JPH07198787A - スキャンフリップフロップ回路 - Google Patents

スキャンフリップフロップ回路

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Publication number
JPH07198787A
JPH07198787A JP5333918A JP33391893A JPH07198787A JP H07198787 A JPH07198787 A JP H07198787A JP 5333918 A JP5333918 A JP 5333918A JP 33391893 A JP33391893 A JP 33391893A JP H07198787 A JPH07198787 A JP H07198787A
Authority
JP
Japan
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conductivity type
type mis
mis transistor
inverter
transistor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5333918A
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English (en)
Inventor
Takashi Ozawa
敬 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP5333918A priority Critical patent/JPH07198787A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スキャン試験方式による試験を可能とするスキ
ャンフリップフロップ回路に関し、順序回路である機能
回路の入力側に配置する場合には、その遅延を含めてス
キャン試験を行うことができるようにする。 【構成】スキャン試験動作時、スキャンインデータをセ
ットされた時点では、マスタ段セルをなすラッチ回路7
1と、スレーブ段セルをなすラッチ回路72とを切り離
し、セットされたスキャンインデータを出力させないよ
うにし、その後、制御信号CLK1としてシステムクロ
ックSYS−CLKを実動作周波数で動作させることに
より、セットされたスキャンインデータを出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に内蔵
されて、スキャン試験方式による試験を可能とするスキ
ャンフリップフロップ回路に関する。
【0002】近年、半導体集積回路は、益々、その回路
規模を大きくし、加算器、乗算器、RAM、ROMとい
うように、多数の機能回路を内蔵してなる半導体集積回
路が提案されるに至っている。
【0003】このような半導体集積回路においては、入
力信号は、半導体集積回路内の多数の機能回路を経由し
て出力されることから、動作不良が発生した場合、どの
機能回路で動作不良が発生したかを推定することは困難
である。
【0004】そこで、多数の機能回路を内蔵する半導体
集積回路は、例えば、各機能回路間に、伝送するデータ
のビット数に応じたマスタスレーブ形のスキャンフリッ
プフロップ回路を配置し、スキャン試験方式による試験
を行うことができるように構成される。
【0005】このような半導体集積回路においては、通
常動作時(実使用状態時)は、システム全体を制御する
システムクロックに同期させて各機能回路に対するデー
タの伝送がスキャンフリップフロップ回路を介して行わ
れる。
【0006】これに対して、スキャン試験動作時におい
ては、スキャンフリップフロップ回路は、シフトレジス
タとして動作し、スキャン試験用データ、いわゆるスキ
ャンインデータ又は前段の機能回路の出力を入力・保持
・出力し、各機能回路の論理動作の試験が可能とされ
る。
【0007】
【従来の技術】従来、スキャンフリップフロップ回路と
して、図8に、その回路図を示すようなものが知られて
いる。
【0008】図8中、1はマスタ段セルを構成するラッ
チ回路、2はスレーブ段セルを構成するラッチ回路であ
り、IN1、IN2は入力されるデータ信号、CLK
1、CLK2はクロック信号、OUTは出力されるデー
タ信号である。
【0009】また、これらラッチ回路1、2において、
3〜10はインバータ、11〜14は伝送ゲート回路で
あり、15〜18はpチャネル形のMOSトランジスタ
(以下、pMOSトランジスタという)、19〜22は
nチャネル形のMOSトランジスタ(以下、nMOSト
ランジスタという)である。
【0010】このスキャンフリップフロップ回路におい
ては、クロック信号CLK2=高レベル(以下、「H」
と記す)に固定する場合には、伝送ゲート回路12=非
導通(以下、OFFという)、伝送ゲート回路13=導
通(以下、ONという)に固定され、この場合には、ク
ロック信号CLK1の動作によって、入力データ信号I
N1に対するラッチ動作が行われる。
【0011】ここに、クロック信号CLK1=低レベル
(以下、「L」と記す)にされると、伝送ゲート回路1
1=ON、伝送ゲート回路14=OFFとなり、入力デ
ータ信号IN1によるデータがインバータ5、6からな
る閉ループ回路に書き込まれ、保持されると共に、イン
バータ7を介して出力される。
【0012】次に、クロック信号CLK1=「H」にさ
れると、伝送ゲート回路11=OFF、伝送ゲート回路
14=ONとなり、インバータ7の出力がインバータ
8、9からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持される
と共に、インバータ10を介して出力される。
【0013】また、クロック信号CLK1=「H」に固
定される場合には、伝送ゲート回路11=OFF、伝送
ゲート回路14=ONに固定され、この場合には、クロ
ック信号CLK2の動作によって、入力データ信号IN
2に対するラッチ動作が行われる。
【0014】ここに、クロック信号CLK2=「L」に
されると、伝送ゲート回路12=ON、伝送ゲート回路
13=OFFとなり、入力データ信号IN2によるデー
タがインバータ5、6からなる閉ループ回路に書き込ま
れ、保持されると共に、インバータ7を介して出力され
る。
【0015】次に、クロック信号CLK2=「H」にさ
れると、伝送ゲート回路12=OFF、伝送ゲート回路
13=ONとなり、インバータ7の出力がインバータ
8、9からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持される
と共に、インバータ10を介して出力される。
【0016】ここに、図9は、図8に示すスキャンフリ
ップフロップ回路を内蔵してなる半導体集積回路の一例
の一部分を示す回路図であり、図中、23〜25は組合
せ回路である機能回路、26〜31は図8に示すスキャ
ンフリップフロップ回路である。
【0017】なお、実際には、半導体集積回路内の全て
のスキャンフリップフロップ回路がシフトレジスタを構
成するが、この図9例では、説明の都合上、機能回路2
4に注目して、この機能回路24に関する部分のみに限
定して図示している。
【0018】ここに、スキャンフリップフロップ回路2
6〜28は機能回路24の入力側に配置されており、ス
キャンフリップフロップ回路29〜31は機能回路24
の出力側に配置されている。
【0019】また、SYS−CLKは装置内全体を制御
するシステムクロック、DI1、DI2、DI3は機能
回路23から出力されるデータ、DO1、DO2、DO
3は機能回路24から出力されるデータである。
【0020】また、SINはスキャンイン端子から入力
されるスキャンインデータ、SOUTはスキャンアウト
端子から出力されるスキャンアウトデータ、SCLKは
スキャンインデータSINの入力及びスキャンアウトデ
ータSOUTの出力を行うためのスキャンクロックであ
る。
【0021】ここに、システムクロックSYS−CLK
は、スキャンフリップフロップ回路26〜31のCLK
1入力端(図8において、クロック信号CLK1が入力
される入力端)に供給される。
【0022】また、スキャンクロックSCLKは、スキ
ャンフリップフロップ回路26〜31のCLK2入力端
(図8において、クロック信号CLK2が入力される入
力端)に供給される。
【0023】また、機能回路23から出力されるデータ
DI1、DI2、DI3は、それぞれ、スキャンフリッ
プフロップ回路26、27、28のIN1入力端(図8
において、入力データ信号IN1が入力される入力端)
に供給される。
【0024】また、機能回路24から出力されるデータ
DO1、DO2、DO3は、それぞれ、スキャンフリッ
プフロップ回路29、30、31のIN1入力端に供給
される。
【0025】また、スキャンインデータSINはスキャ
ンフリップフロップ回路26のIN2入力端(図8にお
いて、入力データ信号IN2が入力される入力端)に供
給される。
【0026】ここに、通常動作時においては、スキャン
クロックSCLK=「H」とされ、図8に示す伝送ゲー
ト回路12=OFF、伝送ゲート回路13=ONとされ
る。
【0027】この結果、入力側のスキャンフリップフロ
ップ回路26、27、28は、システムクロックSYS
−CLKに同期して、前段の機能回路23の出力DI
1、DI2、DI3を機能回路24に伝送するように動
作する。
【0028】また、出力側のスキャンフリップフロップ
回路29、30、31は、システムクロックSYS−C
LKに同期して、機能回路24の出力DO1、DO2、
DO3を後段の機能回路25に伝送するように動作す
る。
【0029】これに対して、スキャン試験動作時におい
ては、スキャンフリップフロップ回路26〜31はシフ
トレジスタとして動作するが、図10は、このスキャン
試験動作を説明するためのタイムチャートであり、スキ
ャンインデータSINとして、データC、B、Aが順に
入力される場合を示している。
【0030】この場合には、システムクロックSYS−
CLK=「H」とされ、スキャンフリップフロップ回路
26〜28が機能回路23と切り離されると共に、スキ
ャンフリップフロップ回路29〜31が機能回路24と
切り離され、これらスキャンフリップフロップ回路26
〜31は、シフトレジスタとして動作する状態とされ
る。
【0031】そこで、スキャンクロックSCLKが立ち
下がり、立ち上がりの動作を繰り返すようにされるが、
このスキャンクロックSCLKが立ち下がり、立ち上が
りの動作を繰り返すごとに、スキャンイン端子に、デー
タC、B、Aが、この順序で入力される。
【0032】すると、スキャンフリップフロップ回路2
6、27、28のシフトレジスタ動作によってデータ
C、B、Aが、この順に転送され、スキャンフリップフ
ロップ回路26、27、28にそれぞれデータA、B、
Cがセットされる(サイクル1〜3)。
【0033】ここに、サイクル3におけるスキャンクロ
ックSCLKの立ち上がりのタイミングで、機能回路2
4にはデータA、B、Cが供給され、機能回路24から
は、例えば、データE、F、Gが出力される。
【0034】次に、スキャンクロックSCLK=「H」
のまま、サイクル4において、システムクロックSYS
−CLKが1度、立ち下がり、立ち上がりの動作を行
い、機能回路24から出力されているデータE、F、G
がスキャンフリップフロップ回路29、30、31に取
り込まれる。なお、この時点では、スキャンアウト端子
にはデータEが出力されている。
【0035】次に、システムクロックSYS−CLK=
「H」のまま、スキャンクロックSCLKが立ち下が
り、立ち上がりの動作を繰り返すと、スキャンクロック
SCLKが立ち上げられるごとに、スキャンアウト端子
にはデータF、Gが順に出力される(サイクル5、6、
7)。
【0036】このようにして、機能回路24にデータ
A、B、Cを入力した場合に、機能回路24がデータ
E、F、Gを出力することを確認することができ、これ
によって、機能回路24の動作不良の有無を判定するこ
とができる。
【0037】この例では、機能回路24は組合せ回路と
されているが、機能回路24が順序回路である場合に
は、入力側のスキャンフリップフロップ回路26、2
7、28にデータA、B、Cをセットさせた後、機能回
路24を動作させるために、システムクロックSYS−
CLKを動作させる必要がある。
【0038】ところが、このシステムクロックSYS−
CLKを動作させた瞬間に入力側のスキャンフリップフ
ロップ回路26、27、28は、それぞれ、前段の機能
回路23の出力DI1、DI2、DI3を取り込んでし
まい、セットされたデータA、B、Cは消えてしまう。
【0039】この結果、機能回路24は、機能回路23
の出力DI1、DI2、DI3を供給されてしまい、そ
れに応じた出力をすることになり、スキャン試験方式に
よる試験を行うことができないことになる。
【0040】そこで、組合せ回路にまで分解できない順
序回路が機能回路とされる場合には、順序回路である機
能回路の入力側には、一定の制御信号によって内部デー
タの更新を禁止される機能を持つスキャンフリップフロ
ップ回路が必要とされ、このためのスキャンフリップフ
ロップ回路として、従来、図11や、図12に示すよう
なスキャンフリップフロップ回路が提案されている。
【0041】図11中、32はマスタ段セルをなすラッ
チ回路、33はスレーブ段セルをなすラッチ回路であ
り、このスキャンフリップフロップ回路は、クロック信
号CLK1を反転するインバータ34と、このインバー
タ34の出力及び制御信号S0が入力されるNAND回
路35とを設け、このNAND回路35の出力をpMO
Sトランジスタ15のゲート、nMOSトランジスタ2
2のゲート及びインバータ3の入力端に供給するように
し、その他については、図8に示すスキャンフリップフ
ロップ回路と同様に構成したものである。
【0042】このスキャンフリップフロップ回路におい
ては、制御信号S0=「H」とする場合には、NAND
回路35からはクロック信号CLK1と同相の信号が出
力されるので、図8に示すスキャンフリップフロップ回
路と同様に動作する。
【0043】これに対して、制御信号S0=「L」とす
る場合には、NAND回路35の出力=「H」、伝送ゲ
ート回路11=OFFとされるので、クロック信号CL
K1が動作した場合においても、入力データ信号IN1
が取り込まれることはない。
【0044】また、図12中、36はマスタ段セルをな
すラッチ回路、37はスレーブ段セルをなすラッチ回路
であり、このスキャンフリップフロップ回路は、入力デ
ータ信号IN1の通過を制御する伝送ゲート回路38
と、インバータ8の出力を反転するインバータ39と、
インバータ39の出力の通過を制御する伝送ゲート回路
40と、制御信号S0を反転するインバータ41とを設
け、入力データ信号IN1又はインバータ39の出力を
伝送ゲート回路11に供給するようにし、その他につい
ては、図8に示すスキャンフリップフロップ回路と同様
に構成したものである。
【0045】なお、伝送ゲート回路38、40におい
て、42、43はpMOSトランジスタ、44、45は
nMOSトランジスタである。
【0046】ここに、図13は、図11に示すスキャン
フリップフロップ回路を内蔵してなる半導体集積回路の
一例の一部分を示す回路図であり、図中、46、47は
組合せ回路である機能回路、48は順序回路である機能
回路である。
【0047】また、49〜51は図11に示すスキャン
フリップフロップ回路、52〜54は図8に示すスキャ
ンフリップフロップ回路であり、スキャンフリップフロ
ップ回路49〜51は機能回路48の入力側に配置され
ており、スキャンフリップフロップ回路52〜54は機
能回路48の出力側に配置されている。
【0048】なお、この図13例においても、実際は、
半導体集積回路内の全てのスキャンフリップフロップ回
路がシフトレジスタを構成するが、説明の都合上、機能
回路48に注目して、この機能回路48に関する部分の
みに限定して図示している。
【0049】ここに、システムクロックSYS−CLK
は、スキャンフリップフロップ回路49〜54のCLK
1入力端に供給され、スキャンクロックSCLKは、ス
キャンフリップフロップ回路49〜54のCLK2入力
端に供給される。
【0050】また、機能回路46から出力されるデータ
DI1、DI2、DI3は、それぞれ、スキャンフリッ
プフロップ回路49、50、51のIN1入力端に供給
され、機能回路48から出力されるデータDO1、DO
2、DO3は、それぞれ、スキャンフリップフロップ回
路52、53、54のIN1入力端に供給される。
【0051】また、スキャンインデータSINはスキャ
ンフリップフロップ回路49のIN2入力端に供給さ
れ、制御信号S0はスキャンフリップフロップ49〜5
1のS0入力端に供給される。
【0052】ここに、通常動作時においては、制御信号
S0=「H」、スキャンクロックSCLK=「H」とさ
れ、図11に示す伝送ゲート回路12=OFF、伝送ゲ
ート回路13=ONとされる。
【0053】この結果、入力側のスキャンフリップフロ
ップ回路49、50、51は、システムクロックSYS
−CLKに同期して、前段の機能回路46の出力DI
1、DI2、DI3を機能回路48に伝送するように動
作する。
【0054】また、出力側のスキャンフリップフロップ
回路52、53、54は、システムクロックSYS−C
LKに同期して、機能回路48の出力DO1、DO2、
DO3を後段の機能回路47に伝送するように動作す
る。
【0055】これに対して、スキャン試験動作時におい
ては、スキャンフリップフロップ回路49〜54はシフ
トレジスタとして動作するが、図14は、このスキャン
試験動作を説明するためのタイムチャートであり、スキ
ャンインデータSINとして、データC、B、Aが順に
入力される場合を示している。
【0056】この場合、制御信号S0=「L」、システ
ムクロックSYS−CLK=「H」とされ、スキャンフ
リップフロップ回路49〜51が機能回路46と切り離
されると共に、スキャンフリップフロップ回路52〜5
4が機能回路48と切り離され、これらスキャンフリッ
プフロップ回路49〜54はシフトレジスタとして動作
する状態とされる。
【0057】そこで、スキャンクロックSCLKが立ち
下がり、立ち上がりの動作を繰り返すようにされるが、
このスキャンクロックSCLKが、この動作を繰り返す
ごとに、スキャンイン端子に、データC、B、Aが、こ
の順で入力される。
【0058】すると、スキャンフリップフロップ回路4
9、50、51のシフトレジスタ動作によって、データ
C、B、Aが、この順で送られ、スキャンフリップフロ
ップ回路49、50、51に、それぞれ、データA、
B、Cがセットされる(サイクル1〜3)。
【0059】ここに、サイクル3におけるスキャンクロ
ックSCLKの立ち上がりのタイミングで、機能回路4
8には、データA、B、Cが供給されるが、機能回路4
8は順序回路であることから、この時点では、データ
A、B、Cに応じて動作することはない。
【0060】次に、スキャンクロックSCLK=「H」
のまま、サイクル4において、システムクロックSYS
−CLKが必要回数(例えば、2回)動作すると、機能
回路48はデータA、B、Cに応じて動作し、例えば、
データE、F、Gを出力し、これらデータE、F、G
は、それぞれ、出力側のスキャンフリップフロップ回路
52、53、54に取り込まれる。なお、この時点で
は、スキャンアウト端子にはデータEが出力されてい
る。
【0061】次に、システムクロックSYS−CLK=
「H」のまま、スキャンクロックSCLKが立ち下が
り、立ち上がりの動作を繰り返すと、スキャンクロック
SCLKが立ち上げられるごとに、スキャンアウト端子
にデータF、Gが順に出力される(サイクル5、6、
7)。
【0062】このようにして、この半導体記憶装置にお
いては、スキャン試験動作時、制御信号S0=「L」と
することで、機能回路46の出力DI1、DI2、DI
3をスキャンフリップフロップ回路49、50、51が
取り込むことが禁止されるので、機能回路48にデータ
A、B、Cを入力した場合、機能回路48が、これらデ
ータA、B、Cに基づいてデータE、F、Gを出力する
ことを確認することができ、これによって、機能回路4
8の動作不良の有無を判定することができる。
【0063】なお、図11に示すスキャンフリップフロ
ップ回路の代わりに、図12に示すスキャンフリップフ
ロップ回路を内蔵するようにしても、同様に、スキャン
試験を行うことができる。
【0064】
【発明が解決しようとする課題】ここに、例えば、機能
回路を試験するために、試験専用クロック信号配線や、
試験専用信号配線を設ける半導体集積回路においては、
通常動作時に使用されない試験専用配線は高速動作に対
応するように設計されないことが多く、通常は、実動作
周波数での機能回路の試験は行われず、単に論理動作の
確認のみの試験が行われることが多い。
【0065】これに対して、スキャン試験方式による試
験を行うことができるように構成される半導体集積回路
においては、通常動作時に使用されるシステムクロック
SYS−CLKを使用して機能回路を動作させて試験が
行われるため、実動作周波数での機能回路の試験を行う
ことが可能である。
【0066】ここに、機能回路が組合せ回路である場
合、この機能回路の出力は現サイクルの入力によって決
まり、回路の最大遅延となるクリティカルパスの動作を
抑えておけば、この組合せ回路の実動作時にタイミング
エラーとなることは極めてまれであり、最近の自動設計
技術では、その設計は比較的容易になされる。
【0067】しかし、機能回路が順序回路である場合に
は、この機能回路の出力は現サイクルの入力だけでな
く、過去のサイクルの入力の結果にも依存し、回路の最
大遅延となるクリティカルパスは、場合によって異なる
ものとなる。
【0068】そこで、設計段階においては、各種の異な
るパターンによって、タイミング・シミュレーションが
行われるが、特に、順序回路が大規模である場合には、
半導体集積回路に搭載された状態で、実動作周波数での
動作を確認することが必要とされる。
【0069】また、自動設計ではなく、マニュアル設計
された回路(例えば、大容量クロック同期型RAM等)
を機能回路として半導体集積回路に搭載する場合には、
半導体集積回路に搭載された状態で実動作周波数での動
作の確認が必要となる。
【0070】ここに、図13に示す半導体集積回路にお
いては、スキャン試験を行う場合、システムクロックS
YS−CLKを実動作周波数で入力して機能回路48の
試験を行うことが可能であるが、この時、試験されるの
は、機能回路48の動作と、出力側のスキャンフリップ
フロップ回路52、53、54が機能回路48の出力デ
ータE、F、Gを取り込む動作である。
【0071】しかし、入力側のスキャンフリップフロッ
プ回路49、50、51の遅延を含めて試験をしなけれ
ば、実動作周波数での動作の試験をしたことにはなら
ず、また、特に、入力側のスキャンフリップフロップ回
路49、50、51が機能回路48の一部を担っている
場合には、入力側のスキャンフリップフロップ回路4
9、50、51の遅延を含めた実動作周波数での機能回
路48の試験を行う必要がある。
【0072】本発明は、かかる点に鑑み、半導体集積回
路において、順序回路である機能回路の入力側に配置す
る場合には、その遅延を含めてスキャン試験方式による
試験を行うことができ、実使用状態で動作不良になった
半導体集積回路の不良原因を容易に推定することができ
るようにし、大規模な順序回路である機能回路を搭載し
てなる半導体集積回路や、マニュアル設計された回路を
機能回路として搭載してなる半導体集積回路等の開発の
向上化を図ることができるようにしたスキャンフリップ
フロップ回路を提供することを目的とする。
【0073】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図中、56はマスタ段セルをなすラッチ回
路、57はスレーブ段セルをなすラッチ回路である。
【0074】また、ラッチ回路56において、58はデ
ータ信号IN1が入力されるデータ信号入力端、59は
データ信号IN2が入力されるデータ信号入力端、60
は制御信号/CLK1が入力される制御信号入力端、6
1は制御信号/CLK2が入力される制御信号入力端、
62は制御信号S1が入力される制御信号入力端、63
はデータ出力端である。
【0075】このラッチ回路56は、制御信号S1が一
方のレベルに設定される場合において、制御信号/CL
K1が動作する場合には、制御信号/CLK1に同期し
て、データ信号IN1をラッチし、制御信号S1が一方
のレベルに設定される場合において、制御信号/CLK
2が動作する場合には、制御信号/CLK2に同期し
て、データ信号IN2をラッチし、制御信号S1が他方
のレベルに設定される場合には、制御信号/CLK1の
動作には関係なく、データ信号IN1のラッチを禁止さ
れるものである。
【0076】また、ラッチ回路57において、64はデ
ータ入力端、65は制御信号/CLK1と反転関係にあ
る制御信号CLK1が供給される制御信号入力端、66
は制御信号/CLK2と反転関係にある制御信号CLK
2が供給される制御信号入力端、67はデータ出力端で
ある。
【0077】このラッチ回路57は、制御信号S1のレ
ベルとは関係なく、制御信号CLK1又は制御信号CL
K2に同期して、ラッチ回路56がラッチしているデー
タをラッチするものである。
【0078】
【作用】本発明によるスキャンフリップフロップ回路
は、半導体集積回路内において図2に示すように使用さ
れる。図2中、68は順序回路である機能回路、69は
機能回路68の前段の機能回路、70は本発明によるス
キャンフリップフロップ回路である。
【0079】ここに、スキャンフリップフロップ回路7
0は、データ信号入力端58に機能回路69の出力DI
が供給され、データ信号入力端59にスキャンインデー
タSINが供給される。
【0080】また、制御信号入力端60にシステム全体
を制御するシステムクロックSYS−CLKと反転関係
にある反転システムクロック/SYS−CLKが供給さ
れ、制御信号入力端61にスキャンクロックSCLKと
反転関係にある反転スキャンクロック/SCLKが供給
される。
【0081】また、制御信号入力端62に制御信号S1
が供給され、制御信号入力端65にシステムクロックS
YS−CLKが供給され、制御信号入力端66にスキャ
ンクロックSCLKが供給される。
【0082】ここに、図1において、ラッチ回路56
は、制御信号S1が一方のレベルに設定される場合にお
いて、制御信号/CLK1が動作する場合には、制御信
号/CLK1に同期して、データ信号IN1をラッチ
し、ラッチ回路57は、制御信号S1のレベルとは関係
なく、制御信号CLK1又は制御信号CLK2に同期し
て、ラッチ回路56がラッチしているデータをラッチす
る。
【0083】したがって、図2において、通常動作時、
制御信号S1を一方のレベルに設定する場合には、シス
テムクロックSYS−CLKを動作させることによっ
て、機能回路69の出力DIをスキャンフリップフロッ
プ回路70を介して機能回路68に伝送することができ
る。
【0084】また、図1において、ラッチ回路56は、
制御信号S1が他方のレベルに設定される場合には、制
御信号/CLK1の動作には関係なく、データ信号IN
1のラッチを禁止され、ラッチ回路57は、制御信号S
1のレベルとは関係なく、制御信号CLK1又は制御信
号CLK2に同期して、ラッチ回路56がラッチしてい
るデータをラッチする。
【0085】したがって、図2において、スキャン試験
動作時には、制御信号S1を他方のレベルに設定し、ラ
ッチ回路56による機能回路69の出力DIのラッチを
禁止し、スキャンクロックSCLKを動作させることに
より、スキャンフリップフロップ回路70にスキャンイ
ンデータSINをラッチさせ、その後、システムクロッ
クSYS−CLKを動作させることにより、システムク
ロックSYS−CLKの実動作周波数で、スキャンイン
データDINを機能回路68に伝送することができる。
【0086】なお、この場合、制御信号S1は他方のレ
ベルに設定されているので、スキャンフリップフロップ
回路70が機能回路69の出力データDIを取り込むこ
とはない。
【0087】ここに、スキャンフリップフロップ回路7
0の遅延は、スレーブ段セルをなすラッチ回路57の遅
延により決定されるが、前述のように、スキャンフリッ
プフロップ回路70においては、そのスレーブ段セルを
なすラッチ回路57をシステムクロックSYS−CLK
の実動作周波数で動作させてスキャンインデータSIN
を機能回路68に伝送することができる。
【0088】したがって、本発明によるスキャンフリッ
プフロップ回路70によれば、その遅延を含めて、スキ
ャン試験方式による試験を行うことができ、実使用状態
で動作不良になった半導体集積回路の不良原因を容易に
推定することができ、大規模な順序回路である機能回路
を搭載してなる半導体集積回路や、マニュアル設計され
た回路を機能回路として搭載してなる半導体集積回路等
の開発の向上化を図ることができる。
【0089】
【実施例】以下、図3〜図7を参照して、本発明の第1
実施例〜第3実施例について説明する。
【0090】第1実施例・・図3 図3は本発明の第1実施例を示す回路図である。図中、
71はマスタ段セルを構成するラッチ回路、72はスレ
ーブ段セルを構成するラッチ回路である。
【0091】ここに、IN1、IN2は入力データ信
号、CLK1、CLK2はクロック信号、/CLK1は
クロック信号CLKを反転してなる反転クロック信号、
/CLK2はクロック信号CLK2を反転してなるクロ
ック信号、S1は入力データ信号IN1のラッチを禁止
するための制御信号、OUTは出力データ信号である。
【0092】また、73はNAND回路、74〜84は
インバータ、85〜88は伝送ゲート回路であり、89
〜92はpMOSトランジスタ、93〜96はnMOS
トランジスタである。
【0093】この第1実施例においては、反転クロック
信号/CLK2=「L」、クロック信号CLK2=
「H」とする場合、伝送ゲート回路86=OFF、伝送
ゲート回路87=ONとされる。
【0094】この場合において、制御信号S1=「H」
とされる場合には、インバータ74の出力はクロック信
号CLK1と一致するので、この場合には、反転クロッ
ク信号/CLK1及びクロック信号CLK1の動作によ
って入力データ信号IN1のラッチ動作が行われる。
【0095】ここに、反転クロック信号/CLK1=
「H」、クロック信号CLK1=「L」にされると、伝
送ゲート回路85=ON、伝送ゲート回路88=OFF
となり、入力データ信号IN1によるデータがインバー
タ77、78からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持
されると共に、インバータ79を介して出力される。
【0096】次に、反転クロック信号/CLK1=
「L」、クロック信号CLK1=「H」にされると、伝
送ゲート回路85=OFF、伝送ゲート回路88=ON
となり、インバータ79の出力がインバータ82、83
からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持されると共
に、インバータ84を介して出力される。
【0097】これに対して、制御信号S1=「L」とさ
れる場合には、NAND回路73の出力=「H」、イン
バータ74の出力=「L」とされ、伝送ゲート回路85
=OFFとされるので、反転クロック信号/CLK1に
よる入力データ信号IN1のラッチ動作が禁止され、内
部データの更新が禁止される。
【0098】また、制御信号S1=「H」、反転クロッ
ク信号/CLK1=「L」、クロック信号CLK1=
「H」とされる場合には、伝送ゲート回路85=OF
F、伝送ゲート回路88=ONとされ、この場合には、
反転クロック信号/CLK2及びクロック信号CLK2
の動作によって入力データ信号IN2のラッチ動作が行
われる。
【0099】ここに、反転クロック信号/CLK2=
「H」、クロック信号CLK2=「L」にされると、伝
送ゲート回路86=ON、伝送ゲート回路87=OFF
となり、入力データ信号IN2によるデータがインバー
タ77、78からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持
されると共に、インバータ79を介して出力される。
【0100】次に、反転クロック信号/CLK2=
「L」、クロック信号CLK2=「H」にされると、伝
送ゲート回路86=OFF、伝送ゲート回路87=ON
となり、インバータ79の出力がインバータ82、83
からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持されると共
に、インバータ84を介して出力される。
【0101】第2実施例・・図4 図4は本発明の第2実施例を示す回路図である。図中、
97はマスタ段セルを構成するラッチ回路、98はスレ
ーブ段セルを構成するラッチ回路である。
【0102】また、99〜110はインバータ、111
〜116は伝送ゲート回路であり、117〜122はp
MOSトランジスタ、123〜128はnMOSトラン
ジスタである。
【0103】この第2実施例では、反転クロック信号/
CLK2=「L」、クロック信号CLK2=「H」とす
る場合には、伝送ゲート回路114=OFF、伝送ゲー
ト回路115=ONとされる。
【0104】この場合において、制御信号S1=「H」
とされる場合には、伝送ゲート回路111=ON、伝送
ゲート回路112=OFFとなるので、この場合には、
反転クロック信号/CLK1及びクロック信号CLK1
の動作によって入力データ信号IN1のラッチ動作が行
われる。
【0105】ここに、反転クロック信号/CLK1=
「H」、クロック信号CLK1=「L」にされると、伝
送ゲート回路113=ON、伝送ゲート回路116=O
FFとなり、入力データ信号IN1によるデータがイン
バータ102、103からなる閉ループ回路に書き込ま
れ、保持されると共に、インバータ104を介して出力
される。
【0106】次に、反転クロック信号/CLK1=
「L」、クロック信号CLK1=「H」にされると、伝
送ゲート回路113=OFF、伝送ゲート回路116=
ONとなり、インバータ104の出力がインバータ10
8、109からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持さ
れると共に、インバータ110を介して出力される。
【0107】これに対して、制御信号S1=「L」とさ
れる場合には、伝送ゲート回路111=OFF、伝送ゲ
ート回路112=ONとなり、インバータ105の出力
が伝送ゲート回路113に伝送されることになり、クロ
ック信号CLK1の動作による入力データ信号IN1の
ラッチ動作が禁止され、内部データの更新が禁止され
る。
【0108】また、制御信号S1=「H」、反転クロッ
ク信号/CLK1=「L」、クロック信号CLK1=
「H」とされる場合には、伝送ゲート回路113=OF
F、伝送ゲート回路116=ONとされ、この場合に
は、反転クロック信号/CLK2及びクロック信号CL
K2の動作によって入力データ信号IN2のラッチ動作
が行われる。
【0109】ここに、反転クロック信号/CLK2=
「H」、クロック信号CLK2=「L」にされると、伝
送ゲート回路114=ON、伝送ゲート回路115=O
FFとなり、入力データ信号IN2によるデータがイン
バータ102、103からなる閉ループ回路に書き込ま
れ、保持されると共に、インバータ104を介して出力
される。
【0110】次に、反転クロック信号/CLK2=
「L」、クロック信号CLK2=「H」にされると、伝
送ゲート回路114=OFF、伝送ゲート回路115=
ONとなり、インバータ104の出力がインバータ10
8、109からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持さ
れると共に、インバータ110を介して出力される。
【0111】第3実施例・・図5 図5は本発明の第3実施例を示す回路図である。この第
3実施例は、第2実施例が設けるインバータ105及び
伝送ゲート回路112を削除し、その他については、第
2実施例と同様に構成したものである。
【0112】この第3実施例においては、反転クロック
信号/CLK2=「L」、クロック信号CLK2=
「H」とする場合、伝送ゲート回路114=OFF、伝
送ゲート回路115=ONとされる。
【0113】この場合において、制御信号S1=「H」
とされる場合には、伝送ゲート回路111=ONとなる
ので、この場合には、反転クロック信号/CLK1及び
クロック信号CLK1の動作によって、入力データ信号
IN1のラッチ動作が行われる。
【0114】ここに、反転クロック信号/CLK1=
「H」、クロック信号CLK1=「L」にされると、伝
送ゲート回路113=ON、伝送ゲート回路116=O
FFとなり、入力データ信号IN1によるデータがイン
バータ102、103からなる閉ループ回路に書き込ま
れ、保持されると共に、インバータ104を介して出力
される。
【0115】次に、反転クロック信号/CLK1=
「L」、クロック信号CLK1=「H」にされると、伝
送ゲート回路113=OFF、伝送ゲート回路116=
ONとなり、インバータ104の出力がインバータ10
8、109からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持さ
れると共に、インバータ110を介して出力される。
【0116】これに対して、制御信号S1=「L」の場
合には、伝送ゲート回路111=OFFとなり、反転ク
ロック信号CLK1の動作による入力データ信号IN1
のラッチ動作が禁止され、内部データの更新が禁止され
る。
【0117】また、制御信号S1=「H」、反転クロッ
ク信号/CLK1=「L」、クロック信号CLK1=
「H」とされる場合には、伝送ゲート回路113=OF
F、伝送ゲート回路116=ONとされ、この場合に
は、反転クロック信号/CLK2及びクロック信号CL
K2の動作によって、入力データ信号IN2のラッチ動
作が行われる。
【0118】ここに、反転クロック信号/CLK2=
「H」、クロック信号CLK2=「L」にされると、伝
送ゲート回路114=ON、伝送ゲート回路115=O
FFとなり、入力データ信号IN2によるデータがイン
バータ102、103からなる閉ループ回路に書き込ま
れ、保持されると共に、インバータ104を介して出力
される。
【0119】次に、反転クロック信号/CLK2=
「L」、クロック信号CLK2=「H」にされると、伝
送ゲート回路114=OFF、伝送ゲート回路115=
ONとなり、インバータ104の出力がインバータ10
8、109からなる閉ループ回路に書き込まれ、保持さ
れると共に、インバータ110を介して出力される。
【0120】第1実施例の使用例・・図6、図7 図6は図3に示す第1実施例のスキャンフリップフロッ
プ回路を内蔵してなる半導体集積回路の一例の一部分を
示す回路図である。
【0121】図中、130は順序回路である機能回路、
131、132は組合せ回路である機能回路、133〜
135は図3に示す第1実施例のスキャンフリップフロ
ップ回路、136〜138は図8に示すスキャンフリッ
プフロップ回路である。
【0122】なお、実際には、半導体集積回路内の全て
のスキャンフリップフロップ回路がシフトレジスタを構
成するが、この図6例では、説明の都合上、機能回路1
30に注目して、この機能回路130に関する部分のみ
に限定して図示している。
【0123】ここに、スキャンフリップフロップ回路1
33〜135は機能回路130の入力側に配置されてお
り、スキャンフリップフロップ回路136〜138は機
能回路130の出力側に配置されている。
【0124】また、反転システムクロック/SYS−C
LKは、スキャンフリップフロップ回路133〜135
の/CLK1入力端(図3において、反転クロック信号
/CLK1が入力される入力端)に供給される。
【0125】また、システムクロックSYS−CLK
は、スキャンフリップフロップ回路133〜135のC
LK1入力端(図3において、クロック信号CLK1が
入力される入力端)及びスキャンフリップフロップ回路
136〜138のCLK1入力端(図8においてクロッ
ク信号CLK1が入力される入力端)に供給される。
【0126】また、反転スキャンクロック/SCLKは
スキャンフリップフロップ回路133〜135の/CL
K2入力端(図3において、反転クロック信号/CLK
2が入力される入力端)に供給される。
【0127】また、スキャンクロックSCLKはスキャ
ンフリップフロップ回路133〜135のCLK2入力
端(図3において、クロック信号CLK2が入力される
入力端)及びスキャンフリップフロップ回路136〜1
38のCLK2入力端(図8においてクロック信号CL
K2が入力される入力端)に供給される。
【0128】また、機能回路131から出力されるデー
タDI1、DI2、DI3は、それぞれ、スキャンフリ
ップフロップ回路133、134、135のIN1入力
端(図3において、データ信号IN1が入力される入力
端)に供給される。
【0129】また、機能回路130から出力されるデー
タDO1、DO2、DO3は、それぞれ、スキャンフリ
ップフロップ回路136、137、138のIN1入力
端(図8においてデータ信号IN2が入力される入力
端)に供給される。
【0130】また、スキャンインデータSINはスキャ
ンフリップフロップ回路133のIN2入力端(図3に
おいて、データ信号IN2が入力される入力端)に供給
される。
【0131】ここに、通常動作時においては、制御信号
S1=「H」、反転スキャンクロック/SCLK=
「L」、スキャンクロックSCLK=「H」とされ、図
3に示す伝送ゲート回路86=OFF、伝送ゲート回路
87=ONとされる。
【0132】この結果、入力側のスキャンフリップフロ
ップ回路133、134、135は、それぞれ、システ
ムクロックSYS−CLKに同期して、前段の機能回路
131の出力DI1、DI2、DI3を機能回路130
に伝送するように動作する。
【0133】また、出力側のスキャンフリップフロップ
回路136、137、138は、それぞれ、システムク
ロックSYS−CLKに同期して、機能回路130の出
力DO1、DO2、DO3を後段の機能回路132に伝
送するように動作する。
【0134】これに対して、スキャン試験動作時におい
ては、スキャンフリップフロップ回路133〜138は
シフトレジスタとして動作するが、図7は、このスキャ
ン試験動作を説明するためのタイムチャートであり、ス
キャンインデータSINとして、データC、B、Aが順
に入力する場合を示している。
【0135】この場合、制御信号S1=「L」、システ
ムクロックSYS−CLK=「H」とし、スキャンフリ
ップフロップ回路133〜135を機能回路131と切
り離すと共に、スキャンフリップフロップ回路136〜
138を機能回路130と切り離し、これらスキャンフ
リップフロップ回路133〜138がシフトレジスタと
して動作する状態とする。
【0136】そして、スキャンクロックSCLKの立ち
下がり、立ち上がり動作を繰り返し、このスキャンクロ
ックSCLKが、この動作を繰り返すごとに、スキャン
イン端子に、データC、B、Aを、この順で入力する。
【0137】すると、スキャンフリップフロップ回路1
33、134、135のシフトレジスタ動作によって、
データC、B、Aが、この順で転送され、スキャンフリ
ップフロップ回路133、134、135に、それぞ
れ、データA、B、Cがセットされる(サイクル1〜
3)。
【0138】但し、サイクル3において、最後のデータ
をセットした後は、反転スキャンクロック/SCLK=
「H」、スキャンクロックSCLK=「L」の状態を維
持させ、スキャンフリップフロップ回路133〜135
にセットされたデータA、B、Cを出力させないように
する。
【0139】次に、サイクル4においては、システムク
ロックSYS−CLK=「L」とすると共に、システム
クロックSYS−CLK=「L」とし、スキャンフリッ
プフロップ回路133〜135においては、図3に示す
伝送ゲート回路87=ONとされた場合においても、図
3に示す伝送ゲート回路88=OFFとされるように
し、そのスレーブ段セルを構成するラッチ回路がマスタ
段セルを構成するラッチ回路と切り離された状態になる
ようにすると共に、スキャンフリップフロップ回路13
6〜138においては、機能回路130の出力DO1〜
DO3を取り込むことができる状態にする。
【0140】そして、スキャンクロックSCLK=
「H」とし、図3に示す伝送ゲート回路87=ONとし
た後、システムクロックSYS−CLKを必要回数(例
えば、2回)動作させると、システムクロックSYS−
CLKの最初の立ち上がりのタイミングで、データA、
B、Cは機能回路130に供給され、機能回路130
は、システムクロックSYS−CLKに同期して、デー
タA、B、Cに応じて動作し、例えば、データE、F、
Gを出力し、これらデータE、F、Gは、出力側のスキ
ャンフリップフロップ回路136、137、138に取
り込まれる。なお、この時点では、スキャンアウト端子
にはデータEが出力されている。
【0141】次に、システムクロックSYS−CLK=
「H」のまま、スキャンクロックSCLKの動作を繰り
返す。このようにすると、スキャンクロックSCLKが
立ち上げられるごとに、スキャンアウト端子にデータ
F、Gが順に出力される(サイクル5、6、7)。
【0142】このように、この半導体集積回路において
は、スキャン試験動作時、制御信号S1=「L」とする
ことで、機能回路131の出力DI1、DI2、DI3
を、スキャンフリップフロップ回路133、134、1
35が取り込むことを禁止されるので、機能回路130
にデータA、B、Cを入力した場合、機能回路130
が、これらデータA、B、Cに基づいてデータE、F、
Gを出力することを確認することができ、これによっ
て、機能回路130の動作不良の有無を判定することが
できる。
【0143】しかも、この半導体集積回路においては、
スキャンクロックSCLKを動作させることにより、ス
キャンフリップフロップ回路133〜135にデータ
A、B、Cをセットした時点では、これらデータA、
B、Cを出力させないようにし、その後、システムクロ
ックSYS−CLKを動作させることにより、システム
クロックSYS−CLKの実動作周波数で、データA、
B、Cを機能回路130に伝送することができるように
されている。
【0144】したがって、第1実施例によるスキャンフ
リップフロップ回路を使用する場合には、その遅延を含
めて、スキャン試験方式による試験を行うことができ、
実使用状態で動作不良になった半導体集積回路の不良原
因を容易に推定することができ、大規模な順序回路であ
る機能回路を搭載してなる半導体集積回路や、マニュア
ル設計された回路を機能回路として搭載してなる半導体
集積回路などの開発の向上化を図ることができる。
【0145】なお、図3に示す第1実施例のスキャンフ
リップフロップ回路の代わりに、図4に示す第2実施例
のスキャンフリップフロップ回路や、図5に示す第3実
施例のスキャンフリップフロップ回路を使用する場合に
おいても、その回路構成からして、図3に示す第1実施
例のスキャンフリップフロップ回路を使用する場合と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0146】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スレー
ブ段セルをなすラッチ回路(57)をシステムクロック
(SYS−CLK)の実動作周波数で動作させてスキャ
ンインデータ(SIN)を順序回路である機能回路(6
8)に伝送することができるように構成したことによ
り、その遅延を含めて、スキャン試験方式による試験を
行うことができるので、実使用状態で動作不良になった
半導体集積回路の不良原因を容易に推定することがで
き、大規模な順序回路である機能回路を搭載してなる半
導体集積回路や、マニュアル設計された回路を機能回路
として搭載してなる半導体集積回路などの開発の向上化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の使用例を示す回路図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第1実施例のスキャンフリップフロッ
プ回路を内蔵してなる半導体集積回路の一例の一部分を
示す回路図である。
【図7】図6に示す半導体集積回路のスキャン試験動作
を示すタイムチャートである。
【図8】従来のスキャンフリップフロップ回路の第1例
を示す回路図である。
【図9】図8に示すスキャンフリップフロップ回路を内
蔵してなる半導体集積回路の一例の一部分を示す回路図
である。
【図10】図8に示す半導体集積回路のスキャン試験動
作を示すタイムチャートである。
【図11】従来のスキャンフリップフロップ回路の第2
例を示す回路図である。
【図12】従来のスキャンフリップフロップ回路の第3
例を示す回路図である。
【図13】図11に示すスキャンフリップフロップ回路
を内蔵してなる半導体集積回路の一例の一部分を示す図
である。
【図14】図13に示す半導体集積回路のスキャン試験
動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
(図1) 56 マスタ段セルをなすラッチ回路 57 スレーブ段セルをなすラッチ回路 IN1、IN2 入力されるデータ信号 OUT 出力されるデータ信号 CLK1、CLK2、/CLK1、/CLK2、S1
制御信号 (図2) 68 順序回路である機能回路 69 機能回路 70 本発明によるスキャンフリップフロップ回路 SYS−CLK システムクロック /SYS−CLK 反転システムクロック SCLK スキャンクロック /SCLK 反転スキャンクロック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のデータ信号(IN1)が供給される
    第1のデータ信号入力端(58)と、第2のデータ信号
    (IN2)が供給される第2のデータ信号入力端(5
    9)と、第1の制御信号(/CLK1)が供給される第
    1の制御信号入力端(60)と、第2の制御信号(/C
    LK2)が供給される第2の制御信号入力端(61)
    と、第3の制御信号(S1)が供給される第3の制御信
    号入力端(62)とを有し、前記第3の制御信号(S
    1)が一方のレベルに設定される場合において、前記第
    1の制御信号(/CLK1)が動作する場合には、前記
    第1の制御信号(/CLK1)に同期して前記第1のデ
    ータ信号(IN1)をラッチし、前記第3の制御信号
    (S1)が一方のレベルに設定される場合において、前
    記第2の制御信号(/CLK2)が動作する場合には、
    前記第2の制御信号(/CLK2)に同期して前記第2
    のデータ信号(IN2)をラッチし、前記第3の制御信
    号(S1)が他方のレベルに設定される場合には、前記
    第1の制御信号(/CLK1)の動作には関係なく、前
    記第1のデータ信号(IN1)のラッチを禁止される第
    1のラッチ回路(56)と、 前記第1の制御信号(/CLK1)と反転関係にある第
    4の制御信号(CLK1)が供給される第4の制御信号
    入力端(65)と、前記第2の制御信号(/CLK2)
    と反転関係にある第5の制御信号(CLK2)が供給さ
    れる第5の制御信号入力端(66)とを有し、前記第1
    の制御信号(S1)のレベルとは関係なく、前記第4の
    制御信号(CLK1)又は前記第5の制御信号(CLK
    2)に同期して、前記第1のラッチ回路(56)がラッ
    チしているデータをラッチする第2のラッチ回路(5
    7)とを設けて構成されていることを特徴とするスキャ
    ンフリップフロップ回路。
  2. 【請求項2】前記第1のラッチ回路(56)は、第1の
    入力端に前記第1の制御信号(/CLK1)が入力さ
    れ、第2の入力端に前記第3の制御信号(S1)が入力
    されるアンド回路と、入力端を前記第1のデータ入力端
    (58)に接続され、前記アンド回路の出力によって導
    通、非導通が制御される第1のスイッチ回路と、入力端
    を前記第2のデータ入力端(59)に接続され、前記第
    2の制御信号(/CLK2)によって導通、非導通が制
    御される第2のスイッチ回路と、入力端を前記第1、第
    2のスイッチ回路の出力端に接続された第1のフリップ
    フロップ回路とを設けて構成され、 前記第2のラッチ回路(57)は、入力端を前記第1の
    フリップフロップの出力端に接続され、前記第4、第5
    の制御信号(CLK1、CLK2)によって導通、非導
    通が制御される第3のスイッチ回路と、入力端を前記第
    3のスイッチ回路の出力端に接続された第2のフリップ
    フロップ回路とを設けて構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のスキャンフリップフロップ回路。
  3. 【請求項3】前記第1のスイッチ回路は、第1の一の導
    電型のMISトランジスタと、第1の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記第
    1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極及び前
    記第1のインバータの入力端を前記アンド回路の出力端
    に接続され、前記第1の他の導電型のMISトランジス
    タの制御電極を前記第1のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第1の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第1の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第1の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第1の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のスイッチ回路は、第2の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第2の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第2の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第2の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第2の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第3、第4、第5
    のインバータを有し、前記第3、第4のインバータをリ
    ング接続され、前記第5のインバータの入力端を前記第
    3のインバータの出力端に接続され、前記第3のインバ
    ータの入力端を前記第1のフリップフロップ回路の入力
    端とされ、前記第5のインバータの出力端を前記第1の
    フリップフロップ回路の出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第3、第4の一の導電型の
    MISトランジスタと、第3、第4の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第6、第7のインバータとを有し、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第6のインバータの入力端を前記第5の制御信
    号入力端(66)に接続され、前記第3の他の導電型の
    MISトランジスタの制御電極を前記第6のインバータ
    の出力端に接続され、前記第4の一の導電型のMISト
    ランジスタの制御電極及び前記第7のインバータの入力
    端を前記第4の制御信号入力端(65)に接続され、前
    記第4の他の導電型のMISトランジスタの制御電極を
    前記第7のインバータの出力端に接続され、前記第3の
    一の導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極及
    び前記第3の他の導電型のMISトランジスタの一方の
    被制御電極を接続されて入力端とされ、前記第3の一の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第3の他の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続され、前記第4の一
    の導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極及び
    前記第4の他の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第8、第9、第1
    0のインバータを有し、前記第8、第9のインバータを
    リング接続され、前記第10のインバータの入力端を前
    記第8のインバータの出力端に接続され、前記第8のイ
    ンバータの入力端を前記第2のフリップフロップ回路の
    入力端とされ、前記第10のインバータの出力端を前記
    第2のフリップフロップ回路の出力端とされていること
    を特徴とする請求項2記載のスキャンフリップフロップ
    回路。
  4. 【請求項4】前記第1のスイッチ回路は、第1の一の導
    電型のMISトランジスタと、第1の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記第
    1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極及び前
    記第1のインバータの入力端を前記アンド回路の出力端
    に接続され、前記第1の他の導電型のMISトランジス
    タの制御電極を前記第1のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第1の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第1の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第1の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第1の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のスイッチ回路は、第2の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第2の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第2の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第2の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第2の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第3、第4、第5
    のインバータを有し、前記第3、第4のインバータをリ
    ング接続され、前記第5のインバータの入力端を前記第
    3のインバータの出力端に接続され、前記第3のインバ
    ータの入力端を前記第1のフリップフロップ回路の入力
    端とされ、前記第5のインバータの出力端を前記第1の
    フリップフロップ回路の出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第3、第4の一の導電型の
    MISトランジスタと、第3、第4の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第6、第7のインバータとを有し、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第6のインバータの入力端を前記第4の制御信
    号入力端(65)に接続され、前記第3の他の導電型の
    MISトランジスタの制御電極を前記第6のインバータ
    の出力端に接続され、前記第4の一の導電型のMISト
    ランジスタの制御電極及び前記第7のインバータの入力
    端を前記第5の制御信号入力端(66)に接続され、前
    記第4の他の導電型のMISトランジスタの制御電極を
    前記第7のインバータの出力端に接続され、前記第3の
    一の導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極及
    び前記第3の他の導電型のMISトランジスタの一方の
    被制御電極を接続されて入力端とされ、前記第3の一の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第3の他の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続され、前記第4の一
    の導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極及び
    前記第4の他の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第8、第9、第1
    0のインバータを有し、前記第8、第9のインバータを
    リング接続され、前記第10のインバータの入力端を前
    記第8のインバータの出力端に接続され、前記第8のイ
    ンバータの入力端を前記第2のフリップフロップ回路の
    入力端とされ、前記第10のインバータの出力端を前記
    第2のフリップフロップ回路の出力端とされていること
    を特徴とする請求項2記載のスキャンフリップフロップ
    回路。
  5. 【請求項5】前記第1のラッチ回路(56)は、第1の
    入力端に前記第1のデータ信号(IN1)が供給され、
    第2の入力端に前記第1のラッチ回路(56)がラッチ
    しているデータが供給され、前記第3の制御信号(S
    1)に制御されて出力端に前記第1のデータ信号(IN
    1)又は前記第1のラッチ回路(56)が保持している
    データを選択して出力する選択回路と、入力端を前記選
    択回路の出力端に接続され、前記第1の制御信号(/C
    LK1)によって導通、非導通が制御される第1のスイ
    ッチ回路と、入力端を前記第2のデータ入力端(59)
    に接続され、前記第2の制御信号(/CLK2)によっ
    て導通、非導通が制御される第2のスイッチ回路と、入
    力端を前記第1、第2のスイッチ回路の出力端に接続さ
    れた第1のフリップフロップ回路とを設けて構成され、 前記第2のラッチ回路(57)は、入力端を前記第1の
    フリップフロップ回路の出力端に接続され、前記第4、
    第5の制御信号(CLK1、CLK2)によって導通、
    非導通が制御される第3のスイッチ回路と、入力端を前
    記第3のスイッチ回路の出力端に接続された第2のフリ
    ップフロップ回路とを設けて構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のスキャンフリップフロップ回路。
  6. 【請求項6】前記選択回路は、第1、第2の一の導電型
    のMISトランジスタと、第1、第2の他の導電型のM
    ISトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記
    第1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極、前
    記第2の他の導電型のMISトランジスタの制御電極及
    び前記第1のインバータの入力端を前記第3の制御信号
    出力端(62)に接続され、前記第1の他の導電型のM
    ISトランジスタの制御電極及び前記第2の一の導電型
    のMISトランジスタの制御電極を前記第1のインバー
    タの出力端に接続され、前記第1の一の導電型のMIS
    トランジスタの一方の被制御電極及び前記第1の他の導
    電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続さ
    れて第1の入力端とされ、前記第2の一の導電型のMI
    Sトランジスタの一方の被制御電極及び前記第2の他の
    導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続
    されて第2の入力端とされ、前記第1の一の導電型のM
    ISトランジスタの他方の被制御電極、前記第1の他の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジスタの
    他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のスイッチ回路は、第3の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第3の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第3の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第1の制御信号入力端(60)に
    接続され、前記第3の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第3の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のスイッチ回路は、第4の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第4の他の導電型のMISトランジス
    タと、第3のインバータとを有し、前記第4の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第3のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第4の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第3のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第4の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第4、第5、第
    6、第7のインバータを有し、前記第4、第5のインバ
    ータをリング接続され、前記第6、第7のインバータの
    入力端を前記第4のインバータの出力端に接続され、前
    記第6のインバータの出力端を前記選択回路の第2の入
    力端に接続され、前記第4のインバータの入力端を前記
    第1のフリップフロップ回路の入力端とされ、前記第7
    のインバータの出力端を前記第1のフリップフロップ回
    路の出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第5、第6の一の導電型の
    MISトランジスタと、第5、第6の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第8、第9のインバータとを有し、
    前記第5の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第8のインバータの入力端を前記第5の制御信
    号入力端(66)に接続され、前記第5の他の導電型の
    MISトランジスタの制御電極を前記第8のインバータ
    の出力端に接続され、前記第9の一の導電型のMISト
    ランジスタの制御電極及び前記第9のインバータの入力
    端を前記第4の制御信号入力端(65)に接続され、前
    記第6の他の導電型のMISトランジスタの制御電極を
    前記第9のインバータの出力端に接続され、前記第5の
    一の導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極及
    び前記第5の他の導電型のMISトランジスタの一方の
    被制御電極を接続されて入力端とされ、前記第5の一の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第5の他の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極、前記第6の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第6の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続され、前記第6の一
    の導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極及び
    前記第6の他の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第10、第11、
    第12のインバータを有し、前記第10、第11のイン
    バータをリング接続され、前記第12のインバータの入
    力端を前記第10のインバータの出力端に接続され、前
    記第10のインバータの入力端を前記第2のフリップフ
    ロップ回路の入力端とされ、前記第12のインバータの
    出力端を前記第2のフリップフロップ回路の出力端とさ
    れていることを特徴とする請求項5記載のスキャンフリ
    ップフロップ回路。
  7. 【請求項7】前記選択回路は、第1、第2の一の導電型
    のMISトランジスタと、第1、第2の他の導電型のM
    ISトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記
    第1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極、前
    記第2の他の導電型のMISトランジスタの制御電極及
    び前記第1のインバータの入力端を前記第3の制御信号
    出力端(62)に接続され、前記第1の他の導電型のM
    ISトランジスタの制御電極及び前記第2の一の導電型
    のMISトランジスタの制御電極を前記第1のインバー
    タの出力端に接続され、前記第1の一の導電型のMIS
    トランジスタの一方の被制御電極及び前記第1の他の導
    電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続さ
    れて第1の入力端とされ、前記第2の一の導電型のMI
    Sトランジスタの一方の被制御電極及び前記第2の他の
    導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続
    されて第2の入力端とされ、前記第1の一の導電型のM
    ISトランジスタの他方の被制御電極、前記第1の他の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジスタの
    他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のスイッチ回路は、第3の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第3の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第3の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第1の制御信号入力端(60)に
    接続され、前記第3の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第3の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のスイッチ回路は、第4の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第4の他の導電型のMISトランジス
    タと、第3のインバータとを有し、前記第4の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第3のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第4の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第3のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第4の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第4、第5、第
    6、第7のインバータを有し、前記第4、第5のインバ
    ータをリング接続され、前記第6、第7のインバータの
    入力端を前記第4のインバータの出力端に接続され、前
    記第6のインバータの出力端を前記選択回路の第2の入
    力端に接続され、前記第4のインバータの入力端を前記
    第1のフリップフロップ回路の入力端とされ、前記第7
    のインバータの出力端を前記第1のフリップフロップ回
    路の出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第5、第6の一の導電型の
    MISトランジスタと、第5、第6の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第8、第9のインバータとを有し、
    前記第5の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第8のインバータの入力端を前記第4の制御信
    号入力端(65)に接続され、前記第5の他の導電型の
    MISトランジスタの制御電極を前記第8のインバータ
    の出力端に接続され、前記第9の一の導電型のMISト
    ランジスタの制御電極及び前記第9のインバータの入力
    端を前記第5の制御信号入力端(66)に接続され、前
    記第6の他の導電型のMISトランジスタの制御電極を
    前記第9のインバータの出力端に接続され、前記第5の
    一の導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極及
    び前記第5の他の導電型のMISトランジスタの一方の
    被制御電極を接続されて入力端とされ、前記第5の一の
    導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極、前記
    第5の他の導電型のMISトランジスタの他方の被制御
    電極、前記第6の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第6の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続され、前記第6の一
    の導電型のMISトランジスタの他方の被制御電極及び
    前記第6の他の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第10、第11、
    第12のインバータを有し、前記第10、第11のイン
    バータをリング接続され、前記第12のインバータの入
    力端を前記第10のインバータの出力端に接続され、前
    記第10のインバータの入力端を前記第2のフリップフ
    ロップ回路の入力端とされ、前記第12のインバータの
    出力端を前記第2のフリップフロップ回路の出力端とさ
    れていることを特徴とする請求項5記載のスキャンフリ
    ップフロップ回路。
  8. 【請求項8】前記第1のラッチ回路(56)は、入力端
    に前記第1のデータ信号(IN1)が供給され、前記第
    3の制御信号(S1)に導通、非導通が制御される第1
    のスイッチ回路と、入力端を前記第1のスイッチ回路の
    出力端に接続され、前記第1の制御信号(/CLK1)
    によって導通、非導通が制御される第2のスイッチ回路
    と、入力端を前記第2のデータ信号入力端(59)に接
    続され、前記第2の制御信号(/CLK2)によって導
    通、非導通が制御される第3のスイッチ回路と、入力端
    を前記第2、第3のスイッチ回路の出力端に接続された
    第1のフリップフロップ回路とを設けて構成され、 前記第2のラッチ回路(57)は、入力端を前記第1の
    フリップフロップの出力端に接続され、前記第4、第5
    の制御信号(CLK1、CLK2)によって導通、非導
    通が制御される第4のスイッチ回路と、入力端を前記第
    4のスイッチ回路の出力端に接続された第2のフリップ
    フロップ回路とを設けて構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のスキャンフリップフロップ回路。
  9. 【請求項9】前記第1のスイッチ回路は、第1の一の導
    電型のMISトランジスタと、第1の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記第
    1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極及び前
    記第1のインバータの入力端を前記第3の制御信号出力
    端(62)に接続され、前記第1の他の導電型のMIS
    トランジスタの制御電極を前記第1のインバータの出力
    端に接続され、前記第1の一の導電型のMISトランジ
    スタの一方の被制御電極及び前記第1の他の導電型のM
    ISトランジスタの一方の被制御電極を接続されて入力
    端とされ、前記第1の一の導電型のMISトランジスタ
    の他方の被制御電極及び前記第1の他の導電型のMIS
    トランジスタの他方の被制御電極を接続されて出力端と
    され、 前記第2のスイッチ回路は、第2の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第2の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第2の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第1の制御信号入力端(60)に
    接続され、前記第2の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第2の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第3の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第3の他の導電型のMISトランジス
    タと、第3のインバータとを有し、前記第3の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第3のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第3の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第3のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第3の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第4、第5、第6
    のインバータを有し、前記第4、第5のインバータをリ
    ング接続され、前記第6のインバータの入力端を前記第
    4のインバータの出力端に接続され、前記第4のインバ
    ータの入力端を前記第1のフリップフロップ回路の入力
    端とされ、前記第6のインバータの出力端を前記第1の
    フリップフロップ回路の出力端とされ、 前記第4のスイッチ回路は、第4、第5の一の導電型の
    MISトランジスタと、第4、第5の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第7、第8のインバータとを有し、
    前記第4の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第7のインバータの入力端を前記第5の制御信
    号入力端(66)に接続され、前記第5の一の導電型の
    MISトランジスタの制御電極及び前記第8のインバー
    タの入力端を前記第4の制御信号入力端(65)に接続
    され、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とさ
    れ、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの他方
    の被制御電極、前記第4の他の導電型のMISトランジ
    スタの他方の被制御電極、前記第5の一の導電型のMI
    Sトランジスタの一方の被制御電極及び前記第5の他の
    導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続
    され、前記第5の一の導電型のMISトランジスタの他
    方の被制御電極及び前記第5の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの他方の被制御電極を接続されて出力端とさ
    れ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第9、第10、第
    11のインバータを有し、前記第9、第10のインバー
    タをリング接続され、前記第11のインバータの入力端
    を前記第9のインバータの出力端に接続され、前記第9
    のインバータの入力端を前記第2のフリップフロップ回
    路の入力端とされ、前記第11のインバータの出力端を
    前記第2のフリップフロップ回路の出力端とされている
    ことを特徴とする請求項8記載のスキャンフリップフロ
    ップ回路。
  10. 【請求項10】前記第1のスイッチ回路は、第1の一の
    導電型のMISトランジスタと、第1の他の導電型のM
    ISトランジスタと、第1のインバータとを有し、前記
    第1の一の導電型のMISトランジスタの制御電極及び
    前記第1のインバータの入力端を前記第3の制御信号出
    力端(62)に接続され、前記第1の他の導電型のMI
    Sトランジスタの制御電極を前記第1のインバータの出
    力端に接続され、前記第1の一の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極及び前記第1の他の導電型の
    MISトランジスタの一方の被制御電極を接続されて入
    力端とされ、前記第1の一の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極及び前記第1の他の導電型のMI
    Sトランジスタの他方の被制御電極を接続されて出力端
    とされ、 前記第2のスイッチ回路は、第2の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第2の他の導電型のMISトランジス
    タと、第2のインバータとを有し、前記第2の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第2のイン
    バータの入力端を前記第1の制御信号入力端(60)に
    接続され、前記第2の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第2のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第2の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第2の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第2の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第3のスイッチ回路は、第3の一の導電型のMIS
    トランジスタと、第3の他の導電型のMISトランジス
    タと、第3のインバータとを有し、前記第3の一の導電
    型のMISトランジスタの制御電極及び前記第3のイン
    バータの入力端を前記第2の制御信号入力端(61)に
    接続され、前記第3の他の導電型のMISトランジスタ
    の制御電極を前記第3のインバータの出力端に接続さ
    れ、前記第3の一の導電型のMISトランジスタの一方
    の被制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトラン
    ジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とされ、
    前記第3の一の導電型のMISトランジスタの他方の被
    制御電極及び前記第3の他の導電型のMISトランジス
    タの他方の被制御電極を接続されて出力端とされ、 前記第1のフリップフロップ回路は、第4、第5、第6
    のインバータを有し、前記第4、第5のインバータをリ
    ング接続され、前記第6のインバータの入力端を前記第
    4のインバータの出力端に接続され、前記第4のインバ
    ータの入力端を前記第1のフリップフロップ回路の入力
    端とされ、前記第6のインバータの出力端を前記第1の
    フリップフロップ回路の出力端とされ、 前記第4のスイッチ回路は、第4、第5の一の導電型の
    MISトランジスタと、第4、第5の他の導電型のMI
    Sトランジスタと、第7、第8のインバータとを有し、
    前記第4の一の導電型のMISトランジスタの制御電極
    及び前記第7のインバータの入力端を前記第4の制御信
    号入力端(65)に接続され、前記第5の一の導電型の
    MISトランジスタの制御電極及び前記第8のインバー
    タの入力端を前記第5の制御信号入力端(66)に接続
    され、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの一
    方の被制御電極及び前記第4の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの一方の被制御電極を接続されて入力端とさ
    れ、前記第4の一の導電型のMISトランジスタの他方
    の被制御電極、前記第4の他の導電型のMISトランジ
    スタの他方の被制御電極、前記第5の一の導電型のMI
    Sトランジスタの一方の被制御電極及び前記第5の他の
    導電型のMISトランジスタの一方の被制御電極を接続
    され、前記第5の一の導電型のMISトランジスタの他
    方の被制御電極及び前記第5の他の導電型のMISトラ
    ンジスタの他方の被制御電極を接続されて出力端とさ
    れ、 前記第2のフリップフロップ回路は、第9、第10、第
    11のインバータを有し、前記第9、第10のインバー
    タをリング接続され、前記第11のインバータの入力端
    を前記第9のインバータの出力端に接続され、前記第9
    のインバータの入力端を前記第2のフリップフロップ回
    路の入力端とされ、前記第11のインバータの出力端を
    前記第2のフリップフロップ回路の出力端とされている
    ことを特徴とする請求項8記載のスキャンフリップフロ
    ップ回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000065364A1 (fr) * 1999-04-23 2000-11-02 Hitachi, Ltd. Ci a semi-conducteur et son procede d'elaboration
US7847582B2 (en) 2007-06-25 2010-12-07 Fujitsu Limited Logic circuit including a plurality of master-slave flip-flop circuits
US8458540B2 (en) 2009-12-24 2013-06-04 Fujitsu Semiconductor Limited Integrated circuit and diagnosis circuit

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