JP2001307265A - 地震警報システム - Google Patents

地震警報システム

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JP2001307265A JP2000124245A JP2000124245A JP2001307265A JP 2001307265 A JP2001307265 A JP 2001307265A JP 2000124245 A JP2000124245 A JP 2000124245A JP 2000124245 A JP2000124245 A JP 2000124245A JP 2001307265 A JP2001307265 A JP 2001307265A
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秀芳 桝田
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岳 山本
Yutaka Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震のP波初動を検出することで地震到来を
警告する警報情報を生成するとともに、この警報情報を
インターネットや公衆回線網などのあらゆるネットワー
クを介して事業者や個人に伝達することによって、人的
および物的被害を最小限度に食い止めることができる地
震警報システムを提供する。 【解決手段】 地震観測装置10は、P波を検出する
と、各種のセンサの検出信号を解析装置20に出力す
る。解析装置20は、この検出信号を受信し警報の必要
性の有無の判定を行い、警報装置30は、これら警報の
有無判定に基づいて地震警報情報を生成して回線40に
送出する。稼動設備50は、回線40を介して受けた地
震警報データに応じて稼働中の作業を中断し、地震対策
処理を行う動作と、上記地震警報情報に応じて地震到来
を警告する警報動作との少なくとも一方の動作を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震を観測して地
震警報を行う地震警報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大きな地震が到来する前に、地震到来を
警告する警報情報を提供することによって人的および物
的な被害を最小限度に食い止めることができる。したが
って、従来から地震の予兆を検知して警報を発する試み
が種々なされている。しかしながら、このような地震警
報を発するシステムは、そのほとんどが未だ実験レベル
であり、実用化されているものは少なく、地震の到来を
確実に検知するとともに、地震の到来を警告する警報情
報を事業者や個人に対して確実に伝達することができる
地震警報システムはまだ見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、最近では、地震
の観測方法として地震の主要振動であるS波(セカンダ
リ波)が伝達される前に、P波(プライマリ波)を観測
し、その諸特性を分析することにより、地震の規模や震
源地を推定するシステムが開発され、鉄道等の安全対策
において実用化されつつある。例えば、財団法人、鉄道
総合技術研究所によって警報システム「ユレダス」が報
告されている(土木学会論文集I[別刷]、JOURNAL OF
STRUCTURAL MECHANICS AND EARTHQUAKE ENGINEERING N
o.531/I-341996-1 参照)。この警報システム「ユレダ
ス」では、地震のP波初動を検出し、マグニチュード、
震央位置、及び深さを推定し、必要地域に4秒以内に警
報を送出することが可能である。
【0004】そこで本発明の目的は、地震のP波初動を
検出することで地震到来を警告する警報情報を生成する
とともに、この警報情報をインターネットや公衆回線網
などのあらゆるネットワークを介して事業者や個人に伝
達することによって、人的および物的被害を最小限度に
食い止めることができる地震警報システムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、定点観測によ
って地震を観測する地震観測装置と、前記地震観測装置
によって観測された地震の観測情報を解析する解析装置
と、前記解析装置の解析結果に応じて所定の地震警報情
報を送出する警報装置と、前記警報装置から送出された
前記地震警報情報を伝達するネットワークと、前記ネッ
トワークを介して受信した前記地震警報情報に応じて所
定の動作を実行する稼動設備とを有する地震警報システ
ムであって、前記地震観測装置は、地震の発生によって
伝達されるプライマリ波の諸特性を検出する検出手段を
有し、前記解析装置は、検出手段によって検出された地
震の震源位置と大きさを推定する推定手段と、前記推定
手段の推定結果から前記稼動設備に対する警報の必要性
を判定する判定手段とを有し、前記警報装置は、前記判
定手段の判定結果に基づいて前記地震警報情報を前記ネ
ットワークに送出する警報送出手段を有し、前記稼動設
備での所定の動作は、前記ネットワークからの地震警報
情報に応じて稼働中の作業を中断し、地震対策処理を行
う動作と、前記ネットワークからの地震警報情報に応じ
て地震到来を警告する警報動作との少なくとも一方の動
作を実行することを特徴とする。
【0006】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の判定手段によ
り、推定手段の推定結果から稼働設備に対する警報の必
要性を判定し、警報装置の警報送出手段により、必要な
稼働設備に対して地震警報情報を送出する。これによ
り、稼働設備では、稼働中の作業を中断し、地震対策処
理を行う動作とネットワークからの地震警報情報に応じ
て地震到来を警告する警報動作との少なくとも一方の動
作が実行される。したがって、地震のP波初動に基づく
警報によって、稼働設備における地震対策処理を実行で
きるので、主要動(S波)の到達前に最適な地震対策処
理を迅速に行うことができ、震災後の復旧を容易に行う
ことが可能となる。また、主要動(S波)の到達前に地
震到来を警告する警報情報を生成して伝達することによ
って、人的および物的被害を最小限度に食い止めること
ができる。
【0007】また、本発明は、定点観測によって地震を
観測する地震観測装置と、前記地震観測装置によって観
測された地震の観測情報を解析する解析装置と、前記解
析装置の解析結果に応じて所定の第1地震警報情報を送
出する警報装置と、前記警報装置から送出された前記地
震警報情報に基づいて第2地震警報情報を生成し伝達す
るネットワークと、前記ネットワークに接続可能に構成
された端末装置とを有する地震警報システムであって、
前記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプ
ライマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、前記解
析装置は、検出手段によって検出された地震の震源位置
と大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の推定結
果から警報の必要性の有無を判定するともに、警報が必
要な警報地域を特定する総合判定手段とを有し、前記警
報装置は、前記総合判定手段の警報の有無判定および警
報地域の特定結果に基づいて前記警報地域を示す警報地
域情報を含む情報を前記第1地震警報情報として生成し
て前記ネットワークに送出する警報送出手段を有し、前
記ネットワークは、前記第1地震警報情報の警報地域情
報に基づいて警報を送出すべき端末装置を特定するとと
もに、特定された端末装置に対して前記第2地震警報情
報を生成して送出する情報提供手段を有し、前記端末装
置は、受信した前記第2地震警報情報に基づいて所定の
警報動作を実行するように構成されていることを特徴と
する。
【0008】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の総合判定手段
により前記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無
が判定されるともに、警報が必要な警報地域が特定され
る。前記警報装置の警報送出手段によって、前記総合判
定手段の警報の有無判定および警報地域の特定結果に基
づいて前記警報地域を示す警報地域情報を含む第1地震
警報情報が生成されネットワークに送出される。ネット
ワークの情報提供手段は、前記第1地震警報情報の警報
地域情報に基づいて警報を送出すべき端末装置を特定す
るとともに、特定された端末装置に対して第2地震警報
情報を送出する。前記端末装置は、受信した前記第2地
震警報情報に基づいて所定の警報動作を実行する。した
がって、主要動(S波)の到達前に地震到来を警告する
第2警報情報を端末装置を介して伝達することによっ
て、人的および物的被害を最小限度に食い止めることが
できる。
【0009】また、本発明は、定点観測によって地震を
観測する地震観測装置と、前記地震観測装置によって観
測された地震の観測情報を解析する解析装置と、前記解
析装置の解析結果に応じて所定の第1地震警報情報を送
出する警報装置と、前記警報装置から送出された前記第
1地震警報に基づいて第2地震警報情報を生成し伝達す
るネットワークと、前記ネットワークに接続された複数
の無線送信機と、前記送信機から送信される無線信号に
基づいて作動する複数の無線受信機とを有する地震警報
システムであって、前記地震観測装置は、地震の発生に
よって伝達されるプライマリ波の諸特性を検出する検出
手段を有し、前記解析装置は、検出手段によって検出さ
れた地震の震源位置と大きさを推定する推定手段と、前
記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無を判定す
るともに、警報が必要な警報地域を特定する総合判定手
段とを有し、前記警報装置は、前記総合判定手段の警報
の有無判定および警報地域の特定結果に基づいて前記警
報地域を示す警報地域情報を含む情報を前記第1地震警
報情報として生成して前記ネットワークに送出する警報
送出手段を有し、前記ネットワークは、前記第1地震警
報情報の警報地域情報に基づいて警報を送出すべき無線
送信機を特定するとともに、特定された無線送信機に対
して無線信号の送信を指示する旨の第2地震警報情報を
生成して送出する情報提供手段を有し、前記無線送信機
は、受信した前記第2地震警報情報に基づいて前記無線
信号を出力するように構成され、前記無線受信機は、前
記無線信号を受信することで地震の到来を警告する警報
動作を実行するように構成されていることを特徴とす
る。
【0010】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の総合判定手段
により前記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無
が判定されるともに、警報が必要な警報地域が特定され
る。前記警報装置の警報送出手段によって、前記総合判
定手段の警報の有無判定および警報地域の特定結果に基
づいて前記警報地域を示す警報地域情報を含む第1地震
警報情報が生成されネットワークに送出される。ネット
ワークの情報提供手段は、前記第1地震警報情報の警報
地域情報に基づいて警報を送出すべき無線送信機を特定
するとともに、特定された無線送信機に対して無線信号
の送信を指示する旨を示す第2地震警報情報を送出す
る。無線送信機は、受信した前記第2地震警報情報に基
づいて前記無線信号を出力する。無線受信機は、前記無
線信号を受信することで地震の到来を警告する警報動作
を実行する。したがって、主要動(S波)の到達前に地
震到来を警告する警報を無線受信機を介して行うことに
よって、人的および物的被害を最小限度に食い止めるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による地震警報シス
テムの実施の形態について説明する。まず、本発明の地
震警報システムに係る第1の実施の形態について説明す
る。図1に示されているように第1の実施の形態の地震
警報システム1000は、定点観測によって地震を観測
する観測装置10(特許請求の範囲の地震観測装置に相
当)と、地震観測装置10によって観測された地震の観
測情報を解析する解析装置20と、この解析装置20の
解析結果に応じて所定の地震警報を送出する警報装置3
0と、警報装置30から送出された地震警報を伝達する
回線40(特許請求の範囲のネットワークに相当)と、
回線40を介して受信した地震警報に応じて所定の動作
を実行する稼動設備50とを有している。
【0012】観測装置10は、地震の発生によって伝達
されるP波の周期や振幅、入射方向等の諸特性を検出す
る各種のセンサ(特許請求の範囲の検出手段に相当)を
有するものであり、これらセンサによる検出信号を専用
線10Aを介して解析装置20に出力する。解析装置2
0は、パーソナルコンピュータやワークステーション等
の情報処理装置より構成されており、地震の震源位置と
大きさを推定する推定部20A(特許請求の範囲の推定
手段に相当)と、この推定部20Aの推定結果から稼働
設備50に対する警報の必要性を判定する判定部20B
(特許請求の範囲の判定手段に相当)とを有する。推定
部20Aは、地震観測装置10の各種センサによって検
出された検出信号に基づいて、その地震の震源位置と大
きさを推定するものである。例えば、P波の周期によっ
て地震の規模(マグニチュード)を推定し、P波の入射
角度に基づいて、震源の方位を推定する。さらに、P波
初動の最大値から震源距離を推定する。そして、震源の
方位と震源距離とにより、震源位置を推定できる。
【0013】また、判定部20Bは、推定部20Aの推
定結果から複数の稼働設備50に対する警報の必要性を
個別に判定し、各稼働設備50への警報の有無、及び警
報内容を決定するものである。すなわち、本例において
は、複数の稼働設備50は互いに所在地が異なり、ま
た、それぞれ異なる稼働対象を有するものであるので、
警報の必要性は互いに異なる条件で判定されるものであ
る。
【0014】したがって、判定部20Bでは、推定部2
0Aの推定結果から複数の稼働設備50に対する警報の
必要性をそれぞれ異なる条件で並行処理により判定す
る。例えば、地震の規模と震源位置から各稼働設備50
の所在地における震度の程度を判定し、警報が必要か否
かを判定する。また、各稼働設備50の所在地と震源位
置から各稼働設備50に対する地震の伝達時間(余裕時
間)を算出する。そして、判定部20Bでは、このよう
な判定に基づいて、各稼働設備50に対応する地震警報
データを作成し、警報装置30に送出する。
【0015】なお、判定部20Bにおける判定は、各稼
働設備50における判定条件を登録した登録テーブルを
予めメモリに設定しておき、この登録テーブルを参照す
ることにより、判定を行うようにすることができる。ま
た、推定部20Aにおける推定には、一定の誤差が含ま
れるものであるため、判定部20Bにおける余裕時間等
の判定には、推定部20Aの推定に含まれる誤差を例え
ば過去の統計的なデータに基づいて十分考慮し、最大の
誤差が含まれる場合を想定して判定することにより、例
えば実際の余裕時間が予想した余裕時間より小さくなら
ないように判定するものとする。
【0016】また、警報装置30は、判定部20Bから
の地震警報データに基づいて、地震警報情報を生成して
回線40を介して各稼動設備50に送出する警報送出手
段を実現するものである。警報装置30は、各稼動設備
50に対するアクセスを回線40を介して行うために、
各稼動設備50に対するアクセスを行うために必要な接
続データを格納したデータベース52を具備している。
回線40は、専用回線あるいは公衆回線を用いることが
できる。また、有線回線に限らず、一部に無線回線を含
むものであってもよい。また、回線40は、インターネ
ットを含むものであってもよい。
【0017】また、稼働設備50は、警報装置30から
伝送される地震警報情報を回線40を介して受信し、そ
の地震警報情報の内容に基づいて、所定の地震対策動作
を実行するものである。ここで稼動設備50とは、地震
の到来によって本来の機能を阻害されるものであり、例
えば、コンピュータ、金融システム、エレベータ設備、
工場設備などである。地震対策動作とは、コンピュータ
や金融システムでは、そのデータの保全動作、エレベー
タ設備では、最も近い階への非常停止動作、工場設備で
あれば、機械の非常停止動作などである。また、稼動設
備50は、所定の警報動作を実行する警報出力部52を
備えており上記地震警報情報の内容に基づいて、地震到
来を警告する警報動作を行うものである。
【0018】警報出力部52は、スピーカ、表示盤、通
常の電話、構内電話、ファクシミリ、表示盤などから構
成することができる。そして、警報動作は、スピーカを
用いて警告のアナウンスを行ったり、電話やファクシミ
リによって地震到来の警告を行ったり、表示盤に警告表
示を行ったりする動作である。
【0019】また、警報出力部52としては、無線送信
機と無線受信機をもちいることも可能である。この場合
は、回線40を介して受信した地震警報情報に基づいて
無線送信機が所定の警報信号を無線信号として出力する
ように構成し、この警報信号を無線受信機が受信するこ
とで、音声、表示、あるいは振動などの警報動作を実行
するように構成し、この無線受信機を稼動設備における
作業者が携帯するようにしておけば、各作業者が無線受
信機の警報動作によって地震の到来を速やかに知り、退
避するなどの行動をとることで人的被害を最小限度にす
ることができる。例えば、上記無線受信機として市販さ
れているラジオを用いるとともに、上記無線送信機とし
てこのラジオで受信可能な無線信号を所定の警報信号と
して送信できるものを設けることができる。
【0020】図2は、以上のような地震警報システムに
おける動作を示すフローチャートである。まず、地震観
測装置10では、常時P波を監視しており、P波を検出
すると(ステップS1)、各種のセンサの検出信号を解
析装置20に出力する(ステップS2)。解析装置20
の推定部20Aでは、この地震観測装置10からの検出
信号を受信し、地震の震源位置、大きさ、等を推定し、
その推定データを判定部20Bに送出する(ステップS
3)。判定部20Bでは、この推定部20Aからの推定
データに基づいて、警報の必要性の有無の判定を行い
(ステップS4)、警報装置30は、これら警報の有無
判定に基づいて地震警報情報を生成して(ステップS
5)、この地震警報情報を回線40に送出する(ステッ
プS6)。稼動設備50は、回線40を介して受けた地
震警報データに応じて稼働中の作業を中断し、地震対策
処理を行う動作(ステップS7)と、上記地震警報情報
に応じて地震到来を警告する警報動作(ステップS8)
との少なくとも一方の動作を実行する。したがって、地
震のP波初動に基づく警報によって、稼働設備60にお
ける地震対策処理を実行できるので、主要動(S波)の
到達前に最適な地震対策処理を迅速に行うことができ、
震災後の復旧を容易に行うことが可能となる。また、主
要動(S波)の到達前に地震到来を警告する警報情報を
生成して伝達することによって、警報動作が行なわれる
ので人的および物的被害を最小限度に食い止めることが
できる。
【0021】次に、本発明の地震警報システムに係る第
2の実施の形態について説明する。図3は、第2実施の
形態の地震警報システム2000の構成を示すブロック
図である。図3に示されているように第2の実施の形態
の地震警報システム2000は、定点観測によって地震
を観測する観測装置10と、地震情報センター100
と、ネットワーク140と、端末装置60とから構成さ
れている。地震情報センター100は、地震観測装置1
0によって観測された地震の観測情報を解析する解析装
置120と、この解析装置120の解析結果に応じて第
1地震警報情報D1を生成して送出する警報装置130
と、地震に関する情報の授受を行う地震情報サーバ13
2とを備えて構成されている。解析装置120は、地震
の震源位置と大きさを推定する推定部120A(特許請
求の範囲の推定手段に相当)と、この推定部120Aの
推定結果から警報の必要性の有無を判定するともに、警
報が必要な警報地域を特定する総合判定120B(特許
請求の範囲の総合判定手段に相当)とを有する。
【0022】ネットワーク140は、警報装置130か
ら送出された第1地震警報情報D1を伝達する回線14
0Aと、回線140Aを介して受信した第1地震警報情
報D1を入力するプロバイダ事業者が有するプロバイダ
サーバ142と、このプロバイダ事業者と契約した利用
者の有する端末装置60のIPアドレスと、端末装置6
0の所在している地域とを関連付けて格納するデータベ
ース144と、プロバイダサーバ142と各端末装置6
0を接続する回線140Bとを備えて構成されている。
プロバイダサーバ142は、入力した第1地震警報情報
D1に含まれる警報地域情報によって特定される地域を
キーにしてデータベース144から該当する各端末装置
60のIPアドレスを特定し、特定されたIPアドレス
の端末装置60に対して地震が到来する旨を示す第2地
震警報情報D2を生成して回線140Bを介して端末装
置60に送出するように構成されている。また、ネット
ワーク140上で伝送される第1地震警報情報D1、第
2地震警報情報D2は、他の情報よりも優先して伝送さ
れるように、これら第1地震警報情報D1、第2地震警
報情報D2に付加される優先度の情報を設定することが
好ましい。上記優先度の情報を例えば最上位のものに設
定することでネットワーク140上でこれら第1地震警
報情報D1、第2地震警報情報D2の伝達が他の情報に
優先して行われることになる。
【0023】本例では、インターネットプロバイダ事業
者のサーバ142とデータベース144によって特許請
求の範囲の情報提供手段が構成されている。端末装置6
0は、インターネットプロバイダ事業者と契約した利用
者が所有するパーソナルコンピュータなどの端末装置で
ある。通信回線140Aは地震情報センター100の警
報装置130とプロバイダサーバ142を常時接続して
いる。また、通信回線140Bは、プロバイダサーバ1
42と各端末装置60を常時接続している。
【0024】図4は、以上のような地震警報システムに
おける動作を示すフローチャートである。まず、地震観
測装置10では、常時P波を監視しており、P波を検出
すると(ステップS10)、各種のセンサの検出信号を
解析装置120に出力する(ステップS11)。解析装
置120の推定部120Aでは、この地震観測装置10
からの検出信号を受信し、地震の震源位置、大きさ、等
を推定し、その推定データを総合判定部120Bに送出
する(ステップS13)。総合判定部120Bでは、こ
の推定部120Aからの推定データに基づいて、警報の
必要性の有無の判定と、警報が必要な警報地域を特定と
を行い(ステップS14)、警報装置130は、これら
警報の有無判定と警報地域の特定結果に基づいて警報地
域を示す警報地域情報を含む第1地震警報情報D1を生
成して(ステップS15)、この第1警報情報D1を回
線140Aを介してプロバイダサーバ142に送出する
(ステップS16)。
【0025】プロバイダサーバ142は、受信した第1
地震警報情報D1に含まれる警報地域情報によって特定
される地域をキーにしてデータベース144から該当す
る各端末装置60のIPアドレスを特定し(ステップS
17)、特定されたIPアドレスの端末装置60に対し
て地震が到来する旨を示す第2地震警報情報D2を生成
して通信回線140Bを介して行なう(ステップS1
8)。特定されたIPアドレスの端末装置60は、上記
第2地震警報情報D2を受信しこの第2地震警報情報D
2に基づいて所定の警報動作、例えば地震発生の警報を
表示する(ステップS19)。このような動作により、
地震の主要動(S波)が各端末装置60の設置された場
所に到来する前に、地震の到来を知ることができるの
で、端末装置60を携帯した利用者は速やかに退避する
などの行動をとることができ、人的被害を最小限度にと
どめることができる。
【0026】なお、各端末装置60は、ネットワーク1
40を介して地震情報センターの地震情報サーバ132
にアクセスして、この地震情報センターの地震情報サー
バ132に格納されている地震に関する情報を読み取る
ことが可能となっている。したがって、端末装置60に
表示された警報を見てから地震情報サーバ132にアク
セスして地震に関する情報を確認してより詳細な情報を
入手することができる。
【0027】次に、本発明の地震警報システムに係る第
3の実施の形態について説明する。図5は、第3実施の
形態の地震警報システム3000の構成を示すブロック
図である。図5に示されているように第3の実施の形態
の地震警報システム3000は、定点観測によって地震
を観測する観測装置10(特許請求の範囲の地震観測装
置に相当)と、地震情報センター100と、ネットワー
ク240と、携帯電話、PHS、ポケットベルなどの移
動体通信端末260(特許請求の範囲の端末装置に相
当)とから構成されている。移動体通信端末260は、
後述する第2地震警報情報D2を受信すると所定の警報
動作、例えば地震発生の警報を表示器に表示したり、特
定の呼出音を発音したり、振動を行ったりするように構
成されている。地震情報センター100は、第2の実施
の形態と同様の構成であるため、図3と同一の部分につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0028】ネットワーク240は、警報装置130か
ら送出された第1地震警報情報D1を伝達する回線24
0Aと、回線240Aを介して受信した第1地震警報情
報D1を入力する上記移動体通信端末260の通信事業
者が有する通信事業者のサーバ242と、このサーバ2
42に接続されたデータベース244と、通信事業者と
契約した利用者が携帯する移動体通信端末260の電話
番号(ポケットベルの場合にはポケットベル番号)と、
サーバ242と移動体通信端末を接続する無線通信回線
部分を含む通信回線と無線通信回線部分を形成する多数
の基地局246とを有している。
【0029】上記データベース244は、各移動体通信
端末260の電話番号と、各基地局246が所在してい
る地域とを関連付けて格納するように構成されている。
なお、通信事業者側においては、各移動体通信端末26
0がどの基地局246と通信可能な状態であるかを定期
的に検知して所定のデータベースに更新して格納してお
り、各移動体通信端末260に対する発呼があった場合
に、このデータベースに格納されている基地局246に
対して発呼動作を行うようになっている。例えば、上記
データベース244は、上記データベースのデータを利
用することで、各移動体通信端末260の電話番号と、
各基地局246が所在している地域とのデータを定期的
に更新するようになっている。また、サーバ242は、
受信した第1地震警報情報D1に含まれる警報地域情報
によって特定される地域をキーにしてデータベース24
4から該当する基地局246を選択し、これら選択され
た基地局246のみを介してデータベース244に格納
されている利用者の電話番号で各移動体通信端末を発呼
して接続することで通信回線を形成し、第1地震警報情
報D1に基づいて地震が到来する旨を示す第2地震警報
情報D2を生成し、接続された移動体通信端末260に
対して基地局246から無線回線を介して送信するよう
に構成されている。
【0030】本例では、通信事業者のサーバ242とデ
ータベース244によって特許請求の範囲の情報提供手
段が構成されている。通信回線240は地震情報センタ
ー100の警報装置130とサーバ242を常時接続し
ている。
【0031】図6は、以上のような地震警報システムに
おける動作を示すフローチャートである。まず、地震観
測装置10では、常時P波を監視しており、P波を検出
すると(ステップS31)、各種のセンサの検出信号を
解析装置120に出力する(ステップS32)。解析装
置120の推定部120Aでは、この地震観測装置10
からの検出信号を受信し、地震の震源位置、大きさ、等
を推定し、その推定データを総合判定部120Bに送出
する(ステップS33)。総合判定部120Bでは、こ
の推定部120Aからの推定データに基づいて、警報の
必要性の有無の判定と、警報が必要な警報地域を特定と
を行い(ステップS34)、警報装置130は、これら
警報の有無判定と警報地域の特定結果に基づいて警報地
域を示す警報地域情報を含む第1地震警報情報D1を生
成して(ステップS35)、この第1警報情報D1を回
線140Aを介してサーバ242に送出する(ステップ
S36)。
【0032】サーバ242は、受信した第1地震警報情
報D1に含まれる警報地域情報によって特定される地域
をキーにしてデータベース244から該当する基地局2
46を選択し、これら選択された基地局246のみを介
してデータベース244に格納されている利用者の電話
番号で各移動体通信端末を発呼して接続することで通信
回線を形成する(ステップS37)。そして、接続され
た移動体通信端末260に対して地震が到来する旨を示
す第2地震警報情報D2を基地局246から無線回線を
介して送信する(ステップS38)。移動体通信端末2
60は、上記第2地震警報情報D2を受信しこの第2地
震警報情報D2に基づいて所定の警報動作、例えば地震
発生の警報を表示器に表示したり、特定の呼出音を発音
したり、振動を行ったりする(ステップS39)。この
ような動作により、地震の主要動(S波)が各移動体通
信端末260の所在する場所に到来する前に、地震の到
来を知ることができるので、移動体通信端末260を携
帯した利用者は速やかに退避するなどの行動をとること
ができ、人的被害を最小限度にとどめることができる。
【0033】なお、各移動体通信端末260は、ネット
ワーク240を介して地震情報センターの地震情報サー
バ132にアクセスして、この地震情報センターの地震
情報サーバ132に格納されている地震に関する情報を
読み取ることが可能となっている。したがって、移動体
通信端末260によってなされた警報動作に基づいて地
震情報サーバ132にアクセスして地震に関する情報を
確認してより詳細な情報を入手することができる。
【0034】次に、本発明の地震警報システムに係る第
4の実施の形態について説明する。図7は、第4の実施
の形態の地震警報システム4000の構成を示すブロッ
ク図である。図7に示されているように第4の実施の形
態の地震警報システム4000は、定点観測によって地
震を観測する観測装置10と、地震情報センター100
と、ネットワーク340と、携帯電話、PHS、ポケッ
トベルなどの移動体通信端末360(特許請求の範囲の
端末装置に相当)とから構成されている。移動体通信端
末360は第3の実施の形態と同様に、第2地震警報情
報D2を受信すると、所定の警報動作、例えば地震発生
の警報を表示器に表示したり、特定の呼出音を発音した
り、振動したりするように構成されている。地震情報セ
ンター100は、第2、第3の実施の形態と同様の構成
であるため、図3と同一の部分については同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0035】ネットワーク340は、警報装置130か
ら送出された第1地震警報情報D1を伝達する回線24
0Aと、回線240Aを介して受信した第1地震警報情
報D1を入力する情報提供サービス事業者が有するサー
バ342と、このサーバ342に接続された第1データ
ベース344と、サーバ342と移動体通信端末を接続
する無線通信回線部分を含む通信回線と無線通信回線部
分を形成する多数の基地局346と、移動体通信端末3
60を運営する通信事業者の第2データベース348と
を有している。
【0036】情報提供サービス事業者は、予め移動体通
信端末360を所持している利用者との間で地震警報の
提供サービスの契約を取り交わしている。第1データベ
ース344は、契約を取り交わした利用者(利用者)の
移動体通信端末360の電話番号と、その移動体通信端
末360が所在する地域とを関連付けて格納するように
構成されている。
【0037】通信事業者側の第2データベース348
は、移動体通信端末360の電話番号と、各移動体通信
端末360と通信可能な基地局346の識別情報とを関
連付けて更新して格納するものであり、各移動体通信端
末360に対する発呼があった場合に、電話番号をキー
にして第2データベース348から基地局の識別情報が
読み出され、その識別情報によって特定される基地局3
46に対して発呼動作が行なわれるようになっている。
これは第3の実施の形態で説明した構成と同じである。
そして、この第2データベース348に格納されている
電話番号と基地局の識別情報は、通信回線を介して常時
サービス事業者のサーバ342に供給されている。サー
バ342は、上記電話番号と基地局の識別情報に基づい
て第1データベース344に格納されている電話番号と
これに関連付けられている地域とを常時更新するように
なっている。また、サーバ342は、受信した第1地震
警報情報D1に含まれる警報地域情報によって特定され
る地域をキーにして第1データベース344から該当す
る電話番号を特定し、これら特定された電話番号で各移
動体通信端末を発呼して接続することで通信回線を形成
し、第1地震警報情報D1に基づいて地震が到来する旨
を示す第2地震警報情報D2を生成し、接続された移動
体通信端末360に対して基地局346から無線回線を
介して送信するように構成されている。
【0038】本例では、サーバ342と第1データベー
ス344と第2サーバ346によって特許請求の範囲の
情報提供手段が構成されている。通信回線340Aは地
震情報センター100の警報装置130とサーバ342
を常時接続している。
【0039】図8は、以上のような地震警報システムに
おける動作を示すフローチャートである。まず、地震観
測装置10では、常時P波を監視しており、P波を検出
すると(ステップS41)、各種のセンサの検出信号を
解析装置120に出力する(ステップS42)。解析装
置120の推定部120Aでは、この地震観測装置10
からの検出信号を受信し、地震の震源位置、大きさ、等
を推定し、その推定データを総合判定部120Bに送出
する(ステップS43)。総合判定部120Bでは、こ
の推定部120Aからの推定データに基づいて、警報の
必要性の有無の判定と、警報が必要な警報地域を特定と
を行い(ステップS44)、警報装置130は、これら
警報の有無判定と警報地域の特定結果に基づいて警報地
域を示す警報地域情報を含む第1地震警報情報D1を生
成して(ステップS45)、この第1警報情報D1を回
線140Aを介してサーバ242に送出する(ステップ
S46)。
【0040】サーバ242は、受信した第1地震警報情
報D1に含まれる警報地域情報によって特定される地域
をキーにして第1データベース344から該当する電話
番号を特定し、これら特定された電話番号で各移動体通
信端末を発呼して接続することで通信回線を形成する
(ステップS47)。そして、接続された移動体通信端
末360に対して地震が到来する旨を示す第2地震警報
情報D2を基地局346から無線回線を介して送信する
(ステップS48)。移動体通信端末360は、上記第
2地震警報情報D2を受信しこの第2地震警報情報D2
に基づいて所定の警報動作、例えば地震発生の警報を表
示器に表示したり、特定の呼出音を発音したり、振動し
たりする(ステップS49)。このような動作により、
地震の主要動(S波)が各移動体通信端末360の所在
している場所に到来する前に、地震の到来を知ることが
できるので、移動体通信端末の所持者は速やかに退避す
るなどの行動をとることができ、人的被害を最小限度に
とどめることができる。
【0041】なお、各移動体通信端末360は、ネット
ワーク340を介して地震情報センターの地震情報サー
バ132にアクセスして、この地震情報センターの地震
情報サーバ132に格納されている地震に関する情報を
読み取ることが可能となっている。したがって、移動体
通信端末360によってなされた警報動作に基づいて地
震情報サーバ132にアクセスして地震に関する情報を
確認してより詳細な情報を入手することができる。
【0042】次に、本発明の地震警報システムに係る第
5の実施の形態について説明する。図9は、第5の実施
の形態の地震警報システム5000の構成を示すブロッ
ク図である。図9に示されているように第5の実施の形
態の地震警報システム5000は、定点観測によって地
震を観測する観測装置10と、地震情報センター100
Aと、ネットワーク440と、地震警報用の専用の無線
受信機460とから構成されている。地震情報センター
100Aは、地震情報サーバを具備していない点を除き
第2の実施の形態と同様の構成であるため、図3と同一
の部分については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0043】ネットワーク440は、警報装置130か
ら送出された第1地震警報情報D1を伝達する回線44
0Aと、回線440Aを介して受信した第1地震警報情
報D1を入力する情報提供サービス事業者が有するサー
バ442と、このサーバ442に接続されたデータベー
ス444と、サーバ442と回線440Bを介して接続
された多数の無線送信機446とを有している。情報提
供サービス事業者は、予め無線受信機460を所持して
いる利用者との間で地震警報の提供サービスの契約を取
り交わしている。データベース444は、無線送信機4
46の識別情報とその無線送信機446が設置されてい
る地域とを関連付けて格納するように構成されている。
サーバ442は、受信した第1地震警報情報D1に含ま
れる警報地域情報によって特定される地域をキーにして
データベース444から該当する無線送信機446を特
定し、第1地震警報情報D1に基づいて無線信号を出力
する旨を指示する第2地震警報情報D2を生成し回線4
40Bを介してこれら特定された無線送信機446に与
えるように構成されている。
【0044】無線受信機460は、携帯が容易な例えば
ペンダントのような形状で構成されており、無線送信機
446から送信される送信信号を受信すると地震の到来
を示す所定の警報動作を実行するようになっている。こ
の警報動作は、例えば警報音の鳴動、表示器による警報
表示、振動などの何れかまたは2つ以上の組み合わせに
よって行なわれる。無線送信機446は、例えば屋外の
電柱などに設けられ、通信可能距離が300m乃至50
0mの無線LAN発信機を使用することができる。
【0045】本例では、サーバ442とデータベース4
44と無線送信機446によって特許請求の範囲の情報
提供手段が構成されている。通信回線440Aは地震情
報センター100の警報装置130とサーバ442を常
時接続している。
【0046】図10は、以上のような地震警報システム
における動作を示すフローチャートである。まず、地震
観測装置10では、常時P波を監視しており、P波を検
出すると(ステップS51)、各種のセンサの検出信号
を解析装置120に出力する(ステップS52)。解析
装置120の推定部120Aでは、この地震観測装置1
0からの検出信号を受信し、地震の震源位置、大きさ、
等を推定し、その推定データを総合判定部120Bに送
出する(ステップS53)。総合判定部120Bでは、
この推定部120Aからの推定データに基づいて、警報
の必要性の有無の判定と、警報が必要な警報地域を特定
とを行い(ステップS54)、警報装置130は、これ
ら警報の有無判定と警報地域の特定結果に基づいて警報
地域を示す警報地域情報を含む第1地震警報情報D1を
生成して(ステップS55)、この第1警報情報D1を
回線140Aを介してサーバ442に送出する(ステッ
プS56)。
【0047】サーバ442は、受信した第1地震警報情
報D1に含まれる警報地域情報によって特定される地域
をキーにしてデータベース444から該当する無線送信
機446を特定し、回線440Bを介してこれら特定さ
れた無線送信機446に無線信号を出力する旨を指示す
る第2地震警報情報D2を与える(ステップS57)。
これにより、無線送信機446は、地震が到来する旨を
示す無線信号を送信する(ステップS58)。無線受信
機460は、上記無線信号を受信すると、所定の警報動
作を実行する(ステップS59)。
【0048】このような動作により、地震の主要動(S
波)が各無線受信機460の所在している場所に到来す
る前に、地震の到来を知ることができるので、無線受信
機460を携帯している者は、速やかに退避するなどの
行動をとることができ、人的被害を最小限度にとどめる
ことができる。
【0049】なお、上述した第2、第3および第4の実
施の形態における端末装置60、移動体通信端末26
0、360と稼動設備とを通信線で接続しておき、端末
装置60、移動体通信端末260、360の警報動作に
応じて稼動設備が稼働中の作業を中断し、地震対策処理
を行うように構成してもよい。また、上述した第1乃至
第5の実施の形態の地震警報システムの一部またはすべ
てを組み合わせ、各解析装置20の推定部20Aの推定
結果、判定部20Bの判定結果や解析装置120の推定
部120Aの推定結果、総合判定部120Bの判定結果
を任意のネットワークを介して地震警報システム間で授
受するように構成することもできる。このように地震警
報システムを組み合わせることによって、各地震警報シ
ステムで生成した地震警報や第1地震警報情報を有効に
使用することが可能となる利点がある。
【0050】
【発明の効果】本発明は、定点観測によって地震を観測
する地震観測装置と、前記地震観測装置によって観測さ
れた地震の観測情報を解析する解析装置と、前記解析装
置の解析結果に応じて所定の地震警報情報を送出する警
報装置と、前記警報装置から送出された前記地震警報情
報を伝達するネットワークと、前記ネットワークを介し
て受信した前記地震警報情報に応じて所定の動作を実行
する稼動設備とを有する地震警報システムであって、前
記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプラ
イマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、前記解析
装置は、検出手段によって検出された地震の震源位置と
大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の推定結果
から前記稼動設備に対する警報の必要性を判定する判定
手段とを有し、前記警報装置は、前記判定手段の判定結
果に基づいて前記地震警報情報を前記ネットワークに送
出する警報送出手段を有し、前記稼動設備での所定の動
作は、前記ネットワークからの地震警報情報に応じて稼
働中の作業を中断し、地震対策処理を行う動作と、前記
ネットワークからの地震警報情報に応じて地震到来を警
告する警報動作との少なくとも一方の動作を実行する構
成とした。
【0051】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の判定手段によ
り、推定手段の推定結果から稼働設備に対する警報の必
要性を判定し、警報装置の警報送出手段により、必要な
稼働設備に対して地震警報情報を送出する。これによ
り、稼働設備では、稼働中の作業を中断し、地震対策処
理を行う動作とネットワークからの地震警報情報に応じ
て地震到来を警告する警報動作との少なくとも一方の動
作が実行される。したがって、地震のP波初動に基づく
警報によって、稼働設備における地震対策処理を実行で
きるので、主要動(S波)の到達前に最適な地震対策処
理を迅速に行うことができ、震災後の復旧を容易に行う
ことが可能となる。また、主要動(S波)の到達前に地
震到来を警告する警報情報を生成して伝達することによ
って、人的および物的被害を最小限度に食い止めること
ができる。
【0052】また、本発明は、定点観測によって地震を
観測する地震観測装置と、前記地震観測装置によって観
測された地震の観測情報を解析する解析装置と、前記解
析装置の解析結果に応じて所定の第1地震警報情報を送
出する警報装置と、前記警報装置から送出された前記地
震警報情報に基づいて第2地震警報情報を生成し伝達す
るネットワークと、前記ネットワークに接続可能に構成
された端末装置とを有する地震警報システムであって、
前記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプ
ライマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、前記解
析装置は、検出手段によって検出された地震の震源位置
と大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の推定結
果から警報の必要性の有無を判定するともに、警報が必
要な警報地域を特定する総合判定手段とを有し、前記警
報装置は、前記総合判定手段の警報の有無判定および警
報地域の特定結果に基づいて前記警報地域を示す警報地
域情報を含む情報を前記第1地震警報情報として生成し
て前記ネットワークに送出する警報送出手段を有し、前
記ネットワークは、前記第1地震警報情報の警報地域情
報に基づいて警報を送出すべき端末装置を特定するとと
もに、特定された端末装置に対して前記第2地震警報情
報を生成して送出する情報提供手段を有し、前記端末装
置は、受信した前記第2地震警報情報に基づいて所定の
警報動作を実行するように構成した。
【0053】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の総合判定手段
により前記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無
が判定されるともに、警報が必要な警報地域が特定され
る。前記警報装置の警報送出手段によって、前記総合判
定手段の警報の有無判定および警報地域の特定結果に基
づいて前記警報地域を示す警報地域情報を含む第1地震
警報情報が生成されネットワークに送出される。ネット
ワークの情報提供手段は、前記第1地震警報情報の警報
地域情報に基づいて警報を送出すべき端末装置を特定す
るとともに、特定された端末装置に対して第2地震警報
情報を送出する。前記端末装置は、受信した前記第2地
震警報情報に基づいて所定の警報動作を実行する。した
がって、主要動(S波)の到達前に地震到来を警告する
第2警報情報を端末装置を介して伝達することによっ
て、人的および物的被害を最小限度に食い止めることが
できる。
【0054】また、本発明は、定点観測によって地震を
観測する地震観測装置と、前記地震観測装置によって観
測された地震の観測情報を解析する解析装置と、前記解
析装置の解析結果に応じて所定の第1地震警報情報を送
出する警報装置と、前記警報装置から送出された前記第
1地震警報に基づいて第2地震警報情報を生成し伝達す
るネットワークと、前記ネットワークに接続された複数
の無線送信機と、前記送信機から送信される無線信号に
基づいて作動する複数の無線受信機とを有する地震警報
システムであって、前記地震観測装置は、地震の発生に
よって伝達されるプライマリ波の諸特性を検出する検出
手段を有し、前記解析装置は、検出手段によって検出さ
れた地震の震源位置と大きさを推定する推定手段と、前
記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無を判定す
るともに、警報が必要な警報地域を特定する総合判定手
段とを有し、前記警報装置は、前記総合判定手段の警報
の有無判定および警報地域の特定結果に基づいて前記警
報地域を示す警報地域情報を含む情報を前記第1地震警
報情報として生成して前記ネットワークに送出する警報
送出手段を有し、前記ネットワークは、前記第1地震警
報情報の警報地域情報に基づいて警報を送出すべき無線
送信機を特定するとともに、特定された無線送信機に対
して無線信号の送信を指示する旨の第2地震警報情報を
生成して送出する情報提供手段を有し、前記無線送信機
は、受信した前記第2地震警報情報に基づいて前記無線
信号を出力するように構成され、前記無線受信機は、前
記無線信号を受信することで地震の到来を警告する警報
動作を実行するように構成した。
【0055】そのため、地震観測装置の検出手段によっ
て地震のP波の諸特性を検出し、この検出手段によって
検出された地震の震源位置と大きさを解析装置の推定手
段によって推定する。そして、解析装置の総合判定手段
により前記推定手段の推定結果から警報の必要性の有無
が判定されるともに、警報が必要な警報地域が特定され
る。前記警報装置の警報送出手段によって、前記総合判
定手段の警報の有無判定および警報地域の特定結果に基
づいて前記警報地域を示す警報地域情報を含む第1地震
警報情報が生成されネットワークに送出される。ネット
ワークの情報提供手段は、前記第1地震警報情報の警報
地域情報に基づいて警報を送出すべき無線送信機を特定
するとともに、特定された無線送信機に対して無線信号
の送信を指示する旨を示す第2地震警報情報を送出す
る。無線送信機は、受信した前記第2地震警報情報に基
づいて前記無線信号を出力する。無線受信機は、前記無
線信号を受信することで地震の到来を警告する警報動作
を実行する。したがって、主要動(S波)の到達前に地
震到来を警告する警報を無線受信機を介して行うことに
よって、人的および物的被害を最小限度に食い止めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による地震警報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す地震警報システムにおける動作を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態による地震警報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示す地震警報システムにおける動作を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態による地震警報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す地震警報システムにおける動作を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態による地震警報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す地震警報システムにおける動作を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態による地震警報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図10】図7に示す地震警報システムにおける動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 地震観測装置 20 解析装置 20A 推定部 20B 判定部 30 警報装置 40 回線 50 稼動設備 52 警報出力部 60 端末装置 100 地震情報センター 120 解析装置 120A 推定部 120B 総合判定部 140、240、340、440 ネットワーク 260、360 移動体通信端末 460無線受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 506 506 G08B 21/10 G08B 21/10 (72)発明者 中村 正博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 山村 明義 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 桝田 秀芳 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 山本 岳 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 中村 豊 東京都国立市富士見台3丁目25番3号 株 式会社システムアンドデータリサーチ内 (72)発明者 齋田 淳 東京都国立市富士見台3丁目25番3号 株 式会社システムアンドデータリサーチ内 (72)発明者 佐藤 勉 東京都国立市富士見台3丁目25番3号 株 式会社システムアンドデータリサーチ内 Fターム(参考) 5B049 CC02 EE01 EE07 EE12 FF00 FF03 FF04 FF06 GG03 GG04 GG06 GG07 GG09 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 AA32 AA37 AA44 AA51 BB12 BB20 BB22 BB64 BB65 BB73 DD02 DD12 DD20 DD33 EE08 EE18 FF04 FF16 GG06 GG67 GG83

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定点観測によって地震を観測する地震観
    測装置と、前記地震観測装置によって観測された地震の
    観測情報を解析する解析装置と、前記解析装置の解析結
    果に応じて所定の地震警報情報を送出する警報装置と、
    前記警報装置から送出された前記地震警報情報を伝達す
    るネットワークと、前記ネットワークを介して受信した
    前記地震警報情報に応じて所定の動作を実行する稼動設
    備とを有する地震警報システムであって、 前記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプ
    ライマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、 前記解析装置は、検出手段によって検出された地震の震
    源位置と大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の
    推定結果から前記稼動設備に対する警報の必要性を判定
    する判定手段とを有し、 前記警報装置は、前記判定手段の判定結果に基づいて前
    記地震警報情報を前記ネットワークに送出する警報送出
    手段を有し、 前記稼動設備での所定の動作は、前記ネットワークから
    の地震警報情報に応じて稼働中の作業を中断し、地震対
    策処理を行う動作と、前記ネットワークからの地震警報
    情報に応じて地震到来を警告する警報動作との少なくと
    も一方の動作を実行する、 ことを特徴とする地震警報システム。
  2. 【請求項2】 定点観測によって地震を観測する地震観
    測装置と、前記地震観測装置によって観測された地震の
    観測情報を解析する解析装置と、前記解析装置の解析結
    果に応じて所定の第1地震警報情報を送出する警報装置
    と、前記警報装置から送出された前記地震警報情報に基
    づいて第2地震警報情報を生成し伝達するネットワーク
    と、前記ネットワークに接続可能に構成された端末装置
    とを有する地震警報システムであって、 前記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプ
    ライマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、 前記解析装置は、検出手段によって検出された地震の震
    源位置と大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の
    推定結果から警報の必要性の有無を判定するともに、警
    報が必要な警報地域を特定する総合判定手段とを有し、 前記警報装置は、前記総合判定手段の警報の有無判定お
    よび警報地域の特定結果に基づいて前記警報地域を示す
    警報地域情報を含む情報を前記第1地震警報情報として
    生成して前記ネットワークに送出する警報送出手段を有
    し、 前記ネットワークは、前記第1地震警報情報の警報地域
    情報に基づいて警報を送出すべき端末装置を特定すると
    ともに、特定された端末装置に対して前記第2地震警報
    情報を生成して送出する情報提供手段を有し、 前記端末装置は、受信した前記第2地震警報情報に基づ
    いて所定の警報動作を実行するように構成されている、 ことを特徴とする地震警報システム。
  3. 【請求項3】 前記情報提供手段は、インターネットプ
    ロバイダ事業者のサーバとデータベースを有して構成さ
    れ、 前記端末装置は、前記インターネットプロバイダ事業者
    と契約した利用者が所有する端末装置であり、 前記ネットワークは、前記サーバと前記端末装置を常時
    接続する通信回線を有し、 前記データベースは、前記利用者が予め登録した前記端
    末装置の所在している地域と、前記端末装置のIPアド
    レスとを関連付けて格納するように構成され、 前記情報提供手段による前記端末装置の特定と前記第2
    地震警報情報の送出は、前記警報地域情報によって特定
    される前記地域をキーにして前記データベースから該当
    する前記各端末装置のIPアドレスを特定し、特定され
    たIPアドレスの端末装置に対して前記通信回線を介し
    て行なわれることを特徴とする請求項2記載の地震警報
    システム。
  4. 【請求項4】 前記情報提供手段は、通信事業者のサー
    バとデータベースを有して構成され、 前記端末装置は、前記通信事業者と契約した利用者が所
    有する移動体通信端末装置であり、 前記ネットワークは、前記サーバと前記移動体通信端末
    装置を接続する無線通信回線部分を含む通信回線と前記
    無線通信回線部分を形成する多数の基地局とを有し、 前記データベースは、前記利用者の電話番号と、前記各
    基地局が所在しているの地域とを関連付けて格納するよ
    うに構成され、 前記情報提供手段による前記端末装置の特定と前記第2
    地震警報情報の送出は、前記警報地域情報によって特定
    される前記地域をキーにして前記データベースから該当
    する基地局を選択し、これら選択された基地局のみを介
    して前記データベースに格納されている前記利用者の電
    話番号で前記各移動体通信端末装置を発呼して接続する
    ことで形成される前記通信回線を介して行われることを
    特徴とする請求項2記載の地震警報システム。
  5. 【請求項5】 前記情報提供手段は、警報情報提供サー
    ビス事業者の第1サーバと第1データベースを有して構
    成され、 前記端末装置は、前記通信事業者が運営する通信回線に
    接続可能で前記警報情報提供サービス事業者と予め契約
    した利用者が所有する移動体通信端末であり、 前記ネットワークは、前記第1サーバと前記移動体通信
    端末との間を接続する無線通信回線部分を含む通信回線
    を有し、 前記第1データベースは、前記利用者が予め登録した前
    記移動体通信端末の電話番号と、前記移動体通信端末が
    所在する地域とを関連付けて格納するように構成され、 前記情報提供手段による前記端末装置の特定と前記第2
    地震警報情報の送出は、前記警報地域情報によって特定
    される前記地域をキーにして前記第1データベースから
    該当する前記端末装置の電話番号を特定し、これら特定
    された前記端末装置のみを発呼して接続することで形成
    される前記通信回線を介して行われることを特徴とする
    請求項2記載の地震警報システム。
  6. 【請求項6】 前記通信事業者側には、前記各基地局の
    識別情報に関連付けて当該基地局と通信可能な前記移動
    体通信端末の電話番号を常時更新して保持する第2デー
    タベースが設けられ、前記第1データベースは、前記第
    2データベースから得た移動体通信端末の電話番号とこ
    の電話番号に関連付けられた前記基地局の識別情報で示
    される地域とに基づいて移動体通信端末の所在する地域
    を特定して格納するように構成されていることを特徴と
    する請求項5記載の地震警報システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置には稼動設備が接続されて
    おり、前記稼動設備は、前記端末装置の警報動作に応じ
    て稼働中の作業を中断し、地震対策処理を行うように構
    成されていることを特徴とする請求項2乃至6に何れか
    1項記載の地震警報システム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、パーソナルコンピュー
    タ、携帯電話機、PHS電話機、ポケットベル(登録商
    標)の何れかであることを特徴とする請求項2乃至7に
    何れか1項記載の地震警報システム。
  9. 【請求項9】 情報提供装置と端末装置とは双方向の情
    報伝達可能に構成され、前記情報提供装置は、前記端末
    装置から送信された地震に関する問い合わせに応じた回
    答を前記端末装置に送信する地震情報サーバを具備して
    いることを特徴とする請求項2乃至8に何れか1項記載
    の地震警報システム。
  10. 【請求項10】 定点観測によって地震を観測する地震
    観測装置と、前記地震観測装置によって観測された地震
    の観測情報を解析する解析装置と、前記解析装置の解析
    結果に応じて所定の第1地震警報情報を送出する警報装
    置と、前記警報装置から送出された前記第1地震警報に
    基づいて第2地震警報情報を生成し伝達するネットワー
    クと、前記ネットワークに接続された複数の無線送信機
    と、前記送信機から送信される無線信号に基づいて作動
    する複数の無線受信機とを有する地震警報システムであ
    って、 前記地震観測装置は、地震の発生によって伝達されるプ
    ライマリ波の諸特性を検出する検出手段を有し、 前記解析装置は、検出手段によって検出された地震の震
    源位置と大きさを推定する推定手段と、前記推定手段の
    推定結果から警報の必要性の有無を判定するともに、警
    報が必要な警報地域を特定する総合判定手段とを有し、 前記警報装置は、前記総合判定手段の警報の有無判定お
    よび警報地域の特定結果に基づいて前記警報地域を示す
    警報地域情報を含む情報を前記第1地震警報情報として
    生成して前記ネットワークに送出する警報送出手段を有
    し、 前記ネットワークは、前記第1地震警報情報の警報地域
    情報に基づいて警報を送出すべき無線送信機を特定する
    とともに、特定された無線送信機に対して無線信号の送
    信を指示する旨の第2地震警報情報を生成して送出する
    情報提供手段を有し、 前記無線送信機は、受信した前記第2地震警報情報に基
    づいて前記無線信号を出力するように構成され、 前記無線受信機は、前記無線信号を受信することで地震
    の到来を警告する警報動作を実行するように構成されて
    いる、 ことを特徴とする地震警報システム。
  11. 【請求項11】 前記警報動作は、音声、画像、文字、
    振動の少なくとも1つを用いた動作であることを特徴と
    する請求項1乃至10に何れか1項記載の地震警報シス
    テム。
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