JP2001297131A - 建築工事進捗管理システム、建築工事進捗管理方法、建築工事進捗管理システム用サーバおよび記録媒体 - Google Patents

建築工事進捗管理システム、建築工事進捗管理方法、建築工事進捗管理システム用サーバおよび記録媒体

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JP2001297131A
JP2001297131A JP2000111328A JP2000111328A JP2001297131A JP 2001297131 A JP2001297131 A JP 2001297131A JP 2000111328 A JP2000111328 A JP 2000111328A JP 2000111328 A JP2000111328 A JP 2000111328A JP 2001297131 A JP2001297131 A JP 2001297131A
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JP
Japan
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progress management
access
progress
construction
management system
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Application number
JP2000111328A
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English (en)
Inventor
Yukio Sano
幸男 佐野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築工事における進捗管理を容易に行えて、
日程調整も容易にかつ確実に行うことができる建築工事
進捗管理システム、建築工事進捗管理方法、建築工事進
捗管理システム用サーバおよび記録媒体を提供するこ
と。 【解決手段】 建築工事進捗管理システムは、建築工事
の進捗管理データベースが記録された進捗管理データ記
録手段22と、進捗管理データベースに対するアクセス
要求に対応して進捗管理データベースの該当データへの
アクセスを処理するアクセス処理手段21とを備える建
築工事進捗管理システム用サーバ2と、サーバのアクセ
ス処理手段に対してアクセス要求を出力可能なクライア
ント端末3A,3B,3Cとを有する。進捗管理データ
ベースを、各端末を介して監督、業者、施主で共有でき
るため、建築工事の進捗管理が容易に行えて、日程調整
も容易にかつ確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事進捗管理
システム、建築工事進捗管理方法、建築工事進捗管理シ
ステム用サーバおよび記録媒体に関する。詳しくは、建
築物の施工時等における建築工事の進捗管理を行う際に
利用される建築工事進捗管理システム、建築工事進捗管
理方法、建築工事進捗管理システム用サーバおよび記録
媒体に関する。
【0002】
【背景技術】住宅やアパート等の各種建築物の建築工事
には、多様な工程が必要であり、期間も相当に必要とな
る。例えば、施工期間が短いボックス型のユニットを用
いて施工するユニット式住宅においても、基礎工程、組
立工程、外装工程、屋根工程、配線工程、配管工程、内
装工程等の多様な工程が必要であり、施工開始から完了
までには相当の期間が必要である。そして、上記各工程
は、それぞれ専門の業者が入れ替わり作業するため、そ
の施工順序や期間等の各工程間のスケジュール調整は、
建築工事の現場監督にとって重要な作業である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、現場監督
は、各工程の担当業者と連絡を取り合い、建築工事の進
捗度合いを管理し、日程変更が必要な場合には、その都
度、各担当業者に連絡しなければならず、調整作業が煩
雑であるという問題があった。また、連絡が遅れると進
行に支障をきたす場合もあり、施工期間が長くなるとい
う問題が発生することもあった。さらに、施主にとって
は、建築工事の進捗度合いは、非常に関心の高い情報で
あるが、従来は、現場監督に一々問い合わせなければな
らず、煩雑であった。
【0004】本発明の目的は、建築工事における進捗管
理を容易に行えて、日程調整も容易にかつ確実に行うこ
とができる建築工事進捗管理システム、建築工事進捗管
理方法、建築工事進捗管理システム用サーバおよび記録
媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建築工事進捗管
理システム、建築工事進捗管理方法、建築工事進捗管理
システム用サーバおよび記録媒体は、図面を参照して説
明すると、次の通りである。
【0006】請求項1に記載の建築工事進捗管理システ
ムは、ネット上に設けられた工程管理サーバ2に複数の
クライアント端末3A,3B,3Cがアクセスすること
により、施主別の進捗状況を閲覧できるようにした建築
工事進捗管理システムであって、職方はクライアント端
末から工程管理サーバに接続して工事日を確認し、作業
を行い、その作業状況をクライアント端末から前記サー
バに登録し、施主はクライアント端末から前記サーバに
接続してその進捗状況を閲覧し、必要に応じて追加注
文、修正依頼情報を前記サーバに入力するようにしたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の建築工事進捗管理システ
ムは、前記建築工事の進捗管理情報である進捗管理デー
タベース50が記録された進捗管理データ記録手段22
と、前記進捗管理データベースに対するアクセス要求に
対応して進捗管理データベースの該当データへのアクセ
スを処理するアクセス処理手段21とを備える建築工事
進捗管理システム用サーバ2と、前記サーバのアクセス
処理手段に対してアクセス要求を出力可能なクライアン
ト端末3A,3B,3Cと、を有することを特徴とす
る。
【0008】これらの建築工事進捗管理システムによれ
ば、サーバ(サーバ用コンピュータ)の記録手段に、進
捗管理データベースを記録し、クライアント端末(クラ
イアント用コンピュータ)から上記データベースにアク
セスしてその情報を閲覧したり、情報を入力することが
できる。従って、サーバ上の進捗管理データベース50
を、各クライアント端末を介して現場監督、各工程の作
業担当の業者(職方)、施主で共有できる。このため、
業者に、クライアント端末から進捗管理データベースに
アクセスして進捗管理情報を入力させれば、現場監督が
各業者に進捗状況(作業状況)を一々確認する必要が無
くなり、管理業務を簡略化できる。さらに、現場監督が
日程変更の情報を入力すれば、各業者に一々連絡しなく
てもよくなるため、管理業務をさらに簡略化できる。そ
の上、担当業者や施主は、各端末から進捗管理データベ
ースにアクセスして進捗管理情報を入手でき、現場監督
に一々連絡して確認する必要がないため、確認作業が簡
単になる。さらに、施主は、作業状況を確認した上で、
必要な追加注文や修正依頼をサーバに登録することで容
易に行うことができる。以上により、建築工事の進捗管
理が容易に行えて、日程調整も容易にかつ確実に行うこ
とができる。
【0009】なお、前記建築工事進捗管理システム用サ
ーバと、クライアント端末とは、LAN、デジタル公衆
回線、デジタル専用線、アナログ公衆回線、パケット
網、ATM(非同期通信モード)網、フレーム・リレー
網、衛星通信回線等の各種通信回線を介して接続され
る。また、その接続方式としては、サーバに各クライア
ント端末が通信回線を介して直接接続されるパソコン通
信タイプでもよいし、インターネットを介して接続され
るタイプでもよい。特に、アナログ公衆回線や、ISD
N等のデジタル通信網を利用してインターネットを介し
て接続可能とされていれば、建築工事進捗管理システム
用サーバを住宅メーカ等の本社に設置し、このサーバ
に、施工現場先、業者営業所、施主自宅等に設けられた
クライアント端末から簡単に接続することができるの
で、利便性が高くなる。さらに、前記サーバにWWWサ
ーバ(world wide web server、ウエブ・サーバ)機能
を組み込み、上記進捗管理データベースの情報をWWW
ブラウザによってアクセスできるように構成すれば、ク
ライアント端末に専用ソフトをインストールする必要も
なく、より利便性を高めることができる。
【0010】また、サーバには、通常サーバ用コンピュ
ータが利用され、クライアント端末にはクライアント用
コンピュータ(ノートパソコンやデスクトップパソコン
等)が利用されるが、特にWWWブラウザでアクセスで
きる場合には、ブラウザ機能を有する携帯電話や携帯情
報端末(PDA)等をクライアント端末としてもよい。
【0011】請求項3に記載の建築工事進捗管理システ
ムは、前記進捗管理データベースが、前記建築工事の監
督者名および施主名を含む基本データテーブル51と、
前記建築工事に必要な各工程の担当業者名を含む工程デ
ータテーブル52と、前記各工程の進行予定を含む進行
予定データテーブル53と、を有することを特徴とす
る。この進捗管理システムによれば、各データテーブル
が別々に設定されているので、各種データを確認できる
アクセス権限などを容易に設定することができる。さら
に、担当者情報と、進行予定情報とを別のデータテーブ
ルとしたので、それらのデータの修正等を容易に行うこ
とができる。
【0012】請求項4に記載の建築工事進捗管理システ
ムは、請求項2または3に記載の建築工事進捗管理シス
テムにおいて、前記進捗管理データベースは、アクセス
要求者がアクセスできるアクセス権限が設定されたアク
セス権限データテーブル54を有し、前記アクセス処理
手段は、前記アクセス要求者のアクセス権限に応じて前
記各データテーブルに対するアクセスを許可するように
構成されていることを特徴とする。この建築工事進捗管
理システムによれば、アクセス権限データテーブルで設
定された権限に応じて、各種データへのアクセスをその
要求者に応じて制限できるので、各要求者に対して必要
な情報のみを提示あるいは入力させることができ、情報
の安全性、信頼性を高めることができる。
【0013】請求項5に記載の建築工事進捗管理システ
ムは、請求項4に記載の建築工事進捗管理システムにお
いて、前記アクセス処理手段は、監督者および施主から
のアクセス要求に対しては、その監督者または施主に関
する進捗管理データベースのすべてのデータテーブルに
対するアクセスを許可し、担当業者からのアクセス要求
に対しては、その担当業者が担当する工程に関する工程
データテーブルおよび進行予定データテーブルのアクセ
スのみを許可するように構成されていることを特徴とす
る。このように設定されていれば、建築工事全体を管理
する監督者や、施主は、すべてのデータテーブルにアク
セスできて、全体の状況なども容易に確認することがで
きる。一方、各工程を担当する業者は、自らが関係する
データテーブルのみを確認すればよいため、容易に情報
を把握できる。
【0014】ここで、前記進捗管理データ記録手段22
には、前記建築物の設計情報が登録された設計データベ
ース60も記録されていることが好ましい。設計データ
ベースも記録されていれば、建築物の設計情報も容易に
確認できて施工作業性等も向上できる。
【0015】また、前記進捗管理データベース50に
は、複数の建築物の進捗管理情報が登録されていること
が好ましい。複数の建築物の進捗管理情報が登録されて
いれば、例えば、複数の建築物を監督している監督者
は、各建築物の進捗状況を容易に確認できる。また、各
工程の業者は、1つの建築物での工程作業が終了すれ
ば、他の建築物の作業に移るが、それらの各建築物にお
けるスケジュールをまとめて容易に確認、管理すること
ができる。
【0016】請求項8に記載の建築工事進捗管理方法
は、前記建築工事の進捗管理情報が登録された進捗管理
データベース50に対するアクセス要求者を確認する手
順と、正当なアクセス要求者のアクセス要求に対応して
進捗管理データベースの該当データへのアクセスを処理
する手順と、を有することを特徴とするものである。こ
の管理方法によれば、各アクセス要求者は、進捗管理デ
ータベースにアクセスしてその情報を閲覧したり、情報
を入力することができる。従って、監督、業者、施主な
どのアクセス要求者は、進捗管理情報を容易に確認でき
て管理業務を簡略化でき、日程調整も容易にかつ確実に
行うことができる。その上、アクセス要求者を確認して
いるので、各種データテーブルへのアクセスをその要求
者に応じて制限でき、各要求者に対して必要な情報のみ
を提示あるいは入力させることもでき、進捗情報の安全
性や信頼性を高めることができる。
【0017】請求項9に記載の建築工事進捗管理システ
ム用サーバは、前記建築工事の進捗管理データベースが
記録された進捗管理データ記録手段と、前記進捗管理デ
ータベースに対するアクセス要求に対応して進捗管理デ
ータベースの該当データへのアクセスを処理するアクセ
ス処理手段と、を備えることを特徴とする。このサーバ
においても前記システムと同様に、建築工事の進捗管理
が容易に行えて、日程調整も容易にかつ確実に行うこと
ができる。
【0018】請求項10に記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、コンピュータに、建築工事の進捗管
理情報が登録された進捗管理データベースに対するアク
セス要求者を確認する手順と、正当なアクセス要求者の
アクセス要求に対応して進捗管理データベースの該当デ
ータへのアクセスを処理する手順と、を実行させるため
のプログラムを記録したことを特徴とする。この記録媒
体によれば、これに記録されたプログラムに基づいて、
請求項8に記載の処理を実行することができ、進捗管理
情報を容易に確認できて管理業務を簡略化でき、日程調
整も容易にかつ確実に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施形態の建築工事進捗
管理システムの全体の概要を示している。本実施形態の
建築工事進捗管理システムは、インターネット網などの
通信回線網1を介して接続された、サーバ2と、複数の
クライアント端末3A,3B,3Cとを備えて構成され
ている。
【0020】サーバ2は、制御手段21と、進捗管理情
報が登録された進捗管理データベース50が記録された
進捗管理データ記録手段22とを備えるほか、図示して
いないが、入出力制御手段や、前記制御手段21に予め
設定した手順を実行させるコンピュータプログラムを記
憶した記録媒体などを備えるサーバ用コンピュータなど
で構成されている。
【0021】制御手段21は、サーバ2のCPU等で構
成され、前記記憶媒体に記憶されたコンピュータプログ
ラムに基づいて、通信回線網1を通じてサーバ2に接続
されたクライアント端末3A,3B,3Cに対して、そ
のクライアント端末3A,3B,3Cからのアクセス要
求に応じて進捗管理データベース50の進捗管理情報を
送信したり、各クライアント端末3A,3B,3Cから
入力された進捗管理情報を進捗管理データベース50に
登録する処理を行う。すなわち、制御手段21によっ
て、進捗管理データベース50への各クライアント端末
3A,3B,3Cからのアクセス処理を行うアクセス処
理手段が構成されている。
【0022】進捗管理データ記録手段22は、記録媒体
でもあるハードディスク等の外部記憶装置で構成され、
図2に示すように、前記進捗管理データベース50と、
建築物の設計図データなどの設計情報が登録された設計
データベース60と、画面表示や各種データ処理を制御
手段21に行わせる前記コンピュータプログラム70と
が記録されている。なお、このコンピュータプログラム
70は、CD−ROMやFD等の可搬性の記録媒体から
ハードディスクにインストールしてもよいし、上記通信
回線網1を介してインストールしてもよい。
【0023】前記進捗管理データベース50には、建築
工事の基本情報が記録された基本データテーブル51
と、工程情報が記録された工程データテーブル52と、
進行予定情報が記録された進行予定データテーブル53
と、アクセス権限情報が記録されたアクセス権限データ
テーブル54とが記憶されている。
【0024】基本データテーブル51には、図3に示す
ように、建築工事を行う建築物名51A、その建築工事
の監督者名51B、その建築物の施主名51Cの各情報
が記憶されている。工程データテーブル52には、図4
に示すように、建築物名52Aと、基礎工程、組立工
程、外装工程、屋根工程、配線工程、配管工程、内装工
程の建築工事の各工程における各担当業者名52B〜5
2Hが記憶されている。
【0025】進行予定データテーブル53には、図5に
示すように、建築物名53Aと、工程名53B、その工
程の開始予定日53C、終了予定日53D、進捗度53
Eが記憶されている。進捗度53Eには、その工程の進
捗状況が、例えば、「未開始、25%、50%、75
%、完了」等のデータとして入力される。
【0026】アクセス権限データテーブル54には、図
6に示すように、アクセス者名54Aとその属性54
B、データの読取権限54C、書込権限54D、パスワ
ード54Eが記憶されている。属性54Bには、「監
督、施主、業者」のいずれかが入力され、アクセス者が
これらのいずれかであるかが分かるようにされている。
【0027】また読取権限54Cおよび書込権限54D
には、前記進捗管理データベース50における各テーブ
ル51〜54のいずれのテーブルを読取および書込でき
るのかが指定されている。すなわち、「全部」とされて
いる場合には、すべてのテーブル51〜54のデータを
読みとったり、書き込んだりでき、「工程&進行予定」
とされている場合には、工程データテーブル52と進行
予定データテーブル53のみを読みとったり、書き込ん
だりでき、「無し」とされている場合には、いずれのテ
ーブル51〜54のデータも読みとったり、書き込んだ
りできないように設定される。
【0028】クライアント端末3A,3B,3Cは、詳
細構造を示していないが、前記通信回線網1を介して接
続された前記サーバ2から送信される進捗情報等を表示
するためのCRTやLCDなどの表示手段33と、この
表示手段33に表示されたメニューなどにデータを入力
したり、所定のボタンを押したりするためのキーボート
やマウスなどの入力手段34とを備えているとともに、
これらを制御する制御手段、コンピュータプログラムを
記憶した記憶媒体(図示省略)などを備えたデスクトッ
プパソコンやノートパソコン等で構成される。
【0029】なお、クライアント端末3A,3B,3C
に、前記サーバ2の制御手段21を介して前記進捗管理
データベース50にアクセスする機能を実現させる専用
のプログラムをインストールしてもよいが、本実施形態
においては、前記サーバ2にWWWサーバ機能を持た
せ、各クライアント端末3A,3B,3CにWWWブラ
ウザ機能を持たせ、前記サーバ2に保存されたメニュー
画面やデータ表示画面をクライアント端末3A,3B,
3Cで表示できるようにしている。
【0030】次に、本実施形態の作用を図7〜9のフロ
ーチャートおよび図10〜13の画面模式図を参照して
説明する。いま、クライアント端末3A,3B,3Cの
いずれか、たとえば、クライアント端末3Aが通信回線
網1を通じてサーバ2に接続されると、サーバ2は、図
10に示すように、建築工事進捗管理システムのメニュ
ー画面100を通信回線網1を通じてクライアント端末
3Aに送信して表示させる(ステップ1、以下ステップ
をSと略す)。
【0031】クライアント端末3Aの操作者は、自らの
立場(監督者、施主、業者)に応じて、メニュー画面1
00の該当する名称入力欄101およびそのパスワード
入力欄102に、自らの名称およびパスワードを入力す
る。この際、名称入力欄101はコンボボックスとされ
ているため、直接名称を入力してもよいし、ボタンを押
して表示されるリストから選択してもよい。
【0032】そして、端末操作者がOKボタン103を
押すと、サーバ2は入力された名称およびパスワード
を、アクセス権限データテーブル54を利用して照合す
る(S2)。照合の結果、正当アクセス者であると認め
られない場合には、その旨をメッセージで表示し、メニ
ュー画面100の表示に戻る(S3)。正当アクセス者
であると認められた場合には、サーバ2は、進捗情報表
示処理を行う(S4)。
【0033】進捗情報表示処理は、図8,9のフローチ
ャートに基づいて処理される。サーバ2は、アクセス権
限データテーブル54の属性54Bを参照して、アクセ
ス者が監督であるか、業者であるか、施主であるかを確
認し(S11,S12)、監督であれば、図11に示す
監督者用進捗情報画面200をクライアント端末3Aに
表示する(S13)。同様に、業者であれば、図12に
示す業者用進捗情報画面300を、施主であれば、図1
3に示す施主用進捗情報画面400を、それぞれクライ
アント端末3Aに表示させる(S14,S15)。
【0034】監督者用進捗情報画面200には、テーブ
ル51〜53のデータに基づいてその監督者が監督して
いる建築物名201、施主名202や、各工程毎の業者
名203,進捗度合い204,スケジュール205が表
示される。特に、スケジュール205は、進行予定デー
タテーブル53のデータを利用してガントチャートのよ
うにグラフィック表示されている。なお、監督が複数の
建築物を監督している場合には、複数の監督者用進捗情
報画面200をクライアント端末3Aに表示してもよい
し、次ページボタン等で画面を切り替えられるようにし
てもよいし、監督者用進捗情報画面200を表示する前
に表示する建築物を選択させるようにしてもよい。
【0035】同様に、業者用進捗情報画面300にも、
テーブル51〜53のデータに基づいてその業者が担当
する各建築物名301、工程302、進捗度合い30
3、スケジュール304が表示される。また、施主用進
捗情報画面400は、進捗情報画面200と同じフォー
マットで情報が表示される。
【0036】なお、進捗情報画面200において、表示
された各業者名部分をマウスでダブルクリックすると、
業者用進捗情報画面300が表示され、進捗情報画面3
00において、表示された各建築物部分をダブルクリッ
クすると、監督者用進捗情報画面200が表示されるよ
うにされている。これにより、監督者は、各業者がその
建築物での作業の前後にどのような仕事がスケジュール
されているかを容易に把握でき、業者は、その建築物で
の工程スケジュールがどのようになっているのかを容易
に確認できるようにされている。
【0037】また、本実施形態では、各画面200,3
00,400のスケジュール205,304には、作業
予定のスケジュールのみが表示されているが、進行予定
データテーブル53に実績データも入力できるようにし
て、ガントチャートと同じく予定の他に実績データもチ
ャート化できるようにしてもよい。この場合には、実績
情報も容易に確認でき、日程調整等もスムーズに行うこ
とができる。また、完了した作業予定スケジュールは、
色を変えて表示すれば、未完了のスケジュールと容易に
区別できる。
【0038】各画面200,300,400において、
終了ボタン290が押されると(S16)、サーバ2は
進捗管理システムの処理を終了する(S17)。一方
で、他のボタンが押されると、そのボタンに設定された
各処理(他処理)が実行される(S18)。
【0039】すなわち、監督用進捗情報画面200に
は、基本データテーブル51、工程データテーブル5
2、進行予定データテーブル53の各データ入力処理を
実行するためのボタン210,220,230が設けら
れている。また、業者用進捗情報画面300には、工程
データテーブル52、進行予定データテーブル53の各
データ入力処理を実行するためのボタン220,230
が設けられている。従って、これらの各ボタン210,
220,230が押されて入力指示がされると(S2
1)、サーバ2は各テーブル51〜53の編集画面をク
ライアント端末3Aに表示し、監督や業者による各デー
タの新規入力、編集(修正)、削除などのデータ入力処
理を行わせる(S22)。なお、基本データテーブル5
1は監督のみが入力、編集でき、他の工程データテーブ
ル52および進行予定データテーブル53は、監督およ
び業者の両者が入力、編集できるようにアクセス権限が
設定されている。これにより、監督は、各工程の業者や
スケジュールを適宜入力、修正でき、業者(職方)はス
ケジュール情報を適宜入力、編集することができる。
【0040】また、各画面200,300,400に
は、設計データ表示用のボタン250が設けられ、この
ボタン250が押されると(S23)、サーバ2は進捗
管理データ記録手段22の設計データベース60の設計
情報をクライアント端末3Aに表示する設計データ表示
処理を行う(S24)。設計データ表示処理では、詳細
は省くが、各種設計図や施工マニュアル等の設計情報が
適宜端末3Aに表示される。この際、各画面200,3
00,400に表示されている建築物の設計データを表
示するように設定することもできるし、新たなメニュー
画面を表示して表示したい設計データを選択させるよう
にすることもできる。
【0041】さらに、各画面200,300,400に
は、メール送信用のボタン260が設けられ、このボタ
ン260が押されると(S25)、各クライアント端末
3Aのブラウザの機能により電子メールソフトが起動
し、メール入力処理を行うことができる(S26)。こ
の際、業者あるいは施主は基本的に監督にメールするた
め、そのメールアドレスも自動入力されるように設定し
ておけば操作性を向上できる。また、監督は、監督用進
捗情報画面200において、施主を選択した状態でボタ
ン260を押した場合には施主のメールアドレスが入力
され、各業者(単数および複数)を選択した場合には各
業者のメールアドレスが入力されるように設定すれば、
入力操作性を向上できる。また、施主は、施主用進捗情
報画面400において作業状況を確認した上で、必要な
追加注文や修正依頼をサーバ2に登録したり、メールを
利用して容易に依頼できるようにされている。
【0042】これらの他処理が実行されると元の画面2
00,300,400に戻り、終了ボタン290が押さ
れると処理を終了する(S16,S17)。
【0043】以上の本実施形態によれば、次のような効
果がある。 (1)各クライアント端末3A,3B,3Cにおいて、通
信回線網1を介してサーバ2の進捗管理データベース5
0にアクセスし、その進捗情報を閲覧等できるため、監
督、業者、施主は、建築工事の進捗情報を共有すること
ができる。このため、監督は、各工程の業者にその進捗
情報を一々確認する必要が無くなり、管理業務を簡略化
できる。さらに、現場監督が日程変更の情報等を入力し
た場合でも、その情報を本システムで各業者は確認でき
るため、監督は各業者に個別に連絡する必要が無く、管
理業務をさらに簡略化できる。
【0044】(2)その上、担当業者や施主は、各クライ
アント端末3A,3B,3Cから進捗管理データベース
50にアクセスすることで進捗管理情報を入手でき、現
場監督に電話等で連絡して確認する必要がないため、確
認作業が簡単になる。従って、建築工事の進捗管理が容
易に行えて、日程調整も容易にかつ確実に行うことがで
きる。
【0045】(3)各テーブル51〜53は、建築物フィ
ールドをキーとして互いに関連づけることができ、各テ
ーブル51〜53で重複するデータ項目(フィールド)
がないために、データメンテナンス作業を容易に行うこ
とができる。その上、各テーブル51〜53が別々に設
定されているので、各種データを確認できるアクセス権
限なども各テーブル51〜54毎に容易に設定すること
ができる。
【0046】(4)アクセス権限データテーブル54を設
けて、アクセス要求者の属性に応じてアクセス可能なデ
ータ内容を制限しているので、各アクセス要求者に対し
て必要な情報のみを提示あるいは入力させることがで
き、情報の安全性、信頼性を高めることができる。
【0047】(5)本実施形態では、監督や施主は、すべ
てのデータにアクセスできるため、建築工事の全体状況
なども容易に確認することができる。特に、スケジュー
ル205,304はチャート表示されるので、スケジュ
ールを容易に把握することができる。
【0048】(6)一方で、各工程を担当する業者は、自
らが関係するデータのみを確認すればよいため、容易に
情報を把握できる。特に、業者用進捗情報画面300に
示すように、各業者は、自らが作業する各施工物件のス
ケジュールが一覧表示されるので、これからの予定を容
易に把握できる。このため、各業者は、作業者の確保な
ども計画的に行うことができ、効率的な経営が可能にな
る。従って、本システムは、業者にとっても大きなメリ
ットがあり、各建築工事を行う住宅メーカや建設会社に
とって、優良な業者を確保する手段の1つとして効果的
に利用することができる。
【0049】(7)また、建築物の施主は、自宅のパソコ
ン等の各クライアント端末3A,3B,3Cによって、
自らの建築物の建築工事の状況を常にかつ確実に把握す
ることができる。このため、建築工事の進捗状況の確認
が難しい一般的な施工業者に依頼する場合に比べて、状
況を十分に確認でき、施工完了予定なども容易に把握で
き、安心して施工を依頼することができる。このため、
本システムは、施主にとっても大きなメリットがあり、
施主から建築工事を受注する施工業者にとって、より多
くの受注を確保する手段の1つとして効果的に利用する
ことができる。
【0050】(8)各画面200,300,400におい
て、ボタン250を押すことで、設計データも表示でき
るようにされているので、設計データを容易に確認で
き、設計図との照合や施工マニュアルの確認なども簡単
に行うことができて施工作業性も向上できる。
【0051】(9)進捗管理データベース50には、複数
の建築物の進捗管理情報が登録されているので、複数の
建築物を監督している監督者は、各建築物の進捗状況を
容易に確認できる。また、各工程の業者は、1つの建築
物での工程作業が終了すれば、他の建築物の作業に移る
が、それらの異なる各建築物におけるスケジュールも容
易に確認、管理することができる。
【0052】(10)各画面200,300,400におい
てボタン260を押すことで、メール入力処理を行うこ
とができるので、監督、業者、施主間で、メールを利用
した緊密な情報交換を行うことができる。このため、施
工等の追加注文や修正の依頼なども容易にかつ確実に行
うことができ、建築工事を効率的に実行することができ
る。
【0053】(11)各画面200,300,400におい
てボタン210,220,230を押すことで、各テー
ブル51〜53のデータ入力作業を行うことができるの
で、スケジュールを確認して調整する作業等が一連の操
作で行うことができ、非常に効率的に行うことができ
る。
【0054】(12)サーバ2にWWWサーバ機能を組み込
み、進捗管理データベース50の情報をWWWブラウザ
でアクセスできるようにしているので、クライアント端
末3A,3B,3Cに専用のソフトをインストールする
必要もないため、携帯電話やPDA等の機器でもアクセ
スすることができ、より利便性を高めることができる。
その上、ブラウザは、殆どのパソコンにインストールさ
れているため、例えば、出張先のコンピュータを借りて
本システムにアクセスすることもでき、より利便性を高
めることができる。このような場合でも、アクセス権限
データテーブル54を利用してセキュリティを確保して
いるので、安全性も維持できる。
【0055】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、次に述べるような変形例も本発明に含
まれる。たとえば、前記実施形態では、サーバ2は、監
督が所属する住宅メーカー等に設置してもよいが、イン
ターネット・プロバイダや、サーバ2を貸し出すホステ
ィングサービス会社などに設置してもよい。
【0056】また、クライアント端末3A,3B,3C
としては、ノートパソコンやデスクトップパソコンに限
らず、例えば、ブラウザ機能を有する携帯電話や携帯情
報端末(PDA)等も利用できる。さらに、本実施形態
では、インターネット網を利用し、WWWサーバ機能や
ブラウザ機能でアクセスしていたが、サーバ2とクライ
アント端末3A,3B,3Cとを直接接続してもよい
し、その際、各クライアント端末3A,3B,3Cに専
用のプログラムを組み込んでアクセスしてもよい。
【0057】また、ネットワークの基盤は、既存のイン
ターネットやその他の契約式の通信網を利用することが
でき、通信形式などの限定されるものではない。さら
に、前記実施形態では、サーバ2および各クライアント
端末3A,3B,3Cによって建築工事進捗管理システ
ムを構成していたが、1台のスタンドアロンのコンピュ
ータで建築工事進捗管理システムを実現してもよい。
【0058】本システムの対象となる建築物は、ユニッ
ト式住宅(アパート)に限らず、パネル式のプレハブ住
宅や在来工法の住宅、さらに、住宅に限らずマンショ
ン、ビル、道路、橋等でもよく、本発明は様々な建築工
事で利用できる。
【0059】進捗管理データ記録手段22には、進捗管
理データベース50のみを記録するようにしてもよく、
設計データベース60は必ずしも設けなくてもよい。さ
らに、進捗管理データベース50内に登録される各テー
ブルは、前記実施形態のデータ構造に限らず、対象とな
る建築工事に応じて必要となるテーブルの数や、そのテ
ーブル構造を設定すればよい。
【0060】各画面200,300,400における表
示フォーマットは前記実施形態に限らず、例えば、スケ
ジュール205,304を日付で表示してもよく、これ
らも実施にあたって適宜設定すればよい。また、メール
入力機能やデータ入力機能も必要に応じて設定すればよ
い。
【0061】
【発明の効果】本発明の建築工事進捗管理システム、建
築工事進捗管理方法、建築工事進捗管理システム用サー
バおよび記録媒体によれば、次の効果を奏することがで
きる。請求項1および請求項2の建築工事進捗管理シス
テムによれば、サーバ上の進捗管理データベースを各ク
ライアント端末を介して監督、業者、施主等で共有でき
る。このため、監督は各業者に進捗状況を一々確認する
必要が無くなり、日程変更の情報も入力するだけで、各
業者に一々連絡しなくてもよいため、管理業務を簡略化
できる。その上、担当業者や施主は、各端末から進捗管
理情報を入手でき、監督に一々連絡して確認する必要が
ないため、確認作業が簡単になる。以上により、建築工
事の進捗管理が容易に行えて、日程調整も容易にかつ確
実に行うことができる。
【0062】請求項3に記載の進捗管理システムによれ
ば、各データテーブルが別々に設定されているので、各
種データを確認できるアクセス権限などを容易に設定す
ることができる。さらに、担当者情報と、進行予定情報
とを別のデータテーブルとしたので、それらのデータの
修正等を容易に行うことができる。
【0063】請求項4に記載の進捗管理システムによれ
ば、アクセス権限データテーブルで設定された権限に応
じて、各種データへのアクセスをその要求者に応じて制
限できるので、各要求者に対して必要な情報のみを提示
あるいは入力させることができ、情報の安全性、信頼性
を高めることができる。
【0064】請求項5に記載の進捗管理システムによれ
ば、建築工事全体を管理する監督者や、施主は、すべて
のデータテーブルにアクセスできて、全体の状況なども
容易に確認することができる。一方、各工程を担当する
業者は、自らが関係するデータテーブルのみを確認すれ
ばよいため、容易に情報を把握できる。
【0065】請求項6に記載の進捗管理システムによれ
ば、設計データベースも記録されているので、建築物の
設計情報も容易に確認できて施工作業性等も向上でき
る。
【0066】請求項7に記載の進捗管理システムによれ
ば、複数の建築物の進捗管理情報が登録されているの
で、複数の建築物を監督している監督者は、各建築物の
進捗状況を容易に確認できる。また、各工程の業者は、
1つの建築物での工程作業が終了すれば、他の建築物の
作業に移るが、それらの各建築物におけるスケジュール
をまとめて容易に確認、管理することができる。
【0067】請求項8に記載の建築工事進捗管理方法に
よれば、各アクセス要求者は、進捗管理データベースに
アクセスしてその情報を閲覧したりできるため、監督、
業者、施主などのアクセス要求者は、進捗管理情報を容
易に確認できて管理業務を簡略化でき、日程調整も容易
にかつ確実に行うことができる。その上、アクセス要求
者を確認しているので、各種データテーブルへのアクセ
スをその要求者に応じて制限でき、各要求者に対して必
要な情報のみを提示あるいは入力させることもでき、進
捗情報の安全性や信頼性を高めることができる。
【0068】請求項9に記載の建築工事進捗管理システ
ム用サーバによれば、前記システムと同様に、建築工事
の進捗管理が容易に行えて、日程調整も容易にかつ確実
に行うことができる。
【0069】請求項10に記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体によれば、請求項8に記載の処理を実行
することができ、進捗管理情報を容易に確認できて管理
業務を簡略化でき、日程調整も容易にかつ確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築工事進捗管理システムの全体構成
を示す図である。
【図2】同上実施形態において、進捗管理データ記録手
段の構成を示す図である。
【図3】同上実施形態において、基本データテーブルの
構造を示す図である。
【図4】同上実施形態において、工程データテーブルの
構造を示す図である。
【図5】同上実施形態において、進行予定データテーブ
ルの構造を示す図である。
【図6】同上実施形態において、アクセス権限データテ
ーブルの構造を示す図である。
【図7】サーバにおける処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】サーバにおける進捗情報表示処理の手順を示す
フローチャートである。
【図9】サーバにおける他処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】クライアント端末に表示されるメニュー画面
を示す図である。
【図11】クライアント端末に表示される監督用進捗情
報画面を示す図である。
【図12】クライアント端末に表示される業者用進捗情
報画面を示す図である。
【図13】クライアント端末に表示される施主用進捗情
報画面を示す図である。
【符号の説明】
1 通信回線網 2 サーバ 3A,3B,3C クライアント端末 21 制御手段(アクセス処理手段) 22 進捗管理データ記録手段 33 表示手段 34 入力手段 50 進捗管理データベース 51 基本データテーブル 52 工程データテーブル 53 進行予定データテーブル 54 アクセス権限データテーブル 60 設計データベース 70 コンピュータプログラム 100 メニュー画面 200 監督者用進捗情報画面 210,220,230,250,260 ボタン 290 終了ボタン 300 業者用進捗情報画面 400 施主用進捗情報画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04G 21/00 E04G 21/00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネット上に設けられた工程管理サーバに
    複数のクライアント端末がアクセスすることにより、施
    主別の進捗状況を閲覧できるようにした建築工事進捗管
    理システムであって、 職方はクライアント端末から工程管理サーバより工事日
    を確認し、作業を行い、その作業状況をクライアント端
    末から前記サーバに登録し、 施主はクライアント端末からその進捗状況を閲覧し、必
    要に応じて追加注文、修正依頼情報を入力するようにし
    た建築工事進捗管理システム。
  2. 【請求項2】 建築工事の進捗管理に利用される建築工
    事進捗管理システムであって、 前記建築工事の進捗管理情報が登録された進捗管理デー
    タ記録手段と、この記録手段に記録された進捗管理デー
    タベースに対するアクセス要求に対応して進捗管理デー
    タベースの該当データへのアクセスを処理するアクセス
    処理手段とを備える建築工事進捗管理システム用サーバ
    と、 前記サーバにアクセスを要求するクライアント端末と、 を有することを特徴とする建築工事進捗管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の建築工事進捗管理シス
    テムにおいて、 前記進捗管理データベースは、前記建築工事の監督者名
    および施主名を含む基本データテーブルと、前記建築工
    事に必要な各工程の担当業者名を含む工程データテーブ
    ルと、前記各工程の進行予定を含む進行予定データテー
    ブルと、を有することを特徴とする建築工事進捗管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の建築工事進捗
    管理システムにおいて、 前記進捗管理データベースは、アクセス要求者のアクセ
    ス権限が設定されたアクセス権限データテーブルを有
    し、 前記アクセス処理手段は、前記アクセス要求者のアクセ
    ス権限に応じて前記各データテーブルに対するアクセス
    を許可するように構成されていることを特徴とする建築
    工事進捗管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の建築工事進捗管理シス
    テムにおいて、 前記アクセス処理手段は、監督者および施主からのアク
    セス要求に対しては、その監督者または施主に関する進
    捗管理データベースのすべてのデータテーブルに対する
    アクセスを許可し、担当業者からのアクセス要求に対し
    ては、その担当業者が担当する工程データテーブルおよ
    び進行予定データテーブルのアクセスのみを許可するよ
    うに構成されていることを特徴とする建築工事進捗管理
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の建築工
    事進捗管理システムにおいて、 前記進捗管理データ記録手段には、前記建築物の設計情
    報が登録された設計データベースも記録されていること
    を特徴とする建築工事進捗管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかに記載の建築工
    事進捗管理システムにおいて、 前記進捗管理データベースには、複数の建築物の進捗管
    理情報が登録されていることを特徴とする建築工事進捗
    管理システム。
  8. 【請求項8】 建築工事の進捗管理に利用される建築工
    事進捗管理方法であって、 前記建築工事の進捗管理情報が登録された進捗管理デー
    タベースに対するアクセス要求者を確認する手順と、 正当なアクセス要求者のアクセス要求に対応して進捗管
    理データベースの該当データへのアクセスを処理する手
    順と、 を有することを特徴とする建築工事進捗管理方法。
  9. 【請求項9】建築工事の進捗管理に利用される建築工事
    進捗管理システム用サーバであって、 前記建築工事の進捗管理データベースが記録された進捗
    管理データ記録手段と、 前記進捗管理データベースに対するアクセス要求に対応
    して進捗管理データベースの該当データへのアクセスを
    処理するアクセス処理手段と、 を備えることを特徴とする建築工事進捗管理システム用
    サーバ。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、建築工事の進捗管理
    情報が登録された進捗管理データベースに対するアクセ
    ス要求者を確認する手順と、正当なアクセス要求者のア
    クセス要求に対応して進捗管理データベースの該当デー
    タへのアクセスを処理する手順と、を実行させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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