JP2001302950A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JP2001302950A JP2000125644A JP2000125644A JP2001302950A JP 2001302950 A JP2001302950 A JP 2001302950A JP 2000125644 A JP2000125644 A JP 2000125644A JP 2000125644 A JP2000125644 A JP 2000125644A JP 2001302950 A JP2001302950 A JP 2001302950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録用水性インクに関し、優
れた連続吐出安定性と、記録メディアに対する浸透性が
良好な水性インク組成物を提供すること。 【解決手段】 少なくとも一部が塩基で中和された酸基
を有する皮膜形成性樹脂によって、顔料粒子が被覆され
た着色樹脂粒子の水性分散体からなるインクにおいて、
アセチレン結合を有する界面活性剤を含有するインク組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用水性インクに関し、さらに詳しくは、優れた連続吐
出安定性で、記録メディアに対する浸透性が良好な水性
インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】優れた分散安定性と吐出安定性に優れた
インクジェット記録用インクとして、特開平8−183
920号公報には、マイクロカプセル化した着色剤から
なる着色樹脂粒子を含有する記録用水性インクが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、着色樹
脂粒子水性分散体からなるインクを用いてインクジェッ
トプリンタで高速印刷を行う場合に、着色樹脂粒子の表
面あるいは樹脂被膜内部の水性媒体との濡れ性が不足す
ると、濡れの不十分な着色樹脂粒子を核とした気泡の発
生の影響でインクの吐出が不安定になったり、プリント
ヘッド内でのヘッド材料とインクの濡れが不足して、同
様にヘッド材料とインクの界面での気泡の発生の影響で
吐出が不安定になる問題があった。この問題を解決する
ために、着色樹脂粒子と水性媒体内の濡れと、インクと
ヘッド材料内の濡れとを向上させる必要があった。更
に、記録メディアへのインクの浸透性を付与して、記録
メディアへの速乾性を向上させたり、印刷品質を高める
ためにドット径を広げたりするためにインクと記録メデ
ィアの間の濡れを一層向上させる必要があった。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、インク
ジェット記録用水性インクに関し、優れた連続吐出安定
性と、記録メディアに対する浸透性が良好な水性インク
組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、少なくとも一部が塩基で中和された酸基を
有する皮膜形成性樹脂によって、顔料粒子が被覆された
着色樹脂粒子の水性分散体からなるインクにおいて、ア
セチレン結合を有する界面活性剤を含有するインク組成
物を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のアセチレン結合を有する
界面活性剤は、インク中の着色樹脂粒子の表面や樹脂被
膜層に浸透して、水性媒体との親和性を著しく高めると
同時に、水性媒体中に溶解もしくは分散させることによ
り、インクとプリントヘッドとの濡れを大幅に向上させ
る機能を発揮する。その結果、高速印刷におけるインク
中の気泡の発生を抑制し、極めて安定な吐出が得られる
と共に、吐出したインク滴と記録メディアとの濡れが良
好であり、速乾性でドット径が広がり、印刷品質に優れ
た印刷物を提供することができる。
【0007】本発明のアセチレン結合を有する界面活性
剤としては、例えば、一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1、R2、R3及びR4は、おのお
の独立的に炭素原子数1〜5のアルキル基、アルコキシ
ル基、アルキレン基、フェニル基及び置換基を有するフ
ェニル基を表わし、n及びmは、両者の和が0〜40の
範囲にある。)で表わされる化合物が挙げられる。
【0010】上記一般式(1)で表わされる化合物の具
体的なものとしては、例えば、以下の表に掲げた化合物
が挙げられる。ただし、m+nの値は、平均付加モル数
で表わす。
【0011】
【表1】
【0012】本発明のインク組成物には、ポリオキシプ
ロピレングリセリルエーテルを添加併用することもでき
る。ポリオキシプロピレングリセリルエーテルを併用す
ることにより、インクの吐出安定性がより向上し、高品
質な記録画像を提供することができる。
【0013】本発明のインク組成物に添加併用すること
ができるポリオキシプロピレングリセリルエーテルは、
グリセリンにプロピレンオキシドを公知公用の手段で付
加せしめたもので、一般式(2)
【0014】
【化3】
【0015】(式中、l、m及びnは、0または正の整
数を表わすが、lとmとnとの和は1〜12の範囲にあ
る。)で表わされる化合物である。
【0016】上記一般式(2)で表わされる化合物の具
体的なものとしては、例えば、以下の表に掲げた化合物
が挙げられる。ただし、l+m+nの値は、平均付加モ
ル数で表わす。
【0017】
【表2】
【0018】本発明のインク組成物には、低級アルコー
ルのプロピレンオキシド付加体を添加併用することもで
きる。低級アルコールのプロピレンオキシド付加体を併
用することにより、インクの吐出の安定性がより向上
し、インクの被記録媒体への浸透性が向上さえることが
できる。
【0019】本発明のインク組成物に添加併用すること
ができる低級アルコールのプロピレンオキシド付加体
は、一般式(3)
【0020】
【化4】
【0021】(式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル
基を表わし、nは1〜20の整数を表わす。)で表わさ
れる化合物である。
【0022】上記一般式(3)で表わされる化合物の具
体的なものとしては、例えば、以下の表に掲げた化合物
が挙げられる。ただし、nの値は、平均付加モル数で表
わす。
【0023】
【表3】
【0024】インク中のアセチレン結合を有する界面活
性剤の含有量は0.01〜5重量%の範囲が好ましく、
0.05〜1.0重量%の範囲が特に好ましい。また、
ポリオキシプロピレングリコールエーテルを併用する場
合のインク中のポリオキシプロピレングリセリルエーテ
ルの含有量は0.01〜5.0重量%の範囲が好まし
く、0.05〜1.0重量%の範囲が特に好ましい。さ
らに、低級アルコールのプロピレンオキサイド付加体を
併用する場合のインク中の低級アルコールのプロピレン
オキシド付加体の含有量は、0.01〜20.0重量%
の範囲が好ましく、0.5〜10.0重量%の範囲が特
に好ましい。
【0025】アセチレン結合を有する界面活性剤、ポリ
オキシプロピレングリコールエーテル、低級アルコール
のプロピレンオキサイド付加体の含有量により得られる
インクの表面張力は大きく変化するが、表面張力を2
8.0〜35.0mN/mの範囲に調整することによ
り、吐出安定性に優れたインクが得られると共に、被記
録媒体への浸透性増大による印刷物の品質が向上する。
【0026】本発明のインクに用いる顔料は、特に限定
されるものではないが、例えば、カーボンブラック、チ
タンブラック、チタンホワイト、硫化亜鉛、ベンガラの
如き無機顔料;フタロシアニン顔料、モノアゾ系、ジス
アゾ系等のアゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリド
ン顔料の如き有機顔料が挙げられる。
【0027】本発明のインクに用いる皮膜形成性樹脂
は、公知慣用の、水不溶性の皮膜形成性樹脂を自己水分
散性に改質された樹脂がいずれも使用することができ
る。このような皮膜形成性樹脂としては、特に制限はな
いが、例えば、アクリル酸樹脂、マレイン酸樹脂、ポリ
エステル樹脂等が挙げられる。
【0028】皮膜形成性樹脂として、自己水分散性樹脂
を付与するために、酸価を有することが好ましい。一般
的にはスチレン−(メタ)アクリル酸系樹脂が好まし
く、例えば、スチレンあるいはα−メチルスチレンのよ
うな置換スチレンと、アクリル酸メチルエステル、アク
リル酸エチルエステル、アクリル酸ブチルエステル、ア
クリル酸2−エチルヘキシルエステル等のアクリル酸エ
ステル、メタクリル酸メチルエステル、メタクリル酸エ
チルエステル、メタクリル酸ブチルエステル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステルから
選ばれる少なくとも一つ以上のモノマー単位と、アクリ
ル酸、メタクリル酸から選ばれる少なくとも一つ以上の
モノマー単位とを含む共重合体である。これらの共重合
体は、少なくともその一部が共有結合性の架橋や多価金
属によるイオン架橋されていても良い。
【0029】酸価を有する皮膜形成性樹脂を自己水分散
性樹脂として用いる場合には、その酸基の少なくとも一
部が塩基で中和されたものである必要がある。塩基、即
ち、アルカリ性中和剤は、得られる自己水分散性樹脂が
水に溶解しない程度に加えることができる。
【0030】塩基としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムの如きアルカリ金
属の水酸化物;アンモニア、トリエチルアミン、モルホ
リンの如き塩基性物質;トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、N−メチルジエタノールアミンの如きア
ルコールアミンが挙げられる。
【0031】塩基による中和率は、必ずしも限定される
ものではないが、酸価を有する被膜形成性樹脂の酸価の
40モル%以上を中和することが好ましい。中和率が4
0モル%以上であると、得られる着色樹脂粒子が、微粒
で、かつ、分散安定性に優れているので、好ましい。
【0032】本発明のインク中の着色樹脂粒子の割合
は、最終的に得られる水性インク中で0.5〜10重量
%となるような量が好ましく、また、着色樹脂粒子は、
平均粒子径が1μm未満のサブミクロンオーダーのもの
が好ましい。これは、公知慣用の手段で得ることができ
る。
【0033】本発明の着色樹脂粒子を作製する方法に
は、特に限定されるものではないが、より好ましい方法
は、以下の(1)〜(3)の工程からなる方法である。
【0034】(1)酸価を有する樹脂に、少なくとも顔
料を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹
脂着色工程。
【0035】(2)少なくとも、水、樹脂を溶解する有
機溶媒、塩基、前記樹脂着色工程で得られた固形着色コ
ンパウンドを混合し、分散によって少なくとも樹脂の一
部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程。
【0036】(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁
液中の顔料表面に、溶解している樹脂を沈着させる再沈
殿工程。
【0037】上記(1)の樹脂着色工程は、酸価、好ま
しくはカルボキシル基を有する樹脂に、少なくとも顔料
を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る工程
である。この工程は、例えば、従来知られているロール
やニーダーやビーズミル等の混練装置を用いて、溶液や
加熱溶融された状態で、顔料を、樹脂に均一に溶解また
は分散させ、最終的に固体混練物(固形着色コンパウン
ド)として取り出すことにより行うことができる。
【0038】上記(2)の懸濁工程は、少なくとも、
水、樹脂を溶解する有機溶媒、塩基、前記樹脂着色工程
で得られた固形着色コンパウンドを混合し、分散によっ
て少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を
得る工程である。上記(1)の樹脂着色工程で得られた
固形着色コンパウンドを、分散媒として水、樹脂を溶解
する有機溶媒、塩基を必須とする混合溶媒に加えて、均
一に分散する様に攪拌することによって、固形着色コン
パウンド表面から、顔料を包含する樹脂が、有機溶媒と
塩基の助けを借りて、溶解または自己乳化し、いずれの
場合も少なくとも当該樹脂の一部が溶解している着色剤
懸濁液が得られる。
【0039】懸濁液を得るための撹拌方法としては、公
知慣用の手法がいずれも採用でき、例えば従来の1軸の
プロペラ型の撹拌翼の他に、目的に応じた形状の撹拌翼
や撹拌容器を用いて容易に懸濁可能である。
【0040】懸濁液を得るに当たって、せん断力がない
或いは相対的に小さい、単なる混合撹拌のみで、或い
は、顔料が比較的凝集しやすい場合には、それに加えて
更に、次いで高せん断力下において、より分散を安定さ
せてもよい。この場合の分散機としては、高圧ホモジナ
イザーや商品名マイクロフルイダイザーやナノマイザー
で知られるビーズレス分散装置等を用いるのが、顔料の
再凝集が少なく好ましい。
【0041】上記(3)の再沈殿工程は、前記懸濁工程
で得られた着色剤懸濁液中の顔料表面に、溶解している
樹脂を沈着させる工程である。本発明において「再沈
殿」とは、顔料、或いは溶解している樹脂が顔料表面に
吸着した着色剤を懸濁液の液媒体から、分離沈降させる
ことを意味するものではない。従って、この工程で得ら
れるものは、固形成分と液体成分とが明らか分離した単
なる混合物ではなく、溶解している樹脂が顔料表面に吸
着した着色剤が、懸濁液の液媒体に安定的に分散した着
色樹脂粒子水性分散液である。
【0042】この(2)の懸濁工程の着色剤懸濁液中の
顔料表面へ溶解樹脂の沈着は、例えば、少なくとも一
部当該樹脂が溶解している着色剤懸濁液に、当該樹脂に
対して貧溶媒として機能する水または水性媒体を加えて
行う方法、及び/又は、着色剤懸濁液から有機溶媒を
除去して行う方法によって容易に行うことができる。
【0043】このようにして得られた着色樹脂粒子水分
散液から共存している有機溶媒を更に除いて、樹脂によ
って包含された顔料着色樹脂粒子の安定な水分散液を得
ることができる。
【0044】前述の製造方法において、カルボキシル基
を有する樹脂を溶解する有機溶媒が用いられるが、これ
は当該樹脂に対して良溶媒として機能するものである。
そのような有機溶媒としては、当該樹脂に対して適宜選
択することができ、例えば、アセトン、ジメチルケト
ン、メチルエチルケトンの如きケトン系溶媒;メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコールの如きアルコ
ール系溶媒;クロロホルム、塩化メチレンの如き塩素系
溶媒;ベンゼン、トルエンの如き芳香族系溶媒;酢酸エ
チルエステルの如きエステル系溶媒;エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエ
ーテルの如きグリコールエーテル系溶媒;アミド類、な
どが挙げられる。
【0045】当該樹脂が、スチレン、置換スチレン、
(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれる少
なくとも一つのモノマーと、(メタ)アクリル酸とを含
む組成物の共重合体の場合には、メチルエチルケトンの
如きケトン系溶媒を主として、助溶媒としてイソプロピ
ルアルコールの如きアルコール系溶媒から選ばれる少な
くとも1種類以上の組み合わせが好ましい。
【0046】上記水性媒体は、主としてジェットインク
として用いるため、ノズル目詰まりを回避するために、
イオン交換水以上のグレードの水が好ましい。なお、本
発明においる水性媒体とは、水を主成分として含む液媒
体を言う。
【0047】かかる水性媒体には、インクジェット記録
用インクとして乾燥防止のための水溶性有機溶媒を乾燥
防止剤として併用するのが好ましい。かかる乾燥防止剤
としては、インクジェットの噴射ノズル口でのインクの
乾燥を防止する効果を与えるものであり、通常水の沸点
以上の沸点を有するものが使用される。
【0048】このような乾燥防止剤としては、特に限定
されるものではなく、従来知られているものが特に制限
なく用いることができる。そのような乾燥防止剤として
は、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリンの如き多価ア
ルコール類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリ
ドンの如きピロリドン類;アミド類;ジメチルスルホオ
キサイド、イミダゾリジノン、などが挙げられる。
【0049】本発明の水性インク組成物には、必要に応
じて、水溶性樹脂、pH調整剤、防腐剤、キレート剤等
の添加剤を加えることができる。
【0050】本発明の水性インク組成物は、そのままで
も使用できるが、好適には、1μm以上の粗大粒子を含
まないように、さらに好適には0.5μmを越える粗大
粒子を含まないように、0.001〜0.4μmとなる
様に、濾過を行うことによりサブミクロンオーダーの着
色樹脂微粒子を主体としたものが好ましい。
【0051】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。なお、以下の実施例中における
「部」は、特に断りがない限り、『質量部』を表わす。
【0052】<調製例1>(着色樹脂粒子水分散液の調
製例) カーボンブラック20部及びスチレン−アクリル酸−メ
タクリル酸樹脂(スチレン/アクリル酸/メタクリル酸
=77/10/13;分子量5万・酸価160・ガラス
転移温度107℃)20部を二本ロールを用いて混練し
た混練物を、水210部、グリセリン35部、トリエタ
ノールアミン8部、メチルエチルケトン90部及びイソ
プロピルアルコール40部からなる混合溶液に入れ、室
温で3時間撹拌して着色剤懸濁液を得た。
【0053】得られた懸濁液に撹拌しながら、グリセリ
ン30部と水210部の混合液を毎分5mlの速度で滴
下して、黒色着色樹脂粒子水分散液を得た。得られたカ
プセル液をロータリーエバポレーターを用いてメチルエ
チルケトンとイソプロピルアルコールと水の一部を留去
し、顔料分14重量%の黒色着色樹脂粒子水分散液
(1)を得た。
【0054】<調製例2>(着色樹脂粒子水分散液の調
製例) 調製例1において、カーボンブラックに代えて、キナク
リドン顔料を用いた以外は、調製例1と同様にして、マ
ゼンタ色着色樹脂粒子水分散液(2)を得た。
【0055】<実施例1>調製例1で得た着色樹脂粒子
水分散液(1)25.4部を、グリセリン21.0部、
アセチレン結合を有する界面活性剤(化合物A−1)
0.2部、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(化合物B−1)0.1部、プロピレングリコールプロ
ピルエーテル(化合物C−1)5部及びイオン交換水4
7.9部からなる水溶液に加えた後、混合して、インク
ジェット記録用水性インクとした。
【0056】得られた水性インク中の着色樹脂粒子(マ
イクロカプセル)は、平均粒子径が133.6nmであ
り、凝集物もなく、長期にわたって安定な分散性を示
し、粘度3.51mPa・s、表面張力33mN/mの
物性を有するインクであった。
【0057】インクジェットプリンターを用いた印字
は、非常に安定しており、ノズル目詰まりも生じなかっ
た。また、得られたインクを用いて普通紙(PPC用
紙)にベタ印刷を行ったところ、均一でムラの少ない印
刷画像が得られた。
【0058】<比較例1>実施例1において、化合物A
−1を用いなかったこと、かつ、イオン交換水の使用量
を48.1部としたこと以外は、実施例1と同様にし
て、インクジェット記録用水性インクとした。
【0059】得られた水性インク中の着色樹脂粒子は平
均粒子径が145.4nmで、凝集物もなく、長期にわ
たって安定な分散を示し、粘度3.44mPa・sとな
ったが、表面張力がやや高く38.2mN/mであっ
た。
【0060】インクジェットプリンターを用いた印字
は、安定しており、ノズル目詰まりも生じなかったもの
の、得られた印刷物は、不均一でムラのある印刷画像と
なった。
【0061】
【表4】
【0062】◎は優,○は良,△は可,×は不可を表わ
す。(評価項目は全て△以上である必要がある)
【0063】<実施例2>調製例1で得た着色樹脂粒子
水分散液(1)26.0部を、グリセリン20.5部、
アセチレン結合を有する界面活性剤(化合物A−4)
0.1部、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(化合物B−1)0.1部、プロピレングリコールプロ
ピルエーテル(化合物C−1)4部、プロピレングリコ
ールプロピルエーテル(化合物C−2)1部及びイオン
交換水48.3部からなる水溶液に加えた後、混合し
て、インクジェット記録用水性インクとした。
【0064】得られた水性インク中の着色樹脂粒子(マ
イクロカプセル)は、平均粒子径が98.5nmであ
り、凝集物もなく、長期にわたって安定な分散性を示
し、粘度3.58mPa・s、表面張力31.1mN/
mの物性を有するインクであった。
【0065】インクジェットプリンターを用いた印字
は、非常に安定しており、ノズル目詰まりも生じなかっ
た。また、得られたインクを用いて普通紙(PPC用
紙)にベタ印刷を行ったところ、均一でムラのない印刷
画像が得られた。
【0066】<比較例2>実施例2において、化合物A
−4、化合物B−1、化合物C−1及び化合物C−2を
用いなかったこと、かつ、イオン交換水の使用量を5
3.5部としたこと以外は、実施例2と同様にして、イ
ンクジェット記録用水性インクとした。
【0067】得られた水性インク中の着色樹脂粒子は平
均粒子径が98.8nmで、凝集物もなく、長期にわた
って安定な分散を示し、粘度3.00mPa・sとなっ
たが、表面張力がやや高く53.0mN/mであった。
【0068】インクジェットプリンターを用いた印字
は、不安定であり、ノズル目詰まりは生じなかったもの
の、得られた印刷物は、不均一でムラのある印刷画像と
なった。
【0069】
【表5】
【0070】◎は優,○は良,△は可,×は不可を表わ
す。(評価項目は全て△以上である必要がある)
【0071】<実施例3>調製例2で得た着色樹脂粒子
水分散液(2)47.0部を、グリセリン15.0部、
アセチレン結合を有する界面活性剤(化合物A−5)
0.5部、プロピレングリコールプロピルエーテル(化
合物C−1)5部及びイオン交換水32.5部からなる
水溶液に加えた後、混合して、インクジェット記録用水
性インクとした。
【0072】得られた水性インク中の着色樹脂粒子(マ
イクロカプセル)は、平均粒子径が151.1nmであ
り、凝集物もなく、長期にわたって安定な分散性を示
し、粘度3.48mPa・s、表面張力35.4mN/
mの物性を有するインクであった。
【0073】インクジェットプリンターを用いた印字
は、安定しており、ノズル目詰まりもほとんど生じなか
った。また、得られたインクを用いて普通紙(PPC用
紙)にベタ印刷を行ったところ、均一でムラの少ない印
刷画像が得られた。
【0074】<比較例3>実施例3において、化合物A
−5を用いなかったこと、かつ、イオン交換水の使用量
を33.0部としたこと以外は、実施例3と同様にし
て、インクジェット記録用水性インクとした。
【0075】得られた水性インク中の着色樹脂粒子は平
均粒子径が150.5nmで、凝集物もなく、長期にわ
たって安定な分散を示し、粘度3.40mPa・sとな
ったが、表面張力がやや高く39.5mN/mであっ
た。
【0076】インクジェットプリンターを用いた印字
は、ほぼ安定しており、ノズル目詰まりも生じなかった
ものの、得られた印刷物は、不均一でムラのある印刷画
像となった。
【0077】
【表6】
【0078】◎は優,○は良,△は可,×は不可を表わ
す。(評価項目は全て△以上である必要がある)
【0079】<実施例4>調製例2で得た着色樹脂粒子
水分散液(2)47.0部を、グリセリン15.0部、
アセチレン結合を有する界面活性剤(化合物A−2)
0.5部、プロピレングリコールプロピルエーテル(化
合物C−1)5部及びイオン交換水32.5部からなる
水溶液に加えた後、混合して、インクジェット記録用水
性インクとした。
【0080】得られた水性インク中の着色樹脂粒子(マ
イクロカプセル)は、平均粒子径が151.4nmであ
り、凝集物もなく、長期にわたって安定な分散性を示
し、粘度3.46mPa・s、表面張力33.4mN/
mの物性を有するインクであった。
【0081】インクジェットプリンターを用いた印字
は、安定しており、ノズル目詰まりも生じなかった。ま
た、得られたインクを用いて普通紙(PPC用紙)にベ
タ印刷を行ったところ、均一でムラの少ない印刷画像が
得られた。
【0082】<比較例4>実施例4において、化合物A
−2及び化合物C−1を用いなかったこと、かつ、イオ
ン交換水の使用量を38.0部としたこと以外は、実施
例4と同様にして、インクジェット記録用水性インクと
した。
【0083】得られた水性インク中の着色樹脂粒子は平
均粒子径が150.0nmで、凝集物もなく、長期にわ
たって安定な分散を示し、粘度3.01mPa・sとな
ったが、表面張力がやや高く52.5mN/mであっ
た。
【0084】インクジェットプリンターを用いた印字
は、不安定で、ノズル目詰まりは生じなかったものの、
得られた印刷物は、不均一でムラのある印刷画像となっ
た。
【0085】
【表7】
【0086】◎は優,○は良,△は可,×は不可を表わ
す。(評価項目は全て△以上である必要がある)
【0087】表4〜表6に示した結果から、本発明によ
る水性インク組成物は高品質な記録画像が得られ、吐出
安定性にも優れていることがわかる。
【0088】
【発明の効果】本発明のインク組成物は、インクジェッ
トプリンター用に用いた場合に、吐出安定性に優れ、高
品質な記録画像を提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が塩基で中和された酸基
    を有する皮膜形成性樹脂によって、顔料粒子が被覆され
    た着色樹脂粒子の水性分散体からなるインクにおいて、
    アセチレン結合を有する界面活性剤を含有することを特
    徴とするインク組成物。
  2. 【請求項2】 アセチレン結合を有する界面活性剤が,
    一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、おのおの独立的に炭
    素原子数1〜5のアルキル基、アルコキシル基、アルキ
    レン基、フェニル基及び置換基を有するフェニル基を表
    わし、n及びmは、両者の和が0〜40の範囲にあ
    る。)で表わされる化合物である請求項1記載のインク
    組成物。
  3. 【請求項3】 さらにポリオキシプロピレングリセリル
    エーテルを含有する請求項1又は2記載のインク組成
    物。
  4. 【請求項4】 さらに低級アルコールのプロピレンオキ
    シド付加体を含有する請求項1、2又は3記載のインク
    組成物。
  5. 【請求項5】 インクの表面張力が28.0〜35.0
    mN/mの範囲にある請求項1〜4のいずれか1項記載
    のインク組成物。
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