JP7188684B2 - 検査指摘情報共有システム - Google Patents

検査指摘情報共有システム Download PDF

Info

Publication number
JP7188684B2
JP7188684B2 JP2018069644A JP2018069644A JP7188684B2 JP 7188684 B2 JP7188684 B2 JP 7188684B2 JP 2018069644 A JP2018069644 A JP 2018069644A JP 2018069644 A JP2018069644 A JP 2018069644A JP 7188684 B2 JP7188684 B2 JP 7188684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indication information
screen
client device
image
input screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018069644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019179491A (ja
Inventor
昌典 橋本
明日香 平池
Original Assignee
株式会社穴吹カレッジサービス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社穴吹カレッジサービス filed Critical 株式会社穴吹カレッジサービス
Priority to JP2018069644A priority Critical patent/JP7188684B2/ja
Publication of JP2019179491A publication Critical patent/JP2019179491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7188684B2 publication Critical patent/JP7188684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、サーバ装置と複数のクライアント装置とを含んで構成され、検査で指摘された情報を複数のクライアント装置の間で共有する検査指摘情報共有システムに関する。
建物の建設工事や修繕工事では、工事が設計図面通りに施工されているかどうかを確認するための検査が行われる。そして、各検査員が検査で指摘した情報を、複数の工事関係者の間で共有するためのシステムとして、サーバ装置と複数のクライアント装置から構成される検査指摘情報共有システムが従来知られている(例えば、特許文献1を参照)。この検査指摘情報共有システムでは、一のクライアント装置において検査員が指摘情報を含んだ検査記録を作成し、その検査記録をサーバ装置へ送信することにより、サーバ装置に検査記録が記憶される。そうすると、他のクライアント装置を使用する工事関係者は、サーバ装置にアクセスすることにより指摘情報を閲覧することができる。
特開2002-92082号公報
しかし、従来の検査指摘情報共有システムでは、複数の検査員の間で検査に関する指摘情報をリアルタイムに共有することができないという問題がある。すなわち、指摘情報共有システムでは、ある検査員が指摘情報を含んだ検査記録を作成してサーバに送信した後でないと、他の検査員はその指摘情報を閲覧することができない。従って、例えば複数の検査員が同じ建物の異なる検査箇所で同時に検査を行う場合、各検査員は他の検査員が指摘した情報をリアルタイムに閲覧することができない。そうすると、複数の検査員が建物の異なる階で同種の検査をそれぞれ行う場合であっても、各検査員は他の検査員の指摘情報を参考にすることができないため、検査全体の効率性及び確実性が低下する。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、複数の検査員の間で検査に関する指摘情報をリアルタイムに共有することにより、効率良く且つ確実に検査を行うことを可能にする検査指摘情報共有システムを提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
サーバ装置と複数のクライアント装置とを含んで構成され、検査で指摘された情報を複数の前記クライアント装置の間で共有する検査指摘情報共有システムであって、
検査箇所に関して指摘すべき指摘情報を入力するための指摘情報入力画面を、前記クライアント装置に表示する入力画面表示手段と、
前記指摘情報入力画面で入力された指摘情報を、前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信する指摘情報送信手段と、
一の前記クライアント装置の前記指摘情報入力画面に、他の前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信された前記指摘情報を表示する指摘情報共有手段と、
を備える検査指摘情報共有システムが提供される。
なお、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記指摘情報共有手段が、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面を所定の時間毎に更新してもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記指摘情報共有手段が、前記他のクライアント装置から前記サーバ装置に送信された指摘情報の件数を表示する同期件数アイコンを、前記指摘情報入力画面に表示してもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、画像情報として構成された指摘情報である画像指摘情報が、複数の前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信され、前記指摘情報共有手段が、複数の前記画像指摘情報を統合して作成した統合画像を、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に表示してもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に、前記検査箇所を含んだ図面が表示され、前記統合画像が前記図面の上に表示されてもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記画像指摘情報が、前記図面において前記検査箇所の位置を特定するための指摘用ピンの画像情報であってもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記指摘情報共有手段が、前記一のクライアント装置で入力された指摘情報と、前記他のクライアント装置から前記サーバ装置へ送信された指摘情報とを一覧表示してもよい。
また、本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムにおいては、前記クライアント装置を使用する検査員が、予め複数のグループに分けられ、前記指摘情報共有手段は、前記一のクライアント装置を使用する検査員と同じグループに属する検査員が使用する前記他のクライアント装置から前記サーバ装置へ送信された指摘情報のみを、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に表示してもよい。
本発明の一の態様に係る検査指摘情報共有システムによれば、複数の検査員の間で検査に関する指摘情報をリアルタイムに共有することにより、効率良く且つ確実に検査を行うことができる。
本発明の実施形態に係る検査指摘情報共有システム100の概略構成を示す模式図である。 サーバ装置1とクライアント装置2の機能的な構成を示すブロック図である。 チェックシート画面フォームを含んだチェックシート画面を示す概略図である。 画像入力画面フォームを含んだ画像入力画面を示す概略図である。 テキスト入力画面フォームを含んだテキスト入力画面を示す概略図である。 一覧画面フォームを含んだ一覧画面を示す概略図である。 チェックシート画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 チェックシート画面更新処理の流れを示すフローチャートである。 画像入力画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 画像入力画面更新処理の流れを示すフローチャートである。 一覧画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 一覧画面更新処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る検査指摘情報共有システムについて、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る検査指摘情報共有システムは、複数の検査員の間で検査に関する指摘情報をリアルタイムに共有するシステムである。
(検査指摘情報共有システムの構成)
図1は、本発明の実施形態に係る検査指摘情報共有システム100の概略構成を示す模式図である。検査指摘情報共有システム100は、データセンタD等に設置されたサーバ装置1と、このサーバ装置1に対してインターネット等のネットワークNを介して通信可能に接続された複数のクライアント装置2と、を備えている。クライアント装置2は、タブレット端末2Aと、スマートフォン2Bと、を含んでいる。なお、クライアント装置2としては、図に詳細は示さないが、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話等、従来公知の情報端末を使用することができる。
サーバ装置1は、クライアント装置2に対して所定のサービスを提供する。図2は、サーバ装置1とクライアント装置2の機能的な構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、クライアント装置2からの指示を受け付ける受付手段3と、指示に応じた各種画面をクライアント装置2に表示する画面表示手段4と、指摘情報の共有に関する処理を行う指摘情報共有手段5と、各種情報を記憶する記憶手段6と、を含んで構成されている。
受付手段3は、図2に示すように、画面表示指示受付手段31と、指摘情報受付手段32と、同期要求受付手段33と、を備える。
画面表示手段4は、図2に示すように、チェックシート画面表示手段41と、入力画面表示手段42と、一覧画面表示手段43と、を有している。
指摘情報共有手段5は、図2に示すように、チェックシート画面更新手段51と、入力画面更新手段52と、一覧画面更新手段53と、を有している。
記憶手段6は、図2に示すように、画面フォーム記憶手段61と、図面記憶手段62と、検査画像記憶手段63と、指摘情報記憶手段64と、自他識別アイコン記憶手段65と、を有している。
(受付手段3について)
図2に示す画面表示指示受付手段31は、クライアント装置2に各種の画面を表示する旨の指示を受け付ける。具体的には、画面表示指示受付手段31は、チェックシート画面を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けると、チェックシート画面表示手段41に対し、クライアント装置2にチェックシート画面を表示する旨の命令を発する。ここで、チェックシート画面とは、検査の単位となるチェックシートを表示する画面であり、不図示のチェックシート一覧画面(不図示)において何れかのチェックシートが選択されると、そのチェックシートについてのチェックシート画面が表示される。例えば、「基礎工事チェックシート」が選択された場合、基礎工事チェックシート画面が表示される。
また、画面表示指示受付手段31は、指摘情報入力画面(以下、「入力画面」と略す)を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けると、入力画面表示手段42に対し、クライアント装置2に入力画面を表示する旨の命令を発する。ここで、入力画面とは、クライアント装置2のユーザである検査員が検査時に指摘情報を入力する画面である。なお、本願明細書における「指摘情報」とは、検査箇所に関して検査員が指摘する情報を意味し、検査箇所が設計通りに施工されていないことを指摘する不具合情報と、検査箇所が設計通りに施工されていることを指摘する情報の両方を含んでいる。
本実施形態では、入力画面として、画像指摘情報を入力するための画像入力画面と、テキスト指摘情報を入力するためのテキスト入力画面とが設けられている。ここで、画像指摘情報とは画像情報として構成された指摘情報であり、テキスト指摘情報とはテキスト情報として構成された指摘情報のことである。画面表示指示受付手段31は、入力画面表示指示を受け付けると、入力画面表示手段42に対し、クライアント装置2に画像入力画面またはテキスト入力画面を表示する旨の命令を発する。
また、画面表示指示受付手段31は、指摘情報一覧画面(以下、「一覧画面」と略す)を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けると、一覧画面表示手段43に対し、クライアント装置2に一覧画面を表示する旨の命令を発する。ここで、一覧画面とは、現在選択されているチェックシートについて、各検査員によってこれまでに入力された全ての指摘情報を一覧として表示する画面である。
図2に示す指摘情報受付手段32は、クライアント装置2からサーバ装置1へ送信された指摘情報を受け付ける。この指摘情報受付手段32は、クライアント装置2から指摘情報を受け付けると、受け付けた画像指摘情報及びテキスト指摘情報を、指摘情報記憶手段64にそれぞれ記憶する。
図2に示す同期要求受付手段33は、指摘情報を同期する旨の要求をクライアント装置2から受け付ける。ここで、本願明細書において「同期する」とは、同期要求を発したクライアント装置2で記憶された指摘情報を、サーバ装置1で記憶された指摘情報と同じ状態にすることを意味している。同期要求受付手段33は、同期要求を受け付けると、指摘情報共有手段5に対し、同期要求を発したクライアント装置2の指摘情報を同期する旨の命令を発する。より詳細には、同期要求受付手段33は、チェックシート画面更新手段51に対し、チェックシート画面を更新する旨の命令を発する。また、同期要求受付手段33は、入力画面更新手段52に対し、入力画面を更新する旨の命令を発する。更に、同期要求受付手段33は、一覧画面更新手段53に対し、一覧画面を更新する旨の命令を発する。
(画面表示手段4について)
図2に示すチェックシート画面表示手段41は、クライアント装置2にチェックシート画面を表示する。このチェックシート画面表示手段41は、クライアント装置2にチェックシート画面を表示する旨の命令を画面表示指示受付手段31から受けると、画面フォーム記憶手段61にアクセスし、そこに記憶されたチェックシート画面フォームを読み出す。
図2に示す入力画面表示手段42は、クライアント装置2に画像入力画面またはテキスト入力画面を表示する。この入力画面表示手段42は、クライアント装置2に画像入力画面を表示する旨の命令を画面表示指示受付手段31から受けると、画面フォーム記憶手段61にアクセスし、そこに記憶された画像入力画面フォームを読み出す。また、入力画面表示手段42は、図面記憶手段62にアクセスし、そこに記憶された所定の図面を読み出す。そして、入力画面表示手段42は、読み出した画像入力画面フォームの所定位置に図面を配置することにより画像入力画面を作成し、作成した画像入力画面をクライアント装置2へ送信する。これにより、クライアント装置2に画像入力画面が表示される。なお、送信された図面はクライアント装置2に記憶される。従って、次回以降にその図面を使用した画像入力画面をクライアント装置2に表示する場合、入力画面表示手段42は図面記憶手段62から図面を読み出してクライアント装置2へ送信する工程を省略することができる。従って、クライアント装置2において入力画面が表示されるまでの待ち時間を短縮化することができる。
一方、入力画面表示手段42は、クライアント装置2にテキスト入力画面を表示する旨の命令を画面表示指示受付手段31から受けると、画面フォーム記憶手段61にアクセスし、そこに記憶されたテキスト入力画面フォームを読み出す。そして、入力画面表示手段42は、読み出したテキスト入力画面フォームに基づいてテキスト入力画面を作成し、作成したテキスト入力画面をクライアント装置2へ送信する。これにより、クライアント装置2にテキスト入力画面が表示される。
図2に示す一覧画面表示手段43は、クライアント装置2に一覧画面を表示する。この一覧画面表示手段43は、クライアント装置2に一覧画面を表示する旨の命令を画面表示指示受付手段31から受けると、画面フォーム記憶手段61にアクセスし、そこに記憶された一覧画面フォームを読み出す。次に、一覧画面表示手段43は、検査画像記憶手段63にアクセスし、そこに記憶された所定の検査画像を読み出す。更に、一覧画面表示手段43は、指摘情報記憶手段64にアクセスし、そこに記憶されている画像指摘情報とテキスト指摘情報をそれぞれ読み出す。その上で一覧画面表示手段43は、一覧画面フォームの所定位置に検査画像と画像指摘情報とテキスト指摘情報とをそれぞれ配置することにより一覧画面を作成し、作成した一覧画面をクライアント装置2へ送信する。これにより、クライアント装置2に一覧画面が表示される。
また、一覧画面表示手段43は、一覧画面に自他識別アイコンを表示する。この自他識別アイコンとは、一覧画面に表示された指摘情報が、同期要求を発したクライアント装置2自身によって入力された指摘情報か、他のクライアント装置2によって入力された指摘情報かを識別するためのアイコンである。一覧画面表示手段43は、自他識別アイコン記憶手段65にアクセスし、そこに記憶されている自他識別アイコンを読み出する。そして、一覧画面表示手段43は、一覧画面の所定位置に自他識別アイコンを適宜配置する。
(指摘情報共有手段5について)
図2に示すチェックシート画面更新手段51は、同期要求を発したクライアント装置2のチェックシート画面を更新する。より詳細には、チェックシート画面更新手段51は、まずチェックシート画面にアラートを表示する。すなわち、チェックシート画面更新手段51は、同期要求受付手段33からチェックシート画面を更新する旨の命令を受けると、指摘情報記憶手段64にアクセスし、当該チェックシートについて記憶されている指摘情報が存在している場合には、その旨を表したアラートを表示する。
更に、チェックシート画面更新手段51は、チェックシート画面に指摘件数アイコンを表示する。この指摘件数アイコンとは、当該チェックシートについて記憶されている指摘情報のうち、同期要求を発したクライアント装置2自身において入力された指摘情報の件数と、他のクライアント装置2において入力された指摘情報とをそれぞれ示すアイコンである。
図2に示す入力画面更新手段52は、同期要求を発したクライアント装置2の画像入力画面を更新する。より詳細には、入力画面更新手段52は、まず画像入力画面に統合画像を表示する。すなわち、入力画面更新手段52は、同期要求受付手段33から入力画面を更新する旨の命令を受けると、指摘情報記憶手段64にアクセスし、その時点においてそこに記憶されている画像指摘情報を読み出す。但しこの時、入力画面更新手段52は、同期要求を発したクライアント装置2以外のクライアント装置2から過去に受け付けた画像指摘情報だけを選別して読み出す。その上で、入力画面更新手段52は、読み出した画像指摘情報を統合することにより統合画像を作成する。そして、入力画面更新手段52は、同期要求を発したクライアント装置2に対し、作成した統合画像を送信する。これにより、そのクライアント装置2の画像入力画面に統合画像が表示される。なお、入力画面更新手段52は、指摘情報記憶手段64に読み出すべき画像指摘情報が存在しない場合、画像入力画面を更新しない。また、入力画面更新手段52は、指摘情報記憶手段64から読み出した画像指摘情報が1つだけの場合、読み出した画像指摘情報をそのまま統合画像とする。
更に、入力画面更新手段52は、同期した件数を示す同期件数アイコンを画像入力画面に表示する。すなわち、入力画面更新手段52は、同期要求受付手段33から入力画面を更新する旨の命令を受けると、まず同期件数を取得する。この同期件数とは、入力画面更新手段52が指摘情報記憶手段64から読み出した画像指摘情報の件数のうち、同期要求を発したクライアント装置2以外のクライアント装置2で入力された画像指摘情報の件数を意味している。そして、入力画面更新手段52は、取得した同期件数に応じて、その同期件数を視認可能な同期件数アイコンを作成する。そして、入力画面更新手段52は、同期要求を発したクライアント装置2に対し、作成した同期件数アイコンを送信する。これにより、そのクライアント装置2の画像入力画面に、同期件数アイコンが表示される。なお、画像入力画面に同期件数アイコンが既に表示されている場合、先に表示されていた同期件数アイコンが新たな同期件数アイコンに置換される。
図2に示す一覧画面更新手段53は、同期要求を発したクライアント装置2の一覧画面を更新する。より詳細には、一覧画面更新手段53は、同期要求手段から一覧画面を更新する旨の命令を受けると、指摘情報記憶手段64にアクセスし、その時点においてそこに記憶されている画像指摘情報とテキスト指摘情報をそれぞれ読み出す。そして、一覧画面更新手段53は、同期要求を発したクライアント装置2に対し、読み出した画像指摘情報とテキスト指摘情報を送信する。これにより、そのクライアント装置2の一覧画面に、送信した画像指摘情報とテキスト指摘情報がそれぞれ表示される。
(記憶手段6について)
図2に示す画面フォーム記憶手段61は、画面を構成する画面形態としての画面フォームを記憶する。本実施形態の画面フォーム記憶手段61は、チェックシート画面を作成するためのチェックシート画面フォームと、画像入力画面を作成するための画像入力画面フォームと、テキスト入力画面を作成するためのテキスト入力画面フォームと、一覧画面を作成するための一覧画面フォームとを記憶している。
図3は、本実施形態に係るチェックシート画面フォーム54を含んだチェックシート画面55を示す概略図である。チェックシート画面フォーム54は、その画面中央部にチェック項目表示エリア56を備えている。そして、このチェック項目表示エリア56には、現在選択されているチェックシートに関するチェック項目57が表示される。各チェック項目57には、チェック項目57の内容及びチェックを行った日付が表示されると共に、検査画像撮影ボタン58とテキスト入力ボタン59とがそれぞれ配置されている。検査画像撮影ボタン58は、検査箇所を撮影するためにクライアント装置2をカメラモードに切り替える時に使用される。テキスト入力ボタン59は、テキスト指摘情報を入力するためにチェックシート画面55からテキスト入力画面へ遷移する時に使用される。
図4は、本実施形態に係る画像入力画面フォーム7を含んだ画像入力画面8を示す概略図である。画像入力画面フォーム7は、画面中央部に設けられた図面表示エリア9と、画面上部に設けられたヘッダーエリア10と、画面下部に設けられたフッターエリア11と、を備えている。
図4に示す図面表示エリア9には、検査箇所の周辺を示した図面12が表示される。また、図面12が複数ある場合には、この図面表示エリア9内の画面向かって左側上部に図面選択ボタン13が表示される。検査員がこの図面選択ボタン13を押下すると、不図示の図面選択画面がポップアップし、検査員はこの図面選択画面において任意の図面12を選択することができる。
図4に示すヘッダーエリア10には、その画面向かって左端に、入力画面を閉じるためのキャンセルボタン14が配置される。検査員は、このキャンセルボタン14を押下することにより、画像入力画面8を閉じてテキスト入力画面へ遷移することができる。また、ヘッダーエリア10内の画面向かって右側には、アップロードボタン15が配置されている。このアップロードボタン15は、画像入力画面8において作成中でまだサーバ装置1へ送信されていない画像指摘情報がある場合に押下可能な状態となる。検査員がこのアップロードボタン15を押下することにより、未送信の画像指摘情報がサーバ装置1へ送信される。
図4に示すフッターエリア11には、その画面向かって左側に、図面表示エリア9の図面12を編集するために使用される各種ボタンが配置される。本実施形態のフッターエリア11には、フリー描画ボタン16と、直線描画ボタン17と、文字挿入ボタン18と、オブジェクト選択ボタン19と、測定ボタン20と、色設定ボタン21と、サイズ設定ボタン22とがそれぞれ配置されている。フリー描画ボタン16は、図面12上に任意の曲線を描画する時に使用される。直線描画ボタン17は、図面12上に任意の直線を描画する時に使用される。文字挿入ボタン18は、図面12上に任意の文字を挿入する時に使用される。オブジェクト選択ボタン19は、図面12上に描画された線や文字等のオブジェクトを選択し、そのオブジェクトを削除、回転、拡大、縮小等する時に使用される。測定ボタン20は、図面12上における所定区間の長さを測定する時や、所定領域の面積を測定する時等に使用される。色設定ボタン21は、図面12上に線や文字等を描画する時にその色を設定するために使用される。サイズ設定ボタン22は、図面12上に線を描画する時にその太さを設定し、または文字を描画する時にその大きさを設定するために使用される。
更に、フッターエリア11には、その画面向かって右側に、指摘情報追加ボタン23と指摘情報一覧ボタン24とがそれぞれ配置されている。指摘情報追加ボタン23は、図3に示すように、図面12上における所定の検査箇所に、画像指摘情報としての指摘用ピン25を配置する時などに使用される。一方、指摘情報一覧ボタン24は、一覧画面26を呼び出す時に使用される。すなわち、検査員が指摘情報一覧ボタン24を押下すると、図4に一点鎖線で示すように、画像入力画面8の上に一覧画面26が出現する。
図5は、本実施形態に係るテキスト入力画面フォーム27を含んだテキスト入力画面28を示す概略図である。テキスト入力画面フォーム27は、指摘コメント入力欄29と、アップロードボタン30と、検査画像撮影ボタン34と、画像指摘情報入力ボタン35と、を備えている。指摘コメント入力欄29には、テキスト指摘情報の一つとしての指摘コメント、すなわち検査箇所における具体的な不具合の内容等に関するコメントが入力される。アップロードボタン30は、指摘コメント入力欄29に入力したテキスト指摘情報をサーバ装置1へ送信する時に使用される。検査画像撮影ボタン34は、検査箇所を撮影するためにクライアント装置2をカメラモードに切り替える時に使用される。画像指摘情報入力ボタン35は、画像指摘情報を入力するためにテキスト入力画面28から画像入力画面8へ遷移する時に使用される。
図2に示す図面記憶手段62は、検査箇所の周辺を示した各種図面12、本実施形態では図3に示す建物の平面図を記憶する。なお、図面記憶手段62が記憶する図面12は、建物の平面図に限定されず、検査箇所の特定が可能な任意の図面やポンチ絵等であってもよい。
図6は、本実施形態に係る一覧画面フォーム36を含んだ一覧画面26を示す概略図である。一覧画面フォーム36は、画面中央部に設けられた指摘情報表示エリア37と、画面上部に設けられたヘッダーエリア38と、画面下部に設けられたフッターエリア39と、を備えている。
図6に示す指摘情報表示エリア37には、現在選択されているチェックシートに関して現時点までに入力された全ての指摘情報40が表示される。この指摘情報40には、画像入力画面8で現在表示中の図面12に関する指摘情報40だけでなく、検査シートに含まれる全ての図面12について入力された指摘情報40が含まれる。そして、各指摘情報40には、日付け、指摘用ピン25、検査画像、指摘コメント等がそれぞれ表示される。また、各指摘情報40には、同期要求を発したクライアント装置2自身によって入力された指摘情報40か、他のクライアント装置2によって入力された指摘情報40かを識別するための自他識別アイコン44がそれぞれ表示される。
図6に示すヘッダーエリア38には、その画面向かって右端に、ソートボタン45が配置される。検査員は、このソートボタン45を押下することにより、日付けや工種や不具合内容といった種々のキーに基づいて複数の指摘情報40を並べ替えることができる。また、図6に示すフッターエリア39には、その画面向かって右端に、閉じるボタン46が配置されている。検査員は、この閉じるボタン46を押下することにより、一覧画面26を閉じて画像入力画面8へ遷移することができる。
図2に示す検査画像記憶手段63は、検査画像すなわち指摘情報40の裏付けとして撮影された検査箇所の画像を記憶する。また、図2に示す指摘情報記憶手段64は、テキスト指摘情報と画像指摘情報を記憶する。ここで、テキスト指摘情報には、図5に示すテキスト入力画面28において入力された指摘コメントが含まれる。また、画像指摘情報には、図4に示す画像入力画面8で図面12上に配置される指摘用ピン25の画像が含まれる。この指摘用ピン25としては、仮設工事や地業工事といった工種ごとに、色や形状の異なる複数種類の指摘用ピン25が用意されている。また、図2に示す自他識別アイコン記憶手段65は、一覧画面26に表示するための自他識別アイコン44を記憶する。この自他識別アイコン44には、指摘情報40が同期要求を発したクライアント装置2自身において入力されたものであることを示す自分用アイコンと、指摘情報40が他のクライアント装置2において入力されたものであることを示す他人用アイコンとが含まれる。
図1に示すクライアント装置2は、サーバ装置1から所定のサービスを享受する。このクライアント装置2は、図2に示すように、指摘情報送信手段47と、同期要求送信手段48と、を含んで構成されている。
(指摘情報送信手段47について)
図2に示す指摘情報送信手段47は、クライアント装置2で入力された指摘情報40を、サーバ装置1の指摘情報受付手段32へ送信する。
(同期要求送信手段48について)
図2に示す同期要求送信手段48は、指摘情報40を同期する旨の要求を、サーバ装置1の同期要求受付手段33へ一定時間間隔で送信する。本実施形態では、この同期要求送信手段48による同期要求が、60秒間隔で行われている。この時間間隔は、本実施形態に限定されず適宜変更が可能である。また、本実施形態ではクライアント装置2からの同期要求に対してサーバ装置1が指摘情報40の同期を行っているが、クライアント装置2からの同期要求は行わず、サーバ装置1が一定時間間隔で自動的に指摘情報40の同期を行って、その結果を各クライアント装置2へ送信してもよい。
(チェックシート画面表示処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2にチェックシート画面55を表示するチェックシート画面表示処理について説明する。図7は、チェックシート画面表示処理の流れを示すフローチャートである。
チェックシート画面表示処理が開始すると、図2に示す画面表示指示受付手段31は、まずチェックシート画面55を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。なお、チェックシート画面55を表示する旨の指示は、図に詳細は示さないが、例えばクライアント装置2のチェックシート一覧画面26において検査員が所定のチェックシートを選択することにより、クライアント装置2からサーバ装置1に向けて発せられる。
ステップS1における判定の結果、チェックシート画面55を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS1:No)、画面表示指示受付手段31は、ステップS1へ戻って判定を繰り返す。一方、ステップS1における判定の結果、チェックシート画面55を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたと判断した場合(ステップS1:Yes)、画面表示指示受付手段31は、図2に示すチェックシート画面表示手段41に対し、クライアント装置2にチェックシート画面55を表示する旨の命令を発する。
そうすると、チェックシート画面表示手段41は、図2に示す画面フォーム記憶手段61からチェックシート画面フォーム54を読み出す(ステップS2)。また、チェックシート画面表示手段41は、図2に示す検査画像記憶手段63から当該チェックシートについて記憶された検査画像を読み出す(ステップS3)。
次に、チェックシート画面表示手段41は、図2に示す指摘情報記憶手段64から指摘情報40の同期件数を取得する(ステップS4)。そして、チェックシート画面表示手段41は、取得した同期件数が0件か否かを判定する(ステップS5)。その結果、取得した同期件数が0件ではないと判断した場合(ステップS5:No)、チェックシート画面表示手段41は、先に読み出したチェックシート画面フォーム54の所定位置に、検査画像とアラートをそれぞれ配置することにより、アラート付きチェックシート画面55を作成する(ステップS6)。ここで、アラートとは、現在選択されているチェックシートについて指摘情報40が存在している旨を通知する警告を意味する。本実施形態では、図3に示すように、チェックシート画面フォーム54に設けられたチェック項目表示エリア56の上部に、「このチェックシートには指摘情報があります。」という文字列からなるアラート60を表示している。このアラート60の形態や表示位置は、本実施形態に限定されず適宜変更が可能である。
一方、ステップS5における判定の結果、取得した同期件数が0件であると判断した場合(ステップS5:Yes)、チェックシート画面表示手段41は、先に読み出したチェックシート画面フォーム54の所定位置に検査画像を配置することにより、アラート60無しチェックシート画面55を作成する(ステップS7)。
そして、チェックシート画面表示手段41は、作成したアラート付きチェックシート画面55またはアラート無しチェックシート画面55を、クライアント装置2へ送信する(ステップS8)。これにより、クライアント装置2においてアラート付きチェックシート画面55またはアラート無しチェックシート画面55が表示され、チェックシート画面表示処理が終了する。なお、チェックシート画面表示処理におけるステップS2からステップS4までの処理は、本実施形態の順序に限定されず任意の順序で実行することが可能である。
(チェックシート画面更新処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2に表示されたチェックシート画面55を更新するチェックシート画面更新処理について説明する。図8は、チェックシート画面更新処理の流れを示すフローチャートである。
チェックシート画面更新処理が開始すると、図2に示すチェックシート画面更新手段51が指摘情報記憶手段64にアクセスし、前回の同期要求時における指摘情報40の同期件数D1を取得する(ステップS9)。
次に、同期要求受付手段33が、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。なお、指摘情報40を同期する旨の指示は、図2に示すクライアント装置2の同期要求送信手段48からサーバ装置1の同期要求受付手段33へ60秒間隔で送信される。
ステップS10における判定の結果、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS10:No)、同期要求受付手段33は、ステップS10へ戻って判定を繰り返す。一方、指摘情報40を同期する旨の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS10:Yes)、同期要求受付手段33は、図2に示すチェックシート画面更新手段51に対し、チェックシート画面55を更新する旨の命令を発する。そうすると、チェックシート画面更新手段51は、図2に示す指摘情報記憶手段64から指摘情報40の今回の同期件数D2を取得する(ステップS11)。そして、チェックシート画面更新手段51は、今回の同期件数D2が前回の同期件数D1と等しいか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12における判定の結果、今回の同期件数D2が前回の同期件数D1と等しくないと判断した場合(ステップS12:No)、チェックシート画面更新手段51は、ステップS11で取得した同期件数D2に基づき、指摘件数アイコンを作成してチェックシート画面55に表示する(ステップS13)。これにより、チェックシート画面更新処理が終了する。なお、本実施形態では、例えば同期件数D2が3件であって、そのうち同期要求を発したクライアント装置2自身で入力された指摘情報40が1件、他のクライアント装置2で入力された指摘情報40が2件の場合、図3に示すように、「指摘 自1件 他2件」という文字列からなる指摘件数アイコン66が、チェック項目表示エリア56の画面向かって右下隅部に表示される。この指摘件数アイコン66の形態や表示位置は、本実施形態に限定されず適宜変更が可能である。
一方、ステップS12における判定の結果、今回の同期件数D2が前回の同期件数D1と等しいと判断した場合(ステップS12:Yes)、チェックシート画面更新手段51は、指摘件数アイコン66を表示することなく、そのままチェックシート画面更新処理を終了する。
(画像入力画面表示処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2に画像入力画面8を表示する画像入力画面表示処理について説明する。図9は、画像入力画面表示処理の流れを示すフローチャートである。
画像入力画面表示処理が開始すると、図2に示す画面表示指示受付手段31は、まず画像入力画面8を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。なお、画像入力画面8を表示する旨の指示は、例えば図5に示すテキスト入力画面28において検査員が画像指摘情報入力ボタン32を押下することにより、クライアント装置2からサーバ装置1に向けて発せられる。
ステップS15における判定の結果、画像入力画面8を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS15:No)、画面表示指示受付手段31は、ステップS15へ戻って判定を繰り返す。一方、ステップS15における判定の結果、画像入力画面8を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたと判断した場合(ステップS15:Yes)、画面表示指示受付手段31は、図2に示す入力画面表示手段42に対し、クライアント装置2に画像入力画面8を表示する旨の命令を発する。
そうすると、入力画面表示手段42は、図2に示す画面フォーム記憶手段61から画像入力画面フォーム7を読み出す(ステップS16)。また、入力画面表示手段42は、図2に示す図面記憶手段62から所定の図面12を読み出す(ステップS17)。
次に、入力画面表示手段42は、図2に示す指摘情報記憶手段64から指摘情報40の同期件数を取得する(ステップS18)。そして、入力画面表示手段42は、取得した同期件数が0件か否かを判定する(ステップS19)。その結果、取得した同期件数が0件であると判断した場合(ステップS19:Yes)、入力画面表示手段42は、画像入力画面フォーム7の図面表示エリア9に図面12を配置することにより、画像入力画面8を作成する(ステップS20)。
一方、ステップS19における判定の結果、取得した同期件数が0件ではないと判断した場合(ステップS19:No)、入力画面表示手段42は、同期件数に応じた同期件数アイコンを作成する(ステップS21)。本実施形態では、図4に示すように、例えば同期件数が2件の場合、円形の枠体の内部に数字の「2」を表示してなる同期件数アイコン67を作成する。更に、入力画面表示手段42は、図2に示す指摘情報記憶手段64から画像指摘情報である指摘用ピン25の画像を読み出し、それらを統合した統合画像を作成する(ステップS22)。
そして、入力画面表示手段42は、図4に示すように、画像入力画面フォーム7の上に、図面12と統合画像68と同期件数アイコン67をそれぞれ配置することにより、画像入力画面8を作成する(ステップS23)。本実施形態では、図4に示すように、図面表示エリア9に図面12と統合画像68(外形が矩形の指摘用ピン25と外形が六角形の指摘用ピン25とからなる統合画像68)がそれぞれ配置されると共に、指摘情報40一覧ボタン24の画面向かって右上に隣接して同期件数アイコン67が配置されている。なお、図4に示された外形が円形の指摘用ピン25は、同期要求を発したクライアント装置2自身が現在入力中の画像指摘情報である。なお、統合画像68及び同期件数アイコン67の形態や表示位置は、本実施形態に限定されず適宜変更が可能である。
次に、入力画面表示手段42は、ステップS20またはステップS23で作成した画像入力画面8をクライアント装置2へ送信する(ステップS24)。これにより、クライアント装置2に画像入力画面8が表示され、画像入力画面表示処理が終了する。なお、画像入力画面表示処理におけるステップS16からステップS18までの処理は、本実施形態の順序に限定されず任意の順序で実行することが可能である。また、ステップS21とステップS22の処理は、本実施形態とは逆の順序で実行することが可能である。
(画像入力画面更新処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2に表示された画像入力画面8を更新する画像入力画面更新処理について説明する。図10は、画像入力画面更新処理の流れを示すフローチャートである。
画像入力画面更新処理が開始すると、図2に示す入力画面更新手段52が指摘情報記憶手段64にアクセスし、前回の同期要求時における指摘情報40の同期件数D3を取得する(ステップS25)。次に、同期要求受付手段33が、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26における判定の結果、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS26:No)、同期要求受付手段33は、ステップS26へ戻って判定を繰り返す。一方、指摘情報40を同期する旨の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS26:Yes)、同期要求受付手段33は、図2に示す入力画面更新手段52に対し、画像入力画面8を更新する旨の命令を発する。そうすると、入力画面更新手段52は、図2に示す指摘情報記憶手段64から指摘情報40の今回の同期件数D4を取得する(ステップS27)。そして、入力画面更新手段52は、今回の同期件数D4が前回の同期件数D3と等しいか否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28における判定の結果、今回の同期件数D4が前回の同期件数D3と等しくないと判断した場合(ステップS28:No)、入力画面更新手段52は、ステップS27で取得した同期件数D4に基づき、同期件数アイコン67を作成する(ステップS29)。そして、入力画面更新手段52は、ステップS21で作成してステップS23で画像入力画面8に配置した同期件数アイコン67を、ステップS29で作成した同期件数アイコン67で置換する(ステップS30)。
また、入力画面更新手段52は、図2に示す指摘情報記憶手段64から画像指摘情報としての指摘用ピン25の画像を読み出し、それらを統合することにより、統合画像68を作成する(ステップS31)。そして、入力画面更新手段52は、ステップS22で作成してステップS23で画像入力画面8に配置した統合画像68を、ステップ31で作成した統合画像68で置換する(ステップS32)。これにより、画像入力画面更新処理が終了する。一方、ステップS28における判定の結果、今回の同期件数D4が前回の同期件数D3と等しいと判断した場合(ステップS28:Yes)、入力画面更新手段52は、同期件数アイコン67や統合画像68の置換を行うことなく、そのまま画像入力画面更新処理を終了する。なお、本実施形態とは逆に、統合画像68の置換を行った後に、同期件数アイコン67の置換を行うことも可能である。
(一覧画面表示処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2に一覧画面26を表示する一覧画面表示処理について説明する。図11は、一覧画面表示処理の流れを示すフローチャートである。
一覧画面表示処理が開始すると、図2に示す画面表示指示受付手段31は、まず一覧画面26を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS33)。なお、一覧画面26を表示する旨の指示は、例えば図4に示す画像入力画面8において検査員が指摘情報一覧ボタン24を押下することにより、クライアント装置2からサーバ装置1に向けて発せられる。
ステップS33における判定の結果、一覧画面26を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS33:No)、画面表示指示受付手段31は、ステップS33へ戻って判定を繰り返す。一方、ステップS33における判定の結果、一覧画面26を表示する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたと判断した場合(ステップS33:Yes)、画面表示指示受付手段31は、図2に示す一覧画面表示手段43に対し、クライアント装置2に一覧画面26を表示する旨の命令を発する。
そうすると、一覧画面表示手段43は、図2に示す画面フォーム記憶手段61から一覧画面フォーム36を読み出す(ステップS34)。また、一覧画面表示手段43は、図2に示す検査画像記憶手段63から所定の検査画像を読み出す(ステップS35)。更に、一覧画面表示手段43は、図2に示す指摘情報記憶手段64から画像指摘情報とテキスト指摘情報をそれぞれ読み出す(ステップS36)。また、一覧画面表示手段43は、図2に示す自他識別アイコン記憶手段65から自他識別アイコン44を読み出す(ステップS37)。
そして、一覧画面表示手段43は、一覧画面フォーム36の所定位置に、検査画像と画像指摘情報とテキスト指摘情報と自他識別アイコン44をそれぞれ配置することにより、一覧画面26を作成する(ステップS38)。そして、一覧画面表示手段43は、作成した一覧画面26をクライアント装置2へ送信する(ステップS39)。これにより、クライアント装置2に一覧画面26が表示され、一覧画面表示処理が終了する。なお、一覧画面表示処理におけるステップS34からステップS37までの処理は、本実施形態の順序に限定されず任意の順序で実行することが可能である。
(一覧画面更新処理)
次に、本実施形態に係る検査指摘情報共有システム100がクライアント装置2に表示された一覧画面26を更新する一覧画面更新処理について説明する。図12は、一覧画面更新処理の流れを示すフローチャートである。
一覧画面更新処理が開始すると、図2に示す一覧画面更新手段53が指摘情報記憶手段64にアクセスし、前回の同期要求時における指摘情報40の同期件数D5を取得する(ステップ40)。次に、同期要求受付手段33が、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けたか否かを判定する(ステップS41)。
ステップS41における判定の結果、指摘情報40を同期する旨の指示をクライアント装置2から受け付けていないと判断した場合(ステップS41:No)、同期要求受付手段33は、ステップS41へ戻って判定を繰り返す。一方、指摘情報40を同期する旨の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS41:Yes)、同期要求受付手段33は、図2に示す一覧画面更新手段53に対し、一覧画面26を更新する旨の命令を発する。そうすると、一覧画面更新手段53は、図2に示す指摘情報記憶手段64から指摘情報40の今回の同期件数D6を取得する(ステップS42)。そして、一覧画面更新手段53は、今回の同期件数D6が前回の同期件数D5と等しいか否かを判定する(ステップS43)。
ステップS43における判定の結果、今回の同期件数D6が前回の同期件数D5と等しくないと判断した場合(ステップS43:No)、一覧画面更新手段53は、指摘情報記憶手段64から画像指摘情報とテキスト指摘情報をそれぞれ読み出す(ステップS44)。そして、一覧画面更新手段53は、ステップS36で読み出してステップS38で一覧画面26に配置した画像指摘情報とテキスト指摘情報を、ステップS44で読み出した画像指摘情報とテキスト指摘情報で置換する(ステップS45)。また、一覧画面更新手段53は、自他識別アイコン記憶手段65から自他識別アイコン44を読み出す(ステップS46)。そして、一覧画面更新手段53は、ステップS37で読み出してステップS38で一覧画面26に配置した自他識別アイコン44を、ステップS46で読み出した自他識別アイコン44で置換する(ステップS47)。これにより、一覧画面更新処理が終了する。一方、ステップS43における判定の結果、今回の同期件数D6が前回の同期件数D5と等しいと判断した場合(ステップS43:Yes)、一覧画面更新手段53は、画像指摘情報やテキスト指摘情報や自他識別アイコン44の置換を行うことなく、そのまま一覧画面更新処理を終了する。なお、本実施形態とは逆に、自他識別アイコン44の置換を行った後に、画像指摘情報とテキスト指摘情報の置換を行うことも可能である。
なお、上述のチェックシート画面表示処理、チェックシート画面更新処理、入力画面表示処理、入力画面更新処理、一覧画面表示処理、及び一覧画面更新処理においては、同期要求を発したクライアント装置2に対し、それ以外のクライアント装置2のうち特定のクライアント装置2からサーバ装置1へ送信された指摘情報のみが送信されてもよい。より詳細には、クライアント装置2を使用する複数の検査員が予め複数のグループに分けられ、同じグループに属する検査員が使用するクライアント装置2の間でのみ、指摘情報が共有される構成であってもよい。
本発明は、例えば複数の検査員が同じ建物の異なる検査箇所で同時に検査を行う場合、各検査員が入力した指摘情報を複数の検査員の間でリアルタイムに共有するために適用される。
1 サーバ装置
2 クライアント装置
5 指摘情報共有手段
8 画像入力画面
12 図面
25 指摘用ピン
28 テキスト入力画面
40 指摘情報
42 入力画面表示手段
44 自他識別アイコン
47 指摘情報送信手段
67 同期件数アイコン
68 統合画像
100 検査指摘情報共有システム

Claims (6)

  1. サーバ装置と複数のクライアント装置とを含んで構成され、検査で指摘された情報を複数の前記クライアント装置の間で共有する検査指摘情報共有システムであって、
    検査箇所に関して指摘すべき指摘情報を入力するための指摘情報入力画面を、前記クライアント装置に表示する入力画面表示手段と、
    前記指摘情報入力画面で入力された指摘情報を、前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信する指摘情報送信手段と、
    一の前記クライアント装置の前記指摘情報入力画面に、他の前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信された前記指摘情報を表示する指摘情報共有手段と、
    を備え、
    前記指摘情報共有手段が、前記他のクライアント装置から前記サーバ装置に送信された指摘情報の件数を表示する同期件数アイコンを、前記指摘情報入力画面に表示することを特徴とする検査指摘情報共有システム。
  2. 画像情報として構成された指摘情報である画像指摘情報が、複数の前記クライアント装置から前記サーバ装置へ送信され、前記指摘情報共有手段が、複数の前記画像指摘情報を統合して作成した統合画像を、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に表示することを特徴とする請求項に記載の検査指摘情報共有システム。
  3. 前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に、前記検査箇所を含んだ図面が表示され、前記統合画像が前記図面の上に表示されることを特徴とする請求項に記載の検査指摘情報共有システム。
  4. 前記画像指摘情報が、前記図面において前記検査箇所の位置を特定するための指摘用ピンの画像情報であることを特徴とする請求項に記載の検査指摘情報共有システム。
  5. 前記指摘情報共有手段が、前記一のクライアント装置で入力された指摘情報と、前記他のクライアント装置から前記サーバ装置へ送信された指摘情報とを一覧表示することを特徴とする請求項に記載の検査指摘情報共有システム。
  6. 前記クライアント装置を使用する検査員が、予め複数のグループに分けられ、前記指摘情報共有手段は、前記一のクライアント装置を使用する検査員と同じグループに属する検査員が使用する前記他のクライアント装置から前記サーバ装置へ送信された指摘情報のみを、前記一のクライアント装置の前記指摘情報入力画面に表示することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の検査指摘情報共有システム。
JP2018069644A 2018-03-30 2018-03-30 検査指摘情報共有システム Active JP7188684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018069644A JP7188684B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 検査指摘情報共有システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018069644A JP7188684B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 検査指摘情報共有システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019179491A JP2019179491A (ja) 2019-10-17
JP7188684B2 true JP7188684B2 (ja) 2022-12-13

Family

ID=68278810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018069644A Active JP7188684B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 検査指摘情報共有システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7188684B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271887A (ja) 2008-05-12 2009-11-19 Yahoo Japan Corp コメント表示システム、その方法、管理サーバおよびプログラム
JP2017059033A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 Spデザイン株式会社 情報共有システム,及び情報処理サーバ
JP2017084050A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 株式会社アドバンスト・メディア 情報処理システム、端末装置、サーバ、情報処理方法及びプログラム
JP2017084028A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置およびプログラム
JP2017107285A (ja) 2015-12-07 2017-06-15 清水建設株式会社 検査支援装置および検査システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271887A (ja) 2008-05-12 2009-11-19 Yahoo Japan Corp コメント表示システム、その方法、管理サーバおよびプログラム
JP2017059033A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 Spデザイン株式会社 情報共有システム,及び情報処理サーバ
JP2017084050A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 株式会社アドバンスト・メディア 情報処理システム、端末装置、サーバ、情報処理方法及びプログラム
JP2017084028A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置およびプログラム
JP2017107285A (ja) 2015-12-07 2017-06-15 清水建設株式会社 検査支援装置および検査システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019179491A (ja) 2019-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10148733B2 (en) Mobile device, network system, and control method for the same
US20150116540A1 (en) Method and apparatus for applying a tag/identification to a photo/video immediately after capture
JP2011048673A (ja) 検査システムおよび方法
JP2013037684A (ja) 作業情報登録装置及び作業情報管理システム
JP6595525B2 (ja) コミュニケーション支援装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP6799869B1 (ja) 点検支援システム、及び点検支援方法
KR101335706B1 (ko) 시설물 점검 장치 및 방법
US9959292B2 (en) Application program, smart device, information processing apparatus, information processing system, and information processing method
CN114491185B (zh) 信息显示方法、装置、电子设备和存储介质
US20150042676A1 (en) Terminal device and method for controlling terminal device
JP7188684B2 (ja) 検査指摘情報共有システム
JP7338200B2 (ja) 保守方法、及び、保守サーバ
JP6853747B2 (ja) 点検報告書作成システム
JP7015412B1 (ja) 建設画像撮影指示システム、建設画像撮影指示方法及びプログラム
JP2013258569A (ja) 業務報告書作成プログラム
JP7362011B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2020170452A (ja) 保守方法、及び、保守サーバ
JP7114016B2 (ja) 情報処理装置
JP7053927B1 (ja) 建設画像撮影指示システム、建設画像撮影指示方法及びプログラム
WO2014008227A1 (en) Systems, apparatuses, and methods for branding and/or advertising through immediate user interaction, social networking, and image sharing
JP7030251B1 (ja) 建設画像配置システム、建設画像配置方法及びプログラム
US20220155753A1 (en) System, and method
JP2021068283A (ja) 住宅瑕疵保険の検査業務支援システム
JP2020170439A (ja) データ処理システム
KR20160000848A (ko) 원격회의를 위한 파일 관리 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221024

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221024

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221031

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7188684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150