JP2001298140A - ヒートシンクを備えた冷却装置 - Google Patents

ヒートシンクを備えた冷却装置

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晴久 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却性能が高く、寿命が長く、しかも装置の
径方向寸法を小さくすることができるヒートシンクを備
えた冷却装置を提供する。 【解決手段】 ヒートシンク1は、中心線を中心にして
中心線を囲むように配置された複数枚の放熱フィン9を
含む放熱フィンユニット7を備えている。冷却用ファン
9を、複数枚のブレード17を有しモータ19によって
回転させられるインペラ17を備えて、ヒートシンク1
の放熱フィンユニット7の上方にインペラ16が位置す
るようにヒートシンク1に対して取付ける。放熱フィン
9は、仮想垂直平面に対して所定の傾斜角θを形成する
ように傾斜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源からの熱を消
散するヒートシンクを備えた冷却装置に関するものであ
り、特にCPU等の電子部品を冷却するのに好適な冷却
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに用いられるCPU等の電
子部品から発生する熱量は、その高性能化に伴って益々
増大する傾向にある。実公平3−15982号公報に
は、基板の表面に放射状に複数枚の放熱フィンを配置し
たヒートシンクの上に冷却用ファンを配置し、冷却用フ
ァンから吐出された空気を基板の中心部に当て、その後
空気を放射状に配置された複数枚の放熱フィンの間を通
して外部に排出する構造の冷却装置が開示されている。
また米国特許第5629834号公報(日本国特許第2
765801号、特開平7−111302号)及び米国
特許第5782292号(特開平9−102566号公
報)には、複数枚の放熱フィンをファンのインペラから
径方向に流れ出る空気の流れに沿うように配置したヒー
トシンクを用いる冷却装置が示されている。この冷却装
置では、ファンのインペラの一部を囲むように複数枚の
放熱フィンを配置している。また米国特許第57851
16号公報(特開平9−219478号公報)には、フ
ァンのインペラを囲むように基板の上に配置された複数
枚の放熱フィンを備え、複数枚の放熱フィンをファンの
中心を通る中心線に対して傾けたヒートシンクを用いる
冷却装置が示されている。この公知技術では、筒体にこ
の筒体の中心線に対して傾いた向きの切削加工を施すこ
とにより傾斜した複数枚の放熱フィンを備えたヒートシ
ンクを形成している。そしてこの装置で、十分な冷却性
能を得るためには、放熱フィンの角度とファンのブレー
ドの角度の関係を予め定めた精密な関係にしなければな
らない。そしてファンのモータはヒートシンクに取り付
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一番目及び二番目の冷
却装置は、高発熱量の冷却には不向きである。三番目の
公知の冷却装置は、今のところ、最近の高発熱量のCP
Uを冷却するのに適している。しかしながら三番目の冷
却装置では、ヒートシンクを製造するための加工費用が
高くなる問題がある上、高い加工精度を必要とする。ま
たファンのインペラを複数枚の放熱フィンで囲む構造で
あるため、冷却装置の径方向寸法が大きくなる問題があ
る。さらにファンのモータをヒートシンクに固定する構
造では、ヒートシンク側からモータに熱が伝わりモータ
の寿命が低下する問題も発生する。
【0004】本発明の目的は、冷却性能が高く、寿命が
長く、しかも装置の径方向寸法を小さくすることができ
るヒートシンクを備えた冷却装置を提供することにあ
る。
【0005】本発明の他の目的は、上記目的に加えて安
価に製造できるヒートシンクを備えた冷却装置を提供す
ることにある。
【0006】本発明の他の目的は、製造が容易なヒート
シンクを備えた冷却装置を提供することにある。
【0007】本発明の目的は、放熱フィンの数を増やし
て冷却性能を高めることが容易なヒートシンクを備えた
冷却装置を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、大量生産が容易
なヒートシンクを備えた冷却装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱源からの熱
を消散するヒートシンクを備えた冷却装置を改良の対象
とする。ヒートシンクは、表面と熱源が接触する裏面と
を備えた熱伝導性の良い基板と、基板の表面と垂直な方
向に延びる仮想の中心線と、この中心線を中心して放射
方向及び前記表面と垂直な方向のそれぞれに延び且つ中
心線を中心にした仮想円の周方向に間隔をあけて仮想さ
れた複数の仮想垂直平面と、基板の表面に対して熱伝達
可能に取付けられ、中心線を中心にして中心線を囲むよ
うに配置された複数枚の放熱フィンを含む放熱フィンユ
ニットとを具備する。冷却用ファンは、複数枚のブレー
ドを有しモータによって回転させられるインペラを備え
て、ヒートシンクの放熱フィンユニットの上方にインペ
ラが位置するようにヒートシンクに対して取付けられ
る。
【0010】本発明で用いるヒートシンクは、複数枚の
放熱フィンが、それぞれ基板側に位置する下側端縁と、
下側端縁とは反対側に位置する上側端縁と、下側端縁と
上側端縁との間に位置する放熱面とを有している。そし
て複数枚の放熱フィンは、それぞれ下側端縁が対応する
1つの仮想垂直平面と基板の表面との交線に沿うように
前記表面に対して直接または間接的に固定され且つ放熱
面と仮想垂直平面との間に所定の傾斜角θを形成するよ
うに仮想垂直平面に対して同じ方向に(仮想円の周方向
の一方側に)傾斜している。その上で、放熱フィンユニ
ットと冷却用ファンとは、冷却用ファンの複数枚のブレ
ードと複数枚の放熱フィンの上側端縁とが対向する位置
関係を有しており、冷却用ファンは放熱フィンユニット
の複数枚の放熱フィンに冷却用の空気を流すように動作
する。冷却用の空気を流すために、冷却ファンは放熱フ
ィンに向かって空気を吹き付けるように動作しても、放
熱フィン側から空気を吸い込むように動作してもよい。
【0011】冷却用ファンのインペラとヒートシンクと
が近接して配置された場合、ファンの複数枚のブレード
と対向しないヒートシンクの部分(即ちインペラの複数
枚のブレードが固定されるカップ部材と対向するヒート
シンクの部分)には、ファンからの空気は殆ど直接当た
ることがない。またインペラが回転して発生する空気流
はモータの軸線方向に直進せずに、インペラの回転方向
に流れる。そのため複数枚の放熱フィンを単純に放射状
に配置しただけでは放熱フィンが抵抗となって冷却性能
を上げることに限界がある。またいわゆる軸線方向に空
気を流す軸流ファンを用いて径方向に積極的に空気を流
し、この空気流でインペラの外側に位置する複数枚の放
熱フィンの周囲に空気を流して各放熱フィンを冷却する
構造にも限界がある。しかしながら本発明のように、複
数枚の放熱フィンを配置して,放熱フィンユニットの上
から冷却用ファンによりモータの軸線方向に流れる空気
を放熱フィンに直接吹き付けると、高い冷却性能が得ら
れる。この効果の理論的な裏付けは十分になされていな
い。しかしながら本発明で採用する放熱フィンの配置形
状が、冷却用ファンから吐出される空気に対する抵抗を
少なくして、しかも各放熱フィンの放熱面に沿う速い空
気の流れを生み出すことが、冷却性能を向上させている
ものと推測する。いずれにしても本発明によれば、装置
の径方向寸法を大きくすることなく、しかもモータの寿
命を短くすることなく、従来冷却性能が高いと言われて
いる高価な冷却装置とほぼ同様の冷却性能を得ることが
できる。
【0012】理想的には、複数の仮想垂直面を仮想円の
周方向に等しい間隔をあけて仮想する。このようにする
と各放熱フィンをほぼ均等に冷却することができ、基板
を偏りなく冷却することができるので、冷却効率をより
高めることができる。
【0013】放熱フィンユニットは、例えば、一枚の熱
伝導性に優れた金属板に折り曲げ加工を施して形成すれ
ば、安価に且つ簡単に作ることができる。
【0014】さらに製造を簡単にして、しかも大量生産
を可能にするためには、放熱フィンユニットの構造を次
のようにするのが好ましい。基板の表面に接合される一
枚のフィン取付用金属板を用意し、複数枚の放熱フィン
をそれぞれ平板状の金属板により形成する。そして複数
枚の放熱フィンの下側端縁がフィン取付用金属板に固定
して放熱フィンユニットを構成する。このようにすると
放熱フィンユニットだけを、予め大量生産することが可
能になる。放熱フィンのフィン取付用金属板への取付方
法は任意である。例えば、複数枚の放熱フィンの下側端
縁にフィン取付用金属板の表面に沿う方向に延び且つフ
ィン取付用金属板の表面に固定される固定用フランジを
一体に設ける。このような固定用フランジを用意すれ
ば、固定作業が大幅に容易になる。
【0015】またより大量生産を可能にするためには、
フィン取付用金属板に中心線を中心にして放射方向に延
び且つ周方向に所定の間隔をあけて複数のスリットを形
成する。また複数枚の放熱フィンの下側端縁にそれぞれ
複数のスリットに嵌合される嵌合用突出部を一体に形成
する。そして複数枚の放熱フィンをそれぞれの嵌合用突
出部が対応する複数のスリットに嵌合した状態で、フィ
ン取付用金属板に接合する。このようにすると放熱フィ
ンのフィン取付用金属板への位置決めが容易になるだけ
でなく、放熱フィンを傾斜させた状態でフィン取付用金
属板に接合する場合の作業も容易になる。
【0016】なお基板に、中心線を中心にして放射方向
に延び且つ周方向に所定の間隔をあけて複数のスリット
を直接形成してもよい。そして複数枚の放熱フィンの下
側端縁にはそれぞれ設けた嵌合用突出部を基板に形成し
た複数のスリットに直接嵌合するようにしてもよい。こ
のようにすると製品コストは多少高くなるが、部品点数
を減らすことができる。また前述の固定用フランジ付き
の放熱フィンを、基板の表面に直接固定するようにして
もよい。
【0017】複数枚の放熱フィンの形状を同じ形状にす
れば、放熱フィンの生産コストが下がるため、結果とし
て装置の価格を下げることができる。一枚の大きな金属
板から多数枚の放熱フィンを打ち抜く場合に廃棄する材
料を少なくするためには、なるべく放熱フィンの主要部
分の形状を概ね矩形形状にするのが好ましい。このよう
な主要部分が矩形形状の放熱フィンを用いて放熱フィン
ユニットを形成すると、放熱フィンユニットは中心部に
中心線を中心とし、基板側に向かうに従って径寸法が小
さくなるほぼ切頭円錐形の空間を有することになる。
【0018】放熱フィンの傾斜角θは、基本的には放熱
フィンの枚数によって変えることになる。放熱フィンの
枚数が多くなると、傾斜角θは小さくなり、放熱フィン
の枚数が少なくなると傾斜角θは大きくなる。しかし放
熱フィンの傾斜角θは、45°より小さくするのが好ま
しい。この傾斜角を45°以上にすると、放熱フィンの
枚数が少なくなって冷却性能が低下するからである。好
ましくは、この傾斜角θを45°より小さく15°より
大きい値にする。この角度範囲内の角度であれば、放熱
フィンの枚数をある程度多くすることができて、満足で
きる冷却性能を得ることができる。
【0019】冷却用ファンは、いわゆる軸流ファンが好
ましい。そしてインペラに設けられる複数枚のブレード
は、複数枚の放熱フィンの傾斜方向と同じ方向に傾斜し
ているものを用いるのが好ましい。この場合において、
複数枚の放熱フィンが傾斜する方向にインペラを回転す
るように冷却用ファンが動作すると、その逆の場合より
も冷却性能はアップする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒートシンク
を備えた冷却装置の実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の冷却装置の第1の実施の形態
の概略分解斜視図であり、図2は放熱フィンユニットの
斜視図である。また図3乃至図5は、この実施の形態で
用いる放熱フィンユニットの製造方法を説明するために
用いる図である。
【0021】図1に示されるように、この冷却装置は、
ヒートシンク1と冷却用ファン3とから構成されてい
る。ヒートシンク1は、表面5aと熱源が接触する裏面
5bとを備えた基板5と放熱フィンユニット7とから構
成されている。基板5は、熱伝導性に優れ加工が容易
な、例えばアルミニウム合金または銅合金に代表される
金属材あるいは内部にヒートパイプ機能を持つ板状構造
体、またあるいはカーボンシートのような非金属材など
により構成することができる。基板5の四隅には4つの
貫通孔8が形成されている。
【0022】放熱フィンユニット7は、図2に示すよう
に、基板5の表面5aと垂直な方向に延びる仮想の中心
線CLを中心にして中心線CLを囲むように配置された
複数枚の放熱フィン9を備えている。複数枚の放熱フィ
ン9の形状及び基板5に対する姿勢を特定するために、
図2に示すように、中心線CLを中心して放射方向及び
基板5の表面5aと垂直な方向のそれぞれに延び且つ中
心線CLを中心にした仮想円Cの周方向に等しい間隔を
あけて仮想された複数の仮想垂直平面Pを仮想する。複
数枚の放熱フィン9は、中心線CLを中心にして中心線
CLを囲むように配置されている。図6に示すように、
複数枚の放熱フィン9は、それぞれ基板側に位置する下
側端縁9aと、下側端縁9aとは反対側に位置する上側
端縁9bと、下側端縁9aと上側端縁9bとの間に位置
する放熱面9cとを有している。そして複数枚の放熱フ
ィン9は、それぞれ下側端縁9aが対応する1つの仮想
垂直平面Pと基板5の表面5aに接触する放熱フィン取
付部11との交線に沿うように基板5の表面に対して固
定されている。この実施の形態の放熱フィン9は、後に
説明するように金属板を折り曲げて形成されるため、1
枚の放熱フィン9は2枚のプレート10によって構成さ
れる。複数枚の放熱フィン9は、それぞれ放熱面9cと
仮想垂直平面Pとの間の角度θ(即ち傾斜角θ)が、4
5°より小さい角度になるように傾斜している。具体的
には、複数枚の放熱フィン9は、それぞれ対応する仮想
垂直平面Pに対して同じ方向に(仮想円Cの周方向の一
方側に)傾斜している。この傾斜角θは、45°より小
さく15°より大きい値にするのが好ましい。この角度
範囲内の角度であれば、放熱フィン9の枚数をある程度
多くすることができて、満足できる冷却性能を得ること
ができる。放熱フィン9の傾斜に関しては、放熱フィン
取付部11との間の角度λを用いて定義することもでき
る。この場合の好ましい角度範囲は、45°<λ<85
°である。この角度範囲であれば、空気流の圧力損失が
低減し、λ=90度の場合と比べて、2枚の放熱フィン
9,9間を流れる空気流の流速が速くなり、排出空気流
量が増大するため、冷却効率を高くすることが可能とな
る。角度θ及びλの最適値は、後に説明する冷却用ファ
ン3のインペラの回転方向及び回転速度、複数枚のブレ
ードの角度、ブレードとの対向面積に応じて決定する。
また放熱フィン9の傾斜方向は、図7に示すように逆方
向でもよいのは勿論である。
【0023】放熱フィンユニット7は、全ての放熱フィ
ン9の総放熱面積をFとし、基板5の表面5aの面積を
Sとしたときに、その比率C=F/Sが、10<C<4
0になるようにするのが実用的である。しかしこの条件
は、本発明において必須の条件ではない。
【0024】上記の構造の放熱フィンユニットを製造す
る場合には、例えば図3に示すように細長い板状の金属
薄板(例えば厚みが1mm以下)13を用意し、この薄
板13に谷線14a,14bと山線15とを記載する。
そして図5に示すように谷線14a,14bと山線15
とに沿って薄板13を繰り返し曲げて、薄板13の両端
を接合すると図2に示すように環状の放熱フィンユニッ
トが完成する。図3に示す谷線14a,14bは薄板1
3上で直接交わっているが、図4に示すように薄板13
の外部で谷線14a,14bの延長線が交わるようにし
てもよい。加工が終わった状態で山線15の両側に位置
する2本の谷線14a,14bどうしが、放熱フィン9
の下側端縁9aを構成する。
【0025】図3及び図4のいずれの場合も、谷線14
a,14bは平行ではなく、角度θ´で傾いている。こ
の角度θ´の大きさは、放熱フィン9の傾斜角度θまた
はλを決定する。
【0026】基板5と放熱フィンユニット7との接合
は、基板5からの熱を効率的に放熱フィンユニット7に
伝導する必要があるので、熱伝導性接着剤、半田付け、
ろう付けあるいは溶接、またあるいは超音波溶接等を用
いて行うのが望ましい。
【0027】図1に戻って冷却用ファン3は、インペラ
16を備えている。このインペラ16は、複数枚のブレ
ード17を有し、モータ19によって回転させられる。
図1には図示していないが、モータ19のハウジングは
図示しない複数本のウエブによってケーシング21に支
持されている。ケーシング21の下面の四隅には、4本
のピラー23が一体に設けられている。4本のピラー2
3の下側端部には、基板5の四隅に設けられた貫通孔8
に基板5の裏面5b側から表面5a側に挿入されるネジ
のネジ部が螺合されるネジ孔が形成されている。冷却用
ファン3は、ピラー23を基板5の表面5aに当接させ
た状態で、貫通孔8に挿入される図示しないネジにより
基板5に対して固定される。これにより放熱フィンユニ
ット7と冷却用ファン3とは、冷却用ファン3の複数枚
のブレード17と複数枚の放熱フィン9の上側端縁9a
とが対向する位置関係が得られる。ブレード17と上側
端縁9aとの間の間隙寸法は、例えば5mm乃至10m
m程度である。この例では、冷却用ファン3は放熱フィ
ンユニット7の複数枚の放熱フィン9に向かって空気を
吹き付けるように、ブレード17の角度が定められてい
る。
【0028】冷却用ファン3から放熱フィンユニット7
に吹き付けられた空気は、複数枚の放熱フィン9の隣接
する二枚の放熱フィン9,9のそれぞれの上側端縁9
a,9a間に形成される開口部から隣接する2枚の放熱
フィン9,9間に形成される隙間に入り、これらの隙間
を通って放熱フィンユニット7の径方向外側に出る。
【0029】図8に示すように、冷却用ファン3のイン
ペラ16が図面右手方向に回転移動する場合、ブレード
17の上部から吸引された空気はインペラ16の回転方
向の成分を持ち、空気の流れ25に沿って排出される。
また圧力損失の低減によって、より高密度でフィンの配
置が可能になるため、冷却効率をさらに高くすることが
可能となる。また圧力損失の低減によって、より高密度
でフィンの配置が可能になるため、冷却効率をさらに高
くすることが可能となる。
【0030】上記の実施の形態に基づいて、50mm×
50mm×15mmの寸法で、λ=55°(θ=45
°)、C=17.4のアルミ製ヒートシンクを作製し、
軸流式のファンのインペラの回転速度を4000回転/
分とし、ヒートシンクの基体の裏面の中心に34Wの発
熱源を接触させて、冷却性能を試験したところ、ヒート
シンクの冷却ファンユニットの外周面からの排出空気流
の速度は2.8m/sとなり、発熱源の温度上昇が42
℃になることを確認した。
【0031】そして同寸法の基板で、放熱フィンの傾斜
角θを0°(λ=90°)とした比較用のヒートシンク
用いて同じ試験をしたところ、最も冷却性能が良いもの
は、λ=90°,C=8.2であり、そのときの排出空
気流の速度は2.1m/sであり、温度上昇は48℃で
あった。
【0032】図9乃至図11は、本発明の第2の実施の
形態のヒートシンクを備えた冷却装置の、平面図、右側
面図及び正面図である。また図12及び図13は、この
実施の形態で用いるヒートシンクの概略平面図及び正面
図であり、図14乃至図16は図12及び図13のヒー
トシンクの製造方法を説明するために用いる図である。
これらの図には、図1乃至図8に示した第1の実施の形
態の構成部分と同様の部分に、図1乃至図8に付した符
号に100の数を付した数を符号として付してある。第
2の実施の形態は、第1の実施の形態と根本的に異なる
のは、ヒートシンク101の構造及びその製造方法であ
る。第1の実施の形態のヒートシンク1で用いる放熱フ
ィンユニットは、一枚の金属薄板を折り曲げて放熱フィ
ンユニット7を構成している。しかし第2の実施の形態
では、金属薄板からプレスで打ち抜いた平板状の金属板
からなる複数枚の放熱フィン109の下側端縁109b
(図14)をフィン取付用金属板108に一枚一枚接合
して放熱フィンユニット107を製造している。
【0033】図14乃至図16を参照して、放熱フィン
ユニット107の製造方法について説明する。図14に
示すように、放熱フィン109は、下側端縁109b
と、下側端縁109bとは反対側に位置する上側端縁1
09aと、下側端縁109bと上側端縁109aとの間
に位置する放熱面109cとを有している。放熱フィン
109の下側端縁109bには嵌合用突出部109dが
一体に設けられている。図15に示すように、円板状の
熱伝導性の良いフィン取付用金属板108には、中心線
CLを中心にして放射方向(径方向)に延び且つ仮想円
Cの周方向に所定の間隔をあけて複数のスリットSが形
成されている。中心線CLを中心して放射方向及び表面
と垂直な方向のそれぞれに延び且つ中心線CLを中心に
した仮想円Cの周方向に間隔をあけて仮想した複数の仮
想垂直平面Pに、各スリットSが含まれている。複数の
スリットSの幅寸法は、放熱フィン109の厚み寸法よ
りも大きく、スリットSに嵌合用突出部109dが嵌合
された状態で、放熱フィン109が仮想円Cの周方向に
所定の角度θを持って傾斜させることができる寸法に定
められている。
【0034】放熱フィン109の嵌合用突出部109d
をスリットSに嵌合した後、仮想円Cの周方向の一方向
(図15では時計回り方向)に放熱フィン109を傾斜
させ、その下側端縁109bをフィン取付用金属板10
8に対して熱伝達可能に接合する。この接合には、熱伝
導性の良い接着剤を用いてもよく、また半田等を用いる
ことができる。複数枚の放熱フィン109を順次フィン
取付用金属板108に対して接合してもよいが、フィン
取付用金属板108の表面に予め熱硬化性の接着剤を塗
布しておき、全てのスリットSに複数枚の放熱フィン1
09の嵌合用突出部109dを嵌合させて複数枚の放熱
フィン109を同時に一方向に傾斜させて、熱硬化性接
着剤を硬化させるようにすれば、簡単且つ安価に放熱フ
ィンユニット107を作ることができる。なおスリット
Sを利用すると、放熱フィン109の位置決めとフィン
取付用金属板108への接合作業が容易になる。
【0035】このようにして製造した放熱フィンユニッ
ト107を基板105の表面に熱伝導性の良い接合手段
を用いて接合すると、複数枚の放熱フィン109が、そ
れぞれの下側端縁109bが対応する1つの仮想垂直平
面Pと基板105の表面105aとの交線に沿うように
この表面105aに対して間接的に固定され且つ放熱面
109cと仮想垂直平面Pとの間に所定の傾斜角θを形
成するように仮想垂直平面Pに対して同じ方向に(仮想
円Cの周方向の一方側に)傾斜したヒートシンク構造を
得ることができる。なおこの実施の形態では、基板10
5及び放熱フィンユニット107を銅合金材料により形
成している。
【0036】図12から判るように、主要部分が矩形形
状の放熱フィン109を用いて放熱フィンユニット10
7を形成すると、この放熱フィンユニット107は中心
部に中心線CLを中心とし、基板5側に向かうに従って
径寸法が小さくなるほぼ切頭円錐形の空間SPが形成さ
れる。
【0037】図9乃至図11に示される冷却用ファン1
03は、合成樹脂により一体に成形されたケーシング1
21を備えている。このケーシング121は、インペラ
116の周囲の少なくとも一部を囲む風洞部121aと
風洞部121aを備えたケーシング本体121bと、モ
ータ119のハウジングをケーシング本体121bに支
持させる3本のウエブ122と、一端がケーシング本体
121bに取付けられ他端が基板105に係止される4
本のピラー123とを備えている。またケーシング本体
121bには、放熱フィンユニット107の外面と接触
して、ケーシング121の横方向への移動を防止する複
数の接触部124を備えている。4本のピラー123の
他端には、フック(係止部)が形成されている。そして
基板105には、四隅に4本のピラーのフックが係止さ
れる貫通孔108(被係止部)が設けられている。
【0038】この実施の形態では、図8に示した第1の
実施の形態におけるインペラ16のブレード17と複数
枚の放熱フィン9との関係とは異なって、インペラ11
6に設けられる複数枚のブレード117は、複数枚の放
熱フィン109の傾斜方向と同じ方向に傾斜しているも
のを用いている。そして複数枚の放熱フィン109が傾
斜する方向にインペラ107を回転するように冷却用フ
ァン103を動作させる。このようにすると、その逆の
場合よりも冷却性能はアップする。
【0039】なお第2の実施の形態においても、放熱フ
ィン109の傾斜角θ等の好ましい条件は、第1の実施
の形態と同じである。
【0040】上記第2の実施の形態では、フィン取付用
金属板108に放熱フィン109を固定しているが、図
17に示すように基板205に複数のスリットSを形成
し、これらのスリットSに放熱フィン109の嵌合用突
出部109dを嵌合させてヒートシンクを構成するよう
にしてもよい。
【0041】また図18に示すように、放熱フィン20
9を、その下側端縁209bに固定用フランジ209e
を備えた形状にしてもよい。放熱面209cと固定用フ
ランジ209eとの間の角度を90°+θとすれば、各
放熱フィン209の傾斜角度θを確実に得ることができ
る。このような放熱フィン209を、スリットを有しな
いフィン取付用金属板に固定して放熱フィンユニットを
製造してもよい。また図19及び図20に示すように、
この放熱フィンの固定用フランジ209eを基板105
の表面105aに直接固定するようにしてもよい。
【0042】また図21に示すような、単純な形状の放
熱フィン309を、図22に示すように基板105上に
直接接合してもよいのは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、冷却装置の径方向寸法
を大きくすることなく、しかもモータの寿命を短くする
ことなく、従来冷却性能が高いと言われている高価な冷
却装置とほぼ同様の冷却性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の第1の実施の形態の概略分
解斜視図である。
【図2】第1の実施の形態で用いる放熱フィンユニット
の斜視図である。
【図3】放熱フィンユニットを製造する方法の一例を説
明するために用いる図である。
【図4】放熱フィンユニットを製造する方法の一例を説
明するために用いる図である。
【図5】放熱フィンユニットの製造途中の状態を示す斜
視図である。
【図6】放熱フィンの傾斜角度を示すための概略拡大断
面図である。
【図7】放熱フィンの傾斜角度を示すための概略拡大断
面図である。
【図8】放熱フィンとブレードの関係の一例を示す図で
ある。
【図9】本発明の冷却装置の第2の実施の形態の平面図
である。
【図10】本発明の冷却装置の第2の実施の形態の右側
面図である。
【図11】本発明の冷却装置の第2の実施の形態の正面
図である。
【図12】第2の実施の形態で用いる放熱フィンユニッ
トの平面図である。
【図13】第2の実施の形態で用いる放熱フィンユニッ
トの正面図である。
【図14】第2の実施の形態で用いる放熱フィンの平面
図である。
【図15】第2の実施の形態で用いる放熱フィンユニッ
トの製造過程の途中の状態における平面図である。
【図16】第2の実施の形態で用いる放熱フィンユニッ
トの製造過程の途中の状態における正面図である。
【図17】別の放熱フィンユニットの製造過程の途中の
状態における平面図である。
【図18】(A)は別の放熱フィンの側面図であり、
(B)はこの放熱フィンの正面図である。
【図19】別の放熱フィンユニットの製造過程の途中の
状態における平面図である。
【図20】別の放熱フィンユニットの製造過程の途中の
状態における正面図である。
【図21】更に別の放熱フィンの平面図である。
【図22】別の放熱フィンユニットの製造過程の途中の
状態における正面図である。
【符号の説明】
1,101 ヒートシンク 3,103 冷却用ファン 5,105 基板 7,107 放熱フィンユニット 9,109 放熱フィン 16,116 インペラ 17,117 ブレード CL 中心線 P 仮想垂直平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 道徳 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 (72)発明者 佐々 宜靖 北海道札幌市南区石山832番地 Fターム(参考) 5F036 AA01 BA04 BA24 BB05 BB35 BD01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源からの熱を消散するヒートシンクを
    備えた冷却装置であって、 表面と熱源が接触する裏面とを備えた熱伝導性の良い基
    板と、 前記基板の前記表面と垂直な方向に延びる仮想の中心線
    と、 前記中心線を中心して放射方向及び前記表面と垂直な方
    向のそれぞれに延び且つ前記中心線を中心にした仮想円
    の周方向に間隔をあけて仮想された複数の仮想垂直平面
    と、 前記基板の表面に対して熱伝達可能に取付けられ、前記
    中心線を中心にして前記中心線を囲むように配置された
    複数枚の放熱フィンを含む放熱フィンユニットとを具備
    するヒートシンクと、 複数枚のブレードを有しモータによって回転させられる
    インペラを備え、前記ヒートシンクの前記放熱フィンユ
    ニットの上方に前記インペラが位置するように前記ヒー
    トシンクに対して取付けられた冷却用ファンとを具備
    し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記基板側に位置
    する下側端縁と、前記下側端縁とは反対側に位置する上
    側端縁と、前記下側端縁と前記上側端縁との間に位置す
    る放熱面とを有し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記下側端縁が対
    応する1つの前記仮想垂直平面と前記表面との交線に沿
    うように前記表面に対して固定され且つ前記放熱面と前
    記仮想垂直平面との間に所定の傾斜角θを形成するよう
    に前記仮想垂直平面に対して同じ方向に傾斜しており、 前記放熱フィンユニットと前記冷却用ファンとは、前記
    冷却用ファンの前記複数枚のブレードと前記複数枚の放
    熱フィンの前記上側端縁とが対向する位置関係を有して
    おり、 前記冷却用ファンは前記放熱フィンユニットの前記複数
    枚の放熱フィンに冷却用空気を流すように動作すること
    を特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の仮想垂直面は前記周方向に等
    しい間隔をあけて仮想されている請求項1に記載の冷却
    装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱フィンユニットは、一枚の熱伝
    導性に優れた金属板が折り曲げられて構成されている請
    求項1に記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱フィンユニットは、前記基板の
    前記表面に接合される一枚のフィン取付用金属板を備
    え、前記複数枚の放熱フィンはそれぞれ平板状の金属板
    により形成され、前記複数枚の放熱フィンの前記下側端
    縁が前記フィン取付用金属板に固定されて構成されてい
    る請求項1に記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記複数枚の放熱フィンの前記下側端縁
    には前記フィン取付用金属板の表面に沿う方向に延び且
    つ前記フィン取付用金属板の表面に固定される固定用フ
    ランジを一体に備えている請求項4に記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記フィン取付用金属板には、前記中心
    線を中心にして放射方向に延び且つ前記周方向に所定の
    間隔をあけて複数のスリットが形成されており、 前記複数枚の放熱フィンの前記下側端縁にはそれぞれ前
    記複数のスリットに嵌合される嵌合用突出部が一体に形
    成され、 前記複数枚の放熱フィンはそれぞれの前記嵌合用突出部
    が対応する前記複数のスリットに嵌合された状態で、前
    記フィン取付用金属板に接合されている請求項1に記載
    の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記基板には、前記中心線を中心にして
    放射方向に延び且つ前記周方向に所定の間隔をあけて複
    数のスリットが形成されており、 前記複数枚の放熱フィンの前記下側端縁にはそれぞれ前
    記複数のスリットに嵌合される嵌合用突出部が一体に形
    成されており、 前記複数枚の放熱フィンはそれぞれの前記嵌合用突出部
    が対応する前記複数のスリットに嵌合された状態で、前
    記基板に直接接合されている請求項1に記載の冷却装
    置。
  8. 【請求項8】 前記複数枚の放熱フィンの前記下側端縁
    には前記基板の前記表面に沿う方向に延び且つ前記表面
    に固定される固定用フランジを一体に備えている請求項
    1に記載の冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記放熱フィンユニットは中心部に前記
    中心線を中心とし、前記基板側に向かうに従って径寸法
    が小さくなるほぼ切頭円錐形の空間を有している請求項
    1に記載の冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記複数枚の放熱フィンは、同じ形状
    を有している請求項1に記載の冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記フィン取付用金属板及び前記複数
    枚の放熱フィンは銅または銅合金の金属板により形成さ
    れている請求項10に記載の冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記傾斜角θが45°より小さい請求
    項1に記載の冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記傾斜角θが45°より小さく15
    °より大きい請求項12に記載の冷却装置。
  14. 【請求項14】 前記冷却用ファンの前記複数枚のブレ
    ードは、前記複数枚の放熱フィンの傾斜方向と同じ方向
    に傾斜しており、 前記冷却用ファンは前記複数枚の放熱フィンが傾斜する
    方向に前記インペラを回転するように動作することを特
    徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  15. 【請求項15】 前記冷却用ファンから前記放熱フィン
    ユニットに吹き付けられた空気は、前記複数枚の放熱フ
    ィンの隣接する二枚の前記放熱フィンのそれぞれの前記
    上側端縁間に形成される開口部から隣接する二枚の前記
    放熱フィン間に形成される隙間に入り、これらの隙間を
    通って前記放熱フィンユニットの径方向外側に出ること
    を特徴とする請求項1または14に記載の冷却装置。
  16. 【請求項16】 前記冷却用ファンのケーシングは、前
    記インペラの周囲の少なくとも一部を囲む風洞部と前記
    風洞部を備えたケーシング本体と、前記モータのハウジ
    ングを前記ケーシング本体に支持させる複数本のウエブ
    と、一端が前記ケーシング本体に取付けられ他端が前記
    基板に係止される複数本のピラーとを備えており、 前記基板には前記複数本のピラーの前記他端が係止され
    る複数の被係止部が設けられている請求項1に記載の冷
    却装置。
  17. 【請求項17】 熱源からの熱を消散するヒートシンク
    を備えた冷却装置であって、 前記ヒートシンクは、 表面と熱源が接触する裏面とを備えた熱伝導性を有する
    基板と、 前記基板の前記表面と垂直な方向に延びる仮想の中心線
    と、 前記中心線を中心して放射方向及び前記表面と垂直な方
    向のそれぞれに延び且つ前記中心線を中心にした仮想円
    の周方向に間隔をあけて仮想された複数の仮想垂直平面
    と、 前記基板の表面に対して熱伝達可能に取付けられ、前記
    中心線を中心にして前記中心線を囲むように配置された
    複数枚の放熱フィンを含む放熱フィンユニットとを具備
    し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記基板側に位置
    する下側端縁と、前記下側端縁とは反対側に位置する上
    側端縁と、前記下側端縁と前記上側端縁との間に位置す
    る放熱面とを有し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記下側端縁が対
    応する1つの前記仮想垂直平面と前記表面との交線に沿
    うように前記表面に対して固定され且つ前記放熱面と前
    記仮想垂直平面との間に所定の傾斜角θを形成するよう
    に前記仮想垂直平面に対して同じ方向に傾斜しているこ
    とを特徴とする冷却装置。
  18. 【請求項18】 熱源からの熱を消散するヒートシンク
    を備えた冷却装置であって、 表面と熱源が接触する裏面とを備えた熱伝導性の良い基
    板と、 前記基板の前記表面と垂直な方向に延びる仮想の中心線
    と、 前記中心線を中心して放射方向及び前記表面と垂直な方
    向のそれぞれに延び且つ前記中心線を中心にした仮想円
    の周方向に間隔をあけて仮想された複数の仮想垂直平面
    と、 前記基板の表面に対して熱伝達可能に取付けられ、前記
    中心線を中心にして前記中心線を囲むように配置された
    複数枚の放熱フィンを含む放熱フィンユニットとを具備
    するヒートシンクと、 複数枚のブレードを有しモータによって回転させられる
    インペラを備え、前記ヒートシンクの前記放熱フィンユ
    ニットの上方に前記インペラが位置するように前記ヒー
    トシンクに対して取付けられた冷却用ファンとを具備
    し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記基板側に位置
    する下側端縁と、前記下側端縁とは反対側に位置する上
    側端縁と、前記下側端縁と前記上側端縁との間に位置す
    る放熱面とを有し、 前記複数枚の放熱フィンは、それぞれ前記下側端縁が対
    応する1つの前記仮想垂直平面と前記表面との交線に沿
    うように前記表面に対して固定され且つ前記放熱面と前
    記仮想垂直平面との間に所定の傾斜角θを形成するよう
    に前記仮想垂直平面に対して同じ方向に傾斜しており、 前記放熱フィンユニットと前記冷却用ファンとは、前記
    冷却用ファンの前記複数枚のブレードと前記複数枚の放
    熱フィンの前記上側端縁とが対向する位置関係を有して
    おり、 前記フィンの放熱面と前記仮想垂直平面との間の角度9
    0°−λを、45°<λ<85°とし、 前記フィンの総放熱面積Fと前記基板の面積Sとの比率
    C=F/Sを、10<C<40に設定し、 前記冷却用ファンは前記放熱フィンユニットの前記複数
    枚の放熱フィンに冷却用空気を流すように動作すること
    を特徴とする冷却装置。
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