JP2000165208A - フリップフロップ - Google Patents

フリップフロップ

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JP2000165208A
JP2000165208A JP10336782A JP33678298A JP2000165208A JP 2000165208 A JP2000165208 A JP 2000165208A JP 10336782 A JP10336782 A JP 10336782A JP 33678298 A JP33678298 A JP 33678298A JP 2000165208 A JP2000165208 A JP 2000165208A
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JP
Japan
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latch circuit
pulse
flip
flop
level
Prior art date
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JP10336782A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yoshiyama
正之 吉山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シフトレジスタ構成とした場合であってもクロ
ックスキューによるシフトの誤動作の防止が図られたフ
リップフロップを提供する。 【解決手段】パルス生成回路30で、クロック信号CK
の立ち下がりエッジをトリガとして、互いにレベルの異
なるパルス幅の正相パルスCKMB,逆相パルスCKM
Nを生成してマスターラッチ回路10をスルーモードに
してそのマスターラッチ回路10にデータを取り込み、
クロック信号CKの立ち上がりエッジをトリガとして、
互いにレベルの異なるパルス幅の逆相パルスCKSN,
正相パルスCKSBを生成してスレーブラッチ回路20
をスルーモードにしてそのスレーブラッチ回路20にデ
ータを取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直列に接続された
マスターラッチ回路およびスレーブラッチ回路を備えた
フリップフロップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種のフリップフロップが知
られており、それらのうち、それぞれが入力データをラ
ッチするラッチモードと入力データをそのまま出力する
スルーモードとを有する、直列に接続されたマスターラ
ッチ回路およびスレーブラッチ回路を備えたマスター・
スレーブ型のフリップフロップが知られている。以下で
は、このマスター・スレーブ型のフリップフロップを単
にフリップフロップとする。
【0003】図6は、従来のフリップフロップの回路を
示す図である。
【0004】図6に示すフリップフロップ600には、
マスターラッチ回路60と、そのマスターラッチ回路6
0に直列に接続されたスレーブラッチ回路70が備えら
れている。マスターラッチ回路60は、クロックドイン
バータ61,63と、インバータ62とから構成されて
おり、スレーブラッチ回路70は、クロックドインバー
タ71,73と、インバータ72と、バッファ74とか
ら構成されている。マスターラッチ回路60を構成する
クロックドインバータ61には、データDが入力され
る。
【0005】また、フリップフロップ600には、イン
バータ81と、そのインバータ81に直列に接続された
インバータ82とが備えられている。インバータ81に
は、クロック信号CKが入力される。インバータ81
は、入力されたクロック信号CKを反転して逆相クロッ
ク信号CNを生成する。インバータ82は、インバータ
81で生成された逆相クロック信号CNを入力し、その
逆相クロック信号CNを反転して正相クロック信号CB
を生成する。これら逆相クロック信号CN,正相クロッ
ク信号CBは、マスターラッチ回路60を構成するクロ
ックドインバータ61,63、およびスレーブラッチ回
路70を構成するクロックドインバータ71,73に入
力される。以下、図6に示すフリップフロップ600の
動作について、図6および図7を参照して説明する。
【0006】図7は、図6に示すフリップフロップの動
作概念図である。尚、図7に示すゲート1,2は、図6
に示すクロックドインバータ61,71に対応する。
【0007】図7(a)に示すように、クロック信号C
Kとして’L’レベル(CK=0)が入力されている状
態では、インバータ81,82から、それぞれ、逆相ク
ロック信号CN,正相クロック信号CBとして’H’レ
ベル,’L’レベルが出力されている。このため、クロ
ックドインバータ61,63はオン状態、オフ状態にあ
り、マスターラッチ回路60は、スルーモードにある。
従って、フリップフロップ600に入力されているデー
タDは、クロックドインバータ61(図7ではゲート
1)を経由してインバータ62で反転され、スレーブラ
ッチ回路70に向けて出力されている。
【0008】一方、クロックドインバータ71,73
は、オフ状態、オン状態にあり、このためスレーブラッ
チ回路70はラッチモードにある。従って、フリップフ
ロップ600に入力されているデータDのいかんにかか
わらず、スレーブラッチ回路70にラッチされているデ
ータが、フリップフロップ600のデータQとして出力
されている。
【0009】次に、クロック信号CKが’L’レベルか
ら’H’レベルに変化する。すると、その変化した’
H’レベルがインバータ81で反転され、そのインバー
タ81から逆相クロック信号CNとして’L’レベルが
出力され、さらにその’L’レベルがインバータ82で
反転されそのインバータ82から正相クロック信号CB
として’H’レベルが出力される。このため、クロック
ドインバータ61,63がオフ状態,オン状態になる。
従って、図7(b)に示すように、マスターラッチ回路
60はラッチモードになり、そのマスターラッチ回路6
0に入力されているデータDが、そのマスターラッチ回
路11にラッチされる。一方、クロックドインバータ7
1,73はオン状態,オフ状態になる。従って、スレー
ブラッチ回路70はスルーモードとなり、マスターラッ
チ回路60にラッチされたデータが、スレーブラッチ回
路70を構成するクロックドインバータ71(図7では
ゲート2),インバータ72,バッファ74を経由し
て、フリップフロップ600のデータQとして出力され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したフリップフロ
ップ600では、そのフリップフロップ600に入力さ
れているデータDがクロック信号CKの立ち上がりエッ
ジでマスターラッチ回路60にラッチされ、そのラッチ
されたデータがスレーブラッチ回路70をスルーして出
力される。ここで、例えば、半導体集積回路のテストの
容易化を図るために、複数のフリップフロップ600を
直列に接続してシフトレジスタ構成とし、このシフトレ
ジスタをシフトしてスキャンパステストを行なう場合が
ある。ここで、シフトレジスタにデータをセットするに
あたり、データのセットを1つもしくは複数のクロック
に同期したシフト動作で行なう場合、シフトレジスタで
は、セットアップタイムやホールドタイム等のタイミン
グの制約は厳しく、このため前段のフリップフロップに
入力されるクロック信号CKの立ち上がりエッジよりも
後段のフリップフロップに入力されるクロック信号CK
の立ち上がりエッジの方が遅延するという、いわゆるク
ロックスキューが生じると、前段のフリップフロップに
入力されたクロック信号CKの立ち上がりエッジでその
前段のフリップフロップに取り込まれたデータが後段の
フリップフロップに入力され、その入力されたデータ
が、遅れて入力されてきたクロック信号CKの立ち上が
りエッジで、後段のフリップフロップからそのまま出力
される場合がある。従って、後段のフリップフロップは
2ステート先に進むこととなり、シフトレジスタが誤動
作するという問題が発生する。
【0011】このような、クロックスキューによるシフ
トの誤動作を防止するために、配置配線後の遅延データ
に基づいてクロックの配線長を調整したり、回路修正を
行なったりして、クロックスキューを小さくする技術が
提案されているが、設計工数が増大するという問題があ
る。近年、半導体集積回路の、益々の高機能化および高
集積化に伴い、回路規模は増大する傾向にあり、クロッ
クスキューを小さく抑えることは容易ではない。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、シフトレジス
タ構成とした場合であってもクロックスキューによるシ
フトの誤動作の防止が図られたフリップフロップを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のフリップフロップは、 (1)それぞれが入力データをラッチするラッチモード
と入力データをそのまま出力するスルーモードとを有す
る、直列に接続されたマスターラッチ回路およびスレー
ブラッチ回路 (2)所定のクロックを入力しそのクロックの立ち上が
りエッジおよび立ち下がりエッジの一方あるいは他方を
トリガとして各所定のパルス幅の第1のパルスおよび第
2のパルスを生成し、その第1のパルスあるいはその第
2のパルスがアサートされている間のみ、それぞれ、上
記マスターラッチ回路あるいは上記スレーブラッチ回路
をスルーモードとする第1および第2のパルス生成回路
を備えたことを特徴とする。
【0014】従来のフリップフロップでは、そのフリッ
プフロップに入力されているデータがクロックのいずれ
かのエッジでマスターラッチ回路にラッチされ、そのラ
ッチされたデータがスレーブラッチ回路をスルーして出
力される。このため、複数のフリップフロップを直列に
接続してシフトレジスタを構成した場合、各フリップフ
ロップそれぞれに入力されるクロック間にクロックスキ
ューが生じると、データの取り込みにあたり誤動作が発
生する場合がある。
【0015】本発明のフリップフロップは、クロックの
立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの一方および
他方をトリガとして生成された第1のパルスおよび第2
のパルスがアサートされている間のみ、それぞれ、マス
ターラッチ回路およびスレーブラッチ回路をスルーモー
ドとするものであるため、マスターラッチ回路にデータ
を取り込むタイミングとスレーブラッチ回路にデータを
取り込むタイミングとが、クロックのパルス幅の期間だ
けずれることとなり、シフトレジスタ構成とした場合で
あってもクロックスキューによるシフトの誤動作が防止
される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態のフリップフ
ロップの回路を示す図である。
【0018】図1に示すフリップフロップ100には、
マスターラッチ回路10と、そのマスターラッチ回路1
0に直列に接続されたスレーブラッチ回路20が備えら
れている。マスターラッチ回路10は、クロックドイン
バータ11と、インバータ12,13とから構成されて
おり、スレーブラッチ回路20は、クロックドインバー
タ21と、インバータ22,23と、バッファ24とか
ら構成されている。尚、詳細は後述するが、インバータ
13,23は、クロックドインバータ11,21と比較
し、ドライブ能力の小さなものが用いられている。マス
ターラッチ回路10を構成するクロックドインバータ1
1にはデータDが入力される。
【0019】また、このフリップフロップ100には、
パルス生成回路30が備えられている。パルス生成回路
30は、インバータ31,33,34,36と、ナンド
ゲート32と、ノアゲート35とから構成されている。
先ず、パルス生成回路30の動作について、図1および
図2を参照して説明する。
【0020】図2は、図1に示すパルス生成回路の波形
を示す図である。
【0021】パルス生成回路30には、図2に示すクロ
ック信号CKが入力される。クロック信号CKとして’
L’レベルが入力されている状態では、ナンドゲート3
2から’H’レベルが出力されており、この’H’レベ
ルがインバータ33で反転されそのインバータ33か
ら’L’レベルが出力されている。また、インバータ3
4からは’H’レベルが出力されており、この’H’レ
ベルがノアゲート35で反転されそのノアゲート35か
ら’L’レベルが出力されており、この’L’レベルが
インバータ36で反転されそのインバータ36から’
H’レベルが出力されている。
【0022】次に、クロック信号CKが’L’レベルか
ら’H’レベルに変化する。すると、ナンドゲート32
の一方に’H’レベルが入力され、そのナンドゲート3
2の他方には、インバータ31による遅延時間Δtだけ
遅れて’L’レベルが入力される。このため、ナンドゲ
ート32の一方および他方には、遅延時間Δtだけ’
H’レベルが同時に入力され、これによりナンドゲート
32から’L’レベルのパルス幅(Δt)をもつ逆相パ
ルスCKSNが出力され、この逆相パルスCKSNがイ
ンバータ33で反転されそのインバータ33から’H’
レベルのパルス幅(Δt)をもつ正相パルスCKSBが
出力される。これら逆相パルスCKSNおよび正相パル
スCKSBからなる相補パルスが、本発明にいうスレー
ブラッチ回路をスルーモードとする第2のパルスに相当
する。一方、ノアゲート35には、’H’レベルが入力
され続けるため、そのノアゲート35からは’L’レベ
ルが出力され続け、またインバータ36からは’H’レ
ベルが出力され続ける。
【0023】次に、クロック信号CKが’H’レベルか
ら’L’レベルに変化する。すると、ナンドゲート32
には’L’レベルが入力されるため、そのナンドゲート
32から’H’レベルが出力され、さらにインバータ3
3から’L’レベルが出力される。一方、ノアゲート3
5の一方には’L’レベルが入力され、そのノアゲート
35の他方にはインバータ34による遅延時間Δtだけ
遅れて’H’レベルが入力される。このため、ノアゲー
ト35の一方および他方には、遅延時間Δtだけ’L’
レベルが同時に入力され、これによりノアゲート35か
ら’H’レベルのパルス幅(Δt)をもつ正相パルスC
KMBが出力され、この正相パルスCKMBがインバー
タ36で反転されそのインバータ36から’L’レベル
のパルス幅(Δt)をもつ逆相パルスCKMNが出力さ
れる。これら正相パルスCKMBおよび逆相パルスCK
MNからなる相補パルスが、本発明でいうマスターラッ
チ回路をスルーモードとする第1のパルスに相当する。
【0024】次に、図1に示すフリップフロップ100
の動作について、図1および図3を参照して説明する。
【0025】図3は、図1に示すフリップフロップ10
0の動作概念図である。尚、図3に示すゲート1,2
は、図1に示すクロックドインバータ11,21に対応
する。
【0026】図3(a)に示すように、クロック信号C
Kとして’H’レベル(CK=1)が入力されている状
態では、パルス生成回路30を構成するノアゲート3
5,インバータ36から、それぞれ、’L’レベル,’
H’レベルが出力されている。このため、クロックドイ
ンバータ11(図3ではゲート1)はオフ状態にあり、
マスターラッチ回路10はラッチモードにある。また、
ナンドゲート32,インバータ33から、それぞれ、’
H’レベル,’L’レベルが出力されている。このた
め、クロックドインバータ21(図3ではゲート2)も
オフ状態にあり、スレーブラッチ回路20もラッチモー
ドにある。従って、安定状態にある。
【0027】次に、図3(b)に示すように、クロック
信号CKが’H’レベルから’L’レベル(CK=1→
0)に変化する。すると、図2を参照して説明したよう
に、ノアゲート35,インバータ36から、それぞ
れ、’H’レベルのパルス幅をもつ正相パルスCKM
B,’L’レベルのパルス幅をもつ逆相パルスCKMN
が出力される。クロックドインバータ11は、これら正
相パルスCKMB,逆相パルスCKMNのパルス幅の期
間だけオン状態となり、マスターラッチ回路10はその
パルス幅の期間だけスルーモードとなる。ここで、クロ
ックドインバータ11の出力とインバータ13の出力と
がそのパルス幅の期間だけ衝突することとなるが、クロ
ックドインバータ11のドライブ能力の方がインバータ
13のドライブ能力よりも大きいため、クロックドイン
バータ11の出力信号の電位の方が優先されて、マスタ
ーラッチ回路10にデータDが入力され、さらにそのパ
ルス幅の期間終了後そのデータDがラッチされる。この
ように、クロック信号CKの立ち下がりエッジをトリガ
として所定のパルス幅をもつ正相パルスCKMB,逆相
パルスCKMNが生成され、それら正相パルスCKM
B,逆相パルスCKMNがアサートされている間のみ、
マスターラッチ回路10がスルーモードになりデータD
が入力され、正相パルスCKMB,逆相パルスCKMN
のアサート終了後そのデータDがマスターラッチ回路1
0にラッチされる。
【0028】さらに、図3(c)に示すように、引き続
きクロック信号CKとして’L’レベル(CK=0)が
入力される。この状態では、前述した図3(a)に示す
状態と同様、クロックドインバータ11,21がともに
オフ状態にあるため、マスターラッチ回路10,スレー
ブラッチ回路20はともにラッチモードにあり、従って
安定状態にある。
【0029】次に、図3(d)に示すように、クロック
信号CKが’L’レベルから’H’レベル(CK=0→
1)に変化する。すると、図2を参照して説明したよう
に、ナンドゲート32,インバータ33から、それぞ
れ’L’レベルのパルス幅をもつ逆相パルスCKS
N,’H’レベルのパルス幅をもつ正相パルスCKSB
が出力される。クロックドインバータ21は、これら逆
相パルスCKSN,正相パルスCKSBのパルス幅の期
間だけオン状態となり、スレーブラッチ回路20はその
パルス幅の期間だけスルーモードとなる。ここで、クロ
ックドインバータ21の出力とインバータ23の出力と
がそのパルス幅の期間だけ衝突することとなるが、クロ
ックドインバータ21のドライブ能力の方がインバータ
23のドライブ能力よりも大きいため、クロックドイン
バータ21の出力信号の電位の方が優先されて、マスタ
ーラッチ回路10にラッチされているデータがスレーブ
ラッチ回路20に入力され、そのパルス幅の期間終了
後、スレーブラッチ回路20にラッチされてフリップフ
ロップ100のデータQとして出力される。このよう
に、クロック信号CKの立ち上がりエッジをトリガとし
て所定のパルス幅をもつ逆相パルスCKSN,正相パル
スCKSBが生成され、それら逆相パルスCKSN,正
相パルスCKSBがアサートされている間のみスレーブ
ラッチ回路20がスルーモードになり、マスターラッチ
回路10からのデータがスレーブラッチ回路20に入力
され、逆相パルスCKSN,正相パルスCKSBのアサ
ート終了後このデータがスレーブラッチ回路20にラッ
チされてフリップフロップ100からデータQとして外
部に出力される。
【0030】図4は、図1に示すフリップフロップを2
個用いて構成したシフトレジスタの回路を示す図、図5
は、図1に示すシフトレジスタのタイミングチャートで
ある。
【0031】図4に示すシフトレジスタ1000には、
図1に示すフリップフロップ100が2個用いられてお
り、これらのフリップフロップ100は直列に接続され
ている。また、直列に接続された2個のフリップフロッ
プ100のうちの前段のフリップフロップ100のクロ
ック端子CLKは、バッファ40の入力端子に接続さ
れ、後段のフリップフロップ100のクロック端子CL
Kは、バッファ40の出力端子に接続されている。
【0032】このシフトレジスタ1000には、図5に
示すクロック信号CKが入力される。クロック信号CK
として’L’レベルが入力されている時点では、前段の
フリップフロップ100を構成するマスターラッチ回路
10,スレーブラッチ回路20からは、出力データQM
1,Q1として、データD1,図5に斜線で示す不定デ
ータが、それぞれ出力されている。また、後段のフリッ
プフロップ100を構成するマスターラッチ回路10,
スレーブーラッチ回路20からは、出力データQM2,
Q2として、いずれも不定データが出力されている。
【0033】次に、クロック信号CKが’L’レベルか
ら’H’レベルに変化する。’H’レベルに変化したク
ロック信号CKは、図示しない配線を伝達し遅延時間が
極めて小さいクロック信号CK1として前段のフリップ
フロップ100のクロック端子CLKに入力される。す
ると、このクロック信号CK1の立ち上がりエッジで、
前述したように、前段のフリップフロップ100のスレ
ーブラッチ回路20がスルーモードになり、マスターラ
ッチ回路からのデータD1がスレーブラッチ回路に入力
され、さらにこのデータD1がラッチされて、前段のフ
リップフロップ100からデータQ1として出力され
る。
【0034】また、’H’レベルに変化したクロック信
号CKはバッファ40にも入力され、このバッファ40
からは、遅延時間Δtだけ遅延されたクロック信号CK
2が出力される。このクロック信号CK2が後段のフリ
ップフロップ100のクロック端子CLKに入力され、
このクロック信号CK2の立ち上りエッジで、後段のフ
リップフロップ100のスレーブラッチ回路20がスル
ーモードになり、マスターラッチ回路10からの不定デ
ータがスレーブラッチ回路20に入力され、さらにラッ
チされて、後段のフリップフロップ100からデータQ
2として、あいかわらず不定データが出力される。
【0035】次に、クロック信号CKが立ち下がる。す
ると、クロック信号CK1の立ち下がりエッジで、前段
のフリップフロップ100のマスターラッチ回路10が
スルーモードになりそのマスターラッチ回路10に新た
なデータD2が入力され、さらにラッチされる。また、
遅延時間Δtだけ遅れたクロック信号CK2の立ち下が
りエッジで、後段のフリップフロップ100のマスター
ラッチ回路10がスルーモードになりそのマスターラッ
チ回路10に、前段のフリップフロップ100からのデ
ータD1が入力され、さらにラッチされる。このよう
に、クロック信号CKの立ち上がりエッジ,立ち下がり
エッジで、各フリップフロップ100のスレーブラッチ
回路20,マスターラッチ回路10がスルーモードにな
りデータが取り込まれるため、スレーブラッチ回路20
にデータを取り込むタイミングとマスターラッチ回路1
0にデータを取り込むタイミングとが、クロック信号C
Kのパルス幅の期間だけずれることとなり、シフトレジ
スタ1000の、クロックスキューによるシフトの誤動
作が防止される。
【0036】尚、本実施形態では、クロック信号CKの
立ち下がりエッジ、立ち上がりエッジをトリガとして、
マスターラッチ回路,スレーブラッチ回路をスルーモー
ドにする例で説明したが、これに限られるものではな
く、本発明は、クロック信号の立ち上がりエッジおよび
立ち下がりエッジの一方および他方をトリガとして、マ
スターラッチ回路およびスレーブラッチ回路をスルーモ
ードとするものであればよい。
【0037】また、本実施形態では、クロックドインバ
ータから出力される信号の電位を安定させるために、ド
ライブ能力の小さいインバータを備えた例で説明した
が、これに限られるものではなく、このインバータに代
えてクロックドインバータを用いても良いし、又このイ
ンバータの出力の後段にトランスファゲートを挿入して
も良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シフトレジスタ構成とした場合であってもクロックスキ
ューによるシフトの誤動作の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のフリップフロップの回路
を示す図である。
【図2】図1に示すパルス生成回路の波形を示す図であ
る。
【図3】図1に示すフリップフロップ100の動作概念
図である。
【図4】図1に示すフリップフロップを2個用いて構成
したシフトレジスタの回路を示す図である。
【図5】図1に示すシフトレジスタのタイミングチャー
トである。
【図6】従来のフリップフロップの回路を示す図であ
る。
【図7】図1に示すフリップフロップの動作概念図であ
る。
【符号の説明】
10 マスターラッチ回路 11,21 クロックドインバータ 12,13,22,23,31,33,34,36 イ
ンバータ 20 スレーブラッチ回路 24,40 バッファ 30 パルス生成回路 32 ナンドゲート 35 ノアゲート 100 フリップフロップ 1000 シフトレジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが入力データをラッチするラッ
    チモードと入力データをそのまま出力するスルーモード
    とを有する、直列に接続されたマスターラッチ回路およ
    びスレーブラッチ回路と、 所定のクロックを入力し該クロックの立ち上がりエッジ
    および立ち下がりエッジの一方あるいは他方をトリガと
    して各所定のパルス幅の第1のパルスおよび第2のパル
    スを生成し、該第1のパルスあるいは該第2のパルスが
    アサートされている間のみ、それぞれ、前記マスターラ
    ッチ回路あるいは前記スレーブラッチ回路をスルーモー
    ドとする第1および第2のパルス生成回路とを備えたこ
    とを特徴とするフリップフロップ。
JP10336782A 1998-11-27 1998-11-27 フリップフロップ Pending JP2000165208A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7154319B2 (en) 2004-07-21 2006-12-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Pulse-based high-speed low-power gated flip-flop circuit
JP2007013349A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置
KR100833179B1 (ko) 2006-02-15 2008-05-28 삼성전자주식회사 클러스터드 전압 스케일링을 위한 레벨 컨버팅 플립플롭 및펄스 발생기
JP2010273322A (ja) * 2009-04-23 2010-12-02 Nec Engineering Ltd 多数決回路付きフリップフロップ回路
WO2013177759A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-05 Qualcomm Incorporated. Reduced dynamic power d flip-flop

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