JP2001302713A - 透水性舗装用アクリル系シラップ組成物および透水性舗装構造体 - Google Patents

透水性舗装用アクリル系シラップ組成物および透水性舗装構造体

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JP2001302713A
JP2001302713A JP2000118294A JP2000118294A JP2001302713A JP 2001302713 A JP2001302713 A JP 2001302713A JP 2000118294 A JP2000118294 A JP 2000118294A JP 2000118294 A JP2000118294 A JP 2000118294A JP 2001302713 A JP2001302713 A JP 2001302713A
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acrylate
meth
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permeable pavement
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Takuya Furukawa
琢也 古川
Mikio Takasu
幹夫 高須
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄層でも十分な硬化性と可使時間を有し、か
つ強度、耐候性に優れた透水性舗装面を形成しうるアク
リル系シラップ組成物を得る。 【解決手段】 (メタ)アクリレートを主成分とするビ
ニル単量体(A)、アクリル系ポリマーおよび/または
ラジカル重合性オリゴマー(B)、ハイドロパーオキサ
イド系および/またはケトンパーオキサイド系硬化剤
(C)、および多価金属塩(D)を含有することを特徴
とする透水性舗装用アクリル系シラップ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨材と共に用いるこ
とにより、公園、歩道、駐車場あるいは車道等のアスフ
ァルト舗装部、コンクリート舗装部の表層部に、透水機
能を付与させた舗装面を形成しうるアクリル系シラップ
組成物および透水性舗装構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園、歩道、駐車場あるいは車道
等の舗装材としては、アスファルト、コンクリートが用
いられており、この舗装材より形成した舗装面は優れた
撥水性、弾力性、耐衝撃性を有し、基材に対する粘着性
も良好で、しかも安価に大量に供給できることから広く
使用されている。
【0003】しかし、近年、この舗装材にて公園や歩道
に形成した舗装面に生ずる水たまりをなくすことや、景
観の改善、舗装面の明色化、照り返し防止能を付与する
目的でアスファルトやコンクリートの舗装面の表層部に
多量の骨材と樹脂組成物を混合した配合物にて透水層を
形成し、透水層中の多数の骨材粒子間に間隙を形成さ
せ、その間隙に水を容易に浸透させる方法が提案されて
いる。
【0004】また、車道においても水はねや、ハイドロ
プレーニング現象を低減する目的で同様な方法が提案さ
れている。これらの舗装面の形成に用いられる樹脂組成
物としてはアスファルト系樹脂、エポキシ系樹脂、アク
リル系樹脂が知られている。
【0005】アスファルト系樹脂は安価で耐衝撃性に優
れるものの、高温下において剛性が低下しやすく、骨材
間の結合強度が弱いため、自動車のタイヤなどの摩擦力
により骨材が舗装面より剥離しやすく、また、太陽光線
や酸素の作用を受け劣化しやすい傾向にある。
【0006】また、エポキシ系樹脂は骨材との密着性が
良く、耐水性に優れているが、耐候性が劣るとともに、
硬化時間が長く、特に5℃以下の低温では硬化性に劣
り、施工期間が長期化する問題がある。
【0007】アクリル系樹脂は、5℃以下の低温でも短
時間で硬化し、施工性に優れ、得られる舗装面の耐候性
に優れるが、空気中の酸素による硬化阻害を受けやすく
透水性舗装面の表面の硬化が不十分であったり、得られ
る透水性舗装面の内部または底部が硬化しない傾向にあ
った。
【0008】これらの問題を解決するために、特開平8
−13407号公報では、空乾性成分および揺変剤を含
有した樹脂組成物を提案している。しかしながら、この
樹脂組成物は、硬化剤として、ベンゾイルパーオキサイ
ドを使用するため、可使時間が短いという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする手段】本発明者らは、上記課
題について鋭意検討した結果、(メタ)アクリレートを
主成分とするビニル単量体、アクリル系ポリマーおよび
/またはラジカル重合性オリゴマーからなるアクリル系
シラップ組成物、をハイドロパーオキサイド系および/
またはケトンパーオキサイド系硬化剤と多価金属塩を用
い、硬化させることにより、従来、不可能と考えられて
いた薄層でも十分な硬化性を有し、また、十分な可使時
間を有し、耐久性、耐候性に優れた透水性舗装面を形成
できることを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、(メタ)アクリレート
を主成分とするビニル単量体(A)、アクリル系ポリマ
ーおよび/またはラジカル重合性オリゴマー(B)から
なるアクリル系シラップ組成物であり、このアクリル系
シラップ組成物をハイドロパーオキサイド系および/ま
たはケトンパーオキサイド系硬化剤(C)と多価金属塩
(D)を用い、硬化させる硬化方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。
【0012】本発明に用いる(メタ)アクリレートを主
成分とするビニル単量体(A)は、硬化成分であると共
に、シラップ組成物の粘度、硬化物の機械的強度等の特
性を調整する成分でもある。また、硬化性、硬化後の組
成物の耐候性の観点から、(メタ)アクリレートを主成
分として含むことが必要である。
【0013】尚、本発明において、「(メタ)アクリレ
ート」は、「アクリレートおよび/またはメタクリレー
ト」を意味する。
【0014】具体例としては、例えば、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−
オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)
アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ
ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレ
ート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、2−ジシクロペンテノキシエチル(メタ)アク
リレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メトキ
シエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、アルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アク
リレート、フェノキシポリアルキレングリコール(メ
タ)アクリレート、アルキルフェノキシポリアルキレン
グリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフ
リル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリロイルモルフォリン、アセトアセト
キシエチル(メタ)アクリレート等の1官能性(メタ)
アクリレートモノマー;エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,3−プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物ジ(メタ)
アクリレート、ビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル(メタ)アクリル酸付加物、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−シク
ロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、トリ
シクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス
(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)イソシアヌ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレ
ートの2官能性以上の(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。
【0015】上述したなかでも硬化性が良好であり、か
つ、低粘度であるメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−エチルへ
キシル(メタ)アクリレート、フェノキシポリアルキレ
ングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフル
フリル(メタ)アクリレート、アセトアセトキシエチル
(メタ)アクリレート等のアセトアセトキシ基含有(メ
タ)アクリレートモノマー、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリブチレングリコールジメタクリレー
トがさらに好ましい。
【0016】これらは、一種を単独で用いてもよいし、
二種以上を併用して用いてもよい。
【0017】特に、これらのうち、アセトアセトキシエ
チル(メタ)アクリレート等のアセトアセトキシ基含有
(メタ)アクリレートモノマー(a1)は、硬化を促進させ
る効果があり、また、硬化物中に重合されるので、硬化
物の機械的物性の低下が少ないことから特に好ましい。
アセトアセトキシ基含有(メタ)アクリレートの具体例
としては、例えばアセトアセトキシエチルメタクリレー
ト(a1)が挙げられる。
【0018】また、成分(A)には、(メタ)アクリレ
ート以外のビニル単量体を(メタ)アクリレートと同量
を限度として含んでもよい。(メタ)アクリレート以外
のビニル単量体としては、(メタ)アクリル酸、アクリ
ルアミド、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、N
−ビニルアセトアミド、アジピン酸ジビニル等が挙げら
れる。
【0019】本発明に用いる(B)成分のアクリル系ポ
リマーは、(メタ)アクリレートモノマーを単独重合ま
たは共重合したものである。
【0020】この(メタ)アクリレートモノマーとして
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n
−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)ア
クリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、アミル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリ
レート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニ
ル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレ
ート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)
アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンテニル(メタ)アクリレート、2−ジシクロペン
テノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリ
レート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルモルフ
ォリン等が挙げられる。
【0021】これらは、一種を単独重合してもよいし、
二種以上を併用して共重合してもよい。特に、メチルメ
タクリレートの単独重合体、および、メチルメタクリレ
ートを主成分とする共重合体が好ましい。
【0022】本発明に用いる(B)成分のラジカル重合
性のオリゴマーとしては、例えば、ポリオールとポリイ
ソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートとの反
応で得られるウレタン(メタ)アクリレート;エポキシ
樹脂と(メタ)アクリル酸またはマレイン酸やフタル酸
等の二塩基酸と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートとの反
応で得られる(メタ)アクリレート末端モノカルボン酸
との反応で得られるエポキシ(メタ)アクリレート;フ
タル酸、アジピン酸等の多塩基酸と、エチレングリコー
ル、ブタンジオール等の多価アルコールとの反応で得ら
れるオリゴマーの末端にアクリル酸、メタクリル酸等と
の反応でアクリルロイル基、メタクリロイル基を導入し
たポリエステル(メタ)アクリレートなどが挙げられ
る。
【0023】ただし、これらに限定されるものではな
い。
【0024】これらのうち、硬化性の観点から、ウレタ
ン(メタ)アクリレートおよびエポキシ(メタ)アクリ
レートが好ましい。さらに、硬化物の耐水性、伸度の点
から、ウレタン(メタ)アクリレートが特に好ましい。
【0025】ウレタン(メタ)アクリレートを構成する
ポリオールは、1分子中に2個以上の水酸基を有する化
合物である。
【0026】この具体例としては、例えば、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレ
ングリコール、ポリヘキサメチレングリコールなどのポ
リアルキレングリコール類、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールSなどの2価フェノールと
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのアル
キレンオキサイドの付可反応生成物類、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ブチレ
ングリコール、メチルペンタンジオールなどの多価アル
コールとフタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、トリメリット酸などの多塩基酸および無水物
との反応で得られるポリエステルポリオール類、ブタン
ジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプ
タンジオール、オクタンジオール、ヘプタンジオール、
シクロヘキサンジメタノール等のジオールとホスゲン、
ジメチルカーボネート等のカーボネート化剤との反応で
得られるポリカーボネートジオール類、ポリラクトンジ
オール類などが挙げられる。
【0027】本発明においては、上述のポリオールのう
ち硬化性の点から、特にポリカーボネートジオール類が
好ましく、さらに、ブタンジオール、ペンタンジオー
ル、ヘキサンジオールからなるポリカーボネートジオー
ルが特に好ましい。
【0028】これらのポリオールは1種を単独で使用し
ても良いし、2種以上を併用して使用しても良い。
【0029】ウレタン(メタ)アクリレートを構成する
ポリイソシアネートは、1分子中に2個以上のイソシア
ネート基を有する化合物で、例えば、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、
ジシクロへキシルメタン−4,4’−ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどや該化
合物と水やトリメチロールプロパンなどとのアダクト化
合物や三量体環化化合部物などが挙げられる。
【0030】これらのポリイソシアネートは1種を単独
で使用しても良いし、2種以上を併用して使用しても良
い。
【0031】ウレタン(メタ)アクリレートを構成する
水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、2―ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、ε−カプロラクトン−β−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート付加物が挙げられる。
【0032】これらの水酸基含有(メタ)アクリレート
は1種を単独で使用しても良いし、2種以上を併用して
使用しても良い。
【0033】エポキシ(メタ)アクリレートを構成する
エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノール型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられ
る。
【0034】ラジカル重合性オリゴマーの分子量に関し
ても特には制限は無いが、塗工時の作業性の観点から、
数平均分子量で20,000以下であることが好まし
い。
【0035】本発明において、(A)成分と(B)成分
の使用量は特に限定はされない。
【0036】硬化性、作業性の点から、(A)成分と
(B)成分の合計量100質量部中、(A)成分/
(B)成分の使用量は、30〜80/20〜70(質量
部)の範囲が好ましい。さらに好ましく使用量は、
(A)成分は40〜70質量部の範囲、(B)成分は3
0〜60質量部の範囲である。
【0037】(A)成分の使用量が80質量部を超える
場合には、シラップ組成物の粘度が低くなり、基盤上に
垂れる樹脂量が多くなり、透水性を損なう傾向にあり、
また、硬化に時間がかかる傾向にある。(A)成分の使
用量が30質量部より少ない場合には、シラップ組成物
の粘度が高くなり、作業性に劣る傾向にある。
【0038】また、本発明において、前記(a1)成分を
使用する場合には、硬化物の機械的物性及び及びコスト
の点から(a1)成分以外の他の(A)成分と併用するこ
とが好ましく、この場合(a1)成分の使用量は特に限定
されないが、好ましくは(A)成分と(B)成分の合計
100質量部を基準として1〜20質量部の範囲であ
る。さらに好ましくは1〜10の範囲である。
【0039】本発明に用いるハイドロパーオキサイド系
開始剤およびケトンパーオキサイド系硬化剤(C)とし
ては、例えば、p−メンタンハイドロパーオキサイド、
ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、テト
ラメチルブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド、t−へキシルハイドロパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイ
ド等が挙げられる。これらは1種または2種以上を併用
できる。
【0040】上述した中でも、可使時間の点から、ジイ
ソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハ
イドロパーオキサイドが好ましい。
【0041】また、臭気や目への刺激が少ない点で、特
に、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイドが
好ましい。
【0042】本発明において、硬化剤(C)の使用量
は、使用する(A)成分、(B)成分や使用温度により
異なることから特に限定されない。
【0043】(C)成分の好ましい使用量は、(A)、
(B)成分の合計量100質量部に対し、好ましくは
0.1〜15質量部である。
【0044】本発明に用いる多価金属塩(D)として
は、例えば、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コバル
ト、アセトアセチル酸コバルト、オナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸銅、オクテン酸銅等が挙げられる。
【0045】この多価金属塩(D)の使用量は特に限定
されないが、(A)、(B)成分の合計量100質量部
に対し、0.05〜5質量部の範囲(6%純度品を基準
とする)が好ましい。
【0046】本発明において、硬化を促進させたい場合
には、β−ジケトンや第3級アミンなどの硬化促進剤
(E)を使用してもよい。
【0047】本発明で使用できる硬化促進剤は、特に限
定されるものではなく公知のものを使用すればよいが、
特にβ−ジケトンや第3級アミンが好ましい。
【0048】β−ジケトン(E)の具体例としては、例
えば、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢
酸n−プロピル、アセト酢酸イソプロピル、アセチルア
セトン等が挙げられるが、これらのうち、アセト酢酸エ
チルが特に好ましい。これらは1種を単独で用いてもよ
いし、2種以上を併用して用いてもよい。
【0049】第3級アミンの具体例としては、例えば、
N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジ(2−
ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン、トリ−n−ブ
チルアミン、2−N−エチルアニリノエタノール、N,
N−ジメチルアニリン等が挙げられる。
【0050】本発明において、硬化促進剤(E)を使用
する場合には、(A)、(B)成分の合計量100質量
部に対し、0.01〜5質量部の範囲が好ましい。
【0051】本発明のアクリル系シラップ組成物は、上
述したように、(A)〜(D)成分を含有するものであ
るが、さらに種々の特性を改善するために、例えば、可
塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、潤滑
剤、離型剤、染料、顔料、消泡剤、重合抑制剤、充填
剤、揺変剤等の各種添加剤を、必要に応じて添加しても
よい。
【0052】本発明において、空気遮断性、耐汚れ性等
を向上させたい場合には、ワックス類を添加してもよ
い。
【0053】ワックス類の添加量は、特に限定されない
が、本発明の硬化性と硬化物の物性とのバランス等の観
点から、(A)、(B)成分の合計量100質量部に対
し、0.1〜5質量部の範囲であることが好ましい。
【0054】ワックス類としては、パラフィン類、ポリ
エチレン類、ステアリン酸等の高級脂肪酸類などが挙げ
られ、特にパラフィンワックスが好ましい。
【0055】本発明において、硬化反応を促進させたい
場合には、必要に応じて、第3級アミンを使用してもよ
い。
【0056】また、本発明のシラップ組成物とともに用
いる骨材としては、川砂利、海砂利、山砂利などの天然
石、人工大理石等の人造石、コンクリート砕石、ガラ
ス、セラミックなど人工骨材が挙げられ、単独、あるい
は任意の割合で混合して用いられる。
【0057】これらの骨材は仕上がり外観、透水性の点
から平均粒径0.5〜15mmの範囲を用いるのが好ま
しい。
【0058】本発明のアクリル系シラップ組成物は、用
途に応じて骨材との配合比を適宜選択すればよい。透水
性舗装構造体に好ましいアクリル系シラップ組成物の使
用量は、骨材100質量部に対して、5〜20質量部の
範囲である。より好ましくは5〜10質量部の範囲であ
る。
【0059】次に、本発明の透水性舗装構造体につい
て、以下説明する。
【0060】本発明のアクリル系シラップ組成物を使用
して透水性舗装構造体を得るには、例えば、以下記載の
工程で行えばよい。
【0061】まず、前記シラップ組成物と骨材を充分に
混合し、前記シラップ組成物で骨材表面を均一に被覆し
た混合物を得る。次に、この混合物をコンクリート基盤
あるいはアスファルト基盤上に金コテや塗工機械を用い
て塗工し、硬化および/または乾燥させて、透水性舗装
構造体を得る。
【0062】本発明において、透水性舗装構造体の厚み
は特に限定されないが、通常5〜20mmの範囲であ
る。
【0063】本発明の透水性舗装構造体の構造は、図1
に示すように組成物3で表面を被覆した骨材1同士が互
いに結合され、かつ空隙部3を有する。本発明において
は、この空隙部3を通して、雨水等が下地基盤へと浸透
する。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0065】以下の記載中「部」は特記の無い限り「質
量部」を意味する。また、実施例および比較例の評価
は、以下の方法に従って実施した。
【0066】<試験体の作製方法>3〜5mmの天然石
100部に対し、表1、2に示す組成物8部を混合、攪
拌し、ポリエチレンテレフタレート製フィルム上に厚さ
が1cmになるように施工、硬化後、フィルムを剥が
し、評価に応じた寸法に切断して使用した。
【0067】<評価方法> 可使時間:20℃において、促進剤、硬化剤を含まない
組成物50gを容量100mlのポリプロピレン製容器
に取り、所定の促進剤を添加、十分に攪拌混合し、さら
に、硬化剤を添加して混合した。ここで、硬化剤を添加
してから30分後の組成物の性状を観察し、著しい粘度
上昇が認められないものを「○」とし、著しい粘度上昇
が認められるもの、ゲル状物質の存在が確認されるもの
や硬化しているものを「×」とした。
【0068】指触乾燥性:舗装面施工後、20℃の環境
下に24時間放置後の表面および塗装面深部の指触乾燥
度により判定。表面のべとつき、タック感を観察し、べ
とつきやタック感の無いものを「○」とし、べとつき又
はタック感の有るものを「×」とした。
【0069】なお、深部の指触乾燥性は、試験体を強制
的に割り、露出した深部の樹脂表面を指触にて、判定し
た。
【0070】浸透性:JIS A 5403(石綿スレ
ート)に規定されている内径35mm、高さ300mm
のガラス管を図1に示すようにセットした後、試験体表
面から250mmの高さに相当する水(約240ml)
を素早くガラス管に入れ、水が全部浸透するまでの時間
をストップウォッチで測定し、これを浸透時間とした。
【0071】曲げ強度:JIS R 5201に準じて
測定。
【0072】圧縮強度:JIS R 5201に準じて
測定。
【0073】耐候性:塗装面の屋外暴露3ヶ月後の外観
を目視判定。
【0074】<合成例1:ウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(UA−1)の合成>攪拌機、温度制御装置、コ
ンデンサーを備えた容器に、カーボネートジオール(日
精化学工業(株)製、商品名CX−4710)495.
5部、ジメチルアミノエチルメタクリレート3.18
部、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
(住友化学工業(株)製、商品名スミライザーBHT)
0.64部、メチルメタクリレート512部を加え、攪
拌しながら65℃まで加熱し、反応温度65℃でトリレ
ンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製、
商品名コロネートT−80)104.4部を3時間かけ
て滴下し、さらに、メチルメタクリレート26.1部を
加え、1時間30分反応させる。その後、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート36.5部を30分かけて滴下
し、さらにメチルメタクリレート9.1部を加える。そ
の後、95℃まで昇温し、イソシアネート基の反応率が
97%以上となった時点で反応を終了、メチルメタクリ
レート92.81部加え、冷却した。
【0075】その結果、メチルメタクリレートを50質
量%含むウレタンアクリレート系オリゴマー(UA−
1)が得られた。
【0076】<合成例2:ウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(UA−2)の合成>攪拌機、温度制御装置、コ
ンデンサーを備えた容器に、カプロラクトンジオール
(ダイセル化学工業(株)製、商品名プラクセル20
5)490.1部、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト3.86部、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール(住友化学工業(株)製、商品名スミライザー
BHT)0.77部、メチルメタクリレート414.2
部を加え、攪拌しながら65℃まで加熱し、反応温度6
5℃でトリレンジイソシアネート(日本ポリウレタン工
業(株)製、商品名コロネートT−80)208.8部
を3時間かけて滴下し、さらに、メチルメタクリレート
52.2部を加え、1時間30分反応させる。その後、
2−ヒドロキシエチルアクリレート73.1部を30分
かけて滴下し、さらにメチルメタクリレート18.3部
を加える。その後、95℃まで昇温し、イソシアネート
基の反応率が97%以上となった時点で反応を終了、メ
チルメタクリレート33.1部加え、冷却した。この結
果、メチルメタクリレートを40質量%含むウレタンア
クリレート系オリゴマー(UA−2)を得た。
【0077】<合成例3:ウレタンメタクリレート系オ
リゴマー(UM−3)の合成>攪拌機、温度制御装置、
コンデンサーを備えた容器に、ポリエステルジオール
(クラレ製、商品名クラレポリオールP−510)30
1.6部、カーボネートジオール(宇部興産(株)製、
商品名UH−CARB100)333部、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート4.6部、2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェノール(住友化学工業(株)製、
商品名スミライザーBHT)0.9部、メチルメタクリ
レート527.5部を加え、攪拌しながら65℃まで加
熱し、反応温度65℃でトリレンジイソシアネート(日
本ポリウレタン工業(株)製、商品名コロネートT−8
0)208.8部を3時間かけて滴下し、さらに、メチ
ルメタクリレート52.2部を加え、1時間30分反応
させる。その後、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
81.9部を30分かけて滴下し、さらにメチルメタク
リレート20.5部を加える。その後、95℃まで昇温
し、イソシアネート基の反応率が97%以上となった時
点で反応を終了、メチルメタクリレート20.4部加
え、冷却した。この結果、メチルメタクリレートを40
質量%含むウレタンアクリレート系オリゴマー(UM−
3)を得た。
【0078】<合成例4:エポキシメタクリレート系オ
リゴマー(EM−4)の合成>攪拌機、温度制御装置、
コンデンサーを備えた容器に、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名エピコ
ート1004)740部、メタクリル酸68.8部、ジ
メチルアミノエチルメタクリレート8.1部、ハイドロ
キノンモノメチルエーテル0.81部、メチルメタクリ
レート272.6部を加え、90℃に昇温して、酸価が
5mgKOH/g以下になるまで反応させた。さらに、
メチルメタクリレートを272.6部加え、メチルメタ
クリレートを40質量%含有するエポキシメタクリレー
ト系オリゴマー(EM−4)を得た。
【0079】<実施例1〜9、および、比較例1〜3>
表1、表2に示す配合量にて(A)〜(D)成分および
その他の各種成分を調合し、その可使時間、指触乾燥性
を評価した。さらに、可使時間、指触乾燥性が良好なも
のについて浸透性、曲げ強度、圧縮強度、促進耐候性に
ついて評価した。それらの評価結果を下記表1、表2に
示す。
【0080】なお、各合成例で得たオリゴマーは、アク
リルモノマーを含有しているので、表1、表2において
は、(B)成分の欄にはオリゴマーのみの質量を示し、
オリゴマー中に含まれるアクリルモノマーの質量は
(A)成分の欄に示してある。
【0081】
【表1】
【表2】 表1および表2中の略号は以下の化合物を示す。
【0082】(A成分) MMA:メチルメタクリレート 2−EHA:2−エチルへキシルアクリレート PBGDMA:ポリブチレングリコールジメタクリレー
ト、三菱レイヨン(株)製 商品名 アクリエステルP
BOM AAEM:アセトアセトキシエチルメタクリレート FA−512A: ジシクロペンテニルオキシエチルア
クリレート、日立化成工業(株)製 (B成分) アロニックスM1600:ウレタンアクリレート、東亜
合成(株)製 アロニックスM1100:ウレタンアクリレート、東亜
合成(株)製 UA−1:合成例1で得たウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) UA−2:合成例2で得たウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) UM−3:合成例3で得たウレタンメタクリレート系オ
リゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) EM−4:合成例4で得たエポキシメタクリレート系オ
リゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) BR−599:アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製 BR−83:アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製 (C成分) パークミルP:ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド系開始剤、日本油脂(株)製 トリゴノックスR239A:クメンハイドロパーオキサ
イド系開始剤、化薬アクゾ(株)製 パーメックN:ケトンパーオキサイド系開始剤、日本油
脂(株)製 (D成分) ナフテックスCo8%T:ナフテン酸コバルト、日本化
学産業(株)製 アクアベイブ主剤 (硬化剤) カドックスB−CH50:ベンゾイルパーオキサイド含
有粉末、化薬アクゾ(株)製 (添加剤) DMPT:N,N−ジメチルパラトルイジン アエロジルRX−200:表面処理微粒子シリカ、日本
アエロジル(株)製 エポキシ樹脂系バインダー:美州興産(株)製(エポキ
シ樹脂系の主剤と骨材からなる混合物) 以下、比較例について説明する。
【0083】比較例1は、(A)、(B)成分を使用し
ない例である。この場合、指触乾燥性が不良となる。
【0084】比較例2は、先行特許特開平8−1340
7号において、空乾性成分としてジシクロペンタジエン
を含有するモノマーを、硬化剤として(C)以外の硬化
剤(ベンゾイルパーオキサイド含有粉末)を使用した例
であり、この場合、可使時間が短くなる。
【0085】比較例3は、硬化剤として、(C)以外の
硬化剤(ベンゾイルパーオキサイド含有粉末)を使用し
た例であり、比較例2と同様可使時間が短くなる。
【0086】比較例4は、(B)成分を使用しない例で
ある。この場合、硬化性が劣り、指触乾燥性が不良とな
る。
【0087】比較例5は、(A)成分を使用しない例で
ある。この場合、指触乾燥性が不良となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性舗装構造体一実施例の断面図で
ある。
【図2】本発明において使用する、水の浸透性試験法を
示す模式図である。
【符号の説明】 1…骨材 2…シラップ組成物 3…空隙部 4…試験体(透水性舗装構造体) 5…ガラス管 6…ガラス管シール部 7…試験体支持台 8…水
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアクリル
系シラップ組成物は、可使時間が長く、硬化性に優れ、
かつ優れた耐候性を付与できるものである。また、本発
明の透水性舗装構造体は、従来にない優れた透水性能を
有し、かつ耐候性に優れるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月31日(2000.5.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】本発明に用いる多価金属塩(D)として
は、例えば、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コバル
ト、アセトアセチル酸コバルト、ナフテン酸マンガン、
ナフテン酸銅、オクテン酸銅等が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】本発明の透水性舗装構造体の構造は、図1
に示すようにシラップ組成物で表面を被覆した骨材1
同士が互いに結合され、かつ空隙部3を有する。本発明
においては、この空隙部3を通して、雨水等が下地基盤
へと浸透する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】(A成分) MMA:メチルメタクリレート 2−EHA:2−エチルへキシルアクリレート PBGDMA:ポリブチレングリコールジメタクリレー
ト、三菱レイヨン(株)製 商品名 アクリエステルP
BOM AAEM:アセトアセトキシエチルメタクリレート FA−512A: ジシクロペンテニルオキシエチルア
クリレート、日立化成工業(株)製 (B成分) アロニックスM1600:ウレタンアクリレート、東亜
合成(株)製 アロニックスM1100:ウレタンアクリレート、東亜
合成(株)製 UA−1:合成例1で得たウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) UA−2:合成例2で得たウレタンアクリレート系オリ
ゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) UM−3:合成例3で得たウレタンメタクリレート系オ
リゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) EM−4:合成例4で得たエポキシメタクリレート系オ
リゴマー(使用量はオリゴマーのみの質量) BR−599:アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製 BR−83:アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製 (C成分) パークミルP:ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド系開始剤、日本油脂(株)製 トリゴノックスR239A:クメンハイドロパーオキサ
イド系開始剤、化薬アクゾ(株)製 パーメックN:ケトンパーオキサイド系開始剤、日本油
脂(株)製 (D成分) ナフテックスCo8%T:ナフテン酸コバルト、日本化
学産業(株) (硬化剤) カドックスB−CH50:ベンゾイルパーオキサイド含
有粉末、化薬アクゾ(株)製 (添加剤) DMPT:N,N−ジメチルパラトルイジン アエロジルRX−200:表面処理微粒子シリカ、日本
アエロジル(株)製 エポキシ樹脂系バインダー:美州興産(株)製(エポキ
シ樹脂系の主剤と骨材からなる混合物) 以下、比較例について説明する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/101 C08K 5/101 5/14 5/14 C08L 33/06 C08L 33/06 E01C 7/30 E01C 7/30 //(C08L 33/06 (C08L 33/06 91:06) 91:06) Fターム(参考) 2D051 AA02 AB03 AF01 AF11 AG17 AG20 EA01 EA06 EB06 4J002 AE032 BB032 BG041 CD201 CF241 CK021 EE049 EG008 EH076 EK007 EK017 EK067 EN009 FD147 FD148 FD159 FD202 FD206 GL00 4J011 AA05 BA04 CA02 CB02 CC07 DA02 PA69 PB38 PB40 PC02 PC08 4J026 AA45 AB03 AB05 AB15 BA27 BA28 BA30 DB05 DB15 GA06 GA07 GA08 4J027 AB01 AB10 AB15 AB18 AB23 AB24 AE01 AE02 AE03 AG01 AG03 AG04 AG12 AG23 AG24 AG32 BA07 BA08 CA03 CB03 CC02 CD00 CD09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリレートを主成分とするビ
    ニル単量体(A)、アクリル系ポリマーおよび/または
    ラジカル重合性オリゴマー(B)、ハイドロパーオキサ
    イド系および/またはケトンパーオキサイド系硬化剤
    (C)、および多価金属塩(D)を含有することを特徴
    とする透水性舗装用アクリル系シラップ組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、(E)成分として硬化促進剤を
    含有する、請求項1記載のアクリル系シラップ組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、ワックス類を含有する、請求項
    1または2記載のアクリル系シラップ組成物。
  4. 【請求項4】 ハイドロパーオキサイドおよび/または
    ケトンパーオキサイド系硬化剤(C)と多価金属塩
    (D)を使用することによって硬化可能なアクリル系シ
    ラップ組成物の硬化物で、骨材が、空隙部を有しつつ固
    着されている透水性舗装構造体。
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