JP2005309993A - 地震警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 警報伝達の迅速化が図られた地震警報システムを提供する。
【解決手段】 本発明に係る地震警報システム1においては、入力部14が受け付けた入力情報に基づいて、基地局選択部16が、所定の基地局識別情報を格納装置12から抽出する。そして、送信部18が、基地局選択部16によって抽出された基地局識別情報によって特定される基地局20に対して基地局警報指示を送信する。この基地局警報指示を受信部22によって受信した基地局20は、自己の通信エリア内に存在する移動端末40に対し、警報配信部26によって端末警報指示を配信する。このように、地震警報システム1においては、移動端末40に警報処理を実行させるまでの一連の工程の中に、基地局20に在圏する移動端末40の電話番号(連絡先情報)を検出する工程が含まれないため、従来の地震警報システムよりも迅速に警報伝達をおこなうことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震警報システムに関するものである。
従来、初期微動(P波)の諸特性を観測することにより、主要動(S波)の到来前に地震警報を発する技術が、例えば、下記特許文献1に開示されている。この公報に記載の地震警報システムは、ユーザの携帯電話機の電話番号と、この携帯電話機が在圏している基地局のエリア情報とが、互いに関連づけられて格納されたデータベースを有している。そして、地震警報システムはP波を検出した際には、地震被害が予想される地域(被災予想エリア)を特定すると共に、その特定した地域にある基地局を検出する。そして、その基地局の通信エリア内に存在する携帯電話機の連絡先情報である電話番号を、上記データベースから検出する。その後、検出した電話番号に発呼して、地震警報システムと携帯電話機との通信回線を形成すると共に、その携帯電話機のユーザに対して地震情報を伝達する。
特開2001−307265号公報
しかしながら、前述した従来の地震警報システムには、次のような課題が存在している。すなわち、地震規模が大きな場合や震源位置が大都市に近い場合など、警報すべき携帯電話機の台数が増えれば増えるほど、携帯電話機の電話番号(連絡先情報)を上記データベースから検出する工程に時間を要することとなり、その結果、地震情報の伝達が遅延してしまうという問題があった。つまり、従来の地震警報システムでは、地震情報を短時間で伝達することが困難であり、より即時性の高い地震警報システムが切望されている。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、警報伝達の迅速化が図られた地震警報システムを提供することを目的とする。
本発明に係る地震警報システムは、地震警報装置と、地震警報装置と通信可能に接続された複数の基地局と、各基地局の基地局識別情報が格納された格納装置とを備え、地震警報装置は、地震の震源位置及び地震規模と、被災予想エリアとの少なくともいずれか一方を含む入力情報を受け付ける入力手段と、入力手段が受け付けた入力情報に基づいて、格納装置から所定の基地局識別情報を抽出する基地局選択手段と、基地局選択手段によって抽出された基地局識別情報で特定される基地局に対して、基地局警報指示を送信する送信手段とを有し、各基地局は、地震警報装置から送信された基地局警報指示を受信する受信手段と、受信手段が基地局警報指示を受信すると、自己の通信エリア内に存在する移動端末に対して、移動端末に警報処理を実行させる端末警報指示を配信する警報配信手段とを有することを特徴とする。
この地震警報システムにおいては、入力手段が受け付けた入力情報に基づいて、基地局選択手段が、所定の基地局識別情報を格納装置から抽出する。この入力情報には、地震の震源位置及び地震規模と、被災予想エリアとの少なくともいずれか一方が含まれている。そして、送信手段が、抽出された基地局識別情報によって特定される基地局に対して基地局警報指示を送信する。この基地局警報指示を受信手段によって受信した基地局は、自己の通信エリア内に存在する移動端末に対し、警報配信手段によって端末警報指示を配信する。このように、本発明に係る地震警報システムにおいては、移動端末に警報処理を実行させるまでの一連の工程の中に、基地局に在圏する移動端末の電話番号(連絡先情報)を検出する工程が含まれないため、従来の地震警報システムよりも迅速に警報伝達をおこなうことができる。
また、入力情報に震源位置及び地震規模が含まれる場合に、格納装置に、基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、基地局選択手段が、入力情報に含まれる震源位置と地震規模とに基づいて被災予想エリアを推定すると共に、この被災予想エリアに位置する基地局の基地局識別情報を、格納装置から抽出することが好ましい。この場合、被災予想エリアを予め特定しておく必要がないため、どのような地域が被災予想エリアとなる場合であっても、地震警報システムが柔軟な警報伝達をおこなうことができる。
また、入力情報に震源位置及び地震規模が含まれる場合に、格納装置に、基地局識別情報が、震源位置及び地震規模から推定される被災予想エリア毎にグループ分けされた状態で格納され、基地局選択手段は、入力情報に含まれる震源位置と地震規模とに基づいて、基地局識別情報の所定のグループを決定すると共に、決定したグループに含まれる基地局識別情報を格納装置から抽出することが好ましい。この場合、基地局識別情報を、震源位置及び地震規模から推定される被災予想エリア毎に予めグループ分けしておくことで、被災予想エリア内の複数の基地局の基地局識別情報を短時間で抽出することができるため、地震警報システムはより迅速な警報伝達をおこなうことができる。
また、入力情報に被災予想エリアが含まれる場合に、格納装置に、基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、基地局選択手段が、入力情報に含まれる被災予想エリアに位置する基地局の基地局識別情報を、格納装置から抽出することが好ましい。この場合、基地局選択手段が、被災予想エリアを推定する必要がなく、短時間で所定の基地局識別情報を抽出することができるため、地震警報システムはより迅速な警報伝達をおこなうことができる。
また、入力情報に複数の被災予想エリアが含まれ、且つ各被災予想エリアが震度と関連づけられている場合に、格納装置に、基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、基地局選択手段が、入力情報に含まれる複数の被災予想エリアから所定の震度以上の被災予想エリアを抽出すると共に、抽出した各被災予想エリアに位置する基地局の基地局識別情報を、格納装置から抽出することが好ましい。この場合、基地局選択手段が被災予想エリアの選択に用いる所定の震度を適宜変更することで、この地震警報システムの汎用性が向上する。
また、各基地局は、警報配信手段が移動端末に端末警報指示を配信する前に、移動端末の電源を強制的にON状態にする強制着信指示を移動端末に配信する電源制御手段をさらに有することが好ましい。この場合、電源がOFF状態となっている移動端末に対しても、端末警報指示を配信することができる。
また、地震警報装置の送信手段は、入力手段が受け付けた震源位置及び地震規模の少なくとも一方を含む地震情報を有する基地局警報指示を基地局に送信し、基地局の警報配信手段は、受信手段が地震情報を有する基地局警報指示を受信すると、自己の通信エリア内に存在する移動端末に対して、端末警報指示と共に地震情報を配信することが好ましい。この場合、移動端末のユーザは、移動端末から地震の発生を通知されるだけでなく、その地震に関する詳しい情報も移動端末から通知されるため、その地震に対してより的確な対処をすることができる。
本発明によれば、警報伝達の迅速化が図られた地震警報システムが提供される。
以下、添付図面を参照して本発明に係る地震警報システムを実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
図1に示すように、地震警報システム1は、地震警報装置10と、この地震警報装置10に携帯電話網NWを介して接続された複数の基地局20(20A,20B,20C)とを備えている。
また、地震警報システム1の地震警報装置10には、地震検知装置30が接続されている。この地震検知装置30は、地震のP波を検知し、そのP波の諸特性から地震の震源位置(いわゆる、震央)とマグニチュード(地震規模)とを推定する。そして、地震検知装置30は、P波を検知したタイミングで、そのP波に基づいて推定した上記震源位置及びマグニチュードを含む入力情報を、地震警報システム1の地震警報装置10に送る。地震警報システム1は、この入力情報を地震検知装置30から受けとると、携帯電話機等の移動端末40(40A,40B,40C)に警報処理を実行させる。
まず始めに、地震警報システム1の構成要素のうち、地震警報装置10について説明する。
地震警報装置10は、物理的な構成要素として、CPU等の情報処理装置、メモリやハードディスク等の格納装置12、通信装置などを備えている。また、地震警報装置10は、機能的な構成要素として、入力部(入力手段)14と、基地局選択部(基地局選択手段)16と、送信部(送信手段)18とを備えている。
格納装置12には、データベース12aが格納されている。このデータベース12aは、図2に示すように、地震警報装置10に接続された各基地局20の識別情報と、各基地局20の所在位置の位置情報とが、互いに関連づけられて格納されている。
入力部14は、地震検知装置30から震源位置及びマグニチュードを含む入力情報を受け付ける部分である。
基地局選択部16は、入力部14が受け付けた入力情報に含まれる震源位置及びマグニチュードから推定される被災予想エリアに位置する基地局20の基地局識別情報を、格納装置12から抽出する部分である。具体的には、入力情報の震源位置及びマグニチュードから、被災予想エリアと推定し、推定した被災予想エリアに位置する基地局20の基地局識別情報を、格納装置12から抽出する。この被災予想エリアは、緯度/経度で特定したり、地域名(都道府県名、市区町村名など)で特定される。また、被災予想エリアを推定する方法としては、例えば、震源位置を中心とする、マグニチュードの大きさに応じた所定半径の円で囲まれるエリアを被災予想エリアと推定する方法などがある。そして、基地局選択部16は、各基地局20の位置情報と、被災予想エリアとを照合し、被災予想エリアに含まれている位置情報と関連づけられた基地局識別情報を抽出する。
送信部18は、基地局選択部16によって抽出された基地局識別情報で特定される基地局20に対して、震源位置及びマグニチュードを含む地震情報を有する基地局警報指示を送信する。この基地局警報指示は、この指示を受信した基地局20に、後述する端末警報指示を配信させる指示情報である。
次に、地震警報システム1を構成する各基地局20について説明する。
各基地局20は、移動端末40と無線通信によって、音声情報、文字情報等の各種情報の送受信をおこなう基地局であり、機能的な構成要素として受信部(受信手段)22と電源制御部(電源制御手段)24と警報配信部(警報配信手段)26とを備えている。
受信部22は、地震警報装置10の送信部18から送信された基地局警報指示を受信する部分である。
電源制御部24は、自己の通信エリア内に存在する各移動端末40に対して、強制着信指示をMBMS方式で配信する部分である。ここで強制着信指示とは、各移動端末40の電源を強制的にON状態にする指示情報であり、この情報を受け付けた移動端末40は電源がON状態となる。また、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)方式とは、特定又は不特定の複数端末に対して、同一内容の情報を一斉に送るプッシュ型の配信方式である。
警報配信部26は、自己の通信エリア内に存在する各移動端末40に対して、端末警報指示と受信部22によって受信された地震情報とを、MBMS方式で配信する部分である。ここで、端末警報指示とは、移動端末40に警報処理を実行させる指示情報であり、例えば、移動端末40にアラーム音を鳴らすように指示する情報や、移動端末のディスプレイに地震情報を表示するように指示する情報等である。
次に、地震警報システム1が、地震検知装置30から入力情報を受け付けてから、移動端末40に対して端末警報指示を送るまでの手順を、図3のフロー図を参照しつつ説明する。
まず、地震検知装置30によって推定された震源位置及びマグニチュードを含む入力情報が、地震警報システム1の地震警報装置10の入力部14によって受け付けられる(S10)。入力部14によって入力情報が受け付けられると、被災予想エリアが基地局選択部16によって推定される(S12)。また、基地局選択部16によって、推定した被災予想エリアに含まれる基地局20が格納装置12に格納されている各基地局20の位置情報から特定され、その基地局20の基地局識別情報が抽出される(S14)。基地局選択部16によって基地局識別情報が抽出されると、その基地局識別情報によって特定される基地局20に対して基地局警報指示が送信部18から送信される(S16)。
地震警報システム1の基地局20の受信部22において、基地局警報指示が受信されると(S18)、電源制御部24から、通信エリア内の各移動端末40に対して強制着信指示が配信されて、各移動端末の電源がON状態となる(S20)。その後、警報配信部26によって、通信エリア内の各移動端末40に対して端末警報指示が配信される(S22)。この端末警報指示を移動端末40が受信すると、移動端末40は所定の警報処理を実行して、地震の発生をユーザに通知する。
以上で説明したように、地震警報システム1においては、移動端末40に警報処理を実行させるまでの一連の工程の中に、被災予想エリアに位置する基地局20に在圏する移動端末40の電話番号(連絡先情報)を検出する工程が含まれていない。そのため、従来の地震警報システムよりも迅速に警報伝達をおこなうことができる。そのため、地震情報を受けとった移動端末40のユーザは、今までより余裕を持って地震に対処することができるようになり、地震による人的被害や建物被害が有意に低減される。また、基地局20は、MBMS方式で移動端末40に同報配信するため、移動端末40が電波を一切送信しないモードになっている場合であっても、基地局20から移動端末40に端末警報指示を送ることができる。そのため、送信が禁止されたエリアに存在し、電波を一切送信しないモードなっている移動端末40に対しても、端末警報指示を確実に送ることができる。
また、基地局20から移動端末40に、端末警報指示と共に地震情報が配信されることで、移動端末のユーザは、地震の発生だけでなく、その地震に関する詳しい情報も移動端末40から通知されるため、地震に対してより的確に対処することができる。さらに、格納装置12に格納された基地局20の位置情報に基づいて、基地局選択部16が被災予想エリアを推定するため、予め被災予想エリアを予測しておく必要がなく、どのような地震に対しても柔軟に対応することができる。
また、地震警報システム1においては、移動端末40への端末警報指示の配信に先立ち、その移動端末40に対して強制着信指示をMBMS配信するため、移動端末への発呼やメール配信では不可能であった電源OFF時における即時通知が可能となっている。
次に、地震警報システム1が、上述したデータベース12aとは異なるデータベース12bを有する態様について、図4を参照しつつ説明する。
図4に示すように、データベース12bにおいては、震源位置及びマグニチュードから推定される被災予想エリア毎に、基地局識別情報がグループ分けされている。具体的には、データベース12bでは、グループ毎に、マグニチュード範囲と、震源位置範囲と、複数の基地局識別情報とが互いに関連づけられている。つまり、データベース12bにおいては、基地局識別情報は、震源位置範囲及びマグニチュード範囲から推定される被災予想エリア毎にグループ分けされている。
例えば、グループA−1では、マグニチュード(M)が7以上の範囲と、震源位置範囲の北端緯度が38°40′、南端緯度が38°00′、東端経度が136°、西端経度が135°である震源位置範囲と、基地局A1〜基地局A500で示される500の基地局識別情報とが互いに関連づけられている。
そして、マグニチュード(M)の値が大きいグループほど、多くの基地局識別情報を含み、例えば、7≦MであるグループA−1は、500の基地局識別情報(基地局A1〜基地局A500)を含み、5≦M<7であるグループA−2は、上記500の識別情報のうちの100の基地局識別情報(基地局A1〜基地局A100)を含んでいる。
格納装置12が、このようなデータベース12bを格納する場合、基地局選択部16は入力部14が受け付けた震源位置とマグニチュードを、データベース12bのマグニチュード範囲及び震源位置範囲と照合して、合致するグループを検出すると共に、そのグループに含まれる基地局識別情報を抽出する。そして、送信部18は、基地局選択部16が抽出した複数の基地局識別情報で特定される基地局20に対して、基地局警報指示を送信する。
このように、震源位置及びマグニチュードから推定される被災予想エリア毎に基地局識別情報がグループ分けされたデータベース12bが、格納装置12に格納されている場合には、被災予想エリア内の複数の基地局20の基地局識別情報を短時間で抽出することができるため、基地局識別情報を一つずつ抽出する場合に比べて、迅速に警報伝達をおこなうことができる。
なお、このグループ分けは、複数の基地局20を統轄する交換機毎に分類してもよく、その場合にはより大きな領域単位での情報配信が可能となる。
上述した例では、被災予想エリアを緯度/経度で特定する態様を示したが、被災予想エリアを地域名で特定することも可能である。すなわち、データベース12aに、各基地局20の識別情報と、その基地局20の所在地名とを互いに関連づけて格納しておき、基地局選択部16が地域名で被災予想エリアを推定することにより、上述と同様に、基地局選択部16が推定した被災予想エリアに含まれる基地局20の基地局識別情報を抽出することができる。
次に、地震検知装置30が、検知したP波の諸特性から被災予想エリアを推定すると共に、地震警報システム1が、その被災予想エリアを含む入力情報を地震検知装置30から受け付ける態様について説明する。
この態様においては、入力部14は、地震検知装置30から被災予想エリアを含む入力情報を受け付ける部分である。また、基地局選択部16は、入力部14が受け付けた入力情報の被災予想エリアに位置する基地局20の基地局識別情報を、格納装置12から抽出する部分である。
次に、この態様において、地震警報システム1が、地震検知装置30から入力情報を受け付けてから、移動端末40に対して端末警報指示を送るまでの手順を、図5のフロー図を参照しつつ説明する。
まず、地震検知装置30によって推定された被災予想エリアを含む入力情報が、地震警報システム1の地震警報装置10の入力部14によって受け付けられる(S30)。入力部14によって入力情報が受け付けられると、基地局選択部16によって、入力情報の被災予想エリアに含まれる基地局20が格納装置12に格納されている各基地局20の位置情報から特定され、その基地局20の基地局識別情報が抽出される(S32)。基地局選択部16によって基地局識別情報が抽出されると、その基地局識別情報によって特定される基地局20に対して基地局警報指示が送信部18から送信される(S34)。
地震警報システム1の基地局20の受信部22において、基地局警報指示が受信されると(S36)、電源制御部24から、通信エリア内の各移動端末40に対して強制着信指示が配信されて、各移動端末の電源がON状態となる(S38)。その後、警報配信部26によって、通信エリア内の各移動端末40に対して端末警報指示が配信される(S40)。この端末警報指示を移動端末40が受信すると、移動端末40は所定の警報処理を実行して、地震の発生をユーザに通知する。
以上で説明したように、この態様における地震警報システム1においては、基地局選択部16が、被災予想エリアを推定することなく短時間で所定の基地局識別情報を抽出するため、より迅速な警報伝達をおこなうことができる。
なお、入力情報に、それぞれが震度と関連づけられている複数の被災予想エリアが含まれる場合には、基地局選択部16が、入力情報に含まれる複数の被災予想エリアから所定の震度以上の被災予想エリアを抽出する。より具体的には、例えば、基地局選択部16が震度4以上の一又は複数の被災予想エリアを入力情報から抽出し、抽出した被災予想エリアに含まれる基地局20の基地局識別情報を格納装置12から抽出する。この場合には、基地局選択部16が被災予想エリアの選択に用いる震度を適宜変更することで、地震警報システム1の汎用性が向上する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、格納装置は、地震検知装置と一体である態様に限らず、地震警報装置と別体であってもよい。また、地震警報装置から基地局に送られる基地局警報指示は、震源位置及びマグニチュードを含まない基地局警報指示や、震源位置及びマグニチュードのいずれか一方を含む基地局警報指示であってもよい。さらに、基地局の警報配信部が、移動端末に端末警報指示を配信する際の配信方式は、MBMS方式に限らず、その他の公知の配信方式に適宜変更してもよい。
本発明の実施形態に係る地震警報システムの構成を示した図である。 図1の格納装置に格納されているデータベースのデータ構成を示した図である。 図1の地震警報システムによって地震警報を配信する手順を示したフロー図である。 図1の格納装置に格納されているデータベースとは異なる態様のデータベースのデータ構成を示した図である。 地震警報を配信する手順の異なる態様を示したフロー図である。
符号の説明
1…地震警報システム、10…地震警報装置、12…格納装置、14…入力部、16…基地局選択部、18…送信部、20…基地局、22…受信部、24…電源制御部、26…警報配信部、30…地震検知装置、40…移動端末。

Claims (7)

  1. 地震警報装置と、前記地震警報装置と通信可能に接続された複数の基地局と、前記各基地局の基地局識別情報が格納された格納装置とを備え、
    前記地震警報装置は、
    地震の震源位置及び地震規模と、被災予想エリアとの少なくともいずれか一方を含む入力情報を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段が受け付けた前記入力情報に基づいて、前記格納装置から所定の前記基地局識別情報を抽出する基地局選択手段と、
    前記基地局選択手段によって抽出された前記基地局識別情報で特定される前記基地局に対して、前記基地局警報指示を送信する送信手段とを有し、
    前記各基地局は、
    前記地震警報装置から送信された前記基地局警報指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記基地局警報指示を受信すると、自己の通信エリア内に存在する移動端末に対して、前記移動端末に警報処理を実行させる端末警報指示を配信する警報配信手段とを有する、地震警報システム。
  2. 前記入力情報に前記震源位置及び前記地震規模が含まれる場合に、
    前記格納装置に、前記基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される前記基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、
    前記基地局選択手段が、前記入力情報に含まれる前記震源位置と前記地震規模とに基づいて前記被災予想エリアを推定すると共に、この被災予想エリアに位置する前記基地局の前記基地局識別情報を、前記格納装置から抽出する、請求項1に記載の地震警報システム。
  3. 前記入力情報に前記震源位置及び前記地震規模が含まれる場合に、
    前記格納装置に、前記基地局識別情報が、前記震源位置及び前記地震規模から推定される前記被災予想エリア毎にグループ分けされた状態で格納され、
    前記基地局選択手段は、前記入力情報に含まれる前記震源位置と前記地震規模とに基づいて、前記基地局識別情報の所定のグループを決定すると共に、決定した前記グループに含まれる前記基地局識別情報を前記格納装置から抽出する、請求項1に記載の地震警報システム。
  4. 前記入力情報に前記被災予想エリアが含まれる場合に、
    前記格納装置に、前記基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される前記基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、
    前記基地局選択手段が、前記入力情報に含まれる前記被災予想エリアに位置する前記基地局の前記基地局識別情報を、前記格納装置から抽出する、請求項1に記載の地震警報システム。
  5. 前記入力情報に複数の前記被災予想エリアが含まれ、且つ前記各被災予想エリアが震度と関連づけられている場合に、
    前記格納装置に、前記基地局識別情報とこの基地局識別情報によって特定される前記基地局の位置情報とが互いに関連づけられた状態で格納され、
    前記基地局選択手段が、前記入力情報に含まれる複数の前記被災予想エリアから所定の震度以上の前記被災予想エリアを抽出すると共に、抽出した前記各被災予想エリアに位置する前記基地局の前記基地局識別情報を、前記格納装置から抽出する、請求項1に記載の地震警報システム。
  6. 前記各基地局は、前記警報配信手段が前記移動端末に前記端末警報指示を配信する前に、前記移動端末の電源を強制的にON状態にする強制着信指示を前記移動端末に配信する電源制御手段をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の地震警報システム。
  7. 前記地震警報装置の前記送信手段は、前記入力手段が受け付けた前記震源位置及び前記地震規模の少なくとも一方を含む地震情報を有する前記基地局警報指示を前記基地局に送信し、
    前記基地局の前記警報配信手段は、前記受信手段が前記地震情報を有する前記基地局警報指示を受信すると、自己の通信エリア内に存在する前記移動端末に対して、前記端末警報指示と共に前記地震情報を配信する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の地震警報システム。
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