JP2020035201A - 施工支援システム - Google Patents

施工支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020035201A
JP2020035201A JP2018161567A JP2018161567A JP2020035201A JP 2020035201 A JP2020035201 A JP 2020035201A JP 2018161567 A JP2018161567 A JP 2018161567A JP 2018161567 A JP2018161567 A JP 2018161567A JP 2020035201 A JP2020035201 A JP 2020035201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
worker
displayed
construction
worker terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018161567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7168974B2 (ja
Inventor
左平 嶋田
Sahei Shimada
左平 嶋田
考弘 横山
Takahiro Yokoyama
考弘 横山
佐藤 雅也
Masaya Sato
雅也 佐藤
善幸 甲斐
Yoshiyuki Kai
善幸 甲斐
中村 真理
Mari Nakamura
真理 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruya Kensetsu Co Ltd
VR TECHNO CENTER Inc
Original Assignee
Maruya Kensetsu Co Ltd
VR TECHNO CENTER Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruya Kensetsu Co Ltd, VR TECHNO CENTER Inc filed Critical Maruya Kensetsu Co Ltd
Priority to JP2018161567A priority Critical patent/JP7168974B2/ja
Publication of JP2020035201A publication Critical patent/JP2020035201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7168974B2 publication Critical patent/JP7168974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】工事の実施記録を残す作業負担を軽減できると共に、施工現場で働く人の作業を支援することができる施工支援システムを提供する。【解決手段】作業者に装着された作業者端末50が通信ネットワークを介して事業所端末10と通信する施工支援システムであり、作業者端末50のカメラ53の撮影により眼鏡型ディスプレイ62に動画が表示され、記憶装置に工事記録として記憶される一方で、事業所端末10に動画データが送信される。事業所端末10の制御手段は、モニタ13に表示されている動画に対してポインティングデバイスにより行われる付加画像情報の入力に基づいて、付加画像情報のみを作業者端末50に送信する手段を有していると共に、作業者端末の制御手段は、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている動画に重ねて、受信した付加画像情報を表示する手段を有している。また、作業者端末50と事業所端末10との間で音声の送受信を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、建築工事や土木工事の実施記録を残すと共に、工事の実施作業を支援する施工支援システムに関するものである。
建築工事や土木工事では、工事の実施記録を残す必要がある。鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の本数や径、支柱の埋設深さ、壁の内部への断熱材の配置など、工事が終了した後では確認できない事項は多いため、工事の過程を記録に残すことへの要請は非常に厳格である。そのため、工事の過程における各段階で写真を撮影し、それを整理して報告書類を作成するための作業負担は大きい。
一方、施工現場で働く作業者には経験の浅い者も含まれるが、各現場に熟練者がいるとは限らないため、熟練者に相談し指導を受けるために手間や時間がかかるなど、作業が円滑に進まないことがある。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、工事の実施記録を残す作業負担を軽減できると共に、施工現場で働く人の作業を支援することができる施工支援システムの提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる施工支援システムは、
「施工現場の作業者に装着された作業者端末が通信ネットワークを介して事業所端末と通信する施工支援システムであって、
前記作業者端末のカメラにより撮影された動画データに基づいて、前記作業者端末の眼鏡型ディスプレイに動画が表示され、記憶装置に前記動画データが工事記録として記憶される一方で、前記事業所端末に送信された前記動画データに基づきモニタに動画が表示され、
前記事業所端末の制御手段は、前記モニタに表示されている動画に対してポインティングデバイスにより行われる付加画像情報の入力に基づいて、前記付加画像情報のみを前記作業者端末に送信する手段を有していると共に、
前記作業者端末の制御手段は、前記眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて、受信した前記付加画像情報を表示する手段を有しており、
前記作業者端末と前記事業所端末との間では、それぞれが備えるマイク及びスピーカを用いて音声の送受信が可能である」ものである。
「通信ネットワーク」は、インターネットまたはイントラネットとすることができる。動画データが記憶される「記憶装置」は、事業所端末を構成するコンピュータの記憶装置であっても、事業所端末が通信ネットワークを介して接続されるコンピュータの記憶装置であっても良い。
建設工事や土木工事では、工事を報告すると共に、工事が設計通りになされたことの証拠を残すために、工事記録写真を施主に提出する必要があるが、近年では工事の全過程を撮影した動画の提出を求める施主も多い。本構成では、作業者端末のカメラで撮影される動画データが記憶装置に記憶されるため、この動画データを工事記録とすることができる。また、記憶された動画データを使用して、工事報告書を容易に作成することができる。作業者端末は、施工現場の作業者が装着するものであるため、撮影のための人員を要することなく、作業者が作業をしながら撮影を行うことができる。また、施工現場にカメラを設置して撮影を行うことも想到し得るが、定点カメラでは死角が不可避であるところ、本構成では工事の過程を漏れなく撮影することができる。
加えて、本構成では、作業者端末のカメラで撮影された動画が、作業者端末の眼鏡型ディスプレイに表示されると共に、事業所端末のモニタにも同じ動画が表示される。これにより、施工現場から離隔している事業所で施工作業をリアルタイムで把握し、監督することができる。また、作業者端末と事業所端末との間では、音声の送受信が可能であるため、作業者端末を使用する作業者が事業所端末側にいる熟練者に、音声で施工現場の状況を説明したり相談をしたりすることができ、熟練者が作業者に対して音声で助言を与えたり指導を行ったりすることができる。
更に、事業所端末側にいる者が作業者に対して作業の指示をする場合、指示の対象となる場所を指し示したい場合がある。本構成では、事業所端末のモニタに表示されている動画に対してポインティングデバイスで付加画像情報を入力することができ、その付加画像情報が作業者端末の眼鏡型ディスプレイに表示されている動画と重ねて表示されるため、この付加画像情報によって指示の対象となる場所を指し示すことができる。
このような付加的な画像情報を送信する場合、付加的な画像情報が付加された状態の画像全体のデータをそっくり送信することも想到し得るところ、本構成では付加画像情報のみを作業者端末に送信し、作業者端末側で眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて付加画像情報を表示する。従って、事業所端末から作業者端末に送信される付加画像情報のデータ容量が極めて小さく、高速で送受信を行うことができるため、事業所端末で付加画像情報が入力される動画と、作業者端末で付加画像情報が表示される動画とを、ほぼ同時刻の動画とすることができる。
本発明にかかる施工支援システムは、上記構成に加え、
「前記作業者端末は、前記カメラによる撮影に基づいて前記眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて電子黒板フォームが表示されている状態で、作業者の入力に基づき電子黒板入り静止画データを取得する」ものとすることができる。
建設工事や土木工事では、工事名、工種、測点、撮影年月日、施工者などが記載された黒板を視野に入れた記録写真を撮影することが要請される。従来、このような黒板入り記録写真の撮影に関しては、撮影者の他に黒板を持つ者が必要である、雨天の日は黒板への記入が困難である、施工現場の全体では多数の黒板を必要とする、などの問題があった。これに対し、本構成では、カメラによる撮影に基づいて眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて電子黒板フォームを表示させた状態で、静止画データを取得することができるため、黒板入りの記録写真を容易に撮影することができる。また、実物の黒板の場合は一つの現場で複数の種類を用意することは実際的ではないが、電子データの場合は、記入する項目の組み合わせを異ならせた複数のフォームを用意しておき、施工現場の事情に合ったフォームを選択できるという利点もある。なお、国土交通省は2017年4月より、公共工事の記録写真として、電子黒板を使用した写真(デジタル工事写真の小黒板情報電子化)を認めている。
本発明にかかる施工支援システムは、上記構成に加え、
「前記作業者端末は、前記カメラによる撮影に基づき、長さまたは面積を測定したい対象物が、長さが既知の基準物と同じ奥行き位置にあるときの動画が前記眼鏡型ディスプレイに表示されている状態で、作業者の入力に基づき測定用静止画データを取得し、
前記事業所端末の制御手段は、前記測定用静止画データに基づいて前記モニタに表示されている静止画上において、前記基準物の長さが既知の部分に沿って設定された基準線、及び、前記基準物における前記基準線部分の実寸法の入力に基づき、ポインティングデバイスにより前記静止画上で特定された二点間の長さ、または、ポインティングデバイスにより前記静止画上で四角枠で囲まれた範囲の面積、を算出する手段を有している」ものとすることができる。
建設工事や土木工事では、設計図通りに施工がなされているかを確認するために、施工現場の各所で測量を行う必要がある。これに対し、本構成では、長さまたは面積を測定したい対象物が、長さが既知の基準物と同じ奥行き位置にあるときの静止画データを作業者端末で取得しておけば、事業所端末側で対象物の長さまたは面積を測定することができる。従って、施工現場から離隔している事業所端末で施工現場における測量を行うことができると共に、静止画データを記憶装置に記憶しておけば、時期を問うことなく(施工日・施工時間でなくとも)、現場における測量を行うことができる。
本発明にかかる施工支援システムは、上記構成に加え、
「施工マニュアルを含む資料データが記憶されたデータベースを具備しており、
前記作業者端末の制御手段は、前記データベースから前記資料データを読み出して前記眼鏡型ディスプレイに表示させる手段を有している」ものとすることができる。
ひとつの施工現場で種々の工事が行われ、工事の種類ごとに設計図や施工マニュアルが用意されているが、紙媒体の資料を見るには両手を使う必要があるため、それらを作業中に参照することが難しいシーンも多い。これに対し、本構成では、資料を作業者端末の眼鏡型ディスプレイに表示させることができるため、作業を行いながら資料を参照することができる。
本発明にかかる施工支援システムは、上記構成に加え、
「前記通信ネットワークはインターネットであると共に、
施工現場にはURLがコード化された二次元コードが配置されており、
前記作業者端末の制御手段は、前記二次元コードが前記眼鏡型ディスプレイに表示されている状態で前記二次元コードを読み取る手段と、前記二次元コードの読み取りにより特定されたURLのウェブページを前記眼鏡型ディスプレイに表示させる手段とを有している」ものとすることができる。
本構成では、URLをコード化した二次元コードを施工現場に設置しておき、これを作業者端末で読み取ることにより、URLで特定されるウェブページを眼鏡型ディスプレイに表示させて作業者が閲覧することができる。これにより、インターネット上に存在する有用な情報を、有効に活用して施工を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、工事の実施記録を残す作業負担を軽減できると共に、施工現場で働く人の作業を支援することができる施工支援システムを、提供することができる。
本発明の第一実施形態の施工支援システムの構成図である。 図1の施工支援システムの機能的構成を示すブロック図である。 作業者端末の眼鏡型ディスプレイに付加画像情報が表示されている状態の模式図である。 作業者端末の眼鏡型ディスプレイに電子黒板が表示されている状態の模式図である。 計測用静止画データを使用した計測の説明図である。 本発明の第二実施形態の施工支援システムの構成図である。
以下、本発明の具体的な実施形態である施工支援システムについて、図面を用いて説明する。第一実施形態の施工支援システムは、図1に示すように、事業所端末10、管理サーバ30、及び作業者端末50を具備しており、これらは通信ネットワークであるイントラネットを介して通信を行う。事業所端末10及び管理サーバ30は有線LAN91に接続されており、作業者端末50は接続器95を介して管理サーバ30及び事業所端末10と無線通信を行う。
事業所端末10は、主記憶装置、補助記憶装置、プロセッサ、及び、通信装置を主に具備するコンピュータ11を主な構成とし、キーボード及びポインティングデバイスを含む入力装置12、モニタ13を含む出力装置、マイク15、及びスピーカ16を更に備えている。
事業所端末10の主記憶装置には、事業所端末10を制御する事業所端末制御手段20としてプロセッサを機能させるプログラムが記憶されている。事業所端末制御手段20は、少なくとも通信手段21、撮像表示手段22、付加画像情報送信手段23、電子黒板利用手段24、計測手段25、及び音声入出力手段26を備えている。
通信手段21は、管理サーバ30と有線通信を行うと共に、作業者端末50と接続器95を介して無線通信を行う。撮像表示手段22は、作業者端末50から送信された動画データに基づいて動画をモニタ13に表示させる。付加画像情報送信手段23は、入力装置12からの入力に基づき付加画像情報をモニタ13に表示すると共に、入力装置12から入力された指令信号に基づいて、付加画像情報を作業者端末50に向けて送信する。電子黒板利用手段24は、入力装置12からの入力に基づいて管理サーバ30の電子黒板フォームデータベース34にアクセスし、入力装置12からの入力に基づいて電子黒板フォームの各項目に必要項目を入力し、入力済み状態での電子黒板フォームの更新を要求する要求信号、或いは、入力済み状態で新たな電子黒板フォームを電子黒板フォームデータベース34に登録することを要求する要求信号を、管理サーバ30に送信する。
計測手段25は、モニタ13に表示された静止画において基準物111に沿って入力された基準線115、及び、基準物111における基準線115部分の実寸法の入力に基づき、ポインティングデバイスにより静止画上で特定された長さまたは面積を算出する。音声入出力手段26は、作業者端末50から送信された音声データをスピーカ16から出力させると共に、マイク15が集音した音声を音声データに変換して作業者端末50に送信する。
管理サーバ30は、主記憶装置、補助記憶装置30m、プロセッサ、及び、通信装置を主に具備するコンピュータである。管理サーバ30の補助記憶装置30mには、種々のデータベースが記憶されている。詳細は後述するが、このデータベースには、作業者端末データベース31、撮像データベース、資料データベース33、電子黒板フォームデータベース34、及び音声データベース37が含まれる。更に、撮像データベースには、動画データベース32、電子黒板入り静止画データベース35、及び計測用静止画データベース36が含まれる。なお、管理サーバ30の補助記憶装置30mが、本発明の「記憶装置」に相当する。
管理サーバ30の主記憶装置には、管理サーバ制御手段40としてプロセッサを機能させるプログラムが記憶されている。管理サーバ制御手段40は、少なくとも通信手段41、動画データ記憶手段42、資料データ送信手段43、電子黒板管理手段44、電子黒板画像記憶手段45、計測用画像記憶手段46、音声データ記憶手段47を備えている。
通信手段41は、事業所端末10と有線通信を行うと共に、作業者端末50と接続器95を介して無線通信を行う。動画データ記憶手段42は、作業者端末50から送信された動画データを動画データベース32に記憶させる。資料データ送信手段43は、作業者端末50からの要求信号に基づき、資料データベース33から資料データを読み出し、読み出された資料データを作業者端末50に向けて送信する。
電子黒板管理手段44は、作業者端末50または事業所端末10から受信した要求信号に基づき、電子黒板フォームデータベース34から電子黒板フォームを読み出し、作業者端末50の眼鏡型ディスプレイ62または事業所端末10のモニタ13に電子黒板フォームを表示させる。また、電子黒板管理手段44は、作業者端末50または事業所端末10から受信した要求信号に基づいて、電子黒板フォームを更新して電子黒板データベースに記憶させ、或いは、新たな電子黒板フォームを電子黒板フォームデータベース34に記憶させる。電子黒板画像記憶手段45は、作業者端末50から送信された電子黒板入り静止画データを、電子黒板入り静止画データベース35に記憶させる。
計測用画像記憶手段46は、作業者端末50から送信された計測用静止画データを、計測用静止画データベース35に記憶させる。音声データ記憶手段47は、作業者端末50及び事業所端末10から送信された音声データを、音声データベース37に記憶させる。
なお、本実施形態では、管理サーバ30と事業所端末10とを、同一のコンピュータが兼ねる構成とすることが可能である。
作業者端末50は、表示装置51と、表示装置51とは別体のコントロール部52とを具備する可搬型端末である。表示装置51はヘッドマウントディスプレイ装置であり、フレーム60に保持された透過グラス61の一部を眼鏡型ディスプレイ62として画像を投影する。コントロール部52は、主記憶装置、補助記憶装置、プロセッサ、通信装置、入力装置65、及びバッテリを主な構成とする。
また、作業者端末50は更に、カメラ53、マイク55、及びスピーカ56を備えている。カメラ53はフレーム60に取り付けられており、作業者端末50を装着している作業者の視線の方向の外景を撮影する。入力装置51は、コントロール部52のケース表面に設けられたトラックパッド65a、及び、四方向キーと確定キーからなる十字キー65bをポインティングデバイスとして備えており、これらのポインティングデバイスで眼鏡型ディスプレイ62に表示されている各種ボタンやアイコンを選択することにより、入力を受け付ける。また、入力装置51は、眼鏡型ディスプレイ62に表示させたキーボードを介して、文字の入力を受け付ける。
作業者端末50の主記憶装置には、作業者端末制御手段70としてプロセッサを機能させるプログラムが記憶されている。作業者端末制御手段70は、少なくとも通信手段71、撮像表示手段72、資料表示手段73、電子黒板利用手段74、合成動画表示手段75、静止画送信手段76、及び音声入出力手段77を備えている。
通信手段71は、接続器95を介して管理サーバ30または事業所端末10と無線通信を行う。撮像表示手段72は、カメラ53が撮像した動画を眼鏡型ディスプレイ62に表示する。資料表示手段73は、入力装置65からの入力に基づいて、管理サーバ30に資料データの送信を要求する要求信号を送出し、送信された資料データを眼鏡型ディスプレイ62に表示する。音声入出力手段77は、事業所端末10から送信された音声データをスピーカ56から出力させると共に、マイク55が集音した音声を音声データに変換し、事業所端末10に送信する。
電子黒板利用手段74は、入力装置65からの入力に基づいて、管理サーバ30の電子黒板フォームデータベース34にアクセスして電子黒板フォームを眼鏡型ディスプレイ62に表示させ、入力装置65からの入力に基づいて電子黒板フォームの各項目に文字情報を入力する。また、電子黒板利用手段74は、入力済み状態で電子黒板フォームの更新を要求する要求信号、或いは、入力済み状態で新たな電子黒板フォームを電子黒板フォームデータベース34に登録することを要求する要求信号を、管理サーバ30に送信する。合成動画表示手段75は、事業所端末10から送信された付加画像情報を、カメラ53が撮像した動画と重ねて眼鏡型ディスプレイ62に表示させる。静止画送信手段76は、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている動画から静止画データを取得し、管理サーバ30に送信する。
本実施形態の施工支援システムは、作業者端末50を複数備えており、それぞれに付与された識別コードが作業者端末50の補助記憶装置に記憶されている。管理サーバ30の作業者端末データベース31は、作業者端末50の識別コードと、その作業者端末50を使用する作業者名とを関連付けて記憶させたものである。作業者端末50は、管理サーバ30や事業所端末10に送信する各データ及び各信号に、この識別コードを付して送信する。
次に、施工支援システムにおける各端末の動作、及び諸データの処理について説明する。作業者端末50の電源がオン状態となると、これを通知する信号が事業所端末10に送信される。これにより、事業所端末10の操作者(以下、「支援者」と称する)は、作業者端末50を装着している作業者が現場で作業中であることを、把握することができる。
作業者端末50の電源がオンとなると、カメラ53は作業者の視線方向の動画の撮影を開始する。撮影された動画は、表示装置51によって眼鏡型ディスプレイ62に投影される。これにより、図3に示すように、作業者が視認する像100は、作業者が透過グラス61を通して視認している外景101に重ねて、撮影された動画102が表示されたものとなる。
(1)動画による施工記録の保存
作業者端末50では、眼鏡型ディスプレイ62のメニュー画面に表示されている接続ボタンを選択することにより、管理サーバ30への動画データの送信を開始することができ、これに伴い、動画データの送信開始を通知する信号が事業所端末10に送信される。管理サーバ30は、受信した動画データを時刻情報及び作業者端末50の識別コードと関連付けて動画データベース32に保存する。なお、動画データの管理サーバ30への送信は、事業所端末10から作業者端末50に送信される要求信号に基づいて開始させることもできる。なお、作業者のプライバシーに配慮し、作業者端末50側での操作により動画データの送信を停止することができる。
工事の全過程の動画データを管理サーバ30に保存しておくことができるため、保存された動画データを使用して工事報告書を容易に作成することができる。また、工事の全過程が記録された動画データ自体を、工事記録として施主に提出することができる。
また、動画データの送信開始を通知する信号を受信した事業所端末10から、動画の閲覧を要求する信号を管理サーバ30へ送信すると、管理サーバ30の動画データベース32から事業所端末10に動画データが送信され、モニタ13に表示される。これにより、施工現場における視覚的情報を、施工現場から離隔している支援者が把握することができる。また、施工現場の状況を、支援者がリアルタイムで把握することができるため、事業所に居ながら工事を監督することが可能となる。
(2)音声による指示・支援
事業所端末10のモニタ13に表示された動画で施工現場の監督を行っていた支援者が、作業者に指示や注意を与えたいとき、支援者はモニタ13に表示されている通話ボタンを選択することによって作業者端末50へ音声データが送信される状態とし、マイク15から送話を行う。事業所端末10から送信された音声データを受信した作業者端末50は、スピーカ56から支援者の音声を出力させる。
同様に、作業者端末50側でも、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている通話ボタンを選択することによって事業所端末10へ音声データが送信される状態として、マイク55から送話を行うことができる。作業者端末50から送信された音声データを受信した事業所端末10は、スピーカ16から作業者の音声を出力させる。従って、作業者が施工現場で作業をしている間に、判断に迷う点や不明な点が生じた場合など、支援者に音声で状況を説明し、支援者から助言や指示を受けることができる。これにより、熟練者が不在の現場であっても、作業を滞らせることなく、熟練者の経験や知識を活かして円滑に工事を進めることができる。
事業所端末10と作業者端末50との間で送受信された音声データは、管理サーバ30にも送信され、時刻情報と作業者端末50の識別コードと関連付けられて音声データベース37に記憶される。
(3)付加画像情報の送信による支援
3−a)描画による支援
支援者は、作業者端末50から送信された動画がモニタ13に表示されている状態で、ポインティングデバイスを使用してマーカーMを描画することにより、マーカーMの情報を付加画像情報として作業者端末50へ送信することができる。マーカーMは、二以上の点を特定して入力される直線、折れ線、四角形、三角形などである。支援者がモニタ13に表示されている動画上にマーカーMを書き込んだ上で、モニタ13に表示されている送信ボタンを選択すると、マーカーMのデータ(マーカーMを構成する点の座標データ)が、付加画像情報として作業者端末50に送信される。座標データを受信した作業者端末50は、カメラ53が撮影した動画を表示している眼鏡型ディスプレイ62の画面において、送信された座標データに対応する座標を特定し、図3に示すように、動画102に重ねてマーカーMを表示させる。ここで、眼鏡型ディスプレイ62に表示されるマーカーMは、座標が特定された二以上の点を入力順に直線でつないで形成される図形であり、二以上の点が直線上にない場合は、始点と終点とをつないだ図形とすることができる。
これにより、施工現場において作業者に注意を促したい場所や、作業者に与えている指示の対象である場所を、施工現場から離れた位置にいる支援者が具体的に指し示すことができる。このような付加的な画像情報を作業者端末50に送信する場合、マーカーMが付加された状態の画像全体のデータをそっくり送信することも想到し得るところ、本実施形態では、マーカーMの座標データである付加画像情報のみを送信し、作業者端末50側で現場の動画102とマーカーMの画像とを合成して眼鏡型ディスプレイ62に表示させる。従って、事業所端末10から作業者端末50に送信される付加画像情報のデータ容量が極めて小さく、高速で送受信が行われるため、事業所端末10でマーカーMが描画される動画と、作業者端末50でマーカーMが表示される動画102とを、ほぼ同時刻の動画とすることができる。
3−b)テキストによる支援
支援者は、入力装置12を介した文字入力により、作業者端末50の眼鏡型ディスプレイ62にテキストを表示させることができる。具体的には、事業所端末10のモニタ13に表示されている「テキスト」ボタンを押すと、ディスプレイ上に文字入力用のボックスが表示される。このボックスにキーボードから文字を入力して確定キーを押すと、入力された文字情報が付加画像情報として作業者端末50に送信される。作業者端末50では、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている動画に重ねて文字情報を表示させる。これにより、例えば、騒音の大きい施工現場など、音声による作業者の支援が難しい場合であっても、文字によって作業者の支援を行うことができる。
(4)資料の閲覧
作業者端末50で、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている資料アイコンを選択すると、管理サーバ30の資料データベース33に記憶されている資料のリストが表示される。資料には、工事の作業マニュアルや設計図が含まれる。リストから一つの資料を選択すると、その入力に基づいて作業者端末50から管理サーバ30に資料データの送信を求める信号が送信される。それを受けて、管理サーバ30から資料データが作業者端末50に送信され、作業者端末50では受信した資料データを眼鏡型ディスプレイ62に表示させる。作業者は、資料を読むために手を使う必要がないため、作業を行いながら資料を参照することができる。
(5)黒板入り工事記録写真の撮影
作業者端末50で、眼鏡型ディスプレイ62に表示されている黒板アイコンを選択すると、管理サーバ30の電子黒板フォームデータベース34に記憶されている電子黒板フォームのリストが表示される。電子黒板フォームとしては、工事名、撮影場所、工種、測点、工事内容、設計・実測寸法、施工者、発注者などの項目のうちのいくつかを組み合わせたフォームであって、その組み合わせが異なる複数種類のフォームが用意されている。これらの電子黒板フォームから一つを選択すると、図4に示すように、その電子黒板フォーム104が眼鏡型ディスプレイ62上で動画102に重ねて表示される。表示された電子黒板フォーム104をクリックすると、各項目を入力するための画面が表示されるため、眼鏡型ディスプレイ62上に表示させたキーボードを介して各項目に文字情報を入力する。各項目に入力すべき事項は、ある程度定まっていることも多いため、予めプルダウンリストを作成しておくこともできる。
電子黒板フォームの各項目への入力は、事業所端末10側で行うこともできる。その場合も同様に、事業所端末10のモニタ13に表示されている黒板アイコンを選択することにより、管理サーバ30の電子黒板フォームデータベース34にアクセスし、電子黒板フォームのリストから一つのフォームを選択して各項目の入力を行う。作業者端末50または事業所端末10からの入力に基づいて各項目に必要事項が入力された電子黒板フォームは、既存のフォームの上書き、または新たなフォームとして、電子黒板フォームデータベース34に記憶させることができる。
作業者端末50では、入力済みの電子黒板フォーム104が施工現場の動画102に重ねて眼鏡型ディスプレイ62に表示されている状態で、静止画ボタン105を押すと、電子黒板入り静止画データが取得される。取得された電子黒板入り静止画データは管理サーバ30に送信され、時刻情報と作業者端末50の識別コードと関連付けられて電子黒板入り静止画データベース35に記憶される。なお、電子黒板入り静止画データに変換された後では、電子黒板フォームへの入力内容を編集することはできない。
(6)計測用静止画の撮影及び計測
施工現場では、設計通りに施工されているか否かの確認のために、長さや面積を測定したい場合がある。そのような場合は、作業者端末50のカメラ53に対して同じ奥行き位置に、測定したい対象物と長さが既知の基準物111がある状態で、対象物と基準物111とを含む動画をカメラ53で撮影して眼鏡型ディスプレイ62に表示させ、静止画ボタンを押す。これにより、計測用静止画データが取得され、管理サーバ30に送信される。送信された計測用静止画データは、時刻情報と作業者端末50の識別コードと関連付けられて計測用静止画データベース36に記憶される。
長さが既知の基準物111としては、定規のほか、規定の寸法であることが明らかなドアパネル等の建材を使用可能である。例えば、図5に示すように、規定の寸法であるドアパネルを基準物111として、窓112の高さが設計図通りに施工されているか否かを計測する場合、事業所端末10では、管理サーバ30の計測用静止画データベース36から静止画を読み出し、モニタ13に表示させる。そして、モニタ13の画面上で基準物111に合わせて基準線115を引き、基準物111における基準線115部分の実寸法(実際の長さ)を入力する。図5では、ドアパネルの短辺に合わせて基準線115を設けた場合を例示している。
事業所端末制御手段20の計測手段25は、基準線115の両端の座標間の距離と実寸法の入力に基づいて、モニタ13の画面における単位長さ当たりの実寸法を算出する。モニタ13に表示されている側長ボタン116を押してから、長さを測定したい部分、ここでは窓112の下端辺から床までの距離Lをポインティングデバイスにより直線でなぞる。画面においてポインティングデバイスを移動させた直線の両端の座標間距離から、距離Lの実寸法が算出され、算出結果ボックス118に表示される。一方、面積ボタン117を押してから、ポインティングデバイスで画面に四角枠Fを設定すれば、四角枠Fで囲まれた部分の実際の面積が算出され、算出結果ボックス118に表示される。
次に、第二実施形態の施工支援システムについて、図6を用いて説明する。第二実施形態の施工支援システムが第一実施形態の施工支援システムと相違する点は、管理サーバ30、及び事業所端末10がインターネット92に接続されている点であり、作業者端末50は接続器96を介してインターネット92に接続する。また、第二実施形態では、本施工支援システムを導入している事業所1が複数あり、本施工支援システムを運営している運営事業者2が使用する運営者端末80が、更にインターネット92に接続されている。運営事業者2は、運営者端末80を使用して管理サーバ30の管理、保全を行う。
第二実施形態の管理サーバ30は、第一実施形態の管理サーバ30の機能に加えて、本施工支援システムに関するウェブページをインターネット92上で公開する機能を備えている。管理サーバ30のデータベースの記憶領域は、複数の事業所1が共通して使用するデータベースが記憶される共用領域と、事業所1ごとのデータベースが記憶される個別領域とに分けられている。共用領域に記憶されるデータベースには、電子黒板フォームデータベース34の他、共有できる内容の資料データベース33が含まれる。また、第一実施形態には無かったデータベースとして、アプリケーションデータベースが、共用領域に記憶されている。その他のデータベース、すなわち、作業者端末データベース31、撮像データベース(動画データベース32、電子黒板入り静止画データベース35、計測用静止画データベース36)、及び音声データベース37は、事業所1ごと個別領域に記憶される。更に、資料データベース33のうち、工事の設計図など事業所1間で共有できない内容の資料のデータベースも、個別領域に記憶される。
第二実施形態では、事業所端末制御手段20及び作業者端末制御手段70もそれぞれ、インターネット92上で提供されるウェブページを閲覧する手段を備えている。運営事業者2が提供しているウェブページにおいて、事業所端末10及び作業者端末50が各データベースにアクセスするためには、予め運営事業者からログインするためのIDの付与を受けると共に、パスワードを登録しておく。
運営者端末80は、主記憶装置、補助記憶装置、プロセッサ、及び、通信装置を主に具備するコンピュータである。運営者端末80の補助記憶装置には、本施工支援システムを導入している事業所1に関する情報と、各事業所1に割り当てたデータベースの記憶領域とを関連付けたデータベースが記憶されている。上記の(1)〜(6)については、第二実施形態の施工支援システムにおいても第一実施形態と同様であるが、第二実施形態の施工支援システムは、更に二つの特徴(7)、(8)を有している。
(7)アップデート
管理サーバ30のアプリケーションデータベースには、事業所端末制御手段20として事業所端末10のプロセッサを機能させるプログラム、及び作業者端末制御手段70として作業者端末50のプロセッサを機能させるプログラムが、それぞれのソフトウェアバージョンと関連付けて記憶されている。システムの運営事業者2は、各プログラムの機能の拡張や不具合の除去などを行い、常に最新のプログラムをアプリケーションデータベースに記憶させておく。事業所端末10及び作業者端末50では、それぞれプログラムの起動時に管理サーバ30にアクセスしてソフトウェアバージョンの対比が行われ、プログラムがバージョンアップされている場合は、その旨が事業所のモニタ13及び作業者端末50の眼鏡型ディスプレイ62に表示される。事業所端末10及び作業者端末50で、それぞれアップデートボタンが押されると、各プログラムのアップデートが実行される。
また、システムの運営事業者2は、共有の資料データベース33を管理し、常に最新の情報となるよう更新すると共に、内容の拡充、資料の追加を行う。
(8)インターネット上の資源の活用
作業者端末制御手段70は、上記のようにインターネット92上で提供されるウェブページを閲覧する手段を有していることに加え、二次元コードを読み取る手段を有している。そして、施工現場には、URLをコード化した二次元コードを設置しておく。例えば、施工現場で使用される装置に、その装置の製造者が運営しているウェブページであって、装置に関する情報を開示しているページのURLをコード化した二次元コードを貼っておく。このような二次元コードは、事業所1側で用意しても良いし、システムの運営事業者2が事業所1に提供しても良い。
施工現場で作業者端末50のカメラ53を介して眼鏡型ディスプレイ62に二次元コードを表示させ、その状態で二次元コードアイコンを選択すると、二次元コードが読み取られ、そのURLのウェブページが眼鏡型ディスプレイ62に表示される。このようにして、インターネット92上に多数存在する資源のうち、その現場での工事の実施に関して有用な情報を公開している資源を、有効に活用することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、作業者端末50が備えるマイク55とスピーカ56が、表示装置51と別体であり、耳掛けを介して作業者に装着されるものを図示により例示したが、透過グラス61を保持するフレーム60にマイクとスピーカが取り付けられることにより、表示装置51と一体化されている構成であっても良い。
また、上記では、作業者端末50が接続器95を介して有線LAN91と接続し、接続器96を介してインターネット92に接続する場合を例示したが、これらの接続器95,96との間を中継する接続器を、作業者端末50の使用者(作業者)が携帯する構成とすることもできる。
更に、上記では、付加画像情報としてのマーカーMが、複数の点を直線でつないだ図形である場合を例示したが、マーカーMの形状はこれに限定されない。例えば、二点を特定することにより、一方の点を中心とし二点間の距離を半径とする円を描画したり、四点で四角枠を特定することにより、その四角枠に内接する楕円を描画したりすることもできる。
10 事業所端末
13 モニタ
15 マイク
16 スピーカ
20 事業所端末制御手段(事業所端末の制御手段)
30 管理サーバ
30m 補助記憶装置(記憶装置)
33 資料データベース(資料データが記憶されたデータベース)
50 作業者端末
53 カメラ
55 マイク
56 スピーカ
62 眼鏡型ディスプレイ
70 作業者端末制御手段(作業者端末の制御手段)
92 インターネット
102 動画(眼鏡型ディスプレイに表示されている動画)
104 電子黒板フォーム
110 静止画(モニタに表示されている静止画)
111 基準物
115 基準線

Claims (5)

  1. 施工現場の作業者に装着された作業者端末が通信ネットワークを介して事業所端末と通信する施工支援システムであって、
    前記作業者端末のカメラにより撮影された動画データに基づいて、前記作業者端末の眼鏡型ディスプレイに動画が表示され、記憶装置に前記動画データが工事記録として記憶される一方で、前記事業所端末に送信された前記動画データに基づきモニタに動画が表示され、
    前記事業所端末の制御手段は、前記モニタに表示されている動画に対してポインティングデバイスにより行われる付加画像情報の入力に基づいて、前記付加画像情報のみを前記作業者端末に送信する手段を有していると共に、
    前記作業者端末の制御手段は、前記眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて、受信した前記付加画像情報を表示する手段を有しており、
    前記作業者端末と前記事業所端末との間では、それぞれが備えるマイク及びスピーカを用いて音声の送受信が可能である
    ことを特徴とする施工支援システム。
  2. 前記作業者端末は、前記カメラによる撮影に基づいて前記眼鏡型ディスプレイに表示されている動画に重ねて電子黒板フォームが表示されている状態で、作業者の入力に基づき電子黒板入り静止画データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の施工支援システム。
  3. 前記作業者端末は、前記カメラによる撮影に基づき、長さまたは面積を測定したい対象物が、長さが既知の基準物と同じ奥行き位置にあるときの動画が前記眼鏡型ディスプレイに表示されている状態で、作業者の入力に基づき測定用静止画データを取得し、
    前記事業所端末の制御手段は、前記測定用静止画データに基づいて前記モニタに表示されている静止画上において、前記基準物の長さが既知の部分に沿って設定された基準線、及び、前記基準物における前記基準線部分の実寸法の入力に基づき、ポインティングデバイスにより前記静止画上で特定された二点間の長さ、または、ポインティングデバイスにより前記静止画上で四角枠で囲まれた範囲の面積、を算出する手段を有している
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の施工支援システム。
  4. 施工マニュアルを含む資料データが記憶されたデータベースを具備しており、
    前記作業者端末の制御手段は、前記データベースから前記資料データを読み出して前記眼鏡型ディスプレイに表示させる手段を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の施工支援システム。
  5. 前記通信ネットワークはインターネットであると共に、
    施工現場にはURLがコード化された二次元コードが配置されており、
    前記作業者端末の制御手段は、前記二次元コードが前記眼鏡型ディスプレイに表示されている状態で前記二次元コードを読み取る手段と、前記二次元コードの読み取りにより特定されたURLのウェブページを前記眼鏡型ディスプレイに表示させる手段とを有している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の施工支援システム。
JP2018161567A 2018-08-30 2018-08-30 施工支援システム Active JP7168974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161567A JP7168974B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 施工支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018161567A JP7168974B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 施工支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020035201A true JP2020035201A (ja) 2020-03-05
JP7168974B2 JP7168974B2 (ja) 2022-11-10

Family

ID=69668150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018161567A Active JP7168974B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 施工支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7168974B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7200414B1 (ja) 2022-03-03 2023-01-06 旭国際テクネイオン株式会社 情報処理装置及び保全支援システム
WO2023100743A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 株式会社日立製作所 作業支援システム、作業対象特定装置および方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085190A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Intec Web & Genome Informatics Corp 作業支援システム
JP2005267033A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Canon Inc 複合現実感映像蓄積検索方法及び装置
JP2012194002A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toho Gas Co Ltd 計測システム
JP2014106888A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Brother Ind Ltd 作業補助システムおよびプログラム
JP2014164482A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Tokyo Electron Ltd 支援情報表示方法、基板処理装置の保守支援方法、支援情報表示制御装置、基板処理システム及びプログラム
JP2017059062A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2017517039A (ja) * 2014-02-28 2017-06-22 フィパック・リサーチ・アンド・ディベロップメント・カンパニー 走査、ネットワーク化、表示、及び入力の能力を有する手持ち式ユニットを使用して作業デバイスを制御するための方法及び装置を含む、建造物内の空気品質を確保するための方法及び装置
JP2017163445A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 古河電気工業株式会社 点検支援システム、点検支援方法、およびプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085190A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Intec Web & Genome Informatics Corp 作業支援システム
JP2005267033A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Canon Inc 複合現実感映像蓄積検索方法及び装置
JP2012194002A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toho Gas Co Ltd 計測システム
JP2014106888A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Brother Ind Ltd 作業補助システムおよびプログラム
JP2014164482A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Tokyo Electron Ltd 支援情報表示方法、基板処理装置の保守支援方法、支援情報表示制御装置、基板処理システム及びプログラム
JP2017517039A (ja) * 2014-02-28 2017-06-22 フィパック・リサーチ・アンド・ディベロップメント・カンパニー 走査、ネットワーク化、表示、及び入力の能力を有する手持ち式ユニットを使用して作業デバイスを制御するための方法及び装置を含む、建造物内の空気品質を確保するための方法及び装置
JP2017059062A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2017163445A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 古河電気工業株式会社 点検支援システム、点検支援方法、およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023100743A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 株式会社日立製作所 作業支援システム、作業対象特定装置および方法
JP7200414B1 (ja) 2022-03-03 2023-01-06 旭国際テクネイオン株式会社 情報処理装置及び保全支援システム
JP2023128471A (ja) * 2022-03-03 2023-09-14 旭国際テクネイオン株式会社 情報処理装置及び保全支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7168974B2 (ja) 2022-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180286098A1 (en) Annotation Transfer for Panoramic Image
JP2018165906A (ja) 被害調査システム及びその使用方法
JP7367812B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
JP2019082933A (ja) 報告書作成システム
JP2020035201A (ja) 施工支援システム
JP2013054511A (ja) コンテンツ表示支援システム、コンテンツ表示支援装置、コンテンツ表示支援方法、および表示プログラム
JP2002092082A (ja) 建築現場施工管理一元化システム
JP2003316854A (ja) 工事品質管理システム
JP3234061U (ja) 遠隔臨場検査監督システム及び装置
JP6537134B2 (ja) 工損調査支援装置及びプログラム
JP6881797B1 (ja) 現場写真管理システム、現場写真管理方法、現場写真管理装置、及び、現場写真管理プログラム
JP7467262B2 (ja) 画像情報生成装置、方法およびプログラム
JP2015018421A (ja) 端末装置、投稿情報送信方法、投稿情報送信プログラムおよび投稿情報共有システム
JP7132560B2 (ja) 施工管理システム、施工管理方法、携帯端末及びプログラム
JP7037823B2 (ja) 現場情報管理装置
JP5578143B2 (ja) 情報提供装置および情報提供システム
WO2022004156A1 (ja) 情報設定制御装置、方法およびプログラム
KR101431323B1 (ko) 외부 풍경 전송 시스템
KR102540516B1 (ko) AR(Augmented Reality) 컨텐츠를 제공하는 장치, 사용자 단말 및 방법
JP6235837B2 (ja) 作業支援システムとその方法
JP7212335B1 (ja) マンホール情報管理システムおよびマンホール情報管理方法、ならびにマンホール情報管理プログラム
JP5798475B2 (ja) 改修工事プラン提案システム
WO2022163184A1 (ja) 通信可否に関する情報を生成するためのシステム及び端末装置
JP7044318B2 (ja) サーバシステム、サーバシステムによって実行される方法及びプログラム
JP2022067495A (ja) データ管理システム、端末装置、プログラム、データ入力方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210601

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210715

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7168974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150