JP2016012212A - 画像管理装置、画像表示システム及びプログラム - Google Patents

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JP2016012212A
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正雄 小西
Masao Konishi
正雄 小西
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Abstract

【課題】画像を公開する相手に応じて、画像に対する付加情報の公開内容を変更する。
【解決手段】撮影画像71Aに対する付加情報を、複数のレイヤー(第2レイヤー71B、第5レイヤー71C)に分類して記録しておく。第2レイヤー71Bには、大工担当に対するコメント及び指示が含まれ、第5レイヤー71Cには、現場監督に対する指示が含まれている。撮影画像71Aを表示する際に、ユーザに対応するユーザ情報(現在の業務、過去の業務、資格等)を取得し、取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する。そして、決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定し、特定されたレイヤーを読み出し、読み出されたレイヤーを撮影画像71Aに重ねて表示用画像71Dを生成する。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像管理装置、画像表示システム及びプログラムに関する。
従来、工事業においては、施工状況を記録するために、工事現場で写真が撮影されている。近年では、工事写真をサーバに保存し、インターネットを介して施主や施工業者に工事の進捗状況を公開するシステムが利用されている。
複数の場所で情報を共有する技術として、例えば、複数の会議拠点をネットワークを介して接続して遠隔会議を行う際に、各会議拠点に設置されたタッチパネル式ディスプレイに、参加者が資料上に電子的に書き込んだ文字や図形を表示するとともに、書き込み者の顔画像を表示する遠隔会議システムが開発されている(特許文献1参照)。
特開2006−304066号公報
しかしながら、上記従来技術では、書き込み者を特定することはできるものの、各会議拠点において公開される内容は共通であり、公開先に応じて表示内容を変えることはできなかった。
工事業では、現場で撮影された画像上に、施工不良箇所への対応指示等、施工業者に対するコメントや指示等の付加情報を追記する場合がある。工事業においては、担当業務が細分化されており、工事に関わる作業者の数も多いため、担当外の者に対するコメントや指示が表示されていると、画像を確認する際の妨げとなるばかりか、本来注意すべきコメントや指示を見逃すおそれがあった。また、コメントの内容によっては、伝えたい相手以外には見られたくない場合もある。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、画像を公開する相手に応じて、画像に対する付加情報の公開内容を変更することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像管理装置は、
画像と、当該画像に対する付加情報を含む複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段と、
当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段と、
前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段と、
当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段と、
当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する生成手段と、
当該生成された表示用画像を出力する出力手段と、
を備える。
本発明によれば、画像を公開する相手に応じて、画像に対する付加情報の公開内容を変更することができる。
画像表示システムのシステム構成図である。 画像管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 レイヤー権限対応テーブルの構成例である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 レイヤー属性対応テーブルの構成例である。 端末装置において実行される付加情報記録処理を示すフローチャートである。 付加情報記録画面の例である。 分割記録モードが指定されている場合に表示される画像の例である。 一括記録モードが指定されている場合に表示される画像の例である。 画像管理装置において実行される画像公開処理を示すフローチャートである。 アクセス権限決定処理を示すフローチャートである。 大工担当と現場監督の両方のアクセス権限を有する者が撮影画像を閲覧する場合の表示用画像の例である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像表示システムの実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1に、本実施の形態に係る画像表示システム100のシステム構成を示す。画像表示システム100は、画像管理装置10と、複数の端末装置20と、から構成されている。画像管理装置10と、複数の端末装置20とは、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。画像表示システム100は、工事業における工事写真の撮影画像を画像管理装置10にて管理し、工事現場、オフィス、委託先、施主宅等において、各端末装置20に撮影画像を公開するものである。画像表示システム100は、工事を計画し施工する建設会社、建築会社等(以下、工事会社という。)を中心に使用される。
図2は、画像管理装置10の機能的構成を示すブロック図である。
画像管理装置10は、取得手段、決定手段、特定手段、読み出し手段、生成手段、出力手段、切り替え手段、第2生成手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、入力部13と、表示部14と、通信部15と、第2記憶手段としての記憶部16と、第1記憶手段としての画像記憶装置17と、を備え、各部はバス18を介して接続されている。
CPU11は、画像管理装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU11は、記憶部16に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM12に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
RAM12は、揮発性のメモリである。RAM12には、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等が一時的に格納される。
入力部13は、文字入力キー、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードと、
マウス等のポインティングデバイスと、を備え、ユーザによるキーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU11に出力する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、CPU11からの表示制御信号に従って画面表示を行う。
通信部15は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部16には、画像公開処理プログラムP1、ユーザテーブルT1、現職情報テーブルT2、経歴情報テーブルT3、前職情報テーブルT4、資格情報テーブルT5、委託先情報テーブルT6、レイヤー権限対応テーブルT7が記憶されている。
ユーザテーブルT1には、画像表示システム100のユーザのユーザID、パスワード、社内外情報が対応付けられている。ユーザテーブルT1には、ユーザとして、工事会社の社員、委託先業者、施主等が登録されている。
ユーザIDは、各ユーザの識別情報である。
パスワードは、ユーザが画像表示システム100を利用する際に用いるパスワードである。
社内外情報は、ユーザが工事会社の社内の者であるか、社外の者であるかを示す情報である。
社内外情報が社外の者であることを示す情報である場合、ユーザテーブルT1には、さらに、社外区分情報がユーザIDと対応付けられている。社外区分情報は、社外の者に対する区分を示す情報である。本実施の形態では、社外区分情報として、業務の委託先の者であるか、工事を依頼した施主であるかを示す情報を用いる。
現職情報テーブルT2、経歴情報テーブルT3、前職情報テーブルT4、資格情報テーブルT5は、工事会社の社内のユーザに関連する情報が格納されたテーブルである。
現職情報テーブルT2は、ユーザ毎に、ユーザの社内における現在の担当業務が対応付けられている。現在の担当業務として、例えば、大工工事、外装工事、配管工事、現場監督、土木工事、建築工事、とび・コンクリート工事、石工事、屋根工事、タイル・レンガ・ブロック工事、鉄筋工事、防水工事、塗装工事、ガラス工事、内装仕上工事、電気通信工事、水道施設工事等が挙げられる。
経歴情報テーブルT3は、ユーザ毎に、ユーザの社内における過去の担当業務と、当該業務の経験年数と、が対応付けられている。過去の担当業務の内容としては、現在の担当業務で挙げた内容と同様である。過去の担当業務には、経験に応じて複数の業務が含まれる場合もある。
前職情報テーブルT4は、ユーザ毎に、ユーザの入社前の業務歴(業務内容、経験年数)が対応付けられている。入社前の業務歴の業務内容としては、現在の担当業務で挙げた内容と同様である。入社前の業務歴には、経験に応じて複数の業務が含まれる場合もある。
資格情報テーブルT5は、ユーザ毎に、ユーザが有している資格が対応付けられている。工事に関する資格として、例えば、建築士、建築施行管理技士、建設機械施工技士、土
木施工管理技士、建設総合技術監理、電気工事施工管理技士、電気電子総合技術監理、電気工事士、電気主任技術者、管工事施工管理技士、建築設備士等が挙げられる。なお、資格は、国家資格だけでなく、公的資格、民間資格等であってもよい。
委託先情報テーブルT6は、工事会社の委託先に所属するユーザに関連する情報が格納されたテーブルである。
委託先情報テーブルT6は、ユーザ毎に、委託先におけるユーザの現在の委託業務が対応付けられている。現在の委託業務の内容としては、現職情報テーブルT2の現在の担当業務で挙げた内容と同様である。
図3に、レイヤー権限対応テーブルT7の構成例を示す。レイヤー権限対応テーブルT7は、複数のレイヤー(第1レイヤー、第2レイヤー、第3レイヤー、・・・)のそれぞれに対してアクセス権限が対応付けられている。
アクセス権限は、対応付けられたレイヤーの公開先を示す情報である。
画像記憶装置17は、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する記憶装置である。画像記憶装置17には、工事現場で撮影された複数の撮影画像(画像データ)が記憶される。また、画像記憶装置17には、複数の撮影画像毎に、当該撮影画像に対して書き込まれた付加情報を含む複数のレイヤー(画像データ)が、当該撮影画像と対応付けられて記憶される。レイヤーは、撮影画像に対する付加情報が公開先毎に分類されて記録された仮想的な透明のシートであり、撮影画像に重ねられる。例えば、画像記憶装置17では、工事毎に設けられたフォルダに、当該工事において撮影された撮影画像と、複数のレイヤーと、が対応付けられて格納される。
CPU11は、ユーザに対応するユーザ情報を取得する。
具体的に、CPU11は、記憶部16のユーザテーブルT1から、ユーザに対応する社内外情報、社外区分情報を取得する。
CPU11は、記憶部16の現職情報テーブルT2から、ユーザに対応する現在の担当業務を取得する。
CPU11は、記憶部16の経歴情報テーブルT3から、ユーザに対応する過去の担当業務を取得する。
CPU11は、記憶部16の前職情報テーブルT4から、ユーザに対応する入社前の業務歴を取得する。
CPU11は、記憶部16の資格情報テーブルT5から、ユーザに対応する資格を取得する。
CPU11は、記憶部16の委託先情報テーブルT6から、ユーザに対応する現在の委託業務を取得する。
CPU11は、取得されたユーザ情報(社内外情報、社外区分情報、現在の担当業務、過去の担当業務、入社前の業務歴、資格、現在の委託業務等)からアクセス権限を決定する。
CPU11は、記憶部16のレイヤー権限対応テーブルT7を参照して、決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する。
CPU11は、表示対象として指定された撮影画像に対応付けられているレイヤーのうち、特定されたレイヤーを画像記憶装置17から読み出す。
CPU11は、読み出されたレイヤーを撮影画像に重ねて表示用画像を生成する。
CPU11は、通信部15を介して、生成された表示用画像を端末装置20に出力する。
CPU11は、端末装置20からの指示に応じて、表示用画像を生成する際に、特定された全てのレイヤーを撮影画像に重ねて表示用画像を生成する第1モードとしての一括表示モードと、特定されたレイヤーのうち指定されたレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示用画像を生成する第2モードとしての分割表示モードと、を切り替える。
図4は、端末装置20の機能的構成を示すブロック図である。
端末装置20は、第1生成手段、送信手段、切り替え手段としてのCPU21と、RAM22と、入力手段、指定手段としての入力部23と、表示部24と、通信部25と、撮像部26と、記憶部27と、を備え、各部はバス28を介して接続されている。端末装置20は、一般的なタブレット型情報端末やPC(Personal Computer)により構成される。
CPU21は、端末装置20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU21は、記憶部27に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM22に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
RAM22は、揮発性のメモリである。RAM22には、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等が一時的に格納される。
入力部23は、表示部24の表示画面に設けられたタッチパネルを含み、ユーザの指又は専用のペン等によるタッチ操作の位置を検出し、その位置に応じた操作信号をCPU21に出力する。また、入力部23は、文字入力キー、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスと、を備え、ユーザによるキーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU21に出力することとしてもよい。
例えば、入力部23は、表示部24に表示された撮影画像に対する付加情報を入力する際に用いられる。また、入力部23は、付加情報の分類区分(ペンの色)を指定する際に用いられる。
表示部24は、LCD等で構成され、CPU21からの表示制御信号に従って画面表示を行う。
通信部25は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
撮像部26は、光学レンズ、撮像素子、各種センサ等を備え、被写体の撮影を行うデジタルカメラである。撮像部26は、工事現場を撮影し、撮影画像の画像データを生成する。
記憶部27は、HDDや不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部27には、付加情報記録処理プログラムP2、レイヤー属性対応テーブルT8が記憶されている。
図5に、レイヤー属性対応テーブルT8の構成例を示す。レイヤー属性対応テーブルT8は、複数のレイヤーのそれぞれに対して、ペン属性と、アクセス権限と、が対応付けられている。
ペン属性とは、表示部24に表示された撮影画像に対して付加情報を入力する際に、描画される線の属性である。ペン属性として、色と線幅を指定することができる。ペンの色は、入力される付加情報の公開先に対応している。線幅については、コメントを入力する
場合と、指示を入力する場合とで、異なる値(1pt、2pt)が割り当てられている。なお、「施主」に対する指示は想定されていない。
例えば、「第1レイヤー」には、「施主」に対するコメントが線幅「1pt」の「青色」の線で書き込まれる。
また、「第2レイヤー」には、「大工担当」に対するコメントが線幅「1pt」の「赤色」の線で書き込まれ、「大工担当」に対する指示が線幅「2pt」の「赤色」の線で書き込まれる。
CPU21は、入力部23により指定された分類区分(ペンの色)毎に、入力部23から入力された付加情報を含むレイヤーを生成する。
CPU21は、通信部25を介して、撮影画像と、分類区分毎に生成された複数のレイヤーと、を対応付けて画像管理装置10に送信する。
CPU21は、入力部23からの指示に応じて、入力部23により現在指定されている分類区分に対応するレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示部24に表示させる第1モードとしての分割記録モードと、入力部23により現在指定されている分類区分に対応するレイヤー、及び、同一の撮影画像に対して入力部23によりこれまでに指定された分類区分に対応するレイヤーを撮影画像に重ねて表示部24に表示させる第2モードとしての一括記録モードと、を切り替える。
図6は、端末装置20において実行される付加情報記録処理を示すフローチャートである。この処理は、工事現場にて写真を撮影して画像管理装置10にアップロードする処理であって、CPU21と記憶部27に記憶されている付加情報記録処理プログラムP2との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザは、入力部23からの操作によって、端末装置20に搭載されている撮像部26により、現場写真を撮影する(ステップS1)。CPU21は、撮像部26により生成された撮影画像の画像データをRAM22に格納するとともに、撮影画像を表示部24に表示させる(ステップS2)。
なお、外部の撮像装置を端末装置20と接続して、撮影画像の画像データを取り込むこととしてもよい。
次に、ユーザは、入力部23からの操作によって、ペン属性を指定する(ステップS3)。具体的には、ペン属性として、ペンの色と線幅が指定される。ペンの色は、付加情報の分類区分、すなわち、付加情報の公開先に対応するものである。また、線幅は、コメント・指示を区別するためのものである。
図7に、表示部24に表示される付加情報記録画面241の例を示す。付加情報記録画面241には、画像表示領域30、ペン属性指定領域40が含まれる。
画像表示領域30は、撮影画像が表示される領域である。撮影画像上に付加情報が追記された場合には、画像表示領域30において、撮影画像と重ねられて付加情報も表示される。
ペン属性指定領域40は、付加情報の公開先(施主、大工担当、外装担当、配管担当、現場監督、建築士等)に対応する色(図5参照)と、コメント・指示の区別と、を指定するための領域である。ペン属性指定領域40において、「施主」の背景及び描画線は「青色」で、「大工担当」の背景及び描画線は「赤色」で、「外装担当」の背景及び描画線は「黄色」で、「配管担当」の背景及び描画線は「橙色」で、「現場監督」の背景及び描画線は「水色」で、「建築士」の背景及び描画線は「灰色」で表示されている。例えば、入
力部23の専用のペンを用いて領域A1が指定された場合には、「施主」に対するコメントの入力待ち状態となり、画像表示領域30でのペン先の動きに応じて「青色」の「1pt」幅の線が描画される。同様に、領域A2が指定された場合には、「大工担当」に対するコメントの入力待ち状態となる。領域A3が指定された場合には、「大工担当」に対する指示の入力待ち状態となる。領域A4が指定された場合には、「現場監督」に対する指示の入力待ち状態となる。
次に、ユーザが入力部23からの操作によって、表示部24に表示された撮影画像に対して付加情報を入力すると(ステップS4)、CPU21は、レイヤー属性対応テーブルT8を参照して、入力された付加情報を、ペンの色に対応するレイヤーに記録する(ステップS5)。すなわち、CPU21は、指定されたペンの色(分類区分)毎に、入力された付加情報を含むレイヤーを生成する。図7に示す付加情報記録画面241では、タッチパネル上のペンの操作によって、画像表示領域30に表示されている撮影画像に、ペン先の動きに応じた描画線が重ねられて表示される。ここで、付加情報は、現在指定されている色・線幅の線で描画される。
次に、CPU21は、ユーザが入力部23からの操作によって、ペン属性を変更したか否かを判断する(ステップS6)。
ペン属性を変更した場合には(ステップS6;YES)、CPU21は、その変更がペンの色の変更を伴うものであるか否かを判断する(ステップS7)。例えば、図7に示すペン属性指定領域40において、領域A2が指定された状態(赤色、1pt)から領域A3が指定された状態(赤色、2pt)への変更は、ペンの色の変更を伴わないものである。一方、領域A3が指定された状態(赤色、2pt)から領域A4が指定された状態(水色、2pt)への変更は、ペンの色の変更を伴うものである。
ペン属性の変更がペンの色の変更を伴うものである場合には(ステップS7;YES)、CPU21は、分割記録モードが指定されているか否かを判断する(ステップS8)。CPU21は、分割記録モードが指定されているか否かに応じて、分割記録モードと、一括記録モードと、を切り替える。分割記録モード又は一括記録モードの指定は、予め定められていてもよいし、入力部23からの指示に応じて、撮影画像に対する付加情報の書き込みの途中で変更可能としてもよい。
分割記録モードは、ペンの色(公開先)を変更して複数の対象に対してコメントや指示を入力する場合に、公開先毎に、追記内容のみを一時保存する動作を繰り返すモードである。すなわち、分割記録モードでは、CPU21は、ペンの色を変更する度に、一旦撮影画像上の追記内容の表示を非表示とし、現在指定されているペンの色に対応するレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示部24に表示させる。撮影画像のサイズによっては書き込み領域が制限されるため、複数の対象に対して付加情報を次々と書き込んでいくと、見づらくなることもある。そこで、分割記録モードを使用して、レイヤーを切り替える度に追記内容を一時保存することにより、領域の制限にとらわれず追記内容を登録することができる。
一方、一括記録モードは、同一の撮影画像に対して付加情報を書き込む際に、撮影画像上に全ての付加情報が表示されたままの状態とするモードである。すなわち、一括記録モードでは、CPU21は、現在指定されているペンの色に対応するレイヤー、及び、同一の撮影画像に対してこれまでに指定されたペンの色に対応するレイヤーを撮影画像に重ねて表示部24に表示させる。
分割記録モードが指定されている場合には(ステップS8;YES)、CPU21は、追記内容を記録したレイヤーをRAM22に一時保存し(ステップS9)、追記内容を表示部24の画面からクリアする(ステップS10)。すなわち、図7に示す画像表示領域
30は、撮影画像のみが表示された状態に戻る。そして、ステップS4に戻り、CPU21は、入力された付加情報を、変更されたペンの色に対応するレイヤーに記録していく。
ステップS8において、分割記録モードが指定されていない場合(ステップS8;NO)、すなわち、一括記録モードが指定されている場合には、CPU21は、これまでの追記内容が表示された状態に、さらに付加情報を重ねて表示していく。そして、ステップS4に戻り、CPU21は、入力された付加情報を、変更されたペンの色に対応するレイヤーに記録していく。
ステップS7において、ペン属性の変更がペンの色の変更を伴うものでない場合には(ステップS7;NO)、ステップS4に戻り、CPU21は、入力された付加情報を、引き続き同じ色に対応するレイヤーに記録していく。
ステップS6において、ペン属性が変更されない場合には(ステップS6;NO)、CPU21は、付加情報の入力(追記)を終了するか否かを判断する(ステップS11)。例えば、CPU21は、入力部23から追記を終了する旨の指示が入力されたか否かを判断する。付加情報の入力を終了しない場合には(ステップS11;NO)、ステップS4に戻り、処理が繰り返される。
ステップS11において、付加情報の入力を終了する場合には(ステップS11;YES)、CPU21は、撮影画像と、ペンの色(分類区分)毎に生成された各レイヤーと、を対応付けてRAM22に保存する(ステップS12)。
次に、CPU21は、撮影画像と各レイヤーとを対応付けて、通信部25を介して、指定したフォルダにアップロードすべく画像管理装置10に送信する(ステップS13)。
以上で、付加情報記録処理が終了する。
画像管理装置10において、CPU11は、端末装置20から受信した撮影画像と、複数のレイヤーと、を対応付けて、画像記憶装置17の指定フォルダに格納する。
図8に、分割記録モードが指定されている場合に図7の画像表示領域30に表示される画像の例を示す。画像31Aは、撮影画像のみが表示されている状態である。画像31Bは、撮影画像に対し、「大工担当」に対するコメント51及び「大工担当」に対する指示52が追記されたものである。コメント51は、線幅「1pt」の「赤色」の線で描画され、指示52は、線幅「2pt」の「赤色」の線で描画される。画像31Bが表示されている状態で、ペンの色が変更されると、再度画像31Aのように、撮影画像のみが表示されている状態に戻る。画像31Cは、その後、撮影画像に対し、「現場監督」に対する指示53が追記されたものである。指示53は、線幅「2pt」の「水色」の線で描画される。
図9に、一括記録モードが指定されている場合に図7の画像表示領域30に表示される画像の例を示す。画像32Aは、撮影画像のみが表示されている状態である。画像32Bは、撮影画像に対し、「大工担当」に対するコメント61及び「大工担当」に対する指示62が追記されたものである。一括記録モードでは、ペンの色が変更されても、画像32Aの状態に戻ることはない。画像32Cは、画像32Bの状態に加え、さらに、撮影画像に対し、「現場監督」に対する指示63が追記されたものである。
図10は、画像管理装置10において実行される画像公開処理を示すフローチャートである。この処理は、端末装置20からの要求に応じて撮影画像を端末装置20に提供する処理であって、CPU11と記憶部16に記憶されている画像公開処理プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、CPU11は、ログインユーザの認証を行う(ステップS21)。
具体的には、端末装置20において、ユーザの入力部23からの操作により、ユーザID及びパスワードが入力されると、入力されたデータが通信部25を介して、画像管理装置10に送信される。
画像管理装置10において、CPU11は、記憶部16に記憶されているユーザテーブルT1を参照し、端末装置20から送信された入力データと一致するユーザID及びパスワードの組み合わせがあるか否かを判断する。ユーザテーブルT1に入力データと一致するデータがある場合には、画像表示システム100の利用者として画像管理装置10に対するアクセスが許可される。
次に、CPU11は、ログインユーザに対するアクセス権限決定処理を行う(ステップS22)。ここで、図11を参照して、アクセス権限決定処理について説明する。
CPU11は、記憶部16に記憶されているユーザテーブルT1を参照して、ログインユーザ(ユーザIDに対応するユーザ)に対応する社内外情報を取得し、社内外情報に基づいて、ログインユーザが社内の者であるか否かを判断する(ステップS41)。
ログインユーザが社内の者である場合には(ステップS41;YES)、CPU11は、記憶部16に記憶されている現職情報テーブルT2から、ログインユーザの現在の担当業務を取得する(ステップS42)。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されている経歴情報テーブルT3から、ログインユーザの過去の担当業務を取得する(ステップS43)。ここで、過去の担当業務のうち、経験年数が予め定められた年数以上(例えば、3年以上等)の担当業務のみを取得することとしてもよい。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されている前職情報テーブルT4から、ログインユーザの入社前の業務歴を取得する(ステップS44)。ここで、入社前の業務歴のうち、経験年数が予め定められた年数以上(例えば、3年以上等)の業務のみを取得することとしてもよい。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されている資格情報テーブルT5から、ログインユーザの担当可能業務(資格)を取得する(ステップS45)。
ステップS41において、ログインユーザが社内の者でない場合(ステップS41;NO)、すなわち、社外の者である場合には、CPU11は、記憶部16に記憶されているユーザテーブルT1を参照して、ログインユーザに対応する社外区分情報を取得し、社外区分情報に基づいて、ログインユーザが委託先の者であるか否かを判断する(ステップS46)。
ログインユーザが委託先の者である場合には(ステップS46;YES)、CPU11は、記憶部16に記憶されている委託先情報テーブルT6から、ログインユーザの現在の委託業務を取得する(ステップS47)。
ステップS46において、ログインユーザが委託先の者でない場合には(ステップS46;NO)、CPU11は、ログインユーザが施主であると判断する。
ステップ45の後、ステップ47の後、ステップS46において、ログインユーザが施主である場合には(ステップS46;NO)、CPU11は、取得した業務経験から一又
は複数のアクセス権限を決定する(ステップS48)。
例えば、CPU11は、現職情報テーブルT2、経歴情報テーブルT3、前職情報テーブルT4又は委託先情報テーブルT6から「大工工事」という業務を取得した場合には、アクセス権限を「大工担当」に決定する。また、CPU11は、現職情報テーブルT2、経歴情報テーブルT3、前職情報テーブルT4又は委託先情報テーブルT6から取得したユーザの業務が、アクセス権限として設定されている業務に含まれる場合(すなわち、より細分化された業務である場合)にも、当該アクセス権限を付与する。
また、CPU11は、資格情報テーブルT5から「建築士」という資格を取得した場合には、アクセス権限を「建築士」に決定する。なお、アクセス権限(公開先)として、資格自体が定められていることとしてもよいし、各資格と予め対応付けられている業務に関するアクセス権限を求めることとしてもよい。
また、CPU11は、ユーザテーブルT1から社外区分情報として「施主であることを示す情報」を取得した場合には、アクセス権限を「施主」に決定する。
ステップS48の後、図10に戻り、CPU11は、端末装置20から撮影画像の指定を受け付ける(ステップS23)。具体的には、端末装置20において、ユーザが入力部23からの操作によって、表示部24に表示するための撮影画像を指定すると、通信部25を介して、指定された撮影画像を示す情報が画像管理装置10に送信される。画像管理装置10において、CPU11は、指定された撮影画像を画像記憶装置17から読み出し、RAM12に格納する。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されているレイヤー権限対応テーブルT7を参照して、ステップS48において決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する(ステップS24)。ステップS48において決定されたアクセス権限が複数ある場合には、複数のアクセス権限のそれぞれに対応する複数のレイヤーを特定する。
次に、CPU11は、ステップS23において指定された撮影画像に対応付けられているレイヤーのうち、特定されたレイヤーを画像記憶装置17から読み出す(ステップS25)。CPU11は、読み出されたレイヤーをRAM12に格納する。
ここで、CPU11は、一括表示モードが指定されているか否かを判断する(ステップS26)。CPU11は、一括表示モードが指定されているか否かに応じて、一括表示モードと、分割表示モードと、を切り替える。一括表示モード又は分割表示モードの指定は、予め定められていてもよいし、撮影画像の表示の途中で端末装置20からの指示により変更可能としてもよい。
一括表示モードは、アクセス権限に対応する全てのレイヤーを撮影画像に重ねて表示用画像を生成するモードである。
一方、分割表示モードは、アクセス権限に対応するレイヤーのうち、指定されたレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示用画像を生成するモードである。
一括表示モードが指定されている場合には(ステップS26;YES)、CPU11は、ステップS23において指定された撮影画像に、ステップS24において特定された全てのレイヤーを重ねて表示用画像を生成する(ステップS27)。
ステップS26において、一括表示モードが指定されていない場合(ステップS26;NO)、すなわち、分割表示モードが指定されている場合には、CPU11は、端末装置20から表示すべきレイヤーの指定を受け付ける(ステップS28)。具体的には、端末装置20において、ユーザが入力部23からの操作によって、表示すべきレイヤーを指定
すると、通信部25を介して、指定されたレイヤーを示す情報が画像管理装置10に送信される。
CPU11は、ステップS23において指定された撮影画像に、ステップS28において指定されたレイヤーのみを重ねて表示用画像を生成する(ステップS29)。
ステップS27又はステップS29の後、CPU11は、通信部15を介して、生成された表示用画像を端末装置20に出力する(ステップS30)。
端末装置20では、画像管理装置10から出力された表示用画像が表示部24に表示される。
次に、画像管理装置10において、CPU11は、端末装置20から撮影画像の表示を終了する旨の指示を受信したか否かを判断する(ステップS31)。
ステップS31において、端末装置20から撮影画像の表示を終了する旨の指示を受信しない場合には(ステップS31;NO)、ステップS26に戻り、処理が繰り返される。
ステップS31において、端末装置20から撮影画像の表示を終了する旨の指示を受信した場合には(ステップS31;YES)、画像公開処理が終了する。
図12は、撮影画像71Aに第2レイヤー71B及び第5レイヤー71Cを重ね合わせて表示用画像71Dを生成した場合の例である。端末装置20において、大工担当と現場監督の両方のアクセス権限を有する者(例えば、現在、現場監督だが、大工担当の経験がある場合等)が撮影画像を閲覧する場合には、表示用画像71Dが表示される。表示用画像71Dには、大工担当に対するコメント及び指示(赤色で表示)、現場監督に対する指示(水色で表示)が含まれている。
同様に、端末装置20において、大工担当が撮影画像を閲覧する場合には、撮影画像に対して第2レイヤーを重ね合わせた表示用画像が表示される。
また、端末装置20において、現場監督が撮影画像を閲覧する場合には、撮影画像に対して第5レイヤーを重ね合わせた表示用画像が表示される。
また、表示対象の撮影画像に、施主に対するコメントや指示が記録された第1レイヤーが対応付けられていない場合に、端末装置20において、施主が撮影画像を閲覧するときには、表示用画像として撮影画像そのものが表示される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、撮影画像に対する付加情報がアクセス権限に対応する複数のレイヤーに分類されているので、撮影画像に重ねるレイヤーを変更することで、簡単に、撮影画像を公開する相手に応じて、撮影画像に対する付加情報の公開内容を変更することができる。
また、ユーザに対応するユーザ情報からアクセス権限を決定するので、ユーザ情報が変更された場合にも、フレキシブルに対応することができる。
例えば、工事会社の社員と委託業者に対する指示を撮影画像上に追記する場合に、施工指示と、施工後の確認を行う旨の指示と、を異なるレイヤーに記録することで、委託業者に対しては、施工指示のみを表示し、社員に対しては、施工指示と施工後の確認の指示の両方を表示するというように、社内・社外の者に対する公開範囲を変更することができる。
また、現在の業務、過去の業務、資格等に基づいて、アクセス権限を決定するので、ユーザの業務内容に適したレイヤーを用いて表示用画像を生成することができる。例えば、現在の業務内容だけでなく、過去の経験や資格(担当可能業務)を考慮することにより、公開内容の幅を広げることができる。
また、画像管理装置10において、表示用画像を生成する際に、特定された全てのレイヤーを撮影画像に重ねて表示用画像を生成する一括表示モードと、特定されたレイヤーのうち指定されたレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示用画像を生成する分割表示モードと、を切り替えることで、ユーザの好みに適した表示方法を提供することができる。一括表示モードが指定された場合には、撮影画像に重ねてユーザのアクセス権限に対応する全てのレイヤーを一度に表示させることができる。一方、分割表示モードが指定された場合には、ユーザのアクセス権限に対応するレイヤーのうち指定されたレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示させるので、表示領域に制限があっても視認性を向上させることができる。
また、端末装置20において、付加情報を入力する際に、付加情報の分類区分(ペンの色)を指定することで、一つの撮影画像に対して、簡単に公開先が異なる付加情報を保存することができる。
また、端末装置20において、付加情報を入力する際に、現在指定されている分類区分に対応するレイヤーのみを撮影画像に重ねて表示させる分割記録モードと、現在指定されている分類区分に対応するレイヤー、及び、同一の撮影画像に対してこれまでに指定された分類区分に対応するレイヤーを撮影画像に重ねて表示させる一括記録モードと、を切り替えることで、ユーザの好みに適した入力方法を提供することができる。分割記録モードが指定された場合には、付加情報を入力中のレイヤー以外のレイヤーについては表示されないので、入力された付加情報が見易くなる。一方、一括記録モードが指定された場合には、撮影画像上での付加情報の配置のバランスを把握することができ、撮影画像の閲覧において複数のレイヤーを重ねて表示したときと同様の表示結果を確認することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像管理装置及び画像表示システムの例であり、これに限定されるものではない。画像管理装置及び画像表示システムを構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ユーザ情報に、ユーザの現在の業務を示す情報、過去の業務を示す情報、資格を示す情報の全てが含まれる必要はなく、少なくとも一つが含まれていることが望ましい。
また、上記実施の形態では、付加情報を入力又は表示する際に、レイヤー(公開先、アクセス権限)毎に、異なる描画線の色を用いることとしたが、必ずしも色を変える必要はない。ただし、レイヤー毎に描画線の色を変えることで、複数のレイヤーを重ねて表示した場合であっても、表示内容の公開先を把握することが容易になる。
また、上記実施の形態では、端末装置20において、付加情報を入力する際に、タッチパネル上のペンの操作によって手書きで入力する場合を例にして説明したが、マウス等のポインティングデバイスによって入力領域を指定し、付加情報をキーボードから入力することとしてもよい。
また、端末装置20がGPS(Global Positioning System)受信機を備え、画像管理装置10が端末装置20からユーザの現在位置を取得することによって、ユーザの現在位置に応じて付加情報の公開範囲を変えてもよい。例えば、他人に見られるおそれがある場所では、個人情報、社外秘情報等を表示させない等の利用法がある。
また、本発明は、工事業に限らず、教育分野に適用することも可能である。例えば、教科書等の資料を表示させながら、問題に対して解答を導くためのポイントや解答を追記す
る際に、表示画面上で追記した内容を、複数のレイヤーに分類して記録していく。ポイントについては生徒全員を対象としたレイヤーに記録し、解答は公開しないレイヤーに記録することで、後日資料の電子データにアクセスした際に、ポイントのみを参照することができる。
さらに、生徒の学習レベルに応じて、公開内容を変更してもよい。過去の履歴情報から理解度の低い生徒には、先生が授業で使用した解答例を公開し、理解度の高い生徒には、ポイントのみ、又は、別の観点による解答例等を公開するといった利用ができる。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてHDDや不揮発性メモリを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
画像と、当該画像に対する付加情報を含む複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段と、
当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段と、
前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段と、
当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段と、
当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する生成手段と、
当該生成された表示用画像を出力する出力手段と、
を備える画像管理装置。
<請求項2>
前記ユーザ情報には、ユーザの現在の業務を示す情報、過去の業務を示す情報、資格を示す情報のうち、少なくとも一つが含まれる請求項1に記載の画像管理装置。
<請求項3>
前記生成手段が前記特定手段により特定された全てのレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第1モードと、前記生成手段が前記特定手段により特定されたレイヤーのうち指定されたレイヤーのみを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第2モードと、を切り替える切り替え手段を備える請求項1又は2に記載の画像管理装置。
<請求項4>
画像管理装置と、端末装置と、がデータ通信可能に接続された画像表示システムであって、
前記端末装置は、
表示手段に表示された画像に対する付加情報を入力するための入力手段と、
前記付加情報の分類区分を指定するための指定手段と、
前記指定手段により指定された分類区分毎に、前記入力手段から入力された付加情報を含むレイヤーを生成する第1生成手段と、
前記画像と、前記第1生成手段により分類区分毎に生成された複数のレイヤーと、を対
応付けて前記画像管理装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記画像管理装置は、
前記画像と、前記複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段と、
当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段と、
前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段と、
当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段と、
当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第2生成手段と、
当該生成された表示用画像を前記端末装置に出力する出力手段と、
を備える画像表示システム。
<請求項5>
前記端末装置は、
前記指定手段により指定されている分類区分に対応するレイヤーのみを前記画像に重ねて前記表示手段に表示させる第1モードと、前記指定手段により指定されている分類区分に対応するレイヤー及び前記指定手段により指定された分類区分に対応するレイヤーを前記画像に重ねて前記表示手段に表示させる第2モードと、を切り替える切り替え手段を備える請求項4に記載の画像表示システム。
<請求項6>
画像と、当該画像に対する付加情報を含む複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、を備える画像管理装置のコンピュータを、
ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段、
当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段、
前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段、
当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段、
当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する生成手段、
当該生成された表示用画像を出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。
10 画像管理装置
11 CPU
15 通信部
16 記憶部
17 画像記憶装置
20 端末装置
21 CPU
23 入力部
24 表示部
25 通信部
26 撮像部
27 記憶部
100 画像表示システム
241 付加情報記録画面
N 通信ネットワーク
P1 画像公開処理プログラム
P2 付加情報記録処理プログラム
T1 ユーザテーブル
T2 現職情報テーブル
T3 経歴情報テーブル
T4 前職情報テーブル
T5 資格情報テーブル
T6 委託先情報テーブル
T7 レイヤー権限対応テーブル
T8 レイヤー属性対応テーブル

Claims (6)

  1. 画像と、当該画像に対する付加情報を含む複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
    ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段と、
    当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段と、
    前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段と、
    当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する生成手段と、
    当該生成された表示用画像を出力する出力手段と、
    を備える画像管理装置。
  2. 前記ユーザ情報には、ユーザの現在の業務を示す情報、過去の業務を示す情報、資格を示す情報のうち、少なくとも一つが含まれる請求項1に記載の画像管理装置。
  3. 前記生成手段が前記特定手段により特定された全てのレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第1モードと、前記生成手段が前記特定手段により特定されたレイヤーのうち指定されたレイヤーのみを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第2モードと、を切り替える切り替え手段を備える請求項1又は2に記載の画像管理装置。
  4. 画像管理装置と、端末装置と、がデータ通信可能に接続された画像表示システムであって、
    前記端末装置は、
    表示手段に表示された画像に対する付加情報を入力するための入力手段と、
    前記付加情報の分類区分を指定するための指定手段と、
    前記指定手段により指定された分類区分毎に、前記入力手段から入力された付加情報を含むレイヤーを生成する第1生成手段と、
    前記画像と、前記第1生成手段により分類区分毎に生成された複数のレイヤーと、を対応付けて前記画像管理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像管理装置は、
    前記画像と、前記複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
    ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段と、
    当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段と、
    前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段と、
    当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する第2生成手段と、
    当該生成された表示用画像を前記端末装置に出力する出力手段と、
    を備える画像表示システム。
  5. 前記端末装置は、
    前記指定手段により指定されている分類区分に対応するレイヤーのみを前記画像に重ねて前記表示手段に表示させる第1モードと、前記指定手段により指定されている分類区分に対応するレイヤー及び前記指定手段により指定された分類区分に対応するレイヤーを前
    記画像に重ねて前記表示手段に表示させる第2モードと、を切り替える切り替え手段を備える請求項4に記載の画像表示システム。
  6. 画像と、当該画像に対する付加情報を含む複数のレイヤーと、を対応付けて記憶する第1記憶手段と、前記複数のレイヤーのそれぞれに対してアクセス権限を対応付けて記憶する第2記憶手段と、を備える画像管理装置のコンピュータを、
    ユーザに対応するユーザ情報を取得する取得手段、
    当該取得されたユーザ情報からアクセス権限を決定する決定手段、
    前記第2記憶手段を参照して、前記決定手段により決定されたアクセス権限に対応するレイヤーを特定する特定手段、
    当該特定されたレイヤーを前記第1記憶手段から読み出す読み出し手段、
    当該読み出されたレイヤーを前記画像に重ねて表示用画像を生成する生成手段、
    当該生成された表示用画像を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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