JP2001305180A - スキャンフリップフロップ回路及びこれを用いたスキャンテスト方法 - Google Patents
スキャンフリップフロップ回路及びこれを用いたスキャンテスト方法Info
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Abstract
られたスキャン論理出力端子における消費電力を低減す
る。 【解決手段】 通常動作時(制御信号SEL=0)に
は、制御信号B=0であるため、スレーブラッチ回路3
内に設けられたNANDゲート34からの出力値は、イ
ンバータ32から出力された信号がいかなる値であって
も電源電位である1に固定される。従って、SOUT端
子は、通常動作時に、リーク電流が流れることもなく一
切動作しないため、SOUT端子における消費電力を低
減することができる。なお、スキャンテスト時(制御信
号SEL=1)には、制御信号B=1であるため、NA
NDゲート34からの出力値は、Q端子から出力された
論理出力信号Qと互いに同一の信号となり、この信号が
スキャン論理出力信号SOUTとしてSOUT端子を介
して出力される。
Description
故障を検出するためのスキャンテストに用いられるスキ
ャンフリップフロップ回路及びこれを用いたスキャンテ
スト方法に関する。
故障を検出するためのスキャンテストでは、例えば、図
5に示すようなスキャンフリップフロップ回路が用いら
れている。
回路の一構成例を示す図である。また、図6は、図5に
示したスキャンフリップフロップ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
常論理入力信号Dが入力される通常論理入力(D)端子
及びスキャン論理入力信号SINが入力されるスキャン
論理入力(SIN)端子を具備し、通常論理入力信号D
及びスキャン論理入力信号SINのいずれかを選択して
出力するセレクタ回路1と、セレクタ回路1から出力さ
れた信号を取り込んでラッチ出力するマスターラッチ回
路2と、マスターラッチ回路2から出力された信号を取
り込んでラッチ出力するための論理出力(Q)端子及び
スキャン論理出力(SOUT)端子を具備し、通常動作
時にマスターラッチ回路2から出力された信号を取り込
んでQ端子を介して論理出力信号Qとしてラッチ出力す
るとともに、スキャンテスト時にマスターラッチ回路2
から出力された信号を取り込んでQ端子及びSOUT端
子を介してそれぞれ論理出力(Q)信号及びスキャン論
理出力(SOUT)信号としてラッチ出力するスレーブ
ラッチ回路9と、クロック信号CLK及び制御信号SE
Lに基づいて、本スキャンフリップフロップ回路内に設
けられた後述するトランスファーゲートを制御するため
の信号を生成して出力するクロック回路4とが設けられ
ている。
は、スキャンテスト専用の出力端子であり、通常動作時
には動作せず、スキャンテスト時にのみ動作するもので
ある。
て入力される通常論理入力信号Dをオンオフ(導通/非
導通)するトランスファーゲート11と、SIN端子を
介して入力されるスキャン論理入力信号SINをオンオ
フするトランスファーゲート12とが設けられている。
タ回路1から出力された信号をオンオフするトランスフ
ァーゲート21と、トランスファーゲート21から出力
された信号を反転出力するインバータ22と、インバー
タ22から出力された信号をオンオフして後段のスレー
ブラッチ回路9に対して出力するトランスファーゲート
25と、インバータ22から出力された信号を反転出力
するインバータ23と、インバータ23の出力とインバ
ータ22の入力との間をオンオフするトランスファーゲ
ート24とが設けられている。
ーラッチ回路2から出力された信号を反転してQ端子を
介して論理出力信号Qとして出力するインバータ91
と、インバータ91から出力された信号を反転出力する
インバータ92と、インバータ92の出力とインバータ
91の入力との間をオンオフするトランスファーゲート
93と、インバータ92から出力された信号をオンオフ
するトランスファーゲート94と、トランスファーゲー
ト94から出力された信号を反転してSOUT端子を介
してスキャン論理出力信号SOUTとして出力するイン
バータ95とが設けられている。
CLKを反転してクロック信号ABとして出力するイン
バータ41と、インバータ41から出力された信号を反
転してクロック信号Aとして出力するインバータ42
と、制御信号SELを反転して制御信号BBとして出力
するインバータ43と、インバータ43から出力された
信号を反転して制御信号Bとして出力するインバータ4
4とが設けられており、クロック信号AB,A及び制御
信号BB,Bによって本スキャンフリップフロップ回路
内に設けられたトランスファーゲートのオンオフが制御
される。
フリップフロップ回路の動作について説明する。
0とすることにより、制御信号BB=1,B=0となる
ため、セレクタ回路1内に設けられたトランスファーゲ
ート11が導通し、セレクタ回路1から通常論理入力信
号Dが出力される。
ク信号CLK=0のとき、クロック信号AB=1,A=
0となり、トランスファーゲート21が導通するため、
セレクタ回路1から出力された通常論理入力信号Dが取
り込まれてインバータ22にて反転出力される。
変化すると、クロック信号AB=0,A=1となり、ト
ランスファーゲート21が非導通となり、トランスファ
ーゲート24,25が導通するため、インバータ22か
ら出力された信号がラッチされるとともに、インバータ
22から出力された信号がスレーブラッチ回路9に取り
込まれることになる。
は、取り込まれた信号がインバータ91にて反転され、
反転された信号がQ端子を介して論理出力信号Qとして
出力される。そして、再度、クロック信号CLKが0か
ら1に変化すると、クロック信号AB=1,A=0とな
り、トランスファーゲート93が導通するため、論理出
力信号Qがラッチ出力されることになる。
0)においては、制御信号BB=1,B=0であり、ト
ランスファーゲート94が非導通であるため、スキャン
論理出力(SOUT)端子において、動作が行われない
ことになる。
信号SEL=1とすることにより、制御信号BB=1,
B=0となるため、セレクタ回路1内に設けられたトラ
ンスファーゲート12が導通し、セレクタ回路1からス
キャン論理入力信号SINが出力される。
ク信号CLK=0のとき、クロック信号AB=1,A=
0となり、トランスファーゲート21が導通するため、
セレクタ回路1から出力されたスキャン論理入力信号S
INが取り込まれてインバータ22にて反転出力され
る。
変化すると、クロック信号AB=0,A=1となり、ト
ランスファーゲート21が非導通となり、トランスファ
ーゲート24,25が導通するため、インバータ22か
ら出力された信号がラッチされるとともに、インバータ
22から出力された信号がスレーブラッチ回路9に取り
込まれることになる。
は、取り込まれた信号がインバータ91にて反転され、
反転された信号がQ端子を介して論理出力信号Qとして
出力される。そして、再度、クロック信号CLKが0か
ら1に変化すると、クロック信号AB=1,A=0とな
り、トランスファーゲート93が導通するため、論理出
力信号Qがラッチ出力されることになる。
L=1)においては、制御信号BB=0,B=1であ
り、トランスファーゲート94が導通するため、インバ
ータ92から出力された信号がインバータ95にて反転
され、スキャン論理出力(SOUT)端子を介してスキ
ャン論理出力信号SOUTとして出力されることにな
る。
ロップ回路は、実際には、次段のスキャンフリップフロ
ップ回路のSIN端子に接続されているSOUT端子が
存在し、全てのスキャンフリップフロップ回路がそれぞ
れのSIN端子及びSOUT端子を介してシリアルに接
続されている。
キャンフリップフロップ回路において、SOUT端子及
びSIN端子を介してシフト動作が行われる。
(SOUT)端子は、通常動作時に、使用されないもの
であるにもかかわらず論理出力(Q)端子と同期して動
作するため、通常動作時の消費電力の増大の大きな要因
となるが、上述したようなスキャンフリップフロップ回
路においては、通常動作時に、制御信号SELによって
トランスファーゲート94(図5参照)を制御すること
によりSOUT端子における動作が停止されるため、S
OUT端子における消費電力を低減することができる。
接続されるトランスファーゲート94(図5参照)が非
導通となる時に、図6に示すように、スキャン論理出力
信号SOUTとして中間電位が出力されてしまうため、
この中間電位がSOUT端子に接続されるインバータ9
5(図5参照)に入力されてしまい、SOUT端子にお
いて多くの電力が消費されてしまうという問題点があ
る。
る問題点に鑑みてなされたものであって、通常動作時
に、スキャン論理出力端子における消費電力を低減する
ことができるスキャンフリップフロップ回路及びこれを
用いたスキャンテスト方法を提供することを目的とす
る。
に本発明は、通常論理入力信号が入力される第1の入力
端子及びスキャン論理入力信号が入力される第2の入力
端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信号を出
力するとともに、スキャンテスト時に前記スキャン論理
入力信号を出力するセレクタ回路と、該セレクタ回路か
ら出力された信号を取り込んでラッチ出力するマスタス
レーブ回路と、該マスターラッチ回路から出力された信
号を取り込んでラッチ出力するための第1及び第2の出
力端子を具備し、通常動作時に前記マスターラッチ回路
から出力された信号を取り込んで前記第1の出力端子を
介してラッチ出力するとともに、スキャンテスト時に前
記マスターラッチ回路から出力された信号を取り込んで
前記第1及び第2の出力端子を介してラッチ出力するス
レーブラッチ回路とを有してなるスキャンフリップフロ
ップ回路において、前記スレーブラッチ回路は、通常動
作時に前記第2の出力端子から出力される出力値を電源
電位に固定することを特徴とする。
スタスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して前記第
1の出力端子を介して出力する第1のインバータと、前
記第1のインバータから出力された信号を反転して出力
する第2のインバータと、前記第2のインバータの出力
が入力に接続されるとともに、前記第1のインバータの
入力が出力に接続されるトランスファーゲートと、前記
第2のインバータから出力された信号及び制御信号が入
力され、両者のNANDを演算して該演算結果を前記第
2の出力端子を介して出力するNANDゲートとを有
し、前記トランスファーゲートは、前記マスターラッチ
回路から出力された信号を取り込む場合に非導通となる
とともに取り込んだ信号をラッチする場合に導通となる
ことを特徴とする。
の入力端子及びスキャン論理入力信号が入力される第2
の入力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信
号を出力するとともに、スキャンテスト時に前記スキャ
ン論理入力信号を出力するセレクタ回路と、該セレクタ
回路から出力された信号を取り込んでラッチ出力するマ
スタスレーブ回路と、該マスターラッチ回路から出力さ
れた信号を取り込んでラッチ出力するための第1及び第
2の出力端子を具備し、通常動作時に前記マスターラッ
チ回路から出力された信号を取り込んで前記第1の出力
端子を介してラッチ出力するとともに、スキャンテスト
時に前記マスターラッチ回路から出力された信号を取り
込んで前記第1及び第2の出力端子を介してラッチ出力
するスレーブラッチ回路とを有してなるスキャンフリッ
プフロップ回路において、前記スレーブラッチ回路は、
通常動作時に前記第2の出力端子から出力される出力値
をグランド電位に固定することを特徴とする。
スタスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して前記第
1の出力端子を介して出力する第1のインバータと、前
記第1のインバータから出力された信号を反転して出力
する第2のインバータと、前記第2のインバータの出力
が入力に接続されるとともに、前記第1のインバータの
入力が出力に接続されるトランスファーゲートと、前記
第2のインバータから出力された信号及び制御信号が入
力され、両者のNORを演算して該演算結果を前記第2
の出力端子を介して出力するNORゲートとを有し、前
記トランスファーゲートは、前記マスターラッチ回路か
ら出力された信号を取り込む場合に非導通となるととも
に取り込んだ信号をラッチする場合に導通となることを
特徴とする。
の入力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信
号を取り込んでラッチ出力する第1のマスタスレーブ回
路と、スキャン論理入力信号が入力される第2の入力端
子を具備し、スキャンテスト時に前記スキャン論理入力
信号を取り込んでラッチ出力する第2のマスタスレーブ
回路と、前記第1及び第2のマスターラッチ回路から出
力された信号を取り込んでラッチ出力するための第1及
び第2の出力端子を具備し、通常動作時に前記第1のマ
スターラッチ回路から出力された信号を取り込んで前記
第1の出力端子を介してラッチ出力するとともに、スキ
ャンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路から出力
された信号を取り込んで前記第1及び第2の出力端子を
介してラッチ出力するスレーブラッチ回路と有してなる
スキャンフリップフロップ回路において、前記スレーブ
ラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出力端子から出
力される出力値を電源電位に固定することを特徴とす
る。また、前記スレーブラッチ回路は、前記第1のマス
タスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して前記第1
の出力端子を介して出力する第1のインバータと、前記
第1のインバータから出力された信号を反転して出力す
る第2のインバータと、前記第2のインバータの出力が
入力に接続される第1のトランスファーゲートと、前記
第2のマスターラッチ回路の出力及び前記第1のトラン
スファーゲートの出力が入力に接続されるとともに、前
記第1のインバータの入力が出力に接続される第2のト
ランスファーゲートと、前記第2のインバータから出力
された信号及び制御信号が入力され、両者のNANDを
演算して該演算結果を前記第2の出力端子を介して出力
するNANDゲートとを有し、前記第1のトランスファ
ーゲートは、通常動作時に常に導通状態となり、かつ、
スキャンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路から
出力された信号を取り込む場合に非導通となるとともに
取り込んだ信号をラッチする場合に導通となり、前記第
2のトランスファーゲートは、スキャンテスト時に常に
導通状態となり、かつ、通常動作時に前記第1のマスタ
ーラッチ回路から出力された信号を取り込む場合に非導
通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場合に導
通となることを特徴とする。
の入力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信
号を取り込んでラッチ出力する第1のマスタスレーブ回
路と、スキャン論理入力信号が入力される第2の入力端
子を具備し、スキャンテスト時に前記スキャン論理入力
信号を取り込んでラッチ出力する第2のマスタスレーブ
回路と、前記第1及び第2のマスターラッチ回路から出
力された信号を取り込んでラッチ出力するための第1及
び第2の出力端子を具備し、通常動作時に前記第1のマ
スターラッチ回路から出力された信号を取り込んで前記
第1の出力端子を介してラッチ出力するとともに、スキ
ャンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路から出力
された信号を取り込んで前記第1及び第2の出力端子を
介してラッチ出力するスレーブラッチ回路と有してなる
スキャンフリップフロップ回路において、前記スレーブ
ラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出力端子から出
力される出力値をグランド電位に固定することを特徴と
する。
1のマスタスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して
前記第1の出力端子を介して出力する第1のインバータ
と、前記第1のインバータから出力された信号を反転し
て出力する第2のインバータと、前記第2のインバータ
の出力が入力に接続される第1のトランスファーゲート
と、前記第2のマスターラッチ回路の出力及び前記第1
のトランスファーゲートの出力が入力に接続されるとと
もに、前記第1のインバータの入力が出力に接続される
第2のトランスファーゲートと、前記第2のインバータ
から出力された信号及び制御信号が入力され、両者のN
ORを演算して該演算結果を前記第2の出力端子を介し
て出力するNORゲートとを有し、前記第1のトランス
ファーゲートは、通常動作時に常に導通状態となり、か
つ、スキャンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路
から出力された信号を取り込む場合に非導通となるとと
もに取り込んだ信号をラッチする場合に導通となり、前
記第2のトランスファーゲートは、スキャンテスト時に
常に導通状態となり、かつ、通常動作時に前記第1のマ
スターラッチ回路から出力された信号を取り込む場合に
非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場合
に導通となることを特徴とする。
ンテスト時に前記第1及び第2の出力端子から出力され
る出力値が互いに同一であることを特徴とする。
を用いたスキャンテスト方法であって、スキャンテスト
時に、前記制御信号として電源電位を入力し、通常動作
時に、前記制御信号としてグランド電位を入力すること
を特徴とする。
おいては、スレーブラッチ回路において、通常動作時に
第2の出力端子から出力される出力値が電源電位或いは
グランド電位に固定される。
おける消費電力が低減されるとともに、リーク電流が生
じることがない。
いて図面を参照して説明する。
キャンフリップフロップ回路の第1の実施の形態を示す
図である。なお、図1において、図5に示したスキャン
フリップフロップ回路と同様の部分については、同一の
符号を付し、詳細な説明を省略する。
論理入力信号Dが入力される第1の入力端子である通常
論理入力(D)端子及びスキャン論理入力信号SINが
入力される第2の入力端子であるスキャン論理入力(S
IN)端子を具備し、通常論理入力信号D及びスキャン
論理入力信号SINのいずれかを選択して出力するセレ
クタ回路1と、セレクタ回路1から出力された信号を取
り込んでラッチ出力するマスターラッチ回路2と、マス
ターラッチ回路2から出力された信号を取り込んでラッ
チ出力するための第1の出力端子である論理出力(Q)
端子及び第2の出力端子であるスキャン論理出力(SO
UT)端子を具備し、通常動作時にマスターラッチ回路
2から出力された信号を取り込んでQ端子を介して論理
出力信号Qとしてラッチ出力するとともに、スキャンテ
スト時にマスターラッチ回路2から出力された信号を取
り込んでQ端子及びSOUT端子を介してそれぞれ論理
出力(Q)信号及びスキャン論理出力(SOUT)信号
としてラッチ出力するスレーブラッチ回路3と、クロッ
ク信号CLK及び制御信号SELに基づいて、本スキャ
ンフリップフロップ回路内に設けられた後述するトラン
スファーゲートを制御するための信号を生成して出力す
るクロック回路4とが設けられている。
ラッチ回路9の代わりに、スレーブラッチ回路3が設け
られており、その他の構成は図5に示したスキャンフリ
ップフロップ回路と同様である。
ーラッチ回路2から出力された信号を反転してQ端子を
介して論理出力信号Qとして出力するインバータ31
と、インバータ31から出力された信号を反転出力する
インバータ32と、インバータ32の出力とインバータ
31の入力との間をオンオフ(導通/非導通)するトラ
ンスファーゲート33と、インバータ32から出力され
た信号及びクロック回路4にて生成された制御信号Bが
入力され、両者のNANDを演算して該演算結果をSO
UT端子を介してスキャン論理出力信号SOUTとして
出力するNANDゲート34とが設けられている。
ターラッチ回路2から出力された信号を取り込む場合に
非導通となるとともに、取り込んだ信号をラッチする場
合に導通となる。
フリップフロップ回路の動作についてタイミングチャー
トを用いて説明する。
ロップ回路の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
る。
0とすることにより、制御信号BB=1,B=0となる
ため、セレクタ回路1内に設けられたトランスファーゲ
ート11が導通し、セレクタ回路1から通常論理入力信
号Dが出力される。
ク信号CLK=0のとき、クロック信号AB=1,A=
0となり、トランスファーゲート21が導通するため、
セレクタ回路1から出力された通常論理入力信号Dが取
り込まれてインバータ22にて反転出力される。
変化すると、クロック信号AB=0,A=1となり、ト
ランスファーゲート21が非導通となり、トランスファ
ーゲート24,25が導通するため、インバータ22か
ら出力された信号がラッチされるとともに、インバータ
22から出力された信号がスレーブラッチ回路3に取り
込まれることになる。
は、取り込まれた信号がインバータ31にて反転され、
反転された信号がQ端子を介して論理出力信号Qとして
出力される。そして、再度、クロック信号CLKが0か
ら1に変化すると、クロック信号AB=1,A=0とな
り、トランスファーゲート33が導通するため、論理出
力信号Qがラッチ出力されることになる。
入力される制御信号B=0であるため、インバータ32
から出力された信号が0または1のいずれの値であって
も、出力値が電源電位である1に固定される。
明する。
EL=1とすることにより、制御信号BB=1,制御信
号B=0となり、セレクタ回路1内に設けられたトラン
スファーゲート12が導通するため、セレクタ回路1か
らスキャン論理入力信号SINが出力される。
ク信号CLK=0のとき、クロック信号AB=1,A=
0となり、トランスファーゲート21が導通するため、
セレクタ回路1から出力されたスキャン論理入力信号S
INが取り込まれてインバータ22にて反転出力され
る。
変化すると、クロック信号AB=0,A=1となり、ト
ランスファーゲート21が非導通となり、トランスファ
ーゲート24,25が導通するため、インバータ22か
ら出力された信号がラッチされるとともに、インバータ
22から出力された信号がスレーブラッチ回路3に取り
込まれることになる。
は、取り込まれた信号がインバータ31にて反転され、
反転された信号がQ端子を介して論理出力信号Qとして
出力される。そして、再度、クロック信号CLKが0か
ら1に変化すると、クロック信号AB=1,A=0とな
り、トランスファーゲート33が導通するため、論理出
力信号Qがラッチ出力されることになる。
入力される制御信号B=1であるため、この制御信号B
とインバータ31から出力された信号がインバータ32
にて反転された信号とのNANDの演算結果がQ端子か
ら出力された論理出力信号Qと互いに同一の信号とな
り、この信号がスキャン論理出力信号SOUTとしてS
OUT端子を介して出力される。
動作時に、制御信号SEL=0とすることにより、スレ
ーブラッチ回路3内に設けられたNANDゲート34か
らの出力値、すなわち、スキャン論理出力(SOUT)
端子からの出力値が電源電位である1に固定される。
リーク電流が流れることもなく一切動作しないため、S
OUT端子における消費電力を低減することができる。
L=1とすることにより、スキャン論理入力信号SIN
が、スキャン論理入力(SIN)端子を介してマスター
ラッチ回路2に取り込まれ、クロック信号CLKの立ち
上がり時にマスターラッチ回路2からラッチ出力されて
スレーブラッチ回路3に取り込まれ、その後、クロック
信号CLKの立ち下がり時にスレーブラッチ回路3から
SOUT端子を介してスキャン論理出力信号SOUTと
してラッチ出力される。
信号CLKの立ち上がり及び立ち下がりタイミングに基
づいて、SIN端子からSOUT端子へのスキャン論理
入力信号の伝搬が可能となり、スキャンテスト動作を行
うことができる。
キャンフリップフロップ回路の第2の実施の形態を示す
図である。
信号Dが入力される第1の入力端子である通常論理入力
(D)端子を具備し、通常動作時に通常論理入力信号D
を取り込んでラッチ出力するマスターラッチ回路5と、
スキャン論理入力信号SINが入力される第2の入力端
子であるスキャン論理入力(SIN)端子を具備し、ス
キャンテスト時にスキャン論理入力信号SINを取り込
んでラッチ出力するマスターラッチ回路6と、マスター
ラッチ回路5,6から出力された信号を取り込んでラッ
チ出力するための第1の出力端子である論理出力(Q)
端子及び第2の出力端子であるスキャン論理出力(SO
UT)端子を具備し、通常動作時にマスターラッチ回路
5から出力された信号を取り込んで論理出力信号Qとし
てQ端子を介してラッチ出力するとともに、スキャンテ
スト時にマスターラッチ回路6から出力された信号を取
り込んで論理出力信号Q及びスキャン論理出力信号SO
UTとしてそれぞれQ端子及びSOUT端子を介してラ
ッチ出力するスレーブラッチ回路7と、クロック信号C
LK,SC1,SC2に基づいて、本スキャンフリップ
フロップ回路内に設けられた後述するトランスファーゲ
ートを制御するための信号を生成して出力するクロック
回路8とが設けられている。
を介して入力される通常論理入力信号Dをオンオフ(導
通/非導通)するトランスファーゲート51と、トラン
スファーゲート51から出力された信号を反転出力する
インバータ52と、インバータ52から出力された信号
をオンオフして後段のスレーブラッチ回路7に対して出
力するトランスファーゲート55と、インバータ52か
ら出力された信号を反転出力するインバータ53と、イ
ンバータ53の出力とインバータ52の入力との間をオ
ンオフするトランスファーゲート54とが設けられてい
る。
端子を介して入力されるスキャン論理入力信号SINを
オンオフするトランスファーゲート61と、トランスフ
ァーゲート61から出力された信号を反転出力するイン
バータ62と、インバータ62から出力された信号をオ
ンオフして後段のスレーブラッチ回路7に対して出力す
るトランスファーゲート65と、インバータ62から出
力された信号を反転出力するインバータ63と、インバ
ータ63の出力とインバータ62の入力との間をオンオ
フするトランスファーゲート64とが設けられている。
ーラッチ回路5から出力された信号を反転してQ端子を
介して論理出力信号Qとして出力する第1のインバータ
であるインバータ71と、インバータ71から出力され
た信号を反転出力する第2のインバータであるインバー
タ72と、インバータ72の出力とインバータ91の入
力との間をオンオフする第1及び第2のトランスファー
ゲートであるトランスファーゲート73,74と、イン
バータ72から出力された信号と制御信号SMCとが入
力され、両者のNANDを演算して該演算結果をSOU
T端子を介してスキャン論理出力信号SOUTとして出
力するNANDゲート75とが設けられている。
た信号はインバータ71の入力に接続され、また、マス
ターラッチ回路6から出力された信号はトランスファー
ゲート73,74の接続点に接続されている。
動作時に常に導通状態となり、かつ、スキャンテスト時
にマスターラッチ回路6から出力された信号を取り込む
場合に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチす
る場合に導通となる。
ャンテスト時に常に導通状態となり、かつ、通常動作時
にマスターラッチ回路5から出力された信号を取り込む
場合に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチす
る場合に導通となる。
CLKを反転してクロック信号ABとして出力するイン
バータ81と、インバータ81から出力された信号を反
転してクロック信号Aとして出力するインバータ82
と、クロック信号SC1を反転してクロック信号S1B
として出力するインバータ83と、インバータ83から
出力された信号を反転してクロック信号S1として出力
するインバータ84と、クロック信号SC2を反転して
クロック信号S2Bとして出力するインバータ85と、
インバータ85から出力された信号を反転してクロック
信号S2として出力するインバータ86とが設けられて
おり、クロック信号AB,A,S1B,S1,S2B,
S2によって本スキャンフリップフロップ回路内に設け
られたトランスファーゲートのオンオフが制御される。
クロック信号であり、スキャンテスト時には0に保持さ
れ、また、クロック信号SC1,SC2はスキャンテス
ト用のクロック信号であり、通常動作時には0に保持さ
れる。
フリップフロップ回路の動作についてタイミングチャー
トを用いて説明する。
ロップ回路の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
る。なお、通常動作時には、クロック信号SC1,SC
2は0のまま保持され、クロック信号CLKのみが変化
する。
ては、クロック信号CLK=0のとき、クロック信号A
B=1,A=0となり、マスターラッチ回路5において
は、トランスファーゲート51が導通するため、D端子
を介して通常論理入力信号Dが取り込まれてインバータ
52にて反転出力される。
変化すると、クロック信号AB=0,A=1となり、ト
ランスファーゲート51が非導通となり、トランスファ
ーゲート54,55が導通するため、インバータ52か
ら出力された信号がラッチされるとともに、インバータ
52から出力された信号がスレーブラッチ回路7に取り
込まれることになる。
は、取り込まれた信号がインバータ71にて反転され、
反転された信号がQ端子を介して通常論理出力信号Qと
して出力される。このとき、クロック信号SC2が0の
まま保持され、クロック信号S2B=1,S2=0であ
るため、トランスファーゲート73は導通している。そ
して、再度、クロック信号CLKが1から0に変化する
と、クロック信号AB=1,A=0となり、トランスフ
ァーゲート74が導通するため、論理出力信号Qがラッ
チ出力されることになる。
入力される制御信号SMC=0であるため、インバータ
72から出力された信号が0または1のいずれの値であ
っても、出力値が電源電位である1に固定される。
明する。なお、スキャンテスト時には、クロック信号C
LKは0のまま保持され、クロック信号SC1,SC2
のみが変化する。
においては、クロック信号SC1=1,SC2=0のと
き、クロック信号S1B=0,S1=1となるため、マ
スターラッチ回路6においては、トランスファーゲート
61が導通し、SIN端子を介して通常論理入力信号S
INが取り込まれてインバータ62にて反転出力され
る。
り、クロック信号S2B=1、S2=0であるため、ト
ランスファーゲート65が非導通であり、インバータ6
2から出力された信号は、スレーブラッチ回路7に取り
込まれない。
で、クロック信号SC1が1から0に変化すると、クロ
ック信号S1B=1、S1=0となり、トランスファー
ゲート61が非導通となり、トランスファーゲート64
が導通するため、インバータ62から出力された信号が
ラッチされる。
クロック信号SC2が0から1に変化すると、クロック
信号S2B=0、S2=1となり、トランスファーゲー
ト65が導通するため、インバータ62から出力された
信号がスレーブラッチ回路7に取り込まれることにな
る。
ことから、クロック信号AB=1,A=0であるため、
マスターラッチ回路5内に設けられたトランスファーゲ
ート55は非導通であり、また、スレーブラッチ回路7
内に設けられたトランスファーゲート74は導通してい
る。
ては、マスターラッチ回路6から取り込まれた信号が、
トランスファーゲート74を通過してインバータ71に
て反転出力されてQ端子を介して論理出力信号Qとして
出力される。
変化すると、トランスファーゲート73が導通し、この
ときトランスファーゲート74が導通していることか
ら、論理出力信号Qがラッチ出力されることになる。
入力される制御信号SMC=1であるため、この制御信
号SMCとインバータ71から出力された信号がインバ
ータ72にて反転された信号とのNANDの演算結果が
Q端子から出力された論理出力信号Qと互いに同一の信
号となり、この信号がスキャン論理出力信号SOUTと
してSOUT端子を介して出力される。
動作時に、制御信号SMC=0とすることにより、スレ
ーブラッチ回路7内に設けられたNANDゲート75か
らの出力値、すなわち、スキャン論理出力(SOUT)
端子からの出力値が電源電位である1に固定される。
リーク電流が流れることもなく一切動作しないため、S
OUT端子における消費電力を低減することができる。
入力信号SINが、クロック信号SC1の立ち上がり時
にSIN端子を介してマスターラッチ回路6に取り込ま
れ、クロック信号SC1の立ち下がり時にマスターラッ
チ回路6からラッチ出力され、クロック信号SC2の立
ち上がり時にスレーブラッチ回路3に取り込まれ、その
後、クロック信号SC2の立ち下がり時にスレーブラッ
チ回路7からSOUT端子を介してスキャン論理出力信
号SOUTとしてラッチ出力される。
信号SC1,SC2の立ち上がり及び立ち下がりタイミ
ングに基づいて、SIN端子からSOUT端子へのスキ
ャン論理入力信号の伝搬が可能となり、スキャンテスト
動作を行うことができる。
においては、通常動作時に、スキャン論理出力(SOU
T)端子からの出力値が電源電位に固定される構成につ
いて説明したが、本発明においては、通常動作時に、S
OUT端子からの出力値がグランド電位に固定される構
成であっても良い。
に固定する場合、図1の例では、NANDゲート34の
代わりにNORゲートを設けた構成とし、また、図3の
例では、NANDゲート75の代わりにNORゲートを
設けた構成とする。
時に、Q端子から出力された論理出力信号Qと互いに同
一の信号がSOUT端子を介して出力され、通常動作時
に、SOUT端子がグランド電位に固定されることにな
る。
スレーブラッチ回路において、通常動作時に、第2の出
力端子からの出力値が電源電位或いはグランド電位に固
定されるような構成としたため、通常動作時の第2の出
力端子における消費電力を低減することができるととも
に、リーク電流の発生を防止することができる。
の実施の形態を示す図である。
動作を説明するためのタイミングチャートである。
の実施の形態を示す図である。
動作を説明するためのタイミングチャートである。
例を示す図である。
動作を説明するためのタイミングチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 通常論理入力信号が入力される第1の入
力端子及びスキャン論理入力信号が入力される第2の入
力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信号を
出力するとともに、スキャンテスト時に前記スキャン論
理入力信号を出力するセレクタ回路と、該セレクタ回路
から出力された信号を取り込んでラッチ出力するマスタ
スレーブ回路と、該マスターラッチ回路から出力された
信号を取り込んでラッチ出力するための第1及び第2の
出力端子を具備し、通常動作時に前記マスターラッチ回
路から出力された信号を取り込んで前記第1の出力端子
を介してラッチ出力するとともに、スキャンテスト時に
前記マスターラッチ回路から出力された信号を取り込ん
で前記第1及び第2の出力端子を介してラッチ出力する
スレーブラッチ回路とを有してなるスキャンフリップフ
ロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出
力端子から出力される出力値を電源電位に固定すること
を特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項2】 通常論理入力信号が入力される第1の入
力端子及びスキャン論理入力信号が入力される第2の入
力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信号を
出力するとともに、スキャンテスト時に前記スキャン論
理入力信号を出力するセレクタ回路と、該セレクタ回路
から出力された信号を取り込んでラッチ出力するマスタ
スレーブ回路と、該マスターラッチ回路から出力された
信号を取り込んでラッチ出力するための第1及び第2の
出力端子を具備し、通常動作時に前記マスターラッチ回
路から出力された信号を取り込んで前記第1の出力端子
を介してラッチ出力するとともに、スキャンテスト時に
前記マスターラッチ回路から出力された信号を取り込ん
で前記第1及び第2の出力端子を介してラッチ出力する
スレーブラッチ回路とを有してなるスキャンフリップフ
ロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出
力端子から出力される出力値をグランド電位に固定する
ことを特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項3】 通常論理入力信号が入力される第1の入
力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信号を
取り込んでラッチ出力する第1のマスタスレーブ回路
と、スキャン論理入力信号が入力される第2の入力端子
を具備し、スキャンテスト時に前記スキャン論理入力信
号を取り込んでラッチ出力する第2のマスタスレーブ回
路と、前記第1及び第2のマスターラッチ回路から出力
された信号を取り込んでラッチ出力するための第1及び
第2の出力端子を具備し、通常動作時に前記第1のマス
ターラッチ回路から出力された信号を取り込んで前記第
1の出力端子を介してラッチ出力するとともに、スキャ
ンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路から出力さ
れた信号を取り込んで前記第1及び第2の出力端子を介
してラッチ出力するスレーブラッチ回路と有してなるス
キャンフリップフロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出
力端子から出力される出力値を電源電位に固定すること
を特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項4】 通常論理入力信号が入力される第1の入
力端子を具備し、通常動作時に前記通常論理入力信号を
取り込んでラッチ出力する第1のマスタスレーブ回路
と、スキャン論理入力信号が入力される第2の入力端子
を具備し、スキャンテスト時に前記スキャン論理入力信
号を取り込んでラッチ出力する第2のマスタスレーブ回
路と、前記第1及び第2のマスターラッチ回路から出力
された信号を取り込んでラッチ出力するための第1及び
第2の出力端子を具備し、通常動作時に前記第1のマス
ターラッチ回路から出力された信号を取り込んで前記第
1の出力端子を介してラッチ出力するとともに、スキャ
ンテスト時に前記第2のマスターラッチ回路から出力さ
れた信号を取り込んで前記第1及び第2の出力端子を介
してラッチ出力するスレーブラッチ回路と有してなるス
キャンフリップフロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、通常動作時に前記第2の出
力端子から出力される出力値をグランド電位に固定する
ことを特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
スキャンフリップフロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、スキャンテスト時に前記第
1及び第2の出力端子から出力される出力値が互いに同
一であることを特徴とするスキャンフリップフロップ回
路。 - 【請求項6】 請求項1に記載のスキャンフリップフロ
ップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、 前記マスタスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して
前記第1の出力端子を介して出力する第1のインバータ
と、 前記第1のインバータから出力された信号を反転して出
力する第2のインバータと、 前記第2のインバータの出力が入力に接続されるととも
に、前記第1のインバータの入力が出力に接続されるト
ランスファーゲートと、 前記第2のインバータから出力された信号及び制御信号
が入力され、両者のNANDを演算して該演算結果を前
記第2の出力端子を介して出力するNANDゲートとを
有し、 前記トランスファーゲートは、前記マスターラッチ回路
から出力された信号を取り込む場合に非導通となるとと
もに取り込んだ信号をラッチする場合に導通となること
を特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項7】 請求項2に記載のスキャンフリップフロ
ップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、 前記マスタスレーブ回路から取り込んだ信号を反転して
前記第1の出力端子を介して出力する第1のインバータ
と、 前記第1のインバータから出力された信号を反転して出
力する第2のインバータと、 前記第2のインバータの出力が入力に接続されるととも
に、前記第1のインバータの入力が出力に接続されるト
ランスファーゲートと、 前記第2のインバータから出力された信号及び制御信号
が入力され、両者のNORを演算して該演算結果を前記
第2の出力端子を介して出力するNORゲートとを有
し、 前記トランスファーゲートは、前記マスターラッチ回路
から出力された信号を取り込む場合に非導通となるとと
もに取り込んだ信号をラッチする場合に導通となること
を特徴とするスキャンフリップフロップ回路。 - 【請求項8】 請求項3に記載のスキャンフリップフロ
ップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、 前記第1のマスタスレーブ回路から取り込んだ信号を反
転して前記第1の出力端子を介して出力する第1のイン
バータと、 前記第1のインバータから出力された信号を反転して出
力する第2のインバータと、 前記第2のインバータの出力が入力に接続される第1の
トランスファーゲートと、 前記第2のマスターラッチ回路の出力及び前記第1のト
ランスファーゲートの出力が入力に接続されるととも
に、前記第1のインバータの入力が出力に接続される第
2のトランスファーゲートと、 前記第2のインバータから出力された信号及び制御信号
が入力され、両者のNANDを演算して該演算結果を前
記第2の出力端子を介して出力するNANDゲートとを
有し、 前記第1のトランスファーゲートは、通常動作時に常に
導通状態となり、かつ、スキャンテスト時に前記第2の
マスターラッチ回路から出力された信号を取り込む場合
に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場
合に導通となり、 前記第2のトランスファーゲートは、スキャンテスト時
に常に導通状態となり、かつ、通常動作時に前記第1の
マスターラッチ回路から出力された信号を取り込む場合
に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場
合に導通となることを特徴とするスキャンフリップフロ
ップ回路。 - 【請求項9】 請求項4または請求項5に記載のスキャ
ンフリップフロップ回路において、 前記スレーブラッチ回路は、 前記第1のマスタスレーブ回路から取り込んだ信号を反
転して前記第1の出力端子を介して出力する第1のイン
バータと、 前記第1のインバータから出力された信号を反転して出
力する第2のインバータと、 前記第2のインバータの出力が入力に接続される第1の
トランスファーゲートと、 前記第2のマスターラッチ回路の出力及び前記第1のト
ランスファーゲートの出力が入力に接続されるととも
に、前記第1のインバータの入力が出力に接続される第
2のトランスファーゲートと、 前記第2のインバータから出力された信号及び制御信号
が入力され、両者のNORを演算して該演算結果を前記
第2の出力端子を介して出力するNORゲートとを有
し、 前記第1のトランスファーゲートは、通常動作時に常に
導通状態となり、かつ、スキャンテスト時に前記第2の
マスターラッチ回路から出力された信号を取り込む場合
に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場
合に導通となり、 前記第2のトランスファーゲートは、スキャンテスト時
に常に導通状態となり、かつ、通常動作時に前記第1の
マスターラッチ回路から出力された信号を取り込む場合
に非導通となるとともに取り込んだ信号をラッチする場
合に導通となることを特徴とするスキャンフリップフロ
ップ回路。 - 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載
のスキャンフリップフロップ回路を用いたスキャンテス
ト方法であって、 スキャンテスト時に、前記制御信号として電源電位を入
力し、通常動作時に、前記制御信号としてグランド電位
を入力することを特徴とするスキャンテスト方法。
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