JP2017059033A - 情報共有システム,及び情報処理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】建設業務において、情報を共有すべき人間が適切なタイミングで情報を共有可能とする情報共有システム及び情報処理サーバを提供する。
【解決手段】情報共有システムは、少なくとも1つの情報端末と、情報処理サーバとを備えている。情報端末は、建設情報を出力するSS05。情報処理サーバは、情報端末から取得した建設情報を、建設情報へのアクセスを許可する対象を示す制限情報と対応付けて、記憶装置に記憶させるSS10。情報端末は、閲覧要求を出力するSS15。情報処理サーバでは、情報端末から取得した閲覧要求を出力した情報端末を介したユーザ認証に成功していれば、閲覧要求に対応する建設情報を情報端末に出力するSS20。情報端末は、情報処理サーバからの建設情報を提示するSS25。
【選択図】図4

Description

本発明は、建設業務に必要な情報を共有する技術に関する。
建設現場において作業員が情報を共有するシステムとして、複数の電子掲示板と、情報処理装置とを備えたシステムが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されたシステムにおいて、電子掲示板のそれぞれは、1つの建設現場に配置され、情報処理装置と接続されている。また、情報処理装置は、周知のコンピュータであり、作業員に伝達すべき情報を各電子掲示板に出力する。
実用新案登録第3008998号公報
特許文献1に記載されたシステムであれば、管理者が作業員に伝達すべき情報を効率良く伝達でき、その建設現場における情報を、管理者と作業員との間で共有できる。ここで言う管理者とは、建設現場の現場監督などの作業員を監督すべき立場の人物である。
ところで、建設業務においては、情報を共有すべき人物(以下、対象者と称す)は、管理者と作業員とに限らない。例えば、対象者の1人として設計者や建築主らが存在する。そして、設計者や建築主からの仕様の変更に関する情報や、管理者からの作業のスケジュールなどの進捗、建設の各工程における検査に関する情報は、対象者の間で適切なタイミングで共有される必要がある。
しかしながら、設計者や建築主が建設現場に赴くことは少ないため、特許文献1に記載されたシステムでは、設計者や建築主は情報を共有することができない。また、管理者は、1つの建設現場に掛かり切りではなく、複数の建設現場を担当していることが多いため、特許文献1に記載されたシステムでは、管理者が適切なタイミングで情報を共有することが困難である。
これらのことから、従来の技術では、対象者が適切なタイミングで情報を共有することが困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、建設業務において、情報を共有すべき人間が適切なタイミングで情報を共有可能とする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様の情報共有システムは、少なくとも1つの情報端末と、情報処理サーバとを備えている。情報共有システムにおいて、情報端末と情報処理サーバとは、情報通信網を介して接続されている。
情報処理サーバは、情報取得手段と、記憶制御手段と、要求取得手段と、提示出力手段とを備える。
情報端末は、情報出力手段と、閲覧出力手段と、情報報知手段とを備える。
情報処理サーバの情報取得手段は、建設に関する情報を表す建設情報を情報端末から取得する。情報処理サーバの記憶制御手段は、情報取得手段で取得した建設情報を制限情報と対応付けて記憶装置に記憶する。制限情報とは、対応する建設情報へのアクセスを許可する対象を示す情報である。
情報処理サーバの要求手段は、記憶装置に記憶された建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を情報端末から取得する。情報処理サーバの提示出力手段は、要求取得手段で取得した閲覧要求を出力した情報端末を介してユーザ認証に成功していれば、閲覧要求に対応する建設情報を当該情報端末に出力して提示する。
また、情報端末の情報出力手段は、入力された建設情報を出力する。情報端末の閲覧出力手段は、閲覧要求を出力する。情報端末の情報報知手段は、情報処理サーバの情報提示手段からの建設情報を報知する。
このような情報共有システムの利用者(例えば、設計者や建築主、管理者)は、記憶装置に記憶された建設情報を、情報端末を用いて閲覧でき、建設情報を共有できる。
そして、例えば、情報端末が携帯可能な端末であれば、記憶装置に記憶された建設情報を、適切なタイミングで閲覧することができる。
つまり、情報共有システムによれば、建設業務において、情報を共有すべき人間が適切なタイミングで情報を共有可能となる。
また、情報共有システムにおいては、建設情報を制限情報と対応付けて記憶し、さらに、記憶された建設情報への閲覧にユーザ認証を必要としている。
これによって、情報共有システムにおいて、建設情報を閲覧可能な人間を特定の条件を満たす人間とすることができる。
情報共有システムにおいて、制限情報は、1つの建設に係わる業者を分類した情報であってもよいし、建設における工程を分類した情報であってもよい。
前者の制限情報であれば、建設情報へのアクセス制限を業者ごとに実施できる。後者の制限情報であれば、建設情報へのアクセス制限を工程ごとに実施できる。
さらに、情報共有システムにおける建設情報は、建設における各工程の進捗を示す工程管理表であってもよい。
このような情報共有システムによれば、建設における工程管理表を建設情報として記憶することができる。このため、情報共有システムによれば、1つの建設における工程管理表(即ち、スケジュール)を関係者で共有することができる。
なお、情報共有システムにおいて、工程管理表は、特定の権限を有した人物によって変更・更新されるようにすればよい。
そして、情報共有システムの情報処理サーバにおける情報提示手段は、要求取得手段で取得した閲覧要求が工程管理表の閲覧を要求するものである場合、現時点で完了した工程を示す現況情報と、現時点で完了しているべき工程の計画を示す予定情報とを、工程管理表に重畳して提示してもよい。
このような情報共有システムによれば、工程管理表に、現況情報と予定情報とを重畳して提示できる。この結果、情報共有システムの利用者は、予定情報に対する現況情報の進捗度合いを直感的に認識できる。
さらに言えば、このような情報共有システムによれば、現時点での工程の進捗状況を、関係者の間で共有できる。
さらに、情報共有システムにおける情報処理サーバは、通知出力手段を更に備えていても良い。通知出力手段は、記憶制御手段によって、記憶装置に建設情報が記憶されると、その記憶された建設情報に対応付けられた通知先に対して、当該建設情報が記憶された旨を示す登録通知を出力する。
このような情報共有システムによれば、登録通知を出力できる。そして、登録通知を取得した通知先の情報端末の利用者は、建設情報が記憶されたことを認識できる。
この結果、情報共有システムによれば、情報を共有すべき人間の間で、建設情報を適切なタイミングで共有させることができる。
また、情報共有システムにおける情報端末の情報出力手段は、建設の現場を撮影した画像を建設情報として出力してもよい。この場合、情報処理サーバの記憶制御手段は、建設の現場を撮影した画像を建設情報として、記憶装置に記憶させてもよい。
このような情報共有システムによれば、建設の現場を撮影した画像を建設情報として記憶することができ、建設の現場を撮影した画像を関係者間で共有することができる。さらには、情報共有システムを用いれば、建設の現場を撮影した画像に基づいて、建設に必要な検査を実施することができる。
さらに、情報共有システムにおける情報処理サーバは、接続要求出力手段と、接続手段とを備えていてもよい。
接続要求出力手段は、ビデオ会議の開催を要求する会議要求を情報端末の1つから取得すると、情報端末の中で対象となる情報端末である対象端末に対して、接続を要求する接続要求を出力する。接続手段は、接続要求出力手段で出力した接続要求に対して応答した対象端末と、会議要求を出力した情報端末とを相互に通信可能な状態とする。
このような情報共有システムによれば、当該情報共有システムを用いてビデオ会議を実施することができる。この結果、情報共有システムによれば、関係者間の情報共有をよりスムーズなものとすることができる。
なお、記憶制御手段は、建設に関する分類項目を表す分類タグを建設情報と対応付けて記憶装置に記憶してもよい。
このような情報共有システムによれば、建設情報をタグ付けして記憶することができる。
ここで言う「建設に関する分類項目」は、建設において必要となる情報を分類したものである。この「建設に関する分類項目」として、例えば、当該建設情報が1つの工程における作業の結果の報告であれば、当該工程や担当した業者、当初の内容からの変更点、建築主からの指示内容、管理者からの指示内容などが考えられる。
このような情報共有システムによれば、建設情報をタグ付けして記憶することで、そのタグに従って建設情報を検索しやすくできる。この結果、建設が完了した際に提出する報告書などの書類を作成する場合に、必要な建設情報を早期に見つけ出し、その書類の作成効率を向上させることができる。
なお、本発明の一態様は、少なくとも1つの情報端末と情報通信網を介して接続された情報処理サーバであってもよい。本発明の一態様としての情報処理サーバは、情報取得手段と、記憶制御手段と、要求取得手段と、認証実行手段と、情報提示手段とを備える。
このような情報処理サーバによれば、情報共有システムと同様の効果を得ることができる。
なお、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段」の欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
情報共有システムの概略構成を示すブロック図である。 現場基本情報の概要を説明する説明図である。 対象者の分類を説明する説明図である。 情報共有システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 メイン画面の概要を説明する説明図である。 記憶処理の処理手順を示すフローチャートである。 建設情報として画像を記憶することを説明する説明図である。 閲覧処理の処理手順を示すフローチャートである。 工程の進捗を月単位で示す工程管理表を説明する説明図である。 工程の進捗を日単位で示す工程管理表を説明する説明図である。 会議処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示す情報共有システム1は、建設業務に必要な情報を共有するシステムであり、少なくとも1つの情報端末5と、少なくとも1つの情報処理サーバ30とを備えている。
情報共有システム1における情報端末5の台数は、一台であってもよいし、複数台であってもよい。また、本実施形態の情報共有システム1が備える情報処理サーバ30の台数は、一台であってもよいし、複数台であってもよい。
<建設情報>
通常、建設業務において、建物や橋梁などの1つの構造物を建設して完成させるまでには、設計、基礎工事、躯体工事、電気工事、管工事、内装工事、検査などの各種工程を経る。そして、1つの建設現場では、土木一式工事、建築一式工事、大工工事、とび・土工・コンクリート工事、電気工事、鋼構造物工事、内装仕上工事、鉄筋工事、防水工事、造園工事などの各種工事が実施される。
この各種工事においては、建設に携わる関係者で共有すべき情報(以下、建設情報と称す)が発生する。
本実施形態における情報共有システム1は、その建設情報を、構造物の建設に携わる関係者で共有するシステムである。
なお、建設情報とは、建設に関係する情報であり、1つの構造物を作り上げるために関係者で共有すべき情報である。この建設情報の具体例として、構造物の設計図面、変更指示情報、工程管理表、検査情報などの建設の基本情報が挙げられる。さらに、建設情報の具体例として、各工程を担当した業者、当該工程において作業者が実施した工事の内容、当該工程に関して設計段階の内容からの変更点、建築主からの指示内容、管理技術者からの指示内容などを含んでもよい。
ここで言う設計図面には、配置図、平面図、立面図、構造標準図、電気工事図、配管図などの各種図面を含む。また、ここで言う変更指示情報は、設計段階で指示された内容(例えば、図面)からの変更の指示を表す情報である。工程管理表は、建設業務を遂行する各工程の進捗を示す情報である。検査情報は、各工程に対する検査の実施に必要な情報である。この検査情報には、各工程での構造物の状況を撮影した画像を含む。
また、以下では、構造物の建設に携わる関係者を対象者と称す。この対象者は、1つの構造物の建設に関係する人物である。
この対象者には、例えば、構造物の建築主、当該構造物を設計した設計者、当該構造物を建設する現場を監理する工事監理者、工事計画責任者、当該構造物を建設する工事施工者などを含む。なお、ここで言う工事施工者には、土木一式工事、建築一式工事、大工工事、とび・土工・コンクリート工事、電気工事、鋼構造物工事、内装仕上工事、鉄筋工事、防水工事、造園工事などの各種工事を管理する管理者、及び各種工事の実作業を実施する作業者を含む。
なお、ここで言う対象者のそれぞれは、1人の人物であってもよいし、業者や法人などの団体であってもよい。
<情報端末>
情報端末5は、情報処理サーバ30に建設情報をアップロードすると共に、情報処理サーバ30に格納された建設情報を閲覧する端末である。この情報端末5の一例として、周知のパーソナルコンピュータや携帯型情報端末が考えられる。ここで言う携帯型情報端末には、周知のスマートホンやタブレット端末などを含む。
情報端末5は、記憶部8と、入力部10と、出力部12と、通信部14と、撮影部16と、制御部20とを備えている。
記憶部8は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置である。記憶部8として、ハードディスクドライブやフラッシュメモリが考えられる。
入力部10は、情報の入力を受け付ける周知の機構である。この入力部10には、キーボードやポインティングデバイス、スイッチ、マイクロホンなどの各種入力機器を含む。ここで言うポインティングデバイスには、タッチパッドやタッチパネルを含む。
出力部12は、情報を出力する周知の機構である。この出力部12には、表示装置や音声出力装置などの各種出力装置を含む。ここで言う表示装置の一例として、液晶ディスプレイが考えられる。また、音声出力装置の一例として、スピーカが考えられる。
通信部14は、情報通信網3を介して情報処理サーバ30との間で情報の入出力を受け付ける。なお、情報通信網3は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
撮影部16は、画像を撮影する周知のカメラである。このカメラは、静止画を撮影するカメラでもよいし、動画を撮影するカメラでもよい。
制御部20は、ROM22,RAM24,CPU26を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された制御装置である。ROM22は、電源を切断しても記憶内容を保持する必要のあるデータやプログラムを記憶する。RAM24は、データを一時的に格納する。CPU26は、ROM22またはRAM24に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。
記憶部8または制御部20のROM22には、制御部20が端末処理を実行するための処理プログラムが格納されている。ここで言う端末処理とは、情報処理サーバ30に建設情報をアップロードすると共に、情報処理サーバ30に記憶された建設情報を閲覧する処理である。
<情報処理サーバ>
情報処理サーバ30は、通信部32と、入力部34と、出力部36と、記憶部38と、制御部40とを備えている。
通信部32は、情報通信網3を介して情報端末5それぞれとの間で情報の入出力を受け付ける。
入力部34は、情報の入力を受け付ける。この入力部34には、キーボードやポインティングデバイス、スイッチ、マイクロホンなどの各種入力機器を含む。さらに、入力部34には、データの入力を受け付ける入力ポートや接続ポートを含む。
出力部36は、情報やデータを出力する。この出力部36には、表示装置や音声出力装置、印刷装置などの各種出力装置を含む。さらに、出力部36には、データを出力する出力ポートや接続ポートを含む。
記憶部38は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置である。この記憶部38の一例として、ハードディスクドライブやフラッシュメモリが考えられる。この記憶部38には、情報端末5からの建設情報が記憶される。
制御部40は、ROM42,RAM44,CPU46を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された周知の制御装置である。ROM42は、電源を切断しても記憶内容を保持する必要のあるデータやプログラムを記憶する。RAM44は、データを一時的に格納する。CPU46は、ROM42またはRAM44に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。
記憶部38または制御部40のROM42には、情報端末5からの建設情報を記憶部38に記憶する記憶処理を、制御部40が実行するための処理プログラムが格納されている。さらに、記憶部38または制御部40のROM42には、情報端末5からの閲覧要求に従って記憶部38に記憶された建設情報を当該情報端末5に出力する閲覧処理を、制御部40が実行するための処理プログラムが格納されている。記憶部38または制御部40のROM42には、情報端末5からの会議要求に従ってその会議要求に対応する情報端末5を呼び出して接続する会議処理を、制御部40が実行するための処理プログラムが格納されている。
<現場基本情報>
まず、情報共有システム1では、現場基本情報を情報処理サーバ30に登録する。
ここで言う現場基本情報とは、図2に示すように、1つの構造物を建設している建設現場の基本的な内容を表す情報である。
この現場基本情報には、建設現場を特定する工事番号、工事名、工事現場の住所を表す工事現場住所、建築確認番号を含む。また、現場基本情報には、建設現場に設置される現場事務所に関する情報、当該構造物の建設に要する期間を表す契約工期を含む。さらに、現場基本情報には、建築主、設計者、工事監理者、工事施工者、工事計画責任者などの対象者に関する情報を含む。
ここで言う対象者に関する情報には、図3に示すように、業者名、業者の住所、連絡先(即ち、住所や電話番号、メールアドレスなど)、担当者の氏名、識別番号(即ち、ID)と、暗証番号(即ち、パスワード)と、中分類の番号を含む。
なお、識別番号と暗証番号とは、情報処理サーバ30への対象者の登録が実行されることで、対象者ごとに発行される。
また、情報処理サーバ30に登録される対象者は、構造物の建設への関与度合いに応じて分類(例えば、ランク付け)されている。そして、本実施形態の情報共有システム1においては、対象者の分類(即ち、ランク)に応じて、アクセス可能な建設情報が制限される。
なお、対象者の分類は、構造物を建設する工程ごとになされていてもよい。つまり、構造物の建設において、基礎工事に携わる対象者、躯体工事に携わる対象者、電気工事に携わる対象者などに分類されていてもよい。
そして、対象者に関する情報に含まれる中分類とは、構造物の建設への関与度合いに応じてなされる分類(即ち、ランク)の1つである。この中分類として、例えば、対象者が関与する工程のうちの詳細な分類を用いることが考えられる。ここで言う詳細な分類とは、例えば、工程が基礎工事であれば、その基礎工事における配筋工程や、その基礎工事におけるコンクリート打設などである。
さらに、その中分類の上位の分類である大分類とは、構造物の建設への関与度合いに応じてなされる分類(即ち、ランク)の1つである。この大分類として、対象者が関与する工程のうちの大きな分類を用いることが考えられる。ここで言う大きな分類とは、基礎工事や、躯体工事、電気工事などである。
また、対象者の分類は、構造物の建設に携わる業者ごとなされていてもよい。
本実施形態においては、建築主、設計者、工事監理者、工事計画責任者らは、構造物の建設の全行程に係わることから、建築主、設計者、工事監理者、工事計画責任者らの分類は、全ての建設情報にアクセス可能となるように分類(即ち、ランク付け)されている。
<システム全体の動作例>
情報共有システム1全体の動作を、図4を用いて説明する。
情報共有システム1における情報処理サーバ30は、情報端末5からの起動指令を取得すると、記憶処理を実行する(SS10)。その記憶処理では、情報端末5から建設情報を取得し、情報処理サーバ30の記憶部38に記憶する。この情報処理サーバ30の記憶部38に記憶される建設情報は、情報端末5の制御部20が取得したものであり、情報端末5が情報通信網3へと出力したものである(SS05)。
また、情報共有システム1では、情報処理サーバ30が閲覧処理を実行する(SS20)。その閲覧処理では、情報処理サーバ30は、建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を取得する。そして、情報処理サーバ30は、閲覧要求に対応する建設情報を、当該閲覧要求を出力した情報端末5へと出力する。その建設情報を取得した情報端末5は、取得した建設情報を出力部12に表示し(SS25)、当該情報端末5の利用者である対象者に提示する。
なお、情報処理サーバ30が取得する閲覧要求は、情報端末5の利用者によって情報端末5の入力部10を介して入力されるものであり、情報端末5が情報通信網3を介して情報処理サーバ30に出力した(SS15)ものである。
さらに、情報共有システム1では、情報端末5が、当該情報端末5の利用者から、ビデオ会議の開催を要求する会議要求を取得して、情報処理サーバ30に出力する(SS30)。
この会議要求を取得した情報処理サーバ30は、会議処理を実行する(SS35)。会議処理では、情報処理サーバ30は、全ての情報端末5の中から、接続の対象となる情報端末5である対象端末5に対して、接続を要求する接続要求を出力する。そして、接続要求に対して応答した対象端末5と、会議要求を出力した情報端末5とを相互に通信可能な状態とする。
<記憶処理>
次に、情報処理サーバ30の制御部40が実行する記憶処理について説明する。
この記憶処理は、情報端末5の出力部12を介して表示されるメイン画面に設けられた選択ボタンが操作されると起動される。
ここで言うメイン画面とは、図5に示すように、現場基本情報と、工程管理表(スケジュール)と、情報共有システム1において実現される各種機能を選択する選択ボタンと、現場案内図とを有した画面である。
なお、現場案内図は、構造物の建設を行っている現場の位置を示す地図である。この現場案内図には、建設を行っている現場の周辺において注意すべき事項が示される。ここで言う現場の周辺において注意すべき事項とは、例えば、現場への進入経路や、資材を搬入可能な時間帯などである。
そして、記憶処理が起動されると、制御部40は、図6に示すように、まず、情報端末5を介して入力された認証情報を取得する(S110)。S110では、制御部40は、記憶処理を起動する操作が実行された情報端末5の出力部12に認証情報の入力画面を表示する。そして、情報処理サーバ30の制御部40は、認証情報の入力画面を介して情報端末5で入力された認証情報を、情報通信網3を介して取得する。ここで言う認証情報とは、対象者の識別番号及び暗証番号である。
続いて、記憶処理では、制御部40は、S110で取得した認証情報に基づいてユーザ認証を実行し、そのユーザ認証に成功したか否かを判定する(S120)。このS120におけるユーザ認証として、S110で取得した認証情報を、記憶部38に記憶されている認証情報のそれぞれに照合することが考えられる。そして、S120において、制御部40は、一致する認証情報が存在していれば、ユーザ認証に成功したものと判定すればよい。
そして、S120での判定の結果、ユーザ認証に成功していれば(S120:YES)、制御部40は、詳しくは後述するS140へと記憶処理を移行させる。一方、S120での判定の結果、ユーザ認証に成功していなければ(S120:NO)、制御部40は、S110において認証情報の入力画面を情報端末5に表示してから、規定時間が経過したか否かを判定する(S130)。ここで言う規定時間とは、タイムアウトまでの時間として予め規定された時間長である。
S130での判定の結果、規定時間が経過していれば(S130:YES)、制御部40は、本記憶処理を終了する。一方、S130での判定の結果、規定時間が経過していなければ(S130:NO)、制御部40は、記憶処理をS110へと戻す。
ところで、S120での判定の結果、ユーザ認証に成功した場合に移行するS140では、制御部40は、建設情報を取得する。S140では、制御部40は、ユーザ認証に成功した情報端末5の出力部12に建設情報の入力画面を表示する。そして、情報処理サーバ30の制御部40は、建設情報の入力画面を介して情報端末5で入力された建設情報を、情報通信網3を介して取得する。
このS140で制御部40が取得する建設情報とは、構造物の設計図面、変更指示情報、工程管理表、検査情報などである。さらに、建設情報とは、各工程で実施した工事の内容、当該工程を担当した業者からの引き継ぎ情報、当該工程に関して設計段階の内容からの変更点、建築主、設計者、工事監理者、工事施工者などからの指示内容、建設現場を撮影した画像などである。
建設情報のうちの検査情報は、各工程に対する検査の実施に必要な情報である。本実施形態における検査情報は、図7に示すように、構造物の建設における各工程の状況を撮影した画像であってもよい。この各工程の状況を表す画像は、情報端末5の撮影部16で撮影されたものであっても良いし、撮影部16とは異なるカメラで撮影されたものであってもよい。
なお、本実施形態において、情報処理サーバ30にアップロードされる工程管理表は、情報端末5を介して編集可能に構成されている。ただし、工程管理表の編集は、特定の権限を有した人物に権限が与えられている。なお、ここで言う特定の権限を有した人物とは、対象者の中で最高のランクを有する人物である。特定の権限を有した人物の一例として、設計者、工事監理者、工事計画責任者が考えられる。
記憶処理では、続いて、制御部40は、S140で取得した建設情報を記憶部38に記憶する(S150)。このS150では、制御部40は、建設情報を、制限情報及び分類タグと対応付けて記憶する。
ここで言う制限情報とは、対応する建設情報へのアクセスを許可する対象者を特定する情報である。制限情報として、例えば、対象者のランクを用いることが考えられる。すなわち、制限情報は、1つの建設に係わる業者を分類した情報を用いてもよいし、1つの建設における工程を分類した情報を用いてもよい。
建設情報と制限情報とを対応付ける他の方法として、対象者ごとにアクセス可能な記憶領域を記憶部38に設け、各対象者がアクセス可能な記憶領域に建設情報を記憶することが考えられる。
また、ここで言う分類タグとは、対応付けられる建設情報の内容(即ち、分類項目)を表すタグである。ここで言う分類タグとして、例えば、対応付けられる建設情報が1つの工程における作業の結果の報告であれば、当該工程の内容や、当該工程担当した業者、当該工程に関して設計段階の内容からの変更点、建築主からの指示内容、管理技術者からの指示内容などが考えられる。
記憶処理では、更に、制御部40は、建設情報が記憶部38に記憶された旨を示す登録通知を通知先に対して出力する(S160)。ここで言う通知先は、建設情報に対応付けられた対象者の連絡先である。この通知先は、情報端末5を介して建設情報をアップロードした対象者が指定してもよい。また、通知先は、建設情報をアップロードする対象者ごとに通知先を予め対応付けて情報処理サーバ30に登録し、建設情報がアップロードされるごとに、登録された通知先を読み出してもよい。
その後、記憶処理では、制御部40は、記憶処理を終了する終了指令を、情報端末5を介して取得したか否かを判定する(S170)。このS170での判定の結果、終了指令を取得していなければ(S170:NO)、制御部40は、記憶処理をS140へと戻す。
一方、S170での判定の結果、終了指令を取得していれば(S170:YES)、制御部40は、記憶処理を終了する。
つまり、記憶処理では、情報処理サーバ30は、情報端末5からアップロードされた建設情報を、情報処理サーバ30の記憶部8に記憶する。この記憶処理では、建設情報の記憶部8への記憶を、制限情報及び分類項目と対応付けて実施する。
<閲覧処理>
次に、情報処理サーバ30の制御部40が実行する閲覧処理について説明する。
この閲覧処理は、情報端末5の出力部12を介して表示されるメイン画面に設けられた選択ボタンが操作されると起動される。
閲覧処理が起動されると、制御部40は、図8に示すように、まず、情報端末5を介して入力された認証情報を取得する(S210)。S210における認証情報の取得方法は、記憶処理のS110と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
続いて、記憶処理では、制御部40は、S210で取得した認証情報に基づいてユーザ認証を実施し、そのユーザ認証に成功したか否かを判定する(S220)。このS220におけるユーザ認証は、記憶処理のS120と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
そして、S220での判定の結果、ユーザ認証に成功していれば(S220:YES)、制御部40は、詳しくは後述するS240へと閲覧処理を移行させる。一方、S220での判定の結果、ユーザ認証に成功していなければ(S220:NO)、制御部40は、S210にて認証情報の入力画面を情報端末5に表示してから、規定時間が経過したか否かを判定する(S230)。
S230での判定の結果、規定時間が経過していれば(S230:YES)、制御部40は、本閲覧処理を終了する。一方、S230での判定の結果、規定時間が経過していなければ(S230:NO)、制御部40は、閲覧処理をS210へと戻す。
S220での判定の結果、ユーザ認証に成功した場合に移行するS240では、ユーザ認証に成功した情報端末5を操作している対象者がアクセス可能な建設情報の一覧を示す対象選択画面を情報端末5の出力部12に表示する。
さらに、制御部40は、建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を取得する(S250)。本実施形態のS250では、情報処理サーバ30の制御部40は、S240により情報端末5の出力部12に表示された対象選択画面を介して、情報端末5で指定された建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を、情報通信網3を介して取得する。
さらに、制御部40は、S250で取得した閲覧要求によって閲覧が要求された建設情報を、情報端末5の出力部12に表示する(S260)。
このS260では、例えば、閲覧要求によって閲覧が要求された建設情報が工程管理表であれば、図9に示すように、月単位の工程管理表を表示してもよいし、図10に示すように、月単位の工程管理表より、工程を詳細に示した日単位の工程管理表を表示してもよい。また、工程管理表を表示する場合には、まず、月単位の工程管理表を表示し、月単位の工程管理表において、日付などの特定の領域が選択された場合に、日単位の工程管理表を表示してもよい。
さらに、S260において、建設情報の1つとして工程管理表を表示する場合には、図9や図10に示すように、現時点で完了した工程を示す現況情報と、現時点で完了しているべき工程の計画を示す予定情報とを、工程管理表に重畳して提示してもよい。
さらには、S260では、建設情報の1つとして工程管理表を表示する場合に、各工程で撮影した画像を、工程管理表に表された対応する工程に重畳して提示してもよい。
また、S260では、閲覧要求によって閲覧が要求された建設情報が検査情報であれば、その建設現場の各工程で撮影された画像を情報端末5の出力部12に表示してもよい。
その後、閲覧処理では、制御部40は、閲覧処理を終了する終了指令を、情報端末5を介して取得したか否かを判定する(S270)。このS270での判定の結果、終了指令を取得していなければ(S270:NO)、制御部40は、記憶処理をS240へと戻す。
一方、S270での判定の結果、終了指令を取得していれば(S270:YES)、制御部40は、閲覧処理を終了する。
つまり、閲覧処理では、情報処理サーバ30にアップロードされた建設情報の中から、閲覧要求によって指定された建設情報を情報端末5の出力部12に表示する。閲覧処理において、対象者が閲覧の要求を可能な建設情報は、当該対象者の分類(ランク)においてアクセス可能な建設情報である。
<会議処理>
次に、情報処理サーバ30の制御部40が実行する会議処理について説明する。
この会議処理は、情報端末5を介して会議要求が入力されると起動される。
会議処理が起動されると、制御部40は、図11に示すように、まず、情報端末5を介して入力された認証情報を取得する(S310)。S310における認証情報の取得方法は、記憶処理のS110と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
続いて、会議処理では、制御部40は、S310で取得した認証情報に基づいてユーザ認証を実施し、そのユーザ認証に成功したか否かを判定する(S320)。このS320におけるユーザ認証は、記憶処理のS120と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
そして、S320での判定の結果、ユーザ認証に成功していれば(S320:YES)、制御部40は、詳しくは後述するS340へと記憶処理を移行させる。一方、S320での判定の結果、ユーザ認証に成功していなければ(S320:NO)、制御部40は、S310にて認証情報の入力画面を情報端末5に表示してから規定時間が経過したか否かを判定する(S330)。
S230での判定の結果、規定時間が経過していれば(S330:YES)、制御部40は、会議処理を終了する。一方、S330での判定の結果、規定時間が経過していなければ(S330:NO)、制御部40は、会議処理をS310へと戻す。
S320での判定の結果、ユーザ認証に成功した場合に移行するS340では、制御部40は、会議要求に対応する接続先としての対象端末5を特定する。この対象端末5の特定は、接続先を識別する接続先情報に従って実施すればよい。本実施形態においては、接続先情報は、会議要求に含まれていてもよい。
続いて、会議処理では、制御部40は、S340で特定した全ての対象端末5に、接続を要求する接続要求を出力する(S350)。さらに、会議処理では、制御部40は、S350にて接続要求を出力した対象端末5から応答があったか否かを判定する(S360)。このS360での判定の結果、対象端末5からの応答があれば(S360:YES)、制御部40は、詳しくは後述するS380へと会議処理を移行させる。
一方、S360での判定の結果、対象端末5からの応答がなければ(S360:NO)、制御部40は、会議処理をS370へと移行させる。そのS370では、制御部40は、接続要求を出力してから規定時間が経過したか否かを判定する。
S370での判定の結果、規定時間が経過していれば(S370:YES)、制御部40は、会議処理を終了する。一方、S370での判定の結果、規定時間が経過していなければ(S370:NO)、制御部40は、会議処理をS360へと戻す。
ところで、S360での判定の結果、対象端末5からの応答があった場合に移行するS380では、その応答があった対象端末5と、会議要求を出力した情報端末5とを、情報通信網3を介して接続する。
ここで言う接続は、情報端末5間で、相互に通信可能な状態とすることである。この相互に通信可能な状態とは、例えば、情報端末5の撮影部16で撮影された映像、情報端末5の入力部10を介して入力された音声を、他の情報端末5の出力部12から出力可能な状態とすることである。
その後、制御部40は、会議処理を終了する。
つまり、会議処理では、情報端末5からの会議要求に従って、対象端末5を呼び出す。そして、その呼び出しに応答した対象端末5と、会議要求を出力した情報端末5とを、情報通信網3を介して接続し、ビデオ会議(即ち、ウェブ会議)を実現する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、情報共有システム1の利用者(例えば、設計者や建築主、工事監理者、工事施工者、工事計画責任者)は、情報処理サーバ30の記憶部38に記憶された建設情報を、利用者自身がアクセス可能な範囲で閲覧できる。
よって、対象者は、構造物の建設に必要となる建設情報を共有できる。
特に、情報共有システム1おいて、情報端末5を携帯可能な端末として構成すれば、情報処理サーバ30の記憶部38に記憶された建設情報を、適切なタイミングで閲覧することができる。
しかも、情報処理サーバ30が実行する記憶処理においては、建設情報が記憶部38にアップデートされると、通知先に対して登録通知を出力している。これにより、情報端末5の利用者は、建設情報が記憶されたことを直ちに認識できる。
これらのことから、情報共有システム1によれば、建設業務において、情報を共有すべき人間が適切なタイミングで情報を共有可能となる。
また、情報共有システム1においては、建設情報を制限情報と対応付けて情報処理サーバ30の記憶部38に記憶し、さらに、その記憶部38に記憶された建設情報への閲覧にユーザ認証を必要としている。
これによって、情報共有システム1において、情報処理サーバ30の記憶部38に記憶された建設情報を閲覧可能な人間を特定の条件を満たす人間とすることができ、情報が必要以上に拡散されることを抑制できる。
また、情報共有システム1においては、建設情報の1つとして工程管理表を、情報処理サーバ30の記憶部38に記憶している。
このため、情報共有システム1によれば、構造物の建設における工程管理表を対象者の間で共有することができ、現時点での工程の進捗状況を対象者の間で共有できる。
さらに、情報共有システム1においては、共有した工程管理表に基づいて建設業務を遂行させることができ、スケジュール管理を容易なものとすることができる。
特に、記憶処理において、工程管理表が編集されアップデートされた場合に登録通知を出力するようにすれば、対象者は、登録通知を受け取って直ぐにスケジュールを調整することができる。これにより、1つの構造物の建設におけるスケジュールの管理、ひいては工期の管理を確実なものとすることができる。
なお、情報共有システム1においては、工程管理表の編集権限を、特定の権限を有した人物に与えている。このため、情報共有システム1によれば、工程管理表に対して不要な編集が実行されることを防止できる。
また、閲覧処理においては、情報端末5の出力部12に工程管理表を提示する場合、その工程管理表に、現況情報と予定情報とを重畳して提示している。
この結果、情報共有システム1の利用者は、予定情報に対する現況情報の進捗度合いを直感的に認識できる。
ところで、記憶処理では、建設の現場を撮影した画像を建設情報として記憶することができる。そして、情報共有システム1によれば、建設情報として記憶された建設の現場を撮影した画像を用いて、建設における各工程での検査を実施することができる。
すなわち、構造物の建設における各工程での検査の担当者は、建設の現場に赴くことなく検査を実施することができる。
また、情報共有システム1においては、情報処理サーバ30が会議処理を実行することで、情報端末5間でのビデオ会議を実施することができる。この結果、情報共有システム1によれば、対象者間の情報共有をよりスムーズなものとすることができる。
ところで、記憶処理においては、建設情報を分類タグと対応付けて記憶している。
このように建設情報をタグ付けして記憶することで、情報共有システム1では、分類タグに従って建設情報を検索しやすくできる。この結果、情報共有システム1によれば、例えば、構造物の建設が完了した際に提出する報告書などの書類を作成する場合に、その書類の作成に必要な建設情報を早期に見つけ出すことができる。したがって、情報共有システム1によれば、書類の作成効率を向上させることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
上記実施形態における情報端末5は、撮影部16を備えていたが、この撮影部16は、情報端末5と別体に構成されていてもよい。
なお、上記実施形態の構成の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
また、本発明は、前述した情報共有システム1の他、情報処理サーバ30、建設情報を共有するために情報処理サーバ30が備えるコンピュータが実行するプログラム、プログラムが記憶された記憶媒体等、種々の形態で実現することができる。
<対応関係の例示>
記憶処理のS140を実行することで得られる機能が、情報取得手段の一例である。S150を実行することで得られる機能が、記憶制御手段の一例である。閲覧処理のS240,S250を実行することで得られる機能が、要求取得手段の一例である。S260を実行することで得られる機能が、提示出力手段の一例である。
また、SS05を実行することで得られる機能が、情報出力手段の一例である。SS15を実行することで得られる機能が、閲覧出力手段の一例である。SS25を実行することで得られる機能が、情報提示手段の一例である。
さらに、記憶処理のS160を実行することで得られる機能が、通知出力手段の一例である。会議処理のS350を実行することで得られる機能が、接続要求出力手段の一例である。会議処理のS360,S380を実行することで得られる機能が、接続手段の一例である。
1…情報共有システム 3…情報通信網 5…情報端末(対象端末) 8,38…記憶部 10,34…入力部 12,36…出力部 14,32…通信部 16…撮影部 20,40…制御部 22,42…ROM 24,44…RAM 26,46…CPU 30…情報処理サーバ

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの情報端末と、前記情報端末と情報通信網を介して接続された情報処理サーバとを備えた情報共有システムであって、
    前記情報処理サーバは、
    建設に関する情報を表す建設情報を前記情報端末から取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した建設情報を、当該建設情報へのアクセスを許可する対象を示す制限情報と対応付けて、記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶装置に記憶された建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を、前記情報端末から取得する要求取得手段と、
    前記要求取得手段で取得された閲覧要求を出力した情報端末を介したユーザ認証に成功していれば、前記閲覧要求に対応する建設情報を当該情報端末に出力する提示出力手段と
    を備え、
    前記情報端末は、
    前記建設情報を出力する情報出力手段と、
    前記閲覧要求を出力する閲覧出力手段と、
    前記情報処理サーバの提示出力手段からの前記建設情報を提示する情報提示手段と
    を備える、情報共有システム。
  2. 前記制限情報は、1つの建設に係わる業者を分類した情報である、請求項1に記載の情報共有システム。
  3. 前記制限情報は、前記建設における工程を分類した情報である、請求項1または請求項2に記載の情報共有システム。
  4. 前記建設情報は、前記建設における各工程の進捗を示す工程管理表である、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の情報共有システム。
  5. 前記情報提示手段は、
    前記要求取得手段で取得した閲覧要求が前記工程管理表の閲覧を要求するものである場合、現時点で完了した工程を示す現況情報と、現時点で完了しているべき工程の計画を示す予定情報とを、前記工程管理表に重畳して提示する、請求項4に記載の情報共有システム。
  6. 前記情報処理サーバは、
    前記記憶制御手段によって前記記憶装置に建設情報が記憶されると、その記憶された建設情報に対応付けられた通知先に対して、当該建設情報が記憶された旨を示す登録通知を出力する通知出力手段を更に備える、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の情報共有システム。
  7. 前記情報端末の情報出力手段は、
    建設の現場を撮影した画像を前記建設情報として出力し、
    前記情報処理サーバの記憶制御手段は、
    前記建設の現場を撮影した画像を前記建設情報として、前記記憶装置に記憶させる、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の情報共有システム。
  8. 前記情報処理サーバは、
    ビデオ会議の開催を要求する会議要求を前記情報端末の1つから取得すると、前記情報端末の中で対象となる情報端末である対象端末に対して、接続を要求する接続要求を出力する接続要求出力手段と、
    前記接続要求出力手段で出力した接続要求に対して応答した前記対象端末と、前記会議要求を出力した情報端末とを相互に通信可能な状態とする接続手段と
    を備える、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の情報共有システム。
  9. 前記記憶制御手段は、
    前記建設に関する分類項目を表す分類タグを前記建設情報と対応付けて前記記憶装置に記憶する、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の情報共有システム。
  10. 少なくとも1つの情報端末と情報通信網を介して接続された情報処理サーバであって、
    建設に関する情報を表す建設情報を情報端末から取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した建設情報を、当該建設情報へのアクセスを許可する対象を示す制限情報と対応付けて記憶装置に記憶する記憶制御手段と、
    前記記憶装置に記憶された建設情報の閲覧を要求する閲覧要求を、情報端末から取得する要求取得手段と、
    前記要求取得手段で取得された閲覧要求を出力した情報端末を介したユーザ認証に成功していれば、前記閲覧要求に対応する建設情報を当該情報端末に出力する提示出力手段と
    を備える、情報処理サーバ。
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