JP2001302705A - アクリル系単量体の塊状重合方法 - Google Patents

アクリル系単量体の塊状重合方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明のアクリル系単量体の塊状重合法
は、重合開始剤として分子内にチオール基及びカルボキ
シル基を有する化合物を用いて、アクリル酸アルキルエ
ステルおよび/またはメタクリル酸アルキルエステルを
主成分とするアクリル系単量体を重合させることを特徴
としている。 【効果】 本発明によれば、従来の熱重合開始剤による
重合法に比べ、比較的温度の影響を受け難くかつ重合反
応を暴走させることなく、高収率で塊状重合反応を行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、不活性ガス存在
下、ゲル化や熱暴走反応等を起こさずに、アクリル系単
量体の重合を制御しながら塊状重合を行うアクリル系単
量体の塊状重合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル酸アルキルエステルまたはメタ
クリル酸アルキルエステルを主成分とするアクリル系単
量体のラジカル重合法としては、乳化重合法、懸濁重合
法、溶液重合法及び塊状重合法が知られている。これら
の重合法のうち、乳化重合法、懸濁重合法及び溶液重合
法は、アクリル系単量体を反応媒体に溶解もしくは分散
させて重合反応を行うため、重合温度を制御しやすく、
しかも重合率が高い場合や重合体の分子量が高い場合で
あっても反応液が流動性を有するという利点がある。
【0003】しかしながら、乳化重合法、懸濁重合法で
は、通常分散媒である水から重合体を取り出すために濾
過、沈降分離、乾燥等の操作が必要であり、工程が煩雑
となる。しかも、これらの重合法で使用される分散剤あ
るいは乳化剤は、重合体からの完全な分離が困難であ
り、残存する乳化剤あるいは分散剤は、耐水性や耐候性
など、本来のアクリル系重合体が有する特性に悪影響を
及ぼす場合が多い。
【0004】さらに、溶液重合法では、多量の有機溶剤
を使用するために、重合反応温度の制御が容易で、しか
も均一系の反応であるため、重合体の設計(単量体の配
合割合等)が比較的容易に行うことができるなどの利点
があるが、重合の初期段階と後半におけるモノマー濃度
に大きな差が生じ、低分子量体が生成しやすく、分子量
分布が広くなってしまうという問題点も有している。こ
うした問題点の解消策として、モノマーを分割して添加
する方法やモノマーの滴下法などの方法を採用して上記
問題点を解消しようとする試みがなされているが、逆に
こうした方法を採用すると、反応工程が簡単であるとい
う溶液重合法としての利便性を損なってしまう。また、
溶液重合に反応溶媒として使用される有機溶剤は、一般
に連鎖移動を伴う重合反応においては、停止反応や連鎖
移動反応などの重合反応に関与してしまい、こうした有
機溶媒の存在が、重合体の設計を複雑化してしまう。そ
して、溶液重合により得られた重合体は、多量の有機溶
剤を含むため、これら重合体を利用する場合、反応時に
使用した多量の有機溶剤を除去する必要があり、生産性
が低いだけでなく、屋外などでこれら重合体溶液をその
まま使用した場合には、有機溶剤の揮散による自然環境
への負荷が大きくなるという問題点もある。
【0005】これに対して塊状重合法は、分散剤、乳化
剤などを用いる必要がなく、重合に関与する有機溶剤の
ような不純物も含まないので、反応系が簡潔となるばか
りでなく、得られる重合体中に乳化剤や分散剤などの不
純物の混入がなく、さらには目的の重合体を得るため
に、溶媒の除去も不要である。
【0006】しかしながら、一般に、塊状重合法では、
重合反応速度が著しく速く、この塊状重合法を制御する
ことは困難である。また、重合速度が制御できずに高温
度で生成した重合体は、不均化停止により分子の末端基
が不安定な状態となったり、低分子量体化したり、逆に
先に生成していた重合体からの水素引き抜きなどによ
り、重合体の分岐化やゲル化が起こりやすい。このため
重合体の分子量、分子量分布などの分子設計が困難にな
ることはもとより、重合体の分岐化や不均化停止末端な
どの生成などにより、明確な分子構造の設計が困難とな
る。さらに、ゲル化物が急激にかつ大量に生成すること
があり、最悪の場合、暴走反応による爆発の危険すらあ
る。
【0007】こうした中で、メルカプタンを用いて塊状
重合反応の進行を制御する方法が提案されている。特公
昭55−401号公報には、「重合し得るエチレン性不
飽和モノマーを酸素存在下で約20℃から約200℃の
温度で少なくとも一つのチオール基を持つ有機メルカプ
タンと、実質的に完全なモノマーのポリマーへの転化を
得るのに十分な時間の間、接触させることを特徴とする
重合法。」が開示されている。この反応においては、酸
素の存在が不可欠であり、メルカプタンを酸素と共に用
いてエチレン型不飽和モノマーの塊状重合を行ってい
る。したがって、この反応は、酸素の存在しない雰囲気
では有効に進行しない。この公報に記載されているメル
カプタンと酸素を用いて重合させた場合、酸素を積極的
に反応系内に吹き込んでしまうため、爆発、火災の危険
性が高く、得られる重合体が着色するなどの問題もあ
る。
【0008】また、特許第2582510号公報の特許
請求の範囲には、「アクリル酸系単量体を主成分として
含んでなる単量体成分を塊状重合することによりアクリ
ル系重合体を製造する方法であって、前記単量体成分の
塊状重合が行われている重合系が不活性ガス雰囲気にあ
ってメルカプタンを含み、重合開始剤を実質的に含まな
いことを特徴とするアクリル系重合体の製造法。」の発
明が開示されている。この公報記載の発明におけるメル
カプタンの役割は、一つは重合体の分子量および分子量
分布を制御するため、もう一つは単量体成分の塊状重合
を高重合率まで穏やかに進行させ、実質的に開始剤を含
まない場合において重合速度を穏やかにコントロールす
るためであると、記載されている。この公報に記載の比
較例3は、実施例1において使用されいているメルカプ
タンであるチオグリコール酸オクチル30部を使用せず
に反応を行った実験例であり、その記載によれば、窒素
雰囲気下においてアクリル系単量体 であるモノマーの
みを加熱し、重合開始1時間30分後に温度が130℃
まで上昇し、安定に重合することができず、また、得ら
れた重合体はゲル状となったと示されている。すなわ
ち、この公報記載の比較例3と実施例1を比較した場
合、重合の開始はモノマー単量体の熱による重合開始で
あること、使用したメルカプタンの役割としては、重合
体の分子量の調整と、塊状重合反応における反応の急激
な進行を抑制するために用いられていることが示されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のメル
カプタンを用いた不飽和単量体の塊状重合反応において
は、メルカプタンを暴走しやすい塊状重合反応の進行の
抑制剤として用いられているが、不活性ガス下に、メル
カプタンを重合開始剤として塊状重合させるための重合
方法は知られていない。
【0010】そこで、本発明の目的は、アクリル酸アル
キルエステルおよび/またはメタクリル酸アルキルエス
テルを主成分とするアクリル系単量体の塊状重合におい
て、重合率が高く、しかも得られる分子量の分散指数が
小さく、さらに、反応を確実に制御しながら塊状重合さ
せる重合方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクリル酸ア
ルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とするアクリル系単量体を、不活性ガス雰囲
気下、重合開始剤として分子内にチオール基及びカルボ
キシル基を有する化合物を用いて、塊状重合させること
を特徴とするアクリル系単量体の塊状重合方法を提供す
る。
【0012】本発明によれば、アクリル酸アルキルエス
テル及び/又はメタクリル酸アルキルエステルを主成分
とするアクリル系単量体のような非常に反応性の高い単
量体を主成分としているが、不活性ガス雰囲気下、重合
開始剤として分子内にチオール基及びカルボキシル基を
有する化合物を用いることにより、塊状重合反応が暴走
することなく、穏和な条件で塊状重合反応を行うことが
でき、得られる重合体の分子量分布が狭く、また、ゲル
化物の生成など予定していない重合物が生成しにくい。
さらに、他の反応開始剤、たとえば酸素などが反応系に
共存する必要はないし、他の反応開始剤を用いて2段重
合を行う必要もない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるアクリル系
単量体を塊状重合させる実施の形態について説明する。
【0014】本発明は、不活性ガス雰囲気下、重合開始
剤として、分子内にチオール基及びカルボキシル基を有
する化合物を用いて、アクリル酸アルキルエステルおよ
び/またはメタクリル酸アルキルエステルを主成分とす
るアクリル系単量体を塊状重合させることを特徴とす
る。
【0015】本発明において、重合開始剤として使用す
る分子内にチオール基及びカルボキシ基を有する化合物
としては、α−メルカプトプロピオン酸(チオ乳酸)、
β−メルカプトプロピオン酸、2,3−ジメルカプトプ
ロピオン酸、チオグリコール酸、o−メルカプト安息香
酸(チオサリチル酸)、m−メルカプト安息香酸、p−
メルカプト安息香酸、チオリンゴ酸、チオール炭酸、o
−チオクマル酸、α−メルカプトブタン酸(メルカプト
酪酸)、β−メルカプトブタン酸、γ−メルカプトブタ
ン酸、チオールヒスチジン及び11−メルカプトウンデ
カン酸等が挙げられる。中でもβ−メルカプトプロピオ
ン酸及びチオグリコール酸が好ましい。
【0016】本発明では、不活性ガス雰囲気下、重合開
始剤として、分子内にチオール基及びカルボキシル基を
有する化合物を用いることによって、アクリル酸アルキ
ルエステルのように塊状重合反応速度を制御しにくいア
クリル系単量体を用いた場合であっても、反応速度を制
御可能な範囲内でアクリル系単量体の塊状重合反応を進
行させることができる。本件発明の塊状重合法におい
て、反応系内に酸素が存在していると、チオール基どう
しの脱水縮合反応が進行する。従って、本件発明におい
て、反応系を不活性ガスでパージする必要がある。使用
される不活性ガスとしては、重合反応に対して活性のな
いガスであれば良く、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウ
ムガス又は炭酸ガス等を挙げることができる。
【0017】本発明で使用するアクリル系単量体は、ア
クリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル酸
アルキルエステルを主成分としている。アクリル酸アル
キルエステルの具体例としては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリ
ル酸-2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル
等が挙げられ、メタクリル酸アルキルエステルの具体例
としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸-
2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシ
ル等が挙げられる。
【0018】本発明で使用するアクリル系単量体は、ア
クリル酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキル
エステルの1種類の単量体でも良いが、2種類以上の単
量体を組合わせても良い。更に、アクリル酸アルキルエ
ステルまたはメタクリル酸アルキルエステルの以外の単
量体を組合わせても良く、例えば以下に示す単量体を挙
げることができる。(メタ)アクリル酸および(メタ)
アクリル酸アルカリ金属塩などの塩;(メタ)アクリル
酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジルのような(メ
タ)アクリル酸アリールエステル;(メタ)アクリル酸
メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、
(メタ)アクリル酸プロポキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシプロ
ピルのような(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル;
エチレングリコールのジ(メタ)アクリル酸エステル、
ジエチレングリコールのジ(メタ)アクリル酸エステ
ル、トリエチレングリコールのジ(メタ)アクリル酸エ
ステル、ポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリル
酸エステル、プロピレングリコールのジ(メタ)アクリ
ル酸エスエル、ジプロピレングリコールのジ(メタ)ア
クリル酸エスエル、トリプロピレングリコールのジ(メ
タ)アクリル酸エステルのような(ポリ)アルキレング
リコールのジ(メタ)アクリル酸エステル;トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリル酸エステルのような
多価(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリロニ
トリル;酢酸ビニル;塩化ビニル;塩化ビニリデン;
(メタ)アクリル酸-2−クロロエチル、メタクリル酸-
2−クロロエチルのようなハロゲン化ビニル化合物;
(メタ)アクリル酸シクロヘキシルのような脂環式アル
コールの(メタ)アクリル酸エステル;2−ビニル−2
−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサ
ゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンのよう
なオキサゾリン基含有重合性化合物;(メタ)アクリロ
イルアジリジン、(メタ)アクリル酸−2−アジリジニ
ルエチルのようなアジリジン基含有重合性化合物;アリ
ルグリシジルエーテル、(メタ)アクリル酸グリシジル
エーテル、(メタ)アクリル酸-2−エチルグリシジル
エーテルのようなエポキシ基含有ビニル単量体;(メ
タ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒ
ドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ポリプロピレン
グリコールまたはポリエチレングリコールとのモノエス
テル、ラクトン類と(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキ
シエチルとの付加物のようなヒドロキシル基含有ビニル
化合物;フッ素置換(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル等の含フッ素ビニル単量体;(メタ)アクリル酸を除
く、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸の
ような不飽和カルボン酸、これらの塩並びにこれらの
(部分)エステル化合物および酸無水物;2−クロルエ
チルビニルエーテル、モノクロロ酢酸ビニルのような反
応性ハロゲン含有ビニル単量体;(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミドのようなアミド基含有ビニル
単量体;ビニルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、アリルトリメトキシシ
ラン、トリメトキシシリルプロピルアリルアミン、2−
メトキシエトキシトリメトキシシランのような有機ケイ
素基含有ビニル化合物単量体;ならびに、エチルデンノ
ルボルネン、ピペリジン、イソプレン、ペンタジエン、
ビニルシクロヘキセン、クロロプレン、ブタジエン、メ
チルブタジエン、シクロブタジエン、メチルブタジエン
のようなジエン化合物。その他、ビニル基を重合したモ
ノマー末端にラジカル重合性ビニル基を有するマクロモ
ノマー類等(例えば、フッ素系マクロモノマー、シリコ
ン含有マクロモノマー等)を例示することができる。
【0019】本発明の塊状重合法は、実質的に溶媒を使
用しない条件で反応させる。ただし、分子内にチオール
基及びカルボキシル基を有する化合物を単量体全体に均
一に分散させるために、極微量の溶媒に溶解もしくは分
散させる際に使用する溶媒、原材料中に残存する溶媒な
ど重合反応に影響を与えない程度の溶媒は含んでも良
い。
【0020】本発明において、分子内にチオール基及び
カルボキシル基を有する化合物は、アクリル系単量体の
不飽和基モル数100に対し、0.01〜50モル、好
ましくは0.1〜30モルの範囲内で使用される。アク
リル系単量体の不飽和基モル数100に対し、分子内に
チオール基及びカルボキシル基を有する化合物が0.0
1モル以下であると、重合が効率良く進行せず、50.
0を越えると、最終生成物の固形分(不揮発分)を低下
させることとなる。
【0021】また、本発明の塊状重合法は、アクリル系
単量体の種類によって、加熱あるいは加温下に行うこと
もできるし、冷却しながら行うこともできる。そして、
この塊状重合反応温度は、40〜110℃の範囲内に設
定することが好ましく、さらに60〜100℃の範囲内
に設定することが特に好ましい。重合反応温度を上記範
囲内に設定することにより、分子内にチオール基及びカ
ルボキシル基を有する化合物が、効率よく重合開始剤と
しての機能を発揮することができる。
【0022】また、使用するアクリル系単量体の不飽和
基の活性にもよるが、比較的重合性の高いアクリル酸エ
ステル系のアクリル系単量体を用いた場合でも、反応温
度を40℃未満とした場合、分子内にチオール基及びカ
ルボキシル基を有する化合物の活性が低くなり、充分な
重合率を得るために必要な時間が長くなり、効率が悪
い。さらに、メタクリル酸メチルのように重合活性が比
較的低い単量体を用いた場合でも、40℃以上の条件で
あれば、充分な重合率を得ることができる。
【0023】また、反応温度が110℃を超える場合
は、分子内にチオール基及びカルボキシル基を有する化
合物が重合速度の抑制に作用してしまい、分子内にチオ
ール基及びカルボキシル基を有する化合物の重合開始剤
としての効率が悪くなる。さらに、反応温度を150℃
以上とすると、アクリル系単量体の活性にもよるが、ア
クリル酸アルキルエステルなどは、熱開始による重合も
併発してしまい、熱開始により生成した重合体を含むこ
ととなり、目的の重合体が得られないばかりでなく、重
合反応中に著しい発熱による暴走反応の危険がある。重
合温度を110℃以下と設定することにより、生成する
重合体を効率よく得られ、また、反応を暴走させること
なく、反応の進行を維持することができる。
【0024】本発明の塊状重合法は、開始剤としてβ−
メルカプトプロピオン酸を例にして説明すると、断定す
ることはできないが、以下のように進行するものと推定
される。
【0025】β−メルカプトプロピオン酸は、単独では
窒素のような不活性ガス雰囲気下で加熱をしても急激な
反応等は起こらず比較的安定であるが、空気中などで暴
露をすると空気中の酸素などによりチオール基の酸化反
応がおこり、ジスルフィド化等が起こってしまう。これ
は、同一分子中のカルボキシル基により、チオール基水
素原子の活性が高くなってしまい、酸化反応を受けやす
くなる為である。本発明の塊状重合法における重合開始
と進行は、不活性ガス雰囲気下で行われるため、チオー
ル基の酸化反応によるものではないと考えられる。ま
た、チオール基は活性ラジカルの存在下では、チオール
基の水素原子が活性ラジカルに水素引き抜きを受けやす
く、ラジカル連鎖移動反応を起こす。
【0026】本発明の塊状重合法においては、実質的に
溶剤などを含まず、不活性ガス雰囲気下、アクリル系単
量体とβ−メルカプトプロピオン酸を接触混合させる事
により、重合性不飽和基に対し、同一分子内にカルボキ
シル基を有し活性の高くなったチオール基が配位的に攻
撃する事により、チオラジカル(・Sラジカル)がラジ
カル付加し、重合が開始すると考えられる。
【0027】次いで、β−メルカプトプロピオン酸及び
アクリル系単量体に対しての連鎖移動、成長反応が進行
するものと推定される。そして、この反応の停止反応
は、β−メルカプトプロピオン酸及びアクリル系単量体
への連鎖移動停止、成長ラジカル同士の再結合停止、チ
オラジカルの状態で存在するβ−メルカプトプロピオン
酸ラジカルとの再結合停止によるものと推定される。こ
の場合、連鎖移動により水素引き抜きをされたβ−メル
カプトプロピオン酸は、ふたたび、開始末端としてモノ
マー付加する場合と、成長ラジカルと再結合し、停止剤
として重合体末端に付加する。
【0028】したがって、本発明の塊状重合法によって
得られる重合体の分子末端は、β−メルカプトプロピオ
ン酸から水素が脱離した残基もしくは水素原子で構成さ
れる分子が大多数である。よって、本発明の塊状重合法
によって得られる重合体は、従来の重合開始剤切片や、
単量体の不均化停止による不飽和基を末端に有すること
がなく、貯蔵安定性、耐候性に優れている。
【0029】上記のように、β−メルカプトプロピオン
酸を重合開始剤として使用することにより、この塊状重
合の反応率は、通常は50%以上、好ましくは70%以
上になる。このように反応率が高いにも拘わらず、例え
ばアクリル酸エステルのような反応性の高い重合性不飽
和化合物を用いた場合であっても、反応が暴走すること
がなく、安定に塊状重合反応をさせることができる。
【0030】上記のようにして製造される塊状重合体
(組成物を含む)は、使用するアクリル系単量体の種
類、分子内にチオール基及びカルボキシル基を有する化
合物の種類及び量によって異なるが、数平均分子量は、
通常は、500〜100000の範囲内にあり、重量平
均分子量は、通常は700〜300000の範囲内にあ
る。また、得られた塊状重合体は、必要に応じて精製さ
れて、通常の重合体と同様に使用される。
【0031】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これら実施例によって限定される
ものではない。
【0032】
【実施例1】撹拌装置、窒素導入管、温度計及び還流冷
却管を備えたフラスコに、ラウリルメタクリレート10
0重量部を仕込みフラスコ内に窒素ガスを導入しながら
フラスコ内の内容物を80℃に加熱した。ついで、十分
に窒素ガス置換したβ−メルカプトプロピオン酸5重量
部を撹拌下のフラスコ内に添加した。その後、撹拌中の
フラスコ内の内容物の温度が80℃に維持できるよう
に、冷却及び加温を2時間行った。その後続けて、撹拌
中のフラスコ内の内容物の温度が95℃に維持できるよ
うに、冷却及び加温を行いながら、重合反応を6時間行
った。
【0033】上記のようにして合計で8時間の反応後、
反応物の温度を室温に戻し、反応物にベンゾキノン溶液
(95%THF溶液)を20重量部添加して重合を停止
させた。こうして得られた反応物のTHF溶液につい
て、単量体残存率をガスクロマトグラフィーを用いて測
定し、重合率を求めた。その結果、重合率が71%の反
応物が得られ、この重合に際して重合反応の暴走は認め
られなかった。
【0034】つづいて得られた反応物をエバポレーター
に移し、減圧下に80℃まで徐々に加熱しながらTHF
および残存単量体、残存チオール化合物を除去した。こ
うして得られた重合体の150℃加熱残分は、99.0
%であった。また、得られた重合体についてゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(GPC)により測定し
た分子量は、Mw=4600、Mn=2300であり、
分散指数=2.1であり、23℃における粘度は、6.
7(Pa・秒)であった。
【0035】
【実施例2】撹拌装置、窒素導入管、温度計および還流
冷却管を備えたフラスコに、2−エチルヘキシルアクリ
レート95重量部、およびスチレン5重量部を仕込みフ
ラスコ内に窒素ガスを導入しながらフラスコ内の内容物
を80℃に加熱した。ついで、十分に窒素ガス置換した
β−メルカプトプロピオン酸8重量部を攪拌下のフラス
コ内に添加した。その後、攪拌中のフラスコ内の内容物
の温度が80℃に維持できるように、冷却および加温を
2時間行った。さらに、十分に窒素ガス置換したβ−メ
ルカプトプロピオン酸6重量部を攪拌下のフラスコ内に
追加添加した。その後、攪拌中のフラスコ内の内容物の
温度が95℃に維持できるように、さらに冷却および加
温を行いながら、重合反応を6時間行った。
【0036】上記のようにして合計で8時間の反応後、
反応物の温度を室温に戻し、反応物にベンゾキノン溶液
(95%THF溶液)を20重量部添加して重合を停止
させた。こうして得られた反応物のTHF溶液につい
て、単量体残存率をガスクロマトグラフィーを用いて測
定し、重合率を求めた。その結果、重合率が78%の反
応物が得られ、この重合に際して重合反応の暴走は認め
られなかった。
【0037】つづいて得られた反応物をエバポレーター
に移し、減圧下に80℃まで除々に加熱しながらTHF
および残存単量体、残存チオール化合物を除去した。こ
うして得られた重合体の150℃加熱残分は、99.4
%であった。また、得られた重合体についてゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(GPC)により測定し
た分子量は、Mw=2200、Mn=1100であり、
分散指数=2.0であり、23℃における粘度は、2.
6(Pa・秒)であった。
【0038】
【実施例3】撹拌装置、窒素導入管、温度計及び還流冷
却管を備えたフラスコに、2−エチルヘキシルアクリレ
ート100重量部及びアクリル酸8.5重量部を仕込み
フラスコ内に窒素ガスを導入しながらフラスコ内の内容
物を80℃に加熱した。ついで、十分に窒素ガス置換し
たβ−メルカプトプロピオン酸5重量部を撹拌下のフラ
スコ内に添加した。その後、撹拌中のフラスコ内の内容
物の温度が80℃に維持できるように、冷却および加温
を2時間行った。さらに、十分に窒素ガス置換したβ−
メルカプトプロピオン酸4重量部を撹拌下のフラスコ内
に追加添加した。その後、撹拌中のフラスコ内の内容物
の温度が95℃に維持できるように、さらに冷却及び加
温を行いながら、重合反応を6時間行った。
【0039】上記のようにして合計で8時間の反応後、
反応物の温度を室温に戻し、反応物にベンゾキノン溶液
(95%THF溶液)を20重量部添加して重合を停止
させた。こうして得られた反応物のTHF溶液につい
て、単量体残存率をガスクロマトグラフィーを用いて測
定し、重合率を求めた。その結果、重合率が85.2%
の反応物が得られ、この重合に際して重合反応の暴走は
認められなかった。
【0040】つづいて得られた反応物をエバポレーター
に移し、減圧下に80℃まで徐々に加熱しながらTHF
および残存単量体、残存チオール化合物を除去した。こ
うして得られた重合体の150℃加熱残分は、99.8
%であった。また、得られた重合体についてゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(GPC)により測定し
た分子量は、Mw=2600、Mn=1500であり、
分散指数=1.8であり、23℃における粘度は、1
5.4(Pa・秒)であった。
【0041】
【実施例4】攪拌装置、窒素導入管、温度計および還流
冷却管を備えたフラスコに、ブチルアクリレート100
重量部を仕込みフラスコ内に窒素ガスを導入しながらフ
ラスコ内の内容物を60℃に加熱した。ついで、十分に
窒素ガス置換したβ−メルカプトプロピオン酸6重量部
を攪拌下のフラスコ内に添加した。その後、攪拌中のフ
ラスコ内の内容物の温度が60℃に維持できるように、
冷却および加温を8時間行った。
【0042】上記8時間の反応後、反応物の温度を室温
に戻し、反応物にベンゾキノン溶液(95%THF溶
液)を20重量部添加して重合を停止させた。こうして
得られた反応物のTHF溶液について、単量体残存率を
ガスクロマトグラフィーを用いて測定し、重合率を求め
た。その結果、重合率が78.1%の反応物が得られ、
この重合に際して重合反応の暴走は認められなかった。
【0043】つづいて得られた反応物に、ラジカル重合
開始剤としてベンゾイルパーオキサイド0.1重量部を
添加して未反応単量体を重合させた、さらに、反応物を
エバポレーターに移し、減圧下に80℃まで除々に加熱
しながらTHFおよび残存単量体、残存チオール化合物
を除去した。こうして得られた重合体の150℃加熱残
分は、99.7%であった。また、得られた重合体につ
いてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)により測定した分子量は、Mw=3700、Mn=
1800であり、分散指数=2.1であり、23℃にお
ける粘度は、3.1(Pa・秒)であった。
【0044】
【比較例1】実施例1において、チオール化合物である
β−メルカプトプロピオン酸の代わりに、N−ドデシル
メルカプタンを使用した以外は、同様にして重合反応を
行ったが、重合率は12%と低く、効率がかなり悪かっ
た。
【0045】
【比較例2】実施例1において、チオール化合物である
β−メルカプトプロピオン酸を添加しなかった以外は、
同様にして反応操作を行ったが、重合率は0%であっ
た。
【0046】
【発明の効果】本発明は、アクリル酸アルキルエステル
またはメタクリル酸アルキルエステルを主成分とするア
クリル系単量体のような非常に反応性の高い単量体を主
成分としているが、不活性ガス雰囲気下、重合開始剤と
して分子内にチオール基及びカルボキシル基を有する化
合物を用いることにより、塊状重合反応が暴走すること
なく、穏和な条件で塊状重合反応を行うことができ、得
られる重合体の分子量分布が狭く、ゲル化物の生成など
予定していない重合物が生成しにくい。また、他の反応
開始剤、たとえば酸素などが反応系に共存する必要はな
いし、他の反応開始剤を用いて2段重合を行う必要もな
い。さらに、重合体分子末端が分子内にチオール基及び
カルボキシル基を有する化合物のチオール基から水素原
子が脱離した残基及び水素原子のみからなる重合体を容
易に得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガス雰囲気下に、重合開始剤とし
    て分子内にチオール基及びカルボキシル基を有する化合
    物を用いて、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
    成分とする重合性単量体を重合させることを特徴とする
    アクリル系単量体の塊状重合方法。
  2. 【請求項2】 前記アクリル系単量体100モルに対し
    て、前記化合物を0.01〜50.0モルの範囲にて使
    用することを特徴とする請求項第1項記載のアクリル系
    単量体の塊状重合方法。
  3. 【請求項3】 前記アクリル系単量体の重合を、40〜
    110℃の範囲内の温度で行うことを特徴とする請求項
    第1項又は第2項記載のアクリル系単量体の塊状重合方
    法。
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