
干渉を抑圧し、受信すべき電波の到来方向のみを強く受
信する技術として、アレーアンテナが知られている。ア
レーアンテナでは、受信信号に乗算する重み付け係数
(以下、この重み付け係数を「ウエイト」という。)を
調整して受信信号に対して与える振幅と位相を調整する
ことにより、受信すべき電波の到来方向のみを強く受信
することができる。
【0003】また、受信品質を高める技術として、レイ
ク受信がある。レイク受信では、マルチパス環境下であ
ってもそれぞれ異なるパスを通って到来する信号を時間
軸上で合成することにより、パスダイバーシチ利得を得
ることができる。アレーアンテナを備えた基地局装置で
も、一般にこのレイク受信を併せて行うことが多い。
【0004】この場合、基地局装置は、各パスを通って
到来する信号の到来方向をそれぞれ推定し、アレーアン
テナによってその推定した方向に指向性を形成して信号
を受信する。以下、アレー受信とレイク受信とを併せて
行う従来の適応アンテナ基地局装置について説明する。
【0005】図8は、従来の基地局装置の構成を示すブ
ロック図である。パス数がM個である場合は、N個のア
ンテナ60−1〜N、N個の受信部61−1〜N、N×
M個の逆拡散部62−1〜M−1〜N、M個のビーム形
成部64−1〜M、M個の到来方向推定部63−1〜
M、レイク合成部65、データ判定部66から構成され
る。下記に詳細な説明をする。ここで、NとMは整数で
ある。
【0006】従来の基地局装置では、N個のアンテナ6
0−1〜Nにより受信する信号は、各アンテナ60−1
〜Nに対応して設けられたN個の受信部61−1〜Nに
より無線処理(ダウンコンバート、A/D変換等)を施
された後、N×M個の逆拡散部62−1〜M−1〜Nに
入力する。
【0007】逆拡散部62−1〜M−1〜Nは、第1パ
ス〜第Mパスを通ってそれぞれ到来する信号に対して逆
拡散処理を行う。つまり、逆拡散部62−p−1〜N
は、第pパス(pは1からMまでの整数)を通って到来
する信号の受信タイミングに合わせて、N個の受信部6
1−1〜Nの出力信号に対し、N個の逆拡散処理を行
う。これにより、逆拡散部62−p−1〜Nでは、N個
のアンテナ60−1〜Nで受信された第pパスの信号
(以下、「パスpの信号」という)が取り出される。逆
拡散部62−p−1〜Nの出力であるパスpのN個の信
号は、到来方向推定部63−pおよびビーム形成部64
−pに入力する。
【0008】到来方向推定部63−1〜Mでは、パス1
〜パスMの信号の到来方向θ1〜θMがそれぞれ推定され
る。推定された到来方向θ1〜θMはM個のビーム形成部
64−1〜Mに入力する。
【0009】ビーム形成部64−pでは、到来方向θp
を用いて生成した受信ウエイトを逆拡散部の出力信号で
あるN個のパスpの信号に乗算し、合成する。これによ
り、ビーム形成部64−pからは、アレー合成されたパ
スpの信号を出力し、ビーム形成部64−1〜Mとして
はM個のアレー合成信号を出力し、レイク合成部65に
入力する。
【0010】レイク合成部65では入力されたM個のア
レー合成されたパスpの信号に、チャネル推定値S1
Mの複素共役(S1*〜(SM*をそれぞれ乗算され
て回線変動h1〜hMが補償された後、レイク合成され
る。レイク合成された信号はデータ判定部66で復調さ
れ、これにより受信データが得られる。
【0011】次いで、上記従来の基地局装置で行われる
到来方向の推定動作としてビームフォーマ法について説
明する。到来方向推定部63−pは、第pパスの信号の
サンプル時刻kΔT(ただし、kは自然数、ΔTはサン
プリング間隔)であるアンテナ60−nの信号x
n(k)から、(数1)で示される第pパス信号ベクト
ルx(k)を構成し、さらに、所定Nsサンプル期間毎
に蓄積した第pパス信号ベクトルx(k)を用いて(数
2)で示される相関行列Rを算出する。ただし、n=1
〜N、Tは転置、Hは複素共役転置を示す。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】ここで、得られた相関行列Rを用いて、
(数3)に示す到来方向推定評価関数F(θ)のθを可
変することで角度スペクトラムを算出し、更に、最大と
なる峰の位置を検出し、到来方向推定値θpとする。た
だし、a(θ)はアレーアンテナの素子配置で決まるス
テアリングベクトルであり、素子間隔dの等間隔直線ア
レーの場合、(数4)のように表すことができる。ここ
で、λは搬送波の波長であり、θはアレーの法線方向を
0°方向としている。
【0015】
【数3】
【0016】
【数4】
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成を採る従来の適応アンテナ基地局装置では、パス毎に
角度スペクトラムを求めており、同一の動作をする到来
方向推定部をパス毎に備える必要があり、装置規模が増
大してしまうという問題がある。M個のパスの信号をレ
イク合成する場合には、同一の動作をするM個の到来方
向推定部を備えなければならない。また、角度スペクト
ラムを求める場合には、上記式(数3)および上記式
(数4)に示す演算を行う必要がある。これにより、上
記従来の適応アンテナ基地局装置は、アンテナ素子数の
増加およびレイク合成の対象とするパス数の増加に応じ
て、演算量が指数関数的に増大してしまうという問題が
ある。さらに、上記構成は通信端末毎に用意されるた
め、基地局装置が同時に通信可能な通信端末数(すなわ
ち、チャネル数)が増加すると、さらに装置規模および
演算量が増大してしまう。最近の通信端末データ数の飛
躍的な増加に伴い、基地局装置の装置規模および演算量
はますます増大する傾向にある。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、アレーアンテナを備えた適応アンテナ基地局装置
であって、パスダイバーシチ利得を得て、到来方向推定
時の演算量を削減して装置規模を削減し、さらに、大電
力干渉波ユーザが存在する場合、干渉波方向にアレーア
ンテナの指向性のヌルを形成することで所望信号対干渉
波電力比(SIR)を改善する指向性形成が可能となる
適応アンテナ基地局装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の適応アンテナ基
地局装置は、N個(Nは整数)のアンテナ素子で構成す
るアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各アンテナ
素子で受信する高周波信号を周波数変換後に直交検波す
るN個の受信部と、前記受信部の出力信号が含むM個
(Mは整数)のパス成分の遅延時間に対応した逆拡散を
前記受信部の出力信号に施すN×M個の逆拡散部と、前
記逆拡散部の出力信号に前記アンテナ素子間の相関演算
をパス毎に行うM個の相関演算部と、前記相関演算部の
出力信号を合成する相関合成部と、前記相関合成部の出
力を用いて到来方向推定する到来方向推定部とを具備す
る構成を採る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、N個(Nは自然数)のアンテナ素子で構成するアレ
ーアンテナと、前記アレーアンテナの各アンテナ素子で
受信する符号多重化された高周波信号を周波数変換後に
直交検波するN個の受信部と、前記受信部の出力信号が
含むM個(Mは自然数)のパス成分の遅延時間に対応し
た逆拡散を前記受信部の出力信号に施すN×M個の逆拡
散部と、前記逆拡散部の出力信号に前記アンテナ素子間
の相関演算をパス毎に行うM個の相関演算部と、前記相
関演算部の出力信号を合成する相関合成部と、前記相関
合成部の出力を用いて到来方向推定する到来方向推定部
とを有する適応アンテナ基地局装置に関するものであ
り、一度の到来方向推定処理でM個を上限とするパス方
向を一括して推定するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項2に記載の発明は、相関演
算部は、パス毎に1つのアンテナ素子から得られる信号
ベクトルを基準として、他のアンテナ素子から得られる
信号ベクトルとの間での複素相関演算を行うことで各パ
スに応じた相関ベクトルを算出する請求項1記載の適応
アンテナ基地局装置に関するものであり、相関行列を算
出する場合に比べ演算量を削減し、それに伴う装置規模
を削減するという作用を有する。
【0022】本発明の請求項3に記載の発明は、相関演
算部は、パス毎にアンテナ素子から得られる信号ベクト
ルのすべての組合せで複素相関演算を行うことで各パス
に応じた相関行列を算出する請求項1記載の適応アンテ
ナ基地局装置に関するものであり、演算量は増加する
が、到来するパスの角度広がりが大きい伝搬環境下で
は、相関ベクトルを用いたものに比べ精度良く到来方向
を推定するという作用を有する。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、到来方
向推定部は、相関合成部の出力を基に角度スペクトルを
算出し、前記角度スペクトルの最大となる峰の位置を検
出し、到来方向推定値とする請求項1ないし請求項3の
いずれか記載の適応アンテナ基地局装置に関するもので
あり、M個のパスの合成電力が最大となるステアリング
ビーム方向を推定し、干渉波の影響を抑圧するという作
用を有する。
【0024】本発明の請求項5に記載の発明は、到来方
向推定部は、相関合成部の出力を基に角度スペクトルを
算出し、前記角度スペクトルの峰の位置を検出し、M個
を上限とする到来方向推定値とする請求項1ないし請求
項3のいずれか記載の適応アンテナ基地局装置に関する
ものであり、1つの角度スペクトラムからM個を上限と
するパスの到来方向を推定するので、演算量を削減し、
それに伴う装置規模を削減するという作用を有する。
【0025】本発明の請求項6に記載の発明は、到来方
向推定部の出力信号を用いてアレーアンテナの指向性を
決定するビームウエイトを生成し、前記ビームウエイト
と逆拡散部の出力を乗算し、パス毎に合成するM個のビ
ーム形成部と、パス毎に得られる前記ビーム形成部の出
力を合成するレイク合成部と、前記レイク合成部の出力
から符号判定により受信データを出力するデータ判定部
を有する請求項1ないし請求項5のいずれか記載の適応
アンテナ基地局装置に関するものであり、近接した方向
から到来するM個のパスの合成電力が最大となる方向に
対し、パスに共通なアレーアンテナの指向性を向けて受
信し、干渉波の影響を抑圧するという作用を有する。
【0026】本発明の請求項7に記載の発明は、到来方
向推定部の出力信号を用いてアレーアンテナの指向性を
決定する送信ビームウエイトを生成し、送信信号に乗算
する送信ビーム形成部と、前記送信ビーム形成部の出力
信号に各アンテナ素子に対応した拡散符号を乗算するN
個の拡散部と、前記拡散部の出力信号をアレーアンテナ
から送信するN個の送信部とを有する請求項1ないし請
求項5のいずれか記載の適応アンテナ基地局装置に関す
るものであり、近接した方向から到来するM個のパスに
対して、合成電力が最大となる方向にアレーアンテナの
指向性を向けて送信することで他への干渉を抑圧し、ま
た、方向が異なり広がりのあるM個のパスに対しては、
1つの角度スペクトラムからM個を上限とするパスの到
来方向にアレーアンテナの指向性を向けて送信すること
で演算量と装置規模を削減するという作用を有する。
【0027】本発明の請求項8に記載の発明は、N個の
アンテナ素子で構成するアレーアンテナと、受信波に含
まれるNU個(NUは自然数)のユーザ別情報に対応し
て、前記アレーアンテナの各アンテナ素子で受信する符
号多重化された高周波信号を周波数変換後に直交検波す
るNU×N個の受信部と、前記受信部の出力信号が含む
M個のパス成分の遅延時間に対応した逆拡散を前記受信
部の出力信号に施すNU×N×M個の逆拡散部と、前記
逆拡散部の出力信号に前記アンテナ素子間の相関演算を
パス毎に行うNU×M個の相関演算部と、前記相関演算
部の出力信号を合成するNU個の相関合成部と、前記相
関合成部のNU個の出力信号を合成するユーザ間相関合
成部と、ユーザ間相関合成部の出力から対象となるユー
ザの相関合成部の出力を減算して、(NU−1)個の他
ユーザの相関成分を算出するNU個の他ユーザ相関減算
部と、前記他ユーザ相関減算部の出力を用いて対象とな
るユーザの到来方向推定するNU個の到来方向推定部と
を有する適応アンテナ基地局装置に関するものであり、
他ユーザの到来波に起因する相関ベクトル成分を抑圧
し、他ユーザからの送信電力が大きい場合であっても、
あらかじめ決められたユーザの電波の到来方向を精度よ
く検出するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項9に記載の発明は、NU
の到来方向推定部の出力信号とNU個の他ユーザ相関減
算部の出力信号からNU個のユーザ毎の干渉波となる他
ユーザ成分の受信電力が最小になるビームウエイトを生
成し、前記ビームウエイトとM×N個の逆拡散部の出力
信号を乗算し、NU個のユーザ毎にM個のパスを合成す
るNU×M個のビーム形成部と、前記ビーム形成部の出
力を合成するNU個のレイク合成部と、前記レイク合成
部の出力から符号判定により受信データを出力するNU
個のデータ判定部を有する請求項8記載の適応アンテナ
基地局装置に関するものであり、干渉波を適応的に抑圧
するという作用を有する。
【0029】本発明の請求項10に記載の発明は、NU
個の到来方向推定部の出力信号からアレーアンテナのス
テアリングベクトルを合成する全ユーザ方向合成部と、
U個のユーザ毎に前記到来方向推定部の出力信号と前
記全ユーザ方向合成部の出力信号から他ユーザへの送信
電力を最小にする送信ビームウエイトを生成し送信信号
に乗算するNU個の送信ビーム形成部と、前記送信ビー
ム形成部の出力信号をNU個のユーザとN個のアンテナ
素子に対応した拡散符号を乗算するNU×N個の拡散部
と、前記拡散部の出力信号をアレーアンテナから送信す
るNU×N個の送信部とを有する請求項8又は請求項9
記載の適応アンテナ基地局装置に関するものであり、近
接した方向から到来するM個のパスの合成電力が最大と
なる方向に対しパスに共通なアレーアンテナの指向性を
向けて送信し、さらには同時に通信している他ユーザに
対してはアレーアンテナの指向性のヌルを形成すること
ができ、SIRを改善するという作用を有する。
【0030】本発明の請求項11に記載の発明は、全ユ
ーザ方向合成部は、アレーアンテナの推定方向のステア
リングベクトルを送信電力に依存した重み付け係数で合
成する請求項12記載の適応アンテナ基地局装置に関す
るものであり、各ユーザの送信電力に依存したヌル形成
し、最適な送信ビームを形成するという作用を有する。
【0031】本発明の請求項12に記載の発明は、ユー
ザ間相関合成部は、高速データレートの信号であるユー
ザの相関合成部の出力を合成する請求項9ないし請求項
11のいずれか記載の適応アンテナ基地局装置に関する
ものであり、送信電力が大きい高速データレートの信号
の到来波に起因する相関ベクトル成分を抑圧し、あらか
じめ決められたユーザの電波の到来方向を精度よく検出
するという作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る適応アンテナ基地局装置の構成を示すブロ
ック図であり、アレーアンテナ1、受信部2−1〜N、
逆拡散部3−1〜M−1〜N、相関演算部4−1〜M、
相関合成部5、到来方向推定部6から構成される。以下
に詳細を記す。
【0034】アレーアンテナ1は、符号多重化された高
周波信号をアンテナ素子1−1〜Nにて受信し、N個の
アンテナ素子1−1〜Nに設けられた受信部2−1〜N
に入力し、高周波増幅、周波数変換、直交検波およびA
/D変換を順次施し、逆拡散部3−1〜M−1〜Nに入
力する。
【0035】逆拡散部3−1〜M−1〜Nは、N個のア
ンテナ素子1−1〜Nに到来するM個のマルチパス成分
(以下、第1パス〜第Mパスとする。)に対して逆拡散
処理を行う。つまり、逆拡散部3−1−1は、アンテナ
素子1−1に到来する第1パスの受信タイミングに合わ
せて逆拡散処理を行い、逆拡散部3−1−p(pはMを
上限とする自然数)は、アンテナ素子1−1に到来する
第pパスの受信タイミングに合わせて逆拡散処理を行
う。このため、逆拡散部はM×N個が必要となる。
【0036】相関演算部4−1〜Mは、第pパスの信号
のサンプル時刻kΔT(ただし、kは自然数、ΔTはサ
ンプリング間隔)におけるアンテナ1−nにおける信号
p n(k)から(数5)で示される第pパス信号ベクト
ルxp(k)を構成し、さらに、予め決められたNsサ
ンプル期間毎に蓄積した第pパス信号ベクトルx
p(k)を用いて(数6)で示される相関ベクトルrp
求める。ただし、n=1〜N、Tは転置を示す。
【0037】
【数5】
【0038】
【数6】
【0039】相関合成部5は、相関演算部4−1〜Mで
得られた相関ベクトルを(数7)に示すように合成す
る。
【0040】
【数7】
【0041】到来方向推定部6は、(数8)に示す到来
方向推定評価関数F(θ)におけるθを可変することで
角度スペクトラムを算出し、角度スペクトルの受信電力
レベルの高い順にNd個(Ndは自然数)の峰となる位
置を検出し、到来方向推定値とする。ただし、a(θ)
はアレーアンテナ1の素子配置で決まるステアリングベ
クトルであり、素子間隔dの等間隔直線アレーの場合、
(数9)のように表すことができる。ここで、λは搬送
波の波長であり、θはアレーの法線方向を0°方向とし
ている。また、Hは複素共役転置を表す。
【0042】
【数8】
【0043】
【数9】
【0044】図2はアレーアンテナ素子1−1〜N数N
=8、パス数M=2(等レベル2パスと仮定)の場合の
角度スペクトラム算出結果を示す。横軸は方位角[de
g]、縦軸は受信電力を正規化した受信電力正規化レベ
ル[dB]を示す。図2(a)はパス1の到来角度θ1
=20°、パス2の到来角度θ2=−20°の結果であ
り、図2(b)はθ1=5°、パス2の到来角度θ2=−
5°の結果である。(数8)で示す到来方向推定はビー
ムフォーマ法に属するものであり、アレーアンテナ1で
形成されるアレーウエイトW=aH(θ)により形成さ
れるステアリングビーム幅より、M個のパスの到来角度
が十分離れている場合はM個を上限とるパス方向に対す
る角度スペクトラムの峰を検出することができる(図2
(a))。また、M個のパスの到来角度が近接している
場合(図2(b))、角度スペクトルの峰は重複し、M
個のパスの合成電力が最大となるステアリングビーム方
向が到来方向となる。
【0045】以上のように、本実施の形態により、(数
7)に示されるパス毎の相関ベクトルを合成した相関ベ
クトルを用いて、到来方向推定部6から角度スペクトル
を算出し、Ndが1である場合は、M個のパスの合成電
力が最大となる方向がステアリングビーム方向となり、
Ndが1より大きい場合には、一度の到来方向推定処理
で、M個のパス方向を一括して推定する。この場合、1
つの角度スペクトラムからM個のパスの到来方向を推定
するので、演算量と装置規模を削減する効果がある。
【0046】なお、本実施の形態では、相関ベクトルを
用いて到来方向推定を行っているが、(数6)の代わり
に(数10)により相関行列を算出し、(数8)の代わ
りに(数11)の到来方向推定評価関数を用いることで
相関行列を用いた到来方向推定を行う。この場合、演算
量は増加するが、到来するパスの角度広がりが大きい伝
搬環境下では、相関ベクトルを用いたものに比べ精度の
良い到来方向推定の実施が可能である。
【0047】
【数10】
【0048】
【数11】
【0049】なお、本実施の形態では、ビームフォーマ
法に属する到来方向推定法を用いて動作の説明を行った
が、MUSIC、ESPRIT等の固有値分解手法を用
いてもよい。この場合、演算量は増加するが、近接到来
パスの分解能及びそれらの推定精度が向上する。
【0050】また、上記実施の形態では、複数のアンテ
ナを搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合を想
定して説明した。しかし、これに限られるものではな
く、本発明は、複数のアンテナを備えて指向性を形成す
る基地局装置にはすべて適用可能である。
【0051】(実施の形態2)図3は実施の形態2にお
ける到来方向推定部6の結果に基づき受信指向性ビーム
を形成する構成を示すブロック図であり、アレーアンテ
ナ1、受信部2−1〜N、逆拡散部3−1〜M−1〜
N、相関演算部4−1〜M、相関合成部5、到来方向推
定部6、ビーム形成部7−1〜M、レイク合成部8、デ
ータ判定部9から構成される。以下、実施の形態1と異
なる部分を主に説明する。
【0052】アレーアンテナ1による受信信号を基に到
来方向推定部6が方向推定値を得るまでの動作は実施の
形態1と同様である。なお、本実施の形態では、到来方
向推定部6は角度スペクトラムの最大の峰となる方向の
みを検出し、その推定値θsを出力する。
【0053】ビーム形成部7−1〜Mは、アレーアンテ
ナ1の主ビームを方向推定されたθs方向に向けるビー
ムウエイトベクトルW1を生成し、(数12)のように
逆拡散部3−1〜M−1〜Nの出力である第pパス信号
ベクトルに対し、ビームウエイトベクトルW1を乗算し
た結果であるアレー合成信号yp(k)を出力する。た
だし、p=1〜Mである。ビームウエイトベクトルW1
としては、具体的にはステアリングベクトルa(θ
s)、チェビシェフビーム等を用いる。
【0054】
【数12】
【0055】レイク合成部8は、第1〜Mパスに対する
アレー合成信号y1(k)〜yM(k)に対し、チャネル
推定値S1〜SMの複素共役値(S1*〜(SM*をそれ
ぞれ乗算し、回線変動値h1〜hMが補償された後、レイ
ク合成される。レイク合成された信号は、データ判定部
9で符号判定され、これにより受信データが得られる。
【0056】このように、本実施の形態によれば、到来
方向推定部6の推定結果に基づき、ビーム形成部7−1
〜Mが、近接した方向から到来するM個のパスの合成電
力が最大となる方向に対しパスに共通なアレーアンテナ
1の指向性を向けて受信することが可能となる。
【0057】また、基地局アレーアンテナの設置場所
が、周辺の建物高よりも十分高い場所にある場合、一般
的に、到来波の角度広がりは、10°程度以下と考えら
れ、このような環境下では本実施の形態の適用が非常に
有効である。
【0058】また、本実施の形態は、パス毎に到来方向
推定することなく、M個のパスに共通の到来方向推定部
6における1回の角度スイープ演算により、M個のパス
の合成電力が最大となる方向推定が可能であり、演算量
と演算回路規模の削減が可能となる。
【0059】また、本実施の形態では、多重方式として
CDMA(符号分割多重接続)方式を用いる通信システ
ムに使用される基地局装置について説明したが、これに
限定されるものではない。本発明は、TDMA(時間分
割多重接続)方式やOFDM(直交周波数分割多重)方
式の多重方式とこれらの融合方式を用いる通信システム
に使用される基地局装置にも適用可能なものである。
【0060】また、上記実施の形態では、N個のアンテ
ナ素子を搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合
を想定して説明した。しかし、これに限られるものでは
なく、本発明は、N個のアンテナ素子を備えて指向性を
形成する基地局装置にはすべて適用可能である。
【0061】なお、上記実施の形態では、レイク合成を
用いて各パスを通って到来した信号を合成した。しか
し、これに限られるものではなく、本発明では、各パス
を通って到来した信号をアンテナ毎に合成できる方法で
あれば、いかなる合成方法を用いてもよい。
【0062】(実施の形態3)図4は実施の形態1にお
ける到来方向推定部6の結果に基づき送信指向性を適応
的に形成する構成を示すブロック図であり、アレーアン
テナ1、受信部2−1〜N、逆拡散部3−1〜M−1〜
N、相関演算部4−1〜M、相関合成部5、到来方向推
定部6、変調部20、送信ビーム形成部21、拡散部2
2−1〜N、送信部23−1〜Nから構成される。以
下、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
【0063】アレーアンテナ1による受信信号を基に到
来方向推定部6が方向推定値を得るまでの動作は実施の
形態1と同様である。
【0064】変調部20は、送信データは適宜変調フォ
ーマットに変調する。ここでの変調フォーマットはアナ
ログ変調方式およびディジタル変調方式の全ての振幅変
調方式、周波数変調方式、位相変調方式を含む。
【0065】送信ビーム形成部21は、変調部20の出
力をアレーアンテナ1のアンテナ素子数Nに等しい数に
分配し、それぞれの出力に対し、送信ウエイトベクトル
Ws=[w1、w2、・・・、wn]の要素を乗算して出
力する。
【0066】ここで、到来方向推定部6は、Nd=1で
あり、角度スペクトラムが最大となる峰の方向のみを検
出し、その推定値θsを出力する場合に、送信ウエイト
ベクトルWsは(数13)のようにステアリングベクト
ルa(θ)を用いるか、θs方向に主ビームが向くチェ
ビシェフビームウエイト等を用いる。
【0067】
【数13】
【0068】また、到来方向推定部6は、Ndが1より
大きく、角度スペクトラムの峰のレベルの高いものから
順にNd個の峰の方向を検出し、その推定値θkを出力
する場合に、送信ウエイトベクトルWsは(数14)の
ようにステアリングベクトルa(θ)を合成した値を用
いるか、推定方向に主ビームが向く複数のチェビシェフ
ビームウエイト合成したもの等を用いる。ただしk=1
〜Nd。
【0069】
【数14】
【0070】拡散部22−1〜Nは、送信ビーム形成部
21からの出力信号を予め定められた拡散率の拡散符号
で拡散し、送信部23−1〜Nに出力する。送信部23
−1〜Nは拡散部22−1〜Nの出力に所定の無線処理
(D/A変換、周波数アップコンバート等)を施した後
に、アンテナ素子1−1〜Nを介して通信端末に送信す
る。
【0071】以上のように、本実施の形態により、実施
の形態1の効果に加え、Nd=1である場合に送信ビー
ム形成部21は、近接した方向から到来するM個のパス
の合成電力が最大となる方向に対しパスに共通なアレー
アンテナ1の指向性を向けて送信することが可能とな
る。このため、基地局アレーアンテナの設置場所が、周
辺の建物高よりも十分高い場合にある場合、一般的に、
到来波の角度広がりは、10°程度以下と考えられ、こ
のような環境下では、本実施の形態の適用が非常に有効
であり、不要な方向に電波を放射することなく通信端末
の受信特性が向上する。
【0072】また、本実施の形態は、パス毎に到来方向
推定することなく、到来方向推定部6の1回の角度スイ
ープ演算により、M個のパスの合成電力が最大となる方
向推定が可能であり、処理量の削減、演算回路規模の削
減が可能となる。
【0073】また、Ndが1より大きい場合に送信ビー
ム形成部21は、M個を上限とする推定方向に向くビー
ムを形成することが可能となる。この場合、基地局アレ
ーアンテナの設置場所が、周辺の建物高と同程度以下の
高さに設置される場合、一般的に、到来波の角度広がり
は大きくなり、それぞれが角度広がりをもつM個のパス
が到来する環境となる。本実施の形態では、このような
環境下に対し、方向の異なるそれぞれに広がりあるパス
に対し、指向性を持ったビームを形成することが可能と
なり、通信端末では、それぞれのパス方向からの電波を
受けることが可能となり、通信端末でレイク合成等など
により、効率的にM個のパスの合成受信が可能となり受
信特性が向上する。
【0074】また、本実施の形態は、一度の到来方向推
定処理で、M個のパス方向を一括して推定することが可
能となる。この場合、1つの角度スペクトラムからM個
のパスの到来方向を推定が可能であり、演算量と装置規
模の削減が可能である。
【0075】また、本実施の形態では、多重方式として
CDMA方式を用いる通信システムに使用される基地局
装置について説明したが、これに限定されるものではな
い。本発明は、TDMA方式やOFDM方式の多重方式
とこれらの融合したい方式を用いる通信システムに使用
される基地局装置にも適用可能なものである。
【0076】また、上記実施の形態では、N個のアンテ
ナ素子を搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合
を想定して説明した。しかし、これに限られるものでは
なく、本発明は、N個のアンテナ素子を備えて指向性を
形成する基地局装置にはすべて適用可能である。
【0077】なお、上記実施の形態では、レイク合成を
用いて各パスを通って到来した信号を合成した。しか
し、これに限られるものではなく、本発明では、各パス
を通って到来した信号をアンテナ毎に合成できる方法で
あれば、いかなる合成方法を用いてもよい。
【0078】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4に係る適応アンテナ基地局装置の構成を示すブロ
ック図であり、アレーアンテナ1、受信部2−1〜N、
逆拡散部3−1〜M−1〜N、相関演算部4−1〜M、
相関合成部5、ユーザ間相関合成部30、他ユーザ相関
減算部31、到来方向推定部32から構成される。図1
に示す基地局装置と異なる部分は、各ユーザで得られる
相関合成部5の出力を合成するユーザ間相関合成部30
と、その出力を基に他ユーザの相関成分を減算する他ユ
ーザ相関減算部31を備えている点である。以下では本
発明の実施の形態1と異なる部分の動作説明を主に行
う。なお、以下では受信波に含まれ、同時に通信を行っ
ている全ユーザ数をNuとする。
【0079】アレーアンテナ1による受信信号を基に相
関合成部5が、(数7)に示す第uユーザの相関ベクト
ルr(u)を得られるまでの動作は実施の形態1と同様で
ある。ただし、u=1〜Nuである。
【0080】ユーザ間相関合成部30は、第uユーザで
はないユーザの受信信号から得られる相関ベクトルr
(u)を(数15)に示すように合成する。なお、(数1
5)では、全ユーザの相関合成部5の出力をさらに合成
しているが、他ユーザにとって、大きな干渉を与える高
速データレートのデータのみを各ユーザのSIR推定値
に応じて選択し、相関合成部5の出力を合成しても良
い。例えば、音声レートより高速なデータのみを選択す
る。
【0081】
【数15】
【0082】他ユーザ相関減算部31は、ユーザ間相関
合成部30の出力Vから、対象としている第u0ユーザ
の相関ベクトルr(u0)を減算することで、他ユーザの相
関ベクトルの合成成分からなる他ユーザ相関ベクトルU
(u0)を(数16)のように求め、さらに(数17)に示
すように、他ユーザ相関ベクトル成分を除去した干渉除
去相関ベクトルR(u0)を算出する。ここで、r1 (u0)
相関ベクトルr(u0)の第1要素、U1 (u0)は他ユーザ相
関ベクトルU(u0)の第1要素、αは1より小さい正値定
数であり、具体的にはα=0.5程度に設定する。ある
いは、αを第u 0ユーザのSIR推定値に応じて可変す
る構成でもよく、SIRが十分高い場合はαを小さくす
る可変制御を加えても良い。
【0083】
【数16】
【0084】
【数17】
【0085】到来方向推定部32は、相関ベクトルr
(u0)の代わりに、他ユーザ相関減算部31の出力である
干渉除去相関ベクトルR(u0)を用いて、実施の形態1と
同様に方向推定値を得る。すなわち、(数18)に示す
到来方向推定評価関数F(θ)のθを可変することで角
度スペクトラムを算出し、角度スペクトルの峰のレベル
の高い順にNd個の峰の方向を検出し、到来方向推定値
とする。ただし、a(θ)はアレーアンテナ1のステア
リングベクトルである。
【0086】
【数18】
【0087】以上のように、本実施の形態により、実施
の形態1の効果に加え、さらに他ユーザ相関減算部31
の出力である干渉除去相関ベクトルR(u0)を用いて到来
方向推定を行うことで、他ユーザの到来波に起因する相
関ベクトル成分を除去することができ、他ユーザからの
送信電力が大きい場合でも、第u0ユーザの電波の到来
方向を精度よく検出することができる。また、他ユーザ
のパスが異なる方向から到来する場合でも、相関合成部
5は、パスの到来波成分を合成した相関ベクトルを算出
しているので、一括してそれらのパス成分を除去するこ
とが可能である。これにより、装置構成の簡易化、演算
量の低減化が図られる。
【0088】なお、本実施の形態では、相関合成部5
は、到来波のパスを合成した相関ベクトルを用いた構成
にしているが、これに限定されず、パス個別の相関ベク
トルを用いて、同様に他ユーザ相関成分を減算する構成
も可能である。
【0089】なお、本実施の形態では、相関ベクトルを
用いて到来方向推定を行っているが、(数6)の代わり
に(数10)により相関行列を算出し、(数18)の代
わりに(数19)の到来方向推定評価関数を用いること
で相関行列を用いた到来方向推定が可能である。この場
合、演算量は増加するが、到来するパスの角度広がりが
大きい伝搬環境下であっても、相関ベクトルを用いたも
のに比べ精度の良い到来方向の推定が可能である。
【0090】
【数19】
【0091】なお、本実施の形態では、ビームフォーマ
法に属する到来方向推定法を用いて動作の説明を行った
が、MUSIC、ESPRIT等の固有値分解手法を用
いてもよい。この場合、演算量は増加するが、近接到来
パスの分解能及びそれらの推定精度が向上する効果が得
られる。
【0092】また、本実施の形態では、多重方式として
CDMA方式を用いる通信システムに使用される基地局
装置について説明したが、これに限定されるものではな
い。本発明は、TDMA方式やOFDM方式の多重方式
とこれらを融合した多重方式を用いる通信システムに使
用される基地局装置にも適用可能なものである。
【0093】また、上記実施の形態では、N個のアンテ
ナ素子を搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合
を想定して説明した。しかし、これに限られるものでは
なく、本発明は、N個のアンテナ素子を備えて指向性を
形成する基地局装置にはすべて適用可能である。
【0094】(実施の形態5)図6は実施の形態4にお
ける到来方向推定部32の結果に基づき受信指向性ビー
ムを形成する構成を示すブロック図であり、アレーアン
テナ1、受信部2−1〜N、逆拡散部3−1〜M−1〜
N、相関演算部4−1〜M、相関合成部5、ユーザ間相
関合成部30、他ユーザ相関減算部31、到来方向推定
部32、ビーム形成部40−1〜M、レイク合成部8、
データ判定部9から構成される。以下、実施の形態4と
異なる部分を主に説明する。なお、以下では同時に通信
を行っている全ユーザ数をNuとする。
【0095】アレーアンテナ1による受信信号を基に到
来方向推定部32が方向推定値を得るまでの動作は実施
の形態1と同様である。なお、本実施の形態では、到来
方向推定部32は角度スペクトラムの最大となる峰の方
向のみを検出し、その推定値θsを出力する。
【0096】ビーム形成部40−1〜Mは、到来方向推
定の推定値θsと、他ユーザ関数減算部31での処理過
程に得られる(数16)の他ユーザ相関ベクトルU(u0)
を基に、(数20)で示されるアレーアンテナ1のビー
ムウエイトベクトルW(u0)を生成し、(数21)のよう
に逆拡散部3−p−1〜Nの出力である第pパス信号ベ
クトルに対し、ビームウエイトベクトルW(u0)を乗算し
た結果であるアレー合成信号yp(k)を出力する。た
だし、IはN次の単位行列、TP(x)はN次ベクトル
xから、N行N列のエルミート対称Toeplitz行
列生成する関数、U1 (u0)は他ユーザ相関ベクトルU
(u0)の第1要素である。また、βは、1より小さい正値
定数であり、1に近いほど他ユーザの到来波電力が大き
いものとしてその到来方向にヌルを形成するパラメータ
であり、具体的には、β=0.2程度で用いる。
【0097】
【数20】
【0098】
【数21】
【0099】レイク合成部8は、第1〜Mパスに対する
アレー合成信号y1(k)〜yM(k)に対し、チャネル
推定値S1〜SMの複素共役値(S1*〜(SM*をそれ
ぞれ乗算し、回線変動値h1〜hMが補償された後、レイ
ク合成される。レイク合成された信号は、データ判定部
9で符号判定され、これにより受信データが得られる。
【0100】このように、本実施の形態によれば、到来
方向推定部32の推定結果に基づき、ビーム形成部40
が、近接した方向から到来するM個のパスの合成電力が
最大となる方向に対しパスに共通なアレーアンテナ1の
指向性を向けて受信することが可能であり、さらに、異
なる拡散符号により同時にアクセスされる他の通信端末
方向に、アレーアンテナ1の指向性ビームのヌルを向け
ることができ、SIRを改善し、基地局における受信特
性を大きく向上することが可能である。
【0101】また、本実施の形態では、相関ベクトルを
用いて、方向推定及びビーム形成するので、相関行列を
用いた場合に比べ、演算量が低減し、演算回路コストを
低下することが可能である。
【0102】なお、本実施の形態で用いたパス毎の相関
演算部4−1〜M及び相関合成部5の代わりに、M個の
パスから最大電力パスを選択し、そのパスの相関ベクト
ル演算する構成でもよい。
【0103】また、本実施の形態では、すべてのパスに
対し、共通なビームウエイトを用いた指向性を形成して
いるが、パス毎の到来方向が推定が可能な場合、それぞ
れに対し同様な方法で得られたアレーアンテナ1のビー
ムウエイトを用いる構成でも同様な効果が得られる。
【0104】なお、本実施の形態では、相関ベクトルを
用いて到来方向推定とビームウエイト生成を行っている
が、(数6)の代わりに(数10)により相関行列を算
出し、(数18)の代わりに(数19)の到来方向推定
評価関数を用いることで相関行列を用いた到来方向推定
が可能である。この場合、ビーム形成部40は、(数2
2)あるいは(数23)を用いて、ビームウエイトを生
成することが可能である。
【0105】
【数22】
【0106】
【数23】
【0107】また、本実施の形態では、多重方式として
CDMA方式を用いる通信システムに使用される基地局
装置について説明したが、これに限定されるものではな
い。本発明は、TDMA方式やOFDM方式の多重方式
とこれらを融合した多重方式を用いる通信システムに使
用される基地局装置にも適用可能なものである。
【0108】また、上記実施の形態では、N個のアンテ
ナ素子を搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合
を想定して説明した。しかし、これに限られるものでは
なく、本発明は、N個のアンテナ素子を備えて指向性を
形成する基地局装置にはすべて適用可能である。
【0109】なお、上記実施の形態では、レイク合成を
用いて各パスを通って到来した信号を合成した。しか
し、これに限られるものではなく、本発明では、各パス
を通って到来した信号をアンテナ毎に合成できる方法で
あれば、いかなる合成方法を用いてもよい。
【0110】(実施の形態6)図7は実施の形態4にお
ける到来方向推定部32の結果に基づき送信指向性を適
応的に形成する構成を示すブロック図であり、アレーア
ンテナ1、受信部2−1〜N、逆拡散部3−1〜M−1
〜N、相関演算部4−1〜M、相関合成部5、他ユーザ
相関減算部31、到来方向推定部32、変調部20、送
信ビーム形成部51、拡散部22−1〜N、送信部23
−1〜N、ユーザ間相関合成部30、全ユーザ方向合成
部50から構成される。以下、実施の形態4と異なる部
分を主に説明する。なお、以下では同時に通信を行って
いる全ユーザ数をNuとする。
【0111】アレーアンテナ1による第u0ユーザの受
信信号を基に到来方向推定部32が方向推定値を得るま
での動作は実施の形態4と同様である。なお、本実施の
形態では、到来方向推定部32で出力する到来方向推定
数をNdとする。ただし、Nd≧1である。
【0112】全ユーザ方向合成部50は、各ユーザの受
信信号を基にして得られる到来方向推定部32の第uユ
ーザに対する到来方向推定値θk (u)におけるアレーアン
テナ1のステアリングベクトルa(θk (u))を(数2
4)のように合成する。ただし、k=1〜Nd、u=1
〜Nuである。
【0113】
【数24】
【0114】変調部20は、送信データは適宜変調フォ
ーマットに変調する。ここでの変調フォーマットはアナ
ログ変調方式およびディジタル変調方式の全ての振幅変
調方式、周波数変調方式、位相変調方式を含む。
【0115】送信ビーム形成部51は、第u0ユーザの
到来方向推定値θk (u0)及び全ユーザ方向合成部50の
出力Zを用いて、まず、他ユーザの推定方向のステアリ
ングベクトルを合成した他ユーザ方向合成ベクトルU
(u0)を(数25)のように算出し、さらに、(数26)
で示すように第u0ユーザの推定方向に主ビームを向
け、他ユーザ方向にはヌルを形成する送信ビームウエイ
トW(u0)を生成し、変調部20の出力をアレーアンテナ
1の素子数Nに等しい数に分配それぞれの出力に対し、
送信ウエイトベクトルW(u0)=[w1、w2、・・・、
wn]の要素を乗算して出力する。ただし、IはN次の
単位行列、TP(x)はN次ベクトルxから、N行N列
のエルミート対称Toeplitz行列生成する関数、
1 (u0)は他ユーザ方向合成ベクトルU(u0)の第1要素
である。また、γは、1より小さい正値定数であり、1
に近いほど他ユーザの到来波電力が大きいものとしてそ
の到来方向にヌルを形成するパラメータであり、具体的
には、γ=0.2程度で用いる。なお、ここではγをユ
ーザによらない定数としているが、各ユーザ間の送信電
力比に応じて可変しても良い。
【0116】
【数25】
【0117】
【数26】
【0118】拡散部22−1〜Nは、送信ビーム形成部
51からの出力信号を予め設定した拡散率の拡散符号で
拡散し、送信部23−1〜Nに出力する。送信部23−
1〜Nは拡散部22−1〜Nの出力に無線処理(D/A
変換、周波数アップコンバート等)を施した後に、アン
テナ素子1−1〜Nを介して通信端末に送信する。
【0119】以上のように、本実施の形態により、到来
方向推定部32のNdが1である場合に送信ビーム形成
部51は、近接した方向から到来するM個のパスの合成
電力が最大となる方向に対しパスに共通なアレーアンテ
ナ1の指向性を向けて送信し、さらには受信波に含ま
れ、同時に通信している他ユーザに対してはアレーアン
テナ1の指向性のヌルを形成することが可能となり、S
IRの改善が可能となる。基地局アレーアンテナの設置
場所が、周辺の建物高よりも十分高い場所にある場合、
一般的に、到来波の角度広がりは、10°程度以下と考
えられ、このような環境下では、本実施の形態の適用が
非常に有効であり、通信端末方向に送信ビームを絞るこ
とで、不要な方向に電波を放射することなく、他ユーザ
間への与干渉を低減し、加入者容量の増大を図ることが
可能となる。
【0120】また、本実施の形態は、パス毎に到来方向
推定することなく、M個のパスに共通の到来方向推定部
32における一回の角度スイープ演算により、M個パス
の合成電力が最大となる方向推定が可能であり、処理量
の削減、演算回路規模の削減が可能である。
【0121】また、到来方向推定部32のNdが1より
大きい場合に送信ビーム形成部51は、M個の推定方向
に向くビームを形成することが可能となる。基地局アレ
ーアンテナの設置場所が、周辺の建物高と同程度以下の
高さに設置される場合、一般的に、到来波の角度広がり
は大きくなり、それぞれが角度広がりをもつM個のパス
が到来する環境が多くなり、このような環境下では、方
向の異なるそれぞれに広がりあるパスに対し、指向性を
持ったビームを形成することができ、通信端末では、そ
れぞれのパス方向からの電波を受けることが可能とな
り、通信端末でレイク合成等などにより、効率的にM個
のパスを合成受信することで受信特性が向上する。
【0122】また、本実施の形態では、相関ベクトルを
用いて、方向推定及び送信ビーム形成しており、相関行
列を用いた場合に比べ、演算量を低減、演算回路コスト
の低下が可能である。また、従来からあるウィーナー解
を求める方式では逆行列演算が必要となるが本実施の形
態では、逆行列演算は不要であり、演算処理量が低減す
るという効果を有する。
【0123】なお、本実施の形態で用いた、パス毎の相
関演算部4−1〜M及び相関合成部5の代わりに、M個
のパスから最大電力パスを選択し、そのパスの相関ベク
トル演算する簡易構成としても良い。
【0124】また、本実施の形態では、多重方式として
CDMA方式を用いる通信システムに使用される基地局
装置について説明したが、これに限定されるものではな
い。本発明は、TDMA方式やOFDM方式の多重方式
とこれらを融合した多重方式を用いる通信システムに使
用される基地局装置にも適用可能なものである。
【0125】また、上記実施の形態では、M個のアンテ
ナ素子を搬送波の半波長の間隔で直線状に配置した場合
を想定して説明した。しかし、これに限られるものでは
なく、本発明は、M個のアンテナ素子を備えて指向性を
形成する基地局装置にはすべて適用可能である。
【0126】なお、上記実施の形態では、レイク合成を
用いて各パスを通って到来した信号を合成した。しか
し、これに限られるものではなく、本発明では、各パス
を通って到来した信号をアンテナ毎に合成できる方法で
あれば、いかなる合成方法を用いてもよい。
【0127】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アレーア
ンテナを備えた適応アンテナ基地局装置であって、M個
のパスに対する到来方向推定時の演算量を削減し、演算
処理の高速化、あるいは装置構成の簡易化を可能とす
る。また、本到来方向推定部による推定方向に指向性を
向ける指向性制御機能を付加した送信部あるいは受信部
により、SIRを改善し、高品質な通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1による到来方向推定部の推定結果
を示す図
【図3】本発明の実施の形態2による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態6による適応アンテナ基地
局装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の適応アンテナ基地局装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1 アレーアンテナ 1−1〜N アンテナ素子 2−1〜N 受信部 3−1〜M−1〜N 逆拡散部 4−1〜M 相関演算部 5 相関合成部 6 到来方向推定部 7−1〜M ビーム形成部 8 レイク合成部 9 データ判定部 20 変調部 21 送信ビーム形成部 22−1〜N 拡散部 23−1〜N 送信部 30 データ間相関合成部 31 他ユーザ相関減算部 32 到来方向推定部 50 全ユーザ方向合成部 51 送信ビーム形成部 60−1〜N アンテナ 61−1〜N 受信部 62−1〜M−1〜N 逆拡散部 63−1〜M 到来方向推定部 64−1〜M ビーム形成部 65 レイク合成部 66 データ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 13/00 D (72)発明者 湯田 泰明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 星野 正幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 DB01 EA04 FA13 FA18 FA29 GA02 HA05 5K022 EE02 EE32 5K059 CC02 CC03 CC04 DD35 5K067 AA21 AA23 CC10 CC24 EE10 GG08 KK02 KK03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個(Nは自然数)のアンテナ素子で構
    成するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各アン
    テナ素子で受信する符号多重化された高周波信号を周波
    数変換後に直交検波するN個の受信部と、前記受信部の
    出力信号が含むM個(Mは自然数)のパス成分の遅延時
    間に対応した逆拡散を前記受信部の出力信号に施すN×
    M個の逆拡散部と、前記逆拡散部の出力信号に前記アン
    テナ素子間の相関演算をパス毎に行うM個の相関演算部
    と、前記相関演算部の出力信号を合成する相関合成部
    と、前記相関合成部の出力を用いて到来方向推定する到
    来方向推定部とを有する適応アンテナ基地局装置。
  2. 【請求項2】 相関演算部は、パス毎に1つのアンテナ
    素子から得られる信号ベクトルを基準として、他のアン
    テナ素子から得られる信号ベクトルとの間での複素相関
    演算を行うことで各パスに応じた相関ベクトルを算出す
    る請求項1記載の適応アンテナ基地局装置。
  3. 【請求項3】 相関演算部は、パス毎にアンテナ素子か
    ら得られる信号ベクトルのすべての組合せで複素相関演
    算を行うことで各パスに応じた相関行列を算出する請求
    項1記載の適応アンテナ基地局装置。
  4. 【請求項4】 到来方向推定部は、相関合成部の出力を
    基に角度スペクトルを算出し、前記角度スペクトルの最
    大となる峰の位置を検出し、到来方向推定値とする請求
    項1ないし請求項3のいずれか記載の適応アンテナ基地
    局装置。
  5. 【請求項5】 到来方向推定部は、相関合成部の出力を
    基に角度スペクトルを算出し、前記角度スペクトルの峰
    の位置を検出し、M個を上限とする到来方向推定値とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか記載の適応アンテ
    ナ基地局装置。
  6. 【請求項6】 到来方向推定部の出力信号を用いてアレ
    ーアンテナの指向性を決定するビームウエイトを生成
    し、前記ビームウエイトと逆拡散部の出力を乗算し、パ
    ス毎に合成するM個のビーム形成部と、パス毎に得られ
    る前記ビーム形成部の出力を合成するレイク合成部と、
    前記レイク合成部の出力から符号判定により受信データ
    を出力するデータ判定部を有する請求項1ないし請求項
    5のいずれか記載の適応アンテナ基地局装置。
  7. 【請求項7】 到来方向推定部の出力信号を用いてアレ
    ーアンテナの指向性を決定する送信ビームウエイトを生
    成し、送信信号に乗算する送信ビーム形成部と、前記送
    信ビーム形成部の出力信号に各アンテナ素子に対応した
    拡散符号を乗算するN個の拡散部と、前記拡散部の出力
    信号をアレーアンテナから送信するN個の送信部とを有
    する請求項1ないし請求項5のいずれか記載の適応アン
    テナ基地局装置。
  8. 【請求項8】 N個のアンテナ素子で構成するアレーア
    ンテナと、受信波に含まれるNU個(NUは自然数)のユ
    ーザ別情報に対応して、前記アレーアンテナの各アンテ
    ナ素子で受信する符号多重化された高周波信号を周波数
    変換後に直交検波するNU×N個の受信部と、前記受信
    部の出力信号が含むM個のパス成分の遅延時間に対応し
    た逆拡散を前記受信部の出力信号に施すNU×N×M個
    の逆拡散部と、前記逆拡散部の出力信号に前記アンテナ
    素子間の相関演算をパス毎に行うNU×M個の相関演算
    部と、前記相関演算部の出力信号を合成するNU個の相
    関合成部と、前記相関合成部のNU個の出力信号を合成
    するユーザ間相関合成部と、ユーザ間相関合成部の出力
    から対象となるユーザの相関合成部の出力を減算して、
    (NU−1)個の他ユーザの相関成分を算出するNU個の
    他ユーザ相関減算部と、前記他ユーザ相関減算部の出力
    を用いて対象となるユーザの到来方向推定するNU個の
    到来方向推定部とを有する適応アンテナ基地局装置。
  9. 【請求項9】 NU個の到来方向推定部の出力信号とNU
    個の他ユーザ相関減算部の出力信号からNU個のユーザ
    毎の干渉波となる他ユーザ成分の受信電力が最小になる
    ビームウエイトを生成し、前記ビームウエイトとM×N
    個の逆拡散部の出力信号を乗算し、NU個のユーザ毎に
    M個のパスを合成するNU×M個のビーム形成部と、前
    記ビーム形成部の出力を合成するNU個のレイク合成部
    と、前記レイク合成部の出力から符号判定により受信デ
    ータを出力するNU個のデータ判定部を有する請求項8
    記載の適応アンテナ基地局装置。
  10. 【請求項10】 NU個の到来方向推定部の出力信号か
    らアレーアンテナのステアリングベクトルを合成する全
    ユーザ方向合成部と、NU個のユーザ毎に到来方向推定
    値と前記全ユーザ方向合成部の出力信号から他ユーザへ
    の送信電力を最小にする送信ビームウエイトを生成し送
    信信号に乗算するNU個の送信ビーム形成部と、前記送
    信ビーム形成部の出力信号をNU個のユーザとN個のア
    ンテナ素子に対応した拡散符号を乗算するNU×N個の
    拡散部と、前記拡散部の出力信号をアレーアンテナから
    送信するNU×N個の送信部とを有する請求項8又は請
    求項9記載の適応アンテナ基地局装置。
  11. 【請求項11】 全ユーザ方向合成部は、アレーアンテ
    ナの推定方向のステアリングベクトルを送信電力に依存
    した重み付け係数で合成する請求項10記載の適応アン
    テナ基地局装置。
  12. 【請求項12】 ユーザ間相関合成部は、高速データレ
    ートの信号であるユーザの相関合成部の出力を合成する
    請求項8ないし請求項11のいずれか記載の適応アンテ
    ナ基地局装置。
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