JP2001301606A - 制動力制御装置 - Google Patents
制動力制御装置Info
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
の低圧室に負圧を供給することにより、車両停止中の制
動力を確保する。 【解決手段】バキュームブースタによる助勢力によって
制動力を発生させる制動力発生手段と、エンジン停止状
況検出手段と、エンジン停止状況検出手段によりエンジ
ンの燃焼の停止状況が検出された場合、少なくともエン
ジン燃焼停止中に、バキュームブースタの低圧室の圧力
を低下させることが可能な圧力低下手段と、を備える構
成とする。この構成により、エンジン停止状況検出手段
によりエンジンの燃焼が停止状況であることが検出され
ると、エンジンの燃焼停止中にバキュームブースタの低
圧室の圧力は、圧力低下手段により低下させられる。従
って、制動力の低下を低減することができる。
Description
ンを自動停止させるエンジン制御装置を備えた車両の制
動力制御装置に関するものである。
つ、ブレーキペダルを踏む等の所定の停止条件が成立し
た場合に、エンジンの燃焼を自動的に停止させ、燃料の
節約、排気エミッションの低減、あるいは騒音の低減等
を図るように構成した車両が、例えば特開平11−35
1004号公報において開示されている。
キを作動させた時、ブレーキペダルへの踏力がバキュー
ムブースタにより助勢され、適切な制動力を得ることが
できる構成となっている。バキュームブースタによる助
勢は、エンジンの燃焼によりバキュームブースタの低圧
室に供給される負圧と、ブレーキペダルの移動により大
気が導入される変圧室の圧力との差圧により行う構成と
なっている。負圧はバキュームブースタの低圧室に供給
され、大気圧は変圧室に供給される。乗員がブレーキペ
ダルを踏むことによりバキュームブースタの低圧室は変
圧室と一時的に連通する状態となるため、負圧が消費さ
れる。バキュームブースタの負圧は、ブレーキペダルが
作動されると消費されて、負圧は低下することとなる。
しかし、通常走行時(エンジン燃焼中)はエンジンの吸
気工程において、低圧室が接続されるインテークマニホ
ールドから負圧が供給されるため、制動を発生させるた
めに必要な負圧が確保される。
る、「低圧室の圧力の上昇」とは、発明の詳細な説明に
おける低圧室の負圧の低下(消費)のことをいう。ま
た、「低圧室の圧力の低下」とは、発明の詳細な説明に
おける低圧室の負圧の上昇(供給)のことをいう。
おける車両では、エンジンの燃焼が自動的に停止すると
バキュームブースタの低圧室へ負圧を供給することがで
きない場合がある。そして、エンジンの燃焼停止時に、
乗員がブレーキペダルを踏み込んでいる状態において
は、乗員はブレーキペダルを無意識に移動させてしまう
場合がある。このブレーキペダルの移動により、低圧室
と変圧室が連通し、バキュームブースタの低圧室にある
負圧を消費してしまう。このような場合、車両の制動力
が低下すると、車両停止状態を保つために乗員が強い踏
力でブレーキペダルを踏み込む必要があるという問題が
あった。
場合に限らず、イグニッションスイッチOFFでエンジ
ンの燃焼が停止している状態でも、上述したようにバキ
ュームブースタの低圧室にある負圧を消費し、車両の制
動力が低下すると、車両停止状態を保つために乗員が強
い踏力でブレーキペダルを踏み込む必要があるという問
題があった。
であり、本発明の目的は、車両停止時の制動力を得るた
めに、エンジンの燃焼が停止した状態においてバキュー
ムブースタの低圧室に負圧を供給することを可能とする
ことにより、車両停止中の制動力を確保することであ
る。
するために、請求項1の発明は、低圧室と変圧室とを備
えるバキュームブースタと、前記バキュームブースタの
低圧室と変圧室との差圧による助勢力によって車両を制
動するための制動力を発生させる制動力発生手段と、吸
気工程を含む動作によって前記バキュームブースタの低
圧室の圧力を低下させるエンジンと、前記エンジンの燃
焼が停止状況であることを検出するエンジン停止状況検
出手段と、前記エンジン停止状況検出手段により、エン
ジンの燃焼の停止状況が検出された場合、少なくともエ
ンジン燃焼停止中に、前記バキュームブースタの低圧室
の圧力を低下させることが可能な圧力低下手段と、を備
えることを特徴とする。
時には吸気工程によってバキュームブースタの低圧室の
圧力が低下させられ、低圧室と変圧室の差圧による助勢
力により、制動力が発生する。また、エンジン停止状況
検出手段によりエンジンの燃焼が停止状況であることが
検出された場合には、エンジンの燃焼停止中にバキュー
ムブースタの低圧室の圧力は、圧力低下手段により低下
させられ、低圧室と変圧室の差圧により制動力が発生さ
せられる。従って、エンジン燃焼停止時においても制動
力が確保されるため、制動力の低下を低減することがで
きる。エンジン停止状況はエンジンの燃焼中に検出して
も良いし、実際にエンジンの燃焼が停止している時に検
出しても良い。また、エンジン燃焼停止中とは、エンジ
ンの点火が行われていない時を含み、エンジンに燃料が
供給されている状態で点火が行われていない状態また
は、エンジンに燃料が供給されていない状態で点火が行
われていない状態で、惰力によってエンジンが作動して
いる場合をも含むものである。尚、前述したが、「圧力
を低下させる」とは負圧を供給することをいい、「圧力
が上昇する」とは負圧を消費することをいう。
ジン停止状況検出手段は、エンジンの燃焼が自動的に停
止する条件であるエンジン自動停止条件が成立すること
を検出するものであることを特徴とする。
停止条件が成立すると、少なくともエンジン燃焼停止中
に、バキュームブースタの低圧室の圧力を低下させられ
る。従って、請求項1の効果に加え、エンジンの燃焼が
自動的に停止する場合において、制動力が確保されるた
め制動力の低下を低減することができるという効果が得
られる。
載の圧力低下手段は、前記バキュームブースタの低圧室
の圧力か圧力変化度合いの少なくとも一方に応じて作動
することを特徴とする。
が、バキュームブースタの低圧室の圧力か圧力変化度合
いの少なくとも一方に応じて作動する。従って、請求項
1または2の効果に加え、バキュームブースタの低圧室
内の圧力が高い場合、または上昇している場合に、圧力
を低下させることができるという効果が得られる。
下手段は、ブレーキペダルが作動されている場合に作動
することを特徴とする。
はブレーキペダルが作動されている場合に作動する。従
って、請求項1〜3の効果に加え、乗員が制動力を必要
としている場合に圧力低下手段が作動し、バキュームブ
ースタの低圧室の圧力を低下させることができるという
効果が得られる。
圧力低下手段は、前記エンジンの吸気工程を行わせるも
のであることを特徴とする。
はエンジンの吸気工程を行わせるものである。従って、
請求項1〜4の効果に加え、エンジンに発生する負圧に
よりバキュームブースタの低圧室の圧力を低下させるこ
とができるという効果が得られる。
圧力低下手段は、前記エンジンのクランク軸を回転させ
る回転手段を含むことを特徴とする。
に含まれる回転手段が、エンジンのクランク軸を回転さ
せ、エンジンの内部に負圧を発生する。従って、請求項
5の効果に加え、エンジン内部に発生する負圧によりバ
キュームブースタの低圧室の圧力を低下させることがで
きるという効果が得られる。ここで、回転手段とは例え
ばモータである。
手段によりクランク軸を回転させる時、前記エンジン内
への大気の流入量を調節するスロットルバルブの開度を
閉じる方向に制御することを特徴とする。
りエンジンの回転軸を回転させる時、スロットルバルブ
の開度を閉じる方向に制御することにより、エンジン内
への大気の流入が低減される。従って、請求項6の効果
に加え、スロットルバルブの開度を閉じる方向に制御し
ない場合より強い負圧を、エンジン内部に発生させるこ
とができるという効果が得られる。ここで、スロットル
バルブの開度を閉じる方向への制御とは、例えばスロッ
トルバルブの最大閉位置へ制御することである。
圧力低下手段は、前記エンジンの燃焼停止時より前から
エンジン燃焼停止中にわたって作動することを特徴とす
る。
エンジンの燃焼停止時より前からエンジン停止中にわた
り作動し、エンジンの燃焼が停止する前からバキューム
ブースタの低圧室の圧力を低下させられる。従って、請
求項5〜7の効果に加え、圧力低下手段を作動させるた
めのエネルギーを低減することができるという効果が得
られる。
圧力低下手段は、ポンプにより前記バキュームブースタ
の低圧室内の大気を吸い出す手段であることを特徴とす
る。
はポンプにより前記バキュームブースタの低圧室内の大
気を吸い出す手段である。従って、請求項1〜4の効果
に加え、バキュームブースタの低圧室の圧力を直接低下
させ、バキュームブースタの低圧室の圧力を低下させる
ことができるという効果が得られる。
面に基づいて説明する。まず、第1の実施例について説
明する。第1の実施例で用いられるブレーキシステム及
びエンジンシステムの構成を概略的に説明する。
図1に示すように、ブレーキペダル10の踏力がバキュ
ームブースタ12により倍力され、その倍力された踏力
に応じた液圧がマスタシリンダ14に発生させられる。
この液圧は、車輪に設けられたブレーキ16のブレーキ
シリンダ18に供給され、ブレーキシリンダ18が作動
させられて車輪の回転が抑制される。また、ブレーキシ
リンダ18とマスタシリンダ14との間には、ブレーキ
シリンダ18の液圧を制御するアクチュエータである液
圧制御ユニット20が設けられている。
24(以下、ブレーキECU24と称する)により制御
される。ブレーキECU24には、ブレーキペダル10
の踏み込みを検出するブレーキスイッチ26、マスタシ
リンダ14の液圧を検出するマスタシリンダ圧センサ2
8、車輪速度を検出する車輪速度センサ84等が接続さ
れている。ブレーキスイッチ26はブレーキペダル10
が踏み込まれた状態と踏み込まれていない状態とで異な
る信号を出力し、ブレーキランプの点灯等を行う。ブレ
ーキペダル10の非踏み込み位置は、車体に設けられた
図示しないストッパにより規定される。マスタシリンダ
圧センサ28は、マスタシリンダ14の液圧を受けて作
動し、マスタシリンダ14からブレーキシリンダ18に
供給される液圧が連続的に変化するのに応じて連続して
変化する電気信号をブレーキECU24へ出力する。車
輪速度センサ84は、各車輪に設けられ各車輪の車輪速
度を規定する車輪速度信号をブレーキECU24へ出力
する。また、ブレーキECU24と、電子制御ユニット
46(以下、エコランECU46と称する)とは通信線
により接続され、種々の情報を通信する。
タ64や、電磁クラッチ56への信号発信等を行ってい
る。
においてインテークマニホルド32に接続されており、
管路37を介して負圧が供給される。詳細には、バキュ
ームブースタ12は、インテークマニホルド32のスロ
ットルバルブ34が設けられた部分と、インテークマニ
ホルド32が複数のインテークバルブ側へエアを供給す
るために分岐させられた部分よりスロットルバルブ34
側の部分との間の部分に接続されている。本実施例のス
ロットルバルブ34は、電子制御によりスロットル駆動
モータ38により開閉される。また他の構成において
は、スロットルバルブ34は図示しないアクセルペダル
にケーブルによって連結されており、乗員が足で操作す
ることによりスロットルバルブ34が開閉される機構と
なっていてもよい。さらには、電子制御式のスロットル
駆動モータ38による制御機構と、アクセルペダルとケ
ーブルによる連結機構の両方をもつシステムにより開閉
されるものであってもよい。
ホルド32との間にはチェック弁36が設けられてい
る。チェック弁36は、インテークマニホルド32から
バキュームブースタ12への負圧の供給(バキュームブ
ースタ12の空気がインテークマニホルド32側へ吸引
されること)は許容するが、バキュームブースタ12か
らインテークマニホルド32への負圧の流出(インテー
クマニホルド32内の空気がバキュームブースタ12へ
吸引されること)は阻止するように設けられている。
0はピストンシリンダ88内を上下運動する。ピストン
50が、ピストンシリンダ88内を下方へ下がる時、吸
気弁92が開いてインテークマニホルド32内の空気が
ピストンシリンダ88内に吸い込まれる。この時、排気
弁94は閉じている。ピストン50がピストンシリンダ
88内を下がり、最下点を通過して上方へ上がる時、吸
気弁92は閉じ、排気弁94が開いてシリンダ内の排気
がエギゾーストマニホルド90に排出される。そして再
び、ピストン50がピストンシリンダ88内を下方へ下
がり、排気弁94が閉じ吸気弁92が開いてインテーク
マニホルド32内の空気がピストンシリンダ88内に吸
い込まれる。以上の動作の繰り返しにより、インテーク
マニホルド32内の絶対圧力は低くなり、すなわち、バ
キュームブースタの低圧室68へ負圧が供給されること
になる。
クタ86により燃料が噴射される。本実施例では、複数
のインジェクタ86によりそれぞれ、複数の気筒のそれ
ぞれについて燃料が噴射される。スロットルバルブ34
の開度、インジェクタ86の燃料噴射量、タイミング等
は、電子制御式燃料噴射装置の電子制御ユニット40
(以下、EFI−ECU40と称する)により制御され
る。EFI−ECU40には、インテークマニホルド3
2の負圧を検出するインテークマニホルド負圧センサ4
2、スロットルバルブ34の開度を検出するスルットル
ポジションセンサ44等が接続されており、それらの検
出値に基づいてスロットルバルブ34、インジェクタ8
6等を制御する。
圧センサ48及びシフト位置センサ82が接続されてい
る。ブースタ負圧センサ48は、バキュームブースタ1
2の後述する低圧室68の負圧を受けて作動し、その負
圧の大きさが連続的に変化するのに応じて連続的に変化
するブースタ負圧信号を出力する。シフト位置センサ8
2は、シフト装置96に設けられている。シフト位置セ
ンサ82は、自動変速機を備えたオートマチック車の場
合、例えば、パーキング「P」、ニュートラル「N」、
リバース「R」、ドライブ「D」、ロー「L」、セカン
ド「2」であることを表す信号を出力する。EFI−E
CU40とエコランECU46とは、通信線により接続
され、種々の情報を通信する。
52(以下、M/G52と称する)が連結されている。
この M/G52は、モータおよび発電機として機能す
る。その構成の詳細を図2に示す。M/G52は、エン
ジン30の近傍に、 M/G52の軸がエンジン30の
クランク軸54と並列になるように配置されている。
ク軸54にプーリ62、ベルト60、プーリ58を介し
て連結されている。プーリ58とクランク軸54との間
には、電磁クラッチ56が設けられており、ベルト60
とクランク軸54との間における動力の伝達・非伝達の
切換が可能である。電磁クラッチ56には、エコランE
CU46から、動力の伝達・非伝達を行う信号が送信さ
れる。また、 M/G52には、 M/G52の軸の回転
の減速を行うプラネタリギア61、 M/G52の軸の
一方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ63等
が設けられている。
ンジンの動力で駆動される補機類の図示しない回転軸と
連結されている。上記補機類とは例えば、図示していな
いが、パワーステアリング用のポンプ、エアコン用のコ
ンプレッサ、エンジン用のオイルポンプ、エンジンの冷
却用のウォーターポンプ等である。それぞれの補機類の
回転軸とと、エンジン30のクランク軸54及びM/G
52の軸とは、プーリ58,62を介してベルト60に
よって連結されている。
用を説明する。エンジン30及びM/G52において、
エンジン30が燃焼中であり、その燃焼によりクランク
軸54が回転している時は、クランク軸54の回転力が
M/G52の軸に伝達される。これによりM/G52の
モータが回転し、その回転により発電が行われ、得られ
た電力をバッテリ65に供給する。なお、図1中のイン
バータ64は、M/G52のモータの回転により発電し
電力をバッテリに供給を行う制御と、バッテリを電源と
してM/G52のモータを回転する制御との切換を行
う。インバータ64には、上記二種類の制御のうち一方
の制御を行うように、エコランECU46から信号が送
信される。
細を説明する。バキュームブースタ12は、図3に示す
ように、中空のハウジング80を備えている。ハウジン
グ80内の空間はパワーピストン66によりマスタシリ
ンダ14の側の低圧室68とブレーキペダル10の側の
変圧室70とに仕切られている。低圧室68は、エンジ
ン30の吸気側に接続されており、本実施例において
は、低圧室68の負圧がブースタ負圧であり、ブースタ
負圧センサ48は低圧室68の負圧を検出するものとさ
れている。パワーピストン66は、マスタシリンダ14
の側において、ゴム製のリアクションディスク72を介
してブースタピストンロッド74と連携させられてい
る。ブースタピストンロッド74はマスタシリンダ14
の図示しない加圧ピストンに連携させられ、パワーピス
トン66の作動力を前記加圧ピストンに伝達する。
6が設けられている。弁機構76は、ブレーキペダル1
0と連携させられているバルブオペレーティングロッド
78とパワーピストン66との相対移動に基づいて作動
するものであり、コントロールバルブ76aと、エアバ
ルブ76bと、バキュームバルブ76cと、コントロー
ルバルブスプリング76dとを備えている。エアバルブ
76bは、コントロールバルブ76aと共同して変圧室
70の大気に対する連通・遮断を選択式に行うものであ
り、バルブオペレーティングロッド78に一体的に移動
可能に設けられている。コントロールバルブ76aは、
バルブオペレーティングロッド78にコントロールバル
ブスプリング76dによりエアバルブ76bに着座する
向きに付勢される状態で取り付けられている。バキュー
ムバルブ76cは、コントロールバルブ76aと共同し
て変圧室70の低圧室68に対する連通・遮断を選択的
に行うものであり、パワーピストン66に一体的に移動
可能に設けられている。
説明する。バキュームブースタ12においては、非作動
状態では、コントロールバルブ76aが、エアバルブ7
6bに着座する一方、バキュームバルブ76cから離間
し、それにより、変圧室70が大気から遮断されて低圧
室68に連通させられる。したがって、この状態では、
低圧室68も変圧室70もともに等しい高さの負圧(大
気圧以下の圧力)とされる。これに対して、作動状態で
はバルブオペレーティングロッド78がパワーピストン
66に対して相対的に接近し、やがてコントロールバル
ブ76aがバキュームバルブ76cに着座し、それによ
り、変圧室70が低圧室68から遮断される。その後、
バルブオペレーティングロッド78がパワーピストン6
6に対してさらに相対的に接近すれば、エアバルブ76
bがコントロールバルブ76aから離間し、それによ
り、変圧室70が大気に連通させられる。この状態で
は、変圧室70が昇圧し、低圧室68と変圧室70との
間に差圧が発生し、その差圧によってパワーピストン6
6が作動させられ、バキュームブースタ12により倍力
されたブレーキ操作力に応じた液圧がマスタシリンダ1
4に発生させられる。したがって、バキュームブースタ
によりブレーキ操作力が助勢され、大きなブレーキ液圧
が発生する。
ついて、図4に基づき詳細に説明する。前記したEFI
−ECU40、ブレーキECU24及びエコランECU
46はそれぞれ通信線により接続され、種々の情報を通
信する。通信は、例えば、デジタル信号により、1本の
通信線で多くの情報を相互通信し得るシリアルデータ通
信とされる。
位置センサ82、ブースタ負圧センサ48、スロットル
ポジションセンサ44、インテークマニホルド負圧セン
サ42等が接続されている。一方、 EFI−ECU4
0の出力側には、インジェクタ86、スロットル駆動モ
ータ38等が接続されている。
度センサ84、ブレーキスイッチ26、マスタシリンダ
圧センサ28等が接続されている。また、ブレーキEC
U24の出力側には、液圧制御ユニット20等が接続さ
れている。
ータ64、電磁クラッチ56等が接続されている。
ローチャート図5を用いて説明する。
イッチONと同時に開始される。
止条件が成立するか否かの判定が行われる。その詳細の
フローチャートを図6に示す。ステップ150の第1の
条件は、関連システムに異常がないことである。関連シ
ステムの異常とは、例えば、エンジンシステムの異常や
ブレーキシステムの異常である。エンジンシステムやブ
レーキシステムの異常は、EFI−ECU40やブレー
キECU24に接続された様々なセンサにより判定する
ことができる。ステップ152の第2の条件は、シフト
レバー98のポジションがドライブ「D」またはニュー
トラル「N」になっていることである。シフトレバー9
8のポジションは、シフト位置センサ82の信号により
得られる。ステップ154の第3の条件は、車体速度が
0km/hであることである。車体速度は、車輪速度セ
ンサ84により得られた車輪速度値から演算して求める
ことができる。ステップ156の第4の条件は、ブレー
キマスタシリンダ圧センサ28の値が所定値Lm以上で
あることである。マスタシリンダ圧センサ28の値の所
定値Lmとは、例えば、自動変速機を備えたオートマチ
ック車の場合、クリープ現象により車両が動き出さない
程度の力の値で、例えば4〜6kgf/cm2である。
また、ステップ156の第4の条件としてはマスタシリ
ンダ圧センサ値を用いる方法の他に、ブレーキ操作の有
無を示す信号を利用してもよい。例えば、ブレーキペダ
ル10を踏み込んだ際のストロークの変化を感知する図
示しないペダルストロークセンサの信号や、ブレーキラ
ンプの点灯等を行うブレーキスイッチ26の信号等を用
いてもよい。ステップ158の第5の条件は、車体速度
が少なくとも1度は0km/hより大きくなっているこ
とである。イグニッションスイッチをONした直後に上
記した4つの条件が成立する場合があるが、この第5の
条件により、イグニッションスイッチON直後にエンジ
ンは停止しない。
していない場合、エンジン自動停止条件は成立しないこ
ととなり、ステップ100の判定結果はNOとなって再
びエンジン自動停止条件が成立するか否かの判定が実行
される。通常走行時は、ステップ100の判定結果が常
にNOとなり、ステップ100の判定が繰り返されるこ
ととなる。上記した5つの条件がすべて成立した場合、
エンジン自動停止条件は成立し、ステップ100の判定
結果がYESとなり、ステップ102が実行される。
の低圧室68内の圧力が設定値Kb以下か否かの判定が
行われる。この判定は、ブースタ負圧センサ48の値と
設定値Kbとを比較することにより行う。設定値Kbより
もバキュームブースタの低圧室68内の圧力が高い(負
圧が低い)と判定された場合、ステップ102の判定結
果はNOとなり、ステップ104に移行する。設定値K
bよりもバキュームブースタの低圧室68内の圧力が低
い(負圧が高い)と判定された場合、ステップ102の
判定結果はYESとなる。この場合、バキュームブース
タの低圧室68には制動力確保のための十分な負圧があ
るため、後述するステップ116に移行する。なお、前
記設定値Kbは、車両停止時に消費される負圧に対して
余裕を持つ値であり、例えば、60〜65kPaであ
る。ステップ102において、バキュームブースタの低
圧室68の圧力が設定値Kb以下で ないと判定された
場合、バキュームブースタの低圧室68には、車両停止
時に消費される負圧を考慮した場合は制動力を確保する
ための負圧に余裕がないため、ステップ104以降の制
御を行う。このステップでは、圧力の設定値Kbに基づ
いて判定しているが、圧力の設定値Kbに変えて、また
は付け加えて圧力の上昇度合いによって、判定してもよ
い。
にM/G52のモータによりエンジン30のクランク軸
54を回転させる制御を行う。エンジン30の燃焼時に
は、その燃焼によるクランク軸54の回転が、プーリ5
8,62及びベルト60を通してM/G52のモータに
伝わり、モータが回転させられている。 通常走行時
は、エンジン30の燃焼による駆動力でM/G52のモ
ータを回転させていたのを、このステップ104、でバ
ッテリ65を電源とする電力によりM/G52のモータ
を回転させるように切換え制御を行う。この切換え制御
は、エコランECU46からインバータ64に、バッテ
リ65を電源としてM/G52を駆動するように切換え
る信号を送信して行う。この切換え制御により、バッテ
リ65を電源とする電力により M/G52のモータが
回転する。次にステップ106が実行される。
4の開度の最大閉位置への制御と、エンジン30への燃
料供給を停止する制御とを行う。スロットルバルブ34
を最大閉位置に制御すると、新たな空気が外部からイン
テークマニホルド32に吸入され難くなる。すなわち、
この制御はバキュームブースタの低圧室68の圧力を早
く低下させる(高い負圧を早く供給する)ことへの準備
となる。また、エンジン30への燃料供給を停止するた
めに、インジェクタ86からの燃料噴射を停止するフュ
ーエルカットの制御を行う。この制御により、エンジン
30への燃料の供給が遮断されるのでエンジン30の燃
焼は停止する。ここで、ステップ104において、バッ
テリ65を電源とする電力により M/G52のモータ
を回転させる制御を行った。従って、エンジン30の燃
焼が停止しても、モータの回転に連動してエンジン30
のクランク軸54が回転し、インテークマニホルド32
に負圧を発生させ、バキュームブースタの低圧室68に
負圧を供給し続けることができる。次にステップ110
が実行される。
ンサ値が所定値Lm以上か否かの判定を行う。エンジン
の自動停止条件の説明で説明したが、マスタシリンダ圧
センサ値の所定値Lmとは、自動変速機を備えたオート
マチック車の場合、クリープ現象により車両が動き出さ
ない程度の力の値で、例えば4〜6kgf/cm2であ
る。マスタシリンダ圧センサ値が所定値Lmより小さ
く、ステップ110でNOと判定された場合、後述する
ステップ118に移行する。ステップ110でNOと判
定される場合は、例えば乗員がブレーキペダル10の作
動を解除した場合である。マスタシリンダ圧センサ値が
所定値Lmより大きく、YESと判定された場合、引き
続き乗員はブレーキペダル10の作動を続けている。こ
の場合、次のステップ112が実行される。
の低圧室68内の圧力が設定値Kb以下か否かの判定が
行われる。設定値Kbよりもバキュームブースタの低圧
室68内の圧力が高い(負圧が低い)と判定された場
合、ステップ112の判定結果はNOとなり、再びステ
ップ110が実行される。設定値Kbよりもバキューム
ブースタの低圧室68内の圧力が低い(負圧が高い)と
判定された場合、ステップ112の判定結果はYESと
なる。この場合、バキュームブースタの低圧室68には
制動力確保のための十分な負圧が供給され、次のステッ
プ114が実行される。なお、ステップ102において
前述したが、前記設定値Kbは車両停止時に消費される
負圧に対して余裕を持つ値であり、例えば、60〜65
kPaである。ステップ112により、十分な負圧がバ
キュームブースタの低圧室68内に供給され、変圧室7
0との間に十分な差圧が発生し、バキュームブースタ1
2によって倍力されたブレーキ操作力に応じた液圧がマ
スタシリンダ14に発生させられる。したがって、車両
の制動力を十分に確保することができる。
ンク軸54の回転を停止するために、M/G52のモー
タからの回転力を伝達している電磁クラッチ56を遮断
する。この場合、 M/G52のモータは回転し続けて
もよく、 M/G52のモータが回転し続ける場合、前
述したように、エンジン30の動力で駆動される補機
類、例えば、パワーステアリング用のポンプ、エアコン
用のコンプレッサ、エンジン用のオイルポンプ、エンジ
ンの冷却用のウォーターポンプ等にモータの回転が伝達
される構成となっているため、エンジン30の燃焼が停
止してもこれらの補機類を稼動することができる。ま
た、クランク軸54の回転を停止するその他の制御とし
ては、M/G52のモータの回転を停止してもよい。ス
テップ114の実行が終了すると、次はステップ118
が実行される。
Sと判定された場合、ステップ116が実行される。ス
テップ116ではフューエルカットの制御が行われ、エ
ンジン30の燃焼と、クランク軸54の回転は停止す
る。次にステップ118が実行される。
件が成立するか否かの判定が行われる。その詳細のフロ
ーチャートを図7に示す。ステップ170の第1の条件
及びステップ172の第2の条件は、関連システムに異
常がないこと、及び、シフトレバー98のポジションが
ドライブ「D」またはニュートラル「N」になっている
ことである。これらは前述したエンジンの自動停止条件
の場合と同様である。ステップ174の第3の条件は、
ブレーキマスタシリンダ圧センサ28の値が所定値Lm
未満であることである。マスタシリンダ圧センサ28の
値の所定値Lmとは、前記したように例えば、自動変速
機を備えたオートマチック車の場合、クリープ現象によ
り車両が動き出さない程度の力の値で、例えば4〜6k
gf/cm 2である。尚、ステップ174では乗員の発
進の意志をマスタシリンダ圧センサ28の値の低下によ
り検出しているが、これに代えて、あるいはこれに加え
てマスタシリンダ圧の減少速度、ブレーキストップラン
プの消灯、ペダルストロークセンサの値、あるいはペダ
ルストロークセンサの値の減少速度、アクセルペダルの
踏み込み量、踏み込み速度等を参照して検出してもよ
い。これら3つの条件がすべて満たされた場合、エンジ
ン自動始動条件が成立してステップ120が実行され
る。また、上記した3つの条件のうち1つでも成立しな
い場合、エンジン自動始動条件は成立せず、ステップ1
18の判定が繰り返される。
制御を行う。ステップ120の実行が終了すると、再び
ステップ100に戻る。
したように、エンジン自動停止条件が成立したとき、バ
キュームブースタの低圧室の圧力が所定値よりも小さい
場合にはそのままエンジン自動停止を行い、バキューム
ブースタの低圧室の圧力が所定値よりも大きい場合には
エンジンの燃焼は停止させるが、M/G(モータ・ジェ
ネレータ)のモータによりエンジンのクランク軸を回転
させ、バキュームブースタの低圧室の圧力を所定値より
も小さくすることができるため、車両の停止に必要な負
圧を十分に供給することができる。また、無駄な燃料の
消費も防止することができる。
中のステップ100が、特許請求の範囲のエンジン停止
状況検出手段の一例であり、ステップ104が圧力低下
手段に含まれる回転手段の一例である。
止条件の成立とエンジン自動始動条件の成立は、それぞ
れイグニッションキーOFFとイグニッションキーON
とに置き換えても良い。この場合、乗員が自らエンジン
の燃焼を停止させた場合において、バキュームブースタ
の低圧室に負圧を供給し、制動力の低下を低減できる。
て説明する。
示す。本実施例において、それぞれブレーキペダル1
0、バキュームブースタ12、ブースタ負圧センサ4
8、マスタシリンダ圧センサ28、エンジン30、液圧
制御ユニット20、ブレーキ16、ブレーキシリンダ1
8は、第1の実施例と同様に構成されている。なお、本
実施例においては、エンジン30中にモータ・ジェネレ
ータや電磁クラッチなどは設けられていなくてもよい。
ECU41には各センサからの信号が入力される。ま
た、ECU41からの出力信号が各アクチュエータに入
力される。また、本実施例では電動バキュームポンプ3
9が設けられている。
チェック弁37を介してバキュームブースタ12に負圧
が供給される。チェック弁37は、電動バキュームポン
プ39からバキュームブースタ12への負圧の供給(バ
キュームブースタ12の空気が電動バキュームポンプ3
9側へ吸引されること)は許容するが、バキュームブー
スタ12から電動バキュームポンプ39への負圧の流出
(電動バキュームポンプ39内の空気がバキュームブー
スタ12へ吸引されること)は阻止するように設けられ
ている。
て、フローチャート図9を用いて説明する。
止条件が成立するか否かの判定が行われる。エンジン自
動停止条件については前述した第1の実施例のステップ
100の場合と同様に、図6のエンジン自動停止フロー
チャートに基づき判断される。ステップ200の判定結
果がNOの場合、ステップ200の判定が繰り返され
る。ステップ200の判定がYESになると、ステップ
202に移行する。
制御が行われる。次にステップ204が実行される。
の低圧室68内の圧力が設定値Kb以下か否かの判定が
行われる。このステップ204における判定は、第1の
実施例のフローチャート図5中のステップ102と同じ
である。ステップ204において、バキュームブースタ
の低圧室68の圧力が設定値Kb以下でないと判定され
た場合、バキュームブースタの低圧室68には制動力を
確保するための十分な負圧がないため、NOと判定され
ステップ206へ移行する。バキュームブースタの低圧
室68の圧力が設定値Kb以下であると判定された場合
バキュームブースタの低圧室68には十分な負圧がある
ため、後述するステップ212に移行する。このステッ
プでは、圧力の設定値Kbに基づいて判定しているが、
圧力の設定値Kbに変えて、または付け加えて圧力の上
昇度合いによって、判定してもよい。
プ39を作動させる制御を行う。前述したように、電動
バキュームポンプ39を作動させると、バキュームブー
スタに負圧を供給することができる。次にステップ20
8が実行される。
ンサ値が所定値Lm以上か否かの判定を行う。第1の実
施例のフローチャート図5中のステップ110と同じで
ある。マスタシリンダ圧センサ値が所定値Lmより小さ
く、ステップ207でNOと判定された場合、後述する
ステップ210に移行する。マスタシリンダ圧センサ値
が所定値Lmより大きく、YESと判定された場合、次
のステップ208が実行される。
様にバキュームブースタの低圧室68内の圧力が設定値
Kb以下か否かの判定が行われる。このステップ204
における判定は、第1の実施例のフローチャート図5中
のステップ102と同じである。バキュームブースタの
低圧室68の圧力が設定値Kb以下でないと判定された
場合、バキュームブースタの低圧室68には制動力を確
保するための十分な負圧がないため、NOと判定され再
びステップ207に戻る。バキュームブースタの低圧室
68の圧力が設定値Kb以下であると判定された場合バ
キュームブースタの低圧室68には十分な負圧があるた
め、ステップ210に移行する。
プ39の作動を停止する制御を行う。この制御により、
電動バキュームポンプ39は停止し、バキュームブース
タの低圧室68への負圧の供給が停止する。次にステッ
プ212が実行される。
件が成立するか否かの判定が行われる。エンジン自動始
動条件については前述した第1の実施例のステップ11
8の場合と同様に、図7のエンジン自動始動フローチャ
ートにより判断される。ステップ212の判定結果がN
Oの場合、ステップ212の判定が繰り返される。ステ
ップ212の判定がYESになると、ステップ214が
実行される。
制御を行う。ステップ214の実行が終了すると、再び
ステップ200に戻る。
したように、エンジン自動停止条件が成立したときエン
ジン自動停止を行い、バキュームブースタの低圧室の圧
力が所定値よりも小さい場合には、エンジン自動始動ま
で制御を行わず、バキュームブースタの低圧室の圧力が
所定値よりも大きい場合には電動バキュームポンプを作
動させることにより、バキュームブースタの低圧室の圧
力を所定値よりも小さくすることができるため、車両の
停止に必要な負圧を十分に供給することができる。ま
た、無駄な燃料の消費も防止することができる。
中のステップ200が、特許請求の範囲のエンジン停止
状況検出手段の一例であり、ステップ206が圧力低下
手段であり大気を吸い出す手段の一例である。
停止した後に電動バキュームポンプを作動させるが、エ
ンジンの自動停止前に電動バキュームポンプを作動させ
てもよい。
止条件の成立とエンジン自動始動条件の成立は、それぞ
れイグニッションキーOFFとイグニッションキーON
とに置き換えても良い。この場合、乗員が自らエンジン
の燃焼を停止させた場合において、バキュームブースタ
の低圧室に負圧を供給し、制動力の低下を低減できる。
が、これは例示に過ぎず、本発明は前記
た態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
ムとエンジンシステムとを概略的に示す図である。
/Gを示す図である。
ースタを示す図である。
ロック図である。
低圧室への負圧供給のための制御を表すフローチャート
図である。
ト図である。
ト図である。
的に示す図である。
低圧室への負圧供給のための制御のプログラムを表すフ
ローチャート図である。
Claims (9)
- 【請求項1】低圧室と変圧室とを備えるバキュームブー
スタと、 前記バキュームブースタの低圧室と変圧室との差圧によ
る助勢力によって車両を制動するための制動力を発生さ
せる制動力発生手段と、 吸気工程を含む動作によって前記バキュームブースタの
低圧室の圧力を低下させるエンジンと、 前記エンジンの燃焼が停止状況であることを検出するエ
ンジン停止状況検出手段と、 前記エンジン停止状況検出手段により、エンジンの燃焼
の停止状況が検出された場合、少なくともエンジン燃焼
停止中に、前記バキュームブースタの低圧室の圧力を低
下させることが可能な圧力低下手段と、 を備えることを特徴とする制動力制御装置。 - 【請求項2】前記エンジン停止状況検出手段は、エンジ
ンの燃焼が自動的に停止する条件であるエンジン自動停
止条件が成立することを検出するものであることを特徴
とする、請求項1に記載の制動力制御装置。 - 【請求項3】前記圧力低下手段は、前記バキュームブー
スタの低圧室の圧力か圧力変化度合いの少なくとも一方
に応じて作動することを特徴とする、請求項1または2
に記載の制動力制御装置。 - 【請求項4】前記圧力低下手段は、ブレーキペダルが作
動されている場合に作動することを特徴とする、請求項
1〜3に記載の制動力制御装置。 - 【請求項5】前記圧力低下手段は、前記エンジンの吸気
工程を行わせるものであることを特徴とする、請求項1
〜4に記載の制動力制御装置。 - 【請求項6】前記圧力低下手段は、前記エンジンのクラ
ンク軸を回転させる回転手段を含むことを特徴とする、
請求項5に記載の制動力制御装置。 - 【請求項7】前記回転手段によりクランク軸を回転させ
る時、前記エンジン内への大気の流入量を調節するスロ
ットルバルブの開度を閉じる方向に制御する請求項6に
記載の制動力制御装置。 - 【請求項8】前記圧力低下手段は、前記エンジンの燃焼
停止時より前からエンジン燃焼停止中にわたって作動す
ることを特徴とする、請求項5〜7に記載の制動力制御
装置。 - 【請求項9】前記圧力低下手段は、モータにより前記バ
キュームブースタの低圧室内の大気を吸い出す手段であ
る、請求項1〜4に記載の制動力制御装置。
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---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009533260A (ja) * | 2006-04-14 | 2009-09-17 | ワイケイ フエン, | 真空アシストポンプシステム |
JP2012122459A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Denso Corp | 車両用制御装置 |
US8688340B2 (en) | 2010-12-01 | 2014-04-01 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for supplementing brake vacuum pressure |
CN113931942A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-01-14 | 江铃汽车股份有限公司 | 一种大吨位液刹商用车离合操纵助力系统 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120230A patent/JP3815177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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