JP7121215B1 - 建設作業管理システム、建設作業管理方法及びプログラム - Google Patents

建設作業管理システム、建設作業管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007121215000001
【課題】職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知とを行う建設作業管理システム、建設作業管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、建設作業の委託業者、委託業者が建設作業を委託した受託業者、受託業者に属する職人を登録し、建設現場の入力を受け付け、受託業者と職人との中から、入力を受け付けた建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付け、委託業者と、担当受託業者との指示系統の入力を受け付け、担当職人の中から、建設現場での職長となる担当職人の入力を受け付け、職長と担当職人との指示系統の入力を受け付け、担当受託業者が、担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付け、建設作業の作業指示を生成し、職長に、作業指示を共有し、作業指示に対する完了報告を、職長から受け付けた完了報告を、委託業者に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設作業の作業指示の共有と、作業指示に対する完了報告の通知に有効な技術に関する。
近年、建設現場の管理を効率良く行う技術が注目されている。
例えば、特許文献1では、建築物に関するモノ関連情報、ヒト関連情報及びコト関連情報を対応付けたトランザクション情報を記憶して、建築物の新規施工時から取り壊しまでの関連する全ての情報を一元的に管理する技術が開示されている。
また、他には、特許文献2では、建設現場の作業内容に関連する音声による案内を行うことにより、建設現場の作業者が、漏れや重複無くチェック作業等を実子することが可能なモニタリング技術が開示されている。
特開2020-024626号公報 特開2017-062693号公報
建設現場には、建設作業の委託業者の下で建設作業を行う、多数の受託業者(会社、個人事業主等)が関わっている。そのため、委託業者の現場監督は、受託業者への作業指示と、作業指示に対する受託業者からの完了報告の受領とに苦労していて効率が悪いという問題が有った。
そこで、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行う技術が求められている。
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術では、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが出来なかった。
発明者らは、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが可能な建設作業管理システム、建設作業管理方法及びプログラムが必要であることに着目した。
そこで、本発明は、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが可能な建設作業管理システム、建設作業管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行う建設作業管理システムであって、
前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録する登録部と、
建設現場の入力を受け付ける第1入力受付部と、
前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける第2入力受付部と、
前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける第3入力受付部と、
前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付ける第4入力受付部と、
前記職長と、前記担当職人との指示系統の入力を受け付ける第5入力受付部と、
前記担当受託業者が、複数存在する場合、前記担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付ける第6入力受付部と、
前記建設作業の作業指示を生成する作業指示生成部と、
前記職長に、前記作業指示を共有する共有部と、
共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付ける完了報告受付部と、
受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知する通知部と、
を備え、
前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図である建設作業管理システムを提供する。
本発明によれば、建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行う建設作業管理システムは、前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録し、建設現場の入力を受け付け、前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付け、前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付け、前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付け、前記職長と、前記担当職人との指示系統の入力を受け付け、前記担当受託業者が、複数存在する場合、前記担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付け、前記建設作業の作業指示を生成し、前記職長に、前記作業指示を共有し、共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付け、受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知し、前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図である。
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
本発明によれば、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが可能となる。
建設作業管理システム1の概要を説明する図である。 建設作業管理システム1の機能構成を示す図である。 建設作業管理システム1が実行する登録処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する入力受付処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する作業指示配置処理のフローチャートを示す図である。 建設図面データに作業箇所を指定した状態の一例を模式的に示す図である。 建設図面データ上に重ねて、作業指示を変換したアイコンを配置した状態の一例を模式的に示した図である。 建設作業管理システム1が実行する建設図面データ変更処理のフローチャートを示す図である。 建設図面データにおける変更箇所を表示した状態の一例を模式的に示した図である。 建設作業管理システム1が実行する共有処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する作業指示一覧提供処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する割合提供処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する件数提供処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する完了報告通知処理のフローチャートを示す図である。 完了報告の一例を模式的に示した図である。 建設作業管理システム1が実行する進捗状況提供処理のフローチャートを示す図である。 建設作業管理システム1が実行する完遂度提供処理のフローチャートを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[基本概念/基本構成]
図1は、建設作業管理システム1の概要を説明するための図である。建設作業管理システム1は、少なくともシステムの管理者が管理するコンピュータ10を含み、建設作業の作業指示の共有と、作業指示に対する完了報告の通知を行うシステムである。
本実施形態では、建設作業管理システム1は、コンピュータ10と、建設作業(例えば、土木工事、建築工事、建築設備工事、機械装置等工事等における作業)の委託業者(例えば、法人)が管理する委託業者端末30、委託業者が建設作業を委託した受託業者(例えば、法人、個人事業主)及びこの受託業者に属する職人の内、建設現場の建設作業を担当する担当受託業者が管理する担当受託業者端末31(担当受託業者の内、職長が管理する職長端末32及び職長以外の担当職人が管理する担当職人端末33)とが、データ通信可能に接続されている。
本実施形態は、前提として、委託業者が建設作業を委託した受託業者が、建設現場において、建設作業を行うものである。
建設作業管理システム1が、建設作業の作業指示の共有と、作業指示に対する完了報告の通知を行う場合についての処理ステップについて、図1に基づいて説明する。
コンピュータ10は、建設作業の委託業者、委託業者が建設作業を委託した受託業者、及び、受託業者に属する職人を登録する(ステップS1)。
コンピュータ10は、この委託業者、受託業者及び職人に関する其々の情報(例えば、名称、氏名、管理番号、所在地、業種、種別、所属先、経営体制、従業員数、営業年数、資本金、発注形態、資格)を直接入力、選択入力又はデータ一括取込等により取得し、登録する。
コンピュータ10は、管理者等からこの委託業者、受託業者及び職人に関する其々の情報の直接入力又は選択入力を受け付けることにより、この情報を取得する。また、コンピュータ10は、外部システム等に記憶されたこの委託業者、受託業者及び職人に関する其々の情報を取得する。
コンピュータ10は、取得した委託業者、受託業者及び職人に関する其々の情報をデータベース等に登録する。
この結果、コンピュータ10は、建設作業の委託業者、委託業者が建設作業を委託した受託業者、及び、受託業者に属する職人を登録する。
登録する職人は、その全員が職長であってもよい。
コンピュータ10は、建設現場の入力を受け付ける(ステップS2)。
コンピュータ10は、建設現場に関する情報(例えば、名称、管理番号、所在地、作業種別、作業内容、参加人数、作業日時、必要資格)の選択入力、直接入力又は外部システム等からのデータ一括取込等を受け付ける。
コンピュータ10は、予め設定された建設現場に関する情報の中から、管理者等が所望する建設現場に関する情報の選択入力又は直接入力を受け付ける。また、コンピュータ10は、外部システム等に記憶された建設現場に関する情報を取得する。
この結果、コンピュータ10は、建設現場の入力を受け付ける。
コンピュータ10は、受託業者と職人との中から、入力を受け付けた建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける(ステップS3)。
コンピュータ10は、登録した受託業者及びこの受託業者に属する職人の中から、管理者等が所望する建設現場の建設作業を担当する受託業者及び職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。
この結果、コンピュータ10は、受託業者と職人との中から、入力を受け付けた建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける
コンピュータ10は、委託業者と、担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける(ステップS4)。
指示系統は、例えば、委託先/受託先/再受託先等の関係性、上司や部下等の職務における関係性、作業現場における作業指示の系統図である。
コンピュータ10は、予め設定された指示系統の中から、管理者等が所望する指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。
この結果、コンピュータ10は、委託業者と、担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける。
コンピュータ10は、担当職人の中から、建設現場での職長となる担当職人の入力を受け付ける(ステップS5)。
コンピュータ10は、入力を受け付けた担当職人の中から、管理者等が所望する職長となる担当職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。
この結果、コンピュータ10は、担当職人の中から、建設現場での職長となる担当職人の入力を受け付ける。
コンピュータ10は、入力を受け付けた建設現場の建設図面データを取得する(ステップS6)。
建設図面データは、例えば、意匠図、構造図、設備図や基本設計図、実施設計図、施工図、竣工図等の建設図面に関するデータである。
コンピュータ10は、委託業者端末30や外部システム等から、入力を受け付けた建設現場の建設図面データを取得する。また、コンピュータ10は、予め自身が記憶する入力を受け付けた建設現場の建設図面データを取得する。
コンピュータ10は、建設作業の作業指示を生成する(ステップS7)。
作業指示は、担当受託業者に、建設作業を指示するものであり、例えば、テキスト、画像である。
コンピュータ10は、取得した建設図面データ上において、建設作業を行う作業箇所を指定する。コンピュータ10は、管理者等から、建設図面データ上における建設作業を所望する作業箇所の指定の入力を受け付け、作業箇所を指定する。
コンピュータ10は、予め設定された建設作業の中から、管理者等が所望する建設作業の選択入力又は直接入力を受け付ける。
コンピュータ10は、受け付けた作業箇所及び建設作業に基づいて、建設作業の作業指示を生成する。
コンピュータ10は、取得した建設図面データ上に重ねて、生成した作業指示を配置する(ステップS8)。
コンピュータ10は、建設図面データ上に指定された作業箇所に重ねて、生成した作業指示を配置する。
コンピュータ10は、職長に、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する(ステップS9)。
コンピュータ10は、作業指示を配置した建設図面データを、職長端末32に送信する。
職長端末32は、この建設図面データを受信し、自身の表示部等に表示する。職長は、この建設図面データを閲覧することにより、この建設図面データに配置された作業指示を閲覧し、建設現場における作業指示を把握する。
コンピュータ10は、職長端末32に、作業指示を重ねて配置した建設図面データを、表示させることにより、職長に、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する。
コンピュータ10は、共有した作業指示に対する完了報告を、職長から受け付ける(ステップS10)。
職長端末32は、共有した作業指示に対する完了報告の入力を受け付ける。職長端末32は、受け付けた完了報告をコンピュータ10に送信する。
コンピュータ10は、この完了報告を受信することにより、共有した作業指示に対する完了報告を、職長から受け付ける。
コンピュータ10は、受け付けた完了報告を、委託業者に通知する(ステップS11)。
コンピュータ10は、受け付けた完了報告を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この完了報告を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、この完了報告を閲覧し、作業指示が行われた建設作業の完了を把握する。
コンピュータ10は、委託業者端末30に、受け付けた完了報告を表示させることにより、受け付けた完了報告を、委託業者に通知する。
このような建設作業管理システム1によれば、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが可能となる。
[機能構成]
図2に基づいて、建設作業管理システム1の機能構成について説明する。
建設作業管理システム1は、システムの管理者が管理するコンピュータ10を少なくとも備えるシステムであり、コンピュータ10が、建設作業(例えば、土木工事、建築工事、建築設備工事、機械装置等工事等における作業)の委託業者(例えば、法人)が管理する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の委託業者端末30、委託業者が建設作業を委託した受託業者(例えば、法人、個人事業主)及びこの受託業者に属する職人の内、建設現場の建設作業を担当する担当受託業者が管理する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の担当受託業者端末(担当受託業者の内、職長が管理する職長端末32及び職長以外の担当職人が管理する担当職人端末33)31と、公衆回線網等のネットワーク9を介してデータ通信可能に接続されたシステムである。
コンピュータ10は、建設作業の作業指示の共有と、作業指示に対する完了報告の通知を行うサーバ機能を有するコンピュータやパーソナルコンピュータである。
コンピュータ10は、例えば、1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、建設現場の建設図面データを取得する建設図面データ取得部11、作業指示を共有する共有部12、完了報告を受け付ける完了報告受付部13、完了報告を通知する通知部14等を備える。
また、コンピュータ10は、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備え、ストレージ部に、委託業者、受託業者及びこの受託業者に属する職人を登録する登録部15等を備える。
また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、建設現場の入力を受け付ける第1入力受付部16、担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける第2入力受付部17、委託業者と担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける第3入力受付部18、職長となる担当職人の入力を受け付ける第4入力受付部19、作業指示を生成する作業指示生成部20、作業指示を建設図面データ上に重ねて配置する配置部21等を備える。
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、建設図面データ取得モジュール、建設図面データ変更受付モジュール、業指示共有モジュール、一覧提供モジュール、割合提供モジュール、件数提供モジュール、完了報告受付モジュール、完了報告通知モジュール、進捗状況提供モジュール、完遂度提供モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部と協働して、作業者登録モジュール、入力受付内容登録モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、作業者情報入力受付モジュール、建設現場入力受付モジュール、現場別担当作業者入力受付モジュール、細分化モジュール、グループ作成モジュール、グループ別担当作業者入力受付モジュール、第1指示系統入力受付モジュール、第2指示系統入力受付モジュール、職長入力受付モジュール、第3指示系統入力受付モジュール、日時指定受付モジュール、共有権限設定受付モジュール、建設図面データ表示モジュール、作業箇所指定モジュール、建設作業入力受付モジュール、作業指示生成モジュール、アイコン変換モジュール、作業指示配置モジュール、変更個所表示モジュール、日時判定モジュール、一覧作製モジュール、割合取得モジュール、件数取得モジュール、進捗状況取得モジュール、完遂度取得モジュールを実現する。
[コンピュータ10が実行する登録処理]
図3に基づいて、コンピュータ10が実行する登録処理について説明する。
同図は、コンピュータ10が実行する登録処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した委託業者、受託業者及びこの受託業者に属する職人の登録処理(ステップS1)の詳細である。
はじめに、作業者情報入力受付モジュールは、建設作業の委託業者、委託業者が建設作業を委託した受託業者及び受託業者に属する職人の入力を受け付ける(ステップS20)。
作業者情報入力受付モジュールは、この委託業者、受託業者及び受託業者に属する職人に関する情報を其々の作業者情報として入力を受け付ける。
作業者情報は、名称、氏名、管理番号、所在地、業種、種別、所属先、経営体制、従業員数、営業年数、資本金、発注形態、資格等である。
作業者情報入力受付モジュールは、管理者から、この作業者情報の直接入力等を受け付ける。また、作業者情報入力受付モジュールは、外部システム等に記憶された作業者情報を取得し、この作業者情報の入力を受け付ける。
なお、作業者情報入力受付モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた委託業者が委託した受託業者の作業者情報を取得し、受託業者の入力を受け付ける構成であっても良いし、受託業者により管理される受託業者端末が入力を受け付けた委託業者から建設作業を委託された受託業者に属する職人の作業者情報を取得し、受託業者に属する職人の入力を受け付ける構成であっても良い。
作業者登録モジュールは、建設作業の委託業者、委託業者が建設作業を委託した受託業者及び受託業者に属する職人を登録する(ステップS21)。
作業者登録モジュールは、受け付けた委託業者、受託業者及び職人の作業者情報を、データベース等に登録する。
作業者登録モジュールは、委託業者の作業者情報毎に、各委託業者が建設作業を委託した一又は複数の受託業者の作業者情報が対応付けてデータベース等に登録し、更に、受託業者の作業者情報毎に、各受託業者に属する一又は複数の職人の作業者情報が対応付けてデータベース等に登録する。
登録する職人は、その全員が職長であってもよい。
以上が、登録処理である。
建設作業管理システム1は、登録処理により登録した委託業者の作業者情報、受託業者の作業者情報及び職人の作業者情報に基づいて、後述する各処理を実行する。
[コンピュータ10が実行する入力受付処理]
図4に基づいて、コンピュータ10が実行する入力受付処理について説明する。
同図は、コンピュータ10が実行する入力受付処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した登録処理の後に行われる処理であり、上述した建設現場の入力受付処理(ステップS2)、担当受託業者と担当職人との入力受付処理(ステップS3)、委託業者と担当受託業者との指示系統の入力受付処理(ステップS4)、職長となる担当職人の入力受付処理(ステップS5)の詳細である。
建設現場入力受付モジュールは、建設現場の入力を受け付ける(ステップS30)。
建設現場入力受付モジュールは、建設現場に関する情報を、建設現場情報として入力を受け付ける。
建設現場情報は、名称、管理番号、所在地、作業種別、作業内容、参加人数、作業日時、必要資格等である。
建設現場入力受付モジュールは、予め設定された建設現場情報の中から、管理者が所望する建設現場情報の選択入力又は直接入力を受け付ける。また、建設現場入力受付モジュールは、外部システム等に記憶された建設現場情報を取得し、入力を受け付ける。
なお、建設現場入力受付モジュールは、委託業者端末30や受託業者端末が入力を受け付けた建設現場情報を取得し、建設現場の入力を受け付ける構成であっても良い。
現場別担当作業者入力受付モジュールは、受託業者と職人との中から、受け付けた建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と、担当職人との入力を受け付ける(ステップS31)。
現場別担当作業者入力受付モジュールは、上述した登録処理により登録した受託業者及びこの受託業者に属する職人の中から、受け付けた建設現場の建設作業を担当する一又は複数の担当受託業者及び担当受託業者に属する一又は複数の担当職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。ここで、現場別担当作業者入力受付モジュールは、受託業者の作業者情報の入力を受け付けることにより、担当受託業者の入力を受け付け、職人の作業者情報の入力を受け付けることにより、担当職人の入力を受け付ける。
現場別担当作業者入力受付モジュールは、登録した受託業者の中から、管理者が所望する担当受託業者の選択入力又は直接入力を受け付ける。現場別担当作業者入力受付モジュールは、入力を受け付けた担当受託業者に属する職人の内、管理者が所望する担当職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。
なお、現場別担当作業者入力受付モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた担当受託業者を取得し、担当受託業者の入力を受け付ける構成であっても良いし、受託業者端末31が入力を受け付けた担当職人を取得し、担当職人の入力を受け付ける構成であっても良い。
細分化モジュールは、建設作業を種類毎に細分化する(ステップS32)。
細分化モジュールは、受け付けた建設現場情報における作業内容等に基づいて、受け付けた建設現場において行われる建設作業を特定する。細分化モジュールは、特定した建設作業を種類毎に細分化する。
なお、細分化モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた種類や受託業者端末31が入力を受け付けた種類を取得し、この取得した種類に基づいて建設作業を種類毎に細分化する構成であっても良い。
グループ作成モジュールは、細分化した種類毎にグループを作成する(ステップS33)。
グループ作成モジュールは、細分化した種類毎に、グループ名(例えば、種類、管理番号、記号)を付与し、種類毎のグループを作成する。
グループ別担当作業者入力受付モジュールは、作成したグループ毎に、受託業者と職人との中から、担当受託業者と、担当職人との入力を受け付ける(ステップS34)。
グループ別担当作業者入力受付モジュールは、作成したグループ毎の選択入力又は直接入力を受け付け、受け付けたグループ毎に、担当受託業者及び職人の入力を受け付ける。グループ別担当作業者入力受付モジュールは、上述した登録処理により登録した受託業者及びこの受託業者に属する職人の中から、作成したグループ毎に、担当する一又は複数の担当受託業者及び担当受託業者に属する一又は複数の担当職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。ここで、グループ別担当作業者入力受付モジュールは、受託業者の作業者情報の入力を受け付けることにより、担当受託業者の入力を受け付け、職人の作業者情報の入力を受け付けることにより、担当職人の入力を受け付ける。
なお、グループ別担当作業者入力受付モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた担当受託業者や担当職人を取得し、担当受託業者や担当職人の入力を受け付ける構成であっても良いし、受託業者端末31が入力を受け付けた担当職人を取得し、担当職人の入力を受け付ける構成であっても良い。
第1指示系統入力受付モジュールは、委託業者と担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける(ステップS35)。
指示系統は、上述した通り、委託先/受託先/再受託先等の関係性、上司や部下等の職務における関係性、作業現場における作業指示の系統図等である。
第1指示系統入力受付モジュールは、上述した登録処理により登録した委託業者と、今回入力を受け付けた担当受託業者との指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。第1指示系統入力受付モジュールは、予め設定された指示系統の中から、管理者が所望する委託業者と担当受託業者との指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。
なお、第1指示系統入力受付モジュールは、委託業者端末30や担当受託業者端末31が入力を受け付けた指示系統を取得し、指示系統の入力を受け付ける構成であっても良い。
第2指示系系統入力受付モジュールは、担当受託業者同士が複数存在する場合、担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付ける(ステップS36)。
第2指示系統入力受付モジュールは、第1指示系統入力受付モジュールが一の委託業者と、複数の担当受託業者の指示系統の入力を受け付けた際、担当受託業者同士の指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。第2指示系統入力受付モジュールは、予め設定された指示系統の中から、管理者が所望する担当受託業者同士の指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。
なお、第2指示系統入力受付モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた指示系統取得し、指示系統の入力を受け付ける構成であっても良い。
担当受託業者が複数存在しない場合、コンピュータ10は、第2指示系統入力受付モジュールが実行する処理を実行せずに、後述する職長となる担当職人の入力受付処理(ステップS37)を実行する。
職長入力受付モジュールは、担当職人の中から、建設現場での職長となる担当職人の入力を受け付ける(ステップS37)。
職長入力受付モジュールは、入力を受け付けた担当職人の中から、職長となる担当職人の選択入力又は直接入力を受け付ける。
職長入力受付モジュールは、入力を受け付けた担当職人の中から、管理者が所望する職長の選択入力又は直接入力を受け付ける。ここで、職長入力受付モジュールは、職長となる担当職人の作業者情報の入力を受け付けることにより、職長の入力を受け付ける。
なお、職長入力受付モジュールは、委託業者端末30又は受託業者端末31が入力を受け付けた職長を取得し、職長の入力を受け付ける構成であっても良い。
第3指示系統入力受付モジュールは、職長と、担当職人との指示系統の入力を受け付ける(ステップS38)。
第3指示系統入力受付モジュールは、受け付けた職長と、受け付けた担当職人との指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける。第3指示系統入力受付モジュールは、予め設定された指示系統の中から、管理者が所望する職長と担当職人との指示系統の選択入力又は直接入力を受け付ける
なお、第3指示系統入力受付モジュールは、委託業者端末30や受託業者端末31が入力を受け付けた指示系統を取得し、指示系統の入力を受け付ける構成であっても良い。
日時指定受付モジュールは、作業指示を共有する日時の指定を受け付ける(ステップS39)。
日時指定受付モジュールは、管理者から、作業指示を共有する日時の直接入力を受け付けることにより、作業指示を共有する日時の指定を受け付ける。
なお、日時指定受付モジュールは、委託業者端末30が入力を受け付けた作業指示を共有する日時を取得し、作業指示を共有する日時の指定を受け付ける構成であっても良い。
共有権限設定受付モジュールは、委託業者から、担当職人毎に、作業指示の共有権限の設定を受け付ける(ステップS40)。
委託業者端末30は、担当職人毎に、作業指示の共有の可否を、共有権限の設定として受け付ける。委託業者端末30は、受け付けた担当職人毎の作業指示の共有権限を、コンピュータ10に送信する。
共有権限設定受付モジュールは、この担当職人毎の作業指示の共有権限を受信することにより、委託業者から、担当職人毎に、作業指示の共有権限の設定を受け付ける。
入力受付内容登録モジュールは、受け付けた入力内容を登録する(ステップS41)。
入力受付内容登録モジュールは、上述した各処理において入力を受け付けた各内容を、其々登録する。
以上が、入力内容受付処理である。
建設作業管理システム1は、入力受付処理により入力を受け付けた内容に基づいて、後述する各処理を実行する。
[コンピュータ10が実行する作業指示配置処理]
図5に基づいて、コンピュータ10が実行する作業指示配置処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する作業指示配置処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した入力内容受付処理の後に行われる処理であり、上述した建設図面データの取得処理(ステップS6)、作業指示の生成処理(ステップS7)、作業指示の配置処理(ステップS8)の詳細である。
建設図面データ取得モジュールは、入力を受け付けた建設現場の建設図面データを取得する(ステップS50)。
建設図面データは、上述した通り、意匠図、構造図、設備図や基本設計図、実施設計図、施工図、竣工図等の建設図面に関するデータである。
建設図面データ取得モジュールは、上述した建設現場の入力受付処理(ステップS30)により入力を受け付けた建設現場の建設図面データを取得する。建設図面データ取得モジュールは、この建設現場の建設現場情報に基づいて、この建設現場に対応する建設図面データを特定し、特定した建設図面データを取得する。
建設図面データ取得モジュールは、委託業者端末30や外部システム等から、この建設現場の建設図面データを取得する。また、建設図面データ取得モジュールは、予め自身が記憶するこの建設現場の建設図面データを取得する。
建設図面データ表示モジュールは、取得した建設図面データを表示する(ステップS51)。
建設図面データ表示モジュールは、取得した建設図面データを、自身に接続されたモニタ装置や端末装置等の表示部等に表示する。建設図面データ表示モジュールは、一の建設図面データのみを取得している場合、この一の建設図面データを表示する。また、建設図面データは、複数の建設図面データを取得している場合、建設図面データの一覧やサムネイル、各建設図面データの説明テキスト等を併せて表示し、管理者が所望する建設図面データの選択入力を受け付け、受け付けた建設図面データを表示する。
なお、建設図面データ表示モジュールは、取得した建設図面データを、委託業者端末30に出力し、委託業者端末30に表示させる構成であっても良い。
作業箇所指定モジュールは、表示した建設図面データの作業箇所を指定する(ステップS52)。
作業箇所指定モジュールは、管理者から、表示した建設図面データにおける作業箇所の直接入力を受け付け、建設図面データの作業箇所を指定する(図6参照)。
図6に基づいて、表示した建設図面データの作業箇所の指定について説明する。同図は、建設図面データに作業箇所を指定した状態の一例を模式的に示す図である。
作業箇所指定モジュールは、建設図面データ上の場所に対して、管理者から、タップ操作やマウスによるクリック等の入力操作を受け付ける。作業箇所指定モジュールは、この入力操作を受け付けた場所を、作業箇所40として指定する。作業箇所指定モジュールは、他の場所について、同様の入力操作を受け付けた場合、この入力操作を受け付けた場所を、其々、作業箇所40として指定する。
なお、作業箇所指定モジュールは、予め委託業者等が建設図面データに対して設定した作業箇所に基づいて、表示した建設図面データにおける作業箇所を指定しても良い。この場合、建設図面データと、作業箇所とを予め対応付けておき、表示する建設図面データに応じて、予め設定された作業箇所を指定すれば良い。
また、上述したステップS51の処理において、建設図面データ表示モジュールが、委託業者端末30に、建設図面データを出力していた場合、委託業者端末30は、委託業者から、表示した建設図面データにおける作業箇所の直接入力を受け付け、受け付けた作業箇所を、コンピュータ10に送信する。作業箇所指定モジュールは、この受け付けた作業箇所を受信することにより、表示した建設図面データにおける作業箇所の入力を受け付ける。
コンピュータ10は、取得した建設図面データに、作業箇所が予め指定されている場合、上述したステップS51及びS52の処理を省略する構成であっても良い。この場合、コンピュータ10は、上述したステップS50の処理を実行後、後述するステップS53の処理を実行すれば良い。
図5に戻り、作業指示配置処理の続きを説明する。
建設作業入力受付モジュールは、指定した作業箇所における建設作業の入力を受け付ける(ステップS53)。
建設作業入力受付モジュールは、管理者から、指定を受け付けた作業箇所において、実際の建設現場での建設作業の選択入力又は直接入力を受け付ける。
建設作業入力受付モジュールは、予め設定された建設作業の中から、管理者が所望する指定した作業箇所における建設作業の選択入力又は直接入力を受け付ける。
なお、建設作業入力受付モジュールは、予め委託業者等が、建設図面データにおける作業箇所に対して設定した建設作業に基づいて、建設作業の入力を受け付けても良い。この場合、作業箇所と、建設作業とを予め対応付けておき、指定された作業箇所に応じて、予め設定された建設作業の入力を受け付ければ良い。
また、上述したステップS51の処理において、建設図面データ表示モジュールが、委託業者端末30に、建設図面データを出力していた場合、委託業者端末30は、委託業者から、作業箇所に対する建設作業の選択入力又は直接入力を受け付け、受け付けた建設作業を、コンピュータ10に送信する。建設作業入力受付モジュールは、この受け付けた建設作業を受信することにより、指定した作業箇所における建設作業の入力を受け付ける。
作業指示生成モジュールは、受け付けた建設作業の作業指示を生成する(ステップS54)。
作業指示は、上述した通り担当受託業者に、建設作業を指示するものであり、例えば、テキスト、画像等である。
作業指示生成モジュールは、受け付けた建設作業に基づいて、この建設作業を、建設現場において行う際に必要な作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等を特定する。作業指示生成モジュールは、予め建設作業毎に、作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等を対応付けたデータベース等を参照し、今回受け付けた建設作業に対応付けられた作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等を特定する。
また、作業指示生成モジュールは、管理者から、この作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等の選択入力又は直接入力を受け付け、受け付けた作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等に基づいて、作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等を特定する。
作業指示生成モジュールは、特定した作業の内容、作業の順番及び作業の重要度等に基づいて、テキストや画像等の作業指示を生成する。
例えば、作業指示が、建設現場の画像を撮影するものである場合、撮影指示が作業指示に該当する。作業指示生成モジュールは、撮影指示として、撮影対象、撮影方向、撮影枚数、撮影順、画像の重要度等を示したテキスト等を生成する。
アイコン変換モジュールは、生成した作業指示をアイコンに変換する(ステップS55)。
アイコンは、例えば、ピン、矢印、マークである。
アイコン変換モジュールは、生成した作業指示を、予め設定された条件(例えば、作業の内容、順番、重要度)に応じて、予め設定されたアイコンに変換する。このアイコンは、条件に応じて、異なる表示態様(例えば、色付け、サイズ変更、枠線の付与、形状の変更、数字の付与、記号の付与)であっても良いし、条件によらず、同一の表示態様であっても良い。変換したアイコンには、生成した作業指示が対応付けられている。
なお、コンピュータ10は、この処理を省略することも可能である。この場合、コンピュータ10は、上述したステップS54の処理を実行後、後述するステップS56の処理を実行する。
作業指示配置モジュールは、取得した建設図面データ上に重ねて、生成した作業指示を配置する(ステップS56)。
作業指示配置モジュールは、生成した作業指示を変換したアイコンを、作業箇所に対応付けて、取得した建設図面データ上に重ねて配置する(図7参照)。
図7に基づいて、作業指示配置モジュールが、配置した作業指示について説明する。同図は、作業指示配置モジュールが、建設図面データ上に重ねて、作業指示を変換したアイコンを配置した状態の一例を模式的に示した図である。
作業指示配置モジュールは、建設図面データ上において指定された作業箇所40に重ねて、アイコン41を配置する。作業指示配置モジュールは、建設図面データ上の他の場所について、作業箇所40の入力操作を受け付けていた場合、作業箇所40の其々に重ねてアイコン41を配置する。この時、作業箇所40毎に、異なる表示態様のアイコンが配置されても良いし、同一の表示態様のアイコンが配置されても良い。
なお、コンピュータ10は、上述したステップS55の処理を省略した場合、生成した作業指示を、生成した状態で、建設図面データ上に重ねて配置しても良い。この場合、作業指示配置モジュールは、作業指示を、作業箇所の近傍に、配置すれば良い。また、作業指示配置モジュールは、作業箇所から伸ばした引出線等により、作業指示を接続し、配置した作業指示と、作業箇所との関係を示しても良い。
以上が、作業指示配置処理ある。
[コンピュータ10が実行する建設図面データ変更処理]
図8に基づいて、コンピュータ10が実行する建設図面データ変更処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する建設図面データ変更処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した作業指示配置処理の後に行われる処理である。
建設図面データ変更受付モジュールは、建設図面データの変更を受け付ける(ステップS60)。
建設図面データ変更受付モジュールは、上述した建設図面データの取得処理(ステップS50)により取得した建設図面データの変更を受け付ける。
建設図面データ変更受付モジュールは、建設図面データ表示モジュールが表示した建設図面データに対して、管理者から、変更の直接入力を受け付ける。このとき、建設図面データ変更受付モジュールは、建設図面データそのものの変更の入力を受け付けても良いし、建設図面データの内、変更箇所のみの変更の入力を受け付けても良い。
なお、建設図面データ変更受付モジュールは、委託業者が変更した建設図面データを取得し、建設図面データの変更を受け付けても良い。この場合、委託業者端末30は、委託業者から、入力を受け付けた建設図面データの変更をコンピュータ10に送信する。建設図面データ変更受付モジュールは、この建設図面データの変更を受信し、建設図面データの変更の入力を受け付ける。このとき、建設図面データ変更受付モジュールは、建設図面データそのものの変更の入力を受け付けても良いし、建設図面データの変更箇所のみの変更の入力を受け付けても良い。
変更箇所表示モジュールは、変更後の建設図面データにおける変更箇所を表示する(ステップS61)。
変更箇所表示モジュールは、入力を受け付けた変更後の建設図面データを、自身に接続されたモニタ装置や端末装置等の表示部等に表示する。このとき、変更箇所表示モジュールは、この変更後の建設図面データにおいて、変更箇所を変更がなされていない箇所とは異なる表示態様(例えば、色付け、サイズ変更、枠線の付与、形状の変更、数字の付与、記号の付与)で表示する(図9参照)。
図9に基づいて、変更箇所表示モジュールが、表示する変更後の建設図面データにおける変更箇所について説明する。同図は、変更箇所表示モジュールが、建設図面データにおける変更箇所を表示した状態の一例を模式的に示した図である。
変更箇所表示モジュールは、受け付けた建設図面データの変更箇所42を、変更がなされていない箇所とは異なる表示態様(同図では、変更箇所42に色を付与)で表示する。変更がなされていない箇所は、上述した建設図面データの表示処理(ステップS51)において、建設図面データ表示モジュールが表示する建設図面データと同様である。
図8に戻り、建設図面データ変更処理の続きを説明する。
作業指示配置モジュールは、変更後の建設図面データ上に重ねて、作業指示を配置する(ステップS62)。
作業指示配置モジュールは、上述した作業指示の生成処理(ステップS54)により生成した作業指示を、作業箇所に対応付けて、変更を受け付けた建設図面データ上に重ねて配置する。このとき、作業指示配置モジュールは、上述した作業指示の配置処理(ステップS56)と同様に、この作業指示が、上述したアイコン変換処理(ステップS55)により、アイコンに変換されている場合、このアイコンを、変更後の建設図面データ上に重ねて配置し、アイコンに変換されていない場合、この作業指示を、変更後の建設図面データにおける作業箇所の近傍に、作業指示を配置する。また、作業指示配置モジュールは、作業指示がアイコンに変換されていない場合、作業箇所から伸ばした引出線等により、作業指示を接続し、配置した作業指示と、作業箇所との関係を示しても良い。
以上が、建設図面データ変更処理である。
建設作業管理システム1は、上述した作業指示配置処理及び建設図面データ変更処理により、作業指示が配置された建設図面データに基づいて、後述する共有処理を実行する。
[コンピュータ10が実行する共有処理]
図10に基づいて、コンピュータ10が実行する共有処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する共有処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した作業指示配置処理又は建設図面データの変更処理の後に行われる処理であり、上述した作業指示の共有処理(ステップS9)の詳細である。
日時判定モジュールは、指定を受け付けた日時であるか否かを判定する(ステップS70)。
日時判定モジュールは、現在日時が、上述した日時指定受付処理(ステップS39)により、受け付けた日時であるか否かを判定する。日時判定モジュールは、現在日時が、指定を受け付けた日時ではないと判定した場合(ステップS70 NO)、コンピュータ10は、現在日時が、指定を受け付けた日時になるまで、処理を繰り返す。
なお、コンピュータ10は、上述した日時指定受付処理(ステップS39)を省略した場合、この処理を省略し、後述するステップS71の処理を実行する。
一方、日時判定モジュールは、現在日時が、指定を受け付けた日時であると判定した場合(ステップS70 YES)、作業指示共有モジュールは、職長に、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する(ステップS71)。
作業指示共有モジュールは、上述した作業指示配置処理又は建設図面データ変更処理により、作業指示を変換したアイコンが配置された建設図面データを、上述した職長の入力受付処理(ステップS37)により受け付けた職長が所持する職長端末32に送信する。
職長端末32は、この建設図面データを受信する。職長端末32は、作業指示を変換したアイコンが配置された建設図面データを自身の表示部等に表示する。職長端末32は、職長から、アイコンに対する入力等を受け付けることにより、このアイコンに対応付けられた作業指示を自身の表示部等に表示する。このとき、職長端末32は、作業箇所の近傍にこの作業指示を表示する。または、職長端末32は、作業箇所と、作業指示とを引出線等で接続し、作業指示を表示する。
職長は、この建設図面データ及び作業指示を閲覧することにより、建設現場における建設作業を把握する。
作業指示共有モジュールは、職長端末32に、建設図面データ上に配置した作業指示を変換したアイコンを表示させることにより、職長に、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する。
なお、コンピュータ10が、上述した作業指示のアイコン変換処理(ステップS55)を省略していた場合、作業指示共有モジュールは、作業指示が配置された建設図面データを、職長端末32に送信する。
職長端末32は、この建設図面データを受信する。職長端末32は、作業指示が配置された建設図面データを自身の表示部等に表示する。
職長は、この建設図面データ及び作業指示を閲覧することにより、建設現場における建設作業を把握する。
作業指示共有モジュールは、職長端末32に、建設図面データ上に配置した作業指示を表示させることにより、職長に、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する。
作業指示共有モジュールは、共有権限が設定された担当職人に、職長を介して、作業指示を共有する(ステップS72)。
作業指示共有モジュールは、上述した共有権限の設定受付処理(ステップS40)により、共有権限の設定を受け付けた担当職人が所持する担当職人端末33に、作業指示を共有した職長端末32を介して、職長端末32と共有した建設図面データ上に重ねて配置された作業指示を共有する。
作業指示共有モジュールは、担当職人端末33の内、共有権限が設定された担当職人が所持する担当職人端末33を特定する。作業指示共有モジュールは、共有した作業指示が配置された建設図面データを、特定した担当職人端末33に送信する送信指示を、職長端末32に送信する。
職長端末32は、この送信指示を受信する。職長端末32は、上述したステップS71の処理により、コンピュータ10と共有した作業指示が重ねて配置された建設図面データを、送信指示における特定された担当職人端末33に、送信する。
担当職人端末33は、この作業指示が重ねて配置された建設図面データを受信する。担当職人端末33は、作業指示が配置された建設図面データを自身の表示部等に表示する。
担当職人は、この建設図面データ及び作業指示を閲覧することにより、建設現場における建設作業を把握する。
作業指示共有モジュールは、担当職人端末33に、職長端末32を介して、建設図面データ上に配置した作業指示を表示させることにより、担当職人に、職長を介して、建設図面データ上に重ねて配置した作業指示を共有する。
なお、コンピュータ10は、本処理の実行中又は実行後に、上述した建設図面データ変更処理を実行する構成も可能である。この場合、コンピュータ10は、変更後の建設図面データに配置された作業指示を、職長及び担当職人に共有する。
以上が、共有処理である。
担当受託業者は、本処理により共有した作業指示に基づいて、実際の建設現場における建設作業を行う。
[コンピュータ10が実行する作業指示一覧提供処理]
図11に基づいて、コンピュータ10が実行する作業指示一覧提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する作業指示一覧提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した共有処理の後に行われる処理である。
一覧作製モジュールは、職長に共有した作業指示の一覧を作成する(ステップS80)。
一覧は、作業指示の共有が行われた日時、作業指示の内容・順番・重要度等をまとめたものである。
一覧作製モジュールは、上述した作業指示の共有処理(ステップS71)により、職長に共有した作業指示をまとめたものを一覧として作成する。
一覧提供モジュールは、作成した作業指示の一覧を、職長に提供する(ステップS81)。
一覧提供モジュールは、作成した作業指示の一覧を、職長端末32に送信する。
職長端末32は、この作業指示の一覧を受信し、自身の表示部等に表示する。
職長は、この作業指示の一覧を閲覧することにより、共有した作業指示を全て把握する。
一覧提供モジュールは、職長端末32に、作成した作業指示の一覧を表示させることにより、作成した作業指示の一覧を、職長に提供する。
以上が、作業指示一覧提供処理である。
[コンピュータ10が実行する割合提供処理]
図12に基づいて、コンピュータ10が実行する割合提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する割合提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した共有処理及び作業指示一覧提供処理の後に行われる処理である。
割合取得モジュールは、共有した作業指示の種類の割合を取得する(ステップS90)。
作業指示の種類は、例えば、是正指示等の建設現場の改善に関する作業指示、通常の建設作業に関する作業指示である。割合は、例えば、分数、比、百分率である。
割合取得モジュールは、上述した作業指示の一覧作製処理(ステップS80)により作成した職長に共有した作業指示の内容に基づいて、作業指示の種類を分類する。割合取得モジュールは、分類した種類に基づいて、各種類の割合を算出する。例えば、割合取得モジュールは是正指示の割合が、60%、通常の作業指示の割合が40%と算出する。
割合取得モジュールは、算出結果に基づいて、共有した作業指示の種類の割合を取得する。
割合提供モジュールは、取得した作業指示の種類の割合を、委託業者に提供する(ステップS91)。
割合提供モジュールは、取得した作業指示の種類及びこの種類の割合を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この作業指示の種類及びこの種類の割合を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、表示された作業指示の種類及びこの種類の割合を閲覧する。
割合提供モジュールは、取得した作業指示の種類及びこの種類の割合を、委託業者端末30に表示させることにより、取得した作業指示の種類の割合を、委託業者に提供する。
以上が、割合提供処理である。
建設作業管理システム1は、職長毎に、本処理を実行することにより、受託業者毎に、共有した、作業指示の種類の割合を、委託業者に提供する。
[コンピュータ10が実行する件数提供処理]
図13に基づいて、コンピュータ10が実行する件数提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する件数提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した共有処理及び作業指示一覧提供処理の後に行われる処理である。また、本処理は、上述した割合提供処理の前後又は同一のタイミングで行われる処理である。
件数取得モジュールは、共有した作業指示の件数を取得する(ステップS100)。
件数取得モジュールは、上述した作業指示の一覧作製処理(ステップS80)により作成した職長に共有した作業指示の件数に基づいて、共有した作業指示の件数を算出する。件数取得モジュールは、算出結果に基づいて、共有した作業指示の件数を取得する。
件数提供モジュールは、取得した作業指示の件数を、委託業者に提供する(ステップS101)。
件数提供モジュールは、取得した作業指示の件数を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この作業指示の件数を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、表示された件数を閲覧する。
件数提供モジュールは、取得した作業指示の件数を、委託業者端末30に表示させることにより、取得した作業指示の件数を、委託業者に提供する。
以上が、件数提供処理である。
建設作業管理システム1は、職長毎に、本処理を実行することにより、受託業者毎に、共有した、作業指示の件数を、委託業者に提供する。
[コンピュータ10が実行する完了報告通知処理]
図14に基づいて、コンピュータ10が実行する完了報告通知処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する完了報告通知処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した共有処理の後に行われる処理であり、上述した完了報告の受付処理(ステップS10)、完了報告の通知処理(ステップS11)の詳細である。
なお、本処理は、作業指示一覧提供処理の前後の何れのタイミングで行われても良い。
完了報告受付モジュールは、共有した作業指示に対する完了報告を、職長から受け付ける(ステップS110)。
完了報告は、作業指示がなされた建設作業が完了したことを報告するものである。この完了報告には、どの作業指示に対して、どのように作業したか等の作業内容が記載された作業メモが付記される。
職長端末32は、完了報告の入力を受け付ける。職長端末32は、完了報告として、共有した作業指示における、工事件名、作業日時、建設現場名、作業内容、担当受託業者、職長、担当職人等の建設作業情報と、作業途中や作業結果の画像と、作業メモとの入力を受け付ける(図15参照)。職長端末32は、受け付けた完了報告をコンピュータ10に送信する。
図15に基づいて、職長端末32が入力を受け付ける完了報告について説明する。同図は、職長端末32が入力を受け付ける完了報告の一例を模式的に示した図である。同図において、職長端末32は、完了報告50として、建設作業情報入力欄51、画像入力欄52、作業メモ入力欄53に、其々、必要事項の入力を受け付ける。建設作業情報入力欄51は、上述した建設作業情報が入力され、画像入力欄52は、上述した作業途中や作業結果の画像が入力され、作業メモ入力欄53は、どの作業指示に対して、どのように作業したか等の作業内容が入力される。職長端末32は、職長から、送信アイコン54の入力を受け付けることにより、完了報告50を、コンピュータ10に送信する。
完了報告受付モジュールは、職長端末32が送信した完了報告を受信することにより、完了報告を受け付ける。完了報告受付モジュールは、作業指示毎の完了時に、完了報告を受け付ける。
なお、完了報告50は、上述した例に限らず、変更可能である。例えば、作業メモ入力欄53が削除されたものであっても良い。
図14に戻り、完了報告通知処理の続きを説明する。
完了報告通知モジュールは、受け付けた完了報告を、委託業者に通知する(ステップS111)。
完了報告通知モジュールは、受け付けた完了報告を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この完了報告を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、表示された完了報告を閲覧する。
完了報告通知モジュールは、受け付けた完了報告を、委託業者端末30に表示させることにより、受け付けた完了報告を、委託業者に通知する。
以上が、完了報告通知処理である。
[コンピュータ10が実行する進捗状況提供処理]
図16に基づいて、コンピュータ10が実行する進捗状況提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する進捗状況提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した完了報告通知処理の後に行われる処理である。
進捗状況取得モジュールは、共有した作業指示に対する、建設作業の進捗状況を取得する(ステップS120)。
進捗状況は、例えば、作業指示全体の内、何個の作業指示が完了しているかを示す割合である。割合は、上述した通り、分数、比、百分率等である。
進捗状況取得モジュールは、上述した完了報告の受付処理(ステップS110)により受け付けた完了報告に基づいて、進捗状況を算出する。例えば、全体で十個の作業指示の内、三個の作業指示の完了報告を受け付けた場合、進捗状況取得モジュールは、進捗状況を30%と算出する。
進捗状況取得モジュールは、算出結果に基づいて、共有した作業指示に対する、建設作業の進捗状況を取得する。
進捗状況提供モジュールは、取得した建設作業の進捗状況を、委託業者に提供する(ステップS121)。
進捗状況提供モジュールは、取得した建設作業の進捗状況を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この建設作業の進捗状況を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、表示された建設作業の進捗状況を閲覧する。
進捗状況提供モジュールは、取得した建設作業の進捗状況を、委託業者端末30に表示させることにより、取得した建設作業の進捗状況を、委託業者に提供する。
以上が、進捗状況提供処理である。
建設作業管理システム1は、職長毎に、本処理を実行することにより、受託業者毎に、共有した作業指示に対する、建設作業の進捗状況を、委託業者に提供する。
[コンピュータ10が実行する完遂度提供処理]
図17に基づいて、コンピュータ10が実行する完遂度提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する完遂度提供処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本処理は、上述した完了報告通知処理の後に行われる処理であり、上述した進捗状況提供処理の前後又は同一のタイミングで行われる処理である。
完遂度取得モジュールは、共有した作業指示に対する、建設作業の完遂度を取得する(ステップS130)。
完遂度は、例えば、建設作業が完了している割合である。割合は、上述した通り、分数、比、百分率等である。
完遂度取得モジュールは、上述した完了報告の受付処理(ステップS110)により受け付けた完了報告に基づいて、建設作業の完遂度を算出する。例えば、作業指示の完了報告を受け付けたものを完遂度100%と算出し、作業指示の完了報告を受け付けていないものを完遂度0%と算出する。
完遂度取得モジュールは、算出結果に基づいて、共有した作業指示に対する、建設作業の完遂度を取得する。
なお、完遂度取得モジュールは、上述した建設作業の進捗状況取得処理(ステップS120)により取得した建設作業の進捗状況に基づいて、建設作業の完遂度を取得する構成も可能である。この場合、完遂度取得モジュールは、建設作業の進捗状況に基づいて、建設作業全体の完遂度を取得する。
完遂度提供モジュールは、取得した建設作業の完遂度を、委託業者に提供する(ステップS131)。
完遂度提供モジュールは、取得した建設作業の完遂度を、委託業者端末30に送信する。
委託業者端末30は、この建設作業の完遂度を受信し、自身の表示部等に表示する。委託業者は、表示された建設作業の完遂度を閲覧する。
完遂度提供モジュールは、取得した建設作業の完遂度を、委託業者端末30に表示させることにより、取得した建設作業の完遂度を、委託業者に提供する。
以上が、完遂度提供処理である。
建設作業管理システム1は、職長毎に、本処理を実行することにより、受託業者毎に、共有した作業指示に対する、建設作業の完遂度を、委託業者に提供する。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されてよい。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
(1)建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行う建設作業管理システムであって、
前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録する登録部(例えば、登録部15、作業者登録モジュール)と、
建設現場の入力を受け付ける第1入力受付部(例えば、第1入力受付部16、建設現場入力受付モジュール)と、
前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける第2入力受付部(例えば、第2入力受付部17、現場別担当作業者入力受付モジュール、グループ別担当作業者入力受付モジュール)と、
前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける第3入力受付部(例えば、第3入力受付部18、第1指示系統入力受付モジュール)と、
前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付ける第4入力受付部(例えば、第4入力受付部19、職長入力受付モジュール)と、
前記建設作業の作業指示を生成する作業指示生成部(例えば、作業指示生成部20、作業指示生成モジュール)と、
前記職長に、前記作業指示を共有する共有部(例えば、共有部12、作業指示共有モジュール)と、
共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付ける完了報告受付部(例えば、完了報告受付部13、完了報告受付モジュール)と、
受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知する通知部(例えば、通知部14、完了報告通知モジュール)と、
を備え、
前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図である建設作業管理システム。
(1)の発明によれば、建設作業の委託業者と、受託業者との指示系統を明確にした上で、職長に建設作業の作業指示の共有と、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うことが可能となる。
(2)前記職長に共有した前記作業指示の一覧を作成する一覧作成部(例えば、一覧作製モジュール)と、
作成した前記作業指示の一覧を、前記職長に提供する一覧提供部(例えば、一覧提供モジュール)と、
を更に備える(1)に記載の建設作業管理システム。
(2)の発明によれば、生成した作業指示の一覧を職長に提供することにより、職長に建設作業の作業指示の共有を行うことが可能となる。
(3)前記共有部は、前記職長の指示系統の配下にいる前記担当職人に、前記職長を介して、前記作業指示を共有する、
(1)に記載の建設作業管理システム。
(3)の発明によれば、職長に建設作業の作業指示の共有を行うことだけでなく、担当職人に建設作業の作業指示の共有を行うことが可能となる。
(4)共有した前記作業指示に対する、前記建設作業の進捗状況を取得する進捗状況取得部(例えば、進捗状況取得モジュール)と、
取得した前記建設作業の進捗状況を、前記委託業者に提供する進捗状況提供部(例えば、進捗状況提供モジュール)と、
を更に備える(1)に記載の建設作業管理システム。
(4)の発明によれば、建設作業の進捗状況を委託業者に提供することにより、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うだけでなく、進捗状況の通知を行うことが可能となる。
(5)前記職長に共有した、前記作業指示に対する完遂度を取得する完遂度取得部(例えば、完遂度取得モジュール)と、
取得した前記作業指示に対する完遂度を、前記委託業者に提供する完遂度提供部(例えば、完遂度提供モジュール)と、
を更に備える(1)に記載の建設作業管理システム。
(5)の発明によれば、建設作業の完遂度を委託業者に提供することにより、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うだけでなく、完遂度の通知を行うことが可能となる。
(6)前記職長に共有した、前記作業指示の種類の割合を取得する割合取得部(例えば、割合取得モジュール)と、
取得した前記作業指示の種類の割合を、前記委託業者に提供する割合提供部(例えば、割合提供モジュール)と、
を更に備える(1)に記載の建設作業管理システム。
(6)の発明によれば、作業指示の種類の割合を委託業者に提供することにより、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うだけでなく、作業指示の種類の割合の通知を行うことが可能となる。
(7)前記職長に共有した、前記作業指示の件数を取得する件数取得部(例えば、件数取得モジュール)と、
取得した前記作業指示の件数を、前記委託業者に提供する件数提供部(例えば、件数提供モジュール)と、
を更に備える(1)に記載の建設作業管理システム。
(7)の発明によれば、作業指示の件数を委託業者に提供することにより、委託業者に作業指示に対する完了報告の通知を行うだけでなく、作業指示の件数の通知を行うことが可能となる。
(8)前記建設作業を、種類毎に細分化する細分化部(例えば、細分化モジュール)と、
前記種類毎に、グループを作成するグループ作成部(例えば、グループ作成モジュール)と、
を更に備え、
前記第2入力受付部は、前記グループ毎に、前記受託業者と前記職人との中から、前記担当受託業者と前記担当職人との入力を受け付ける、
(1)に記載の建設作業管理システム。
(8)の発明によれば、建設作業のグループ別に担当受託業者と担当職人とを決定することにより、建設作業の作業指示の共有をより適切に行うことが可能となる。
(9)前記委託業者から、前記担当職人毎に、前記作業指示の共有権限の設定を受け付ける権限設定受付部(例えば、共有権限設定受付モジュール)と、
を更に備え、
前記共有部は、前記職長に加えて、前記共有権限が設定された前記担当職人に、前記職長を介して、前記作業指示を共有する、
(1)に記載の建設作業管理システム。
(9)の発明によれば、職長に建設作業の作業指示を共有するだけでなく、更に、担当職人に建設作業の作業指示の共有を行うことが可能となる。
(10)前記完了報告受付部は、前記職長から、前記作業指示に対する作業メモを付記した前記完了報告を受け付ける、
(1)に記載の建設作業管理システム。
(10)の発明によれば、委託業者に作業指示に対するより詳細な完了報告の通知を行うことが可能となる。
(11)前記作業指示を共有する日時の指定を受け付ける日時指定受付部(例えば、日時指定受付モジュール)と、
を更に備え、
前記共有部は、受け付けた前記日時に、前記作業指示を共有する、
(1)に記載の建設作業管理システム。
(11)の発明によれば、より適切なタイミングで、職長に建設作業の作業指示を共有することが可能となる。
(12)建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行うコンピュータが実行する建設作業管理方法であって、
前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録するステップ(例えば、ステップS21)と、
建設現場の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS30)と、
前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS31)と、
前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS35)と、
前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS37)と、
入力を受け付けた前記建設現場の建設図面データを取得するステップ(例えば、ステップS)50と、
前記建設作業の作業指示を生成するステップ(例えば、ステップS54)と、
取得した前記建設図面データ上に重ねて、生成した前記作業指示を配置するステップ(例えば、ステップS56)と、
前記職長に、前記建設図面データ上に重ねて配置した前記作業指示を共有するステップ(例えば、ステップS71)と、
共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付けるステップ(例えば、ステップS110)と、
受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知するステップ(例えば、ステップS111)と、
を備える建設作業管理方法。
(13)建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行うコンピュータに、
前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録するステップ(例えば、ステップS21)、
建設現場の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS30)、
前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS31)、
前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS35)、
前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS37)、
入力を受け付けた前記建設現場の建設図面データを取得するステップ(例えば、ステップS50)、
前記建設作業の作業指示を生成するステップ(例えば、ステップS54)、
取得した前記建設図面データ上に重ねて、生成した前記作業指示を配置するステップ(例えば、ステップS56)、
前記職長に、前記建設図面データ上に重ねて配置した前記作業指示を共有するステップ(例えば、ステップS71)、
共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付けるステップ(例えば、ステップS110)、
受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知するステップ(例えば、ステップS111)、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
1 建設作業管理システム
9 ネットワーク
10 コンピュータ
11 建設図面データ取得部
12 共有部
13 完了報告受付部
14 通知部
15 登録部
16 第1入力受付部
17 第2入力受付部
18 第3入力受付部
19 第4入力受付部
20 作業指示生成部
21 配置部
30 委託業者端末
31 担当受託業者端末
32 職長端末32
33 担当職人端末
40 作業箇所
41 アイコン
42 変更箇所
50 完了報告
51 建設作業情報入力欄
52 画像入力欄
53 作業メモ入力欄
54 送信アイコン

Claims (13)

  1. 建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行う建設作業管理システムであって、
    前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録する登録部と、
    建設現場の入力を受け付ける第1入力受付部と、
    前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付ける第2入力受付部と、
    前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付ける第3入力受付部と、
    前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付ける第4入力受付部と、
    前記職長と、前記担当職人との指示系統の入力を受け付ける第5入力受付部と、
    前記担当受託業者が、複数存在する場合、前記担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付ける第6入力受付部と、
    前記建設作業の作業指示を生成する作業指示生成部と、
    前記職長に、前記作業指示を共有する共有部と、
    共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付ける完了報告受付部と、
    受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知する通知部と、
    を備え、
    前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図である建設作業管理システム。
  2. 前記職長に共有した前記作業指示の一覧を作成する一覧作成部と、
    作成した前記作業指示の一覧を、前記職長に提供する一覧提供部と、
    を更に備える請求項1に記載の建設作業管理システム。
  3. 前記共有部は、前記職長の指示系統の配下にいる前記担当職人に、
    前記職長を介して、前記作業指示を共有する、
    請求項1に記載の建設作業管理システム。
  4. 共有した前記作業指示に対する、前記建設作業の進捗状況を取得する進捗状況取得部と、
    取得した前記建設作業の進捗状況を、前記委託業者に提供する進捗状況提供部と、
    を更に備える請求項1に記載の建設作業管理システム。
  5. 前記職長に共有した、前記作業指示に対する完遂度を取得する完遂度取得部と、
    取得した前記作業指示に対する完遂度を、前記委託業者に提供する完遂度提供部と、
    を更に備える請求項1に記載の建設作業管理システム。
  6. 前記職長に共有した、前記作業指示の種類の割合を取得する割合取得部と、
    取得した前記作業指示の種類の割合を、前記委託業者に提供する割合提供部と、
    を更に備える請求項1に記載の建設作業管理システム。
  7. 前記職長に共有した、前記作業指示の件数を取得する件数取得部と、
    取得した前記作業指示の件数を、前記委託業者に提供する件数提供部と、
    を更に備える請求項1に記載の建設作業管理システム。
  8. 前記建設作業を、種類毎に細分化する細分化部と、
    前記種類毎に、グループを作成するグループ作成部と、
    を更に備え、
    前記第2入力受付部は、前記グループ毎に、前記受託業者と前記職人との中から、前記担当受託業者と前記担当職人との入力を受け付ける、
    請求項1に記載の建設作業管理システム。
  9. 前記委託業者から、前記担当職人毎に、前記作業指示の共有権限の設定を受け付ける権限設定受付部と、
    を更に備え、
    前記共有部は、前記職長に加えて、前記共有権限が設定された前記担当職人に、前記職長を介して、前記作業指示を共有する、
    請求項1に記載の建設作業管理システム。
  10. 前記完了報告受付部は、前記職長から、前記作業指示に対する作業メモを付記した前記完了報告を受け付ける、
    請求項1に記載の建設作業管理システム。
  11. 前記作業指示を共有する日時の指定を受け付ける日時指定受付部と、
    を更に備え、
    前記共有部は、受け付けた前記日時に、前記作業指示を共有する、
    請求項1に記載の建設作業管理システム。
  12. 建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行うコンピュータが実行する建設作業管理方法であって、
    前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録するステップと、
    建設現場の入力を受け付けるステップと、
    前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付けるステップと、
    前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付けるステップと、
    前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付けるステップと、
    前記職長と、前記担当職人との指示系統の入力を受け付けるステップ、
    前記担当受託業者が、複数存在する場合、前記担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付けるステップ、
    前記建設作業の作業指示を生成するステップと、
    前記職長に、前記作業指示を共有するステップと、
    共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付けるステップと、
    受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知するステップと、
    を備え、
    前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図である建設作業管理方法。
  13. 建設作業の作業指示の共有と、前記作業指示に対する完了報告の通知を行うコンピュータに、
    前記建設作業の委託業者、前記委託業者が前記建設作業を委託した受託業者、及び、前記受託業者に属する職人を登録するステップ、
    建設現場の入力を受け付けるステップ、
    前記受託業者と前記職人との中から、入力を受け付けた前記建設現場の建設作業を担当する担当受託業者と担当職人との入力を受け付けるステップ、
    前記委託業者と、前記担当受託業者との指示系統の入力を受け付けるステップ、
    前記担当職人の中から、前記建設現場での職長となる前記担当職人の入力を受け付けるステップ、
    前記職長と、前記担当職人との指示系統の入力を受け付けるステップ、
    前記担当受託業者が、複数存在する場合、前記担当受託業者同士の指示系統の入力を受け付けるステップ、
    前記建設作業の作業指示を生成するステップ、
    前記職長に、前記作業指示を共有するステップ、
    共有した前記作業指示に対する前記完了報告を、前記職長から受け付けるステップ、
    受け付けた前記完了報告を、前記委託業者に通知するステップ、
    を実行させ、
    前記指示系統は、委託先、受託先もしくは再受託先の関係性、職務における関係性、または作業現場における作業指示の系統図であるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

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